[go: up one dir, main page]

JP5018644B2 - Ip電話ネットワークシステムとip電話識別情報登録方法 - Google Patents

Ip電話ネットワークシステムとip電話識別情報登録方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5018644B2
JP5018644B2 JP2008138059A JP2008138059A JP5018644B2 JP 5018644 B2 JP5018644 B2 JP 5018644B2 JP 2008138059 A JP2008138059 A JP 2008138059A JP 2008138059 A JP2008138059 A JP 2008138059A JP 5018644 B2 JP5018644 B2 JP 5018644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone
server
address
command
information storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008138059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009290290A (ja
Inventor
智詞 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2008138059A priority Critical patent/JP5018644B2/ja
Publication of JP2009290290A publication Critical patent/JP2009290290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5018644B2 publication Critical patent/JP5018644B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、IP網を利用して電話通信することが可能であるIP電話に関する技術に関する。特に、IP電話装置のIP電話識別情報をIP電話サーバに登録するための技術に関する。なお、本明細書の「IP電話装置」という用語は、最も広義に解釈されるべきものであり、インターネットプロトコル(Voice over Internet Protocol)を利用するあらゆる電話装置を含む概念である。
下記の特許文献1には、IP電話装置が開示されている。IP電話装置を利用して電話通信するためには、そのIP電話装置のIPアドレスとIP電話識別情報(例えばSIPURI)をIP電話サーバに登録する必要がある。ユーザは、IP電話装置の操作キーを操作することによって、IP電話サーバのIPアドレスを入力する。これにより、IP電話装置が自身のIPアドレスとIP電話識別情報をIP電話サーバに送信することができ、IP電話サーバがIP電話装置のIPアドレスとIP電話識別情報を登録することができる。
国際公開第03/073714号パンフレット
上述したように、従来の手法では、IP電話装置のIPアドレスとIP電話識別情報をIP電話サーバに登録するためには、ユーザは、IP電話装置を操作してIP電話サーバのIPアドレスを入力する作業を行なう必要がある。本明細書では、このような入力作業をユーザが行なう必要がなく、ユーザの作業負荷を低減させることができる技術を提供する。
本発明は、第1サーバ情報記憶デバイスを含む第1ネットワークと、前記第1ネットワークを構成するデバイスと通信可能であるIP電話装置と、を備えるIP電話ネットワークシステムであり、前記IP電話装置は、前記第1ネットワークに向けて、前記IP電話装置のIPアドレスを含む第1コマンドをブロードキャストするブロードキャスト手段と、前記第1サーバ情報記憶デバイスから送信された前記第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを受信するIPアドレス受信手段と、前記IPアドレス受信手段によって受信された前記第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを送信先として、前記IP電話装置のIP電話識別情報を含む第2コマンドを送信する第2コマンド送信手段とを有し、前記第1サーバ情報記憶デバイスは、第1IP電話サーバのIPアドレスを記憶するIPアドレス記憶手段と、前記IP電話装置からブロードキャストされた前記第1コマンドを受信する第1コマンド受信手段と、前記第1コマンド受信手段によって前記第1コマンドが受信されたことを条件として、前記第1コマンドに含まれる前記IP電話装置のIPアドレスを送信先として、前記第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを送信するIPアドレス送信手段と、前記IP電話装置から送信された前記第2コマンドを受信する第2コマンド受信手段と、前記第2コマンド受信手段によって前記第2コマンドが受信されたことを条件として、前記IPアドレス記憶手段に記憶されている前記第1IP電話サーバのIPアドレスを送信先として、前記第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスと前記第2コマンドに含まれる前記IP電話装置のIP電話識別情報との組合せである第1組合せ情報を含む第3コマンドを送信することによって、前記第1組合せ情報を前記第1IP電話サーバに登録する組合せ情報登録手段とを有し、前記IP電話装置は、さらに、前記第1組合せ情報が前記第1IP電話サーバに登録された後に、他のIP電話装置に電話をかける際に、電話をかけるための所定コマンドが、前記第1サーバ情報記憶デバイスと、前記第1IP電話サーバと、を経由して、前記他のIP電話装置に送信されるように、前記所定コマンドを前記第1サーバ情報記憶デバイスに送信する所定コマンド送信手段を有し、前記第1サーバ情報記憶デバイスは、さらに、前記第1組合せ情報が前記第1IP電話サーバに登録された後に、前記IP電話装置から前記所定コマンドを受信する場合に、前記所定コマンドが、前記第1IP電話サーバを経由して、前記他のIP電話装置に送信されるように、前記所定コマンドを前記第1IP電話サーバに転送する所定コマンド転送手段を有する、ことを特徴とするIP電話ネットワークシステムである。
本明細書によって開示される一つの形態の技術は、第1サーバ情報記憶デバイスを含む第1ネットワークと、第1ネットワークを構成するデバイスと通信可能であるIP電話装置とを備えるIP電話ネットワークシステムである。なお、IP電話装置は、IP網のみを利用して電話通信を行なうものであってもよいし、一般公衆回線網(PSTN(Public Switched Telephone Network)やISDN(Integrated Services Digital Network))とIP網の両方を利用して電話通信を行なうものであってもよい。
IP電話装置は、ブロードキャスト手段とIPアドレス受信手段と組合せ情報登録手段とを有する。ブロードキャスト手段は、第1ネットワークに向けて、当該IP電話装置のIPアドレスを含む第1コマンドをブロードキャストする。IPアドレス受信手段は、第1サーバ情報記憶デバイスから送信された第1IP電話サーバのIPアドレスを受信する。組合せ情報登録手段は、IPアドレス受信手段によって受信された第1IP電話サーバのIPアドレスを送信先として、当該IP電話装置のIPアドレスと当該IP電話装置のIP電話識別情報との組合せ情報を含む第2コマンドを送信することによって、当該組合せ情報を第1IP電話サーバに登録する。
第1サーバ情報記憶デバイスは、第1デバイス側記憶手段と第1デバイス側受信手段と第1デバイス側送信手段とを有する。第1デバイス側記憶手段は、第1IP電話サーバのIPアドレスを記憶する。第1デバイス側受信手段は、IP電話装置からブロードキャストされた第1コマンドを受信する。第1デバイス側送信手段は、第1デバイス側受信手段によって第1コマンドが受信されたことを条件として、当該第1コマンドに含まれるIP電話装置のIPアドレスを送信先として、第1デバイス側記憶手段に記憶されている第1IP電話サーバのIPアドレスを送信する。
上記のIP電話ネットワークシステムでは、IP電話装置が第1ネットワークに第1コマンドをブロードキャストすると、第1サーバ情報記憶デバイスからIP電話装置に第1IP電話サーバのIPアドレスが送信される。IP電話装置は、第1IP電話サーバのIPアドレスを取得することができ、そのIPアドレスを送信先として第2コマンドを送信することによって自身のIPアドレスとIP電話識別情報を第1IP電話サーバに登録することができる。この技術によると、第1IP電話サーバのIPアドレスをユーザがIP電話装置に入力する必要がない。なお、仮に、IP電話装置が第1サーバ情報記憶デバイスに第1コマンドをユニキャストする構成を採用すると、第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスをユーザがIP電話装置に入力する必要がある。本技術では、IP電話装置が第1コマンドをブロードキャストするために、第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスをユーザがIP電話装置に入力する作業も必要もない。ユーザの作業負荷が少ないシステムが実現されている。
上記のIP電話ネットワークシステムは、第2サーバ情報記憶デバイスを含む第2ネットワークをさらに備えていてもよい。この場合、IP電話装置は、第1ロケーションにおいて、第1ネットワークを構成するデバイスと無線通信可能であってもよい。IP電話装置は、第2ロケーションにおいて、第2ネットワークを構成するデバイスと無線通信可能であってもよい。IP電話装置は、第1ロケーションから第2ロケーションに当該IP電話装置が移動したことを検出する第1移動検出手段をさらに有していてもよい。IP電話装置のブロードキャスト手段は、第1ロケーションから第2ロケーションに当該IP電話装置が移動したことが第1移動検出手段によって検出された場合に、第2ネットワークに向けて第1コマンドをブロードキャストしてもよい。IP電話装置のIPアドレス受信手段は、第2サーバ情報記憶デバイスから送信された第2IP電話サーバのIPアドレスを受信してもよい。IP電話装置の組合せ情報登録手段は、IPアドレス受信手段によって受信された第2IP電話サーバのIPアドレスを送信先として第2コマンドを送信してもよい。
第2サーバ情報記憶デバイスは、第2デバイス側記憶手段と第2デバイス側受信手段と第2デバイス側送信手段とを有していてもよい。第2デバイス側記憶手段は、第2IP電話サーバのIPアドレスを記憶する。なお、第2IP電話サーバは、第1IP電話サーバと同じものであってもよいし、第1IP電話サーバと異なるものであってもよい。前者の場合、第1サーバ情報記憶デバイスの第1デバイス側記憶手段と第2サーバ情報記憶デバイスの第2デバイス側記憶手段が同じIPアドレスを記憶することになる。第2デバイス側受信手段は、IP電話装置からブロードキャストされた第1コマンドを受信する。第2デバイス側送信手段は、第2デバイス側受信手段によって第1コマンドが受信されたことを条件として、その第1コマンドに含まれるIP電話装置のIPアドレスを送信先として、第2デバイス側記憶手段に記憶されている第2IP電話サーバのIPアドレスを送信する。
上記のIP電話ネットワークシステムでは、ユーザは、IP電話装置を持ち運ぶことができる。この結果、第1ネットワークと無線通信可能である第1ロケーションから第2ネットワークと無線通信可能である第2ロケーションにIP電話装置が移動する可能性がある。異なるネットワークに移動すると、IP電話装置のIPアドレスが変化する可能性がある。この場合、IP電話装置の変化後のIPアドレスをIP電話サーバに登録する必要がある。上記のシステムでは、第1ロケーションから第2ロケーションにIP電話装置が移動することを契機として、IP電話装置のIPアドレスとIP電話識別情報を第2IP電話サーバに登録することができる。この際に、第2IP電話サーバのIPアドレスをユーザがIP電話装置に入力する必要がなく、ユーザの作業負荷が少ない。
なお、IP電話装置の第1移動検出手段は、第2ロケーションから第1ロケーションにIP電話装置が移動したことも検出するように構成されていてもよい。この場合、IP電話装置のブロードキャスト手段は、第2ロケーションから第1ロケーションに当該IP電話装置が移動したことが第1移動検出手段によって検出された場合に、第1ネットワークに向けて第1コマンドをブロードキャストしてもよい。この構成によると、第2ロケーションから第1ロケーションにIP電話装置が移動することを契機として、IP電話装置のIPアドレスとIP電話識別情報を第1IP電話サーバに登録することができる。この際に、第1IP電話サーバのIPアドレスをユーザがIP電話装置に入力する必要がなく、ユーザの作業負荷が少ない。
第1ネットワークは、第1アクセスポイントを含んでいてもよい。また、第2ネットワークは、第2アクセスポイントを含んでいてもよい。この場合、IP電話装置は、第1アクセスポイントを介して第1ネットワークを構成するデバイスと無線通信可能であってもよい。また、IP電話装置は、第2アクセスポイントを介して第2ネットワークを構成するデバイスと無線通信可能であってもよい。IP電話装置の第1移動検出手段は、いずれのアクセスポイントと通信可能であるのかを監視することによって、第1ロケーションから第2ロケーションに当該IP電話装置が移動したことを検出してもよい。この構成によると、第1ロケーションから第2ロケーションにIP電話装置が移動したことを確実に検出することができる。
第1IP電話サーバと第2IP電話サーバは別体に構成されていてもよい。第1IP電話サーバと第2IP電話サーバのそれぞれは、IP電話装置から送信された組合せ情報の登録を条件として、その組合せ情報に含まれる少なくともIP電話識別情報を他方のIP電話サーバに送信してもよい。なお、上記の「組合せ情報の登録を条件として・・・送信してもよい」は、組合せ情報を登録した後に送信することのみならず、組合せ情報を受信してから登録(所定の記憶領域に記憶)するまでの間に送信することも含む概念である。第1IP電話サーバと第2IP電話サーバのそれぞれは、他方のIP電話サーバから送信されたIP電話識別情報を受信し、かつ、当該IP電話識別情報が自身に登録されている場合に、当該IP電話識別情報を含む組合せ情報を削除してもよい。
上記の構成によると、例えば、第1ロケーションから第2ロケーションにIP電話装置が移動した場合には、IP電話装置のIPアドレスとIP電話識別情報が第2IP電話サーバに登録され、それらの情報が第1IP電話サーバから削除される。また、例えば、第2ロケーションから第1ロケーションにIP電話装置が移動した場合には、IP電話装置のIPアドレスとIP電話識別情報が第1IP電話サーバに登録され、それらの情報が第2IP電話サーバから削除される。複数のIP電話サーバに同じIP電話装置が登録され続けることを防止することができる。
第1サーバ情報記憶デバイスの第1デバイス側記憶手段は、複数の第1IP電話サーバのそれぞれのIPアドレスを記憶していてもよい。第1サーバ情報記憶デバイスは、複数の第1IP電話サーバのそれぞれに登録されている組合せ情報の数に関する情報を取得する情報取得手段をさらに有していてもよい。第1サーバ情報記憶デバイスの第1デバイス側送信手段は、登録されている組合せ情報の数が最も少ない第1IP電話サーバのIPアドレスを送信してもよい。この構成によると、登録数が最も少ない第1IP電話サーバ(即ち最も負荷が少ない第1IP電話サーバ)にIP電話装置のIPアドレスとIP電話識別情報を登録させることができる。
第1ネットワークは、複数の第1アクセスポイントを含んでいてもよい。IP電話装置は、いずれかの第1アクセスポイントを介して第1ネットワークを構成するデバイスと無線通信可能であってもよい。IP電話装置は、当該IP電話装置が移動することに起因して、無線通信可能である第1アクセスポイントが変化したことを検出する第2移動検出手段をさらに有していてもよい。IP電話装置のブロードキャスト手段は、無線通信可能である第1アクセスポイントが変化したことが第2移動検出手段によって検出された場合に、第1コマンドをブロードキャストしてもよい。
上記の構成では、ユーザがIP電話装置を持ち運ぶことによって、IP電話装置が無線通信するためのアクセスポイントが変化する可能性がある。IP電話装置が無線通信するためのアクセスポイントが変化すると、IP電話装置のIPアドレスが変化する可能性がある。この場合、IP電話装置の変化後のIPアドレスをIP電話サーバに登録する必要がある。上記のシステムでは、IP電話装置が無線通信するためのアクセスポイントが変化することを契機として、IP電話装置のIPアドレスとIP電話識別情報を第1IP電話サーバに登録することができる。この際に、第1IP電話サーバのIPアドレスをユーザがIP電話装置に入力する必要がなく、ユーザの作業負荷が少ない。
上記のIP電話ネットワークシステムを構築するためのIP電話装置の単体も新規で有用な技術である。このIP電話装置は、IP電話サーバのIPアドレスを記憶しているサーバ情報記憶デバイスを含むネットワークを構成するデバイスと通信可能である。IP電話装置は、上記のブロードキャスト手段とIPアドレス受信手段と組合せ情報登録手段とを有する。このIP電話装置を利用すると、ユーザの作業負荷が少ないIP電話ネットワークシステムを構築することができる。
上記の技術は、IP電話サーバのIPアドレスを記憶しているサーバ情報記憶デバイスを含むネットワークと、そのネットワークを構成するデバイスと通信可能であるIP電話装置とを備えるIP電話ネットワークシステムにおいて、当該IP電話装置のIP電話識別情報をIP電話サーバに登録する方法として表現することもできる。この方法は、以下の各工程を備える。
(1)IP電話装置が、上記のネットワークに向けて、当該IP電話装置のIPアドレスを含む第1コマンドをブロードキャストするブロードキャスト工程。
(2)サーバ情報記憶デバイスが、IP電話装置からブロードキャストされた第1コマンドを受信する第1コマンド受信工程。
(3)サーバ情報記憶デバイスが、第1コマンド受信工程で第1コマンドが受信されたことを条件として、当該第1コマンドに含まれるIP電話装置のIPアドレスを送信先として、IP電話サーバのIPアドレスを送信するIPアドレス送信工程。
(4)IP電話装置が、サーバ情報記憶デバイスから送信されたIP電話サーバのIPアドレスを受信するIPアドレス受信工程。
(5)IP電話装置が、IPアドレス受信工程で受信されたIP電話サーバのIPアドレスを送信先として、当該IP電話装置のIPアドレスと当該IP電話装置のIP電話識別情報との組合せ情報を含む第2コマンドを送信することによって、当該組合せ情報をIP電話サーバに登録する組合せ情報登録工程。
この方法を利用すると、IP電話装置のIP電話識別情報をIP電話サーバに登録する際に、IP電話サーバのIPアドレスをユーザがIP電話装置に入力する必要がない。
なお、上記のIP電話ネットワークシステムでは、IP電話装置が自身のIPアドレスとIP電話識別情報をIP電話サーバに送信(登録)する。しかしながら、IP電話装置が電話通信するためには、IP電話装置のIP電話識別情報をIP電話サーバに登録する必要はあるが、IP電話装置のIPアドレスをIP電話サーバに必ずしも登録する必要はない。即ち、IP電話装置のIPアドレスに代えて、他のデバイスのIPアドレスをIP電話サーバに登録してもよい。この場合、上記の他のデバイスがIP電話装置とIP電話サーバの間の様々な通信を中継することによって、IP電話装置が電話通信を行なうことができる。このようなシステムを構築するために、以下の技術を採用してもよい。
即ち、本明細書によって開示される一つの技術は、サーバ情報記憶デバイスを含むネットワークと、そのネットワークを構成するデバイスと通信可能であるIP電話装置とを備えるIP電話ネットワークシステムである。IP電話装置は、ブロードキャスト手段とIPアドレス受信手段と第2コマンド送信手段とを有する。ブロードキャスト手段は、上記のネットワークに向けて、当該IP電話装置のIPアドレスを含む第1コマンドをブロードキャストする。IPアドレス受信手段は、サーバ情報記憶デバイスから送信されたサーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを受信する。第2コマンド送信手段は、IPアドレス受信手段によって受信されたサーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを送信先として、当該IP電話装置のIP電話識別情報を含む第2コマンドを送信する。
サーバ情報記憶デバイスは、IPアドレス記憶手段と第1コマンド受信手段とIPアドレス送信手段と第2コマンド受信手段と組合せ情報登録手段とを有する。IPアドレス記憶手段は、IP電話サーバのIPアドレスを記憶する。第1コマンド受信手段は、IP電話装置からブロードキャストされた第1コマンドを受信する。IPアドレス送信手段は、第1コマンド受信手段によって第1コマンドが受信されたことを条件として、当該第1コマンドに含まれるIP電話装置のIPアドレスを送信先として、当該サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを送信する。第2コマンド受信手段は、IP電話装置から送信された第2コマンドを受信する。組合せ情報登録手段は、第2コマンド受信手段によって第2コマンドが受信されたことを条件として、IPアドレス記憶手段に記憶されているIP電話サーバのIPアドレスを送信先として、当該サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスと当該第2コマンドに含まれるIP電話装置のIP電話識別情報との組合せ情報を含む第3コマンドを送信することによって、当該組合せ情報をIP電話サーバに登録する。
上記のIP電話ネットワークシステムでは、IP電話装置がネットワークに第1コマンドをブロードキャストすると、サーバ情報記憶デバイスからIP電話装置に当該サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスが送信される。IP電話装置は、サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを取得することができ、そのIPアドレスを送信先として第2コマンドを送信する。この結果、サーバ情報記憶デバイスが、自身のIPアドレスとIP電話装置のIP電話識別情報をIP電話サーバに登録することができる。この構成では、サーバ情報記憶デバイスが、IP電話装置とIP電話サーバの間の様々な通信(例えば音声データ)を中継することになる。この技術によると、IP電話サーバやサーバ情報記憶デバイスのIPアドレスをユーザがIP電話装置に入力する必要がない。ユーザの作業負荷が少ないシステムが実現されている。
上記の技術は、IP電話サーバのIPアドレスを記憶しているサーバ情報記憶デバイスを含むネットワークと、そのネットワークを構成するデバイスと通信可能であるIP電話装置とを備えるIP電話ネットワークシステムにおいて、当該IP電話装置のIP電話識別情報をIP電話サーバに登録する方法として表現することもできる。この方法は、以下の各工程を備える。
(1)IP電話装置が、上記のネットワークに向けて、当該IP電話装置のIPアドレスを含む第1コマンドをブロードキャストするブロードキャスト工程。
(2)サーバ情報記憶デバイスが、IP電話装置からブロードキャストされた第1コマンドを受信する第1コマンド受信工程。
(3)サーバ情報記憶デバイスが、第1コマンド受信工程で第1コマンドが受信されたことを条件として、当該第1コマンドに含まれるIP電話装置のIPアドレスを送信先として、当該サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを送信するIPアドレス送信工程。
(4)IP電話装置が、サーバ情報記憶デバイスから送信されたサーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを受信するIPアドレス受信工程。
(5)IP電話装置が、IPアドレス受信工程で受信されたサーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを送信先として、当該IP電話装置のIP電話識別情報を含む第2コマンドを送信する第2コマンド送信工程。
(6)サーバ情報記憶デバイスが、IP電話装置から送信された第2コマンドを受信する第2コマンド受信工程。
(7)サーバ情報記憶デバイスが、第2コマンド受信工程で第2コマンドが受信されたことを条件として、IP電話サーバのIPアドレスを送信先として、当該サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスと第2コマンドに含まれるIP電話装置のIP電話識別情報との組合せ情報を含む第3コマンドを送信することによって、当該組合せ情報をIP電話サーバに登録する組合せ情報登録工程。
この方法を利用すると、IP電話装置のIP電話識別情報をIP電話サーバに登録する際に、IP電話サーバやサーバ情報記憶デバイスのIPアドレスをユーザがIP電話装置に入力する必要がない。
ここでは、以下の実施例に記載の技術の特徴の一部をまとめておく。
(形態1)ネットワークは、ルータを含んでいてもよい。ルータは、第1通信回線と第2通信回線に接続されていてもよい。第1通信回線は、他のネットワークに接続されていてもよい。第2通信回線は、少なくともサーバ情報記憶デバイスに接続されていてもよい。第2通信回線は、アクセスポイントに接続されていてもよい。1つのネットワークは、ルータと、第2通信回線に接続されている各デバイスとによって構成されてもよい。この場合、第1通信回線を上流側として第2通信回線を下流側とした場合、ルータとその下流側に存在する各デバイスとによって1つのネットワークが構成されることになる。
(形態2)ルータは、下流側からのブロードキャストを上流側に送信することを禁止してもよい。この場合、1つのネットワークは、「ブロードキャストが送信される範囲」と定義することもできる。
(形態3)IP電話装置は、SIP(Session Initiation Protocol)を利用して電話通信を行なってもよい。他のプロトコルが利用されてもよい。例えば、「H.323」、「MGCP(Media Gateway Control Protocol)」、「H.248/MEGACO(Media Gateway Control)」等が利用されてもよい。
(第1実施例)
図面を参照して実施例を説明する。図1は、本実施例のIP電話ネットワークシステム2を示す。
(システムの全体構成)
IP電話ネットワークシステム2は、複数のネットワーク10,50と複数のSIPサーバ20,60,70とインターネット90と複数のIP電話装置100,150等を備える。複数のネットワーク10,50は、通信回線82に接続されている。複数のSIPサーバ20,60,70は、通信回線82に接続されている。インターネット90も、通信回線82に接続されている。インターネット90には、外部ネットワーク92が接続されている。各IP電話装置100,150は、各ネットワーク10,50と無線通信可能である。各IP電話装置100,150は、持ち運び可能な電話装置(例えば携帯電話装置)である。このために、ユーザは、IP電話装置100,150を持って移動することができる。
(ネットワークの構成)
ネットワーク10は、ルータ12と管理サーバ14と複数のアクセスポイント16,18とを有する。ルータ12は、通信回線82に接続されている。ルータ12は、通信回線84にも接続されている。管理サーバ14と複数のアクセスポイント16,18は、通信回線84に接続されている。管理サーバ14は、SIPサーバ20のIPアドレスを記憶している。各アクセスポイント16,18は、IP電話装置100,150がネットワーク10と無線通信するために利用される。なお、通信回線82を上流側として通信回線84を下流側とした場合、ルータ12とその下流側に存在する各デバイス14,16,18によってネットワーク10が構成されている。
ネットワーク50は、ルータ52と管理サーバ54とアクセスポイント56とを有する。ルータ52は、通信回線82に接続されている。ルータ52は、通信回線86にも接続されている。管理サーバ54とアクセスポイント56は、通信回線86に接続されている。管理サーバ54は、2つのSIPサーバ60,70のIPアドレスを記憶している。アクセスポイント56は、IP電話装置100,150がネットワーク50を構成するデバイスと無線通信するために利用される。なお、通信回線82を上流側として通信回線86を下流側とした場合、ルータ52とその下流側に存在する各デバイス54,56によってネットワーク50が構成されている。
なお、図示省略しているが、システム2には、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバが備えられている。システム2を構成する各デバイス14,16,18,20,54,56,60,70,100,150等のIPアドレスは、DHCPサーバによって自動的に割り当てられる。なお、本実施例では、各IP電話装置100,150は、無線通信可能なアクセスポイントが変化すると、IPアドレスが変化する。
(SIPサーバの構成)
図2は、SIPサーバ20の構成を示す。SIPサーバ20は、CPU200とROM210とRAM220とネットワークインターフェイス240等を有する。CPU200は、ROM210に記憶されている各プログラム212〜218に従って、様々な処理を実行する。CPU200が実行する処理の内容については、後で詳しく説明する。ROM210は、CPU200によって実行される様々なプログラム212〜218を記憶している。各プログラム212〜218の内容について、次に簡単に説明しておく。
登録処理プログラム212は、IP電話装置100,150からのREGISTERコマンドに応じて、IP電話装置100,150のIPアドレスとSIPURIとの組合せ情報を記憶(登録)する処理を実行するためのプログラムである。なお、以下では、例えば、IP電話装置100のIPアドレスとSIPURIがSIPサーバ20に登録されている場合、「IP電話装置100がSIPサーバ20に登録されている」と簡単に記載することがある。
電話中継プログラム214は、IP電話装置100,150が行なう電話通信を中継するためのプログラムである。例えば、IP電話装置100とIP電話装置150がSIPサーバ20に登録されており、IP電話装置100からIP電話装置150に電話をかける場合、IP電話装置100は、SIPサーバ20にINVITEコマンドを送信する。SIPサーバ20は、INVITEコマンドをIP電話装置150に転送する。これにより、IP電話装置150が通話要求通知(例えばリング音の出力、振動、光の出力等)を実行する。IP電話装置150において通話開始操作(例えばフックキーの操作)が行なわれた場合、IP電話装置100とIP電話装置150の間の通話用通信セッションRTP(Real−time Transport Protocol)が確立される。この場合、IP電話装置100からの音声データは、SIPサーバ20を経由してIP電話装置150に送信される。また、IP電話装置150からの音声データも、SIPサーバ20を経由してIP電話装置100に送信される。電話通信を行なうためにSIPサーバ20が実行するべき様々な処理を実行するために、プログラム214が用意されている。
削除処理プログラム216は、他のSIPサーバからのコマンドに応じて、自身に登録されている組合せ情報を削除するためのプログラムである。また、プログラム218は、上記の各プログラム212〜216以外の様々なプログラムを含んでいる。
RAM220は、様々な記憶領域222,230,236を有する。登録情報記憶領域222は、IP電話装置(例えばIP電話装置100)の組合せ情報を記憶することができる。登録情報記憶領域222にIP電話装置100の組合せ情報が記憶された場合、IP電話装置100がSIPサーバ20に登録されたことになる。登録情報記憶領域222は、複数の組合せ情報を記憶することができる。即ち、SIPサーバ20には複数のIP電話装置を登録することができる。SIPサーバ情報記憶領域230は、他のSIPサーバ60,70のそれぞれのIPアドレス232,234を記憶している。記憶領域236は、記憶領域222,230に記憶されるべき情報以外の情報を記憶することができる。記憶領域236は、例えば、DHCPサーバによって割り当てられたSIPサーバ20のIPアドレスを記憶することができる。
ネットワークインターフェイス240は、通信回線82に接続されている。SIPサーバ20は、ネットワークインターフェイス240を介して、ネットワーク10,50を構成するデバイスと通信可能である。また、SIPサーバ20は、ネットワークインターフェイス240を介して、他のSIPサーバ60,70やインターネット90とも通信可能である。
他のSIPサーバ60,70は、SIPサーバ20と同様の構成を有する。ただし、以下の点において、SIPサーバ20と異なる。即ち、SIPサーバ60のRAMのSIPサーバ情報記憶領域は、SIPサーバ20,70のそれぞれのIPアドレスを記憶している。また、SIPサーバ70のRAMのSIPサーバ情報記憶領域は、SIPサーバ20,60のそれぞれのIPアドレスを記憶している。
(管理サーバの構成)
図3は、管理サーバ14の構成を示す。管理サーバ14は、CPU250とROM260とRAM270とネットワークインターフェイス280と表示部282と操作部284等を有する。CPU250は、ROM260に記憶されている各プログラム262,264に従って、様々な処理を実行する。CPU250が実行する処理の内容については、後で詳しく説明する。ROM260は、CPU250によって実行される様々なプログラム262,264を記憶している。ブロードキャスト対応プログラム262は、IP電話装置100,150からのブロードキャストに対応するためのプログラムである。プログラム264は、上記のプログラム262以外の様々なプログラムを含んでいる。
RAM270は、SIPサーバ20のIPアドレス272を記憶している。システム2の管理者は、管理サーバ14の操作部284を操作することによって、SIPサーバ20のIPアドレスを管理サーバ14に入力することができる。これにより、RAM270にSIPサーバ20のIPアドレス272が記憶される。記憶領域274は、SIPサーバ20のIPアドレス272以外の様々な情報を記憶することができる。記憶領域274は、例えば、DHCPサーバによって割り当てられた管理サーバ14のIPアドレスを記憶する。
ネットワークインターフェイス280は、通信回線84に接続されている。管理サーバ14は、ネットワークインターフェイス280を介して、ルータ12や各アクセスポイント16,18(即ちIP電話装置100,150)と通信可能である。表示部282は、様々な情報を表示することができる。操作部284は、キーボードやマウスによって構成される。
ネットワーク50を構成する管理サーバ54も、管理サーバ14と同様の構成を有する。ただし、以下の点において、管理サーバ14と異なる。即ち、管理サーバ54のRAMは、SIPサーバ20のIPアドレスを記憶しておらず、SIPサーバ60のIPアドレスとSIPサーバ70のIPアドレスを記憶している。即ち、システム2の管理者によってSIPサーバ60,70のそれぞれのIPアドレスが管理サーバ54に入力され、それらのIPアドレスが管理サーバ54のRAMに記憶されている。また、管理サーバ54のネットワークインターフェイスは、通信回線86に接続されている。
(IP電話装置の構成)
図4は、IP電話装置100の構成を示す。IP電話装置100は、CPU110とROM112とRAM120と無線通信インターフェイス130と表示部132と操作部134等を有する。CPU110は、ROM112に記憶されている各プログラム114〜118に従って、様々な処理を実行する。CPU110が実行する処理の内容については、後で詳しく説明する。ROM112は、CPU110によって実行される様々なプログラム114〜118を記憶している。アクセスポイント監視プログラム114は、無線通信可能なアクセスポイント16,18,56が変化するのを監視するためのプログラムである。電話通信プログラム116は、SIPに従って電話通信するためのプログラムである。また、プログラム118は、上記の各プログラム114,116以外の様々なプログラムを含んでいる。
RAM120は、様々な記憶領域122〜128を有する。SIPURI記憶領域122は、IP電話装置100に設定されているSIPURIを記憶している。IP電話装置100のSIPURIは、IP電話装置100の製造段階において予め設定されていてもよい。また、IP電話装置100のSIPURIは、ユーザによって任意に設定されるものであってもよい。アクセスポイント情報記憶領域124は、IP電話装置100が無線通信可能であるアクセスポイントに関する情報を記憶する。アクセスポイント情報記憶領域124は、例えば、アクセスポイントのIPアドレスを記憶する。例えば、IP電話装置100がアクセスポイント16と無線通信可能である場合、アクセスポイント情報記憶領域124は、アクセスポイント16のIPアドレスを記憶する。また、例えば、IP電話装置100が移動し、アクセスポイント16と無線通信できないがアクセスポイント18と無線通信可能になった場合、アクセスポイント情報記憶領域124は、アクセスポイント18のIPアドレスを記憶する。SIPサーバ情報記憶領域126は、IP電話装置100を登録しているSIPサーバに関する情報を記憶する。SIPサーバ情報記憶領域126は、例えば、SIPサーバのIPアドレスを記憶する。例えば、IP電話装置100がSIPサーバ20に登録されている場合、SIPサーバ情報記憶領域126は、SIPサーバ20のIPアドレスを記憶する。また、例えば、IP電話装置100が移動し、IP電話装置100がSIPサーバ60に登録された場合、SIPサーバ情報記憶領域126は、SIPサーバ60のIPアドレスを記憶する。記憶領域128は、記憶領域122〜126に記憶されるべき情報以外の情報を記憶することができる。記憶領域128は、例えば、DHCPサーバによって割り当てられたIP電話装置100のIPアドレスを記憶する。
無線通信インターフェイス130は、アクセスポイントと無線通信するためのインターフェイスである。表示部132は、様々な情報を表示することができる。操作部134は、複数のキー(例えばテンキー)によって構成される。
他のIP電話装置150は、IP電話装置100と同様の構成を有する。ただし、以下の点において、IP電話装置100と異なる。即ち、IP電話装置150のRAMのSIPURI記憶領域は、IP電話装置150に設定されているSIPURI(IP電話装置100と異なるSIPURI)を記憶している。
(SIPサーバが実行する処理)
続いて、SIPサーバ20が実行する処理の内容を説明する。他のSIPサーバ60,70も、SIPサーバ20と同様の処理を実行する。図5は、SIPサーバ20が実行する処理のフローチャートを示す。図5のフローチャートは、SIPサーバ20のCPU200(図2参照)によって実行される。
CPU200は、REGISTERコマンドを受信することを監視している(S10)。詳しくは後述するが、IP電話装置100,150は、REGISTERコマンドをSIPサーバ20に送信することができる。REGISTERコマンドは、その送信元のIP電話装置のIPアドレスとSIPURIとの組合せ情報を含んでいる。S10でYESの場合、CPU200は、S10で受信されたREGISTERコマンドに含まれる組合せ情報を登録情報記憶領域222(図2参照)に記憶させる(S12)。これにより、組合せ情報がSIPサーバ20に登録される。次いで、CPU200は、S10で受信されたREGISTERコマンドに含まれる組合せ情報を他のSIPサーバ60,70に送信する(S14)。S14の送信処理は、ユニキャストによって実行される。CPU200は、SIPサーバ情報記憶領域230(図2参照)に記憶されているIPアドレス(即ちSIPサーバ60,70のIPアドレス)を送信先として、S10で受信されたREGISTERコマンドに含まれる組合せ情報をユニキャストする。
CPU200は、他のSIPサーバ60,70からの組合せ情報を受信することを監視している(S16)。SIPサーバ60又は70において上記のS14の処理が実行された場合、SIPサーバ20は、組合せ情報を受信することになる。この場合、S16でYESと判断される。CPU200は、S16で受信された組合せ情報に含まれるSIPURIが登録情報記憶領域222に記憶されているのか否かを判断する(S18)。なお、SIPURIを単位としてS18の判断を行なっているのは、IP電話装置が移動するとIPアドレスが変化する可能性があるからである。S18でYESの場合、CPU200は、S16で受信された組合せ情報に含まれるSIPURIを有する組合せ情報を登録情報記憶領域222から削除する(S20)。一方において、S18でNOの場合、S20をスキップする。
詳しくは後述するが、管理サーバ14は、組合せ情報数問合せコマンドをSIPサーバ20に送信することができる。CPU200は、管理サーバ14からの組合せ情報数問合せコマンドを受信することを監視している(S22)。ここでYESの場合、CPU200は、登録情報記憶領域222に記憶されている組合せ情報数を管理サーバ14に送信する(S24)。なお、管理サーバ54は、SIPサーバ20ではなく、SIPサーバ60,70に組合せ情報数問合せコマンドを送信する。SIPサーバ60,70のCPUは、組合せ情報数問合せコマンドを受信すると、組合せ情報数を管理サーバ54に送信する。
(管理サーバの処理)
次いで、管理サーバ14が実行する処理の内容を説明する。他の管理サーバ54も、管理サーバ14と同様の処理を実行する。図6は、管理サーバ14が実行する処理のフローチャートを示す。図6のフローチャートは、管理サーバ14のCPU250(図3参照)によって実行される。
詳しくは後述するが、IP電話装置100,150は、IPアドレス問合せコマンドをブロードキャストすることができる。IPアドレス問合せコマンドには、そのコマンドの送信元のIP電話装置(100又は150)のIPアドレスが含まれている。CPU250は、IP電話装置からのIPアドレス問合せコマンドを受信することを監視している(S40)。ここでYESの場合、CPU250は、RAM270に記憶されているSIPサーバ20のIPアドレス272を送信先として、組合せ情報数問合せコマンドを送信する(S42)。この結果、SIPサーバ20において図5のS24の処理が実行される。管理サーバ14は、SIPサーバ20からの組合せ情報数を受信する(S44)。
なお、管理サーバ14は、1つのSIPサーバ20のIPアドレス272のみを記憶しているために、1つのSIPサーバ20のみに向けて組合せ情報数問合せコマンドを送信する。しかしながら、管理サーバ54は、2つのSIPサーバ60,70のIPアドレスを記憶している。このために、管理サーバ54がS42の処理を実行する場合、2つのSIPサーバ60,70のそれぞれに向けて組合せ情報数問合せコマンドが送信される。この結果、管理サーバ54は、各SIPサーバ60,70からの組合せ情報数を受信することになる。
次いで、CPU250は、S44で受信された組合せ情報数が最も少ないSIPサーバを特定する(S46)。上述したように、管理サーバ14は、1つのSIPサーバ20のみに組合せ情報数問合せコマンドを送信する。このために、CPU250は、S46において、SIPサーバ20を特定する。なお、管理サーバ14のようにRAM270に1つのSIPサーバ20のIPアドレス272のみが記憶されている場合、S46で特定されるSIPサーバが決まっているために、S42〜S46の処理をスキップしてもよい。一方において、管理サーバ54は、複数のSIPサーバ60,70に組合せ情報数問合せコマンドを送信する。この場合、管理サーバ54は、S46において、組合せ情報数が最も少ないSIPサーバ(60又は70)を特定する。
続いて、CPU250は、S40で受信されたIPアドレス問合せコマンドに含まれるIPアドレスを送信先として(即ちIPアドレス問合せコマンドを送信したIP電話装置を送信先として)、S46で特定されたSIPサーバのIPアドレスを送信する(S50)。管理サーバ14の場合、SIPサーバ20のIPアドレスを送信する。また、管理サーバ54の場合、SIPサーバ60,70のうちのいずれかのIPアドレス(組合せ情報数が少ない方のSIPサーバのIPアドレス)を送信する。
(IP電話装置の処理)
続いて、IP電話装置100が実行する処理の内容を説明する。他のIP電話装置150も、IP電話装置100と同様の処理を実行する。図7は、IP電話装置100が実行する処理のフローチャートを示す。図7のフローチャートは、IP電話装置100のCPU110(図4参照)によって実行される。
CPU110は、自身の周囲に向けて所定の信号を無線通信によって送信する(S60)。S60の処理は、定期的に行なわれる。上記の所定の信号は、アクセスポイントをサーチするための信号である。アクセスポイント(例えばアクセスポイント16)は、上記の所定の信号を受信すると、自身の情報(IPアドレス等)をIP電話装置100に返信する。これにより、IP電話装置100は、アクセスポイントからの返信(即ちそのアクセスポイントのIPアドレス等)を受信する。
CPU110は、アクセスポイントからの返信に含まれるIPアドレスがアクセスポイント情報記憶領域124(図4参照)に記憶されているのか否かを判断する(S62)。例えば、IP電話装置100がアクセスポイント16と無線通信可能なロケーションに存在し続けており、その間に定期的にS60の処理を実行している場合、同じアクセスポイント16からの返信のみを受信することになる。この場合、S62でNOと判断される。また、例えば、図1の矢印D1に示されるように、IP電話装置150がアクセスポイント16と無線通信可能なロケーションからアクセスポイント18と無線通信可能なロケーションに移動した場合、IP電話装置150のアクセスポイント情報記憶領域にアクセスポイント16のIPアドレスが記憶されている状態で、それと異なるアクセスポイント18からの返信を受信することになる。この場合、S62でYESと判断される。同様に、例えば、図1の矢印D2に示されるように、IP電話装置150がアクセスポイント16と無線通信可能なロケーションからアクセスポイント56と無線通信可能なロケーションに移動した場合、IP電話装置150のアクセスポイント情報記憶領域にアクセスポイント16のIPアドレスが記憶されている状態で、それと異なるアクセスポイント56からの返信を受信することになる。この場合も、S62でYESと判断される。
S62でYESの場合、CPU110は、IPアドレス問合せコマンドをブロードキャストする(S64)。即ち、CPU110は、送信先を特定していないIPアドレス問合せコマンドを送信する。IPアドレス問合せコマンドは、そのコマンドの送信元であるIP電話装置(例えばIP電話装置100)のIPアドレスを含んでいる。例えば、IP電話装置150がアクセスポイント16と無線通信可能なロケーションからアクセスポイント18と無線通信可能なロケーションに移動した場合、S64でブロードキャストされたIPアドレス問合せコマンドは、アクセスポイント18を介して通信回線84に送信される。これにより、通信回線84に接続されているルータ12や管理サーバ14(即ちネットワーク10を構成する各デバイス)がIPアドレス問合せコマンドを受信する。なお、ルータ12は、通信回線84を介して受信されたIPアドレス問合せコマンドを通信回線82に送信しない。即ち、ルータ12は、下流側からのブロードキャストを上流側に送信しない。このために、IPアドレス問合せコマンドは、ネットワーク10を構成する各デバイス12,14等のみに送信される。
なお、IP電話装置100によってS64が実行され、IPアドレス問合せコマンドが管理サーバ14によって受信されたものとして以下の処理について説明する。この場合、管理サーバ14は、図6のS40でYESと判断し、S50を実行してSIPサーバ20のIPアドレスをIP電話装置100に送信する。これにより、IP電話装置100は、SIPサーバ20のIPアドレスを受信する(S66)。この場合、CPU110は、S66で受信されたSIPサーバ20のIPアドレスを送信先として、IP電話装置100のIPアドレスとSIPURIとの組合せ情報を含むREGISTERコマンドを送信する(S68)。この結果、SIPサーバ20は、図5のS10でYESと判断し、IP電話装置100の組合せ情報を登録する。
次いで、CPU110は、アクセスポイント情報記憶領域124(図4参照)とSIPサーバ情報記憶領域126(図4参照)を更新する(S70)。即ち、CPU110は、アクセスポイント情報記憶領域124の記憶内容をクリアし、新たなアクセスポイント(即ちS62の異なるアクセスポイント)のIPアドレスをアクセスポイント情報記憶領域124に記憶させる。また、CPU110は、SIPサーバ情報記憶領域126の記憶内容をクリアし、S66で受信されたSIPサーバのIPアドレスをSIPサーバ情報記憶領域126に記憶させる。
続いて、IP電話装置100がどのようにして他のIP電話装置(例えばIP電話装置150)と電話通信するのかについて、簡単に説明しておく。ここでは、IP電話装置100がSIPサーバ20に登録されており、IP電話装置150がSIPサーバ60に登録されている場合を例にして説明する。IP電話装置100からIP電話装置150に電話をかける場合、IP電話装置100は、INVITEコマンドをSIPサーバ20に送信する。INVITEコマンドは、送信元であるIP電話装置100のSIPURIと、送信先であるIP電話装置150のSIPURIとを含んでいる。SIPサーバ20は、SIPサーバ60,70と連携している。即ち、各SIPサーバ20,60,70は、他のSIPサーバにどのIP電話装置が登録されているのかを知ることができる。この例の場合、SIPサーバ20は、SIPサーバ60にIP電話装置150が登録されているのを知ることができる。SIPサーバ20は、INVITEコマンドをSIPサーバ60に送信する。SIPサーバ60は、INVITEコマンドをIP電話装置150に送信する。なお、INVITEコマンドは、通話要求コマンドと言い換えることもできる。
IP電話装置150は、INVITEコマンドを受信すると、通話要求通知を実行する。ユーザは、IP電話装置150において通話開始操作を実行することができる。この場合、IP電話装置150は、SIPサーバ60に200 OKを送信する。SIPサーバ60は、SIPサーバ20に200 OKを転送する。SIPサーバ20は、IP電話装置100に200 OKを転送する。IP電話装置100は、200 OKを受信すると、ACKをSIPサーバ20に送信する。SIPサーバ20は、ACKをSIPサーバ60に転送する。SIPサーバ60は、ACKをIP電話装置150に転送する。これにより、IP電話装置100とIP電話装置150の間でRTPが確立され、音声データを通信することが可能になる。なお、上記の200 OKは、第1の所定の信号と言い換えることができる。また、ACKは、第2の所定の信号と言い換えることができる。IP電話装置100から送信された音声データは、SIPサーバ20,60を経由してIP電話装置150に送信される。また、IP電話装置150から送信された音声データは、SIPサーバ60,20を経由してIP電話装置100に送信される。
なお、IP電話装置100を登録しているSIPサーバ(例えばSIPサーバ20)が外部ネットワーク92(図1参照)に存在するSIPサーバと連携していることを条件として、IP電話装置100は、外部ネットワーク92に存在するIP電話装置と電話通信を行なうこともできる。
本実施例のIP電話ネットワークシステム2について詳しく説明した。このシステム2では、例えば、IP電話装置100がネットワーク10に向けてIPアドレス問合せコマンドをブロードキャストすると、管理サーバ14からIP電話装置100にSIPサーバ20のIPアドレスが送信される。IP電話装置100は、SIPサーバ20のIPアドレスを取得することができ、そのIPアドレスを送信先としてREGISTERコマンドを送信することによって自身のIPアドレスとSIPURIをSIPサーバ20に登録することができる。SIPサーバ20のIPアドレスをユーザがIP電話装置100に入力する必要がない(管理サーバ14のIPアドレスを入力する必要もない)。ユーザの作業負荷が少ないシステム2が実現されている。
IP電話装置100,150が無線通信可能であるために、ユーザは、IP電話装置100,150を持ち運ぶことができる。例えば、ネットワーク10と無線通信可能であるロケーションからネットワーク50と無線通信可能であるロケーションにIP電話装置100が移動すると、IP電話装置100のIPアドレスが変化する。本実施例では、IP電話装置100においてIPアドレスが変化することを契機として、変化後のIPアドレス及びSIPURIを、移動先のネットワーク50に対応するSIPサーバ(60又は70)に登録することができる。この際に、SIPサーバ(60又は70)のIPアドレスをユーザがIP電話装置100に入力する必要がなく、ユーザの作業負荷が少ない。
また、本実施例のシステム2では、新たな組合せ情報がSIPサーバ(例えばSIPサーバ20)に登録されると、その組合せ情報が他のSIPサーバ(例えばSIPサーバ60,70)に送信される。即ち、SIPサーバは、自身に登録されているIP電話装置が他のSIPサーバで新たに登録されたことを知ることができる。この場合、SIPサーバは、自身に登録されている上記のIP電話装置の組合せ情報を削除する。同じIP電話装置が複数のIP電話サーバに登録され続けることを防止することができる。
また、管理サーバ54は、IP電話装置100,150からのIPアドレス問合せコマンドを受信すると、SIPサーバ60,70のそれぞれに登録されている組合せ情報数を取得する。管理サーバ54は、組合せ情報数が少ないSIPサーバのIPアドレスをIP電話装置100,150に送信する。この結果、登録されている組合せ情報数が少ないSIPサーバにIP電話装置100,150が新たに登録されることになる。SIPサーバ60,70の負荷を分散させることができる。
(第2実施例)
第1実施例と異なる点について説明する。第1実施例では、IP電話装置100,150がSIPサーバ20,60,70にREGISTERコマンドを送信する。本実施例では、IP電話装置100,150の代わりに、管理サーバ14,54がSIPサーバ20,60,70にREGISTERコマンドを送信する。管理サーバ14,54とIP電話装置100,150が実行する処理が第1実施例と異なる。これらの処理について以下に詳しく説明する。
(管理サーバの処理)
図8は、本実施例の管理サーバ14が実行する処理のフローチャートを示す。なお、管理サーバ54は、管理サーバ14と同様に処理を実行する。管理サーバ14のCPU250は、IP電話装置100,150からのIPアドレス問合せコマンドを受信することを監視している(S90)。この処理は、第1実施例と同様である(図6のS40参照)。なお、IP電話装置100からのIPアドレス問合せコマンドを受信したものとして、以下の処理を説明する。
S90でYESの場合、CPU250は、SIPサーバ20のIPアドレスではなく、自身(管理サーバ14)のIPアドレスをIP電話装置100に送信する。この場合、詳しくは後述するが、IP電話装置100は、REGISTERコマンドを管理サーバ14に送信する。このREGISTERコマンドは、IP電話装置100のIPアドレスとSIPURIとの組合せ情報を含んでいる。管理サーバ14は、IP電話装置100からのREGISTERコマンドを受信する(S94)。この処理に続いて実行されるS96〜S100は、図6のS42〜S46と同様であるために、詳しい説明を省略する。
続いて、CPU250は、S100で特定されたSIPサーバ(管理サーバ14の場合、S100においてSIPサーバ20が特定される)に向けて、REGISTERコマンドを送信する(S102)。このREGISTERコマンドは、管理サーバ14のIPアドレスとIP電話装置100のSIPURIとの組合せ情報を含んでいる。この結果、SIPサーバ20は、図5のS10でYESと判断し、管理サーバ14のIPアドレスとIP電話装置100のSIPURIとの組合せ情報とを登録する。なお、管理サーバ14は、S102におけるREGISTERコマンドの送信先のSIPサーバ20のIPアドレスとIP電話装置100のSIPURIとの組合せ情報を記憶領域274(図3参照)に記憶しておく。この情報は、後述する電話通信を行なう際に利用される。
(IP電話装置の処理)
図9は、本実施例のIP電話装置100が実行する処理のフローチャートを示す。なお、IP電話装置150は、IP電話装置100と同様に処理を実行する。図9のS120〜S124は、図7のS60〜S64と同様であるために、詳しい説明を省略する。なお、S124においてIP電話装置100がネットワーク10にIPアドレス問合せコマンドをブロードキャストしたものとして、以下の処理を説明する。
S124が実行されると、管理サーバ14は、自身のIPアドレスをIP電話装置100に送信する(図8のS92参照)。IP電話装置100は、管理サーバ14のIPアドレスを受信する(S126)。次いで、IP電話装置100のCPU110は、S126で受信されたIPアドレスを送信先として(即ち管理サーバ14を送信先として)、REGISTERコマンドを送信する(S128)。このREGISTERコマンドは、IP電話装置100のIPアドレスとSIPURIとの組合せ情報を含んでいる。この結果、管理サーバ14は、自身のIPアドレスとIP電話装置100のSIPURIとの組合せ情報を含むREGISTERコマンドをSIPサーバ20に送信する(図8のS102参照)。これにより、SIPサーバ20が管理サーバ14のIPアドレスとIP電話装置100のSIPURIとの組合せ情報を登録する。
次いで、CPU110は、アクセスポイント情報記憶領域124(図4参照)とSIPサーバ情報記憶領域126(図4参照)を更新する(S130)。アクセスポイント情報記憶領域124の記憶内容を更新する点については、第1実施例と同様である。CPU110は、SIPサーバ情報記憶領域126の記憶内容をクリアし、S126で受信された管理サーバ14のIPアドレスをSIPサーバ情報記憶領域126に記憶させる。即ち、本実施例では、SIPサーバ情報記憶領域126は、管理サーバに関する情報を記憶している。従って、SIPサーバ情報記憶領域126と呼ぶ代わりに、管理サーバ情報記憶領域と呼んでもよい。
本実施例のIP電話装置100がどのようにして他のIP電話装置(例えばIP電話装置150)と電話通信するのかについて、簡単に説明しておく。IP電話装置100がSIPサーバ20に登録されており、IP電話装置150がSIPサーバ60に登録されている場合を例にして説明する。この場合、SIPサーバ20は、IP電話装置100のSIPURIと管理サーバ14のIPアドレスとの組合せ情報を記憶している。管理サーバ14は、IP電話装置100のSIPURIとSIPサーバ20のIPアドレスとの組合せ情報を記憶している。IP電話装置100のSIPサーバ情報記憶領域126は、管理サーバ14のIPアドレスを記憶している。また、SIPサーバ60は、IP電話装置150のSIPURIと管理サーバ54のIPアドレスとの組合せ情報を記憶している。管理サーバ54は、IP電話装置150のSIPURIとSIPサーバ60のIPアドレスとの組合せ情報を記憶している。また、IP電話装置150のSIPサーバ情報記憶領域は、管理サーバ54のIPアドレスを記憶している。
IP電話装置100からIP電話装置150に電話をかける場合、IP電話装置100は、SIPサーバ情報記憶領域126に記憶されているIPアドレス(管理サーバ14のIPアドレス)を送信先として、INVITEコマンドを送信する。このINVITEコマンドは、送信元であるIP電話装置100のSIPURIと、送信先であるIP電話装置150のSIPURIとを含んでいる。管理サーバ14は、INVITEコマンドを受信する。上述したように、管理サーバ14は、IP電話装置100のSIPURIとSIPサーバ20のIPアドレスとの組合せ情報を記憶している。この組合せ情報に基づいて、管理サーバ14は、INVITEコマンドに含まれる送信元SIPURI(IP電話装置100のSIPURI)と組にされているSIPサーバ20のIPアドレスを特定する。管理サーバ14は、SIPサーバ20のIPアドレスを送信先として、INVITEコマンドを送信する。SIPサーバ20は、INVITEコマンドを受信する。
第1実施例と同様に、SIPサーバ20は、SIPサーバ60,70と連携している。このために、SIPサーバ20は、SIPサーバ60にIP電話装置150が登録されているのを知ることができる。SIPサーバ20は、INVITEコマンドをSIPサーバ60に送信する。SIPサーバ60は、INVITEコマンドを受信する。上述したように、SIPサーバ60は、IP電話装置150のSIPURIと管理サーバ54のIPアドレスとの組合せ情報を記憶している。この組合せ情報に基づいて、SIPサーバ60は、INVITEコマンドに含まれる送信先SIPURI(IP電話装置150のSIPURI)と組にされている管理サーバ54のIPアドレスを特定する。SIPサーバ60は、管理サーバ54のIPアドレスを送信先として、INVITEコマンドを送信する。管理サーバ54は、INVITEコマンドを受信する。管理サーバ54は、INVITEコマンドをIP電話装置150に送信する。
即ち、本実施例では、IP電話装置100から送信されたINVITEコマンドは、管理サーバ14、SIPサーバ20、SIPサーバ60、及び、管理サーバ54を経由して、IP電話装置150に送信される。これに応じてIP電話装置150から送信される200 OKは、管理サーバ54、SIPサーバ60、SIPサーバ20、及び、管理サーバ14を経由して、IP電話装置100に送信される。同様に、ACKや音声データも、各デバイスを経由して送信される。本実施例では、管理サーバ14,54が、IP電話装置100,150とSIPサーバ20,60の間の様々な通信を中継することになる。
本実施例では、例えば、IP電話装置100がネットワーク10にIPアドレス問合せコマンドをブロードキャストすると、管理サーバ14からIP電話装置100に管理サーバ14のIPアドレスが送信される。IP電話装置100は、管理サーバ14のIPアドレスを取得することができ、そのIPアドレスを送信先としてREGISTERコマンドを送信する。この結果、管理サーバ14が、自身のIPアドレスとIP電話装置100のSIPURIをSIPサーバ20に登録することができる。SIPサーバ20や管理サーバ14のIPアドレスをユーザがIP電話装置100に入力する必要がない。ユーザの作業負荷が少ないシステムが実現されている。
また、本実施例では、管理サーバ14,54が、IP電話装置100,150とSIPサーバ20,60,70の間の様々な通信(例えば音声データの通信)を中継することになる。例えば、管理サーバ14,54は、IP電話装置100,150から送られてくる音声データを記憶するようにしてもよい。この場合、管理サーバ14,54によって各IP電話装置100,150の電話通信を管理することができるシステムを構築することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、図5のS14の処理において、SIPサーバは、S12で記憶された組合せ情報を他のSIPサーバに送信せずに、S12で記憶された組合せ情報に含まれるSIPURIのみを他のSIPサーバに送信してもよい。この場合、上記の他のSIPサーバは、受信されたSIPURIが自身に登録されていることを条件として、そのSIPURIを含む組合せ情報を登録情報記憶領域から削除してもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
IP電話ネットワークシステムの構成を示す。 SIPサーバの構成を示す。 管理サーバの構成を示す。 IP電話装置の構成を示す。 SIPサーバが実行する処理のフローチャートを示す。 管理サーバが実行する処理のフローチャートを示す。 IP電話装置が実行する処理のフローチャートを示す。 管理サーバが実行する処理のフローチャートを示す(第2実施例)。 IP電話装置が実行する処理のフローチャートを示す(第2実施例)。
符号の説明
2:IP電話ネットワークシステム
10,50:ネットワーク
12,52:ルータ
14,54:管理サーバ
16,18,56:アクセスポイント
20,60,70:SIPサーバ
82,84,86:通信回線
90:インターネット
92:外部ネットワーク
100,150:IP電話装置

Claims (8)

  1. 第1サーバ情報記憶デバイスを含む第1ネットワークと、前記第1ネットワークを構成するデバイスと通信可能であるIP電話装置とを備えるIP電話ネットワークシステムであり、
    前記IP電話装置は、
    前記第1ネットワークに向けて、前記IP電話装置のIPアドレスを含む第1コマンドをブロードキャストするブロードキャスト手段と、
    前記第1サーバ情報記憶デバイスから送信された前記第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを受信するIPアドレス受信手段と、
    前記IPアドレス受信手段によって受信された前記第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを送信先として、前記IP電話装置のIP電話識別情報を含む第2コマンドを送信する第2コマンド送信手段とを有し、
    前記第1サーバ情報記憶デバイスは、
    第1IP電話サーバのIPアドレスを記憶するIPアドレス記憶手段と、
    前記IP電話装置からブロードキャストされた前記第1コマンドを受信する第1コマンド受信手段と、
    前記第1コマンド受信手段によって前記第1コマンドが受信されたことを条件として、前記第1コマンドに含まれる前記IP電話装置のIPアドレスを送信先として、前記第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを送信するIPアドレス送信手段と、
    前記IP電話装置から送信された前記第2コマンドを受信する第2コマンド受信手段と、
    前記第2コマンド受信手段によって前記第2コマンドが受信されたことを条件として、前記IPアドレス記憶手段に記憶されている前記第1IP電話サーバのIPアドレスを送信先として、前記第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスと前記第2コマンドに含まれる前記IP電話装置のIP電話識別情報との組合せである第1組合せ情報を含む第3コマンドを送信することによって、前記第1組合せ情報を前記第1IP電話サーバに登録する組合せ情報登録手段とを有し、
    前記IP電話装置は、さらに、
    前記第1組合せ情報が前記第1IP電話サーバに登録された後に、他のIP電話装置に電話をかける際に、電話をかけるための所定コマンドが、前記第1サーバ情報記憶デバイスと、前記第1IP電話サーバと、を経由して、前記他のIP電話装置に送信されるように、前記所定コマンドを前記第1サーバ情報記憶デバイスに送信する所定コマンド送信手段を有し、
    前記第1サーバ情報記憶デバイスは、さらに、
    前記第1組合せ情報が前記第1IP電話サーバに登録された後に、前記IP電話装置から前記所定コマンドを受信する場合に、前記所定コマンドが、前記第1IP電話サーバを経由して、前記他のIP電話装置に送信されるように、前記所定コマンドを前記第1IP電話サーバに転送する所定コマンド転送手段を有する、
    ことを特徴とするIP電話ネットワークシステム。
  2. 第2サーバ情報記憶デバイスを含む第2ネットワークをさらに備え、
    前記IP電話装置は、第1ロケーションにおいて、前記第1ネットワークを構成するデバイスと無線通信可能であり、
    前記IP電話装置は、第2ロケーションにおいて、前記第2ネットワークを構成するデバイスと無線通信可能であり、
    前記IP電話装置は、前記第1ロケーションから前記第2ロケーションに前記IP電話装置が移動したことを検出する第1移動検出手段をさらに有し、
    前記IP電話装置の前記ブロードキャスト手段は、さらに、前記第1ロケーションから前記第2ロケーションに前記IP電話装置が移動したことが前記第1移動検出手段によって検出された場合に、前記第2ネットワークに向けて前記第1コマンドをブロードキャストし、
    前記IP電話装置の前記IPアドレス受信手段は、さらに、前記第2サーバ情報記憶デバイスから送信された前記第2サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを受信し、
    前記IP電話装置の前記組合せ情報登録手段は、さらに、前記IPアドレス受信手段によって受信された前記第2サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを送信先として前記第2コマンドを送信し、
    前記第2サーバ情報記憶デバイスは、
    第2IP電話サーバのIPアドレスを記憶する第2デバイス側記憶手段と、
    前記IP電話装置からブロードキャストされた前記第1コマンドを受信する第2デバイス側受信手段と、
    前記第2デバイス側受信手段によって前記第1コマンドが受信されたことを条件として、前記第1コマンドに含まれる前記IP電話装置のIPアドレスを送信先として、前記第2サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを送信する第2デバイス側送信手段と
    前記IP電話装置から送信された前記第2コマンドを受信する手段と、
    前記第2コマンドが受信されたことを条件として、前記IPアドレス記憶手段に記憶されている前記第2IP電話サーバのIPアドレスを送信先として、前記第2サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスと前記第2コマンドに含まれる前記IP電話装置のIP電話識別情報との組合せである第2組合せ情報を含む第4コマンドを送信することによって、前記第2組合せ情報を前記第2IP電話サーバに登録する手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のIP電話ネットワークシステム。
  3. 前記第1ネットワークは、第1アクセスポイントを含んでおり、
    前記第2ネットワークは、第2アクセスポイントを含んでおり、
    前記IP電話装置は、前記第1アクセスポイントを介して前記第1ネットワークを構成するデバイスと無線通信可能であり、
    前記IP電話装置は、前記第2アクセスポイントを介して前記第2ネットワークを構成するデバイスと無線通信可能であり、
    前記IP電話装置の前記第1移動検出手段は、いずれのアクセスポイントと通信可能であるのかを監視することによって、前記第1ロケーションから前記第2ロケーションに当該IP電話装置が移動したことを検出する
    ことを特徴とする請求項2に記載のIP電話ネットワークシステム。
  4. 前記第1IP電話サーバと前記第2IP電話サーバは別体に構成されており、
    前記第1IP電話サーバと前記第2IP電話サーバのそれぞれは、前記IP電話装置から送信された前記第1又は第2組合せ情報の登録を条件として、その組合せ情報に含まれる少なくともIP電話識別情報を他方のIP電話サーバに送信し、
    前記第1IP電話サーバと前記第2IP電話サーバのそれぞれは、前記他方のIP電話サーバから送信されたIP電話識別情報を受信し、かつ、当該IP電話識別情報が自身に登録されている場合に、当該IP電話識別情報を含む組合せ情報を削除する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のIP電話ネットワークシステム。
  5. 前記第1サーバ情報記憶デバイスの前記IPアドレス記憶手段は、複数の第1IP電話サーバのそれぞれのIPアドレスを記憶し、
    前記第1サーバ情報記憶デバイスは、前記複数の第1IP電話サーバのそれぞれに登録されている組合せ情報の数に関する情報を取得する情報取得手段をさらに有し、
    前記第1サーバ情報記憶デバイスの前記組合せ情報登録手段は、登録されている組合せ情報の数が最も少ない第1IP電話サーバのIPアドレスを送信先として、前記第3コマンドを送信する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のIP電話ネットワークシステム。
  6. 前記第1ネットワークは、複数の第1アクセスポイントを含んでおり、
    前記IP電話装置は、いずれかの第1アクセスポイントを介して前記第1ネットワークを構成するデバイスと無線通信可能であり、
    前記IP電話装置は、前記IP電話装置が移動することに起因して、無線通信可能である第1アクセスポイントが変化したことを検出する第2移動検出手段をさらに有し、
    前記IP電話装置の前記ブロードキャスト手段は、無線通信可能である第1アクセスポイントが変化したことが前記第2移動検出手段によって検出された場合に、前記第1コマンドをブロードキャストする
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のIP電話ネットワークシステム。
  7. 第1サーバ情報記憶デバイスを含む第1ネットワークと、前記第1ネットワークを構成するデバイスと通信可能であるIP電話装置と、を備えるIP電話ネットワークシステムで利用される前記IP電話装置であり、
    前記第1ネットワークに向けて、前記IP電話装置のIPアドレスを含む第1コマンドをブロードキャストするブロードキャスト手段と、
    前記第1サーバ情報記憶デバイスから送信された前記第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを受信するIPアドレス受信手段と、
    前記IPアドレス受信手段によって受信された前記第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを送信先として、前記IP電話装置のIP電話識別情報を含む第2コマンドを送信する第2コマンド送信手段であって、前記第1サーバ情報記憶デバイスが、前記第1ーバ情報記憶デバイスのIPアドレスと前記第2コマンドに含まれる前記IP電話装置のIP電話識別情報との組合せである第1組合せ情報を含む第3コマンドを前記第1IP電話サーバに送信して、前記第1組合せ情報を前記第1IP電話サーバに登録するように、前記第2コマンドを前記第1サーバ情報記憶デバイスに送信する前記第2コマンド送信手段と、
    前記第1組合せ情報が前記第1IP電話サーバに登録された後に、他のIP電話装置に電話をかける際に、電話をかけるための所定コマンドが、前記第1サーバ情報記憶デバイスと、前記第1IP電話サーバと、を経由して、前記他のIP電話装置に送信されるように、前記所定コマンドを前記第1サーバ情報記憶デバイスに送信する所定コマンド送信手段と、を備えるIP電話装置。
  8. 第1IP電話サーバのIPアドレスを記憶している第1サーバ情報記憶デバイスを含む第1ネットワークと、前記第1ネットワークを構成するデバイスと通信可能である第1IP電話装置とを備えるIP電話ネットワークシステムにおいて、前記第1IP電話装置のIP電話識別情報を前記第1IP電話サーバに登録する方法であり、
    前記第1IP電話装置が、前記第1ネットワークに向けて、前記第1IP電話装置のIPアドレスを含む第1コマンドをブロードキャストするブロードキャスト工程と、
    前記第1サーバ情報記憶デバイスが、前記第1IP電話装置からブロードキャストされた第1コマンドを受信する第1コマンド受信工程と、
    前記第1サーバ情報記憶デバイスが、前記第1コマンド受信工程で前記第1コマンドが受信されたことを条件として、前記第1コマンドに含まれる前記第1IP電話装置のIPアドレスを送信先として、前記第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを送信するIPアドレス送信工程と、
    前記第1IP電話装置が、前記第1サーバ情報記憶デバイスから送信された前記第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを受信するIPアドレス受信工程と、
    前記第1IP電話装置が、前記第1IPアドレス受信工程で受信された前記第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスを送信先として、前記第1IP電話装置のIP電話識別情報を含む第2コマンドを送信する第2コマンド送信工程と、
    前記第1サーバ情報記憶デバイスが、前記第1IP電話装置から送信された前記第2コマンドを受信する第2コマンド受信工程と、
    前記第1サーバ情報記憶デバイスが、前記第2コマンド受信工程で前記第2コマンドが受信されたことを条件として、前記第1IP電話サーバのIPアドレスを送信先として、前記第1サーバ情報記憶デバイスのIPアドレスと前記第2コマンドに含まれる前記第1IP電話装置のIP電話識別情報との組合せである第1組合せ情報を含む第3コマンドを送信することによって、前記第1組合せ情報を前記第1IP電話サーバに登録する組合せ情報登録工程と
    前記第1組合せ情報が前記第1IP電話サーバに登録された後に、前記IP電話装置が、他のIP電話装置に電話をかける際に、電話をかけるための所定コマンドが、前記第1サーバ情報記憶デバイスと、前記第1IP電話サーバと、を経由して、前記他のIP電話装置に送信されるように、前記所定コマンドを前記第1サーバ情報記憶デバイスに送信する所定コマンド送信工程と、
    前記第1組合せ情報が前記第1IP電話サーバに登録された後に、前記第1サーバ情報記憶デバイスが、前記IP電話装置から前記所定コマンドを受信する場合に、前記第1IP電話サーバを経由して前記所定コマンドが前記他のIP電話装置に送信されるように、前記所定コマンドを前記第1IP電話サーバに転送する所定コマンド転送工程と、
    を備えるIP電話識別情報登録方法。
JP2008138059A 2008-05-27 2008-05-27 Ip電話ネットワークシステムとip電話識別情報登録方法 Expired - Fee Related JP5018644B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008138059A JP5018644B2 (ja) 2008-05-27 2008-05-27 Ip電話ネットワークシステムとip電話識別情報登録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008138059A JP5018644B2 (ja) 2008-05-27 2008-05-27 Ip電話ネットワークシステムとip電話識別情報登録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009290290A JP2009290290A (ja) 2009-12-10
JP5018644B2 true JP5018644B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=41459117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008138059A Expired - Fee Related JP5018644B2 (ja) 2008-05-27 2008-05-27 Ip電話ネットワークシステムとip電話識別情報登録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5018644B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6341011B2 (ja) * 2014-09-09 2018-06-13 株式会社ナカヨ 無線電話端末、プログラム、および内線電話システムの構築方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005260642A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ip電話機、交換機、交換機システムおよびその登録方法
JP2005340885A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ip電話機、交換機、交換機システム及びその登録方法
JP4385102B2 (ja) * 2004-07-12 2009-12-16 パナソニック株式会社 Ipクライアント装置およびipクライアント装置におけるip電話サーバのipアドレス取得方法
JP4438572B2 (ja) * 2004-08-31 2010-03-24 サクサ株式会社 Ip電話端末設定装置、ip電話端末、およびプログラム
JP4670670B2 (ja) * 2005-03-23 2011-04-13 パナソニック株式会社 構内交換機システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009290290A (ja) 2009-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5647600B2 (ja) アクセスポイント
US8724618B2 (en) System for connecting information processing devices associated with IP telephones
US8954542B2 (en) Method and system for transmitting and receiving configuration and registration information for session initiation protocol devices
CA2778567C (en) Providing resilient digital telephony services for wireless devices
EP1900231B1 (en) System and method for communication using a wireless handset
EP1684486B1 (en) Call processing apparatus and method in wireless network
US10462294B2 (en) Method and apparatus for processing a communication request from a roaming voice over IP terminal
JP2005253064A (ja) サードパーティ呼制御とサードパーティ呼制御に関するデバイス制御を容易にするシステムおよび方法
WO2007146647A1 (en) Method and apparatus for processing session initiation protocol messages associated with a voice over ip terminal
JP4640448B2 (ja) 両網対応電話装置
JP4803260B2 (ja) ゲートウェイ装置、情報通信方法、情報通信プログラム、および情報通信システム
WO2012019391A1 (zh) 号码详情的获取系统及方法
JP5018644B2 (ja) Ip電話ネットワークシステムとip電話識別情報登録方法
US7924769B2 (en) Communication apparatus, communication control unit, communication method and computer-readable storage medium
JP2014195167A (ja) 電話システム及びその方法
JP4823096B2 (ja) 移動通信システムの無線端末呼び出し方法、ゲートウェイ装置、および移動通信システム
JP2009232252A (ja) Ip電話装置
JP4371955B2 (ja) ボタン電話システム及びそれに用いる音声データ通信方法
JP5957249B2 (ja) 通話録音システム
US20160191573A1 (en) Systems and methods for modifying a state of a software client
JP2008311695A (ja) アクセス制御装置、及びアクセス制御方法
JP2008028455A (ja) サービス制御装置
US8630254B2 (en) Telephone line switching apparatus, telephone line switching system, telephone relay system, telephone relay method, telephone relay program
CN1677980B (zh) 通信系统
US20100197270A1 (en) Telephone server and computer readable medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5018644

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees