[go: up one dir, main page]

JP4965203B2 - 遅延時間生成回路、それを用いた二次電池保護用半導体装置、バッテリパックおよび電子機器 - Google Patents

遅延時間生成回路、それを用いた二次電池保護用半導体装置、バッテリパックおよび電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4965203B2
JP4965203B2 JP2006245021A JP2006245021A JP4965203B2 JP 4965203 B2 JP4965203 B2 JP 4965203B2 JP 2006245021 A JP2006245021 A JP 2006245021A JP 2006245021 A JP2006245021 A JP 2006245021A JP 4965203 B2 JP4965203 B2 JP 4965203B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
delay time
signal
secondary battery
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006245021A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008067246A (ja
Inventor
智幸 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006245021A priority Critical patent/JP4965203B2/ja
Priority to TW096131132A priority patent/TWI360276B/zh
Priority to US11/900,317 priority patent/US7679333B2/en
Priority to KR1020070092082A priority patent/KR20080023661A/ko
Priority to CN2007101542303A priority patent/CN101145687B/zh
Publication of JP2008067246A publication Critical patent/JP2008067246A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4965203B2 publication Critical patent/JP4965203B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/0029Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries with safety or protection devices or circuits
    • H02J7/0031Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries with safety or protection devices or circuits using battery or load disconnect circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/13Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals
    • H03K5/131Digitally controlled
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/0029Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries with safety or protection devices or circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/26Time-delay networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)

Description

本発明は、電子回路の信号の遅延に用いられる遅延時間生成回路技術に係り、特に、電子回路のテスト時に遅延時間を短縮することが可能な遅延時間生成回路、それを用いた二次電池保護用半導体装置、バッテリパックおよび電子機器に関するものである。
各種携帯電子機器の電源として、取扱の簡便なバッテリパックが広く用いられている。バッテリパックは1つ乃至複数個の二次電池を1つのパッケージに格納したもので、二次電池としてはリチウムイオン電池や、リチウムポリマ電池、ニッケル水素電池など高容量のものが用いられている。高容量の電池は、内部に保持しているエネルギー量が極めて大きいため、過充電、過放電、過電流を行った場合は高温で発熱し、時には発火に至ることもある。
そのため、二次電池を過充電、過放電、充電過充電、放電過充電、短絡電流から保護するための保護用半導体装置がバッテリパック内に収められ、上記保護が必要な場合は、二次電池と充電器あるいは負荷装置の間の接続を遮断して発熱や発火を防いでいる。
保護用半導体装置は、過充電、過放電、充電過充電、放電過充電、短絡電流を検出するために、それぞれ専用の検出回路を備えている。検出回路は、保護動作が必要な異常を検出すると、異常検出信号を出力し、二次電池と充電器(充電時)あるいは負荷装置(放電時)との間に設けられているスイッチ手段をオフして、接続を遮断する。
しかし、異常検出信号が出力されて直ちにスイッチ手段をオフすると、ノイズに因る誤動作などで極短時間だけ検出信号が出力された場合であっても負荷装置への電力供給を停止させてしまい、負荷装置を誤作動させてしまうなどの不具合が発生する。このような誤作動を防止するため、通常、異常検出信号が出力されてから所定の時間経過してもまだ異常が継続している場合にだけ、本当の異常と判断し、スイッチ手段をオフするようにしている。
上記所定の時間を遅延時間と呼ぶ。遅延時間は検出した異常の内容によって異なる時間(数十m秒〜数秒)を設定している。すなわち、異常の程度が大きいものや緊急を要するものほど短く、異常の程度が小さいものまたはあまり緊急を要しないものは長くしている。
例えば、過放電検出時の遅延時間は16mS程度、過電流検出時の遅延時間は10mS程度、短絡検出時の遅延時間は1mS程度であるが、過充電検出回路による過充電検出時の遅延時間は1S以上で最長5S程度になる場合がある。
このような保護用半導体装置の特性検査や出荷検査などを行う場合は、上記遅延時間を待っていたのでは、検査に時間が掛かり過ぎ量産性がなくコストも増加してしまう。
特開2005−12852号公報(特許文献1)に開示された発明は、上記問題を解決すべく、本出願人によりなされた発明である。この発明では、半導体装置のテスト時に、周波数カウンタを用いた遅延時間生成回路に供給するクロック信号の周波数を高くすることで遅延時間を短縮するようにしている。
図6は、同号公報に開示されているクロック信号発生回路の構成図である。この回路はインバータ41から45を用いたリング発振回路である。このリング発振回路の発振周波数の設定は定電流インバータ41と44の出力でコンデンサC1およびC2を充放電するときの時間を利用している。このリング発振回路の発振周波数は、定電流インバータ41,44を構成する定電流源の定電流値を実質的に増加させることによって高くすることができる。以下、図6を用いて具体的に説明する。
通常動作時は、テスト信号TEST2はハイレベルとなっており、PMOSトランジスタM1とM2はオフしている。このため、電流源I3とI4は定電流インバータ41と44には供給されないので、コンデンサC1とC2の充放電は定電流源I1とI2だけで行われるので充放電時間は長くなり、発振周波数は低くなる。
テスト時は、テスト信号TEST2がローレベルとなり、PMOSトランジスタM1とM2はともにオンとなる。すると、電流源I3とI4からの電流は定電流インバータ41と44に供給されるので、コンデンサC1の充放電は電流源I1とI3の和電流で行われ、コンデンサC2の充放電は電流源I2とI4の和電流で行われるので、これらのコンデンサC1,C2の充放電時間は短くなり、結果的に発振周波数は高くなる。
特開2005−12852号公報
しかしながら、従来の発振回路では正確にクロック信号の周波数を設定できなかった。これは、製造ばらつきにより、電流源I1からI4の電流値、およびコンデンサC1とC2の静電容量がばらつくためである。
また、電流源I1とI3、およびI2とI4の電流比にも製造ばらつきがあり、この比を大きくすればするほど比の誤差も大きくなってしまう。その結果、通常動作時の低速クロック周波数と、テスト時の高速クロック周波数の比は正確に設定できず、高速のクロックを用いたテストでは、半導体装置毎にテスト時間が大きくばらつくという問題が発生する。
さらに、低速クロックと高速クロックの比にばらつきがあるので、遅延時間自体の測定を高速クロックで行うこともできなかった。
さらに、高速クロックの周波数自体を余り高くできなかった。これは、高速クロックの周波数を高くすると、半導体装置に使用する素子に高速動作のものを使用する必要がでてくるためであり、また、高速にするには電流源I3とI4の電流値を大きくする必要があるが、大きくすると電流源の回路面積が大きくなるので、ICチップ面積が増加しICのコストアップつながってしまうことになるためである。
逆に、テスト時のクロックを高速にできないとテストに時間が掛かり、検査コストが上昇することになる。そのため、両方のコストを考慮してテスト時の周波数を決定しなければならなかった。
本発明は、上述した実情を考慮してなされたものであって、高速クロックを用いることなしにテスト時間の大幅な短縮が行え、しかもICチップ面積の増加を抑えることが可能な遅延時間生成回路、それを用いた二次電池保護用半導体装置、バッテリパックおよび電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために次のような手段を有している。以下、請求項毎の手段を述べる。
a)請求項1記載の発明は、検出信号の入力によりクロック信号のパルス数を計数するための縦続接続された複数のフリップフロップ回路からなるカウンタ回路を備え、該カウンタ回路の最終段または所定の段のフリップフロップ回路の出力が反転した信号を前記検出信号が入力されてからの、通常動作時における遅延時間に対応した遅延時間信号として利用する遅延時間生成回路において、電子回路のテスト時に、前記カウンタ回路の最終段または前記所定の段のフリップフロップ回路より前段のフリップフロップ回路の出力信号を前記テスト時における遅延時間に対応した遅延時間信号して生成するようにしたもので、高速クロックを使用することなしに遅延時間の短縮が可能となった。
b)請求項2記載の発明は、前記カウンタ回路の初段のフリップフロップ回路の出力信号をテスト時における遅延時間に対応した遅延時間信号して生成するようにしたもので、遅延時間を極めて短くでき、しかもこの遅延時間を測定することで通常時の遅延時間も分かるようになった。
c)請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の遅延時間生成回路を内蔵し、二次電池の過充電、過放電または過電流を検出して、二次電池を過充電、過放電または過電流から保護する二次電池保護用半導体装置において、過充電、過放電または過電流を検出した時の検出信号を、前記遅延時間生成回路により所定の時間遅延させるようにしたものである。
d)請求項4記載の発明は、さらに前記クロック信号の周波数を高くする手段を備え、前記カウンタ回路のテストを行う際には、前記周波数を高くしたクロック信号を用いるようにしたもので、遅延回路自体のテストも短時間に行えるようになった。
e)請求項5記載の発明は、請求項4記載の二次電池保護用半導体装置において、前記クロック信号の周波数を高くする手段を、定電流インバータとコンデンサからなる複数の遅延素子を閉ループに接続したクロック信号を発生するリング発振回路の発振周波数を、前記定電流インバータを構成する定電流源の定電流値を実質的に増加させる手段としたものである。
f)請求項6記載の発明は、請求項5記載の二次電池保護用半導体装置において、定電流値を実質的に増加させる手段を、前記定電流源に並列に設けた別の定電流源を有効化する手段としたものである。
g)請求項7記載の発明は、請求項3から6のいずれかに記載の二次電池保護用半導体装置を内蔵したバッテリパックであり、請求項8記載の発明は、請求項7記載のバッテリパックを用いた電子機器である。
請求項1記載の発明によれば、テストモード時は、遅延時間生成用カウンタ回路を構成しているフリップフロップ回路の初段、もしくは前段部分だけを使用して遅延時間を生成するようにしたので、高速クロックを使用することなしに遅延時間の短縮が可能な遅延時間生成回路が実現できる。
また、請求項2記載の発明によれば、テスト時の遅延時間を測定することで通常時の遅延時間も分かるようになった。
また、請求項3記載の発明によれば、高速クロックを使用することなしに過充電、過放電または過電流の異常検出信号の遅延時間を短縮することが可能な二次電池保護用半導体装置が実現できる。
さらに、請求項4〜6記載の発明によれば、遅延時間生成回路のテスト時には従来の高速クロックを使用することで短時間に検査が行えるようになった。
また、請求項7,8記載の発明によれば、上記の如き短時間に検査を行うことができる二次電池保護用半導体装置を用いることにより、利便性の高い有用なバッテリパックや電子機器を実現できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例を示す遅延時間生成回路の回路図である。遅延時間生成回路は、複数のフリップフロップ回路FF1からFFnで構成されたカウンタ回路12と2つのナンド回路31と32で構成され、クロック信号入力CLK、テスト信号入力TEST、遅延信号出力Delayを備えている。
カウンタ回路12を構成している初段のフリップフロップ回路FF1の入力端子Cにはクロック信号CLKが入力されている。また、最終段のフリップフロップ回路FFnの出力Qバー(出力Qの反転信号)はナンド回路31の入力1に接続されている。カウンタ回路12を構成するフリップフロップ回路の数はいくつでも良く、クロック信号の周波数と必要な遅延時間によって決定される。
ナンド回路31の入力2にはテスト信号TESTが接続されている。ナンド回路31の出力である信号Bはナンド回路32の入力1に接続されている。ナンド回路32の入力2には初段のフリップフロップ回路FF1の出力Qが信号Aとして接続されている。
図2は、図1の回路のタイミングチャートである。このタイミングチャートを参照しながら回路の動作説明を行う。なお、図2の(a)は通常動作時であり、(b)はテストモード時の動作を示している。
CLKはクロック信号、TESTはテスト信号、信号Aは初段のフリップフロップ回路FF1の出力Q(ナンド回路32の入力2)、FFnQバーは最終段のフリップフロップ回路FFnの出力Qバー(ナンド回路31の入力1)、信号Bはナンド回路31の出力(ナンド回路32の入力1)、Delayは本実施例における遅延時間生成回路の出力で遅延信号を示している。
まず、図2(a)の通常動作時は、テスト信号TESTはハイレベルとなっている。信号Aは初段のフリップフロップ回路FF1の出力Qなので、この信号はクロック信号CLKを1/2分周したクロック信号となる。
FFnQバーは、カウンタ回路12がリセット状態ではカウンタ回路12を構成しているフリップフロップ回路FF1からFFnの出力Qバーは全てハイレベルとなっているので、リセット状態が解除された時間t=0ではハイレベルとなっている。
信号Bは、テスト信号TESTとFFnQバーのナンド信号であり、両信号とも時間t=0ではハイレベルなのでローレベルとなる。
遅延信号Delayは、信号Aと信号Bのナンド信号であり、時間t=0では信号Bがローレベルなのでハイレベルとなっている。
カウンタ回路12の計数が進んで、最終段のフリップフロップ回路FFnの出力Qバーがローレベルになると、信号Bがハイレベルになる。このときはまだ信号Aはローレベルなので遅延信号Delayは変化しない。
さらにカウンタ回路12の計数が進んで、信号Aがハイレベルになると、遅延信号Delayはローレベルに変化する。この変化が遅延時間の終了信号となる。すなわち、リセットが解除された時間t=0から遅延信号Delayがローレベルに変化する間での時間が遅延時間となる。
次の図2(b)に示すテストモード時の場合を説明する。テストモード時のテスト信号TESTはローレベルである。テスト信号TESTがローレベルの場合は、信号Bは最終段のフリップフロップ回路FFnの出力Qバーに関係なくハイレベルとなる。
時間t=0でカウンタ回路12のリセットが解除されクロック信号CLKの計数が始まる。ナンド回路32の入力1は信号Bが印加されているので、入力2に接続されている初段のフリップフロップ回路FF1の出力Qはハイレベルになると遅延信号Delayはローレベルに変化するので、タイミングチャートに示すように、クロック信号CLKを1パルスカウントしただけの極めて短い時間で遅延信号Delayが出力されるので、テスト時間の短縮が行われる。
また、テストモード時の遅延時間を測定することで、クロック信号CLKの周波数が分かるので、通常動作時の遅延時間がどれだけあるのかも測定できる。
上記実施例では、通常動作時の遅延時間終了信号を最終段のフリップフロップ回路FFnから得ていたが、これは最も長い遅延時間の生成の場合である。より短い遅延時間が必要な場合は、遅延時間終了信号を最終段より前段にあるフリップフロップ回路の出力を用いれば良く、複数のフリップフロップ回路の出力を切り換える切換手段を設け、適宜、ナンド回路31の入力1に入力するフリップフロップ回路の出力を切り換えることで容易に実現可能である。
また、テストモード時の遅延時間終了信号を初段段のフリップフロップ回路FF1から得ているが、初段に限ることはなく2段目、3段目のフリップフロップ回路でも良く、テストに最も適した遅延時間を選択すればよい。
図3は、本発明の第2の実施例を示す遅延時間生成回路の回路図である。図1と異なる点は、初段のフリップフロップ回路FF1の出力Qとナンド回路32の入力2の間にオア回路33を追加した点である。オア回路の33の入力1にはテスト信号TESTが接続されている。
図4は、図3の回路のタイミングチャートである。このタイミングチャートを参照しながら回路の動作説明を行う。なお、図4の(a)は通常動作時であり、(b)はテストモード時の動作を示している。また、信号名は図2のタイミングチャートと同じである。
まず、図4(a)の通常動作時は、テスト信号TESTはハイレベルとなっている。この信号はオア回路33の入力1に印加されているので、オア回路33の出力である信号Aはハイレベルとなっている。
FFnQバーと信号Bの動作は図2の場合と同じである。カウンタ回路12の計数が進んで、最終段のフリップフロップ回路FFnの出力Qバーがローレベルになると、信号Bがハイレベルになる。信号Aは既にハイレベルになっているので、信号Bがハイレベルになると直ぐに遅延信号Delayはローレベルに変化する。この変化が遅延時間の終了信号となる。すなわち、リセットが解除された時間t=0から遅延信号Delayがローレベルに変化する間での時間が遅延時間となる。
次の図4(b)に示すテストモード時の場合を説明する。テストモード時のテスト信号TESTはローレベルである。オア回路33の入力2にローレベルが入力されると、オア回路33の入力1に入力されている初段のフリップフロップ回路FF1の出力Qがそのままオア回路33の出力に現れるので、図1の回路と全く同じ動作となる。
すなわち、信号Bは最終段のフリップフロップ回路FFnの出力Qバーに関係なくハイレベルであるから、時間t=0でカウンタ回路12のリセットが解除されクロック信号CLKの計数が始まり、初段のフリップフロップ回路FF1の出力Qがハイレベルになると遅延信号Delayはローレベルに変化する。
この回路では、通常動作時の遅延時間が第1の実施例に比べクロック信号1周期分短いが、クロック信号1周期の時間は遅延時間に比べ極めて短い時間なので、無視できる誤差である。
また、実施例ではテスト時の遅延時間信号を初段のフリップフロップ回路FF1の出力Qから得ていたが、第1の実施例同様、初段に限ることはなく、最終段より前であれば2段目、3段目でも構わない。ただし、最終段に近づくほどテストモード時の遅延時間は長くなる。
図5は、本発明の遅延時間生成回路を用いた二次電池保護用半導体装置を内蔵したバッテリパックの回路図である。
保護用半導体装置1は、過充電検出回路2、過放電検出回路3、充電過電流検出回路4、第1放電過電流検出回路5、第2放電過電流検出回路6、遅延時間生成回路7、短縮回路8、レベルシフト9、異常充電器検出回路10、ロジック回路11、およびNMOSトランジスタM1とM2で構成され、放電制御用NMOSトランジスタM21を制御するための放電制御端子Dout、充電制御用NMOSトランジスタM22を制御するための充電制御端子Cout、充放電電流を電圧に変換して検出するための電流検出端子V−を備えている。
過充電検出回路2、過放電検出回路3、充電過電流検出回路4、第1放電過電流検出回路5、第2放電過電流検出回路6、の出力信号(検出信号)は遅延時間生成回路7に入力されており、これらの出力信号は、遅延時間生成回路7により所定の遅延時間遅延されてロジック回路11に出力された後、放電制御用NMOSトランジスタM21、充電制御用NMOSトランジスタM22を制御する。なお、遅延時間は一律ではなく、検出内容によって変化する。また、テスト信号TESTは短縮回路8から出力される。
本発明のこのテスト方法では、テスト時にはカウンタ回路を構成しているフリップフロップ回路の内、遅延時間の終了信号を出力しているフリップフロップ回路(実施例では初段)までの動作しか確認できていない。そのためテストモードの中で、最低一度は全てのフリップフロップの動作確認を行う必要がある。
そこで、本発明の遅延時間生成回路に用いられているクロック信号CLKを生成している発振回路は背景技術の項で説明した図6の回路を用い、前述したテスト信号TESTとは異なるテスト信号TEST2がローレベルになった場合はクロック信号CLK周波数を高くして、カウンタ回路12を構成している全てのフリップフロップ回路を動作させ、最終段のフリップフロップ回路FFnの出力Qバーによる遅延時間の生成を行っている。もちろんこのテストの場合、テスト信号TESTはハイレベルの状態である。
上記実施例の如き遅延時間生成回路、二次電池保護用半導体装置、バッテリパックは、その応用技術として、近年普及している携帯電話、ディジタルカメラ、携帯型のMD(ミニディスク)装置などの音響機器を始めとして二次電池を必要とする様々な電子機器に利用可能であることはいうまでもない。
本発明の第1の実施例を示す遅延時間生成回路の回路図である。 図1の回路のタイミングチャートである。 本発明の第2の実施例を示す遅延時間生成回路の回路図である。 図3の回路のタイミングチャートである。 発明の遅延時間生成回路を用いた二次電池保護用半導体装置を内蔵したバッテリパックの回路図である。 従来技術で用いられているクロック信号発生回路の構成図である。
符号の説明
1:保護用半導体装置
2:過充電検出回路
3:過放電検出回路
4:充電過電流検出回路
5:第1放電過電流検出回路
6:第2放電過電流検出回路
7:遅延時間生成回路
8:短縮回路
9:レベルシフト
10:異常充電器検出回路
11:ロジック回路
12:カウンタ回路
13:発振回路
20:バッテリパック
21:二次電池
22:プラス側端子
23:マイナス側端子
31,32:ナンド回路
33:オア回路
41〜45:インバータ回路
FF1〜FFn:フリップフロップ回路

Claims (8)

  1. 検出信号の入力によりクロック信号のパルス数を計数するための縦続接続された複数のフリップフロップ回路からなるカウンタ回路を備え、該カウンタ回路の最終段または所定の段のフリップフロップ回路の出力が反転した信号を前記検出信号が入力されてからの、通常動作時における遅延時間に対応した遅延時間信号として利用する遅延時間生成回路において、
    電子回路のテスト時に、前記カウンタ回路の最終段または前記所定の段のフリップフロップ回路より前段のフリップフロップ回路の出力信号を前記テスト時における遅延時間に対応した遅延時間信号して生成するようにしたことを特徴とする遅延時間生成回路。
  2. 請求項1記載の遅延時間生成回路において、
    前記カウンタ回路を構成している初段のフリップフロップ回路の出力信号をテスト時における遅延時間に対応した遅延時間信号して生成するようにしたことを特徴とする遅延時間生成回路。
  3. 請求項1または2記載の遅延時間生成回路を内蔵し、二次電池の過充電、過放電または過電流を検出して、前記二次電池を過充電、過放電または過電流から保護する二次電池保護用半導体装置において、
    前記過充電、過放電または過電流を検出した時の検出信号を、前記遅延時間生成回路により所定の時間遅延させることを特徴とする二次電池保護用半導体装置。
  4. 請求項3記載の二次電池保護用半導体装置において、
    さらに、前記クロック信号の周波数を高くする手段を備え、前記カウンタ回路のテストを行う際には、前記周波数を高くしたクロック信号を用いるようにしたことを特徴とする二次電池保護用半導体装置。
  5. 請求項4記載の二次電池保護用半導体装置において、
    前記クロック信号の周波数を高くする手段は、定電流インバータとコンデンサからなる複数の遅延素子を閉ループに接続したクロック信号を発生するリング発振回路の発振周波数を、前記定電流インバータを構成する定電流源の定電流値を実質的に増加させる手段であることを特徴とする二次電池保護用半導体装置。
  6. 請求項5記載の二次電池保護用半導体装置において、
    前記定電流値を実質的に増加させる手段は、前記定電流源に並列に設けた別の定電流源を有効化する手段であることを特徴とする二次電池保護用半導体装置。
  7. 請求項3から6のいずれかに記載の二次電池保護用半導体装置を内蔵したことを特徴とするバッテリパック。
  8. 請求項7記載のバッテリパックを用いたことを特徴とする電子機器。
JP2006245021A 2006-09-11 2006-09-11 遅延時間生成回路、それを用いた二次電池保護用半導体装置、バッテリパックおよび電子機器 Expired - Fee Related JP4965203B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006245021A JP4965203B2 (ja) 2006-09-11 2006-09-11 遅延時間生成回路、それを用いた二次電池保護用半導体装置、バッテリパックおよび電子機器
TW096131132A TWI360276B (en) 2006-09-11 2007-08-22 Delay time generation circuit, semiconductor devic
US11/900,317 US7679333B2 (en) 2006-09-11 2007-09-10 Delay time generation circuit, semiconductor device for protecting secondary batteries using delay time generation circuit, battery pack, and electronic device
KR1020070092082A KR20080023661A (ko) 2006-09-11 2007-09-11 지연 시간 생성 회로, 지연 시간 생성 회로를 이용한 이차전지 보호용 반도체 장치, 배터리 팩, 및 전자 기기
CN2007101542303A CN101145687B (zh) 2006-09-11 2007-09-11 延迟时间产生电路、半导体器件、电池组和电子设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006245021A JP4965203B2 (ja) 2006-09-11 2006-09-11 遅延時間生成回路、それを用いた二次電池保護用半導体装置、バッテリパックおよび電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008067246A JP2008067246A (ja) 2008-03-21
JP4965203B2 true JP4965203B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=39168885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006245021A Expired - Fee Related JP4965203B2 (ja) 2006-09-11 2006-09-11 遅延時間生成回路、それを用いた二次電池保護用半導体装置、バッテリパックおよび電子機器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7679333B2 (ja)
JP (1) JP4965203B2 (ja)
KR (1) KR20080023661A (ja)
CN (1) CN101145687B (ja)
TW (1) TWI360276B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5064746B2 (ja) * 2006-09-13 2012-10-31 株式会社リコー 二次電池保護用半導体装置および該二次電保護用半導体装置を内蔵したバッテリパックならびに電子機器
US8130366B2 (en) * 2008-03-21 2012-03-06 Asml Netherlands B.V. Method for coarse wafer alignment in a lithographic apparatus
JP4645734B2 (ja) * 2008-12-12 2011-03-09 株式会社デンソー パルス遅延回路およびa/d変換回路
US8471750B2 (en) 2010-09-29 2013-06-25 The Johns Hopkins University System and method for compressive sensing
US20120280572A1 (en) * 2011-05-05 2012-11-08 O2Micro, Inc. Battery systems and controllers
US9454468B2 (en) * 2014-06-27 2016-09-27 Wipro Limited Method and system for testing software
JP6966864B2 (ja) * 2017-04-20 2021-11-17 エイブリック株式会社 バッテリ装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4726045A (en) 1986-03-28 1988-02-16 Tektronix, Inc. Low jitter digital delay generator
JPH083514B2 (ja) * 1987-10-05 1996-01-17 松下電送株式会社 カウンタ・テスト装置
JPH01270413A (ja) * 1988-04-22 1989-10-27 Anritsu Corp 計数回路
JPH04351118A (ja) * 1991-05-29 1992-12-04 Sharp Corp カウンタ回路
JP3354597B2 (ja) * 1991-08-12 2002-12-09 富士通株式会社 カウンタ回路およびその応用回路
JPH05233091A (ja) * 1992-02-18 1993-09-10 Nec Corp クロック発生回路
JP3076519B2 (ja) * 1996-02-15 2000-08-14 松下電器産業株式会社 ビット同期回路及びビット同期方法
JPH11261407A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Oki Lsi Technology Kansai:Kk カウンタ
JPH11298306A (ja) 1998-04-16 1999-10-29 Nec Corp 半導体装置および遅延設定方法
JP2004157090A (ja) * 2002-11-08 2004-06-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd パス遅延測定回路
JP3948435B2 (ja) * 2003-06-16 2007-07-25 株式会社リコー 2次電池保護用icとそれを用いたバッテリパックおよび電子機器
JP4098279B2 (ja) * 2004-07-05 2008-06-11 セイコーインスツル株式会社 バッテリー保護回路

Also Published As

Publication number Publication date
KR20080023661A (ko) 2008-03-14
US7679333B2 (en) 2010-03-16
TWI360276B (en) 2012-03-11
TW200818649A (en) 2008-04-16
CN101145687A (zh) 2008-03-19
CN101145687B (zh) 2010-06-02
US20080061743A1 (en) 2008-03-13
JP2008067246A (ja) 2008-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5064746B2 (ja) 二次電池保護用半導体装置および該二次電保護用半導体装置を内蔵したバッテリパックならびに電子機器
JP4667157B2 (ja) 2次電池保護用半導体装置
JP4965203B2 (ja) 遅延時間生成回路、それを用いた二次電池保護用半導体装置、バッテリパックおよび電子機器
JP4044501B2 (ja) 充放電制御回路および充電式電源装置
US8148944B2 (en) Secondary battery protection semiconductor device for protecting a secondary battery
JP5396825B2 (ja) 保護回路
JP4252910B2 (ja) 充放電制御回路および充電式電源装置
US20120229091A1 (en) Voltage monitor semiconductor device, battery pack, and electronic device employing battery pack
JP3862012B2 (ja) 外部保護回路を備えた二次電池ユニット
JP2012021867A (ja) 二次電池を複数個直列に接続した組電池の保護用半導体装置、該保護用半導体装置を内蔵した電池パックおよび電子機器
JP2012208120A (ja) 二次電池の保護用半導体装置
JP2011061961A (ja) 二次電池の保護回路、バッテリーパック及び電子機器
JP3926718B2 (ja) 充放電制御回路および充電式電源装置
JP2010259240A (ja) 保護回路
JP3794547B2 (ja) テスト機能を有する半導体装置、充放電保護回路、該充放電保護回路を組み込んだバッテリーパック、該バッテリーパックを用いた電子機器
JP4366560B2 (ja) 二次電池保護回路
TW201814718A (zh) 半導體積體電路
JP2011047870A (ja) 半導体装置の検出電圧測定方法、検出電圧測定装置
JP2010109606A (ja) カウンタ回路
JP2010109605A (ja) モード設定回路及びそれを用いたカウンタ回路
JP2009071929A (ja) 回路システムおよび半導体装置
JP2013055762A (ja) 二次電池の保護用半導体装置及び二次電池パック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090603

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110525

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees