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JP5002522B2 - 電子機器用冷却装置及びこれを備えた電子機器 - Google Patents

電子機器用冷却装置及びこれを備えた電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、パーソナルコンピュータなどの電子機器の冷却装置に係り、特に、ポンプを用いて冷媒液を冷却系内で循環させる方式の冷却装置の構成に関する。
近年、電子機器においては、パーソナルコンピュータのCPUなどに代表されるように高性能な半導体集積回路が搭載されている。この半導体集積回路は、電子機器の高性能化の要求もあって、急速に高速化や高集積化が進み、発熱量も従来よりも増大している。半導体集積回路の発熱量が増大し温度が所定値を超えて上昇すると、該半導体集積回路は、性能維持が困難になったり、回路が破壊されたりする。このため、半導体集積回路の温度上昇を抑えるためには冷却が必要である。
最近、ファンによりヒートシンクに強制通風する従来の空冷式の冷却方式に替わり、冷却性能が良く、低騒音の冷却技術として、ポンプにより冷媒液を冷却系内で循環させ、該冷却系内のフィン部から、半導体集積回路等の発熱部で発生した熱を該冷媒液に放熱させる液冷式の冷却技術の開発が行われている。
図6に、パーソナルコンピュータのCPUの冷却用として既に製品化されている冷却装置の構成例を示す。図6において、電子機器としてのパーソナルコンピュータ1'内に配される冷却装置10'は、フィン部(図示なし)を備えた発熱部冷却ユニット11'が発熱部であるCPU(Central Processing Unit)20'に接して配され、該発熱部冷却ユニット11'にポンプ12'の吐出し口から冷媒液(水)が供給され、該発熱部冷却ユニット11'内で該冷媒液がフィン部に流動され、該フィン部でCPU20'から伝導された熱を該冷媒液側に放熱してCPU20'の温度上昇を抑え、該発熱部冷却ユニット11'から流出された冷媒液は、タンク13'に一時的に蓄えられた後、ラジエータ(冷媒冷却部)14'で冷却され、該冷却された冷媒液がポンプ12'の吸込み口に供給される構成である。ポンプ12'の吐出し口と発熱部冷却ユニット11'の流入口との間、発熱部冷却ユニット11'の流出口とタンク13'の流入口との間、タンク13'の流出口とラジエータ(冷媒冷却部)14'の流入口との間、ラジエータ(冷媒冷却部)14'の流出口とポンプ12'の吸込み口との間は、それぞれ、配管部材によって接続されている。
また、本発明に関連した従来技術であって、特許文献に記載された技術としては、例えば、特開2007−142068号公報(特許文献1)や特開2006−100692号公報(特許文献2)に記載されたものがある。特開2007−142068号公報には、冷却装置の受熱部として、少ない冷媒液流量で冷却性能を向上させかつ簡素な構造で小型化への対応も容易にするために、ケーシング内においてポンプとフィン部とを一体状に構成し、ケーシング内に吸込んだ冷媒液を、フィン部を通した後、ポンプの羽根車部を経てケーシング外に流出させるとした構成が記載され、特開2006−100692号公報には、受熱部の上にポンプ、リザーブタンク、ラジエータを順に積み重ねた配置の冷却装置において、小型で冷媒液の減少を少なくするために、リザーブタンクにバイパス流路を設けて配管の引き回しを簡素化するとした構成が記載されている。
特開2007−142068号公報 特開2006−100692号公報
図6に示す冷却装置10'においては、ラジエータ(冷媒冷却部)14'の流出口とポンプ12'の吸込み口との間が配管部材で接続された構成であるため、例えば、ポンプ12'とラジエータ14'が発熱部冷却ユニット11'の両側に分かれて配される構成では、ポンプ12'とラジエータ14'との間の距離が長くなる。このため、上記配管部材も該長い距離を引き回されることになり、該配管部材を設置するためのスペースも必要な上、該引き回し構造によって、装置の組込み作業を行うときや装置を使用するときなどに、配管部材やポンプ12'の吸込み口やラジエータ14'の冷媒液流出口などが外力を受けたり他の部分と接触したりして損傷を受け易く、配管の信頼性が低下するおそれもある。また、冷却装置10'のより一層の小型化や低コスト化を図る上での妨げにもなると。
また、特開2007−142068号公報記載の技術では、ケーシング内においてポンプとフィン部とが一体状に構成されているため、構造が複雑である上、特にポンプの構造や寸法がフィン部によって拘束されるため、汎用のポンプを利用することが困難であり、コストが増大するおそれがある。また、ケーシング内にポンプとフィン部とが一体状に結合された構体を発熱部に取付けることになるため、ポンプの振動が発熱部や回路基板に伝わり易く、発熱部や回路基板を傷めたり、電子機器の振動や騒音を増大させたりするおそれもある。ポンプとフィン部のいずれか一方を交換することも不可能である。また、特開2006−100692号公報記載の技術は、受熱部の上に、ポンプ、リザーブタンク、ラジエータの3要素を順に積み重ねて1つのブロックにした構成の冷却装置に適用される技術であり、該技術は、例えば、該3要素が、ポンプ、ラジエータ、リザーブタンクの順に積み重ねられている冷却装置や、1つのブロックにされていない冷却装置などへの有効な適用は難しいと考えられる。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、ポンプを用いて冷媒液を冷却系内で循環流動させ電子機器の発熱部を冷却する方式の電子機器用冷却装置において、配管の簡素化と信頼性の向上、装置の小型化及び低コスト化を図れるようにすることである。
本発明の目的は、上記課題点を解決し、実用的で高冷却性能の電子機器用冷却装置を提供することにある。
上記課題点を解決するために、本発明では、ポンプを用いて冷媒液を冷却系内で循環流動させ電子機器の発熱部を冷却する電子機器用冷却装置として、ポンプに接続され上記発熱部から熱を受け取りフィン部を介し冷媒液側に放熱して該発熱部を冷却する発熱部冷却ユニット、その内部に、上記ポンプの吐出し口から吐出された冷媒液を取込み上記フィン部を通して当該発熱部冷却ユニットの外部に導く第1の流路と、上記冷媒冷却部で冷却された冷媒液を取込み上記ポンプの吸込み口側に導く第2の流路とを形成するケース部材と、該ケース部材の平面部分と該平面部分に対向した上記フィン部の端面との間に固定され、該平面部分と該端面に対し押圧力を作用させて密着状態となって上記第1、第2の流路の一部を形成する押圧部材と、を備えた構成とする。また、上記発熱部冷却ユニット、ケース部材とフィン部と伝熱部材と押圧部材とを備えて構成され、該ケース部材は、その部材外面側に、上記第1の流路の入口部である第1の入口部と出口部である第1の出口部及び上記第2の流路の入口部である第2の入口部と出口部である第2の出口部のそれぞれが形成され、また、部材内面側には、上記第1の入口部に連通し該内面に沿って伸びた第1の凹部と、上記第2の入口部と上記第2の出口部とに連通した第2の凹部とが形成された構成を有し、上記フィン部は、熱伝導材で構成された複数のフィンを有し、該フィンの対向面間の隙間に上記第1の流路を形成し該隙間を流れる冷媒液に対し放熱する構成を有し、上記伝熱部材は、熱伝導材で構成され、電子機器の発熱部からの熱を上記フィン部側に伝導する構成を有し、上記押圧部材は、フレキシブル材で構成され上記ケース部材と上記フィン部との間に配され上記ケース部材の上記第1の凹部に対応する位置に貫通孔が設けられ該貫通孔により該第1の凹部を上記フィン部側に連通させ該部に一部の上記第1の流路を形成するとともに、上記第2の凹部の開口部を覆って該第2の凹部とともに一部の上記第2の流路を形成する構成を有するものとする
本発明によれば、電子機器用冷却装置において、配管を簡素化して信頼性を向上させることができるともに、装置の小型化及び低コスト化も図れる。
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1〜図5は、本発明の実施例としての電子機器用冷却装置の説明図で、図1は、本発明の実施例の電子機器用冷却装置の全体構成を示すブロック図、図2は、図1の電子機器用冷却装置における発熱部冷却ユニットの内部構成及びポンプとの接続状態を示す図、図3は、図1の電子機器用冷却装置における発熱部冷却ユニットの断面構成図、図4は、図1の電子機器用冷却装置における発熱部冷却ユニットに用いるケース部材の内面側構成を示す斜視図、図5は、図1の電子機器用冷却装置における発熱部冷却ユニットに用いるケース部材の内面側構成を示す平面図である。
図1は、本発明の実施例としての電子機器用冷却装置の全体構成を示すブロックであって、該電子機器用冷却装置が電子機器内に装着されているときの状態を示す。
図1において、1は、パーソナルコンピュータなどの電子機器、10は、本発明の実施例としての電子機器用冷却装置(以下、冷却装置という)、20は、電子機器1内の発熱部のうち、冷却装置10によって冷却される発熱部(例えばCPUなどの半導体集積回路)、30は、発熱部20が設けられた回路基板、40は電源、50はハードディスクドライブ装置(HDD)、11は、冷却装置10内において発熱部20からの熱を冷媒液に放熱し該発熱部20を冷却する発熱部冷却ユニット、12は、冷却装置10内のポンプ、13は、冷却装置10内において冷媒液を一時的に蓄えるタンク、14は、冷却装置10内において冷媒液を冷却する冷媒冷却部としてのラジエータ、151〜154は配管部材、16は、ポンプ12とタンク13を覆うカバーである。ポンプ12、発熱部冷却ユニット11、タンク13及びラジエータ14は、冷媒液を循環させて発熱部20を冷却する冷却系を構成している。ポンプ12は、冷媒液の吐出しと吸込みとを行い、冷媒液を冷却系内で循環流動させる。発熱部冷却ユニット11は、ポンプ12に接続され、発熱部20から受け取った熱を、その内部に備えたフィン部(図示なし)を介して冷媒液側に放熱し該発熱部20を冷却する。該発熱部冷却ユニット11は、その内部の伝熱部材(図示なし)を介して発熱部20から熱を受け取り、該熱をフィン部に伝え、該フィン部で流動する冷媒液に放熱する。ラジエータ14は、上記発熱部冷却ユニット11側から流出された冷媒液すなわちタンク13から流出された冷媒液が有する熱を放熱して該冷媒液を冷却する。該ラジエータ14は、放熱部が例えばコアチューブやフィンを備えて構成されているとする。本実施例においては、発熱部冷却ユニット11は発熱部20の上に重ねて配され、該発熱部冷却ユニット11の上方にポンプ12とタンク13が配されている。また、ポンプ12とタンク13を覆うカバー16は、該発熱部冷却ユニット11に固定されている。配管部材151は、ポンプ12の吐出し口と発熱部冷却ユニット11との間及び該発熱部冷却ユニット11とポンプ12の吸込み口との間を接続し、配管部材152は、発熱部冷却ユニット11とタンク13との間を接続し、配管部材153は、タンク13とラジエータ14との間を接続し、配管部材154は、ラジエータ14と発熱部冷却ユニット11との間を接続する。本実施例では、冷媒液としては例えば水を用いるとする。
発熱部冷却ユニット11は、その内部に、上記ポンプ12の吐出し口から吐出された冷媒液を取込み、フィン部の領域を流動させた後、当該発熱部冷却ユニット11の外部すなわちタンク13側に導く第1の流路(図示なし)と、該外部に導かれラジエータ14を通って冷却された冷媒液を取込みポンプ12の吸込み口側に導く第2の流路(図示なし)とを別個の位置に互いに独立して備えた構成である。
上記構成において、ポンプ12の吐出し口から吐出された冷媒液は、発熱部冷却ユニット11の第1の流路に流入し、該第1の流路内のフィン部において発熱部20の熱を受け取り温度上昇する。温度上昇した冷媒液は、発熱部冷却ユニット11から流出し、タンク13を経てラジエータ(冷媒冷却部)14に流入する。ラジエータ14に流入した冷媒液は、ここでその熱の一部を外部に放熱されて冷却され、温度が低下する。冷却された冷媒液は、発熱部冷却ユニット11の第2の流路に流入し、該第2の流路を通って発熱部冷却ユニット11から流出し、ポンプ12の吸込み口からポンプ12内に流入する。ポンプ12内に流入した冷媒液は吐出し口から吐出され、発熱部冷却ユニット11の第1の流路に流入する。このようにして、冷媒液は、冷却系内を循環流動する。
図2は、図1の冷却装置(電子機器用冷却装置)10における発熱部冷却ユニット11の内部構成及び該発熱部冷却ユニット11とポンプ12との接続状態を示す図である。
以下、説明中で用いる図1の各構成要素には、図1の場合と同じ符号を付して用いるとする。
図2において、12aはポンプ12の本体部(ポンプ本体)、12bは、ポンプ12が冷媒を吐出す吐出し口、12bは、ポンプ12が冷媒を吸込む吸込み口、111は、発熱部冷却ユニット11を構成するケース部材、112は、同じく発熱部冷却ユニット11を構成する押圧部材、113は、同じく発熱部冷却ユニット11を構成するフィン部、114は、同じく発熱部冷却ユニット11を構成する伝熱部材、113、113、113、…113は、フィン部113を構成する複数の平板状のフィンである。
ケース部材111は、耐熱性が良く、熱膨張率が伝熱部材114のそれとほぼ同じで、機械強度も高いプラスチック材で構成され、その外面側(部材外面側)に、冷媒液が流入する入口部と冷媒液が流出する出口部とを有し、その内面側(部材内面側)には、上記第1の流路の一部を形成する凹部(第1の凹部)と、上記第2の流路を形成する凹部(第2の凹部)とを有する。該入口部と該出口部はそれぞれ、突起状部分の内部に貫通孔を有した構成である。ケース部材111内において、1111は、部材外面側に形成された上記第1の流路の入口部である第1の入口部、1112は、同じく該第1の流路の出口部である第1の出口部、1113は、同じく上記第2の流路の入口部である第2の入口部、1114は、同じく該第2の流路の出口部である第2の出口部、1111bは、部材内面側に形成され上記第1の入口部1111に連通し該内面に沿って伸びた第1の凹部、1111aは、同じく部材内面側に形成され第1の入口部1111と第1の凹部1111bとの間を連通する連通部、1113aは、同じく部材内面側に形成され上記第2の入口部1113と上記第2の出口部1114とに連通した第2の凹部、1115は、上記第1の凹部1111b、上記連通部1111a及び上記第2の凹部1113aが形成された平面部分、1116は、平面部分1115を囲み、当該ケース部材111の内面側の外周縁部分との間に設けられた凹部、1112aは、平面部分1115内に凹状に形成され凹部1116と第1の出口部1112とを連通する連通部である。上記第1の入口部1111は、配管部材151aによりポンプ12の上記吐出し口12bに接続され、上記第1の出口部1112は、配管部材152(図1)によりタンク13(図1)に接続され、上記第2の入口部1113は、配管部材154によりラジエータ14(図1)に接続され、上記第2の出口部1114は、配管部材151aによりポンプ12の上記吸込み口12bに接続されている。凹部1116も、上記第1の流路の一部を構成し、フィン部113の隙間から±X軸方向に流出した冷媒液を流動させ、上記連通部1112aを経て上記第1の出口部1112に導く。
押圧部材112は、反発弾性率や圧縮変形時の永久歪率が少なく、常用温度範囲が−40℃〜200℃のフレキシブル材、例えば耐熱性のシリコンゴムなどで構成される。該押圧部材112は、上記ケース部材111と上記フィン部113との間に配される。該押圧部材112内において、112aは、ケース部材111の上記第1の流路の一部を形成する第1の凹部1111bに対応する位置に設けられた貫通孔、112bは、該貫通孔112aの周囲の平面部である。貫通孔112aは、上記第1の凹部1111bを上記フィン部113側に連通させて上記第1の流路を形成するとともに、上記第2の凹部1113aの開口部を覆い該第2の凹部1113aとともに上記第2の流路を形成する。本実施例では、該貫通孔112aの形状及び寸法は、ケース部材111の上記第1の凹部1111bの開口の形状及び寸法とほぼ同じになるようにしてある。これによって、第1の流路の側壁が凹凸を抑えた滑らかな状態になるため、第1の凹部1111bから該貫通孔112aを通ってフィン部113側へ流れる冷媒液の流れを滑らかにすることができる。ケース部材111の該第1の凹部1111bと押圧部材112の貫通孔112aの内部において、冷媒液は、該第1の凹部1111bや該貫通孔112aの長手方向(±Y軸方向)に沿って拡散されながらフィン部113側に流れる。
フィン部113は、例えば銅やアルミニウムなどの熱伝導率の高い材料(熱伝導材)で構成された複数の平板状のフィン113、113、113、…113を有して成り、該複数のフィン113、113、113、…113の対向面間の隙間には上記第1の流路の一部が形成され、該隙間を流れる冷媒液に対し放熱するように構成されている。複数のフィン113、113、113、…113は、平面をX軸方向に沿わせ、Y軸方向に配列されている。上記ケース部材111は、上記平面部分1115における上記第1の凹部1111b及び上記第2の凹部1113aが、該フィン部113のZ軸方向の正投影領域内に形成される。
伝熱部材114は、例えば銅やアルミニウムなど熱伝導率の高い材料(熱伝導材)で構成され、発熱部20からの熱を上記フィン部113側に効率的に伝導するようになっている。
ケース部材111と伝熱部材114は、それぞれの外周縁部分が互いに密着状態で結合される。ケース部材111と伝熱部材114は熱膨張率が互いにほぼ同じであるため、温度が変化した場合にも、両部材の外周縁部分における相互間のずれや変形が抑えられ、結合面の密着性は保たれる。この結果、発熱部冷却ユニット11の特に第1の流路からの冷媒液の漏出が防止され、信頼性が確保される。押圧部材112は、上記ケース部材111と上記フィン部113との間の上記結合による押圧力で押され圧縮された状態で該ケース部材111の平面部分1115と該フィン部113のZ軸方向端面との間に固定される。押圧部材112自身も、該押された状態で反力を発生し、該反力としての押圧力を、フィン部113のZ軸方向端面とケース部材111の平面部分1115とに対して作用させ、該両者に対し密着状態となる。かかる密着状態の押圧部材112は、第1の入口部1111と第1の出口部1112との間に形成される第1の流路の密閉性、及び、第2の入口部1113と第2の出口部1114との間に形成される第2の流路の密閉性を高め必要な密閉度を確保する。電子機器1に対しては発熱部冷却ユニット11は、伝熱部材114の外周縁部分で取付けられる。
上記図2の構成において、第1の流路は、発熱部冷却ユニット11内において、ケース部材111上の第1の入口部1111と第1の出口部1112との間に形成される流路すなわち、ケース部材111の連通部1111aと押圧部材112の平面部112bで形成される空間、ケース部材111の第1の凹部1111bの空間、押圧部材112の貫通孔112a、フィン部113の複数のフィン113、113、113、…113の対向面間の隙間、ケース部材111の凹部1116と伝熱部材114のZ軸方向平面で形成される空間及びケース部材111の連通部1112aと押圧部材112の平面部112bで形成される空間が形成する連続した流路である。また、第2の流路は、発熱部冷却ユニット11内において、ケース部材111上の第2の入口部1113と第2の出口部1114との間に形成される流路すなわち、ケース部材111の第2の凹部1113aと押圧部材112の平面部112bで形成される空間である。このように、該第1の流路と該第2の流路は、発熱部冷却ユニット11内において、別個の位置に互いに独立して形成される。
上記図2の構成において、ポンプの吐出し口12bから流出された冷媒液は、配管部材151aを通って発熱部冷却ユニット11に流入する。発熱部冷却ユニット11内においては、冷媒液は、ケース部材111の第1の入口部1111から流入し、連通部1111aを通って第1の凹部1111bに流入する。該第1の凹部1111bの開口部から−Z軸方向に流出した冷媒液は、さらに、押圧部材112の貫通孔112aを通り、フィン部113の複数のフィン113、113、113、…113の対向面間の隙間に流入する。フィン部113内で、冷媒液は、フィンの対向面間の隙間を±X軸方向に流動する。該流動の間に、冷媒液は、発熱部20(図1)からフィン部113に伝えられた熱を各フィンから受け取って温度上昇する。温度上昇した冷媒液は、フィン部113の+X軸方向端面部及び−X軸方向端面部の両方から凹部1116内に流入し、該凹部1116内を流動して連通部1112aを通り、第1の出口部1112に至る。第1の出口部1112から流出した冷媒液は、タンク13を経てラジエータ(冷媒冷却部)14(図1)に流入する。ラジエータ14に流入した冷媒液は、ここでその熱の一部を外部に放熱されて冷却され、温度が低下する。冷却された冷媒液は、発熱部冷却ユニット11のケース部材111の第2の入口部1113に流入し、その後、第2の流路であるケース部材111の第2の凹部1113aに流入し、該第2の凹部1113aを通ってケース部材111の第2の出口部1114に到達する。該第2の出口部1114から流出した冷媒液は、配管部材151aを経てポンプ12の吸込み口12bに流入する。このように、冷却系内で冷媒液が循環流動することにより、発熱部の温度上昇が抑えられる。なお、押圧部材112の平面に接して第1の流路及び第2の流路が形成され該流路内を冷媒液が流れるが、該流れによって、押圧部材112の、第1の凹部1111bや連通部1111a、1112aなどに対応した部分がZ軸方向側に浮き上がることもない。
以下、説明中で用いる図2の各構成要素には、図2の場合と同じ符号を付して用いる。
図3は、図1の冷却装置(電子機器用冷却装置)10における発熱部冷却ユニット11の断面構成図である。
図3において、1111hは、ケース部材111の第1の入口部1111における貫通孔、1112hは、ケース部材111の第1の出口部1112における貫通孔、1113hは、ケース部材111の第2の入口部1113における貫通孔、1114hは、ケース部材111の第2の出口部1114における貫通孔である。貫通孔1111hは、配管部材151aと連通部1111aとの間を連通し、貫通孔1112hは、連通部1112aと配管部材152(図1)との間を連通し、貫通孔1113hは、配管部材154(図1)と第2の凹部1113aとの間を連通し、貫通孔1114hは、第2の凹部1113aと配管部材151aとの間を連通する。貫通孔1113hと貫通孔1114hとの間は、第2の凹部1113aによって連通される。また、図中、wは、第1の流路における冷媒液の流れを示し、wは、第2の流路における冷媒液の流れを示す。
以下、説明中で用いる図3の構成要素には、図3の場合と同じ符号を付して用いる。
図4は、図1の冷却装置(電子機器用冷却装置)10における発熱部冷却ユニット11に用いるケース部材111の内面側(−Z軸方向の面側)の構成を示す斜視図である。
図4において、1117は、ケース部材111の内面側の外周縁部分、1119a〜1119dは、伝熱部材114と結合するビスなどの結合部材を通すための貫通孔、1115aは、平面部分1115の−Y軸方向の端部に設けられた突起部、1115bは、平面部分1115のY軸方向の端部に設けられた突起部である。他の符号は、図2、図3の場合と同様の部分を示す。突起部1115a、1115bは、平面部分1115において押圧部材112の−Y軸方向の端部とY軸方向の端部とに接し、該押圧部材112の位置決めを行う。凹部1116の底面からの平面部分1115の高さは、凹部1116の底面からの外周縁部分1117の高さよりも低くされている。
図5は、図1の冷却装置(電子機器用冷却装置)10における発熱部冷却ユニット11に用いるケース部材111の内面側(−Z軸方向の面側)の平面図である。図中、wは、第1の流路における冷媒液の流れを示し、wは、第2の流路における冷媒液の流れを示す。ケース部材111の第1の凹部1111b、第2の凹部1113a、貫通孔1111h、1112h,1113h,1114h及び連通部1111a、1112aは、押圧部材112の平面領域内かつフィン部113のZ軸方向の正投影領域内に形成される。ケース部材111の第1の凹部1111bのY軸方向の長さは、フィン部113の複数の平板状のフィン113、113、113、…113(図2)がY軸方向に配列された幅(=フィン部113のY軸方向の幅)とほぼ同じにされている。かかる構成とすることで、第1の流路において、第1の凹部1111bから流出した冷媒液のほぼ全部をフィン113、113、113、…113の対向面間の隙間に流入させることが可能となる。なお、図5の構成においては、平面部分1115の形状が矩形とされているが、例えば、矩形の4隅が削除された形状であってもよい。該4隅が削除された形状の場合は、凹部1116内における冷媒液の流れが矩形の場合に比べて滑らかになる。また、図5の構成では、第1の出口部1112とその貫通孔1112hが、平面部分1115の領域内であってかつフィン部113の正投影領域内に設けられているが、該第1の出口部1112及び貫通孔1112hは、例えば、凹部1116内に設けられる構成としてもよい。
上記本発明の実施例の冷却装置(電子機器用冷却装置)10によれば、発熱部冷却ユニット11の寸法を増大させることなく、配管の簡素化と信頼性の向上、及び、装置の小型化及び低コスト化などを図ることができる。すなわち、冷却装置10においては、ポンプ12の吐出し口12bと吸込み口12bがそれぞれ、短いチューブなどの配管部材151a、151aにより発熱部冷却ユニット11のケース部材111に接続されるため、ポンプ12と発熱部冷却ユニット11との間をコンパクトな結合状態にすることができ、該冷却装置10を電子機器1に組込むときなどに、配管部材やポンプ12の吸込み口やラジエータ14の冷媒液流出口などが外力を受けたり他の部分と接触したりすることが回避され、配管系の信頼性が向上し、電子機器1の回路基板30の損傷も防止される。また、冷却装置10の小型化や低コスト化も図り易い。ポンプ12を固定するための手段も不要にすることができるなど部品数を減らすこともでき、この点からの小型化や低コスト化も可能である。さらに、ポンプ12の駆動時の振動を配管部材151a、151aによって減衰させることができ、冷却装置10やこれを備えた電子機器1における騒音低減化も可能となる。
なお、上記実施例においては、フィン部113は、複数の平板状のフィンを備えて成る構成としたが、本発明はこれに限定されない。また、上記実施例では、タンク13をポンプ12とともにカバー16内に配し、かつ、冷却系内でポンプ12の下流でラジエータ14の上流の位置に設ける構成としたが、本発明はこれに限定されない、上記実施例では、ポンプ12の吐出し口12bと吸込み口12bを、発熱部冷却ユニット11のケース部材111に接続する構成であるが、例えば、タンク13を発熱部冷却ユニット11の上流側に配し、該タンク13の冷媒液流出口を該発熱部冷却ユニット11の第1の流路に接続し、該タンク13の冷媒液流入口を、該発熱部冷却ユニット11の第2の流路に接続する構成としてもよい。この場合は、タンク13から出た冷媒液がフィン部113を通り発熱部20を冷却することになる。また、フィン部113や伝熱部材114の材質も、銅やアルミニウムなどに限定されず、発熱部冷却ユニット11を構成するに足りる熱伝導率を有したものであればよい。また、タンク13はラジエータ14と一体化された構成であってもよい。また、上記実施例においては、第1の凹部1111bは、−Z軸方向に直角な平面での断面形状が略長方形とされているが、本発明はこれに限定されず、電子機器1の発熱部20からの熱が多く伝わるフィン部113内位置に効率良く冷媒液を供給できる形状であればよい。例えば、フィン部113内のY軸方向の端部に発熱部20からの熱が多く伝わる場合には、第1の凹部1111bの−Z軸方向に直角な平面での断面形状を、Y軸方向に広がった楔状にして上記端部のフィンの隙間へ冷媒液が多く流れ込むようにすると、発熱部20の冷却を効率良く行うことができる。
また、上記実施例においては、ポンプ12の吐出し口12bを、配管部材151aを介して発熱部冷却ユニット11のケース部材111の第1の入口部1111に接続し、ポンプ12の吸込み口12bを、配管部材151aを介してケース部材111の第2の出口部1114に接続する構成としているが、この他、例えば、ポンプ12の吐出し口12bを、配管部材を介して第2の入口部1113に接続し、吸込み口12bを、配管部材を介して第1の出口部1112に接続する構成としてもよい。かかる構成とした場合には、ポンプ12の吐出し口12bから流出した冷媒液は、ケース部材111の第2の入口部1113から第2の凹部1113aに流入し、該第2の凹部1113a内を流動し、ケース部材111の第2の出口部1114から発熱部冷却ユニット11の外部に流出する。該外部に流出した冷媒液は、例えば、タンク13を経てラジエータ14に流入する。ラジエータ14から流出した冷媒液は、ケース部材111の第1の入口部1111から発熱部冷却ユニット11内に流入する。該第1の入口部1111から流入した冷媒は、連通部1111aを通って第1の凹部1111bに流入し、該第1の凹部1111b内で拡散され、該第1の凹部1111bの開口部から−Z軸方向に流出する。開口部から流出した冷媒液は、さらに、押圧部材112の貫通孔112aを通り、フィン部113の複数のフィン113、113、113、…113の対向面間の隙間に流入する。フィン部113内で、冷媒液は、フィンの対向面間の隙間を±X軸方向に流動する。該流動の間に、冷媒液は、発熱部20(図1)からフィン部113に伝えられた熱を各フィンから受け取って温度上昇する。温度上昇した冷媒液は、フィン部113の+X軸方向端面部及び−X軸方向端面部の両方から凹部1116内に流入し、該凹部1116内を流動して連通部1112aを通り、第1の出口部1112に至る。第1の出口部1112から流出した冷媒液は、配管部材を介してポンプ12の吸込み口12bに流入する。かかる接続構成とした場合には、上記のように、フィン部113を通過した直後の冷媒液がポンプ12に吸込まれるため、フィン部113において塵埃等を除去された冷媒液をポンプ12に吸込ませることができ、冷却系内を循環する冷媒液の清浄度を向上させることが可能となる。
本発明の実施例としての電子機器用冷却装置の全体構成を示すブロック図である。 図1の電子機器用冷却装置における発熱部冷却ユニットの内部構成及び該発熱部冷却ユニットとポンプとの接続状態を示す図である。 図1の電子機器用冷却装置における発熱部冷却ユニットの断面構成図である。 図1の電子機器用冷却装置における発熱部冷却ユニットに用いるケース部材の内面側構成を示す斜視図である。 図1の電子機器用冷却装置における発熱部冷却ユニットに用いるケース部材の内面側構成を示す平面図である。 本発明の従来例を示す図である。
符号の説明
1…電子機器、
10…電子機器用冷却装置、
20…発熱部、
30…回路基板、
40…電源、
50…ハードディスクドライブ装置、
11…発熱部冷却ユニット、
111…ケース部材、
1111…第1の入口部、
1112…第1の出口部、
1113…第2の入口部、
1114…第2の出口部、
1111b…第1の凹部、
1111a、1112a…連通部、
1113a…第2の凹部、
1115…平面部分、
1116…凹部、
1117…外周縁部分、
1115a、1115b…突起部、
112…押圧部材、
112a、1111h、1112h、1113h、1114h、1119a〜1119d…貫通孔、
112b…平面部、
113…フィン部、
113、113、113、…113…フィン、
114…伝熱部材、
12…ポンプ、
12a…ポンプ本体、
12b…吐出し口、
12b…吸込み口、
13…タンク、
14…ラジエータ、
151〜154、151a、151a…配管部材、
16…カバー、
、w…冷媒液の流れ。

Claims (7)

  1. ポンプを用いて冷媒液を冷却系内で循環流動させ電子機器の発熱部を冷却する電子機器用冷却装置であって、
    上記ポンプに接続され、上記発熱部から受け取った熱をフィン部を介して冷媒液側に放熱し、該発熱部を冷却する発熱部冷却ユニットと、
    上記発熱部冷却ユニット側から流出された冷媒液を冷却する冷媒冷却部と、
    を備え、
    上記発熱部冷却ユニットが、内部に、
    上記ポンプの吐出し口から吐出された冷媒液を取込み上記フィン部を通して当該発熱部冷却ユニットの外部に導く第1の流路と、上記冷媒冷却部で冷却された冷媒液を取込み上記ポンプの吸込み口側に導く第2の流路とを形成するケース部材と、
    上記ケース部材の平面部分と、該平面部分に対向した上記フィン部の端面との間に固定され、該平面部分と該端面に対し押圧力を作用させ密着状態で上記第1、第2の流路の一部を形成する押圧部材と、
    備えた構成である
    ことを特徴とする電子機器用冷却装置。
  2. ポンプを用いて冷媒液を冷却系内で循環流動させ、電子機器の発熱部を冷却する電子機器用冷却装置であって、
    上記ポンプに接続され、上記発熱部から受け取った熱をフィン部を介して冷媒液側に放熱し、該発熱部を冷却する発熱部冷却ユニットと、
    上記発熱部冷却ユニット側から流出された冷媒液を冷却する冷媒冷却部と、
    を備えて成り、
    上記発熱部冷却ユニット
    内部に、上記ポンプの吐出し口から吐出された冷媒液を取込み上記フィン部を通して当該冷却ユニットの外部に導く第1の流路と、該外部に導かれ上記冷媒冷却部を通った冷媒液を取込み上記ポンプの吸込み口側に導く第2の流路とを別個に備えた構成であり、かつ、
    部材外面側に、上記第1の流路の入口部である第1の入口部と出口部である第1の出口部及び上記第2の流路の入口部である第2の入口部と出口部である第2の出口部のそれぞれが形成され、また、部材内面側に、上記第1の入口部に連通し該内面に沿って伸び上記第1の流路の一部を形成する第1の凹部と、上記第2の入口部と上記第2の出口部とに連通し上記第2の流路を形成する第2の凹部とが形成されたケース部材と、
    熱伝導材で構成された複数のフィンを有し、該複数のフィンの対向面間の隙間に上記第1の流路の一部を形成し、該隙間を流れる冷媒液に対し放熱するフィン部と、
    熱伝導材で構成され、上記電子機器の発熱部からの熱を上記フィン部側に伝導する伝熱部材と、
    フレキシブル材で構成され、上記ケース部材と上記フィン部との間に配され、上記ケース部材の上記第1の凹部に対応する位置に貫通孔が設けられ、該貫通孔により該第1の凹部を上記フィン部側に連通させて上記第1の流路の一部を形成するとともに、上記第2の凹部の開口部を覆い該第2の凹部とともに上記第2の流路を形成する押圧部材と、
    を備えた構成である
    ことを特徴とする電子機器用冷却装置。
  3. 上記ケース部材は、上記部材内面側において、上記第1の凹部及び上記第2の凹部が、上記フィン部の正投影領域内に形成された構成である請求項2に記載の電子機器用冷却装置。
  4. 上記ケース部材は、上記部材内面側において、上記第1の凹部、該第1の凹部を上記第1の入口部に連通させる連通部、上記第2の凹部のそれぞれが、1つの平面部分内に配され、該平面部分と外周縁部分との間に、該平面部分を囲んで凹部が形成され、該凹部が、上記第1の流路の一部を構成し、上記フィン部の上記隙間から流出された冷媒液を上記第1の出口部に導く構成である請求項2または請求項3に記載の電子機器用冷却装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の電子機器用冷却装置を備え、電子機器の回路基板上の電子回路の冷却を行う構成としたことを特徴とする電子機器。
  6. 上記電子機器はパーソナルコンピュータ、上記冷媒液は水である請求項1から4のいずれかに記載の電子機器用冷却装置。
  7. ポンプを用いて冷媒液を冷却系内で循環流動させ電子機器の発熱部を冷却する電子機器用冷却装置であって、
    上記ポンプに接続され、上記発熱部から受け取った熱をフィン部を介して冷媒液側に放熱し、該発熱部を冷却する発熱部冷却ユニットと、
    上記発熱部冷却ユニット側に流入される冷媒液を冷却する冷媒冷却部と、
    を備え、
    上記発熱部冷却ユニットが、内部に、
    上記冷媒冷却部を通った冷媒液を取込み上記フィン部を通して当該発熱部冷却ユニットの外部の上記ポンプの吸込み口側に導く第1の流路と、上記ポンプの吐出し口から吐出された冷媒液を取込み当該発熱部冷却ユニットの外部に導く第2の流路とを形成するケース部材と、
    上記ケース部材の平面部分と、該平面部分に対向した上記フィン部の端面との間に固定され、該平面部分と該端面に対し押圧力を作用させ密着状態で上記第1、第2の流路の一部を形成する押圧部材と、
    備えた構成である
    ことを特徴とする電子機器用冷却装置。
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