JP4972967B2 - 穴加工工具 - Google Patents
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Description
また、前記切刃部に複数の前記ホーニング切刃を設けて、これら複数の前記ホーニング切刃のうちの少なくとも一のホーニング切刃のチャンファ角度を、他のホーニング切刃のチャンファ角度と異なるように構成することにより、一のホーニング切刃と他のホーニング切刃との間でも切削抵抗が変化することになり、工具本体にその固有振動数と共振するような周期的な振動が生じるのを防止することができる。また、チャンファ角度を変更することにより、刃先強度も変化することになり、一のホーニング切刃が欠損や摩耗した場合でも他のホーニング切刃によって加工穴内径の変化を防止でき、穴加工工具のさらなる寿命延長を図ることができる。
なお、ここで前記チャンファ角度とは、切刃に直交する断面におけるすくい面とホーニングチャンファ部との交差角のことである。
なお、ここでホーニング幅とは、切刃に直交する断面におけるチャンファホーニング部のすくい面に沿った方向の長さのことである。
リーマは、軸線Oを中心とする概略多段円柱状をなす工具本体10を有しており、この工具本体10の後端側(図1において上側)がシャンク部11とされ、工具本体10の先端側(図1において下側)が切刃部12とされている。
この工具本体10には、図示しないクーラント供給孔が軸線Oに沿って工具本体10の先端側から後端側にかけて貫通するように形成されている。
シャンク部11の先端側は後端側に比べて一段小径とされており、その先端面には、中央部分がシャンク部11後端側に向けて凹んだV字溝15が、その溝底部を軸線Oに直交させてV字の2等分線が軸線O上に位置するように形成されている。
切刃部12の先端外周部には、工具本体10後端側に向けて延びて工具回転方向T前方側に所定の角度で捩れる複数の切屑排出溝17が、周方向に等間隔で軸線Oに対して所定角度ずつ回転対称に配置されている。本実施形態では、図2に示すように、6条の切屑排出溝17が、軸線Oに対して60°ずつ回転対称に配置されている。
また、切刃部12には、前記クーラント供給孔に連通されるとともにそれぞれの切屑排出溝17の溝底部に向けて開口された吐出孔(図示せず)が設けられている。
なお、外周刃21が軸線O回りになす回転軌跡は、本実施形態においては軸線Oを中心とした略円筒面状とされている。また、切刃部12の後端側では、その外径は前記円筒面より一段小径とされて、シャンク部11先端側と同径とされている。
このチャンファホーニング部27のチャンファ角α、すなわち、すくい面23とチャンファホーニング部27との交差角αは、1°≦α≦15°の範囲内に設定されており、本実施形態ではα=5°に設定されている。
なお、本実施形態の前提となる参考例においては、4つのホーニング切刃22Aのチャンファ角度α及びホーニング幅Wをα=5°、W=0.1mmと同一のものとした。
また、4つのホーニング切刃22Aは、一部が工具回転方向Tにおいて不等間隔に配置されており、本実施形態では、図2に示すように、1つのホーニング切刃22Aが2つのエッジ切刃22B同士の間に位置するとともに、他の3つのホーニング切刃22Aが連続するように配置されている。
この本体部31の先端面33には、軸線Mに沿うように延びる装着孔34が穿設されている。本体部31には、この装着孔34の後端側に連通するとともに本体部31後端側に設けられた取付部35に開口されたクーラント孔36が形成されており、このクーラント孔36には位置調整ボルト37が挿入されている。
また、本体部31の側面には、装着孔34に連通するネジ孔38が穿設されており、このネジ孔38にクランプネジ39が螺着されている。
また、ホーニング幅Wを0.02mmから0.2mmの範囲内に、具体的にはW=0.1mmに設定しているので、切削抵抗をより小さく抑えることができるとともに、切刃強度を確保してホーニング切刃22Aの欠損を防止できる。
例えば、リーマを図5に示す切削工具に装着して使用するものとして説明したが、これに限定されることはなく、他の切削工具やアダプタ等に装着して使用するものであっても良い。
12 切刃部
17 切屑排出溝
18 工具回転方向前方側を向く壁面
21 外周刃
22 切刃
22A ホーニング切刃
22B エッジ切刃
27 チャンファホーニング部
Claims (5)
- 被切削材に予め形成された下穴に挿入されて下穴の内壁面を切削加工して加工穴を形成する穴加工工具であって、
軸線回りに回転される工具本体を有し、該工具本体の先端側には、外周に切屑排出溝を備えた切刃部が形成され、前記切屑排出溝の工具回転方向前方側を向く壁面と前記切屑排出溝の工具回転方向後方側に連なる外周面との交差稜線部に外周刃が形成されるとともに、前記壁面と前記切刃部の先端面外周部分との交差稜線部に前記外周刃に連なる切刃が形成され、
前記切刃部には、複数の前記切刃が形成されており、これら複数の前記切刃のうち一部の切刃は、チャンファホーニング部が形成されたホーニング切刃とされ、該ホーニング切刃は、ホーニング幅方向に沿って工具本体先端側に向かうにしたがい漸次工具回転方向後方側へと後退するように傾斜し、他の切刃は、前記チャンファホーニング部が形成されていないエッジ切刃とされ、
前記切刃部には、複数の前記ホーニング切刃が設けられており、これら複数の前記ホーニング切刃のうちの少なくとも一のホーニング切刃のチャンファ角度は、他のホーニング切刃のチャンファ角度と異なるように構成されていることを特徴とする穴加工工具。 - 前記切刃部には、複数の前記ホーニング切刃が設けられており、これら複数の前記ホーニング切刃が、工具回転方向において不等間隔に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の穴加工工具。
- 前記切刃部には、複数の前記ホーニング切刃が設けられており、これら複数の前記ホーニング切刃のうちの少なくとも一のホーニング切刃のホーニング幅は、他のホーニング切刃のホーニング幅と異なるように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の穴加工工具。
- 前記チャンファ角度が、1°から15°の範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の穴加工工具。
- 前記ホーニング幅が、0.02mmから0.2mmの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の穴加工工具。
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JP2006072736A JP4972967B2 (ja) | 2006-03-16 | 2006-03-16 | 穴加工工具 |
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