[go: up one dir, main page]

JP5011422B2 - 車両の燃料供給装置 - Google Patents

車両の燃料供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5011422B2
JP5011422B2 JP2010127855A JP2010127855A JP5011422B2 JP 5011422 B2 JP5011422 B2 JP 5011422B2 JP 2010127855 A JP2010127855 A JP 2010127855A JP 2010127855 A JP2010127855 A JP 2010127855A JP 5011422 B2 JP5011422 B2 JP 5011422B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
secondary filter
main
pipe
fuel supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010127855A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010216485A (ja
Inventor
広司 山田
稔 上田
俊行 窪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2010127855A priority Critical patent/JP5011422B2/ja
Publication of JP2010216485A publication Critical patent/JP2010216485A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5011422B2 publication Critical patent/JP5011422B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、車両の燃料供給装置の改良に関するものである。
従来の車両の燃料供給装置として、燃料タンク内に燃料フィルタを配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
国際公開第WO2004/072469号パンフレット
特許文献1の図2を以下に説明する。
側面視で、燃料タンク20内のほぼ中央の底部に燃料フィルタ27が配置され、燃料タンク20内の後部に燃料ポンプユニット26が配置され、これらの燃料フィルタ27と燃料ポンプユニット26とが燃料配管40で接続されている。
例えば、エタノールのようなダストが細かい燃料では、燃料フィルタ27の目を細かくする必要があるが、それでは、燃料フィルタ27の交換サイクルが短くなり、メンテナンス回数が増える。また、燃料ポンプユニット26の上流側に目の細かい燃料フィルタ27が設けられていると、車両の加速時等のように、供給すべき燃料が急に増えた際、燃料フィルタ27が抵抗になって、即座に必要な量の燃料を供給しにくくなるので、燃料ポンプユニット26の能力を高める必要があり、高価になってしまう。
本発明の目的は、燃料フィルタの交換サイクルを長くするとともに、燃料供給量を確保できる廉価な車両の燃料供給装置を供給することにある。
請求項1に係る発明は、複数種の燃料による運転を可能としエンジンを搭載した自動二輪車において、車体フレームにエンジンを支持し、このエンジン上方に延びるシリンダ部のシリンダヘッド部の後部に吸気装置と燃料噴射弁を備え、エンジンの上方に主燃料タンクを搭載し、吸気装置は、吸気管、スロットルボディ、コネクティングチューブ、エアクリーナとから構成され、スロットルボディに燃料噴射弁を備え、2次フィルタは、スロットルボディに接近して配置し、この2次フィルタの下流側の燃料供給管を燃料噴射弁に接続し、吸気管は、その一端がシリンダ部に接続され、その後方にスロットルボディ、コネクティングチューブと連結し、2次フィルタは、側面視で燃料主タンクの下方且つシリンダ部の後方で、エンジンのクランクケース後部の上方で、エアクリーナの前方に配置され、2次フィルタは、エアクリーナの外側面よりも車体内側に配置されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記燃料2次フィルタを、側面視で吸気装置と重なる位置に配置したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1において、燃料供給管は、燃料貯留部の燃料吐出口からスロットルボディへ向けて下から上へ配管されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1において、前記燃料はエタノールを含むことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1において、前記燃料2次フィルタのフィルタケース上部には、このフィルタケース内部の燃料圧力を調整するプレッシャレギュレータを備え、プレッシャレギュレータの吐出側に燃料戻り配管を備え、燃料戻り配管は上方へ延出して前記主燃料タンク内に延びていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5において、前記燃料2次フィルタの前記フィルタケースは、燃料吐出口に、燃料ポンプ停止時にこの燃料吐出口を塞ぐチェック弁を備えることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1において、前記主燃料タンクから前記燃料貯留部へ燃料を供給する供給配管を備え、供給配管は上流から下流へ漸次下方へ延出し、供給配管は燃料貯留部の上部、燃料供給管は燃料貯留部の下部に接続することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1〜請求項7何れか1項において、前記主燃料タンクの底部に燃料ポンプを取り付けることで、燃料ポンプを主燃料タンク内に配置し、燃料ポンプの下部に吐出口を備え、吐出口から燃料貯留部に燃料を供給し、燃料ポンプは、主燃料タンクの後部に配置されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、複数種の燃料による運転を可能としエンジンを搭載した自動二輪車において、車体フレームにエンジンを支持し、このエンジン上方に延びるシリンダ部のシリンダヘッド部の後部に吸気装置と燃料噴射弁を備え、エンジンの上方に主燃料タンクを搭載し、吸気装置は、吸気管、スロットルボディ、コネクティングチューブ、エアクリーナとから構成され、スロットルボディに燃料噴射弁を備え、2次フィルタは、スロットルボディに接近して配置し、この2次フィルタの下流側の燃料供給管を燃料噴射弁に接続し、吸気管は、その一端がシリンダ部に接続され、その後方にスロットルボディ、コネクティングチューブと連結し、2次フィルタは、側面視で燃料主タンクの下方且つシリンダ部の後方で、エンジンのクランクケース後部の上方で、エアクリーナの前方に配置され、2次フィルタは、エアクリーナの外側面よりも車体内側に配置したので、先ず、燃料2次フィルタを、側面視で主燃料タンクの下方且つシリンダ部の後方に配置することとなり、主燃料タンクの外に配置した燃料貯留部をエンジンと燃料タンク間に配置しつつ、吸気装置に接近させて配置することができ、燃料配管の長さを極力短くすることができる。
また、燃料貯留部の容量をより大きくすることが可能となり、燃料脈動をより減衰しやくすることができる。
また本発明では、燃料2次フィルタをエンジンのクランクケース後部の上方に配置したので、エンジンの熱の影響を受けにくくすることができる。
更に本発明では、吸気装置は、吸気管、スロットルボディ、コネクティングチューブ、エアクリーナとから構成され、スロットルボディに燃料噴射弁を備え、燃料2次フィルタは、吸気装置のスロットルボディに接近して配置し、この燃料2次フィルタの下流側に配管を燃料噴射弁に接続したので、燃料2次フィルタとスロットルボディの燃料噴射弁とを接続する燃料配管を短くすることができる。
請求項2に係る発明では、燃料2次フィルタを、側面視で吸気装置と重なる位置に配置した。
請求項3に係る発明では、燃料供給管は、燃料貯留部の燃料吐出口からスロットルボディへ向けて下から上へ配管したので、燃料貯留部内の空気が燃料供給管を通ってスロットルボディの燃料噴射弁内に流れやすくなり、燃料貯留部を含む燃料通路の燃料供給をスムーズに行わせることができる。
請求項4に係る発明では、燃料はエタノールを含んだ場合、燃料2次フィルタの交換等のメンテナンスに際し、燃料2次フィルタは主燃料タンクの外に設けたので、燃料2次フィルタの交換等のメンテナンスがし易くなる。
請求項5に係る発明では、燃料2次フィルタのフィルタケースは、このフィルタケース内部の燃料圧力を調整するプレッシャレギュレータを備え、プレッシャレギュレータの吐出側に燃料戻り配管を備え、燃料戻り配管は上方へ延出して主燃料タンク内に延びている。
請求項6に係る発明では、燃料2次フィルタのフィルタケースは、燃料吐出口に、燃料ポンプ停止時にこの燃料吐出口を塞ぐチェック弁を備えるので、エンジン停止後は、燃料吐出口から燃料噴射弁までの燃料通路は高圧に保つことができる。
請求項7に係る発明では、主燃料タンクから前記燃料貯留部へ燃料を供給する供給配管を備え、供給配管は上流から下流へ漸次下方へ延出し、供給配管は燃料貯留部の上部、燃料供給管は燃料貯留部の下部に接続する。
請求項8に係る発明では、主燃料タンクの底部に燃料ポンプを取り付けることで、燃料ポンプを主燃料タンク内に配置し、燃料ポンプの下部に吐出口を備え、吐出口から燃料貯留部に燃料を供給し、燃料ポンプは、主燃料タンクの後部に配置されている。
本発明に係る燃料供給装置を備えた車両の側面図である。 本発明に係る燃料供給装置を示す要部側面図である。 本発明に係る燃料供給装置を示す要部斜視図である。 本発明に係る燃料ポンプの断面図である。 本発明に係る2次フィルタの取付構造を示す説明図である。 2次フィルタ配置構造の作用を示す作用図である。 本発明に係る2次フィルタの断面図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る燃料供給装置を備えた車両の側面図であり、車両10は、車体フレーム11の中央部にエンジン12が配置され、車体フレーム11の前端にフロントフォーク13が操舵可能に支持され、車体フレーム11の後部下部に上下スイング可能にリヤフォーク14が支持された自動二輪車であり、主燃料としてエタノール、ガソリン、又はガソリンとエタノールとの混合油を用い、エンジン始動時、例えば、気温が低くてエンジン始動性が良くない時にのみ副燃料としてガソリン、又はガソリンとエタノールとの混合油(但し、主燃料よりもガソリンの混合比が高い)を用いる。
車体フレーム11は、前端に備えるヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から後方に延びるメインフレーム22と、このメインフレーム22の中間部から下方に延びるセンタフレーム23と、メインフレーム22の後部及びセンタフレーム23の下部のそれぞれに連結されたサブフレーム24と、ヘッドパイプ21から後方斜め下方に延びるダウンフレーム26とからなり、複数のプレス成形部品が結合されて出来た骨格部材である。
ヘッドパイプ21は、フロントフォーク13が回動可能に取付けられた部分であり、フロントフォーク13は、上部にバーハンドル31、下部に前輪32が取付けられている。
メインフレーム22は、前部に主燃料を貯める主燃料タンク33が跨るように取付けられ、後部にシート34が取付けられた部分である。
主燃料タンク33は、その内部に、副燃料を貯める図示せぬ副燃料タンクが設けられている。
センタフレーム23は、ダウンフレーム26と共にエンジン12を支持する部分であり、センタフレーム23に設けられたピボット軸36はリヤフォーク14のスイング軸となる。リヤフォーク14の後端には後輪35が取付けられている。
リヤフォーク14の後部とメインフレーム22の後部とにリヤクッションユニット37が渡されて取付けられている。
ダウンフレーム26は、ブラケット38を介してエンジン12を支持する部分である。
エンジン12は、後部に変速機41が一体的に設けられたものであり、上方に延びるシリンダ部43にシリンダヘッド44が設けられ、このシリンダヘッド44の後部に吸気装置46が接続され、シリンダヘッド44の前部に排気装置47が接続されている。
吸気装置46は、一端がシリンダヘッド44に接続された吸気管51と、この吸気管51の他端に一端が接続されたスロットルボディ52と、このスロットルボディ52の他端にコネクティングチューブ53を介して接続されたエアクリーナ54とからなる。
排気装置47は、シリンダヘッド44の前部に一端が接続されてエンジン12の前方から下方そして後方に延びる排気管56と、この排気管56の他端に接続されて後方に延びるマフラ57とからなる。
図中の61はフロントカウル、62はヘッドランプ、63はフロントフェンダ、64はエアクリーナ54の側方を覆うサイドカバー、66はリヤサイドカバー、67はリヤフェンダ、68はテールランプ、71はメインスタンド、72は変速機41の出力軸、73は出力軸72に取付けられたドライブスプロケット、74は後輪35に一体的に取付けられたドリブンスプロケット、76はドライブスプロケット73とドリブンスプロケット74とに掛けられたチェーン、77はチェーンカバーである。
図2は本発明に係る燃料供給装置を示す要部側面図であり、主燃料タンク33の底部91に取付けられた燃料ポンプ92内に主燃料(以下では単に「燃料」と記す。)を濾過する1次フィルタ141が設けられ、燃料ポンプ92に燃料を濾過する2次フィルタ143が燃料供給管142を介して接続され、この2次フィルタ143に燃料供給管144を介してスロットルボディ52に設けられた燃料噴射弁94が接続されている。なお、この図では、2次フィルタ143から主燃料タンク33内に至る燃料配管を省いたが、図3で説明する。
2次フィルタ143は、その左側方(図の手前側)がサイドカバー64(図1参照)によって覆われ、外部に露出しないため、車両の外観性を向上させることができる。
2次フィルタ143の目(例えば、30μm)は、1次フィルタ141の目(例えば、70μm)よりも細かくされている。
これにより、1次フィルタ141で大きなダストを捕集し、2次フィルタ143で1次フィルタ141を通過した細かいダストを捕集することができるため、2次フィルタ143で大きなダストが捕集されなくなり、2次フィルタ143を詰まりにくくすることができ、更に、1次フィルタ141は目が粗いから詰まりにくくすることができる。
従って、1次フィルタ141及び燃料2次フィルタ143共に交換サイクルを長くすることができ、メンテナンス回数を少なくすることができるととともに、1次フィルタ141及び燃料2次フィルタ142を通過する燃料流量を長期に亘って多く維持することができ、車両の発進時や加速時等のように、必要とすべき燃料流量が急に増えても十分に対応することができる。
また、2次フィルタ141をエンジン12の後方に配置したので、吸気装置52、詳しくはスロットルボディ52と2次フィルタ143とを接近させることができ、2次フィルタ143とスロットルボディ52の燃料噴射弁94とを接続する燃料配管としての燃料供給管144を短くすることができて、配管し易くすることができる。
図3は本発明に係る燃料供給装置を示す要部斜視図であり、2次フィルタ143は、センタフレーム23の外側方に配置されるとともにセンタフレーム23にブラケット146で取付けられ、2次フィルタ141から燃料戻り配管135が上方の主燃料タンク33内に延びている。
このように、2次フィルタ143の下流側の燃料供給管144を、上方のスロットルボディ52、詳しくは、スロットルボディ52の燃料噴射弁94に下から上へ配管したので、2次フィルタ143内の空気が燃料供給管144を通ってスロットルボディ52の燃料噴射弁94内に流れやすくなり、2次フィルタ143を含む燃料通路の燃料供給をスムーズに行わせることができる。
以上に述べた主燃料タンク33から燃料噴射弁94に至る構成、主燃料タンク33、1次フィルタ141(図2参照)、燃料ポンプ92、燃料供給管142、2次フィルタ143、燃料戻り管135、燃料供給管144、スロットルボディ52、燃料噴射弁94は、燃料供給装置150を構成する部品である。
上記したように、2次フィルタ143をセンタフレーム23の外側方に配置することで
、車両の側方から2次フィルタ143の交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。また、2次フィルタ143の容量をより大きくすることが可能になり、燃料脈動をより減衰しやすくすることができる。
図4は本発明に係る燃料ポンプの断面図であり、燃料ポンプ92は、主燃料タンク33(図2参照)に取付けられる樹脂製の下ケース151と、この下ケース151の上部に取付けられた金属製の上ケース152と、これらの上ケース151及び下ケース152の内側に配置された駆動部153とからなる。
下ケース151は、主燃料タンク33に取付けるためのフランジ部155と、駆動部153によって送られる燃料を流す燃料通路156と、この燃料通路156に接続された吐出口157とを備え、1次フィルタ141を収容した部分である。
上ケース152は、燃料を吸い込む複数の吸込み口161を備える。
駆動部153は、モータ部とこのモータ部で駆動されるポンプ部とからなる。
即ち、1次フィルタ141は、燃料ポンプ92の駆動部153の上流側に配置される。
燃料は、図中に矢印で示したように、上ケース152の吸込み口161から吸い込まれ、1次フィルタ141を通り、この後で駆動部153内を上昇し、燃料通路156を通って吐出口157から外部、即ち、図2に示された燃料供給管142に流れ、図2に示された2次フィルタ143に至る。
図5(a),(b)は本発明に係る2次フィルタの取付構造を示す説明図であり、(a)は要部側面図、(b)は要部斜視図である。
(a)は、センタフレーム23に板状で金属製のブラケット146を取付け、このブラケット146で2次フィルタ143を支持したことを示している。
2次フィルタ143は、樹脂製のケース143Aと、このケース143内に収納された不織布からなるフィルタ本体(不図示)とから構成され、ケース143Aは、筒状のケース本体143Bと、このケース本体143Bの開口を塞ぐケースカバー143Cとからなる。
ケース本体143Bは、底部に燃料を吐出する燃料吐出口143dを一体に備え、ケースカバー143Cは、上部に、燃料を吸入する燃料吸入口143eと、燃料を主燃料タンク33(図2参照)に戻す燃料戻し口143fと一体に備える。
(b)において、センタフレーム23は、車幅方向に延びる左右延出部23aと、この左右延出部23aの端部から車両前方に延びる前後延出部23bと、この前後延出部23bの端部から車両前方及び内方に湾曲して延びる湾曲部23cと、この湾曲部23cの端部から車両前方に延びる前方延出部23dとからなり、前後延出部23bにブラケット146が取付けられ、このブラケット146に2次フィルタ143が取付けられている。
上記したように、センタフレーム23を屈曲した形状に成形することで、センタフレーム23の車両前後方向及び車幅方向の剛性、特に曲げ剛性を高めることができる。
前後延出部23bに沿って前後方向に直線165を引いたときに、この直線165より外側方に2次フィルタ143が配置され、この2次フィルタ143の内側方には、湾曲部23c及び前方延出部23dからなる車体内側に窪んだ凹部としての段部23fが形成されている。
図6(a),(b)は本発明に係る2次フィルタ配置構造の作用を示す作用図(平面図)である。
(a)において、ブラケット146は、センタフレーム23の前後延出部23bに溶接にて取付けられた後部平板部146aと、この後部平板部146aの前端から外側方に屈曲した屈曲部146bと、この屈曲部146bの前端から車両前方に延びる前部平板部146cとからなり、前部平板部146cが2次フィルタ143のケース本体143Bに貫通するように取付けられている。
例えば、2次フィルタ143に白抜き矢印で示すように側方から外力が作用すると、(b)に示すように、2次フィルタ143を介してブラケット146に外力が伝わり、ブラケット146は、屈曲部146bから先がセンタフレーム23側に折れ曲がる。
このとき、2次フィルタ143は、センタフレーム23の凹部としての段部23f内に入り込む。
このように、センタフレーム23に、2次フィルタ143の車体内方に窪んだ凹部としての段部23fを設け、2次フィルタ143に外力が作用したときに、2次フィルタ143を段部23fへ移動させることで、2次フィルタ143の移動量を大きくすることができる。
図7は本発明に係る2次フィルタの断面図であり、2次フィルタ143は、ケース本体173及びこのケース本体173の開口を塞ぐケースカバー174からなるケース171と、このケース171内に収納されたフィルタエレメント176とからなり、ケース本体173に、燃料を吸入する燃料吸入口171aと、燃料を主燃料タンク33(図3参照)に戻す燃料戻し口171cとを備え、ケースカバー174に燃料を吐出する燃料吐出口171bを備える。
フィルタエレメント176は、不織布からなる袋状のフィルタ本体181と、このフィルタ本体181の内部に通じるとともにケースカバー174の燃料吸入口171aに接続された接続口182とからなる。
2次フィルタ143は、ケースカバー174の下面に、内部の燃料圧力が所定値以上になったときに燃料を主燃料タンク33に戻して2次フィルタ143の内部の燃料圧力を調整するプレッシャレギュレータ186が一体的に設けられ、また、ケース本体173の燃料吐出口171b内にチェック弁188が配置されている。
プレッシャレギュレータ186は、ケースカバー174の下面に一体に形成された筒状部174aに嵌合された有底筒状で樹脂製のレギュレータケース191と、このレギュレータケース191の底に開けられた通孔191aを開閉する球状で鋼製の弁体192と、この弁体192を通孔191aを閉じるように付勢する圧縮コイルばね193とからなり、通孔191aはフィルタエレメント176側に通じ、レギュレータケース191の開口部191bは、燃料戻し口171c内に通じている。
レギュレータケース191は、ケース本体173の小径筒部173Bと大径筒部173Bとを繋ぐ段部173Cに下端面191Aが支持されている。
ここで、174bはケースカバー174の下面に環状に一体に形成されてケース本体173の上部に嵌合する環状嵌合部、195は筒状部174aとレギュレータケース191との間をシールするOリングである。
チェック弁188は、弁ケース196と、この弁ケース196内に上下移動自在に配置された弁体197と、この弁体197の半球状の頭部197aをテーパ状の弁座196aに押し当てるスプリング198とからなり、図では、弁体197がテーパ状の弁座196aを塞いでいる。
ケース171内の燃料は、弁体197をスプリング198の弾性力に抗して押し下げることで2次フィルタ143内から燃料吐出口171bを通って外部(燃料噴射弁94(図3参照))に流れることが許容されるが、逆に、燃料噴射弁94側から2次フィルタ143内への燃料の逆流は、弁体197が上がって頭部197aが弁座196aに当たり燃料通路を塞ぐため、阻止される。
エンジン稼働中は、燃料ポンプが作動し、燃料ポンプからの圧力によって、スプリング198の弾性力に抗して弁体197を押し下げるようにして燃料が燃料噴射弁94(図2参照)に流れる。
エンジン停止後は、燃料ポンプも停止するため、弁体197がスプリング198に押し上げられて弁座196aに当たり、燃料通路を塞ぐ。従って、燃料吐出口171bから燃料噴射弁94までの燃料通路は高圧に保たれる。
燃料ポンプが停止した後、次回燃料ポンプが始動した直後から燃料ラインの働きを良好にするため、燃料ラインの内圧を高く保持することが望ましいが、燃料ラインの内圧を高くしても、プレッシャレギュレータ186から吐出側に微少な燃料が洩れて内圧が徐々に下がるため、チェック弁188をプレッシャレギュレータ186の吐出側に設けている。
本発明の燃料供給装置は、二輪車に好適である。
11…車体フレーム、 12…エンジン、 33…主燃料タンク、 43…シリンダ部、 44…シリンダヘッド部、 46…吸気装置、 51…吸気管、 52…スロットルボディ、 53…コネクティングチューブ、 54…エアクリーナ、 94…燃料噴射弁、 143…燃料貯留部(燃料2次フィルタ)、 144…燃料供給管、 143A…フィルタケース、 143d…燃料吐出口、 186…プレッシャレギュレータ、 188…チェック弁。

Claims (8)

  1. 複数種の燃料による運転を可能としエンジンを搭載した自動二輪車において、
    車体フレーム(11)にエンジン(12)を支持し、このエンジン上方に延びるシリンダ部(43)のシリンダヘッド部(44)の後部に吸気装置(46)と燃料噴射弁(94)を備え、
    前記エンジン(12)の上方に主燃料タンク(33)を搭載し、
    前記吸気装置(46)は、吸気管(51)、スロットルボディ(52)、コネクティングチューブ(53)、エアクリーナ(54)とから構成され、前記スロットルボディ(52)に前記燃料噴射弁(94)を備え、前記2次フィルタ(143)は、前記スロットルボディ(52)に接近して配置し、この2次フィルタ(143)の下流側の燃料供給管(144)を前記燃料噴射弁(94)に接続し、
    前記吸気管(51)は、その一端がシリンダ部(43)に接続され、その後方にスロットルボディ(52)、コネクティングチューブ(53)と連結し、
    前記2次フィルタ(143)は、側面視で燃料主タンク(33)の下方且つ前記シリンダ部(43)の後方で、エンジン(12)のクランクケース後部の上方で、エアクリーナ(54)の前方に配置され、
    前記2次フィルタ(143)は、エアクリーナ(54)の外側面よりも車体内側に配置されている、
    ことを特徴とする自動二輪車の燃料供給装置。
  2. 前記燃料2次フィルタ(143)を、側面視で吸気装置(46)と重なる位置に配置したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の燃料供給装置。
  3. 燃料供給管(144)は、前記燃料2次フィルタ(143)の燃料吐出口(143d)からスロットルボディ(52)へ向けて下から上へ配管されることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の燃料供給装置。
  4. 前記燃料はエタノールを含むことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の燃料供給装置。
  5. 前記燃料2次フィルタのフィルタケース(143A)上部には、このフィルタケース(143A)内部の燃料圧力を調整するプレッシャレギュレータ(186)を備え、前記プレッシャレギュレータ(186)の吐出側に燃料戻り配管(135)を備え、前記燃料戻り配管(135)は上方へ延出して前記主燃料タンク(33)内に延びていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の燃料供給装置。
  6. 前記燃料2次フィルタの前記フィルタケース(143A)は、燃料吐出口(143d)に、燃料ポンプ(92)停止時にこの燃料吐出口(143d)を塞ぐチェック弁(188)を備えることを特徴とする請求項5記載の自動二輪車の燃料供給装置。
  7. 前記主燃料タンク(33)から前記燃料貯留部(143)へ燃料を供給する供給配管(142)を備え、前記供給配管(142)は上流から下流へ漸次下方へ延出し、前記供給配管(142)は前記燃料貯留部(143)の上部、前記燃料供給管(144)は前記燃料貯留部(143)の下部に接続することを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の燃料供給装置。
  8. 前記主燃料タンク(33)の底部(91)に燃料ポンプ(92)を取付けることで、前記燃料ポンプ(92)を前記主燃料タンク(33)内に配置し、前記燃料ポンプ(92)の下部に吐出口(157)を備え、前記吐出口(157)から前記燃料貯留部(143)に燃料を供給し、前記燃料ポンプ(92)は、前記主燃料タンク(33)の後部に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項7何れか1項に記載の自動二輪車の燃料供給装置。
JP2010127855A 2010-06-03 2010-06-03 車両の燃料供給装置 Expired - Fee Related JP5011422B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010127855A JP5011422B2 (ja) 2010-06-03 2010-06-03 車両の燃料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010127855A JP5011422B2 (ja) 2010-06-03 2010-06-03 車両の燃料供給装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007089683A Division JP5039412B2 (ja) 2007-03-29 2007-03-29 車両の燃料供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010216485A JP2010216485A (ja) 2010-09-30
JP5011422B2 true JP5011422B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=42975550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010127855A Expired - Fee Related JP5011422B2 (ja) 2010-06-03 2010-06-03 車両の燃料供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5011422B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5762088B2 (ja) * 2011-03-31 2015-08-12 本田技研工業株式会社 自動二輪車の燃料供給装置
JP5756354B2 (ja) * 2011-06-23 2015-07-29 株式会社ミツバ 燃料供給装置
JP2013209927A (ja) 2012-03-30 2013-10-10 Yamaha Motor Co Ltd 車両
WO2015186185A1 (ja) * 2014-06-03 2015-12-10 三菱電機株式会社 車両用燃料供給装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326688A (ja) * 1989-06-22 1991-02-05 Takenaka Komuten Co Ltd 昇降機における荷物出入口の扉開閉システム
JPH06307249A (ja) * 1993-04-21 1994-11-01 Yamaha Motor Co Ltd 2サイクルエンジンのクランク室容積可変装置
JP2004278527A (ja) * 2003-02-26 2004-10-07 Mikuni Corp 燃料供給装置
JP4916433B2 (ja) * 2005-06-14 2012-04-11 三菱電機株式会社 車両用燃料供給装置
JP4681969B2 (ja) * 2005-07-27 2011-05-11 本田技研工業株式会社 自動二輪車のリアクッション配置構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010216485A (ja) 2010-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5039412B2 (ja) 車両の燃料供給装置
US8439145B2 (en) Scooter-type vehicle
KR101131326B1 (ko) 차량의 연료 공급 장치 및 연료 필터 구조
JP5227932B2 (ja) スクータ型車両
JP4555413B2 (ja) バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置
JP5011422B2 (ja) 車両の燃料供給装置
JP5264690B2 (ja) スクータ型車両
JP4244311B2 (ja) 自動二輪車における燃料タンク構造
JP5513271B2 (ja) 車両の燃料供給装置
JP2011213214A (ja) 自動二輪車
JP5039411B2 (ja) 燃料供給装置
JP4795986B2 (ja) エンジン用燃料供給装置
JP5508908B2 (ja) スクータ型車両
EP2371690B1 (en) Motor scooter type vehicle
JP4673870B2 (ja) バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置
JP5643031B2 (ja) 車両の燃料供給装置
JP5623775B2 (ja) 自動二輪車
JP2008261340A (ja) バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置
JP2008138617A (ja) 自動二輪車
JP2007297049A5 (ja)
JP2005104379A (ja) 内燃機関の吸気装置
JP2010159771A (ja) バックボーン型自動二輪車における燃料噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5011422

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees