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JP4982598B2 - 無線電力伝送システム、該システムの送電装置および受電装置 - Google Patents

無線電力伝送システム、該システムの送電装置および受電装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、同一周波数帯域での無線電力伝送と通信の共存が可能な無線電力伝送システム、該システムの送電装置および受電装置に関する。
無線電力伝送方式は、大別して電磁誘導型、電波受信型、磁場共鳴型がある。
電磁誘導型は、電動歯ブラシ、電動シェーバでの充電のために既に実用化されているものであり、効率も良いが、位置ずれに弱いために、送電部と受電部は概ね密着状態で配置し、それぞれ専用の送電部に受電部をしっかりとはめ込む形で用いられる。
電波受信型は、ピッツバーグ動物園のペンギン舎等で実用にされていて、電力を電磁波として飛ばし、受電側ではそれを受信して電力に変換するものである。電磁誘導型の「送電部と受電部をほぼ密着させる」という制約は無くなるが、エネルギーの利用効率は、例えば900MHzで2m離れた状態で、ダイポールアンテナを使った場合、1%未満と非常に低いものになってしまう。そのため、送電部と受電部を十分隔離する必要があり、かつ消費電力は非常に低いアプリケーションに限定されていた。
磁場共鳴型(磁気共鳴型とも呼ぶ)は、これら先行方式の問題点をある程度克服するものとして、2007年にマサチューセッツ工業大学の研究者らによって実証されたもので、2mの距離で60Wの電球に約50%の効率で電力供給し、点灯させることに成功した。この方式は送電部、受電部それぞれに、特定周波数で共振する「共鳴器」を配して、その周波数での交流磁界を効率良く送受電部の近傍に集中させるのが特徴である。その結果として、将来的にはトロリー電車への給電等、大電力供給の応用にも道が開かれている。効率の良い伝送をするためには、共鳴器のQ値が高いことが条件となるのが特徴でもある。
これらの技術を用いた無線電力伝送システムを実用化するためには、送電部・受電部間での認証、所要電力の申告等、何らかの通信機能が必須となる。
電力の伝送距離、効率、伝送電力の大きさ等の点で大きな可能性を持つ磁場共鳴型の無線電力伝送において、送受間の電力伝送およびデータ通信を最小の構成で効率よく行う無線電力伝送が望まれる。
特開2010−51137号公報
磁場共鳴型の無線電力伝送において、送受間の電力伝送およびデータ通信を最小の構成で効率よく行う無線電力伝送システム、該システムの送電装置および受電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態の無線電力伝送システムは、送電装置と受電装置との間で磁場共鳴による電力伝送と信号通信とを時分割で行なう無線電力伝送システムであって、前記送電装置は、所定の共振周波数で共振し、該共振のQ値を高低に切り換える第1の共振器と、前記信号通信を行うときに前記第1の共振器のQ値を低く設定し、前記電力伝送を行うときに前記第1の共振器のQ値を高く設定し、認証不要電力と認証電力とを含む電力を伝送し、該認証不要電力を所定の周期で伝送し、前記信号通信によって、認証され且つ割当期間が確認された受電装置に前記認証電力を伝送する第1の制御手段とを有し、前記受電装置は、前記所定の共振周波数で共振し、該共振のQ値を高低に切り換える第2の共振器と、前記信号通信を行うときに前記第2の共振器のQ値を低く設定し、前記電力伝送によって電力を受電するときに前記第2の共振器のQ値を高く設定し、前記認証不要電力を認証なしで受信し、前記認証電力を前記信号通信による認証および割当期間確認後に受電する第2の制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の実施例に係る無線電力伝送システム300のブロック図。 本発明の実施例に係る無線電力伝送システム300のシステムタイミング図(フェーズΦ1〜Φ3)。 本発明の実施例に係る無線電力伝送システム300のシステムタイミング図(フェーズΦ3での複数電力送電)。 本発明の実施例に係る受電装置200の電力バースト検出回路25の回路図。 本発明の実施例に係る無線電力伝送システム300のシーケンス図。 本発明の実施例に係る無線電力伝送システム300のシステムタイミング図(入れ替え制御)。 本発明の実施例に係る無線電力伝送システムのシーケンス図(入れ替え制御)。
図1は、本発明の実施例に係る無線電力伝送システム300のブロック図である。無線電力伝送システム300は、送電装置100と受電装置200により構成される。受電装置200は複数あってもよい。
[電力伝送および通信の概要]
まず、送電装置100と受電装置200間のワイヤレスの電力伝送および通信の概要について説明する。
送電装置100の共鳴器7(第1の共鳴器)の共振周波数と、受電装置200の共鳴器27(第2の共鳴器)の共振周波数とは同じに調整されており、一方の共鳴器を共振周波数で駆動して交流磁界を発生し、この交流磁界を介して他方の共鳴器が磁場共鳴することによって、ワイヤレスで電力および通信信号が伝送される。
電力伝送については、送電装置100のループアンテナ6を高周波電力で駆動し、その発生する交流磁界に対して、送電装置100の共鳴器7と受電装置200の共鳴器27が磁場共鳴してその交流磁界を導き、ループアンテナ26にてその電力を捕捉することにより、送電装置100から受電装置200へワイヤレスで電力が伝送される。大きな電力の電力伝送を行うために、双方の共鳴器の共振のQ値(Quality Factor)は、高いQ値に設定される。例えば、共振周波数=20MHz、Q=1000とすると、マイナス3dBの帯域幅は、20MHz/1000=20kHzの狭い急峻な高効率の特性となる。
通信信号の伝送については、双方向であり、一方のループアンテナを通信信号で駆動し、その交流磁界を他方のループアンテナで捕捉することにより、ワイヤレスで通信信号が伝送される。通信信号は、その搬送波は共鳴器の共振周波数と同じ周波数であり、それを中心に変調されて帯域幅を有する信号である。高速のビットレートのデータ通信を行うために、双方の共鳴器の共振のQ値は低いQ値に設定される。これが高いQ値だと帯域幅が狭くて高速のデータ通信が行えないからである。低いQ値として、例えば、共振周波数=20MHz、Q=10とすると、マイナス3dBの帯域幅は、20MHz/10=2MHzのなだらかな特性となる。
データ通信時にこの低いQ値に設定され、データ通信の変調方式としてQPSKを用いれば、4Mb/s程度のデータ通信が可能となる。変調方式として高効率変調やパーシャルレスポンス、プリ等化等の技術を用いれば、更に高いビットレートが可能である。
電力伝送時と通信信号伝送時とでQ値を変えるので、送電装置100と受電装置200間で同期を取ってタイミングを制御して時分割で電力伝送と通信信号伝送を行い、その制御は、送電装置100の制御回路9(第1の制御手段)、受電装置200の制御回路29(第2の制御手段)により同期を取って行う。
以下、各装置の構成および動作の詳細について説明する。
[送電装置100]
送電装置100は、発振器1、増幅器2、インピーダンス整合回路3、スイッチ4、バラン回路5(平衡不平衡変換)、ループアンテナ6、共鳴器7(第1の共鳴器)、通信回路8、制御回路9等により構成される。
発振器1、増幅器2、インピーダンス整合回路3は、電力伝送の専用部分である。発振器1は、所定の周波数の高周波信号を出力する。増幅器2は、それを所定のレベルまで増幅する。インピーダンス整合回路3は、アンテナ系との整合を取る回路である。
通信回路8は、データ変調/復調を行う通信専用部分である。電力伝送用の発振器1等と通信用の通信回路8とは、制御回路9の切換信号によりスイッチ4で時分割して切り換えられてバラン回路5につながる。
バラン回路5、ループアンテナ6、共鳴器7は、電力伝送および通信用として共用される。バラン回路5は、不平衡な回路群のスイッチ4側と、平衡なループアンテナ6との間で平衡不平衡変換を行う。なお、バラン回路5は、ループアンテナ6の構成によっては不要である。
ループアンテナ6は、共鳴器7と電磁結合される。電力伝送時には、発振器1からの高周波信号でループアンテナ6が高周波電力を放出して、その交流磁界を共鳴器7と受電装置200の共鳴器27により導き、ループアンテナ26がそのエネルギーを捕捉する。通信送信時には、通信回路8からの通信信号でループアンテナ6が放出する。通信受信時には、受電装置200のループアンテナ6に電磁結合で通信の高周波信号を受信し、通信回路8へ送られる。通信時、共鳴器7ならびに共鳴器27のQ値が低くなっていることから、それらは共鳴器電力送電時のような高い結合状態にはならない。
共鳴器7は、LC共振器であり、磁場を発生するコイル7a、可変コンデンサ7b、スイッチ7c、抵抗7d等により構成される。共振周波数は、例えば20MHzとなるように、予め実験等により、可変コンデンサ7bの値が調整される。Q値は、抵抗成分で変化するので、スイッチ7cで抵抗7dを開放することにより、高いQ値、例えば、Q=1000となる。スイッチ7cで抵抗7dを接続することにより、低いQ値、例えば、Q=10となるように予め実験等により、抵抗7dの抵抗値が決められている。
なお、可変コンデンサ7bは、電圧により誘電率が変わる特性を持った樹脂であってもよい。コイル7aの両端子間、または全体をこの樹脂で充填する。そして、この樹脂の一部あるいは全体を2つの電極で挟み、この電極に電圧をかけて電圧を可変することでコンデンサ容量を可変してもよい。このような構成により、例えばバリアブルキャパシタのような半導体素子を用いた場合、あるいはMEMSのような微小スイッチにより固定キャパシタを切り替える場合より、高い電力に耐えることが可能となる。
通信回路8は、制御回路9の送受データの変調復調を行う。搬送周波数は、発振器1の発振周波数の20MHzと同じ値に設定してある。データ通信の変調方式は任意であるが、通信速度を上げれば電力伝送に利用できる時間を長くしうるので、QPSKやその他の高効率変調が望ましく、更にパーシャルレスポンス、プリ等化等の技術を用いて、より帯域幅あたりのビットレートを上げてもよい。
制御回路9は、電力伝送と通信を時分割で行うべくスイッチ4を切り換え、また、共鳴器7の共振周波数のf調整やQ調整を行う。制御回路9のタイミング制御やシーケンス制御の詳細については後(図2以降)で説明する。
[受電装置200]
受電装置200は、負荷21、整流回路22、インピーダンス整合回路23、スイッチ24、電力バースト検出回路25、ループアンテナ26、共鳴器27(第2の共鳴器)、通信回路28、制御回路29等により構成される。
負荷21、整流回路22、インピーダンス整合回路23は、本来の電力受電の専用部分であり、送電装置100から送電される電力送電(認証電力送電)を受電時の負荷部となり、ループアンテナ26から見たインピーダンスは低い、すなわち重い負荷である。送電装置200の共鳴器7から見た場合、上記負荷部が負荷となり、共鳴器7への影響が大きい。
インピーダンス整合回路23は、アンテナ系との整合を取る回路であり、送電装置100のインピーダンス整合回路3と併せてインピーダンスを調整することにより、電力の伝送効率を改善する。整流回路22は、受電した交流電力を直流に変換し、負荷21へ電力供給する。負荷21は、図示しない充電回路と二次電池を有し、二次電池に充電される。また、整流回路22の出力は、受電レベルを表すので、受電レベル信号として制御回路29に送る。
通信回路28は、データ変調/復調を行う通信専用部分である。電力受電用のインピーダンス整合回路23等と通信用の通信回路28とは、制御回路29の切換信号によりスイッチ24で時分割して切り換えられてループアンテナ26につながる。
ループアンテナ26、共鳴器27は、電力受電および通信用として共用される。共鳴器27は、ループアンテナ26と電磁結合される。電力受電時には、送電装置100の共鳴器7と磁場共鳴した共鳴器27により導かれた高周波電力によりループアンテナ26が高周波電力信号を発生して、インピーダンス整合回路23、整流回路22、負荷21へと電力が供給され、二次電池を充電する。
通信受信時には、送電装置100の共鳴器7からの交流磁界に磁場共鳴した共鳴器27の高周波信号によりループアンテナ26が高周波信号を発生して、通信回路28へ送られる。
通信送信時には、通信回路28からの通信信号でループアンテナ26が発生する通信の高周波信号により共鳴器27が交流磁界を発生して、送電装置100の共鳴器7へ導かれる。
共鳴器27は、LC共振器であり、磁場を発生するコイル27a、可変コンデンサ27b、スイッチ27c、抵抗27d等により構成される。共振周波数は、送電装置100側の共鳴器7と同じ、例えば20MHzとなるように、予め実験等により、可変コンデンサ27bの値が調整される。Q値は、抵抗成分で変化するので、スイッチ27cで抵抗27dを開放することで高いQ値、例えば、Q=1000となる。スイッチ27cで抵抗27dを接続することで低いQ値、例えば、Q=10となるように予め実験等により、抵抗27dの抵抗値が決められている。
なお、可変コンデンサ27bは、可変コンデンサ7bと同様に、電圧により誘電率が変わる特性を持った樹脂であってもよい。
電力バースト検出回路25は、送電装置100から送電される所定周期(例えば1秒周期)のパブリック給電(認証不要電力送電)を検出して、電力バースト検出回路25内部に蓄電すると共に、この所定周期であるシステムタイミングに同期を取り、同期信号25aを制御回路29へ送ること等である。電力バースト検出回路25の詳細については、後(図2)で説明する。
通信回路28は、制御回路29の送受データの変調復調を行う。搬送周波数は、発振器1の発振周波数の20MHzと同じ値に設定してある。ただし、発信源が異なるため、厳密に同じ値にはならない。データ通信の変調方式は任意であるが、QPSKやその他の高効率変調が望ましく、更にパーシャルレスポンス、プリ等化等の技術を用いて、より帯域幅あたりのビットレートを上げてもよい。
制御回路29は、同期信号25aを基にタイミングを取って、電力受電と通信を時分割で行うべくスイッチ24を切り換え、共鳴器27の共振のQ調整を行う。また、送電装置100から送電される電力送電(認証電力送電)を受電時のタイミングにおいて、整流回路22の出力である受電レベルを監視し、そのレベルが最大になるように、共鳴器27の可変コンデンサ27bを調整してもよい。これにより共鳴器27の共振周波数が最適な値に変化する。
制御回路29のタイミングやシーケンスの制御詳細については後(図2以降)で説明する。
次に、送電装置100の制御回路9および受電装置200の制御回路29等のタイミング制御の詳細について説明する。
図2は、本発明の実施例に係る無線電力伝送システム300のシステムタイミング図である(フェーズΦ1〜Φ3それぞれでのタイミング)。
図3は、本発明の実施例に係る無線電力伝送システム300のシステムタイミング図である(フェーズΦ3での複数電力送電のタイミング)。
まず、図2について説明する。本発明の実施例に係る無線電力伝送システム300では、タイミングT1でのパブリック給電(認証不要電力送電)と、タイミングT2での電力送電(認証電力送電)と、タイミングT3での通信のスロットとが予めシステム規則で決められたタイミングで時分割で行われる。手順は、フェーズΦ1からΦ2、Φ3へと順に遷移する。
パブリック給電(認証不要電力送電)は、送電装置100が受電装置200の認証を行なわずに任意の複数の受電装置200に対して、受電装置200の最小限の部分が動作可能な電力を給電するものである。
電力送電(認証電力送電)は、送電装置100が認証を行なった受電装置200に対して送電するものであり、本来の大電力の送電を行なう。
フェーズΦ1では、パブリック給電(タイミングT1)が所定周期、例えば1秒周期で行われ、システムタイミングの基本となる同期信号であると共に、このパブリック給電により任意の複数の受電装置200に対して認証不要でパブリックに給電を行い、受電装置200の同期処理等の最小限の部分が動作可能な電力を給電する。パブリック給電は、以降のフェーズΦ2、Φ3でも基本となるタイミングであり、継続する。
フェーズΦ2では、パブリック給電に同期の取れた受電装置200と送電装置100との間で、通信(タイミングT3)により認証、所要電力等のやりとりを行う。
フェーズΦ3では、パブリック給電(タイミングT1)と本来の電力送電(タイミングT2)と通信(タイミングT3)とが時分割で伝送される。この電力送電区間(タイミングT2)は、受電装置200が複数の場合には、さらに時分割される。
送電装置100は、上記パブリック給電および電力送電の区間は、高効率で電力を伝送するために、共鳴器7のQ値を高いQ値に設定し、通信の区間は、通信の帯域幅を確保するために、低いQ値に設定する。受電装置200も、パブリック給電に同期を取ったあとは、タイミングに合わせて共鳴器27のQ値を同様に制御する。
以下、フェーズΦ1からΦ2、Φ3へのシーケンスの移行について詳しく説明する。
[フェーズΦ1]
送電装置100は、フェーズΦ1では、共鳴器7を高いQ値にしてパブリック給電を所定周期、例えば1秒周期で送出し続ける。具体的には、制御回路9(図1)は、スイッチ7cを開放して共鳴器7のQ値を高くする。また、スイッチ4をインピーダンス整合回路3側に設定する。そして、発振器1をタイミングT1の幅だけ発振信号を出力させ、それを所定の周期(例えば1秒周期)で繰り返す。これにより、共鳴器7からパブリック給電が交流磁界として送出される。
受電装置200は、パブリック給電のサーチを行う。パブリック給電のサーチ中は、常時、共鳴器27のQ値を高いQとして、パブリック給電の電力を効率よく受電できる状態にする。ただし、受電装置200が送電装置100の交流磁界の範囲外の場合は、サーチしても検出できない。受電装置200が送電装置100の交流磁界の範囲内に置かれると、パブリック給電により電力バースト検出回路25に電力を蓄電する。電力バースト検出回路25が動作できる電力が蓄電すると、パブリック給電のタイミングT1を検出して同期を取る。制御回路29(図1)は、スイッチ27cを開放して共鳴器27のQ値を高くする。
受電装置200は、フェーズΦ1では、パブリック給電をサーチするために、常時、共鳴器27のQ値を高いQ値として、パブリック給電の電力を効率よく受電できる状態にし、電力バースト検出回路25によりパブリック給電を検出して同期を取り、そのタイミングをカウンタ(不図示)等に記憶する。パブリック給電を検出して同期が取れるとフェーズΦ2に入る。
[フェーズΦ2]
フェーズΦ2では、送電装置100と受電装置200間の認証等を通信区間の通信で行う。送電装置100の制御回路9は、通信区間の共鳴器7のQ値を低くする。受電装置200は、パブリック給電に同期が取れて、通信区間が確定したので、その区間のみ、共鳴器27のQ値を低くする。通信区間は、電力バーストが終了した後、次のパブリック給電までの期間である。電力バーストの長さは受電装置200にとって予測できないが、次のパブリック給電のタイミングは周期性から予測でき、従って、電力供給と通信とが衝突することは避けることができる。通信により、認証、所要電力の大きさ、電力送電の詳細タイミング等のやりとりを行い、フェーズΦ3に入る。
[フェーズΦ3]
フェーズΦ3では、パブリック給電と電力送電と通信を行う。通信は、例えば、受電装置200が電力給電を受けて充電が完了したときに充電完了を通知する等、必要に応じて行われる。
次に、図3について説明する。無線電力伝送システム300では、1台の送電装置100から複数の受電装置200へ電力送電することができる。フェーズΦ3において、複数の受電装置200(201、202、203)への送電の時分割について説明する図である。
送電装置100は、接続が完了した複数の受電装置200の順番、この例では、201、202、203の順番で、電力送電の期間を時分割で割り振る。しかも、パブリック給電T1と複数の電力送電T21、T22、T23が途切れずに連続でバーストするように、タイミングT21、T22、T23を決める。T21、T22、T23の各時間幅は、各受電装置200からの所要電力の要求等により決める。
今、送電装置100が受電装置201と202の2台へ電力送電している最中に、受電装置203が接続を試みる場合、受電装置203は、タイミングT1とT21とT22が連続バースト状態なので、このバースト状態を検出して、その立ち上がり部分を検知すれば、正確にパブリック給電のタイミングT1を検知して同期を取ることができる。
なお、図中の各受電装置201、202、203の受電期間のインピーダンスZnは、受電しているので低インピーダンスZnであり、受電期間以外は、高インピーダンスZnとすることで、複数の受電装置200への時分割送電での送電装置100への影響を低減する。
[図2、図3におけるインピーダンスZn]
ループアンテナ26から見た受電装置200内のインピーダンスZnについて説明する。まず、スイッチ24側の負荷について説明する。フェーズΦ3での受電期間のタイミングT2では、ループアンテナ26はスイッチ24を介して重い負荷21等につながるので低インピーダンスZnとなる。
この受電期間以外は、スイッチ24を開放またはループアンテナ26が通信回路28につながる。開放時は高インピーダンスZnである。タイミングT3で通信回路28につながるときは、通信回路28のインピーダンスとなる。
これにより、受電装置200は、自身が受電していないタイミングにおいては、自身のインピーダンスを高くして、送電装置100から見ると、送電期間中はパブリック給電期間を除き、どれか1台の受電装置しか低インピーダンスZnにならず、結果として、送電装置100ならびに他の受電装置200への影響を低減することができる。
ループアンテナ26には、電力バースト検出回路25も接続されている。この電力バースト検出回路25のインピーダンスについては、次(図4)に、電力バースト検出回路25の詳細回路の動作と合わせて説明する。
図4は、本発明の実施例に係る受電装置200の電力バースト検出回路25の回路図である。
電力バースト検出回路25の主な機能は、送電装置100から送電される所定周期(例えば1秒周期)のパブリック給電を蓄電して電力バースト検出回路25自体が動作できるようにすること、および、動作可能となった後にパブリック給電を検出して、この所定周期であるシステムタイミングに同期を取ること、および、受電に不必要なタイミングにおいて、ループアンテナ26から見た電力バースト検出回路25自身のインピーダンスを高くして送電装置100への影響を低減することである。
電力バースト検出回路25は、整流回路41、ダイオード42、43、安定化電源回路44、レベル判定器45、パブリック給電検出回路46、整流回路51、ダイオード52、53、安定化電源回路54等から構成される。
[整流回路41の系統]
整流回路41は、ループアンテナ26の交流出力を直流に変換する。整流回路41の出力と二次電池(不図示)の出力とは、ダイオード42、43を介して安定化電源回路44へ供給され、どちらか電圧の高い方の電源が使われる。
整流回路41は、内部にループアンテナ26と整流回路41自身とを接続/開放するためのスイッチ(不図示)を備え、アクティブ端子がオン状態で、ループアンテナ26と整流回路41とが接続される。アクティブ端子がオフ状態では、開放されて、ループアンテナ26から見たインピーダンスが高くなる。
安定化電源回路44は、レベル判定器45およびパブリック給電検出回路46のVddへ給電する。安定化電源回路44は、レベル判定器45およびパブリック給電検出回路46の回路を駆動するのに十分な電力がない場合は、十分な電力が蓄えられるまで、それらへ電源供給しない。
[整流回路51の系統]
整流回路51は、ループアンテナ26の交流出力を直流に変換する。整流回路51の出力と二次電池(不図示)の出力とは、ダイオード52、53を介して安定化電源回路54へ供給され、どちらか電圧の高い方の電源が使われる。
整流回路51は、内部にループアンテナ26と整流回路51自身とを接続/開放するためのスイッチ(不図示)を備え、アクティブ端子がオン状態で、ループアンテナ26と整流回路51とが接続される。アクティブ端子がオフ状態では、開放されて、ループアンテナ26から見たインピーダンスが高くなる。
安定化電源回路54は、通信回路28および制御回路29のVddへ給電する。安定化電源回路54は、通信回路28および制御回路29の回路を駆動するのに十分な電力がない場合は、十分な電力が蓄えられるまで、それらへ電源供給しない。
[同期およびインピーダンス制御]
レベル判定器45は、整流回路41の直流信号のレベルを判定する。この整流回路41の直流信号は、図2、図3のパブリック給電、電力送電、および通信の交流信号を直流信号に変換し、これらの包絡信号が得られる。パブリック給電と電力送電は、共鳴器7および共鳴器27のQ値が高いので包絡信号のレベルが大であり、通信はQ値が低いので包絡信号のレベルが小である。レベル判定器45の判定閾値をこの大小の中間に設定しておけば、パブリック給電と電力送電のみの包絡信号が得られる。
レベル判定器45の出力は、図2のフェーズΦ1では、パブリック給電のみのタイミング信号が得られる。フェーズΦ2では、通信区間はレベル小で閾値以下なので、Φ1と同様に、パブリック給電のみのタイミング信号が得られる。フェーズΦ3では、パブリック給電とそれに連続した電力送電区間のタイミング信号が得られる。
パブリック給電検出回路46は、レベル判定器45の出力の立ち上がりを検出する。そして、その立ち上がりタイミングの周期がシステムタイミングの1周期(例えば1秒)に合っているかをチェックし、合っていれば、パブリック給電と見なして、このタイミングをシステムタイミングとして内部のカウンタ(不図示)に記憶する。
一般には、通信電力は給電電力に比べて30dB以上の差があり、レベル判定器が適切に調整することにより、通信信号を給電バーストと誤検出することは回避可能であるが、もし、通信の包絡信号のレベルが大きくて、レベル判定器45がそれを出力したとしても、上記立ち上がりタイミングの周期をチェックすることにより、正確にパブリック給電の立ち上がりを検出することができる。
また、パブリック給電検出回路46は、パブリック給電待ち信号46aを出力して、整流回路41をアクティブ状態にする。パブリック給電検出回路46がパブリック給電待ち信号46aをアクティブにする期間は、パブリック給電検出回路46に電源供給されていない期間、およびパブリック給電サーチ中(図2の受電装置200のフェーズΦ1)の長い期間、および同期後(図2の受電装置200のフェーズΦ2)のパブリック給電幅の狭い幅の期間、および電力受電のフェーズ(図2の受電装置200のフェーズΦ3)の中のパブリック給電幅の狭い幅の期間である。以上の期間、整流回路41をアクティブ状態にして、パブリック給電を待ち続ける。
この内、フェーズΦ1の長い期間、整流回路41がアクティブになって安定化電源44、レベル判定器45、パブリック給電検出回路45等が負荷になるが、これらは、負荷21に比べれば中程度のインピーダンスZnであり、図2の受電装置200のフェーズΦ1に示した中Znである。
パブリック給電検出回路46は、さらに、パブリック給電幅信号46bを出力して、整流回路51をアクティブ状態にする。パブリック給電検出回路46がパブリック給電幅信号46bをアクティブにする期間は、同期後(図2の受電装置200のフェーズΦ2)のパブリック給電幅の狭い幅の期間、および電力受電のフェーズ(図2の受電装置200のフェーズΦ3)の中のパブリック給電幅の狭い幅の期間である。
また、このパブリック給電幅信号46bは、同期信号でもあり、同期信号25aとして制御部29へ送る。
パブリック給電検出回路46は、パブリック給電幅信号46bにより、パブリック給電の狭い幅の間のみ、整流回路51をアクティブ状態にして、パブリック給電を待ち続ける。したがって、整流回路51側の負荷は比較的高いインピーダンス高Znとなる。
以上説明したように、整流回路41、整流回路51を必要なときのみアクティブにし、不要なときはノンアクティブ(高インピーダンスZn)にして、送電装置100への影響を低減することができる。
次に、フェーズΦ1〜Φ3遷移を実行するシーケンス制御について説明する。
図5は、本発明の実施例に係る無線電力伝送システム300のシーケンス図であり、送電装置100と受電装置200のやりとりを説明する。送電装置100は主に制御回路9が制御し、受電装置200は主に制御回路29が制御する。
[フェーズΦ1、Φ2での同期]
フェーズΦ1、Φ2では、送電装置100はパブリック給電を所定の周期(例えば1秒周期)でタイミングT1において送出している(S1、S3、S4)。
受電装置200は、パブリック給電のサーチを行う。受電装置200が送電装置100の交流磁界の範囲外にある場合は、サーチしても検出できない。受電装置200が送電装置100の交流磁界の範囲内に置かれると(S2)、受電装置200は、パブリック給電(S3、S4)により電力を蓄電し、電力バースト検出回路25が動作できるようになれば、パブリック給電を検出して同期を取る(S5)。
[フェーズΦ2での通信]
受電装置200は、次に、通信T3のタイミングで、認証情報を送る(S6)。送電装置100は、認証を行い(S7)、認証確認・接続許可を受電装置200へ送る(S8)。受電装置200は、自身が必要な所要電力等の給電仕様を送電装置100へ送る(S9)。
送電装置100は、給電仕様に合わせて電力バーストの幅を決め、電力送電のタイミングT2中のどのタイミング(始点、終点)に受電装置200への給電を割り当てるかの調整を行い(S10)、給電割り当て通知を受電装置200へ送る(S11)。受電装置200は、給電割り当てACKを送電装置100へ送る(S12)。
なお、認証情報として、最も簡単な実装では、他の受電装置との弁別に十分な自己のIDのみでも良いが、より高度な認証をするために、IDの他に、メーカ情報、機器種別、認証機関での証明書データ等を含んでもよい。メーカ情報、機器種別等は、複数の受電装置に給電しようとしている送電装置の給電能力が足りない場合に、受電装置に対して優先順位を付けるために用いることもできる。
[フェーズΦ3での電力送電]
送電装置100は、次に、電力送電のタイミングT3中の割り当てたタイミングで電力を受電装置200へ送る(S13)。これを繰り返す(S14)。受電装置200は、受電した電力で、例えば二次電池の充電を行ない、満充電を検出する(S15)。
そして、受電装置200は、フェーズΦ3の通信T3のタイミングで、給電停止要求を送電装置100へ送る(S16)。送電装置100は、給電停止ACKを受電装置200へ送る(S17)。送電装置100は、受電装置200への給電を停止する(S18)。
また、送電装置100は、フェーズΦ3の通信T3のタイミングにおいて、電力送電中の受電装置200に対して、定期的にポーリングをかけて、その受電装置200の存在を確認する。その受電装置200からの応答が所定期間あるいは所定回数なければ、受電装置200が送電エリアから除去されたとして、その受電装置200への送電を停止する。
なお、通信T3のタイミングは、複数の受電装置200が共通に使用するタイミングであり、通信が競合しないように、MACレイヤとしては、既知のCSMA等の多元接続用プロトコルを実装することが望ましい。
また、一連の通信は1つの通信T3のタイミング(スロット)の中で完了する必要はなく、複数の通信スロットにまたがってもよい。
また、フェーズΦ3で電力送電を行なったが、受電装置200が家庭内で使用する受電装置、例えば、リモコン、3Dテレビのメガネ等の消費電力が小さく、かつ小型・安価に実装できることが重要である受電装置もある。そのような受電装置に対して、認証等を行うことなく、パブリック給電部分だけで充電しておくことも可能である。最も安価な受電装置200の実装は、電力バーストの立ち上がりを検出する手段と、パブリック給電期間である、その冒頭の一定長部分の電力を取り込む手段があれば良い。
また、受電装置200は、その際、認証情報を提供してもよい。それにより、送電装置はどのような受電装置が送電装置の伝送エリアにあるのか管理することができる。送電装置は認証情報から伝送エリアにある受電装置のリストを表示部に表示する機能を有してもよい。また、この表示部は、送電装置が家庭内のネットワークに接続されていることを前提に、所定のMIB(管理情報ベース)を定義し、それをSNMPという管理用プロトコルで他のPC等へ提供してもよい。例えばTVやPCが、SNMPと専用ソフトを実装すれば、家の中のどの送電装置の所に、どの受電装置があるのか容易に検索できる。
また、フェーズΦ3で、受電装置200の制御回路29は、電力受電のタイミングT2において、整流回路22の出力レベルを監視し、そのレベルが最大になるように、共鳴器27の可変コンデンサ27bを調整してもよい。これにより共鳴器27の共振周波数が最適な値に変化する。
図6は、本発明の実施例に係る無線電力伝送システム300のシステムタイミング図(入れ替え制御)である。
図7は、本発明の実施例に係る無線電力伝送システムのシーケンス図(入れ替え制御)である。両図は、フェーズΦ3で複数の受電装置200へ電力送電している状態から、その内の1台の受電装置200が受電終了したときの、連続バーストの入れ替え制御に関する。
図6の(A)(B)(C)(D)と図7の(A)(B)(C)(D)とは対応しており、両図を用いて説明する。
図7の(A)において、送電装置100は、タイミングT1でパブリック給電(S31)に引き続き連続でタイミングT21で受電装置201へ電力送電(S32)し、さらに引き続き連続でタイミングT22で受電装置202へ電力送電(S33)する。これにより、図6の(A)に示すように、パブリック給電と複数の電力送電とが、連続バーストになる。受電装置201と202は、それぞれの割り当てられたタイミングT21とT22で受電する。
受電装置201での受電が完了すると、受電装置201は、タイミングT3で給電停止要求を送る(S34)。送電装置100は、給電停止ACKを返す(S35)。
図7の(B)において、送電装置100は、タイミングT21とT22での連続送電を継続しながら、タイミングT3で、給電再割り当て通知を受電装置202に送る(S38)。この給電再割り当て通知は、受電装置202の受電タイミングをT21へ前倒しで詰める指示である。
図7の(C)において、受電装置202は、受電タイミングをT21に移動して受電する(S39)。そして、給電再割り当てACKを返す(S40)。この処理は、図6の(C)に相当する。
図7の(D)において、送電装置100は、タイミングT21のみで電力送電し(S42)、受電装置202はこのタイミングで受電する。
以上説明したように、パブリック給電に引き続き、全ての電力送電が連続バースト状で送電することにより、新たな充電装置200が受電に参入するとき、連続バーストの立ち上がりを検出することで容易にパブリック給電の検出ができる。
図6、図7では、連続バーストの前側のタイミングT21の受電装置201が先に受電停止したために、連続バーストが途切れる状態となったが、もし、連続バーストの後ろ側のタイミングT22の受電装置202が先に受電停止した場合は、連続バーストが途切れないので、受電装置201は受電タイミングT21を入れ替える必要はなく、送電装置100のみが、送電タイミングをT21のみとすればよい。
本発明の実施例によれば、共鳴器による磁場共鳴での電力伝送と、同じ共鳴器での磁場共鳴による通信とを時分割で行なうことができる。また、受電装置は、受電に不要なタイミングで受電装置自身のインピーダンスを高くなるように制御することで、送電装置への影響を小さくすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 発振器
2 増幅器
3 インピーダンス整合回路
4 スイッチ
5 バラン回路
6 ループアンテナ
7 共鳴器(第1の共鳴器)
7a コイル
7b 可変コンデンサ
7c スイッチ
7d 抵抗
8 通信回路
9 制御回路(第1の制御手段)
21 負荷
22 整流回路
23 インピーダンス整合回路
24 スイッチ
25 電力バースト検出回路(認証不要電力送電サーチ部)
26 ループアンテナ
27 共鳴器(第2の共鳴器)
27a コイル
27b 可変コンデンサ
27c スイッチ
27d 抵抗
28 通信回路
29 制御回路(第2の制御手段)
41 整流回路
42、43 ダイオード
44 安定化電源回路
45 レベル判定器
46 パブリック給電検出回路
51 整流回路
52、53 ダイオード
54 安定化電源回路
100 送電装置
200 受電装置
300 無線電力伝送システム

Claims (20)

  1. 送電装置と受電装置との間で磁場共鳴による電力伝送と信号通信とを時分割で行なう無線電力伝送システムであって、
    前記送電装置は、
    所定の共振周波数で共振し、該共振のQ値を高低に切り換える第1の共振器と、
    前記信号通信を行うときに前記第1の共振器のQ値を低く設定し、前記電力伝送を行うときに前記第1の共振器のQ値を高く設定し、認証不要電力と認証電力とを含む電力を伝送し、該認証不要電力を所定の周期で伝送し、前記信号通信によって、認証され且つ割当期間が確認された受電装置に前記認証電力を伝送する第1の制御手段とを有し、
    前記受電装置は、
    前記所定の共振周波数で共振し、該共振のQ値を高低に切り換える第2の共振器と、
    前記信号通信を行うときに前記第2の共振器のQ値を低く設定し、前記電力伝送によって電力を受電するときに前記第2の共振器のQ値を高く設定し、前記認証不要電力を認証なしで受信し、前記認証電力を前記信号通信による認証および割当期間確認後に受電する第2の制御手段とを有する
    ことを特徴とする無線電力伝送システム。
  2. 前記受電装置は、
    さらに、前記受電された認証電力が供給される負荷部と、
    前記認証不要電力の伝送を検出し、前記認証不要電力の伝送を検出しているときに能動状態になる認証不要電力検出部とを有し、
    前記第2の制御手段は、前記割当期間に前記認証電力を受電し、前記受電された認証電力を負荷部へ供給し、該割当期間以外の期間は該負荷部を開放する、
    ことを特徴とする請求項記載の無線電力伝送システム。
  3. 前記第1の制御手段は、
    前記認証不要電力と前記認証電力とを連続したバースト状態で伝送し、
    前記認証不要電力検出部は、
    前記認証不要電力の伝送の開始タイミングを検出するために、前記連続したバースト状態の立ち上がりのタイミングを検出する
    ことを特徴とする請求項記載の無線電力伝送システム。
  4. 前記第1の制御手段は、
    前記認証電力の伝送期間を複数の受電装置に時分割に割り当て、前記信号通信によって前記複数の受電装置に前記割り当てられた伝送期間を通知し、前記認証不要電力と前記割り当てられた伝送期間の認証電力とを連続したバースト状態で伝送し、前記複数の受電装置の1つが前記認証電力の受電を終了したとき、前記連続したバースト状態がさらに継続するように前記認証電力の伝送期間を再割り当てし、前記信号通信によって前記複数の受電装置に再割り当てされた伝送期間を通知し、
    前記第2の制御手段は、
    前記信号通信によって通知された、前記割り当てられた伝送期間に、前記認証電力を受電することを特徴とする請求項記載の無線電力伝送システム。
  5. 前記第1の制御手段は、
    前記認証で確認した受電装置の一覧を表示することを特徴とする請求項記載の無線電力伝送システム。
  6. 前記第2の制御手段は、
    前記認証電力を受電中に受電レベルを監視し、該受電レベルが最大となるように前記第2の共振器の可変コンデンサを可変して共振周波数を調整する
    ことを特徴とする請求項記載の無線電力伝送システム。
  7. 前記可変コンデンサは、両端子間に電圧をかけて電圧可変により静電容量が変化する圧電樹脂であることを特徴とする請求項記載の無線電力伝送システム。
  8. 送電装置と受電装置との間で磁場共鳴による電力伝送と信号通信とを時分割で行なう無線電力伝送システムの送電装置であって、
    所定の共振周波数で共振し、該共振のQ値を高低に切り換える共振器と、
    前記信号通信を行うときに前記共振器のQ値を低く設定し、前記電力伝送を行うときに前記共振器のQ値を高く設定し、認証不要電力と認証電力とを含む電力を伝送し、該認証不要電力を所定の周期で伝送し、前記信号通信によって、認証され且つ割当期間が確認された受電装置に前記認証電力を伝送する制御手段と
    を有することを特徴とする送電装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記認証不要電力と前記認証電力とを連続したバースト状態で伝送する
    ことを特徴とする請求項記載の送電装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記認証電力の伝送期間を複数の受電装置に時分割に割り当て、前記信号通信によって前記複数の受電装置に前記割り当てられた伝送期間を通知し、前記認証不要電力と前記割り当てられた伝送期間の認証電力とを連続したバースト状態で伝送し、前記複数の受電装置の1つが前記認証電力の受電を終了したとき、前記連続したバースト状態がさらに継続するように前記認証電力の伝送期間を再割り当てし、前記信号通信によって前記複数の受電装置に前記再割り当てされた伝送期間を通知する
    ことを特徴とする請求項記載の送電装置。
  11. 前記共振器は、
    さらに、前記共振周波数を変更する可変コンデンサを有し、
    該可変コンデンサは、両端子間に電圧をかけて電圧可変により静電容量が変化する圧電樹脂であることを特徴とする請求項記載の送電装置。
  12. 送電装置と受電装置との間で磁場共鳴による電力伝送と信号通信とを時分割で行なう無線電力伝送システムの受電装置であって、
    所定の共振周波数で共振し、該共振のQ値を高低に切り換える共振器と、
    前記信号通信を行うときに前記共振器のQ値を低く設定し、前記電力伝送によって電力を受電するときに前記共振器のQ値を高く設定し、認証不要電力と認証電力とを含む電力を受電し、該認証不要電力を所定の周期で受電し、前記信号通信によって、認証され且つ割当期間が確認された送電装置から前記認証電力を受電する制御手段と
    を有することを特徴とする受電装置。
  13. 前記受電された認証電力が供給される負荷部と、
    前記認証不要電力伝送によって伝送された前記認証不要電力を検出し、前記認証不要電力の伝送を検出しているときに能動状態になる認証不要電力検出部とをさらに有し、
    前記制御手段は、前記割当期間に前記認証電力を受電し、前記認証電力を前記負荷部へ供給し、該割当期間以外の期間は該負荷部を開放する、
    ことを特徴とする請求項12記載の受電装置。
  14. 前記認証不要電力検出部は、
    前記送電装置から伝送される前記認証不要電力と前記認証電力との連続したバースト状態を検出し、該バースト状態の立ち上がりのタイミングを前記認証不要電力の伝送の開始タイミングと見なす
    ことを特徴とする請求項13記載の受電装置。
  15. 前記制御手段は、
    前記送電装置から複数の受電装置への前記認証電力の伝送の割り当て期間を示す通知を前記信号通信で受信し、該割り当てられた期間に、前記認証電力を受電することを特徴とする請求項14記載の受電装置。
  16. 前記制御手段は、
    前記認証電力を受電中に受電レベルを監視し、該受電レベルが最大となるように前記共振器の可変コンデンサを可変して共振周波数を調整する
    ことを特徴とする請求項12記載の受電装置。
  17. 前記可変コンデンサは、両端子間に電圧をかけて電圧可変により静電容量が変化する圧電樹脂であることを特徴とする請求項16記載の受電装置。
  18. 送電装置と受電装置との間で磁場共鳴による給電と信号通信とを時分割で行なう無線給電通信システムであって、
    前記送電装置は、
    所定の共振周波数で共振し、接続又は開放される第1の抵抗を備える第1の共振器と、
    所定の周期で前記第1の抵抗を開放して交流磁界を発生させ、前記第1の抵抗を接続した場合、前記受電装置を認証させ、当該受電装置に給電する割当期間を示す通知を送信させ、前記認証後に前記第1の抵抗を開放した場合、前記割当期間内に前記交流磁界を発生させる第1の制御手段とを有し、
    前記受電装置は、
    前記所定の共振周波数で共振し、接続又は開放される第2の抵抗を備える第2の共振器と、
    前記所定の周期で前記第2の抵抗を開放して前記交流磁界を導き、前記第2の抵抗を接続した場合、前記送電装置によって認証された後に前記割当期間を示す通知を受信させ、前記認証後に前記第2の抵抗を開放した場合、前記割当期間内に前記交流磁界を導く第2の制御手段とを有する
    ことを特徴とする無線給電通信システム。
  19. 受電装置との間で磁場共鳴による給電と信号通信とを時分割で行なう送電装置であって、
    所定の共振周波数で共振し、接続又は開放される抵抗を備える共振器と、
    所定の周期で前記抵抗を開放して交流磁界を発生させ、前記抵抗を接続した場合、前記受電装置を認証させ、当該受電装置に給電する割当期間を示す通知を送信させ、前記認証後に前記抵抗を開放した場合、前記割当期間内に前記交流磁界を発生させる制御手段と
    を有することを特徴とする送電装置。
  20. 送電装置との間で磁場共鳴による給電と信号通信とを時分割で行なう受電装置であって、
    所定の共振周波数で共振し、接続又は開放される抵抗を備える共振器と、
    所定の周期で前記抵抗を開放して交流磁界を導き、前記抵抗を接続した場合、前記送電装置によって認証された後に、前記送電装置によって給電される割当期間を示す通知を受信させ、前記認証後に前記抵抗を開放した場合、前記割当期間内に前記交流磁界を導く制御手段と
    を有することを特徴とする受電装置。
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