JP4994200B2 - 蓋の係止構造 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、蓋につり下げ孔を設けておき、塗装設備のフック等に前記つり下げ孔を引っ掛けて蓋をつり下げて、バンパーとは別に塗装するものが開示されている。
また、特許文献2に開示された蓋の係止構造においては、バンパーにガーニッシュを装着後、牽引フックを使用する状況に至った場合に、ガーニッシュをバンパーから取り外すのが困難であるという課題がある。
そこで、この発明は、孔に対する着脱が容易で、孔周囲と蓋とを同時塗装が可能な蓋の係止構造を提供するものである。
請求項1に係る発明は、本体部(例えば、後述する実施例におけるフロントバンパー2)に設けられた孔(例えば、後述する実施例における孔3)に蓋(例えば、後述する実施例における蓋20)をするための蓋の係止構造であって、前記蓋はその裏面側の互いに対向する位置に係止爪(例えば、後述する実施例における係止爪22)とアーム(例えば、後述する実施例におけるアーム23)とを備え、前記アームは屈曲した帯板状をなし、その途中に凸部(例えば、後述する実施例における凸部29)を有し、該凸部よりも先端側にストッパ部(例えば、後述する実施例におけるストッパ部28)を有して構成され、前記本体部の前記孔には、該孔の周壁(例えば、後述する実施例における係止片4)から内方へ突出形成され前記蓋を脱落不能に規制するリップ(例えば、後述する実施例におけるリップ7)と、前記蓋の前記係止爪が嵌合離脱可能な凹部(例えば、後述する実施例における凹部5)とが設けられており、前記リップは、その先端が前記孔の周壁から離間していて、前記本体部の裏面側に弾性的に撓むことが可能であり、該リップの先端部には前記孔の周壁に沿い円弧状に形成された円弧部(例えば、後述する実施例における円弧部9)が設けられ、該円弧部に連なる前記リップの基部側は基部に向かって直線状に延びる直線部(例えば、後述する実施例における直線部10)となっていて、前記リップの前記直線部と前記孔の周壁との間に形成される開口(例えば、後述する実施例における開口6)は前記ストッパ部を除く前記アームが挿通可能な大きさとし、前記リップの前記円弧部と前記孔の周壁との間に形成される隙間(例えば、後述する実施例における隙間8)は、前記リップを前記本体部の裏面側に撓ませたときにのみ前記ストッパ部を除く前記アーム部が挿通可能となるような大きさとし、前記蓋を前記孔に対して着脱するときには、前記リップを前記本体部の裏面側に撓ませることで前記アームを挿通可能な状態にした前記隙間を介して前記アームを前記開口に挿脱して行い、前記蓋を前記孔内で起立させるときには、前記アームの前記ストッパ部を前記本体部の裏面に係止するとともに、前記リップを前記本体部の裏面側に撓ませて前記アームの前記凸部を前記リップの上に乗り上げさせて係止し、前記蓋によって前記孔を塞ぐときには、前記アームを前記本体部の裏面側に押し込み、前記蓋の前記係止爪を前記孔の前記凹部に嵌合することを特徴とする蓋の係止構造である。
また、円弧状の隙間にアームを挿脱させるにはリップを撓ませなければアームを挿脱することができないので、蓋の脱落を確実に防止することができる。さらに、リップの直線部と孔の周壁との間に形成された開口にアームを挿通させることで、蓋の開閉作業を保証する。
そして、リップ7の円弧部9と第2の係止片4bとの間には円弧状の隙間8が形成され、隙間8は開口6に連なっている。開口6はリップ7の直線部10に対面しているので略矩形形状となる。なお、隙間8と開口6は連続して一体であり、開口6は隙間8の延長と言うことができ、開口6は隙間8の奥部ということができる。
リップ7はその基部である第1の係止片4a側が厚肉部7bとされ、厚肉部7bより先端側(第2の係止片4bに近い側)が薄肉部7aとされている。厚肉部7bは薄肉部7aよりも厚肉に形成されており、開口6に接近するほど厚肉に傾斜状に形成されている。リップ7は基部側に厚肉部7bを備えることで、リップ7に適度な剛性および弾性を付与している。なお、係止片4およびリップ7はフロントバンパー2と一体に形成されており、樹脂製である。
突起24,24は閉塞部21の裏面に対して直角に延びている。
一方、孔3の隙間8は円弧状をなしており、リップ7を自然な姿勢にした状態では、帯板状のアーム23はいずれの部分も隙間8を挿通することができない。換言すると、リップ7が自然な姿勢のときにアーム23のいずれの部分も隙間8を挿通することができないように、アーム23の厚さおよび幅寸法が設定されるとともに、隙間8の寸法が設定されている。
そして、例えば、アーム23の平行部26を隙間8に挿通させる場合には、平行部26をフロントバンパー2の表面に対して傾斜する姿勢にして隙間8の入口に押し当て、さらにリップ7を弾性に抗してフロントバンパー2の裏面側に撓ませ、これにより隙間8を広げながら平行部26を隙間8に挿入していくと、平行部26が隙間8をスムーズに挿通することができるようになっている。このように構成すると、リップ7を撓ませて隙間8を広げてアーム23の平行部26を挿通させ、アーム23を開口6まで移動させてリップ7を弾性復帰させた後は、再びリップ7を弾性に抗してフロントバンパー2の裏面側に撓ませて隙間8を広げない限り、アーム23を開口6から離脱不能にすることができる。つまり、リップ7は蓋20を脱落不能に規制している。
車両の製造過程においてフロントバンパー2と蓋20を塗装する塗装工程では、蓋20をフロントバンパー2に装着し、蓋20とフロントバンパー2とを一体にして同時に同色塗装を行う。このときの蓋20の装着手順を説明する。
また、リップ7の厚肉部7bは、リップ7に適度な剛性および弾性を付与することができ、蓋20の孔3に対する着脱を、容易に且つ傷つけずに行うことができる。
また、リップ7の先端部に円弧部9が形成されているので、孔3の第2の係止片4bとリップ7との間に形成される隙間8が円弧状となり、リップ7を撓ませなければ帯板状のアーム23は隙間8を挿脱することができない。その結果、開口6に挿入されたアーム23を開口6から脱落不能にすることができ、蓋20の脱落を確実に防止することができる。また、リップ7は円弧部9の基端側に直線部10が形成されているので、開口6を直線状に形成することができ、開口6にアーム23を挿通させることができる。これにより、蓋20の開閉作業が保証される。
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
前述した実施例では、リップの基部側に厚肉部を傾斜状に設けたが、厚肉部の形状はこれに限るものではなく、例えば、リップの先端から基部側に向かって徐々に厚肉にしてもよい。また、厚肉部なしでリップが適度の剛性および弾性を有している場合には、厚肉部を設けなくてもよい。
3 孔
4 係止片(周壁)
5 凹部
7 リップ
7b 厚肉部
8 隙間
9 円弧部
10 直線部
20 蓋
22 係止爪
23 アーム
29 凸部
28 ストッパ部
Claims (2)
- 本体部に設けられた孔に蓋をするための蓋の係止構造であって、
前記蓋はその裏面側の互いに対向する位置に係止爪とアームとを備え、前記アームは屈曲した帯板状をなし、その途中に凸部を有し、該凸部よりも先端側にストッパ部を有して構成され、
前記本体部の前記孔には、該孔の周壁から内方へ突出形成され前記蓋を脱落不能に規制するリップと、前記蓋の前記係止爪が嵌合離脱可能な凹部とが設けられており、
前記リップは、その先端が前記孔の周壁から離間していて、前記本体部の裏面側に弾性的に撓むことが可能であり、該リップの先端部には前記孔の周壁に沿い円弧状に形成された円弧部が設けられ、該円弧部に連なる前記リップの基部側は基部に向かって直線状に延びる直線部となっていて、前記リップの前記直線部と前記孔の周壁との間に形成される開口は前記ストッパ部を除く前記アームが挿通可能な大きさとし、前記リップの前記円弧部と前記孔の周壁との間に形成される隙間は、前記リップを前記本体部の裏面側に撓ませたときにのみ前記ストッパ部を除く前記アーム部が挿通可能となるような大きさとし、
前記蓋を前記孔に対して着脱するときには、前記リップを前記本体部の裏面側に撓ませることで前記アームを挿通可能な状態にした前記隙間を介して前記アームを前記開口に挿脱して行い、前記蓋を前記孔内で起立させるときには、前記アームの前記ストッパ部を前記本体部の裏面に係止するとともに、前記リップを前記本体部の裏面側に撓ませて前記アームの前記凸部を前記リップの上に乗り上げさせて係止し、前記蓋によって前記孔を塞ぐときには、前記アームを前記本体部の裏面側に押し込み、前記蓋の前記係止爪を前記孔の前記凹部に嵌合することを特徴とする蓋の係止構造。 - 前記リップの基部は先端側よりも厚肉に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蓋の係止構造。
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