JP4997121B2 - 電動回転継手 - Google Patents
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Description
この種の電動回転継手は、各フレームを駆動させるための電動モータを有し、この電動モータの駆動力を減速機を介して一方のフレーム、または他方のフレームの何れかに伝達するように構成されている。
このように構成することで、一方のフレームを電動モータのケーシングと共有することができる。
また、回転軸を中空状に形成することで、電動モータの質量を低減することができると共に、回転軸の内部に配線などを配索させることが可能になる。
さらに、回転子本体に環状の凹部を形成することで、回転子の軽量化を図ることができると共に、凹部に回転子の回転角度を検出するセンサを配置することができる。
そして、減速機の径方向中心に空間を確保することができるので、この空間に配線などを配索することが可能になる。
また、回転軸を中空状に形成することで、電動モータの質量を低減することができると共に、回転軸の内部に配線などを配索させることが可能になる。このため、さらに一方のフレームと他方のフレームとの連結部分を小型することができる。
さらに、回転子本体に環状の凹部を形成することで、回転子の軽量化を図ることができると共に、凹部に回転子の回転角度を検出するセンサを配置することができる。このため、電動モータを軽量化できるだけでなく、センサの設置スペースを回転子の内側に設定することができるので、電動モータの扁平化を図ることができる。
そして、減速機の径方向中心に空間を確保することができるので、この空間に配線などを配索することが可能になる。このため、さらに一方のフレームと他方のフレームとの連結部分を小型することができる。
図1〜図3に示すように、電動回転継手1は、例えば、多関節型ロボットなどの産業用ロボットの関節部分に用いられるものであって、第一フレーム2と第二フレーム3とを回動可能に連結している。第一フレーム2、および第二フレーム3は、両端が閉塞された筒状を有しており、断面略四角形状に形成されている。また、第一フレーム2、および第二フレーム3は、互いに同一直線上に並設された状態になっており、この直線に交差する軸線Jを中心に回動するようになっている。
電動モータ4は、ケーシング9と、ケーシング9に固定された固定子10と、固定子10の径方向内側に回転自在に設けられている回転子11とを備えた所謂インナーロータ型のブラシレスモータである。
ケーシング9は、互いに有底筒状に形成されているフロントブラケット7、およびリヤブラケット8で構成され、これらフロントブラケット7、およびリヤブラケット8を互いに重ね合わせることによって固定子10を固定している。
フロントブラケット7の径方向中央には、軸受けハウジング13が形成されており、ここに回転軸5の一端側を回転自在に支持する軸受け14が設けられている。
このように、第一フレーム2とフロントブラケット7を一体成形することにより、第一フレーム2の一部をフロントブラケット7とする構成により、第一フレーム2に固定子10および回転軸5を保持する機能を備えることができる。
リヤブラケット8の内側には、軸受けハウジング16よりも径方向外側にホール素子(磁気検出素子)18が設けられている。このホール素子18は、回転子11の回転角度を検出する磁気式エンコーダ20の一方を構成するものである。
なお、各ブラケット7,8を互いに重ね合わせたときの拡径部12,15の軸線方向の長さは、固定子10の厚さと略一致するように設定されている。これによって、各ブラケット7,8を互いに重ね合わせて固定子10を内嵌固定した際、両者7,8の合わせ面から内部への塵埃の侵入を防止できる。
固定子鉄心21の内周側には、径方向内側に向かって突出する複数のティース部22が周方向に等間隔で設けられている。ティース部22は、軸方向平面視略T字状に形成されている。また、各ティース部17には、不図示のインシュレータが装着され、このインシュレータを介してコイル23が巻装されている。コイル23は、不図示の配電板などを介して外部電源に電気的に接続されている。
ロータコア24は、鉄などの磁性材料によって略円盤状に形成されたものであって、径方向略中央に回転軸5を圧入するための軸孔25が形成されている。一方、ロータコア24の外周面には、円筒状のリングマグネット26が設けられている。このリングマグネット26は、周方向に沿って複数の磁極が着磁されている。
減速機6は、スラスト方向、およびラジアル方向の両方向の荷重を受けることのできるクロスローラベアリング28とハーモニックドライブ(登録商標)とを一体化したものである。すなわち、減速機6は、回転軸5に外嵌固定されているウェーブジェネレータ29と、このウェーブジェネレータ29の外周に配置されたフレクスプライン30とを有し、フレクスプライン30の外周にクロスローラベアリング28を配置してある。そして、クロスローラベアリング28の内輪(インナーレース)28aがハーモニックドライブ(登録商標)のサーキュラスプライン31も兼ねている。
歯車本体34はウェーブジェネレータ29によって楕円状に変形しており、この内周面は、ウェーブジェネレータ29と摺動可能に形成されている。また、歯車本体34の外周面には、歯部36が形成されている。
また、第二フレーム3の電動回転継手1側端であって、フレクスプライン30に対応する部位には、板状の取付けステー41が一体的に設けられている。このステー41のボルト孔38に対応する部位に、ボルト39を螺入するボルト孔42が形成されている。これによって、第二フレーム3、フレクスプライン30、およびクロスローラベアリング28の外輪28bが一体となる。
さらに、クロスローラベアリング28の内輪28aに複数のボルト孔44が形成されていると共に、第一フレーム2のボルト孔44に対応する部位に雌ネジ部46が刻設されている。これによって、第一フレーム2にクロスローラベアリング28の内輪28aがボルト45によって締結固定されている。
まず、回転軸5が例えば時計回り(図3における矢印B方向)に回転すると、この回転軸5と一体となって減速機6のウェーブジェネレータ29が回転する。
すると、フレクスプライン30の歯車本体34がウェーブジェネレータ29の回転に追随するように弾性変形し、フレクスプライン30の歯部36とサーキュラスプライン31(内輪28a)の歯部43との噛合い位置が順次移動する。
さらに、回転子11は、回転軸5に外嵌固定されたロータコア24の軸線方向両端面に円環状の凹部27a,27bを形成している。このため、ロータコア24を薄肉形状として回転子11の軽量化を図ることができる。また、リヤブラケット8側の凹部27aに磁気式エンコーダ20を構成するセンサマグネット19を収納できるので、磁気式エンコーダ20を電動モータ4の内部に配置することが可能になり、電動モータ4の扁平化を図ることができる。よって、より第一フレーム2と第二フレーム3との連結部分を小型化できる。
さらに、リヤブラケット8を樹脂で形成することで、電動モータ4の軽量化を図ることが可能になる。
また、上述の実施形態では、回転子11のロータコア24に、円環状の凹部27a,27bを形成し、ここに回転子11の回転角度を検出するための磁気式エンコーダ20を構成するセンサマグネット19を収納した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、回転子11の回転角度を検出するセンサとして、磁気式エンコーダ20に代わって光学式エンコーダやレゾルバでもよく、またセンサレスによる駆動でもよい。
2 第一フレーム(一方のフレーム)
3 第二フレーム(他方のフレーム)
4 電動モータ
5 回転軸
5a 中空部
6 減速機
7 フロントブラケット(ケーシング)
8 リヤブラケット(ケーシング)
9 ケーシング
10 固定子
11 回転子
18 ホール素子
19 センサマグネット
20 磁気式エンコーダ
24 ロータコア(回転子本体)
25 軸孔
26 リングマグネット(永久磁石)
27a,27b 凹部
28 クロスローラベアリング
29 ウェーブジェネレータ
30 フレクスプライン
31 サーキュラスプライン
32 カム
33 ボールベアリング
34 歯車本体
35 外フランジ部
36,43 歯部
Claims (1)
- 一方のフレームと他方のフレームとを電動モータ、および減速機を介して回動可能に連結した電動回転継手において、
前記電動モータは、ケーシングと、前記ケーシングに固定された固定子と、前記固定子に対して回転自在に設けられ中空状の回転軸および回転子本体を有する回転子とを備え、
前記ケーシングは、
フロントブラケットおよびリヤブラケットからなり、これらフロントブラケットおよびリヤブラケットを互いに重ね合わせることによって前記固定子を固定し、
前記減速機は、
前記回転軸の外周面に取付けられたウェーブジェネレータと、このウェーブジェネレータの外周に配置され前記他方のフレームに取付けられたフレクスプラインと、前記フレクスプラインの外周に配置され前記ケーシングに取付けられたサーキュラスプラインとで構成され、
前記フレクスプラインと前記サーキュラスプラインとが噛合され、
前記一方のフレームと前記フロントブラケットとを一体成形し、
前記他方のフレームと前記フレクスプラインとを一体化し、
前記回転子本体の外周面に永久磁石を設け、
前記回転子本体の径方向中央に前記回転軸を内嵌固定するための軸孔を形成し、
前記回転子本体の軸線方向両端面であって前記永久磁石と前記軸孔との間に、それぞれ環状の凹部を形成したことを特徴とする電動回転継手。
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