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JP4996367B2 - スクリーン装置 - Google Patents

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JP4996367B2
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Description

本発明は、カーテン、ブラインドをはじめ、網戸や間仕切などとして用いることのできるスクリーン装置に関する。
多用途のスクリーン装置について、本出願人は、開閉操作が容易かつスムーズで安定するものを提案している(特許文献1)。
本出願人が提案しているスクリーン装置は、特許第3323461号公報に記載された、複数の剛性ユニットが連結して形成され、一方向には屈曲可能であるが、他方向には屈曲せず、直線性を保持する一対のスライドガイド枠を備え、このスライドガイド枠がスライド可能なスライドバーからの展出と収納とが自在とされ、スライドガイド枠間にコイルバネを内蔵した回転可能なローラーパイプが配置され、ローラーパイプは、スライドバーのスライド方向にスライド可能とされている。ローラーパイプには2枚のスクリーンの一端部が固定され、スクリーンのローラーパイプの周りへの巻取りと引出しとが可能とされている。
また、上記スクリーン装置では、ローラーパイプはコイルバネを内蔵し、スライドバーをスライドさせてスクリーンを引き出す際に、ローラーパイプは回転しながらスライドバーのスライド方向にスライドし、このときコイルバネに弾性復元力が蓄積され、蓄積された弾性復元力の解放により、スクリーンがローラーパイプの周りに巻き取られ、ローラーパイプは取付枠側にスライドし、スライドバーも取付枠側へスライドする。
上記スクリーン装置は、コイルバネに蓄積された弾性復元力によってスクリーンに適度なテンションが掛かるため、スライドバーの操作感が良好であり、また、弾性復元力の解放によってスクリーンをローラーパイプの周りに自動的に巻き取り、収納することができるので、容易かつスムーズで安定な開閉操作を実現している。
特開2005−351046号公報
上記の通りの開閉操作性に優れたスクリーン装置には、その後の検討によりいくつかの改善すべき点が見出された。
使用によりスクリーンには汚れが生ずる。汚れは水や洗剤液を用いて拭き掃除することによりある程度まで落とすことができるが、拭き掃除によっても落とすころのできない汚れや破れなどが生じた場合には、スクリーンの交換が必要となる。しかしながら、スクリーンは、ローラーパイプに内蔵されたコイルバネによって常時巻き取られる方向に引っ張られているため、このように引っ張られた状態にあるスクリーンをスクリーン装置から取り外すことは難しかった。
その理由として、第一には、スクリーンを取り外す際にスクリーンを引き出し、広げた状態に保持する必要があるが、そのためにはコイルバネの弾性復元力に抗する力を付与し続けなければならず、スクリーンを広げた状態に保持することが難しかった。
第二に、スクリーンを取り外すことができたとしても、スクリーンを取り外した後には、コイルバネにあらかじめ蓄積しておいた弾性復元力までも解放されてしまうので、スクリーンの交換後に解放された分の弾性復元力をコイルバネにねじり回転により蓄積させる必要があり、弾性復元力の蓄積はかなり手間の掛かる作業であり、作業中に不意に弾性復元力が急激に解放してしまうこともあり、非常に危険をともなうという問題もある。
このように、スクリーン装置にはメンテナンス性の面で改善すべき点がある。
本発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、スクリーンの交換が容易であり、スクリーン装置自体を取り外すことなくスクリーンの交換が可能なメンテナンス性に優れたスクリーン装置を提供することを課題としている。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下のことを特徴としている。
第1の発明は、取付枠に対してスライド可能なスライドバーからの展出と収納が自在とされた一対のスライドガイド枠間に回転可能なローラーパイプが配置され、ローラーパイプは、スライドバーのスライド方向にスライド可能であり、ローラーパイプには2枚のスクリーンの一端部が固定され、スクリーンのローラーパイプの周りへの巻取りと引出しが可能とされ、ローラーパイプはコイルバネを内蔵し、スライドバーをスライドさせてスクリーンを引き出す際に、ローラーパイプは回転しながらスライドバーのスライド方向にスライドし、このときコイルバネに弾性復元力が蓄積され、蓄積された弾性復元力の解放により、スクリーンがローラーパイプの周りに巻き取られ、ローラーパイプは取付枠側にスライドし、スライドバーも取付枠側へスライドするスクリーン装置であって、ローラーパイプの固定軸に固定されたコイルバネの固定端からコイルバネの外側に位置する部位のローラーパイプにピン孔がローラーパイプの長さ方向に対して直交する方向に貫通して形成され、ローラーパイプが、ピン孔に差し込まれるピンによって回転不能とされることを特徴としている。
第2の発明は、上記第1の発明において、スライドバーおよび取付枠は、スクリーン固定部において、スクリーン端部に配設された固定部材が挿入される凹溝を有し、凹溝の固定部材挿入側の両側端縁から凹溝の幅方向内側に突出する係止片が延設され、いずれか一方の係止片は、スライドバーおよび取付枠の長さ方向の一部において凹溝の端縁側に向かって切り欠かれ、切欠部が形成され、切欠部は工具の挿入が可能とされていることを特徴としている。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、スライドバーおよび取付枠が同一形状を有し、ローラーパイプを中心として平面視点対称の配置関係となるようにスライドバーおよび取付枠が配置されていることを特徴としている。
第4の発明は、上記第1ないし第3のいずれか一つの発明において、横開き式のスクリーン装置であって、ボトムレールを備え、スライドバーの下端部に配設されたガイドブロックがボトムレールに沿って移動し、スライドバーのスライドがボトムレールによりガイドされ、一対のスライドガイド枠間の端部が8の字状のループを形成する張力部材により結ばれ、張力部材を折り返す折返ブロックがスライドバーの下端部に配設され、ガイドブロックは折返ブロックに嵌着脱自在に配設されていることを特徴としている。
第5の発明は、上記第4の発明において、スクリーン装置は、取付枠に対向して配置された縦枠を備え、縦枠の戸当り面が一平面から形成され、戸当り面に隣接配置させてマグネットが縦枠の内部に配設され、スライドバーのスライド方向の先端部にもマグネットが配設され、両マグネットは互いに磁力により引き合うことを特徴としている。
上記第1の発明によれば、ローラーパイプの固定軸に固定されたコイルバネの固定端からコイルバネの外側に位置する部位のローラーパイプにピン孔がローラーパイプの長さ方向に対して直交する方向に貫通して形成されているので、ピン孔にピンを差し込むことによりローラーパイプは回転不能とされ、スクリーンを広げた状態に安定に保持することができ、スクリーンの取外しが容易となる。スクリーン装置自体を窓枠開口部などから取り外す必要がなく、取付状態においてスクリーンの取外しを行うことができる。また、スクリーン取外し後にコイルバネに蓄積された弾性復元力が解放されることはなく、スクリーン交換後に行う必要があったコイルバネに弾性復元力を蓄積させる危険な作業が解消される。したがって、スクリーン装置はメンテナンス性に優れたものとなる。
上記第2の発明によれば、スライドバーおよび取付枠のスクリーン固定部において、スクリーン端部に配設された固定部材が挿入される凹溝では、凹溝の固定部材挿入側の両側端縁から凹溝の幅方向内側に突出する係止片が延設され、いずれか一方の係止片が、スライドバーおよび取付枠の長さ方向の一部において凹溝の端縁側に向かって切り欠かれ、切欠部が形成されているので、切欠部にマイナスドライバーなどの工具を挿入することにより、固定部材を凹溝から引き出すことができ、スクリーンの取外しがより容易となる。
上記第3の発明によれば、同一形状を有するスライドバーおよび取付枠が、ローラーパイプを中心として平面視点対称の関係に配置されているので、機能および性能が全く同じな左右勝手を共用したスクリーン装置となり、たとえば、内観色と外観色が異なる場合にも一つの製品で対応可能であり、スクリーン装置の品種を少なくすることができ、製造、在庫管理などが容易となる。
上記第4の発明によれば、ボトムレールを備え、スライドバーの下端部に配設されたガイドブロックがボトムレールに沿って移動し、スライドバーのスライドがボトムレールによりガイドされる横開き式のスクリーン装置において、ガイドブロックが、一対のスライドガイド枠間の端部を結ぶ8の字状のループを形成する張力部材を折り返し、スライドバー下端部に配設された折返ブロックに嵌着脱自在に配設されているので、磨耗が大きいガイドブロックのみを容易に取り外し、交換することができ、メンテナンス性がより向上し、部品コストの低減を図ることができる。
上記第5の発明によれば、取付枠に対向して配置された縦枠の戸当り面が一平面から形成され、戸当り面に隣接配置させてマグネットが縦枠の内部に配設され、スライドバーのスライド方向の先端部にもマグネットが配設され、両マグネットは互いに磁力により引き合うので、縦枠の戸当り面が窓枠開口部などに突出することがなく、見栄えが良好となり、突出せずとも、スライドバー先端部のマグネットと引き合い、スクリーンを広げた状態に保持することができる。また、ボトムレールを縦枠の戸当り面の際にまで隙間なく施工することができ、スライドバーのスライドがより安定化する。
図1は、本発明のスクリーン装置の一実施形態を示した一部切欠正面図である。
図1に示したスクリーン装置1は、横開き式のスクリーン装置であり、取付枠2に対して水平方向にスライド可能なスライドバー3が設けられている。複数の剛性ユニット4の連結によってスライドガイド枠5が形成され、スライドガイド枠5は上下に一対として設けられている。スライドガイド枠5は、一方向への屈曲が可能とされ、多方向には屈曲せず、直線性を保つようになっている。スライドガイド枠5の両端は自由端とされ、スライドバー3と取付枠2との両方から展出および収納可能となっている。すなわち、スライドガイド枠5は、スライドバー3のスライドにともなってスライドバー3および取付枠2から展出し、また、スライドバー3および取付枠2の内部に収納される。展出した状態において、スライドガイド枠5は、それぞれ、スクリーン装置1の上枠、下枠を構成する。
一対のスライドガイド枠5間には、回転可能なローラーパイプ6が配置されている。
図2に示したように、ローラーパイプ6の上端部には固定軸7が配設されている。ローラーパイプ6は、上端部において内筒6aおよび外筒6bの二重構造を有し、内筒6aは外筒6bの内側に同軸上に配置され、内筒6aに固定軸7が挿入され、ローラーパイプ6は、固定軸7を中心にして左右両方向に回転自在とされている。固定軸7の上端には固定片8が配設されている。固定片8は、左右両端部において、図1に示したスライドガイド枠5を形成する剛性ユニット4の左右両側壁部9の下端部内側に形成された外方に切り欠かれた溝10内に収められ、固定軸7を回転不能に支持するとともに、固定片8は溝10に沿ってスライド可能であり、ローラーパイプ6をスライドバー2のスライド方向にスライド可能としている。剛性ユニット4は、図2に示したように、左右両側壁部9が高さ方向の略中央において平板状の架橋部11によって連結されて形成されている。
ローラーパイプ6は、コイルバネ12を内蔵し、コイルバネ12の上端は固定軸7に固定されている。コイルバネ12はあらかじめねじり回転され、弾性復元力がある程度蓄積されている。図1に示したように、ローラーパイプ6には2枚の網状のスクリーン13の一端部が固定されている。各スクリーン13の他端部は、スライドバー3、取付枠2のそれぞれに固定され、スクリーン13はローラーパイプ6の周りに巻き取られるようになっている。コイルバネ12にあらかじめ蓄積された弾性復元力によってスクリーン13は常時ローラーパイプ6の周りに巻き取られるように引っ張られている。スクリーン装置1の閉時に、コイルバネ12の弾性復元力に抗し、スライドバー3を水平方向にスライドさせると、ローラーパイプ6が回転し、スクリーン13がローラーパイプ6から引き出される。同時に、スライドガイド枠5がスライドバー3および取付枠2から展出する。また、スライドバー3のスライドにともなってローラーパイプ6はスライドガイド枠5の展出方向にスライドする。このとき、ローラーパイプ6に内蔵されたコイルバネ12に弾性復元力がさらに蓄積される。スクリーン13は、ピンと張った状態で窓枠開口部などに展開し、風に揺らいだり、接触によって撓んだりすることはない。
スクリーン装置1の開時にはコイルバネ12に蓄積された弾性復元力を解放させる。すると、ローラーパイプ6は逆回転し、周りにスクリーン13を巻き取りながら取付枠2側にスライドする。このとき、スクリーン13が固定されたスライドバー3も取付枠2側にスライドし、スライドガイド枠5は、スライドバー3および取付枠2の内部に収納される。
また、図1に示したスクリーン装置1では、図2に示したように、ローラーパイプ6の上端部において、固定軸7に固定されたコイルバネ12の固定端から上側に、ローラーパイプ6の長さ方向に対して直交する横方向に貫通するピン孔14が形成されている。ピン孔14は、ローラーパイプ6の上端部において外筒6bおよび内筒6aならびに固定軸7を貫通している。ピン孔14にピン15を一方側から対向側に向けて差し込むと、ローラーパイプ6が回転不能となる。この状態では、コイルバネ12に蓄積された弾性復元力によってもローラーパイプ6は回転せず、スクリーン13がローラーパイプ6の周りに巻き取られることがない。したがって、スクリーン13を広げた状態に安定に保持することができ、スクリーン13の取外しが可能となり、しかも容易である。スクリーン13に汚れや破れなどが生じた場合、スクリーン装置1自体を窓枠開口部などから取り外すことなく、取付状態においてスクリーン13の取外しを行うことができる。また、ピン15によってローラーパイプ6は回転不能にされているので、コイルバネ12には弾性復元力が蓄積されたままであり、解放されることはなく、スクリーン13の交換後に行う必要があったコイルバネ12に弾性復元力を蓄積させる危険な作業が解消される。したがって、スクリーン装置1はメンテナンス性に優れたものとなる。
上枠を構成するスライドガイド枠5が窓枠開口部などに露出するのを防止するために、図1に示したように、窓枠開口部などの上縁に上框16が配設される場合には、ピン孔14が上框16の下端縁部によって隠れてしまうことがあるので、その場合には、図3に示したように、一般に断面略コ字型形状を有する上框16の長さ方向にピン孔14が向くようにローラーパイプ6を若干回動させると、ピン15の差込みが容易となる。
図4は、図1に示したスクリーン装置のスクリーン収納時の状態を示した断面図である。
スクリーン装置1では、スライドバー3および取付枠2は、スクリーン13の固定部17において、スクリーン13の端部に配設されたセットテープ、セットプレートなどの固定部材18が挿入される凹溝19を有している。凹溝19は、スライドバー3および取付枠2の長さ方向に延びている。凹溝19では、固定部材18の挿入側の両側端縁から凹溝19の幅方向内側に突出して係止片20が延設されている。凹溝19に挿入された固定部材18は左右両側端縁部において係止片20によって係止され、スクリーン13は、スライドバー3、取付枠2にそれぞれ固定される。
同様に、ローラーパイプ6の外筒6bにもローラーパイプ6の長さ方向に延びる凹溝21が2つ形成され、両凹溝21は固定軸7を中心に点対称となる位置に配置されている。また、両凹溝21では、開口側の両端縁から内側に外筒6bの外周に沿って係止片22が形成され、スクリーン部材13の端部に配設され、凹溝21に挿入された固定部材18を左右両側端縁部において係止し、スクリーン13をローラーパイプ6に固定している。
さらに、スクリーン装置1では、図5に示したように、スライドバー3および取付枠2では、下端部において、一方の係止片20が凹溝19の端縁側に向かって略コ字型形状に切り欠かれ、切欠部23が形成されている。切欠部23にはマイナスドライバーなどの工具の挿入が可能である。このため、切欠部23から凹溝19に挿入したマイナスドライバーなどの工具によって、図4に示した固定部材18を凹溝19から引き出すことができ、スクリーン13の取外しがより容易となっている。
また、図1に示したスクリーン装置1は、取付枠2に対向して配置された縦枠24を備えている。縦枠24は、窓枠開口部などではサッシの方立で代用することができるが、縦枠24には、スクリーン装置1を閉状態に保持させるためのストッパー機構が設けられている。ストッパー機構は、上下にスライドするレバー25と、スライドバー3に設けられた開口部材26とを有している。開口部材26は開口27を備えている。開口27に対向してレバー25には横方向に突出するフック28が設けられている。フック28はレバー25と一体となっており、レバー25のスライドにともなってフック28も上下に移動する。
スクリーン装置1の閉時にスライドバー3を縦枠24までスライドさせると、開口部材26の開口27にフック28が入り込み、先端が、開口27の周縁の開口部材26に引っ掛かる。この引っ掛かりにより、スライドバー3はコイルバネ12の弾性復元力に抗して移動が制止され、スクリーン装置1が閉状態に安定に保持される。したがって、スライドバー3は傾倒せず、図2および図3に示したピン15のピン孔14への差込みによって回転不能とされたローラーパイプ6は支柱のように機能し、スライドガイド枠5が垂れ下がるのが防止され、スクリーン13の交換をより一層容易にする。
また、縦枠24には、上記ストッパー機構に替え、戸当り面にマグネットを縦枠24の長さ方向に配設するとともに、図4に示したように、スライドバー3のスライド方向の先端部にマグネット29を内蔵したキャップ部材30を嵌着し、両マグネットが互いに磁力により引き合うようにすることで、スライドバー3をコイルバネ12の弾性復元力に抗して移動を制止させ、スクリーン装置1を閉状態に安定に保持することができる。したがって、この場合にも、スライドバー3は傾倒せず、図2および図3に示したピン15のピン孔14への差込みによって回転不能とされたローラーパイプ6は支柱のように機能し、スライドガイド枠5が垂れ下がるのが防止され、スクリーン13の交換をより一層容易にする。
また、スクリーン装置1では、図4に示したように、スライドバー3および取付枠2が同一形状を有し、ローラーパイプ6を中心として平面視点対称の配置となるようにスライドバー3および取付枠2が配置されている。このため、スクリーン装置1は、機能および性能が全く同じな左右勝手を共用したスクリーン装置となっており、たとえば、内観色と外観色が異なる場合にも一つの製品で対応可能である。したがって、スクリーン装置1の品種を少なくすることができ、製造、在庫管理などが容易となっている。この場合、取付枠2はスライドバーとすることができ、両開き式のスクリーン装置1とすることができる。
また、スクリーン装置1では、スライドバー3のスライドをガイドするとともに、下枠を構成するスライドガイド枠5の展出および収納をガイドするために、窓枠開口部などの下縁にボトムレール31が配設されている。スライドバー3の下端部に配設されたガイドブロック32がボトムレール31に沿って移動し、スライドバー3のスライドがボトムレール31によりガイドされる。
図5に示したように、ボトムレール31は、上端部に左右両側方に突出する突起33を有している。このようなボトムレール31の外形に対応してガイドブロック32の下端部は断面略コ字型形状に切り欠かれ、切欠部34が形成されている。図2に示したように、スライドガイド枠5を形成する剛性ユニット4には、左右両側壁部9の下端部内側に溝10が形成され、溝10は、ボトムレール31の上端部の突起33に係合可能とされている。このため、風圧、接触などにより横方向からスライドガイド枠5に力が加わると、突起33が溝10に係合し、スライドガイド枠5が浮き上がったり、ボトムレール31から外れたりするのが防止され、スクリーン装置1のスムーズな開閉操作を実現する。
ガイドブロック32の下端部は、ボトムレール31の上端部に接触するため、スクリーン装置1の開閉操作にともない次第に磨耗し、交換が必要とされる。そこで、スクリーン装置1では、ガイドブロック32を部品化し、ガイドブロック32単品の交換を可能にしている。
スクリーン装置1では、図1に示したように、スライドガイド枠5のスムーズで安定した展出および収納を可能とするために、上下一対のスライドガイド枠5間において端部を紐などの張力部材35で結んでいる。張力部材35は、8の字状のループを形成し、スライドバー3、取付枠2のそれぞれに内蔵されている。張力部材35を折り返す折返ブロック36は、スライドバー3の上下両端部に配設されている。ガイドブロック32は、スライドバー3の下端部に配設された折返ブロック36に嵌着脱自在に配設されている。
すなわち、図6に示したように、ガイドブロック32は、張力部材35を折り返し、8の字状のループに形成するための折返ブロック36から独立させ、部品化し、折返ブロック36の下方から取付けおよび取外し可能とされている。折返ブロック36には、下方に開口した中空状の、ガイドブロック32の収納部37が形成され、収納部37の内側両端部に略カンナ台形状の溝が形成されている。この溝にガイドブロック32が圧入、係止されてガイドブロック32が折返ブロック36に固定される。図5図中の符号38は、折返ブロック36の下端部両側端部の縁片部である。
このように、ガイドブロック32が、一対のスライドガイド枠5間の端部を結ぶ8の字状のループを形成する張力部材35を折り返し、スライドバー3の下端部に配設された折返ブロック36に嵌着脱自在に配設されているので、張力部材35を取り外したりすることなく、磨耗が大きいガイドブロック32のみを容易に取り外し、交換することができ、メンテナンス性がより向上し、部品コストの低減を図ることができる。ガイドブロック32は、下端部の切欠部34ばかりでなく、側面は上方から下方に向かって外側に湾曲する湾曲面39とされ、湾曲面39は、スライドガイド枠5を一方向に屈曲させる倣い面であり、スライドガイド枠5に接触するので、湾曲面39の磨耗も起こりやすく、したがって、ガイドブロック32のみを交換可能としたことはこのことからも有効である。
なお、上記の通り、スクリーン装置1では、図1に示した縦枠24には、戸当り面にマグネットを縦枠24の長さ方向に配設することができ、この場合、図4に示したように、スライドバー3のスライド方向の先端部にマグネット29を内蔵したキャップ部材30を嵌着し、両マグネットが互いに磁力により引き合うようにすることで、スライドバー3をコイルバネ12の弾性復元力に抗して移動を制止させ、スクリーン装置1を閉状態に安定に保持することができる。
この場合、さらに図7に示したように、縦枠24の戸当り面40は一平面から形成することができ、窓枠開口部などからの突出を抑えることができる。マグネット41は、戸当り面40に隣接配置させて縦枠24の内部に配設される。断面略L字型形状の2つの取付片42を縦枠24において戸当り面40の裏面から内側に立設し、対向配置し、取付片42間にマグネット41を保持させる。縦枠24の戸当り面40が窓枠開口部などに突出することがなく、見栄えが良好となり、突出せずとも、マグネット29、41は互いに磁力により引き合うので、スクリーン13を広げた状態に保持することができ、また、ボトムレール31を縦枠24の戸当り面40の際にまで隙間なく施工することができ、スライドバー3のスライドがより安定化する。
本発明のスクリーン装置の一実施形態を示した一部切欠正面図である。 図1に示したスクリーン装置のローラーパイプの上端部周辺を示した要部断面図である。 図1に示したスクリーン装置のローラーパイプの上端部周辺を示した要部斜視図である。 図1に示したスクリーン装置のスクリーン収納時の状態を示した断面図である。 図1に示したスクリーン装置のスライドバーおよび取付枠の下端部周辺を示した要部側面図である。 図1に示したスクリーン装置における折返ブロックとガイドブロックとの関係を示した要部分解断面図である。 図1に示したスクリーン装置における縦枠のバリエーションをその周辺とともに示した要部断面図である。
符号の説明
1 スクリーン装置
2 取付枠
3 スライドバー
5 スライドガイド枠
6 ローラーパイプ
7 固定軸
12 コイルバネ
13 スクリーン
14 ピン孔
15 ピン
17 固定部
18 固定部材
19 凹溝
20 係止片
24 縦枠
29 マグネット
31 ボトムレール
32 ガイドブロック
35 張力部材
36 折返ブロック
40 戸当り面
41 マグネット

Claims (5)

  1. 取付枠に対してスライド可能なスライドバーからの展出と収納が自在とされた一対のスライドガイド枠間に回転可能なローラーパイプが配置され、ローラーパイプは、スライドバーのスライド方向にスライド可能であり、ローラーパイプには2枚のスクリーンの一端部が固定され、スクリーンのローラーパイプの周りへの巻取りと引出しが可能とされ、ローラーパイプはコイルバネを内蔵し、スライドバーをスライドさせてスクリーンを引き出す際に、ローラーパイプは回転しながらスライドバーのスライド方向にスライドし、このときコイルバネに弾性復元力が蓄積され、蓄積された弾性復元力の解放により、スクリーンがローラーパイプの周りに巻き取られ、ローラーパイプは取付枠側にスライドし、スライドバーも取付枠側へスライドするスクリーン装置であって、ローラーパイプの固定軸に固定されたコイルバネの固定端からコイルバネの外側に位置する部位のローラーパイプにピン孔がローラーパイプの長さ方向に対して直交する方向に貫通して形成され、ローラーパイプが、ピン孔に差し込まれるピンによって回転不能とされることを特徴とするスクリーン装置。
  2. スライドバーおよび取付枠は、スクリーン固定部において、スクリーン端部に配設された固定部材が挿入される凹溝を有し、凹溝の固定部材挿入側の両側端縁から凹溝の幅方向内側に突出する係止片が延設され、いずれか一方の係止片は、スライドバーおよび取付枠の長さ方向の一部において凹溝の端縁側に向かって切り欠かれ、切欠部が形成され、切欠部は工具の挿入が可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン装置。
  3. スライドバーおよび取付枠が同一形状を有し、ローラーパイプを中心として平面視点対称の配置関係となるようにスライドバーおよび取付枠が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のスクリーン装置。
  4. 横開き式のスクリーン装置であって、ボトムレールを備え、スライドバーの下端部に配設されたガイドブロックがボトムレールに沿って移動し、スライドバーのスライドがボトムレールによりガイドされ、一対のスライドガイド枠間の端部が8の字状のループを形成する張力部材により結ばれ、張力部材を折り返す折返ブロックがスライドバーの下端部に配設され、ガイドブロックは折返ブロックに嵌着脱自在に配設されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項に記載のスクリーン装置。
  5. スクリーン装置は、取付枠に対向して配置された縦枠を備え、縦枠の戸当り面が一平面から形成され、戸当り面に隣接配置させてマグネットが縦枠の内部に配設され、スライドバーのスライド方向の先端部にもマグネットが配設され、両マグネットは互いに磁力により引き合うことを特徴とする請求項4に記載のスクリーン装置。
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