JP4989399B2 - 情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
また、鉄道車両の車両動態情報を地上の特定地点から観測し、鉄道車両がその地点を通過する度に取得した情報から異常を検知する技術(例えば、特許文献2)がある。
また、このようなデータ蓄積型の分析では、データ転送速度や列車内でのデータの蓄積可能量などの制約から、生成されるデータ量を削減するためサンプリング周期を長く(数百ms〜)設定することが多く、従って周波数分析が十分に機能する密度のデータにならないという課題がある。
さらに、通常車両上のセンサー単体では、総走行距離を自動で算出する際に誤差が生じ、そのため従来の手法で高精度な分析を行うためには、より高コストなデータ環境を車両に搭載する必要があった。
しかしそのようなアプローチは、多数の車両に搭載し、常時監視を行うような商用の車両動態監視システムとしては、コスト面から課題があった。
各々が二以上の小区間からなる複数の区間に区分されて管理されている路線を移動する車両の車両動態を管理する情報処理装置であって、
前記車両の移動中に前記車両において収集された、前記車両の車両動態が示される車両動態値を順次受信する車両動態値受信部と、
前記車両動態値受信部により受信された車両動態値がいずれの区間のいずれの小区間での車両動態を示すのかを判定し、判定した区間及び小区間に対応づけて車両動態値を格納する車両動態値格納部と、
区間ごとに、各小区間の車両動態値を用いて、当該区間での車両動態の特性を示す特性評価値を算出する特性評価値算出部と、
区間ごとに、特性評価値が正常な値か否かを判定するための基準値を記憶する基準値記憶部と、
前記特定評価値算出部により算出された特性評価値と、当該特性評価値と同じ区間の基準値とを比較し、前記特性評価値が正常な値か否かを判定する比較判定部とを有することを特徴とする。
つまり、車両により収集された車両動態値を小区間ごとに管理し、小区間ごとの車両動態値を用いて車両の動態を分析するため、路線上の多数の地点に固定センサーを設置して網羅的に車両動態値を観測した場合と同様の効果を、固定センサーを配置することなく得ることができる。
また、データの取得間隔についても、一つの値ではなく区間に対する特性評価値を算出することで、距離算出の誤差を吸収し、また、同一小区間に対して複数の値が得られた場合は集約処理を行い、値が欠損した小区間に対しては推定処理を行うことにより、正確な特性評価値を得ることでき、高精細な車両動態管理を行うことができる。
図1は、本実施の形態に係る車両動態管理装置100の構成例を示す図である。
本実施の形態に係る車両動態管理装置100は、例えば、鉄道会社の管理センターに配置され、各路線を走行する鉄道車両200から例えば無線にて送信される車両動態情報をネットワーク300経由で受信する。車両動態管理装置100は、情報処理装置の例である。
なお、本実施の形態では、所定の路線を走行する鉄道車両200を車両の例として説明するが、例えばバスや路面電車等の所定の路線を走行する他の種類の車両であってもよい。
例えば、小区間を10メートルとし、20個の小区間により一つの区間が形成される(1区間は200メートル)構成が考えられる。
また、車両動態情報とは、一つ以上の車両動態の値(車両動態値)が含まれる情報である。
車両動態値とは、車両が路線上にある際(走行時、駅等での停車時の両者を含む)の車両の状態を示す値をいい、変動し得る状態を示す値である。車両動態の具体例としては、例えば、車両の速度、加速度、車両の特定部位の温度、外気温、車両の走行時の振動数、車両内部のコンデンサの電圧、パンタグラフから供給される電圧等がある。なお、これらのうちの一部の車両動態値のみを車両動態情報に含ませてもよいし、これら以外の車両動態値を車両動態情報に含ませてもよい。
鉄道車両200には、上記の車両動態値の種類に対応させて各種のセンサーが搭載されており、一定の周期でセンサーにより車両動態値を計測する。このため、センサーの計測周期及び鉄道車両の走行速度によっては、複数個の車両動態値が計測される小区間も存在するし、車両動態値が一つも計測されない小区間も存在する。
また、車両動態情報には、車両動態値以外に、鉄道車両200の識別子、路線の識別子、車両動態値が計測された位置を示す位置情報が含まれる。車両動態値が計測された位置を示す位置情報は、例えば、路線における特定位置(始発駅又は終着駅)からの距離を示す。
車両動態情報受信部1は、車両動態値受信部の例である。
小区間バッファ2は、小区間判定部13により判定された区間の小区間に対応づけて車両動態値を格納する。
小区間判定部13及び小区間バッファ2が、車両動態値格納部の例となる。
また、同様に、説明の簡明のため、以下では、車両動態情報に1種類の車両動態値のみ(例えば鉄道車両の速度のみ)が含まれる例を前提にして説明するが、車両動態情報に2種類以上の車両動態値(例えば鉄道車両の速度と振動数等)が含まれる場合には、種類ごとに車両動態値を区別して格納する必要がある。
また、車両動態情報に2種類以上の車両動態値(例えば鉄道車両の速度と振動数等)が含まれる場合には、後述する車両動態値の集計、車両動態値の補完、特性評価値の算出、帰属確率の算出、特異性の判定等の処理も種類ごとに車両動態値を区別して実施する必要がある。
つまり、値集計部3は、小区間バッファ2においていずれかの小区間に対して複数の車両動態値が格納されている場合に、複数の車両動態値を集約し、集約後の集計値を区間バッファ5に格納する。
集計値としては、例えば、複数の車両動態値の平均値、加重平均値、分散値等がある。
値集計部3は、車両動態値集約部の例である。
つまり、値補完部4は、小区間バッファ2においていずれかの小区間に対して車両動態値が格納されていない場合に、過去動態特性DB6の過去の特性情報に基づいて、当該小区間の車両動態値を推定する。
詳細は後述するが、過去動態特性DB6には、区間ごとに、過去に車両動態情報受信部1により受信された車両動態値の特性を示す情報が記憶されており、値補完部4は、小区間バッファ2に車両動態値が格納されていない小区間が属する区間についての特性情報から補完値を推定する。
値補完部4は、車両動態値推定部の例である。
車両位置が対象の区間を外れたとき、区間バッファ5は必ず小区間と同数の車両動態値(集計値、補完値)を格納している。
つまり、ある小区間に対して小区間バッファ2に一つの車両動態値が格納されていた場合は、値集計部3によりその車両動態値がそのまま集計値として出力されて当該小区間に対して一つの車両動態値が得られ、ある小区間に対して小区間バッファ2に複数の車両動態値が格納されていた場合は、値集計部3により集約された集計値が出力されて当該小区間に対して一つの車両動態値(集計値)が得られ、ある小区間に対して小区間バッファ2に車両動態値が格納されていなかった場合は、値補完部4により推定された車両動態値である補完値が出力されて当該小区間に対して一つの車両動態値(補完値)が得られ、この結果、区間バッファ5には必ず小区間と同数の値が格納されることになる。
この係数情報は、過去の車両動態値から算出され、新たな車両動態情報が入力されると、その車両動態値に応じて更新される。
係数情報とは、区間ごとに、当該区間の小区間について過去に受信された車両動態値から得られる車両動態値の傾向を示す情報である。例えば、小区間が20個(小区間1〜小区間20)ある場合に、1)小区間1から小区間20の全域に渡って車両動態値がほぼ一定である、2)小区間1から小区間20まで、小区間ごとにX%の比率で車両動態値が上昇している、3)小区間10まではX%の比率で上昇しているが、小区間10以降はY%の比率で下降している等の区間ごとの車両動態値の傾向を示す情報である(なお、前述の1)〜3)は説明の簡明のために、単純な例の係数情報を挙げたものであり、実際の運用では、より複雑な内容の係数情報となると考えられる)。
つまり、特性評価値算出部8は、区間ごとに、各小区間の車両動態値に対して過去動態特性DB6から引用した係数情報を用いて、当該区間での車両動態の特性を示す特性評価値を算出する。
つまり、過去特性評価値DB7は、同じ区間に対して過去に特性評価値算出部8により算出された特性評価値の集合を記憶している。
過去特性評価値DB7に記憶されている特性評価値の集合は、特性評価値算出部8により新たに算出された特性評価値が正常な値か否かを判定するための基準値となる。
過去特性評価値DB7は、基準値記憶部の例である。
特異性判定部10では、得られた帰属確率が、あらかじめ定められた閾値を下回る場合に、警告情報を出力する。
つまり、帰属確率算出部9及び特異性判定部10は、特性評価値算出部8により算出された特性評価値と、当該特性評価値と同じ区間の基準値(過去の特性評価値の集合)とを比較し、新たな特性評価値が正常な値か否かを判定するものであり、比較判定部の例である。
なお、警告情報の出力形態は、表示の他、音声の出力でもよく、表示部12の代わりに、または表示部12とともに音声出力部が配置されていてもよい。
図2に動作のフローチャートを示す。
本明細書では、過去の車両動態情報から指定区間の特性評価値を算出する演算手法を「特性モデル」と呼ぶ。また、特性モデルを構成するパラメータを「係数情報」と呼ぶ。
ここで、位置情報とは、例えば、路線の始発駅又は終着駅からの道のり(距離)で示される。
また、前述したように、始発駅から終発駅までの路線は指定された数の区間で分割され、さらに各区間は定められた数の小区間に分割されているものとする。
区間バッファ5および小区間バッファ2には、それぞれに区間、小区間が対応付けられており、その小区間はその区間に属する小区間である。区間バッファ5は、時間の経過(鉄道車両200の所在)とともに車両動態値の蓄積の対象とする区間を順次更新していき、小区間バッファ2は、区間バッファ5が対象としている区間の小区間に対応し、時間の経過(鉄道車両200の所在)とともに車両動態値の蓄積の対象とする小区間を順次更新していく。
次に、小区間判定部13は、位置情報により車両動態値が計測された小区間を判定し、判定した小区間が現在解析対象としている対象小区間に一致するか否かを判定し(S203)(車両動態値格納ステップ)、対象小区間内であれば、受信値(車両動態値)を小区間バッファ2に蓄積させた後(S204)(車両動態値格納ステップ)、車両動態情報受信部1が次の車両動態情報を受信するまで待機する。
他方、対象小区間外である場合(車両が対象小区間を通過している場合)は、S205に移行する。
他方、小区間バッファ2に車両動態値が存在しない場合(S205でYES)は、値補完部4が、過去動態特性DB6から取得した過去動態特性から、過去特性に従った推定(例えば、過去動態特性から求められる特徴空間と最も距離が近づく値の算出)を行い、推定値を得る(S207)。
得られた集計値もしくは推定値は、それぞれ値集計部3又は値補完部4が、区間バッファ5に蓄積する(S208)。
次に、小区間バッファ2をクリアして、小区間バッファ2が対象とする小区間を、車両の進行方向の一つ隣の小区間に変更し、S203以降の処理を変更後の小区間について実行する。
また、小区間バッファ2が対象とする小区間が小区間ID:2の小区間であるときに、小区間ID:2の小区間に対する受信値が2つ蓄積されている場合は(S205でNO)、値集計部3は2つの受信値の集計値を算出して、集計値を区間バッファ5に格納する(S206、S208)。
また、小区間バッファ2が対象とする小区間が小区間ID:3の小区間であるときに、小区間ID:3の小区間に対する受信値が蓄積されていない場合は(S205でYES)、値補完部4は過去動態特性DB6の過去動態特性に基づく推定を行い、補完値を算出して、補完値を区間バッファ5に格納する(S207、S208)。
過去動態特性は、図3に概念をグラフとして例示しているが、区間ごとに、当該区間について過去に受信された車両動態値から得られる車両動態値の傾向を示す情報である。
例えば、区間Aの過去動態特性には、小区間が進むごとに、車両動態値が一定の比率で増加していくという傾向が示され、区間Bの過去動態特性には、車両動態値が脈動するという傾向が示される。
値補完部4は、この区間ごとの過去動態特性に基づいて、補完値を算出する。
そして、特性評価値算出部8が、その係数情報と、区間バッファ5に格納されている車両動態値(集計値、補完値)に対して演算処理を行うことで、特性評価値を算出する(S211)(特性評価値算出ステップ)。
特性評価値は、複数の値を持つことを許す。
特性モデルが特異値分解である場合は、係数情報は過去の車両動態値に対して特異値分解を施して得られる主成分行列および特異値を意味し、車両動態値(集計値、補完値)に対する演算処理とは主成分行列と車両動態値(集計値、補完値)からなるベクトルの積を意味する。
例えば、その帰属確率は、過去の特性評価値の集合がカイ二乗分布をしていると仮定し、過去の特性評価値の集合の中心からの、現在の特性評価値のマハラノビス距離を算出する。そのマハラノビス距離に対して、カイ二乗分布表から、対応する帰属確率を求める。
また、特異性判定部10が警告を発する際に、警告対象のデータ周辺の分析を行う外部ツールを起動するようにしてもよい。
他方、帰属確率が閾値を超えている場合は、そのままS215に移行する。
特性モデルが特異値分解である場合は、過去動態特性である主成分行列・特異値および特性評価値情報から、過去の車両動態情報の車両動態値(集計値、補完値)が並べられた行列(車両動態情報集計行列)を近似的に再現する。新しい車両動態情報の車両動態値(集計値、補完値)集合を行(もしくは列)に追加し、再度特異値分解を行うことで、過去動態特性および過去特性評価値の更新を行う。
特性モデルに特異値分解を用いる方式では他に、特開2006−316764号公報「加算的特異値分解方法」に記載されている方法を用いることで、現段階で新たに考慮すべきデータ項目を加算的に追加し、新しい特徴空間情報を作成することが可能である。この方法により、入力が複数の段階にわたる場合でも、保存・伝達するデータ量を少なく抑制しつつ、全体の特徴を反映した妥当性判定を行うことができる。
ここでは特性モデルが特異値分解の場合を記述したが、もちろんその方式に限定するものではなく、ベータ推定やニューラルネットワークなどを用いてもよい。
小区間バッファ2の対象小区間が一つなので、図2のS203で車両位置が対象小区間外である場合(S203でNOの場合)は、新たに受信した車両動態値(計測地点が対象小区間外の車両動態値)は小区間バッファ2に格納されないことになる。
このため、小区間バッファ2を2つ用意し、一方を対象小区間用とし、他方を対象小区間の次の(隣の)小区間用とし、図2のS203で車両位置が対象小区間外である場合(S203でNOの場合)は、新たに受信した車両動態値を次の小区間用の小区間バッファ2に格納するようにしてもよい。
この場合は、S209において対象小区間を次の小区間にシフトする際に、次の小区間用としていた小区間バッファ2を対象小区間用とし、他方の小区間バッファ2を次の小区間用とする。
ここで、特異値分解について、次のような例を用いて解説する。
既に3つの小区間からなる区間の車両動態情報が4件取得済みである場合を考える。
第i番目の車両動態情報の各項目の値を(pi,qi、ri)とおく。
このとき車両動態情報集計行列は、以下で表される。
P=USVT
ここで、VTはVの転置行列(行と列を入れ替えた行列)である。
ただし、U,S,Vはそれぞれ、以下に示す行列である。
Uの各列は主成分軸と呼ばれ、主成分軸からなる空間(主成分空間)は特徴空間とも呼ばれる。
さて、s1がs2やs3よりも十分大きい場合を考えると、第i番目の車両動態情報は、Uの第1列の値の定数倍で近似できる。ここで、未確定値を含む新しい車両動態情報が、過去動態特性に従うならば、Uの第1列の値の定数倍で近似できるはずである。全体として最良の精度で近似させるために、各値の誤差を全体として最小とするように、最小二乗法を用いることで、未確定値の推定値を算出することができる。
特性評価値算出部は、取得した車両動態情報を基に、n行1列の数値行列を作成する。ここでnは区間ごとの小区間数を示し、i行1列目(i=1,…,n)は対象の区間内の第i番目の小区間に対応する集計値(補完値)である。
作成された数値行列に対して、過去動態特性DB6に格納された係数情報からなる行列との行列積を計算し、結果として特性評価値を示すn行1列の行列xが生成される。過去特性評価値DBには、ここで得られた特性評価値行列と同じ形式の過去の特性評価値が50件格納されている。その50件の1行n列の行列を行方向に連結した50行n列の行列に対して、n行n列の分散共分散行列Σを作成する。このとき、xTΣ−1xがマハラノビス距離である(xTはxの転置行列、Σ−1はΣの逆行列)。
xTΣ−1xの値を、カイ二乗分布表と照合することで、帰属確率が求められる(カイ二乗分布表としては、例えば東京大学出版会「基礎統計学I 統計学入門」東京大学教養学部統計学教室編の「付表3 χ2分布表(パーセント点)」を利用する)。
以上の処理により、過去の車両動態情報から作成された過去動態特性と過去特性評価値から、新たに入力された車両動態情報に対して、その特異性を定量化することができる。
つまり、車両に搭載されたセンサーによる観測値を小区間ごとに管理し、小区間ごとの観測値を用いて車両の動態を分析するため、路線上の多数の地点に固定センサーを設置して網羅的に観測した場合と同様の効果を、固定センサーを配置することなく得ることができる。
時系列的な相関が薄い車両動態情報(特に振動)では、全運行を対象とした分析と比較して精度が過度に低下するということはない。
また、行列演算により分析対象のデータを分割して独立に分析処理を行うことで、全てのデータに対して分析処理を行う場合と比べて、複雑な判定を行うほど処理速度が高速になる。
また、センサーにより測定される(もしくは測定された値によって推測される)車両位置情報に誤差が含まれているような場合でも、位置に関する誤差から過度に影響を受けないよう、特異性を評価することができる。
図4は、実施の形態1に示す車両動態管理装置100のハードウェア資源の一例を示す図である。
なお、図4の構成は、あくまでも車両動態管理装置100のハードウェア構成の一例を示すものであり、車両動態管理装置100のハードウェア構成は図4に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。
更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード(登録商標)読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。
通信ボード915、キーボード902、マウス903、スキャナ装置907、FDD904などは、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力装置の一例である。
通信ボード915は、図1に示すように、ネットワーク300に接続されている。例えば、通信ボード915は、LAN(ローカルエリアネットワーク)、インターネット、WAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。
車両動態管理装置100の起動時には、ROM913のBIOSプログラム及び磁気ディスク装置920のブートプログラムが実行され、BIOSプログラム及びブートプログラムによりオペレーティングシステム921が起動される。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。
抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、実施の形態1で説明しているフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
Claims (7)
- 各々が二以上の小区間からなる複数の区間に区分されて管理されている路線を移動する車両の車両動態を管理する情報処理装置であって、
前記車両の移動中に前記車両において収集された、前記車両の車両動態が示される車両動態値を順次受信する車両動態値受信部と、
前記車両動態値受信部により受信された車両動態値がいずれの区間のいずれの小区間での車両動態を示すのかを判定し、判定した区間及び小区間に対応づけて車両動態値を格納する車両動態値格納部と、
区間ごとに、各小区間の車両動態値を用いて、当該区間での車両動態の特性を示す特性評価値を算出する特性評価値算出部と、
区間ごとに、特性評価値が正常な値か否かを判定するための基準値を記憶する基準値記憶部と、
前記特定評価値算出部により算出された特性評価値と、当該特性評価値と同じ区間の基準値とを比較し、前記特性評価値が正常な値か否かを判定する比較判定部とを有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、更に、
前記車両動態値格納部においていずれかの小区間に対して車両動態値が格納されていない場合に、当該小区間が属する区間について過去に前記車両動態値受信部により受信された車両動態値に基づいて、当該小区間の車両動態値を推定する車両動態値推定部を有し、
前記特性評価値算出部は、
区間ごとに、前記車両動態値格納部に格納されている各小区間の車両動態値と、前記車両動態値推定部により推定された車両動態値とを用いて、特性評価値を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、更に、
前記車両動態値格納部においていずれかの小区間に対して複数の車両動態値が格納されている場合に、複数の車両動態値を集約する車両動態値集約部を有し、
前記特性評価値算出部は、
区間ごとに、前記車両動態値格納部に格納されている各小区間の車両動態値と、前記車両動態値集約部により集約された車両動態値とを用いて、特性評価値を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記基準値記憶部は、
基準値として、同じ区間に対して過去に前記特性評価値算出部により算出された特性評価値の集合を記憶していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理装置。 - 前記車両動態値受信部は、
車両動態値が収集された位置を前記路線の特定位置からの距離として示す位置情報を車両動態値とともに受信し、
前記車両動態値格納部は、
前記車両動態値受信部により受信された位置情報に基づき、前記車両動態値受信部により受信された車両動態値がいずれの区間のいずれの小区間での車両動態を示すのかを判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置。 - 各々が二以上の小区間からなる複数の区間に区分されて管理されている路線を移動する車両の車両動態を管理するコンピュータが、前記車両の移動中に前記車両において収集された、前記車両の車両動態が示される車両動態値を順次受信する車両動態値受信ステップと、
前記コンピュータが、前記車両動態値受信ステップにより受信された車両動態値がいずれの区間のいずれの小区間での車両動態を示すのかを判定し、判定した区間及び小区間に対応づけて車両動態値を格納する車両動態値格納ステップと、
前記コンピュータが、区間ごとに、各小区間の車両動態値を用いて、当該区間での車両動態の特性を示す特性評価値を算出する特性評価値算出ステップと、
前記コンピュータが、特性評価値が正常な値か否かを判定するための基準値を区間ごとに記憶している基準値記憶部から前記特定評価値算出ステップにより算出された特性評価値と同じ区間の基準値を取得し、前記特定評価値算出ステップにより算出された特性評価値と、取得した基準値とを比較し、前記特性評価値が正常な値か否かを判定する比較判定ステップとを有することを特徴とする情報処理方法。 - 各々が二以上の小区間からなる複数の区間に区分されて管理されている路線を移動する車両の車両動態を管理するコンピュータに、
前記車両の移動中に前記車両において収集された、前記車両の車両動態が示される車両動態値を順次受信する車両動態値受信処理と、
前記車両動態値受信処理により受信された車両動態値がいずれの区間のいずれの小区間での車両動態を示すのかを判定し、判定した区間及び小区間に対応づけて車両動態値を格納する車両動態値格納処理と、
区間ごとに、各小区間の車両動態値を用いて、当該区間での車両動態の特性を示す特性評価値を算出する特性評価値算出処理と、
区間ごとに特性評価値が正常な値か否かを判定するための基準値を記憶している基準値記憶部から前記特定評価値算出処理により算出された特性評価値と同じ区間の基準値を取得し、前記特定評価値算出処理により算出された特性評価値と、取得した基準値とを比較し、前記特性評価値が正常な値か否かを判定する比較判定処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
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