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JP5007872B2 - 単筒式油圧緩衝器および単筒式油圧緩衝器におけるブラケットの取付方法 - Google Patents

単筒式油圧緩衝器および単筒式油圧緩衝器におけるブラケットの取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、シリンダの外周面にブラケット接合固定される単筒式油圧緩衝器およびこのような単筒式油圧緩衝器におけるブラケットの取付方法に関する。
例えば、車両のサスペンションに用いられる単筒式油圧緩衝器は、シリンダ(チューブ)内にガス室と油室とを画成するフリーピストンを摺動可能に納めると共に、油室を二分するピストンを摺動可能に納めた構造となっている。このような単筒式油圧緩衝器において、そのシリンダの外周面には、センサやホースなどの外装部品を支持するためのサポート(ブラケット)が取付けられるようになっており、従来、前記サポートの取付けには溶接が一般に採用されていた。しかし、この場合は、溶接による熱影響でシリンダにひずみや変形が生じ易いという問題があり、このため、サポートの取付位置は、前記フリーピストンの摺動範囲外となるチューブ下端部に限定されていた(例えば、特許文献1参照)。
一方、最近、溶接の省略を目的に、油圧緩衝器のシリンダに対するスプリングシートやナックルブラケットの取付けに、メカニカルクリンチを利用することが試みられている(例えば、特許文献2参照)。このメカニカルクリンチは、外側のスプリングシートまたはナックルブラケットと内側のシリンダとをポンチにより局部的に半径内方向へ押込み、両者を張出しかしめするものである。しかるに、このメカニカルクリンチによれば、シリンダの内面に前記張出しかしめによる突起が形成されるため、上記単筒式油圧緩衝器のごとく内面がピストン類の摺動面として供されるシリンダを対象にこの技術を利用することはできず、その適用範囲は限られていた。
特開2000−46090号公報 特開2004−223612号公報
本発明は、上記した技術的背景に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、メカニカルクリンチの接合技術を改良することにより、シリンダ内面に突起を出さずにブラケットをシリンダに取付けできるようにし、もって適用範囲の拡大に大きく寄与する単筒式油圧緩衝器および単筒式油圧緩衝器におけるブラケットの取付方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る単筒式油圧緩衝器は、外装部品を支持するブラケットが外周に取り付けられたシリンダ内にピストンを摺動可能に納めた単筒式油圧緩衝器において、ピストンの移動範囲である内周面を実質的に変形させることなく外周面に凹部を形成した前記シリンダに前記ブラケットの筒状部を嵌合し、前記ブラケットの筒状部の周方向の一部を前記凹部内に局部的に張出し変形させるのみで、該ブラケットを前記シリンダに回転方向及び軸方向共に移動不能に接合固定したことを特徴とする。このような単筒式油圧緩衝器においては、シリンダに形成した凹部内にブラケットを局部的に張出し変形させるので、シリンダの内面に突起が形成されることはなくなる。
単筒式油圧緩衝器において、上記シリンダに形成する凹部は、周方向に細長い矩形状とするのが望ましい。このように凹部を周方向に細長い矩形状とすることで、接合部のせん断強度が高まり、ブラケットの乗越荷重に対して十分なる抵抗力を発揮するものとなる。換言すれば、シリンダに形成する凹部を小さくすることができ、その分、シリンダの内面側に対する張出し変形の影響が押えられる。
単筒式油圧緩衝器において、上ブラケットは、特にその種類を問うものではないがブラケットが、センサ等の外装部品のサポートである構成とすることができる。こ場合は、ブラケットの取付位置をピストンの摺動範囲まで拡大することができるので、利用価値が高まる
上記課題を解決するため、本発明に係る単筒式油圧緩衝器におけるブラケットの取付方法は、外装部品を支持するブラケットが外周に取り付けられたシリンダ内にピストンを摺動可能に納めた単筒式油圧緩衝器におけるブラケットの取付方法であって、ピストンの移動範囲である内周面を実質的に変形させることなく前記シリンダの外周面に予め凹部を形成し、前記シリンダに嵌合させた前記ブラケットの筒状部の周方向の一部をポンチにより前記凹部内に局部的に張出し変形させるのみで、該ブラケットを前記シリンダ回転方向及び軸方向共に移動不能に接合固定することを特徴とする。この場合、シリンダの外周面に周方向に細長い矩形状の凹部を形成し、ポンチとして、前記凹部の形状に相似させた扁平形状の押込部を有するものを用いるようにすることができる。
本発明の方法においては、上記ポンチによりブラケットを局部的にシリンダの凹部に張出し変形させる際、前記シリンダに挿入したマンドレルに設けた可動ダイを半径外方向へ移動させて、前記凹部の背面側をバックアップするのが望ましく、このようにすることで、シリンダの内面に対する張出し変形の影響がより確実に抑えられる。
本発明に係る単筒式油圧緩衝器および単筒式油圧緩衝器におけるブラケットの取付方法によれば、シリンダ内面に突起を出さずにブラケットをシリンダに取付けできるので、適用範囲が拡大する。特に、シリンダに対するブラケットの取付位置をピストンの摺動範囲まで適用範囲を拡大することができるので、利用価値が著しく高まる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。
本実施形態は、図1に示す車両サスペンション用の単筒式油圧緩衝器1を対象に、そのシリンダ(チューブ)2の外周面に、センサ、ホース等の外装部品を支持するためのサポート(ブラケット)3を接合固定しようとするものである。シリンダ2は有底筒状をなしており、その内部には、ガス室Aと油室Bとを画成するフリーピストン4と、前記油室Bを二分するピストン5とが摺動可能に納められている。ピストン5には、ピストンロッド6の一端部が連結されており、ピストンロッド6の他端側は、シリンダ2の開口端部に装着されたロッドガイド7およびオイルシール8を摺動可能に挿通してシリンダ2外へ延ばされている。この油圧緩衝器1において、前記ガス室Aには窒素ガス等ガスが、前記油室Bには油液がそれぞれ封入されており、また、ピストン5には、伸びおよび縮み行程の双方で減衰力を発生する減衰力発生機構9が設けられている。
上記油圧緩衝器1は、そのシリンダ2の底部に固設した取付アイ10を介してサスペンションアーム(図示略)に取付けられる一方で、そのピストンロッド6の他端部に設けた取付部(ねじ部)11を介して車体に取付けられ、この状態で、シリンダ2の外周面の上端側に固設したスプリングシート12にサスペンションスプリング(図示略)を受けるようになっている。このような車両への取付状態において、ピストンロッド6の伸び、短縮に応じて油液が油室Bの上室と下室との間で流動し、この間、ピストン5に設けた減衰力発生機構9によって減衰力が発生すると共に、ピストンロッド6の進入、退出分の油液がガス室Aの容積変化で補償される。なお、図1中、13は、ピストンロッド6の伸び行程時の衝撃を緩和するロッドストッパ装置であり、ピストンロッド4に一端が係止されたリバウンドスプリング14とこのリバウンドスプリング14の他端に配置されたリバウンドクッション15とを備えており、そのリバウンドクッション15がロッドガイド7に衝合するようになっている。
本実施形態において、上記シリンダ2に対するサポート3の取付位置は、フリーピストン4の摺動範囲の上限付近に設定されている。サポート3は、シリンダ2に嵌合される筒状部16と外装部品を装着するための取付部17とを備えており、その筒状部16の、周方向に等配した4箇所が、接合部18によってシリンダ2に固定されている。各接合部18は、図2に示されるように、シリンダ2の外周面に予め形成した凹部19内にサポート3を局部的に張出し変形させた構造(取付構造)となっている。シリンダ2の外周面に形成された凹部19は、図3に示されるように、周方向に長い矩形状をなしており、これにより各接合部18の全体も周方向に細長い矩形状となっている。
シリンダ2に対する上記サポート3の取付けは、図2に示されるように、シリンダ2の周りに相対向して配置された二対のポンチ20(図には、一対のポンチのみを示す)とシリンダ2内に挿入された受け治具30とを備えた加工装置により行われる。各一対のポンチ20は、図示を略す駆動手段に支持され、相互に接近離間するようになっている。ポンチ20のそれぞれは、図4にも示されるように、軸状の本体部21を中央にして、その一端側に前記シリンダ2に形成された矩形状の凹部19と相似な扁平形状をなす押込部22を配すると共に、該本体部21の他端側に前記駆動手段に把持される被把持部23を配した構造となっている。また、各ポンチ20の押込部22は、その左右側面がテーパ面(丸みでもよい)24によって面取りされており、また、その上下面には抜け勾配が付けられている。
ここで、シリンダ2に形成される凹部19は、図3に示されるように、その幅aがサポート3の筒状部16の肉厚の2.5〜3.0倍程度に、その長さbが前記幅aの4倍程度に、その深さcがシリンダ2の肉厚の10〜20%程度にそれぞれ設定されている。一例として、サポート3の肉厚が1.6mmで、かつシリンダ3の肉厚が2mmである場合、前記a、b、cはそれぞれ、a=4〜5mm、b=16〜20mm、c=0.2〜0.4mmとなる。
一方、各ポンチ20は、図4に示されるように、その押込部22の先端厚さdが前記凹部19の幅aの25%程度に、その先端幅eが前記凹部19の長さbの25%程度に、そのテーパ面24の角度θが45度程度に、その抜け勾配が20度程度にそれぞれ設定される。一例として、凹部19の幅aが4mmで、かつその長さbが16mmである場合、前記d、eはそれぞれ、d=1mm、e=4mmとなる。
上記ポンチ20と協働する受け治具30は、図5および図6にも示されるように、シリンダ2に挿入可能な中空マンドレル31と、この中空マンドレル31の端面に接触して配置された4分割の可動ダイ32と、前記中空マンドレル31を挿通して延ばされ、前記分割構造の可動ダイ32を半径方向へ進退出させる作動ロッド33とから概略構成されている。可動ダイ32の分割要素は、中空マンドレル31の先端部に形成された穴34の内底部にねじ込まれた筒状ホルダ35から延ばした4つの支持片36下に一体に設けられている。また、可動ダイ32の分割要素の背面にはテーパ面36が形成され、一方、前記作動ロッド33の先端側には、前記テーパ面36に楔合する円錐面を外周に有する錐体37が一体に設けられている。作動ロッド33は、常時はその錐体37の大部分が可動ダイ32から抜け出る状態に位置決めされ、この状態で、可動ダイ32の分割要素は、それぞれ端面をマンドレル31の外周面に一致させる後退端に位置決めされる。しかして、前記した状態から作動ロッド33が上動すると、錐体37が可動ダイ32の分割要素の背面のテーパ面36に沿って摺動し、これによって可動ダイ32が半径外方向へ進出し、図に示されるようにそれぞれの端面がシリンダ2の内面に当接する。
本実施形態において、上記作動ロッド33の先端部には、シリンダ2内にわずかのクリアランス(一例として、0.1〜0.2mm程度)で挿入可能なガイド部38が設けらている。このガイド部38は、受け治具30をシリンダ2内に挿入させる際、マンドレル31や可動ダイ32がシリンダ2の内面に接触して傷を付けるのを防止する役割をなすもので、その外周面は鏡面に仕上げられている。ここで、前記したようにガイド部38とシリンダ2との間にわずかのクリアランスを設定する場合は、挿入時にガイド部38とシリンダ2との間がエアカーテン状態となり、ガイド部38自体もシリンダ2に対して非接触状態となる。なお、このガイド部を通して放射状にエアを噴出させるようにしてもよく、この場合は、ガイド部をより小径にすることができる。
以下、上記ポンチ20および受け治具30を用いて行うブラケットの取付方法を説明する。
シリンダ2に対するサポート3の取付けに際しては、先ず、シリンダ2の所定位置(ブラケット取付位置)にサポート3を嵌合させた状態として、両者を加工装置内の所定位置にセットする。次に、シリンダ2内に受け治具30を、その作動ロッド33の先端のガイド部38を案内に挿入し、可動ダイ32をブラケット取付位置に位置決めする。この時、作動ロッド33を中空マンドレル31に対して下動させ、該作動ロッド33の先端側の錐体38の大部分が可動ダイ32から抜け出る状態として、可動ダイ32の分割要素を後退端に位置決めすることはもちろんである。次に、作動ロッド33を中空マンドレル31に対して上動させる。すると、前記錐体37によって可動ダイ32が半径外方向へ押出され、図2の右半分に示されるように、可動ダイ32の分割要素が、前記凹部19に対応するシリンダ内面に当接する。
その後、図示を略す駆動手段により二対のポンチ20を相互に接近する方向へ移動させる。すると、同じ図2の左半分に示されように、サポート3が、ポンチ20の扁平な押込部22によってシリンダ2の外周面の凹部19内に局部的に押込まれ(張出し変形し)、これによりサポート3の4箇所が同時にシリンダ2に接合固定される(接合部18)。この時、前記したように凹部19の底部側には十分なる肉厚が確保されているので、前記ポンチ20の押込みに際し、シリンダ2の内面側に張出し変形の影響による変形や歪がほとんど現われない。本実施形態においては特に、凹部19の背面側が可動ダイ32によってバックアップされているので、シリンダ2の内面への張出し変形の影響は皆無となる。また、ポンチ20の押込部22の両側がテーパ面24となっているので、サポート3に対する押込部22の押込み部分に応力が集中することはなく、サポート3にせん断亀裂が発生することもない。さらに、本実施形態においては、軸径方向に対向する4箇所を同時に張出し加工するので、接合部18に対して成形圧が効率よく作用し、これによって成形荷重の低減を図ることができる。
上記シリンダ2に対するサポート3の接合固定完了後は、作動ロッド33をマンドレル31に対して下動させる。すると、作動ロッド33の先端側の錐体37が可動ダイ32から抜け出る方向へ移動し、可動ダイ32の分割要素が、支持片36のばね力によって後退する。この時、ポンチ20の押込部22には、両側テーパ面24を始め、抜け勾配が付いているので、該押込部22は接合部18から円滑に抜ける。
図7は、上記のようにして形成された接合部18の実際の接合状態を示したもので、サポート3は、その下側のシリンダ2の凹部19内に十分にフィルアップしており、密着した凹凸嵌合状態が得られている。このように形成された接合部18は、周方向に細長い矩形状の凹部19と扁平形状のポンチ20(押込部22)との協働により周方向に細長い形状となるが(図1参照)、接合部18のせん断強度は、主としてその周方向長さに依存するので、ブラケットの乗越荷重に対して十分なる抵抗力を発揮するものとなる。また、前記したようにサポート3が凹部19内にフィルアップしていることから回転トルクに対する抵抗力も十分となる。因みに、単筒式油圧緩衝器1におけるサポート(ブラケット)3に要求される乗越荷重は5kN程度、回転トルクは20Nm程度であり、この場合は、前記したように凹部19の長さb(図3)を16〜20mm程度に、凹部19の深さc(図3)を0.2〜0.4mm程度にすれば十分である。
しかして、上記のようにサポート3を接合固定したシリンダ2は、その内面に突起はもちろん、張出し変形の影響による変形やひずみが皆無となっているので、フリーピストン4の摺動は円滑となり、油圧緩衝器1としての機能が十分に発揮される。また最近、この種の油圧緩衝器1の組立工程においては、同一工程内でシリンダ2の開口端側からガス封入と油液封入とを連続して行うことが多いが、本ブラケットの取付構造によれば、シリンダ2の内面にフリーピストン4の移動の障害となる突起がないため、前記ガス封入と油液封入とを連続して行うことができ、組立性が阻害されることもない。
ここで、上記実施形態においては、相対向して配置した二対のポンチ20によりサポート3の4箇所を同時にシリンダ2に接合固定するようにしたが、一対のポンチ20により2箇所を同時に接合固定した後、シリンダ2と一対のポンチ20とを90度相対回転させて、他の2箇所を接合固定するようにしてもよい。なお、この接合箇所の数、すなわち接合部18の数は任意であり、1箇所または3箇所であっても、あるいは5箇所以上であってもよい。また、シリンダ2側の凹部19は、全周にわたって設けてもよい。
また、上記実施形態においては、ポンチ20の押込み中、シリンダ2の内面を受け治具30の受けダイ32によりバックアップするようにしたが、シリンダとして、より厚肉のものを対象とする場合は、このようなバックアップを省略することができる。
本ブラケットの取付構造の適用対象の一つである単筒式油圧緩衝器の全体構造を示す断面図である。 単筒式油圧緩衝器のシリンダに対するブラケット(サポート)の取付方法の実施状況と取付構造とを示す断面図である。 シリンダの外周面に形成する凹部の形状を示す正面図である。 本ブラケットの取付方法で用いるポンチの構造を示したもので、(1)は平面図、(2)は側面図である。 本ブラケットの取付方法で用いる受け治具の構造を示す断面図である。 図5のX−X矢視線に沿う断面図である。 本取付方法により形成された接合部の実際の接合状態を示すマクロ写真である。
符号の説明
1 単筒式油圧緩衝器
2 シリンダ(チューブ)
3 サポート(ブラケット)
4 フリーピストン
5 ピストン
18 接合部
19 凹部
20 ポンチ
22 ポンチの扁平な押込部
30 受け治具
31 中空マンドレル
32 受けダイ

Claims (7)

  1. 外装部品を支持するブラケットが外周に取り付けられたシリンダ内にピストンを摺動可能に納めた単筒式油圧緩衝器において、
    ピストンの移動範囲である内周面を実質的に変形させることなく外周面に凹部を形成した前記シリンダに前記ブラケットの筒状部を嵌合し、前記ブラケットの筒状部の周方向の一部を前記凹部内に局部的に張出し変形させるのみで、該ブラケットを前記シリンダに回転方向及び軸方向共に移動不能に接合固定したことを特徴とする単筒式油圧緩衝器。
  2. 前記シリンダに形成した凹部が、周方向に細長い矩形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の単筒式油圧緩衝器。
  3. 前記ブラケットが、センサ等の外装部品を支持するためのサポートであることを特徴とする請求項1または2に記載の単筒式油圧緩衝器。
  4. 前記シリンダの肉厚に対する前記凹部の深さは、前記シリンダの肉厚の10〜20%程度であることを特徴とする請求項1、2、3の何れかに記載の単筒式油圧緩衝器。
  5. 外装部品を支持するブラケットが外周に取り付けられたシリンダ内にピストンを摺動可能に納めた単筒式油圧緩衝器におけるブラケットの取付方法であって、
    ピストンの移動範囲である内周面を実質的に変形させることなく前記シリンダの外周面に予め凹部を形成し、前記シリンダに嵌合させた前記ブラケットの筒状部の周方向の一部をポンチにより前記凹部内に局部的に張出し変形させるのみで、該ブラケットを前記シリンダ回転方向及び軸方向共に移動不能に接合固定することを特徴とする単筒式油圧緩衝器におけるブラケットの取付方法。
  6. 前記シリンダの外周面に周方向に細長い矩形状の凹部を形成し、ポンチとして、前記凹部の形状に相似させた扁平形状の押込部を有するものを用いることを特徴とする請求項5に記載の単筒式油圧緩衝器におけるブラケットの取付方法。
  7. ポンチによりブラケットを局部的に前記シリンダの凹部に張出し変形させる際、前記シリンダに挿入したマンドレルに設けた可動ダイを半径外方向へ移動させて、前記凹部の背面側をバックアップすることを特徴とする請求項5または6に記載の単筒式油圧緩衝器におけるブラケットの取付方法。
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