JP4984357B2 - ミシン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、針を保持する針止めが交換可能なミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来の偏平縫いミシン1の針近傍を示す斜視図である。偏平縫いミシン1は、ミシンベッド6の上に水平に針板5が取り付けられ、針板5に対向して複数、ここでは3本の針4が設けられる。針4は、針止め3に保持され、針止め3は、鉛直に配置される針棒2の下端部に固定される。針棒2の上部には、クランク66(図12参照)が接続され、クランク66が回転することによって、針棒2が上下方向に往復運動し、針4が針板5の針落ち孔9に挿通される。針板5上には、生地を押える押え(図示略)が設けられる。針板5の下には、ルーパ8が配置され、針4の往復上下運動に同期してルーパ8が左右に揺動して縫製される。
【0003】
図11を参照して縫製作業について説明すると、各針4にはそれぞれ針糸10が挿通され、ルーパ8にもルーパ糸11が挿通される。針4が上昇するとき、各針4に針糸ループが形成される。ルーパ8は、全ての針糸ループを掬うように揺動する。図11(1)は、ルーパ8が針糸ループを掬うときの正面図であり、(2)はその左側面図である。これらの図から分かるように、ルーパ8は、針4の直後を通過して針糸ループを捕捉する。ルーパ8と針4との位置がずれると、針糸ループを捕捉できず、目飛びと言われる縫製不良が発生する。
【0004】
一方、偏平縫いミシンでは、1〜4本の針を使用可能であり、縫製内容に応じて使用する針の本数を変更する必要がある。つまり、一本針用の針止め、2本針用の針止め、といったように使用する針の本数に応じた針止めが用意され、針の本数を変更するときに、針止め3ごと交換する。
【0005】
また、偏平縫いミシンでは、針幅(ゲージ)を変更する場合がある。たとえば3本針の場合、針幅(左針幅中心から右針幅中心までの寸法)を5.6mmから6.4mmに変更する場合がある。このような場合にも針止め3の交換を行う。
【0006】
図12は、針止め3の交換方法を示す分解斜視図である。ミシンアーム7に内蔵される上軸65の先端部にクランク66が固定される。クランク66には、針棒ロッド17が回転自在に連結され、上軸65を回転させてクランク66を回転させると、針棒ロッド17が上下に往復動する。針棒ロッド17の先端の挿通孔17Aに針棒抱き18が連結される。針棒2は、針棒抱き18の挿通孔18Aに挿通され、ミシンアーム7の下面から下方に突出し、略中央部が止めねじ19によって針棒抱き18に固定される。したがって、上軸65を回転させることで、針棒2を鉛直上下に往復動させることができる。
【0007】
針止め3には、下から複数の針4が挿通され、それぞれ針固定ねじ15で固定される。針止め3の上部には、ねじ軸16が一体に形成される。また、針棒2は中空棒であり、下端部に内ねじが形成されている。そして、針止め3のねじ軸16を針棒の下端部に螺着させることで針棒2と針止め3とは固定される。したがって、針止め3を交換する場合には、針止め3を回転させて針棒2の下端部から取り外し、新たな針止め3のねじ軸16を針棒2の下端に挿通し、回転させて締め込んで固定する。
【0008】
このとき、ねじを締め終わったときに、針止め3がどの角度位置に固定されるのか分からない。つまり、針止め3と針棒2とは、針棒2の軸線Lを中心とするねじによって固定されるので、最後まで締め込んで固定される位置は、作業者の締め付ける力などによって異なり、軸線L回りのどの位置に位置決めされるのか正確には分からない。
【0009】
図13は、針落ち孔9と針4との位置関係を示す平面図である。前述したように、各針4の位置を正確に位置決めしないと目飛びが生じる。したがって、図13(B)に示すように、各針4が、対応する針落ち孔9の中央に正確に落ちるように針止め3を位置決めする必要がある。
【0010】
3本針の針止め3の場合、中央の針が針棒2の軸線Lに一致するので、針止め3のねじの締め込み力によって、3本の針4の位置関係が、図13(A)に示すように右上がりとなったり、図13(C)に示すように右下がりとなったりする。そこで、針止め3を針棒2に固定した後、針棒2の位置調整を行う必要がある。
【0011】
図12に示すように、ミシンアーム7の先端面にはヘッドカバー12が設けられる。このヘッドカバー12には、針棒抱き18の前記止めねじ19に対向する位置に貫通孔13が形成される。この貫通孔13は、通常、詰栓14で塞がれている。針止め3を交換するときは、この詰栓14を外す。そして、新たな針止め3を針棒2に締め込んで固定したのち、貫通孔13からドライバを差し込んで、止めねじ19を緩め、図13(B)の位置となるように針棒2を回転させて軸線Lまわりの位置決めを行う。また、針4の高さ位置の調整も、止めねじ19を緩めた状態で、針棒2を軸線L方向に上下させて行う。このようにして、針止め3を正確に位置決めした後、止めねじ19を締め込んで針棒2を固定する。最後に詰栓14を貫通孔13に嵌め込んで針止め3の交換作業が終了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このように針止め3を交換するごとに針棒2の止めねじ19を外し、針棒2の軸線Lまわりおよび軸線L方向の位置を調整し直すことは非常に煩雑であり、針止め交換の作業効率が悪いといった問題を有する。
【0013】
また、針棒2の位置調整は、ヘッドカバー12に形成される貫通孔13からドライバを挿し込んで止めねじ19を緩めて行うが、貫通孔13から挿し込んだドライバ先端を、止めねじ19のねじ溝に嵌入させることは困難であり、このことによっても針止め交換作業が煩雑な作業となる。
【0014】
本発明の目的は、針止め交換作業の際に必要とする針棒の高さ調整と針板の針落ち孔に対する位置調整作業を不要または容易にし、針止めの交換作業そのものを容易にできるミシンを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、針を保持する針止めと、針止めが先端部に着脱可能に固定される針棒とを有するミシンにおいて、
針止めが針棒の軸線まわりに回転することを阻止し、所定の位置に位置決めし、針止めの位置を前記針棒の軸線方向に調整可能な回り止め手段であって、
針棒に設けられ、ねじ孔を有する位置決め部材と、
前記位置決め部材のねじ孔に螺着される針止め固定ねじとを有する回り止め手段が設けられ、
前記針止めには、螺着した前記針止め固定ねじの端面が当接する平坦面であって、前記針棒の軸線方向における長さが、前記針止め固定ねじの端面の外径よりも大きい所定の長さの平坦面と、前記平坦面の、前記軸線方向における一方の端部に垂直に連なる上端面と、前記平坦面の、前記軸線方向における他方の端部に垂直に連なる下端面とが形成されることを特徴とするミシンである。
また、本発明では、針棒の位置決め部材にねじを螺着し、ねじの端面を針止めに当接させることで、針止めは回り止めされる。このようにして、簡単な構成で、確実に針止めを回り止めし、所定の位置に固定することができる。
また、本発明では、針止めを針棒の軸線方向にも調整可能であるので、針止めを交換するときに、針棒を固定した状態で、針止めの高さ位置を調整することも可能である。
【0016】
本発明に従えば、針止めを、針棒の軸線回りの所定の位置に位置決めする回り止め手段が設けられる。つまり、回り止め手段によって、針棒の軸線回りに正確な位置に針止めが位置決めされるので、従来技術のように、針止めを交換するときに、針棒の位置を調整し直す必要がなく、針止めの交換作業を容易に行うことができる。
【0023】
請求項2記載の本発明は、前記回り止め手段において、針止めは、針棒の軸線回りおよび軸線方向の任意の位置に位置決めされて前記針止め固定ねじで固定されることを特徴とする。
【0024】
本発明に従えば、針止めを、針棒の軸線まわりおよび軸線方向の任意の位置に位置決めして固定することができる。これによって、針止めを交換したとき、針棒の位置を調整し直す必要がなく、針止めのみを調整するだけでよい。
【0025】
請求項3記載の本発明は、前記位置決め部材は、針棒と別体の部材であることを特徴とする。
【0026】
本発明に従えば、位置決め部材と針棒とが別体の部材であるので、位置決め部材と針棒とを一体物として削り出して製作する場合にくらべて、製造コストを低くできる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1〜図3を参照して本発明の第1参考例について説明する。なお、本発明のミシンは、針棒と針止めの連結部以外の構成は、図10〜図13で説明した従来の偏平縫いミシン1と同じであるので説明を省略する。
【0028】
図1は、第1参考例の針棒20および針止め21の分解斜視図であり、図2は針棒20と針止め21との連結部を縦方向に切り欠いて示す断面図であり、図3は、針棒20と針止め21との連結部の軸直角断面である。
【0029】
針棒20と針止め21とは、位置決め部材22および針止め固定ねじ24によって固定される。針棒20は中空の軸であり、下端部の外周の一部に平坦面28が形成され、ここに前記針止め固定ねじ24が挿通する挿通孔28aが、半径方向に貫通して形成される。
【0030】
位置決め部材22は、環状の部材であり、内径が針棒20の外径に略等しく、外周の一部に半径方向外方に突出する凸部31が形成され、ここに半径方向にねじ孔29が形成される。
【0031】
針止め21は、針を保持する針保持部30と、中空の針棒20に挿入される挿入軸26とが一体に形成される。下部の針保持部30は、複数、ここでは3本の針挿入穴が平行に形成され、それぞれに針23が挿入され、針固定ねじ25で、それぞれ個別に固定される。針保持部30の上部には、保持される針23に平行に延びる挿入軸26が設けられる。挿入軸26は、針棒20の下端部の内径と略等しい外径を有し、針棒20の下端部に挿入される。この挿入軸26には、平坦面27が形成される。
【0032】
つぎに、針止め21の針棒20への取付方法について説明する。
まず位置決め部材22を針棒20の下端部に装着する。このとき、針棒20の挿通孔28aと位置決め部材22のねじ孔29とが対向するように位置決めする。つぎに、針止め21の挿入軸26を針棒20の下端部から挿入する。このとき、挿入軸26の平坦面27が、位置決め部材22のねじ孔29に対向するように位置決めして挿入する。そして、針止め固定ねじ24を位置決め部材22のねじ孔29に螺着する。すると、針止め固定用ねじ24は、針棒20のねじ挿通孔28aを介して針止め21の挿入軸26の平坦面27に当接する。
【0033】
針止め固定ねじ24は、図2,3に示すように、先端面33が、針止め固定ねじ24の軸線に垂直に平坦に形成される。また、針止め21の挿入軸26の平坦面27は、挿入軸26の軸線に平行な平坦面となっている。したがって、針止め固定ねじ24を締め込むと、先端面33が針止め21の平坦面27に面接触するように針止め3が位置決めされる。このようにして、針止め21が針棒20の軸線Lまわりに回り止めされて、軸線Lまわりの所定の位置に位置決めされる。
【0034】
また、図2に示すように、針止め21の挿入軸26には、平坦面27の上端に垂直に連なる上端面34、および下端に連なる下端面35が形成される。そして、この上端面34と下端面35との間隔は、針止め固定ねじ24の端部の外径33aと略等しい。つまり、針止め固定ねじ24を螺着すると、針止め固定ねじ24の先端部が、挿入軸26の上下の端面の間に挟まれる。つまり、これによって針止め21の、針棒20の軸線方向の位置が位置決めされる。
【0035】
また、針止め21を針棒20に挿入する場合、針止め21の針保持部30の上端面32に針棒20の下端面が当接したとき、ちょうど針棒20のねじ挿通孔28aが挿入軸26の平坦面27に対向する位置に位置決めされる。これによって、針固定ねじ24を挿入したとき、針固定ねじ24の先端部がちょうど挿入軸26の上下端面34,35間に嵌まり込む。
【0036】
このように、針棒20に針止め21を挿入し、針止め固定ねじ24を締め込むことで、針棒20の軸線L回りおよび軸線L方向の所定の位置に位置決めすることができる。したがって、あらかじめ針棒20を、軸線Lまわりおよび軸線L方向の位置を正確に位置決めして針棒抱き18に固定しておくことで、針止め21を交換した場合にも正確に前回と同じ位置に位置決めすることができる。つまり、針止め21の交換の際には、針棒20を調整し直すことなく、針止め21のみを交換することができ、針止め21の交換作業を効率よく行うことができる。
【0037】
つぎに、図4〜図6を参照して本発明の第2参考例について説明する。本参考例は、第1参考例の針止め固定ねじ24および針止め21のみが変更し、それ以外の構成は同じであるので説明を省略する。
【0038】
本参考例の針止め固定ねじ40は、先端部43が平坦でなく、円錐状に突出している。また、針止め41の挿入軸42の側部には、円錐状の針止め固定ねじ40の先端部が嵌まり込む円錐形の凹所44が形成される。この凹所44は、針棒20に挿入軸42を挿入し、針棒20の下端面が針止め41の針保持部30上端32に当接したとき、針棒20のねじ挿通孔28aに対向する位置に形成される。
【0039】
したがって、この参考例の場合にも、針止め41を交換する場合には、針止め固定ねじ40を外して針止め41を外し、新たな針止め41を装着して、針止め固定ねじ40を螺着して針止め41を交換する。このとき、針止め固定ねじ40の先端部は円錐形となっており、針止め41の挿入軸42に形成される凹所44も円錐形となっているので、針止め固定ねじ40を螺着したとき、先端部43が凹所44に嵌まり込むことで、針棒20の軸線L方向および軸線Lまわりの所定の位置に正確に針止め41が位置決めされる。
【0040】
つぎに、図7,8を参照して本発明の実施形態について説明する。図7は、本実施形態の針止め50および針棒20の分解斜視図であり、図8は、針止め50および針棒20の連結部の一部を切り欠いて示す断面図である。
【0041】
本実施形態では、第1参考例に対して、針止めのみ異なるので、それ以外の構成は説明を省略する。本実施形態の針止め50は、挿入軸51の平坦面52が、第1参考例の平坦面27よりも長く形成される。これによって、針止め50を針棒20の軸線方向の固定位置を調整可能とすることができる。つまり、図8の断面図に示すように、平坦面52の上下端面53,54の間の長さは、針止め固定ねじ24の先端部の外径33aよりも大きくなるように形成される。これによって、上下端面53,54間の任意の位置に針止め50を固定することができる。また、上端面53、また下端面54に針止め固定ねじ24を当接させて位置決めするように設定してもよい。
【0042】
このような構成によって、たとえば交換した針によって、針の高さ位置を変更する必要がある場合であっても、針棒20の高さ位置を調整する必要がなく、針止め50のみの交換で済む。
【0043】
つぎに、図9を参照して、本発明の第3参考例について説明する。本参考例は、第1参考例に対して、針止めのみ異なるので、それ以外の構成は説明を省略する。
【0044】
本参考例の針止め60の挿入軸61は、平坦面が形成されない円柱軸となっている。このような構成によって、針止め固定ねじ24によって、針止め60を針棒の軸線L回りの任意の位置に位置決めして固定することができる。同様に、針棒20の軸線L方向の任意の位置に位置決めして固定することができる。
【0045】
本参考例でも、針止め21の交換は、針棒2の位置調整を行うことなく、針止め60のみを交換することができる。このとき、針止め60を任意の位置に固定することができるので、針止め60を、針棒20に対して、軸線Lまわりおよび軸線L方向に位置調整して位置決めを行ってから固定する。このように本参考例では、位置調整の自由度が大きくなる。
【0046】
また、針止め固定ねじ24と挿入軸61との接触面積を大きくするために、針止め固定ねじ24の先端面を円弧状に湾曲させてもよい。このように接触面積を大きくすることで、針止め21を大きな力で固定することができる。
【0047】
上述した実施形態では、位置決め部材22は、針棒20と別体とし、別々に製作するように構成した。このように別体に形成することで、安価に製造することができるが、本発明はこのような場合に限らず、針棒20と位置決め部材22とをたとえば削り出しによって一体に形成することも可能である。
【0048】
また上述した実施形態ではミシンは偏平縫いミシンとして説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、針止めを針棒から着脱可能に交換する構成となっているミシンであれば適用可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、針止めを、針棒の軸線回りの所定の位置に位置決めする回り止め手段が設けられるので、軸線回りに正確な位置に針止めを位置決めすることができ、従来技術のように、針棒の位置を調整し直す必要がなく、針止めの交換作業を効率良く行うことができる。
また、針止めに形成される端面と、この端面に当接する針止め固定ねじの先端面とで、針止めを確実に回り止めし、所定の位置に固定することができる。
また、針止めを針棒の軸線方向にも調整可能であるので、針棒を軸線方向に調整し直さなくとも、針止めのみの調整で、針の高さ位置の調整を行うことができる。
【0053】
また本発明によれば、針止めを、針棒の軸線まわりおよび軸線方向の任意の位置に位置決めして固定することができる。これによって、針棒を固定した状態で、針止めの軸まわりおよび軸方向の位置調整を行うことができる。
【0054】
また本発明によれば、位置決め部材と針棒とが別体の部材であるので、位置決め部材と針棒とを一体物として削り出して製作する場合にくらべて、製造コストを低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考例の分解斜視図である。
【図2】 針棒20と針止め21の連結部を縦方向に切り欠いて示す断面図である。
【図3】 針棒20と針止め21の連結部の軸直角断面図である。
【図4】 第2参考例の分解斜視図である。
【図5】 針棒20と針止め41の連結部を縦方向に切り欠いて示す断面図である。
【図6】 針棒20と針止め41の連結部の軸直角断面図である。
【図7】 実施形態の分解斜視図である。
【図8】 針棒20と針止め50の連結部を縦方向に切り欠いて示す断面図である。
【図9】 第3参考例の分解斜視図である。
【図10】 従来の偏平縫いミシン1の針近傍を示す斜視図である。
【図11】 (1)は、ルーパ8が針糸ループを掬うときの正面図であり、(2)はその左側面図である。
【図12】 従来の針棒2と針止め3との連結状態を示す分解斜視図である。
【図13】 針落ち孔9と針4との位置関係を示す平面図である。
【符号の説明】
20 針棒
21,41,50,60 針止め
22 位置決め部材
24,40 針止め固定ねじ
Claims (3)
- 針を保持する針止めと、針止めが先端部に着脱可能に固定される針棒とを有するミシンにおいて、
針止めが針棒の軸線まわりに回転することを阻止し、所定の位置に位置決めし、針止めの位置を前記針棒の軸線方向に調整可能な回り止め手段であって、
針棒に設けられ、ねじ孔を有する位置決め部材と、
前記位置決め部材のねじ孔に螺着される針止め固定ねじとを有する回り止め手段が設けられ、
前記針止めには、螺着した前記針止め固定ねじの端面が当接する平坦面であって、前記針棒の軸線方向における長さが、前記針止め固定ねじの端面の外径よりも大きい所定の長さの平坦面と、前記平坦面の、前記軸線方向における一方の端部に垂直に連なる上端面と、前記平坦面の、前記軸線方向における他方の端部に垂直に連なる下端面とが形成されることを特徴とするミシン。 - 前記回り止め手段において、針止めは、針棒の軸線回りおよび軸線方向の任意の位置に位置決めされて前記針止め固定ねじで固定されることを特徴とする請求項1記載のミシン。
- 前記位置決め部材は、針棒と別体の部材であることを特徴とする請求項1または2に記載のミシン。
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