JP5014705B2 - 燐光発光性化合物を用いた有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents
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Description
これに対して、特許文献2では、高い発光効率を得るために、ホール輸送性化合物として、カルバゾール誘導体に代えてトリフェニルアミン誘導体を用いる試みがされている。具体的には、トリフェニルアミン誘導体、オキサジアゾール誘導体、および燐光発光性化合物から導かれる構造単位を有する高分子化合物が開示されている。
燐光発光性化合物と、特定のトリフェニルアミン誘導体から導かれる構造単位および特定のヘテロ環誘導体から導かれる構造単位を含む高分子化合物とを用いることにより、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
[1] 陽極と陰極とに挟まれた1層または2層以上の有機層を含む有機エレクトロルミネッセンス素子において、
上記有機層の少なくとも1層に、燐光発光性化合物と高分子化合物とを含み、
上記高分子化合物が、下記式(1)で表される単量体から導かれる構造単位と、2つ以上のヘテロ原子を含有するヘテロ環を有する単量体から導かれる構造単位とを含むことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
、炭素数1〜10のアルキル基、または炭素数1〜10のアルコキシ基を表し、R1〜R4、R5〜R9、R10〜R14、およびR15〜R19の、それぞれにおいて、ベンゼン環上に隣接する炭素原子に結合している2つの基は、互いに結合して縮合環を形成してもよい。X1
は、単結合、酸素原子(−O−)、硫黄原子(−S−)、−SO−、−SO2−、−NR
−(Rは、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、またはフェニル基を表す。)、−CO−、または炭素数1〜20の2価の有機基(該有機基は、酸素原子(−O−)、硫黄原子(−S−)、−SO−、−SO2−、−NR−(Rは、水素原子、炭素数1〜4のアルキ
ル基、またはフェニル基を表す。)および−CO−からなる群から選択される原子もしくは基によって置換されていてもよい。)を表し、Y1は、重合性官能基を表す。pは、0
または1を示す。)
[2]上記ヘテロ環を有する単量体が、オキサジアゾール誘導体またはトリアゾール誘導体であることを特徴とする上記[1]に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
R28〜R31、R32〜R36、R37〜R40、R42〜R44、R45〜R49、R50〜R54、R58〜R62、R63〜R66、およびR67〜R71の、それぞれにおいて、ベンゼン環上に隣接する炭素原子に結合している2つの基は、互いに結合して縮合環を形成してもよく、X2〜X5は、それぞれ、上記式(1)中のX1と同義であり、Y2〜Y5は、それぞれ、上記式(1)中
のY1と同義である。上記式(5)中、Arは、フェニル基またはナフチル基を表す。)
[4]前記燐光発光性化合物が、イリジウム錯体であることを特徴とする上記[1]〜[3]のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
[6]上記[1]〜[4]のいずれかに記載の有機EL素子を用いた面発光光源。
本発明に係る有機EL素子は、陽極と陰極とに挟まれた1層または2層以上の有機層を含み、該有機層の少なくとも1層に、燐光発光性化合物と特定の高分子化合物とを含む。
本発明に用いられる高分子化合物は、上記式(1)で表される単量体と、特定のヘテロ
環を有する単量体とを共重合して得られる。なお、上記高分子化合物の重合においては、1種または2種以上の上記式(1)で表される単量体と、1種または2種以上の上記ヘテロ環を有する単量体とを組み合わせて用いてもよい。
、アミノ基、炭素数1〜10のアルキル基、または炭素数1〜10のアルコキシ基を表す。
上記炭素数1〜10のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ターシャリーブチル基、アミル基、ヘキシル基などが挙げられる。
8の直鎖アルキル基であることが好ましい。
R1〜R4において、ベンゼン環上に隣接する炭素原子に結合している2つの基は、互いに結合して縮合環を形成してもよい。R5〜R9、R10〜R14、およびR15〜R19の、それぞれにおいても、R1〜R4と同様である。これらのうちで、R10とR11とで、R8とR9とで、互いに結合して縮合環を形成している単量体が好ましい。
、−SO2−、−NR−(Rは、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、またはフェニル
基を表す。)、−CO−、または炭素数1〜20の2価の有機基(該有機基は、酸素原子(−O−)、硫黄原子(−S−)、−SO−、−SO2−、−NR−(Rは、水素原子、
炭素数1〜4のアルキル基、またはフェニル基を表す。)および−CO−からなる群から選択される原子もしくは基によって置換されていてもよい。)を表す。酸素原子(−O−)は、1つまたは2つ以上含まれていてもよく、硫黄原子(−S−)、−SO−、−SO2−、−NR−、−CO−についても同様である。また、酸素原子(−O−)、硫黄原子
(−S−)、−SO−、−SO2−、−NR−および−CO−からなる群から選択される
原子もしくは基を、2種以上含んでいてもよい。
表される連結基であることが好ましい。下記式(S1)中、nは、0〜5の整数を示す。
ことが好ましい。
Y1は、重合性官能基を表し、該官能基は、ラジカル重合性、カチオン重合性、アニオ
ン重合性、付加重合性、および縮合重合性の官能基のいずれであってもよい。これらのうちで、ラジカル重合性の官能基は、共重合体の製造が容易であるため好ましい。
、メタクリロイルオキシエチルカルバメート基等のウレタン(メタ)アクリレート基、ビニルアミド基およびそれらの誘導体などを挙げることができる。これらのうちで、アルケニル基が好ましい。
上記式(1)で表される単量体としては、高分子化合物中でのキャリア移動度の観点から、具体的には、下記式(B1)〜(B6)で表される単量体が好適に用いられ、下記式(B1)、(B2)、(B5)で表される単量体がより好適に用いられる。
上記式(2)〜(5)において、R28〜R71は、それぞれ、前記式(1)中のR1と同
義である。これらのうちで、R28〜R71は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8の直鎖アルキル基、ターシャリーブチル基であることが好ましい。上記式(2)においては、R34は、ターシャリーブチル基であることがより好ましく、上記式(3)においては、R47は、ターシャリーブチル基であることがより好ましい。
X2は、上記式(1)中のX1と同義であり、好ましい範囲も同じである。X3〜X5についても、それぞれ、X2と同様である。
X2とY2とで、X3とY3とで、X4とY4とで、およびX5とY5とで形成される部分構造としては、具体的には、それぞれ、上記式(A1)〜(A12)で表される部分構造であることが好ましい。これらのうちで、上記式(A1)、(A5)、(A8)、(A12)で表される部分構造は、ヘテロ環を有する単量体に官能基が容易に導入できるためさらに好ましい。
上記高分子化合物中、上記式(1)で表される単量体から導かれる構造単位の含有量は、好ましくは5〜95mol%、より好ましくは20〜80mol%であり、上記へテロ環を有する単量体から導かれる構造単位の含有量は、好ましくは5〜95mol%、より好ましくは20〜80mol%である(ここで、上記式(1)で表される単量体から導かれる構造単位の含有量および上記へテロ環を有する単量体から導かれる構造単位の含有量の合計は100mol%である。)。
本発明に用いる燐光発光性化合物は、室温で燐光を発光する低分子化合物であれば、特に制限されない。なお、本発明において、上記燐光発光性化合物は、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いてもよい。
3.有機EL素子
<燐光発光性化合物と高分子化合物とを含む有機層>
本発明に係る有機EL素子は、陽極と陰極とに挟まれた1層または2層以上の有機層を含み、該有機層の少なくとも1層に、上記燐光発光性化合物と上記高分子化合物とを含む。
<その他の材料>
上記の各層は、バインダとして高分子材料を混合して、形成されていてもよい。上記高分子材料としては、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリフェニレンオキサイドなどが挙げられる。
、Ba等のアルカリ土類金属;Al;MgAg合金;AlLi、AlCa等のAlとアルカリ土類金属またはアルカリ金属との合金など、公知の陰極材料が用いられる。陰極の厚さは、好ましくは10nm〜1μm、より好ましくは50〜500nmであることが望ましい。アルカリ金属、アルカリ土類金属などの活性の高い金属を陰極として使用する場合には、陰極の厚さは、好ましくは0.1〜100nm、より好ましくは0.5〜50nmであることが望ましい。また、この場合には、上記陰極金属を保護する目的で、この陰極上に、大気に対して安定な金属層が積層される。上記金属層を形成する金属として、例えば、Al、Ag、Au、Pt、Cu、Ni、Crなどが挙げられる。上記金属層の厚さは、好ましくは10nm〜1μm、より好ましくは50〜500nmであることが望ましい。
本発明に係る有機EL素子は、公知の方法で、マトリックス方式またはセグメント方式による画素として画像表示装置に好適に用いられる。また、上記有機EL素子は、画素を形成せずに、面発光光源としても好適に用いられる。
[実施例]
[合成例1]高分子化合物(I)の合成
密閉容器に、上記式(B2)で表される化合物(特許文献2に記載の方法に従って合成した)500mgおよび上記式(C1)で表される化合物(特開平10−1665号公報に記載の方法に従って合成した)500mgを入れ、脱水トルエン(9.9mL)を加えた。次いで、V−601(和光純薬工業(株)製)のトルエン溶液(0.1M、198μL)を加え、凍結脱気操作を5回繰り返した。真空のまま密閉し、60℃で60時間撹拌した。反応後、反応液をアセトン500mL中に滴下し、沈殿を得た。さらにトルエン−アセトンでの再沈殿精製を2回繰り返した後、50℃で一晩真空乾燥して、高分子化合物(I)を得た。
Mn)1.96であった。13C−NMR測定の結果から見積もった高分子化合物(I)における上記式(B2)で表される化合物から導かれる構造単位の数xと上記式(C1)で表される化合物から導かれる構造単位の数yとの比(X:Y)は40:60であった。
[合成例2]高分子化合物(II)の合成
(2−1)上記式(C2)で表される化合物の合成
元素分析: 計算値(C28H24N4O2) C,74.98;H,5.39;N,12.49. 測定値 C,75.30;H,5.18;N,12.26.
質量分析(EI): 448(M+).
(2−2)高分子化合物(II)の合成
上記式(B2)で表される化合物および上記式(C1)で表される化合物の代わりに、上記式(B5)で表される化合物(特許文献2に記載の方法に従って合成した)および上記式(C2)で表される化合物を用いたほかは、合成例1と同様にして、高分子化合物(II)を得た。
[合成例3]高分子化合物(III)の合成
(3−1)上記式(C3)で表される化合物の合成
l)を加えて10時間加熱還流した。得られた反応混合物を300mLの水中に投入し、固体を濾取して乾燥した。この固体にピリジン20mLおよび4−ブロモベンゾイルクロライド4.4g(20mmol)を加えて、室温で5時間撹拌した。得られた溶液を300mLの水中に投入し、固体を濾取して乾燥した。この固体にo−ジクロロベンゼン20mL、アニリン1.8g(19mmol)および三塩化リン6.5g(47mmol)を加えて3時間加熱還流した。反応液を300mLの水中に投入してクロロホルムで有機物を抽出した。抽出液を減圧濃縮後、1,2−ジメトキシエタン50mL、4−ビニルフェニルボロン酸3.0g(20mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.23g(0.20mmol)および炭酸ナトリウム6.3g(59mmol)を含む水溶液50mLを加えて、3時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却後、有機層を減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、上記式(C3)で表される化合物2.8g(6.1mmol)を得た。
元素分析: 計算値(C32H29N3) C,84.36;H,6.42;N,9.22.
測定値 C,84.57;H,6.33;N,9.04.
質量分析(EI): 455(M+).
(3−2)高分子化合物(III)の合成
上記式(B2)で表される化合物および上記式(C1)で表される化合物の代わりに、上記式(B1)で表される化合物(特許文献2に記載の方法に従って合成した)および上記式(C3)で表される化合物を用いたほかは、合成例1と同様にして、高分子化合物(III)を得た。
[合成例4]イリジウム錯体(E−2)の合成
スキーム(3)のように合成した。2−ブロモピリジン6.0g(38mmol)、4−tert−ブチルフェニルボロン酸6.8g(38mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.50g(0.43mmol)、炭酸カリウム14g(100mmol)を含む水溶液50mL、および1,2−ジメトキシエタン50mLを混合し、3時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却した後、酢酸エチルを加えて、有機層を分取し、減圧で溶媒を留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、化合物(a)7.5g(35mmol)を得た。
(4−2)イリジウム錯体(b)の合成
化合物(a)4.9g(23mmol)および三塩化イリジウム三水和物4.0g(11mmol)の混合物に、2−エトキシエタノール75mLおよび水25mLを加え、24時間加熱還流した。生じた沈殿を濾取し、冷メタノールで洗浄した後、乾燥して、イリジウム錯体(b)7.0g(5.4mmol)を得た。
(4−3)イリジウム錯体(E−2)の合成
イリジウム錯体(b)3.0g(2.3mmol)および化合物(a)3.0g(14mmol)の混合物にグリセリン20mLを加え、200℃で24時間加熱撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、水200mLを加え、沈殿を濾取し、乾燥した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、イリジウム錯体(E−2)1.6g(1.9mmol)を得た。
元素分析: 計算値(C45H48IrN3) C,65.66;H,5.88;N,5.1
1. 測定値 C,65.73;H,5.82;N,5.06.
質量分析(FAB): 823(M+).
[合成例5]イリジウム錯体(E−17)の合成
元素分析: 計算値(C57H54IrN3) C,70.34;H,5.59;N,4.3
2. 測定値 C,70.51;H,5.50;N,4.19.
質量分析(FAB): 973(M+).
[合成例6]高分子化合物(IV)の合成
上記式(B2)で表される化合物の代わりに、N−ビニルカルバゾールを用いたほかは、合成例1と同様にして、高分子化合物(IV)を得た。
[合成例7]高分子化合物(V)の合成
(7−1)化合物(f)の合成
(7−2)イリジウム錯体(g)の合成
元素分析: 計算値(C44H44IrN3) C,65.48;H,5.50;N,5.2
1. 測定値 C,65.77;H,5.36;N,5.04.
質量分析(FAB): 807(M+).
(7−3)高分子化合物(V)の合成
密閉容器に、イリジウム錯体(g)80mg、上記式(B2)で表される化合物460mg、および上記式(C1)で表される化合物460mgを入れ、脱水トルエン(9.9mL)を加えた。次いで、V−601(和光純薬工業(株)製)のトルエン溶液(0.1M、198μL)を加え、凍結脱気操作を5回繰り返した。真空のまま密閉し、60℃で
60時間撹拌した。反応後、反応液をアセトン500mL中に滴下し、沈殿を得た。さらにトルエン−アセトンでの再沈殿精製を2回繰り返した後、50℃で一晩真空乾燥して、高分子化合物(V)を得た。
[合成例8]高分子化合物(VI)の合成
上記式(B2)で表される化合物および上記式(C1)で表される化合物の代わりに、9−エチル−3−ビニルカルバゾール(特許文献1に記載の方法に従って合成した)および上記式(C2)で表される化合物を用いたほかは、合成例1と同様にして、高分子化合物(VI)を得た。
[合成例9]高分子化合物(VII)の合成
イリジウム錯体(g)、上記式(B2)で表される化合物、および上記式(C1)で表される化合物の代わりに、下記式で表されるイリジウム錯体(h)(特開2003−206320号公報に記載の方法に従って合成した)、上記式(B5)で表される化合物、および上記式(C2)で表される化合物を用いたほかは、合成例7(7−3)と同様にして、高分子化合物(VII)を得た。
上記式(B2)で表される化合物および上記式(C1)で表される化合物の代わりに、N−ビニルカルバゾールおよび上記式(C3)で表される化合物を用いたほかは、合成例1と同様にして、高分子化合物(VIII)を得た。
VIII)におけるN−ビニルカルバゾールから導かれる構造単位の数xと上記式(C3)で表される化合物から導かれる構造単位の数yとの比(X:Y)は68:32であった。
[合成例11]高分子化合物(IX)の合成
(11−1)化合物(i)の合成
(11−2)イリジウム錯体(j)の合成
元素分析: 計算値(C56H50IrN3) C,70.26;H,5.26;N,4.3
9. 測定値 C,69.90;H,5.38;N,4.61.
質量分析(FAB): 957(M+).
(11−3)高分子化合物(IX)の合成
イリジウム錯体(g)、上記式(B2)で表される化合物、および上記式(C1)で表される化合物の代わりに、イリジウム錯体(j)、上記式(B1)で表される化合物、および上記式(C3)で表される化合物を用いたほかは、合成例7(7−3)と同様にして、高分子化合物(IX)を得た。
元素分析: 計算値(C57H54IrN3) C,70.34;H,5.59;N,4.3
2. 測定値 C,70.38;H,5.61;N,4.19.
質量分析(FAB): 973(M+).
[合成例13]高分子化合物(X)の合成
(13−1)化合物(n)の合成
(13−2)イリジウム錯体(o)の合成
元素分析: 計算値(C59H56IrN3) C,70.91;H,5.65;N,4.2
0. 測定値 C,70.65;H,5.82;N,4.44.
質量分析(FAB): 999(M+).
(13−3)高分子化合物(X)の合成
イリジウム錯体(g)、上記式(B2)で表される化合物、および上記式(C1)で表
される化合物の代わりに、イリジウム錯体(o)、上記式(B1)で表される化合物、および上記式(C3)で表される化合物を用いたほかは、合成例7(7−3)と同様にして、高分子化合物(X)を得た。
[合成例14]塗布溶液(I)
高分子化合物(I)92mgおよびイリジウム錯体(E−2)8mgをトルエン2900mgに溶解し、この溶液を孔径0.2μmのフィルターでろ過し、塗布溶液(I)を調製した。
[合成例15]塗布溶液(II)
高分子化合物(I)およびイリジウム錯体(E−2)の代わりに、高分子化合物(II)およびイリジウム錯体(E−33)(特表2004−506305号公報に記載の方法に従って合成した)を用いたほかは、合成例14と同様にして、塗布溶液(II)を調製した。
[合成例16]塗布溶液(III)
高分子化合物(I)およびイリジウム錯体(E−2)の代わりに、高分子化合物(III)およびイリジウム錯体(E−17)を用いたほかは、合成例14と同様にして、塗布溶液(III)を調製した。
[合成例17]塗布溶液(IV)
高分子化合物(I)およびイリジウム錯体(E−2)の代わりに、高分子化合物(IV)およびイリジウム錯体(E−2)を用いたほかは、合成例14と同様にして、塗布溶液(IV)を調製した。
[合成例18]塗布溶液(V)
高分子化合物(V)100mgをトルエン2900mgに溶解し、この溶液を孔径0.2μmのフィルターでろ過し、塗布溶液(V)を調製した。
[合成例19]塗布溶液(VI)
高分子化合物(I)およびイリジウム錯体(E−2)の代わりに、高分子化合物(VI)およびイリジウム錯体(E−33)を用いたほかは、合成例14と同様にして、塗布溶液(VI)を調製した。
[合成例20]塗布溶液(VII)
高分子化合物(V)の代わりに高分子化合物(VII)を用いたほかは、合成例18と同様にして、塗布溶液(VII)を調製した。
[合成例21]塗布溶液(VIII)
高分子化合物(I)およびイリジウム錯体(E−2)の代わりに、高分子化合物(VIII)およびイリジウム錯体(E−17)を用いたほかは、合成例14と同様にして、塗布溶液(VIII)を調製した。
[合成例22]塗布溶液(IX)
高分子化合物(V)の代わりに高分子化合物(IX)を用いたほかは、合成例18と同様にして、塗布溶液(IX)を調製した。
[合成例23]塗布溶液(X)
高分子化合物(I)およびイリジウム錯体(E−2)の代わりに、高分子化合物(III)およびイリジウム錯体(E−34)を用いたほかは、合成例14と同様にして、塗布溶液(X)を調製した。
[合成例24]塗布溶液(XI)
高分子化合物(I)およびイリジウム錯体(E−2)の代わりに、高分子化合物(VIII)およびイリジウム錯体(E−34)を用いたほかは、合成例14と同様にして、塗
布溶液(XI)を調製した。
[合成例25]塗布溶液(XII)
高分子化合物(V)の代わりに、高分子化合物(X)を用いたほかは、合成例18と同様にして、塗布溶液(XII)を調製した。
[実施例1]有機EL素子の作製および発光特性の評価
ITO付き基板(ニッポ電機(株)製)を用いた。これは、25mm角のガラス基板の一方の面に、幅4mmのITO(酸化インジウム錫)電極(陽極)が、ストライプ状に2本形成された基板であった。
半減寿命を表1に示す。
[実施例2〜4および比較例1〜8]有機EL素子の作製および発光特性の評価
塗布溶液を表1に示す溶液に変更したほかは、実施例1と同様にして、有機EL素子を作製し、測定を行った。作製した有機EL素子の発光色、最大発光外部量子効率、100cd/m2点灯時の輝度半減寿命を表1に示す。
2: 陽極
3: ホール輸送層
4: 発光層
5: 電子輸送層
6: 陰極
Claims (7)
- 前記ヘテロ環を有する単量体が、オキサジアゾール誘導体またはトリアゾール誘導体であることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記ヘテロ環を有する単量体が、下記式(2)〜(5)で表される単量体からなる群から選択されることを特徴とする請求項2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 前記燐光発光性化合物が、イリジウム錯体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を用いた画像表示装置。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を用いた面発光光源。
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