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JP4958762B2 - ディスクアレイ装置 - Google Patents

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    • G11B33/127Mounting arrangements of constructional parts onto a chassis
    • G11B33/128Mounting arrangements of constructional parts onto a chassis of the plurality of recording/reproducing devices, e.g. disk drives, onto a chassis

Description

本発明は、HDD(ハードディスクドライブ)等の記憶装置を制御する機能を備えるディスクアレイ装置(ストレージ装置などともいう)に関し、特に、モジュールの挿抜や固定などの操作(動作)のためのハンドルやレバー等の構造及び方式に関する。
近年のディスクアレイ装置は、高密度実装化及び高性能化が進んでおり、これに伴い、構成部品の発熱増加による温度上昇及びそれによる性能劣化などの対処のために冷却性能も要求されている。
例えば、所定方式のディスクアレイ装置では、各種機能に対応するボード(回路基板)や電源等の要素を、モジュール(ユニット、パッケージ、アセンブリ等ともいう)の構造及び方式により装置筐体に装着する構成としており、保守性などを考慮している。また、保守員によるモジュールの挿抜(挿入・抜去)や固定などの操作のための構造及び方式として、モジュールに例えばハンドルやレバー等の構造物(以下、操作構造物ともいう)を具備している。従来、モジュール操作のための構造及び方式としては、装置筐体及び各種モジュール毎の実装構造の違い等から、モジュール毎(例えばコントローラモジュール、電源モジュール等)に異なるものになっている。また、モジュールの操作は、主に、知識を有する保守員により行われる。
従来のディスクアレイ装置の筐体及びモジュール等の構成におけるモジュールの挿抜や固定の操作のための構造及び方式は、複数種類のものが混在しており、操作性が不十分である。特に、知識の無いエンドユーザによる操作には向いていない。また例えば、操作構造物として、ドライバー等の工具を用いてねじ止めによりモジュールを筐体側に固定するものが存在し、その場合、モジュール自体を構成するねじを誤操作してしまう可能性があるので、操作性が不十分である。また各操作構造物の形状や色などの外観も異なるので、操作性が不十分である。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高密度実装及び冷却性能を考慮したディスクアレイ装置における、モジュールの挿抜及び固定などの操作の構造及び方式に関して、エンドユーザによる操作も考慮して操作性を向上でき効率的なものを実現できる技術を提供することである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。前記目的を達成するために、本発明は、HDD等の記憶装置群(ディスクアレイ)とその制御装置(コントローラまたはディスクコントローラ)とを備えコントローラや電源等の要素をモジュールの構造及び方式により装置筐体に装着するディスクアレイ装置であって、各機能が少なくとも二重化された冗長構成において、筐体の前後の開口面から各モジュールを挿抜し筐体内部のバックボードの前後面に対し接続する構成であって、以下に示す技術的手段及び構成を備えることを特徴とする。
本発明では、高密度実装及び冷却性能を考慮したディスクアレイ装置において、筐体及びモジュールの構成に対応して、筐体に対するモジュールの挿抜及び固定の操作のための構造及び方式において、エンドユーザによる操作を考慮して、新しい操作構造物(本明細書では操作レバーと称する)を対象モジュールに備える構成である。主に、(1)複数種類の複数のモジュールに共通の操作レバーを具備する構成、(2)コントローラモジュール(コネクタ嵌合力(挿抜力)などから必要な操作力が見積もられる)を基準として設計される共通の操作レバーを他の各種モジュールに具備する構成、(3)各種モジュール毎の詳細構成に応じて相違する、操作レバーの配置の数、位置、及び実装方法などの詳細構成、を有する。
本発明のディスクアレイ装置では、まず筐体及びモジュールの構成としては、高密度実装及び冷却性能を考慮して、例えば以下の構成である。基本筐体では、バックボードに対する前部には、前面から記憶装置モジュール(例えばSASインタフェースのHDD)及びバッテリモジュール等を装着し、後部には、後面から二重(2つ)のコントローラモジュールを上下で装着し、その左右の領域に、ファン部(複数のファン)を内蔵した二重(2つ)の電源モジュールを装着する構成である。また増設筐体では、コントローラモジュールではなくエンクロージャモジュールを有する構成であり、バックボードに対する前部には、前面から記憶装置モジュールを装着し、後部には、後面から上側領域に二重(2つ)のエンクロージャモジュールを左右で装着し、下側領域にファン部(複数のファン)を内蔵した二重(2つ)の電源モジュールを左右で装着する構成である。基本筐体では、SASのHDDのコネクタの位置に対応してバックボードの縦方向の中央付近にHDDコネクタが配置され、それと干渉しないように、コントローラのコネクタを、バックボードの上下辺付近側へ配置し、また、2つの電源モジュールを、バックボードの左右辺付近に対応して、2つのコントローラモジュールの左右の領域に配置する。
(1)操作レバーの具備の対象となるモジュールは、例えば、基本筐体のコントローラモジュール、電源モジュール、バッテリモジュール、増設筐体のエンクロージャモジュール及び電源モジュール、の5種類である。複数の記憶装置モジュールについては、操作性上、独自のハンドル等の構造物の具備で問題無いので、対象から除く。本構成では、共通の操作レバーは、レバー本体、ねじ固定部(回転軸部)、レバー本体(棒状部分)、ラッチ部(固定ラッチ部)、フック部などから構成される、てこの原理を応用した、ラッチ式レバーである。1つのモジュールに対して、当該モジュールの操作に必要な力(操作力)を考慮して、1つ以上の操作レバーが、所定の位置に取り付けられる。レバー本体は、回転軸部を支点にして、モジュール面に対して倒すまたは立てる動作が可能になっている。ラッチ部は、モジュール固定時に、筐体側またはモジュール側の受け部の構造に対してラッチ作用により引っ掛かり固定される。フック部は、モジュール固定時に、筐体側の受け部の構造に対して引っ掛かり固定される。
(2)上記モジュールに対する共通の操作レバーの設計において、筐体及びモジュール構成を考慮すると、上記対象モジュールのうち、モジュールの挿抜及び固定の操作に必要になる操作力は、バックボード接続のコネクタ嵌合力などから見積もられ、例えば基本筐体のコントローラモジュールが一番大きくなる。よって、そのコントローラモジュールを基準にして、それに具備する操作レバーの構成を概略決定する。そして、その操作レバーを、他の各モジュールに対しても共通して適用する構成、即ち、対象のすべてのモジュールでその共通の操作レバーを具備する構成とする。操作レバーの共通化の条件として、コントローラモジュールの1つの操作レバー(2つの操作レバーのうちの1つ)当たりが担う操作力は、他のモジュールの1つの操作レバー当たりの操作力をカバーする。
例えばコントローラモジュールでは、コントローラ基板を搭載し、後面側のコネクタが、バックボード側の対応コネクタに接続(コネクタ嵌合)される。そのコネクタの位置、数、嵌合力、及び力バランスなどから、コントローラモジュールの操作に必要な操作力が見積もられる。それに対応して、コントローラモジュールに具備する操作レバー(例えば2つの操作レバー)が設計される。
上記操作レバーの配置位置は、基本的に、モジュール後面のコネクタ(バックボード接続コネクタ)の中心位置から反対側のモジュール前面への延長線上(コネクタ配置平面と同じ平面上)の位置(理想位置)が好適である。モジュール前面でのその理想位置付近領域に、当該モジュールの必要な操作力の条件を満たすように、1つ以上の操作レバーを配置する。理想位置に、操作レバーのフック部を配置することが好適である。また、上記理想位置への配置は、モジュール実装詳細などから難しい場合がある。その場合は、理想位置から周辺へずらした位置などに配置する。
(3)上記コントローラモジュールに具備する操作レバーを含む、対象各種モジュールに具備する各操作レバーの詳しい構成を決定する。各種モジュール毎に装着領域やコネクタ嵌合力や実装詳細などの相違が存在するので、それに対応して、各種モジュールに対する操作レバーの構成の相違、例えば配置の数、位置、実装方法などの詳細を決定する。配置数は操作力を満たす1つ、または足りなければ2つ、といったようにする。配置位置は、バックボードとの接続のためのコネクタの位置を考慮した、筐体開口部側に露出する位置とする。操作レバー部品の実装方法としては、外形が概略箱形状であるモジュール領域に対する内部(凹部)または外部(凸部)への配置・実装や、操作レバー部品に対する受け部を筐体側またはモジュール側の一部領域に内部(凹部)または外部(凸部)の実装として設ける構成などがある。
(4)モジュール及び操作レバーの構成例は以下である。モジュールの所定の位置に対し、操作レバーのねじ固定部が固定されることにより、操作レバーを具備したモジュールが構成される。操作レバーは、支点となるねじ固定部(回転軸部)に対し、一方端側、所定長のレバー本体を有し、そのレバー本体の先端には、可動部位であるラッチ部を有し、また、他方端側、所定長の位置に、フック部を有する。レバー本体、ねじ固定部、フック部は、例えば一体的な構造部である。ラッチ部の、モジュール側または筐体側の受け部に対するラッチ作用のために、レバー本体とラッチ部との間に、ばね部が内蔵される。ラッチ部は、レバー本体の内部に、ばね部に接して収容され、その一部(留め部)がレバー本体の一部(穴部)に引っ掛かることにより、ラッチ部の先端がレバー本体から突出するように操作レバー(ラッチ部)としての初期位置が定まる。ユーザによりラッチ部の先端が押されること、またはレバー本体の回転に伴いラッチ部が押されることで、ばね部が撓み、ラッチ部がレバー本体の長さ方向に移動し、それと共に、ラッチ部の一部のかぎ状部分が移動する。
操作レバーを用いたモジュールの挿入及び固定の操作の際には、ユーザにより、操作レバーのレバー本体を、ねじ固定部を支点としてモジュール面に対して倒す動作を行う、それに伴い(連続して)、ラッチ部の先端を押す動作が自動的にまたは意識的に行われる。これにより、ばね部が撓んだ状態でラッチ部のかぎ状部分がモジュール側または筐体側の受け部へ入り込み、ばね部の弾性力により引っ掛かり固定(ラッチ)される。またそれと共に、ねじ固定部の他方端側のフック部も、筐体側の受け部に入り込み、引っ掛かり固定される。またそれと共に、当該モジュールが、筐体内装着領域でバックボードにコネクタ接続された状態になり、操作レバーによりしっかりと固定された状態になる。操作レバーを用いたモジュールの抜き去り及び固定解除の操作の際には、上記と逆の作用になる。
(5)また、本構成では、ユーザによる操作の対象となる部位である、各モジュールの操作レバー(特に回転動作の対象となるレバー本体)を、モジュール自体と区別できる所定の着色により視認性を向上する。また、操作レバーのうち、特に押す(ずらす)動作の対象となるラッチ部を、その他の部位とは色分けで着色して視認性を向上する。これらにより、ユーザによる操作(動作)の部位がわかりやすくなり、操作性を向上する。
(6)また、本操作レバーは、特殊な工具無しで簡単に各部品に分解できる構造を有する。リサイクルの際に部品に分解する時、ユーザは、操作レバーのレバー本体の正面の穴部から、ラッチ部の一部(留め部)を内部側へ押す。これにより、レバー本体に対する留め部の引っ掛かりが解除されることで、ラッチ部がレバー本体から外れ、また内蔵のばね部も取り出される。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。本発明によれば、高密度実装及び冷却性能を考慮したディスクアレイ装置における、モジュールの挿抜及び固定などの操作の構造及び方式に関して、エンドユーザによる操作も考慮して操作性を向上でき効率的なものを実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<実施の形態の特徴>
図1〜図32を用いて、本発明の一実施の形態のディスクアレイ装置を説明する。本実施の形態の主な特徴は以下である。本ディスクアレイ装置500では、例えば基本筐体100では、バックボード20に対する前部1には、前面(A)からHDDモジュール30及びバッテリモジュール50等を装着し、後部2には、後面(B)から二重のCTLモジュール10、及びファン部42を内蔵した二重の電源モジュール40を装着する構成である。また、増設筐体200では、バックボード20Bに対する前部3には、前面(C)からHDDモジュール30を装着し、後部4には、後面(D)から二重のENCモジュール70及び二重の電源モジュール80を装着する構成である。そして、本構成において、基本筐体100のCTLモジュール10、電源モジュール40、及びバッテリモジュール50、増設筐体200のENCモジュール70及び電源モジュール80、の5種類のモジュールについて、その挿抜及び固定の操作のための操作構造物を、操作レバー5として共通化した構成である。
<システム(1)>
図1において、本ディスクアレイ装置500による情報処理システムの機能ブロック構成を示している。まず、システム全体構成を説明し、その後、特徴的な構成を説明する。ホスト装置502は、ユーザの使用する、PC、サーバ、メインフレーム等の上位の情報処理装置である。ホスト装置502とディスクアレイ装置500とが、SAN(ストレージエリアネットワーク)501あるいはLAN等の通信手段により接続される。
本ディスクアレイ装置500は、主に基本筐体100と増設筐体200から構成される。基本筐体100は、制御機能(CTL110等)と記憶機能(HDD31群)の両方を備える。増設筐体200は、オプションであり、主に記憶機能(HDD31群)を備える。
コントローラ(CTL#1,#2)110は、CPU11、ブリッジ12、プログラムメモリ(Pメモリ)13、ホストI/F(ホストインタフェース制御部、チャネルI/F制御部などともいう)14、データコントローラ(DCTL)15、ディスクI/F(ディスクインタフェース制御部)16、キャッシュメモリ(CM)17、スイッチ(SW)18等を有する。
CPU11は、ブリッジ12を介してプログラムメモリ13に格納されているプログラムを実行することにより、装置全体を制御する処理を行う。DCTL15は、各部を相互接続しデータ転送を制御する。CM17は、CTL110でデータをキャッシュ(格納)するための共有メモリである。ホストI/F14は、ホスト装置502等が接続される処理部である。ディスクI/F16は、SW18を介してHDD31群が接続される処理部である。
SW18は、SASエクスパンダ(EXP)機能、環境管理機能を有する。EXP機能は、SASインタフェースに対応したHDD31群に対するアクセス制御などの機能である。環境管理機能は、電源(PS)、ファン、HDD31等の資源に関する、障害や故障や接続等の状態の監視及び検出の機能(従来の資源管理機能)や、ファン制御を含む温度管理機能(冷却管理機能)などを有する。
HDD31は、SASインタフェース(またはSATAインタフェース)のものである。HDD31群により提供される物理的な記憶領域上には、論理的な記憶領域である論理ボリュームが設定される。また複数のHDD31によるRAIDグループが設定されRAID制御可能となっている。SASのHDD31は、SW18,19と、2パス・2ポートで接続される。
エンクロージャ(ENC#1,#2)170は、SW19を備え、CTL110との接続、及びその他のENC170が接続される場合のそのENC170への中継などを行う。SW19は、基本筐体100のCTL110内のSW18と同様の機能を有し増設筐体200内の制御を担当するものである。基本筐体100のSW18と増設筐体200のSW19が接続され、ディスクI/F16は、基本筐体100及び増設筐体200内の対象HDD31をアクセス可能である。
中心の鎖線で示すように、CTL110、ENC170、及びHDD31群などが二重化された構成であり、一方側(#1,#2)から他方側(#2,#1)へもアクセス可能となっている。
ディスクアレイ装置500におけるデータ処理は以下である。CTL110は、ホスト装置502からのデータ書き込み要求(命令)に応じて、ホストI/F14により受信したデータをCM17に一時的に格納し、そのデータをディスクI/F16によりHDD31群上の所定の論理ボリュームに書き込む。また、CTL110は、ホスト装置502からのデータ読み出し要求(命令)に応じて、ディスクI/F16からHDD31群上の所定の論理ボリュームからデータを読み出してCM17に一時的に格納し、そのデータをホストI/F14によりホスト装置502へ送信する。複数のホストI/F14及び複数のディスクI/F16を備える構成により、複数のデータ入出力を並列で処理できる。
<システム(2)>
図2において、ディスクアレイ装置500の基本筐体100と増設筐体200におけるバックボード(BB)20,20Bに対するモジュール(mで示す)の接続におけるシステム構成を示している(二重の部分は省略して示す)。バックボード20,20Bの配線を通じて、各部位が相互接続される。基本筐体100では、バックボード20の前面に対し、複数のHDDモジュール30のHDD31、二重のバッテリモジュール50、及びパネル60が、コネクタにより接続される。また、バックボード20の後面に対し、二重のCTLモジュール10、二重の電源(PS)モジュール40が接続される。増設筐体200では、バックボード20Bの前面に対し、複数のHDDモジュール30のHDD31が、コネクタにより接続される。また、バックボード20Bの後面に対し、二重のENCモジュール70、二重の電源モジュール80が接続される。
CTL110(ブリッジ12等を省略して示す)のSW18、及びENC170のSW19は、前述EXP機能に対応するSASエクスパンダ(EXP)21及び前記環境管理機能に対応する環境管理部(K)22を有する。筐体間でEXP21間は通信ケーブル等により接続される。なお環境管理部(K)22をSW18,19以外の場所に有する構成も可能である。
EXP21は、上位のディスクI/F16からの制御に基づき、各筐体のHDD31群に対する、SASインタフェースによる、データ入出力アクセス及びパス切り替え等を制御する。
環境管理部(K)22は、上位(CPU11等)からの制御に基づき、バックボード20等を通じて、筐体内に装着されている電源部(41等)やファン部(42等)やHDD31などの状態の監視及び検出や、電源系の制御や、ファン部(42等)を用いたファン制御などを処理する。
電源モジュール40は、電源部41、ファン部42を備える。電源部41は、AC入力をもとに、AC/DC変換部411でDCへ変換し、DC出力部412からDC電力を、バックボード20へ出力する。バックボード20の回路を通じて各部位へDC電力が供給される。ファン部42は、複数のファン43を備える。ファン部42は、電源部41等からDC電力(駆動電圧)を入力し、ファン43が回転動作する。
増設筐体200側の電源モジュール80も、基本筐体100側の電源モジュール40と基本的に同様の構成であり(配置や冷却構造等は異なる)、電源部81、ファン部82(複数のファン83)を有する。
<電源系>
図3において、ディスクアレイ装置500の電源系の構成を説明する。CTL110、ENC170、及びHDD31群などの二重化構成に対応した2系統の電源供給の構成である。各電源モジュール40(または80)内の電源部41(#1,#2)では、2つのスイッチング電源(SWPS)913(411に対応する)を備える冗長構成である。この電源部41では、2つのAC入力(AC#1,#2)をもとに、それぞれDC出力(DC#1,#2)を生成し、それを対応するCTL110等の各部位へ出力する。
各CTL110では、各プロセッサ911(CPU11等)は、自分側(例えば#1)のメモリ912(CM17等)だけでなく、相手側(例えば#2)のCTL110内のプロセッサ911及びメモリ912を参照可能になっている。二重のCTL110間で、一方側が障害状態になっても問題が無いように、相互にデータや制御情報等の読み書きが可能になっている。
ENC170及びHDD31等の部位に対しても、同様に対応する電源部からDC出力が供給される。DC供給が断たれた場合はバッテリモジュール50からDC出力が供給される。
バッテリモジュール50は、UPS(無停電電源装置)に対応しており、複数の電池を内蔵しており、非常用電源を供給する。バッテリモジュール50は、停電等により電源供給が断たれた場合、停電時のデータ消失等を防ぐために、必要な電力を供給する。即ち、バッテリモジュール50は、少なくとも、CTL110のプロセッサ911によりメモリ912(CM17等)のデータをHDD31に書き込んで計画的な停止を自動的に実行及び完了するまでに必要になる電力を供給する。これにより停電時のデータ消失が防止される。
<筐体>
次に、図4〜図9等を用いて、本ディスクアレイ装置500の筐体のハードウェア全体の外観構成などを説明する。基本筐体100及び増設筐体200は、所定の規格に適合したサイズ等を持つラック(フレーム)に対して搭載可能な、所定のサイズ等の構成を有する。基本筐体100のサイズは、例えば、横幅:X1(約483mm)、奥行き:Y1(約656mm)、高さ:Z1(4U,約172mm)、である。増設筐体200のサイズは、例えば、横幅:X1、奥行き:Y1、高さ:Z2(3U,約127mm)、である。図示しないラックは、例えば前後面が開口部の箱形状であり、各筐体(100,200)を上下方向で段状に搭載可能になっている。
各筐体に装着されるモジュールとして、複数種類のモジュール、本例ではCTLモジュール10、HDDモジュール30、電源モジュール40、バッテリモジュール50、ENCモジュール70、及び電源モジュール80を有する。HDDモジュール30等は、筐体内に対して活線挿抜が可能になっている。人間による筐体(100,200)に対する各モジュールの挿抜及び固定などの操作は、モジュールに備える操作レバー5等を用いて行われる。HDDモジュール30の操作はハンドル301等を用いて行われる。
各筐体は、概ね金属製で、箱形状であり、ねじ等により分解可能な構成である。筐体内は、各モジュールを装着する領域に対応した仕切り板などを有する。また、筐体の外壁(本体)や仕切り板には、モジュールの挿抜及び固定の操作に対応した構造、例えばガイドレール(溝や突起などの構造)や、操作レバー5の受け部(操作レバー5のラッチ部6やフック部7などを受ける側の構造)、等が設けられている。また、仕切り板は、固定や補強等の役割の他に、冷却風の流れを調整する役割も有する。なお、二重化されている2つのモジュールは同じ構成であり、筐体内の2つの装着領域のいずれに対しても装着可能なように構成されている。
<基本筐体>
図4,図5において、基本筐体100のハードウェア構成を説明する。図4は、基本筐体100の前面(A)の開口部側から見た構成、図5は、基本筐体100の後面(B)の開口部側から見た構成である。
図4において、基本筐体100は、前面(A)及び後面(B)が開口部であり、筐体内の中ほどの位置に取り付けられるバックボード20を境界にして、前部1(前面側空間)、後部2(後面側空間)に区切られる。
基本筐体100の前部1、前面(A)において、上側には、複数のHDDモジュール30が装着可能になっている。また、下側には、2つのバッテリモジュール50及びパネル60が装着可能になっている。前面(A)に対しては、各モジュールが装着された状態で、通気性を持つベゼル(扉)91が取り付け可能になっている。
図5において、基本筐体100の後部2、後面(B)に対し、2つのCTLモジュール10及び2つの電源モジュール40が装着可能な構成である。後部2、後面(B)の左右側に、2つの電源モジュール40が配置され、それらに挟まれる領域に、2つのCTLモジュール10が配置される。
<増設筐体>
図6,図7において、増設筐体200のハードウェア構成を説明する。図6は、増設筐体200の前面(C)の開口部側から見た構成、図7は、増設筐体200の後面(D)の開口部側から見た構成である。
図6において、増設筐体200は、前面(C)及び後面(D)が開口部であり、筐体内の中ほどの位置に取り付けられるバックボード20Bを境界にして、前部3(前面側空間)、後部4(後面側空間)に区切られる。
増設筐体200の前部3、前面(C)において、複数(15台)のHDDモジュール30が横方向に整列して装着可能になっている。
図7において、増設筐体200の後部4、後面(D)に対し、2つのENCモジュール70、2つの電源モジュール80が装着可能な構成である。後部4で、後面(D)の上部の中心寄りの領域に、二重のENCモジュール70が左右隣接で配置され、その下側の領域に、二重の電源モジュール80が左右隣接で配置される。
<基本筐体−前後面>
次に、図8(a)において、基本筐体100の前面(A)の構成を示している。前部1において、相対的に広い上側領域(A1)に、複数(本例では最大15台)のHDDモジュール30群がそれぞれ縦長の配置で横方向に並んで装着される。相対的に狭い下側領域(A2)に、2つのバッテリモジュール(#1,#2)50が横長配置で左右隣接して装着され、その隣、前面(A)の右下隅にパネル60が装着される。パネル60は、ディスクアレイ装置のオン・オフ等の基本的な操作や状態表示等のための部位である。上側領域(A1)と下側領域(A2)の境界などには、仕切り板が設けられている。バッテリモジュール50の下辺一箇所には、操作レバー51が設けられている。
図8(b)において、基本筐体100の後面(B)の構成を示している。後部2において、後面(B)の左右側面近くの領域(B2)に、電源モジュール(#1,#2)40が縦長配置で装着される。それらに挟まれる中間の領域(B1)に、2つのCTLモジュール(#1,#2)10が上下隣接して横長配置で装着される。2つの同じCTLモジュール10が上下反対向きで装着される。2つの同じ電源モジュール40が左右反対向きで装着される。
電源モジュール40の側面とCTLモジュール10の側面との境界には、仕切り板95が設けられている。上下2つのCTLモジュール10の境界には、仕切り板が設けられている。
CTLモジュール10の前面(106)の一部には、ホストI/F14に対応するホストI/F部103の面や、各種端子等の領域107が設けられている。CTLモジュール10の前面(106)の一辺側の左右隅には、2つの操作レバー104が設けられており、2つの操作レバー104によるCTLモジュール10の挿抜及び固定の操作が可能になっている。
電源モジュール40の前面には、ファン43の排気口の位置に対応した排気孔(通気孔)48等が設けられている。電源モジュール40の一方の側面の中央付近に対しては、1つの操作レバー46が設けられている。
<増設筐体−前後面>
図9(a)において、増設筐体200の前面(C)の構成を示している。前部3の全領域に対し、複数(最大15台)のHDDモジュール30群が横方向に並んで装着される。
図9(b)において、増設筐体200の後面(D)の構成を示している。後部4において、後面(D)の上側領域(D1)、中心寄りに、2つのENCモジュール70が左右隣接して横長配置で装着される。下側の領域(D2)に、2つの電源モジュール80が左右隣接して横長配置で装着される。2つのENCモジュール70及び2つの電源モジュール80の配置は同じ向きである。
上側のENCモジュール70と下側の電源モジュール80との境界には、仕切り板97が設けられている。左右のモジュール間には、仕切り板が設けられている。ENCモジュール70の前面の下辺側の中ほどには、1つの操作レバー71が設けられている。
電源モジュール80の前面には、ファン(82)の排気口の位置に対応した通気孔等が設けられている。電源モジュール80の上辺側の左右には、2つの操作レバー86が設けられている。
<基本筐体−水平面>
次に、図10において、基本筐体100の水平方向の平面(一方のCTLモジュール10の断面に対応する)の概略構成を示している。前部1では、HDDモジュール30群を有し、後部2では、CTLモジュール10及び左右の2つの電源モジュール40を有する。電源モジュール40内の後方には、ファン部42として2つのファン43が前後に縦列構成で設けられている。CTLモジュール10の前面106側には、操作レバー104のレバー本体(9)が配置される。CTLモジュール10の前面106側の角隅の凹部(欠け部)には、操作レバー104の一部(ねじ固定部8及びフック部7)が配置され、対応する仕切り板95の位置にはその受け部(157)が設けられる。CTLモジュール10と電源モジュール40との間のそれぞれの仕切り板95には、筐体後面(B)側に、電源モジュール40の操作レバー46のレバー本体(9)が配置され、それに対応する受け部(156)が設けられる。
<基本筐体−垂直面>
図11において、基本筐体100の垂直方向の平面(CTLモジュール10の側面方向の断面に対応する)の概略構成を示している。前部1では、上にHDDモジュール30、下にバッテリモジュール50を有し、後部2では、上下2つのCTLモジュール10を有する。筐体後面(B)の上下辺近くには、CTLモジュール10の操作レバー104のレバー本体(9)が配置されている。また、筐体後面(B)の上下方向の中央付近には、図示しない電源モジュール40の操作レバー46のレバー本体(9)が配置される。
<基本筐体−バックボード面>
図12において、基本筐体100におけるバックボード20の面(前面)を示している。バックボード20は、概ね平面板状の回路基板であり、基本筐体100の中程やや前側寄りに位置する枠部に固定される。バックボード20は、各モジュールを、コネクタ接続により、電気的に相互接続し、物理的にも支持する。モジュールの固定は、モジュールの後面のコネクタとバックボード20側の対応するコネクタとが嵌合して電気的に接続された状態で保持されることである。
バックボード20の前面において、HDDモジュール30、バッテリモジュール50、パネル60等を接続するコネクタ群(203,205,206)を有する。バックボード20の後面において、CTLモジュール10及び電源モジュール40等を接続するコネクタ群(201,204)を有する。また、バックボード20では、コネクタ間の相互接続のための配線パターンや、前部1から後部2へ冷却風を流入させる開口穴(通気穴)220を有する。
バックボード20の中央付近で横方向の一帯(中央帯)に、HDDモジュール30の接続のための複数のコネクタ(HDDコネクタ)203が縦長矩形状で配置されている。また、HDDコネクタ203の下側には、バッテリモジュール50の接続のコネクタ(バッテリコネクタ)205が横長矩形状で配置されている。また、バックボード20の下辺右下隅付近には、パネル60の接続のためのコネクタ(パネルコネクタ)206が配置されている。
また、バックボード10の後面側において、上下辺の中央付近には、CTLモジュール10と接続するコネクタ(CTLコネクタ)201が、HDDコネクタ203の領域を挟んで離れて配置されている。上辺側には、第1のCTL(#1)のモジュール(10)の接続のためのCTLコネクタ201が横長矩形状で配置されている。下辺側には、第2のCTL(#2)のモジュール(10)の接続のためのCTLコネクタ201が同様に配置されている。また、バックボード20の左右辺の中央付近には、各電源モジュール40の接続のためのコネクタ(電源コネクタ)204が縦長矩形状で配置されている。
<HDDモジュール>
次に、図13(a),(b)において、HDDモジュール30(キャニスタモジュール等ともいう)を示している。HDDモジュール30の内部には、HDD31が収容されており、その後面側に、バックボード20側のコネクタ203と接続するコネクタ32を有する。HDDモジュール30の前面側にはハンドル301を有し、これによりHDDモジュール30の挿抜及び固定の操作が可能になっている。HDDモジュール30は、ハンドル301等のデザインにより外観を統一している。本実施の形態で装着可能なHDDモジュール30のHDD31は、(a)で示すSAS(Serial Attached SCSI)インタフェースのHDD(SAS−HDD)31、もしくは、(b)で示すSATA(Serial ATA)インタフェースのHDD(SATA−HDD)35である。
(a)で、SAS−HDD31のコネクタ32の位置及びHDDモジュール30装着位置などを考慮して、他の各モジュールのコネクタ位置及びモジュール装着位置及び形状などが設計されている。二重のCTL110(ディスクI/F16)とSAS−HDD31との間では、SASインタフェースに従い2ポート・2パス(2P)でデータ入出力処理される。SAS−HDD31側は、2ポート(2P)を持つ。
(b)で、SATA−HDD35のHDDモジュール30を装着する場合は、SAS−HDD31のコネクタ32の位置に合うように、SATA−HDD35のコネクタ36と、バックボード20のコネクタ(203)との間に、パス制御ボード(I/F変換ボード)37を介在して接続する構成である。即ち、SAS−HDD31のコネクタ32とパス制御ボード37の対応コネクタとを接続し、パス制御ボード37のコネクタ38とバックボード20の対応コネクタ(203)とを接続する。SATA−HDD35は1ポート(1P)を持つ。SATA−HDD35の接続の場合、2ポートを持つパス制御ボード37により、SATAとSASとでI/F変換する。
<電源モジュール>
図14(a),(b)において、電源モジュール40は、電源部41とファン部42を内蔵して1つのモジュールに一体化した構成であり、これにより筐体サイズ等を小型化している。(a)では、水平面で、一方の電源モジュール40が、基本筐体100の外壁99と仕切り板95との間に装着された状態を示している。(b)では、垂直面(側面)で模式的に示している。
電源部41は、基板44により構成されており、電源モジュール40の後面側にはバックボード20側の対応するコネクタ204と接続するコネクタ45を有する。仕切り板95の筐体後面(B)側には、操作レバー46が配置され、またそれに対応して、仕切り板95には、受け部(156,157)が設けられている。操作レバー46は、電源モジュール40の外形(箱形状)に対しては外部(凸型)配置になっている。
ファン部42は、複数のファン(送風機)43の動作により基本筐体100内部を空冷する冗長構成である。本例では、ファン部42では、上下2つのCTLモジュール10に対応して上下領域で同様にそれぞれ2つのファン43を備え、また、前後方向では2つ(二重)のファン43を縦列(タンデム)構成で備える。1つの電源モジュール40で合計4つのファン43による構成である。ファン43としては、例えば軸流ファン等を用いる。
各ファン43では、DC電源供給による羽回転動作により、筐体前面(A)側に向いた吸気口から吸気し、筐体後面(B)側に向いた排気口から排気する。ファン43は、動作により、冷却風を吸気口から取り込み、後方の排気口、及び電源モジュール40の排気孔48から、基本筐体100の外部へ排気する。
<CTLモジュール>
図15において、CTLモジュール10の分解時の構造を示している。CTLモジュール10の本体101に対し、CTL基板(制御パッケージ)120、ホストI/F部103などの部品が収容・接続された上で、上面となるトップカバー102がねじ止め等により取り付けられる。
本体101は、内部の下面に対しCTL基板120が取り付けられる。CTL基板120は、概ね基板113による平面板形状である。CTL基板120の一辺に、バックボード20との接続のためのコネクタ(BB接続コネクタ)111が設けられている。基板113面上には、IC等の部品が実装されている。本体101及びトップカバー102は、主に板金によるパッケージであり、CTLモジュール10の外形の大部分を構成する。本体101の前面106側(基本筐体100の後面(B)側)には、ホストI/F部103の取り付けに対応した欠け領域を有する。ホストI/F部103は、基板及び前面パネル及び端子等からなる。本体101の後面側は、CTL基板120のコネクタ111等が露出する。
また、CTLモジュール10の前面106の一部の領域、特に下辺中央付近の領域107には、各種端子や表示素子等が実装されている。この領域107には、例えば、表示LED、LAN端子、バックエンド系端子、リモートアダプタ端子、UPS端子等が実装される。
また、その領域107の左右側、即ち前面106の下辺側左右隅には、操作レバー104が横長配置で取り付けられる。操作レバー104の機構は、例えば、CTLモジュール10角隅のねじ固定部8(支点)に対し棒状のレバー本体(9)を回転させる動作、即ち前面106に対してレバー本体(9)を倒すまたは立てる動作、によりCTLモジュール10を筐体に固定または固定解除するものである。モジュール固定時には、前面106に平行になるようにレバー本体(9)を倒すことにより、その一方端(側面側)が、筐体の仕切り板95側の構造(受け部157)に対してフックされ、他方端(内側)が、前面106側の構造(受け部156)に対してラッチされる。
<従来技術例>
次に、比較のために、本実施の形態に対する従来技術例(前提技術)のディスクアレイ装置における構成(筐体、モジュール、操作構造物)を簡単に説明すると以下である。この従来構成において、基本筐体では、バックボードに対する前部、前面側では、HDD群及びバッテリ等のモジュールが装着される構成である。バックボードに対する後部、後面側には、CTL、電源、及びファンの3種類のモジュール、二重化による合計6個のモジュール、が装着される構成である。後部において、上側の領域に、2つのCTLモジュールが上下に隣接で配置され、その下側に、2つの電源モジュールが左右隣接で配置される。それらの左右両側に、2つのファンモジュールが配置される。電源とファンが別モジュールの構成である。HDDは、例えばファイバチャネルI/Fのものである。また、増設筐体では、バックボードに対する前部、前面側には、HDD群のモジュールが装着される構成である。バックボードに対する後部、後面側には、ENC、電源の2種類のモジュール、二重化による合計4個のモジュール、が装着される構成である。後部において、上側の領域に2つのENCモジュールが左右隣接で配置され、その下側の領域に2つの電源モジュールが左右隣接で配置される。
これら各種モジュールの操作構造物は、装置筐体及び各種モジュール毎の実装構造の違い等から、モジュール毎(例えばCTLモジュール、電源モジュール等)に異なるものになっている。例えば、直接接続のもの、ドライバーを用いてねじ止めによりレバーを固定するもの、かんぬき状のもの、等を有する。
<基本筐体及びモジュールの設計>
基本筐体100の基本的な構成及び筐体内の各モジュールの配置などの設計の概要は以下(1)〜(4)である。基本的に、モジュールの実装詳細、要求仕様などに基づき、バックボード20におけるコネクタ間の干渉を避けることを考慮し、また併せて筐体内の冷却構造及び小型化(前記サイズ規格など)を考慮して、モジュールの形状・サイズ・配置などが設計される。コネクタ干渉に関しては、各モジュールの接続のコネクタの位置がバックボード20の前後面で重なることや近接し過ぎることが無いように設計される。
(1)HDDモジュール30の配置が決定される。基本としてSAS−HDD31を装着する仕様とするので、そのHDDモジュール30のHDD31側のコネクタ32の位置と、それに対応するバックボード20側のコネクタ203の位置とが決定される。具体的には、当該コネクタ(32,203)の位置は、図12や図13に示すように、バックボード20の中央帯の位置である。また、前部1では、HDDモジュール30の下側にバッテリモジュール50等が配置され、前部1の構成が概略決定される。SATA−HDD35を装着する場合も、パス制御ボード37の介在により、筐体全体としてはSAS−HDD31の場合と略同様の構成になる。従来構成からの仕様変更により、本構成のバックボード20に対するSAS−HDD31のコネクタ32の位置は、従来のバックボードに対するファイバチャネルI/FのHDDのコネクタの位置と相違する(上方から中央帯へ移動)。
(2)CTLモジュール10の配置が決定される。バックボード20のコネクタ干渉を避けて、特に上記(1)のHDDモジュール30のコネクタ32の位置と重ならないように、CTLモジュール10のコネクタ111の位置と、それに対応するバックボード20側のコネクタ201の位置とが決定される。具体的には、当該コネクタ(111,201)の位置は、図12や図13に示すように、バックボード20の上下辺付近の位置である。従来構成では、2つのCTLモジュール(#1,#2)の下側に2つの電源モジュールが配置されており、一方のCTLモジュール(#2)のコネクタがバックボード中央付近に対し配置されていた。本構成では、後部2において、従来の2つの電源モジュールを左右側面側領域へ移動し(電源モジュール40)、その間の領域に2つのCTLモジュール(10)のみを上下隣接で配置し、一方(下側)のCTLモジュール(#2)のコネクタの位置を従来位置よりも下方に移動したものである。
(3)電源モジュール40の配置が決定される。上記(2)により、電源モジュール40は、筐体の左右側面側の領域(B2)に配置されるが、従来構成では、この領域にファンモジュールが存在するので、それと一体化する。即ち、本電源モジュール40は、電源部41とファン部42を内蔵した一体型とする。また、電源モジュール40の後面のコネクタ45及び対応するバックボード20側のコネクタ204の位置を、コネクタ干渉を避けるようにして決定する。具体的には、当該コネクタ(45,204)の位置は、図12に示すように、バックボード20の左右辺付近でそれぞれ縦長の配置になる。従来構成の電源モジュールのコネクタはバックボードの下辺付近に配置されていたが、本構成では、左右のファンモジュールのコネクタと統合して、上記バックボードの左右辺付近へ移動している。これらにより、後部2の構成が概略決定される。
(4)また、基本筐体100内の前面(A)・前部1からバックボード20を経由して後部2・後面(B)への冷却風の流路の構造が考慮及び設計される。筐体内のモジュール装着領域の配置及び大きさ配分、仕切り板及び通気孔の配置、バックボード20の開口穴220の配置及び面積などが考慮及び設計される。
<操作レバーの設計>
以上のようなディスクアレイ装置500の構成を踏まえ、次に、操作レバー5に係わる構成について説明する。本ディスクアレイ装置500における、共通の操作レバー5の設計の概要は以下である。
(1)操作レバー5の具備の対象となるモジュールは、基本筐体100のCTLモジュール10、電源モジュール40、バッテリモジュール50、増設筐体200のENCモジュール70、電源モジュール80、の5種類である。複数のHDDモジュール30については、操作性上、独自のハンドル301等の具備で問題無いので、対象から除く。操作レバー5として、CTLモジュール10の2つの操作レバー104、電源モジュール40の1つの操作レバー46、バッテリモジュール50の1つの操作レバー51、ENCモジュール70の1つの操作レバー71、及び電源モジュール80の2つの操作レバー86、を有する。
(2)モジュールに対する共通の操作レバー5の設計において、筐体及びモジュール構成を考慮すると、各種モジュールのうち、モジュールの挿抜及び固定(コネクタ嵌合)の操作に必要になる力は、CTLモジュール10が一番大きくなる。よって、基本筐体100のCTLモジュール10を基準に考慮して、それに具備する操作レバー104の構成を決定する。そして、その操作レバー104の構造及び方式を、他の各モジュール(40,50,70,80)に対しても共通して適用する構成、即ち、対象のすべてのモジュールで共通の操作レバー5を具備する構成とする。
CTLモジュール10では、CTL基板120を搭載し、その後面側が、バックボード20側にコネクタ接続される。即ち、CTLモジュール10の後面側のコネクタ111と、バックボード20側の対応するコントローラコネクタ201とが嵌合される。そのコネクタ接続で必要な力(コネクタ嵌合力)などから、CTLモジュール10の操作に必要な力(操作力)が見積もられる。それに対応して、CTLモジュール10に具備する操作レバー104を設計する。1つのCTLモジュール10では、例えば、比較的大きな操作力を担うために、2つの同じ操作レバー104の具備が必要になる。
(3)CTLモジュール10に具備する操作レバー104を含む、各種モジュール(10,40,50,70,80)に具備する各操作レバー5(104,46,51,71,86)の詳しい構成を決定する。各種モジュール毎に筐体内の装着領域やコネクタ嵌合力や実装詳細などの相違が存在するので、それに対応して、各種モジュールに対する操作レバー5の構成の相違、例えば配置の数、位置、実装方法などの詳細を決定する。配置数は必要な操作力を満たす1つ、または足りなければ2つ、といったようにする。配置位置は、バックボード20,20Bとの接続のためのコネクタの位置を考慮した、筐体開口部(前面または後面)に露出する位置とする。実装方法としては、外形が概略箱形状であるモジュール領域に対する内部(凹部)または外部(凸部)への配置及び実装構成や、操作レバー5の部品に対する受け部をモジュール側または筐体側の一部領域(壁など)に内部(凹部)または外部(凸部)の構造として設ける構成などがある。
<操作レバーの基本構造>
図16において、操作レバー5の基本的な構造を示している。操作レバー5は、てこの原理を応用した機構のラッチ式レバーであり、レバー本体9、ねじ固定部(回転軸部)8、ラッチ部(固定ラッチ部)6、フック部7などから構成される。1つのモジュールに対して、当該モジュールの操作に必要な力(操作力)を考慮して、1つ以上の操作レバー5が、所定の位置に取り付けられる。レバー本体9は、回転軸部8により、モジュール面に対して倒すまたは立てる動作が可能になっている。ラッチ部6は、モジュール固定時に筐体側またはモジュール側の受け部の構造に対してラッチ作用により固定される。フック部7は、モジュール固定時に、筐体側の受け部の構造に対して固定される。
<操作レバー配置設計>
図17において、モジュールに対する操作レバー5の配置(実装位置)の設計の基本は以下である。モジュールにおける操作レバー5の好適な配置を決定するための基本的な考え方を説明する。モジュールに対する操作レバー5の配置位置は、モジュールとバックボード20,20Bとのコネクタ接続の力のバランスなどに基づき決定される。即ち、操作レバー5によるモジュールの挿抜及び固定の操作に際して、十分な力を担うことができることが条件である。図17では、外形が概略長方体である対象モジュール190において、そのバックボード20/20B側に接続するコネクタ191の位置の例(モジュール190後面の下辺)を示し、それに対し、操作レバー5を配置する対象となる位置(点b,c,e,f等)及び操作レバー配置範囲(領域192〜195)の例を示している。各領域192〜195は、操作レバー5を配置及び実装する対象となる領域が収まる範囲を示している。領域192〜195における細かい実装位置は付近の実装構造などを考慮して決定される。
具体的には以下のように決定される。基本的に、バックボード20,20Bとのコネクタ嵌合力に基づく操作力を考慮して決定する。矢印はモジュール190挿抜時の操作力が働く方向である。理想位置としては、対象モジュール190の後面のバックボード20,20B側との接続のためのコネクタ191(例えば後面下辺位置にある場合)の中心位置(点a)に対して対称側の位置が望ましい。即ち、上から見たコネクタ191配置平面(モジュール190下面)において、後面のコネクタ191の中心位置(点a)から、反対側のモジュール190の前面199への延長線(a−b)上、前面199での対応する位置(点b)が理想位置である。この位置(点b)に操作レバー5のフック部7(作用点)を配置することが理想である。この位置(点b)の領域192に1つの操作レバー5を配置し、操作力の条件を満たす場合には、その構成が好適である。
また、上記と合わせて、操作レバー5を配置する領域は、モジュール190側やモジュール190に対応する筐体側の領域の実装部品などの領域と干渉しないことが条件となる。上記理想位置(点b、領域192)に配置する構成は、実装詳細などから難しい場合がある。例えば、その付近に必要な部品が実装される領域を有し、操作レバー5の取り付けのスペースが確保できない場合などである。そのような場合は、理想位置からその周辺へずらした位置などに操作レバーを配置する。
例えば、モジュール190の前面199において、理想位置(点b)の左右側、対称的な位置(点eの領域193、点fの領域194)に、それぞれ操作レバー5を配置し、計2つの操作レバー5で1つの操作機能を担うようにする。1つの操作レバー5により必要な操作力が担えない場合は、2つ以上の操作レバー5を上記左右位置などに配置する。尚それら2つの操作レバー5の一方側のみの配置及び実装は、力のバランスから不適当である。
また、理想位置(点b)に準ずる位置としては、上記左右位置に限らず、例えば、前面199で点bから上下方向の延長線(b−c)上の位置、特に点cの領域195としても構わない。換言すれば、後面のコネクタ191の中心位置(点a)に対してモジュール側面方向の断面(a−b−c−d)上に存在する理想位置(点b)とは離れた遠い方の位置(点c)としても構わない。
また、モジュール190詳細構造及びそれに隣接する筐体側の構造を考慮して、操作レバー5の詳細な配置及び実装構造が決定される。例えば、操作レバー5の向き(縦横配置、モジュール前面配置またはモジュール側面配置)がある。また、モジュール190の領域に対する凹部(内部)または凸部(外部)配置・実装、モジュール190領域の欠け部(凹部)が有る場合の内部配置または無い場合の外部配置などがある。また、筐体側には、操作レバー5の一部(ラッチ部6やフック部7)を受ける構造である受け部(156,157)を有する。その構造として、例えば凹部(内部)または凸部(外部)の構造がある。ラッチ部6の受け部(156)の構造としては、例えば、モジュールの外壁に穴を開けた構成や、凹状部品を接続する構成などがある。フック部7の受け部(157)の凹部(内部)構造としては、例えば、筐体の板金(外壁や仕切り板など)に穴を開けた構成や、凹状部品を接続する構成などがある。また凸部(外部)構造としては、筐体(板金)と別部品(ねじ等による外付けの金具等)の取り付け、または筐体(板金)への直接的形成などがある。
<操作力>
前記図16において、操作レバー5による操作力などに関して説明する。モジュールにおけるコネクタの配置位置、数、コネクタ同士の嵌合力(コネクタ嵌合力)などから、モジュール毎に、操作レバー5に関して必要な操作力を見積もり計算する。コネクタ嵌合力は、電源容量、信号線数などから計算できる。複数種類のモジュールの差異に応じて、モジュール毎に異なる操作力になる。本ディスクアレイ装置500の筐体及びモジュール構成では、結果として、操作力の程度は、大きい方から順に、CTLモジュール10、増設筐体200の電源モジュール80、ENCモジュール70、基本筐体100の電源モジュール40、バッテリモジュール50、といったようになる。複数種類のモジュールの複数の操作レバーの構成の条件として、CTLモジュール10の1つの操作レバー(2つの操作レバーのうちの1つ)当たりが担う操作力は、他のモジュールの1つの操作レバー当たりの操作力をカバーする(前者は後者よりも大きい)。この条件を満たすことで、CTLモジュール10の操作レバー104を基準にして、複数種類のモジュールの複数の操作レバーの共通化が可能になる。
見積もり計算の例を以下に示す。操作レバー5の操作力とコネクタ嵌合力(操作レバー5への負荷)からレバー比を算出し、操作レバー5の必要外形寸法(レバー本体9の長さなど)などを見出して仕様を決定する。Aは、支点(回転軸部8)とレバー本体9の先端(力点)との距離である。Bは、支点(回転軸部8)とフック部7の先端(作用点)との距離である。Wは、レバー本体9の先端(力点)に対する力である。Wは、フック部7の先端(作用点)に対する力である。レバー比は、支点(回転軸部8)を中心とした必要な操作力を得るための、AとBの長さの比である。W:W=A:B、である。Bに対しAが大きくなると、てこの原理により、必要な操作力が小さくなる。ストローク(ST)は、モジュール挿抜時に操作レバー5の支点(回転軸部8)を中心に回転することで得られる所定の可動距離である。STは例えば14mmになる。
前述したディスクアレイ装置500の構成において、各モジュールのコネクタ嵌合力(単位[N])の見積もりの一例を以下に示す。尚ここでいう嵌合力は、モジュール挿抜に必要な最大嵌合力である。基本筐体100の各モジュールにおいて、CTLモジュール10では250N、電源モジュール40では110N、バッテリモジュール50では35N、増設筐体200の各モジュールにおいて、ENCモジュール70では125N、電源モジュール80では110N、である。上記のように、全モジュールで嵌合力が最も大きいのは、基本筐体100のCTLモジュール10である。よって、共通の操作レバー5を設計するにあたり、CTLモジュール10を基準に設計(計算)するものである。
操作レバー5の設計に関して以下である。コネクタ最大嵌合力は250[N]である。レバー操作力仕様は、39.2[N](≒4[kgf]以下:設計目標値)である。CTLモジュール10に対し、1つの操作レバー5では必要な操作力を得ることができないため、操作レバー5を2つ実装する方向で設計を進める。(コネクタ最大嵌合力)÷(操作レバー数)=(操作レバー1つ分にかかる荷重)、即ち、250÷2=125[N]、である。
CTLモジュール10以外のモジュール(40,50,70,80)は、1つの操作レバー5分の荷重(125N)で操作可能であるため、適応される。(1つの操作レバーにかかる荷重)÷(操作レバー操作力仕様)=125÷39.2≒3.2、となる。よって、レバー比(A:B)仕様を、3.2とする。
<CTLモジュール−操作レバー配置>
次に、図18において、基本筐体100のCTLモジュール10に対する操作レバー104の配置等の設計について説明する。後部2、後面(B)の下側に装着される場合(#2)について示す。CTLモジュール10内の下面側には、CTL基板120の基板113を有し、後面の下辺には、CTL基板120のコネクタ(BB接続コネクタ)111を有する。
操作レバー104の配置に好適な理想位置は、図17同様に、後面のコネクタ111の中心線(a−b)上、前面106の中心付近の位置(点b)である。しかしながら、CTLモジュール10の実装詳細上、この点b付近は、端子等が実装される領域107になるので、干渉により操作レバー104の配置は不適当である。よって、この点bに準ずる位置として、その左右方向の線上(e−f)、あるいは上下方向の線上(b−c)などが考えられる。上方向の線上(b−c)には、端子等の領域107やホストI/F搭載領域108が存在するので、左右方向の線上(e−f)、特に、右下隅(点e)付近の領域116及び左下隅(点f)付近の領域117に、2つの操作レバー104を左右対称的に配置する。
<電源モジュール(基本筐体)−操作レバー配置>
図19において、基本筐体100の電源モジュール40に対する操作レバー46の配置等の設計について説明する。後部2、後面(B)の左側領域に装着される場合(#1)について示す。電源モジュール40内の筐体側面(外壁99)側には、電源部41の基板403を有し、後面には対応するコネクタ401を有する。また、電源部41の後方、前面側近くには、上下で、ファン部42のファン43が搭載される領域404を有する。
操作レバー46の配置に好適な位置は、以下である。コネクタ401の中心点aから前面側への延長線(a−b)上、特に前面の点b付近が理想位置である。しかしながら、電源モジュール40の実装詳細上、この延長線(a−b)上には電源部41の基板403及びファン43などが存在し、また、点b付近及び前面の中央付近(排気孔48の間)の領域406は、インレットやLED等が実装される領域になるので、干渉により操作レバー46の配置は不適当である。よって、理想位置の点bに準ずる位置として、点b側の側面(左側面)に対し反対側の側面(右側面)の方向への延長線(b−c)上の点c付近が考えられる。点c付近の側面(右側面)で、特にコネクタ401の方向に合わせて上下方向(縦向き)で、1つの操作レバー46を配置する。
<バッテリモジュール−操作レバー配置>
図20において、基本筐体100のバッテリモジュール50に対する操作レバー51の配置等の設計について説明する。バッテリモジュール50の上面側の一部(右側)には、バッテリモジュール50の基板53が配置され、後面の上辺側の一部(右側)には、対応するコネクタ52が配置される。また、バッテリモジュール50内部の左側には、電池が配置される領域56を有する。
操作レバー51の配置に好適な位置は、以下である。コネクタ52の中心点aから前面側への延長線(a−b)上の点bが理想位置である。しかしながら、モジュール実装詳細上、この延長線(a−b)上には基板53が存在し、操作レバー51を配置できない。よって、理想位置の点bに準ずる位置として、点bに対し反対側の下面への延長線(b−c)上、特に点c付近の領域55に、1つの操作レバー51を配置する。
<ENCモジュール(増設筐体)−操作レバー配置>
図21において、増設筐体200のENCモジュール70に対する操作レバー71の配置等の設計について説明する。ENCモジュール70の上面側には、ENC170の基板73が配置され、後面の上辺側には、対応するコネクタ72が配置される。
操作レバー71の配置に好適な位置は、以下である。コネクタ72の中心点aから前面側への延長線(a−b)上の点bが理想位置である。しかしながら、モジュール実装詳細上、この延長線(a−b)上にはENC170の基板73が存在し、操作レバー71を配置できない。よって、理想位置の点bに準ずる位置として、点bに対し反対側の下面への延長線(b−c)上が考えられる。前面側で、線(b−c)上付近を含む上方側の領域76はパス入出力コネクタやLED等が実装される領域になるので、干渉により操作レバー71の配置は不適当である。よって、点c付近の領域75に1つの操作レバー71を配置する。
<電源モジュール(増設筐体)−操作レバー配置>
図22において、増設筐体200の電源モジュール80に対する操作レバー71の配置等の設計について説明する。電源モジュール80内の下面側には、電源部81の基板803を有し、後面の下辺には、対応するコネクタ801を有する。また、電源モジュール80内部で、前面側の近くには、左右にファン83が搭載される領域804を有する。
操作レバー86の配置に好適な位置は、以下である。コネクタ801の中心点aから前面側への延長線(a−b)の点bが理想位置である。しかしながら、モジュール実装詳細上、この延長線(a−b)上には電源部81の基板803や内蔵のファン83が存在し、操作レバー86を配置できない。よって、理想位置の点bに準ずる位置として、点bに対し反対側の上面への延長線(b−c)上及び点c付近の領域が考えられる。線(b−c)上の付近の領域は、LED等が実装される領域になり、また、前面の左右側はファン83やインレット等の領域になるので、干渉により操作レバー86の配置は不適当である。また、点c付近に配置する場合、前述の必要な操作力を考慮すると1つの操作レバー86を配置すれば仕様(条件)を満たすことになるが、本例では特に、他モジュール(ENCモジュール70)の実装を考慮して、2つの操作レバー86を、点cの左右、前面の角隅の点e付近の領域806及び点f付近の領域807に、左右対称的に配置する構成とする。
<CTLモジュール−操作レバー実装>
また、図18及び図23(a)において、CTLモジュール10に対する操作レバー104の実装構成例では、CTLモジュール10の前面106の左右角隅の欠け部に、操作レバー104のねじ固定部8を取り付ける。レバー本体9は、CTLモジュール10の外形(箱形状)よりも外部に配置される。レバー本体9は、横向きでモジュール前面106内側からモジュール側面方向に開く(立つ)配置とする。ラッチ部6の受け部156は、モジュール前面106の左右角隅よりも内側方向、レバー本体9の長さに対応した所定位置に設けられる。フック部7の受け部は、モジュール側面の隣の仕切り板95側に凹部として設けられる。
<電源モジュール(基本筐体)−操作レバー実装>
また、図19及び図23(a)において、電源モジュール40に対する操作レバー46の実装構成例では、電源モジュール40の外形(箱形状)の内側にはファン43等が存在するので、その外側の領域に、操作レバー46のねじ固定部8及びレバー本体9等を配置する外部実装構成とする。ラッチ部6の受け部156及びフック部7の受け部157は、側面(右側面)の隣の仕切り板95側に凹部として設けられる。また、隣のモジュールと干渉しないことを前提とした上で、力の余裕を考慮して2つの操作レバー5を角隅(点e,f)付近に具備する構成なども可能である。
<バッテリモジュール−操作レバー実装>
また、図20及び図23(b)において、バッテリモジュール50に対する操作レバー51の実装構成例では、図20の前面下辺側の点c付近では、その下面側は基本筐体100の外壁(下面)になり、そちら側には操作レバー51を配置せずに、バッテリモジュール50の外形(箱形状)に対し内側に操作レバー51のねじ固定部8や受け部などを配置する内部実装構成とする。このために、バッテリモジュール50の外形は、下面側に、欠け部(凹部)54を有する。欠け部54は、バッテリモジュール50の挿抜の操作に対応して、点cに対応する下面の線(c−d)付近で前面から後面まで貫通するように設ける。操作レバー51のねじ固定部8は、欠け部54の一方端側に取り付けられ、対応して、ラッチ部6の受け部156がバッテリモジュール50内側の所定位置に設けられる。また、フック部7の受け部157が、欠け部54の空間における、基本筐体100の外壁側に、凸部として設けられる。
<ENCモジュール(増設筐体)−操作レバー実装>
また、図21及び図24において、ENCモジュール70に対する操作レバー71の実装構成例では、図21の前面下辺側の点c付近では、その下面側は増設筐体200の仕切り板97になり、そちら側には操作レバー71を配置せずに(電源モジュール80の操作レバー86が配置される)、ENCモジュール70の外形(箱形状)に対し内側に操作レバー71のねじ固定部8や受け部などを配置する内部実装構成とする。このために、ENCモジュール70の外形は、下面側に、欠け部(凹部)74を有する。欠け部74は、ENCモジュール70の挿抜の操作に対応して、下面の中心線(c−d)付近で前面から後面まで貫通するように設ける。操作レバー71のねじ固定部8は、欠け部74の一方端側に取り付けられ、対応して、ラッチ部7の受け部156がENCモジュール70内側の所定位置に設けられる。また、フック部7の受け部157が、欠け部74の空間における、増設筐体200の仕切り板97側に、凸部として設けられる。
<電源モジュール(増設筐体)−操作レバー実装>
また、図22及び図24において、電源モジュール80に対する操作レバー86の実装構成例では、電源モジュール80の外形の内側ではなく、その外側の領域、即ち増設筐体200の仕切り板97側に、ねじ固定部8及びレバー本体9等を配置する外部実装構成とする。また、仕切り板97側に、ラッチ部6の受け部156、及びフック部7の受け部157が、凹部として設けられる。
上記各構成で、CTLモジュール10以外のモジュールでの操作レバー5の配置は、コネクタに対して同一平面上ではなく対角的な位置になる。また、電源モジュール40とENCモジュール70では、前面の一辺に対し中央の位置に操作レバー5を配置可能なので、そのように配置している。また、モジュール外形に対する内部(凹部)実装構成の場合、操作レバー5の配置対象位置にモジュールの干渉部品が存在しない場合に有効であり、その分、モジュールが小型化される。また、モジュール外形に対する外部(凸部)実装構成の場合、操作レバー5の配置対象位置に筐体側の干渉部品(構造)が存在しない場合に有効であり、モジュール外形が箱形状で済む。それらの実装構成の詳細は、複数のモジュールの関係などを考慮して適宜選択すればよい。
<操作レバーの構造(1)>
次に、図25(a)〜(d)において、操作レバー5の詳しい構造(第1の構成例)を示している。(a)は、正面側から見た構成、(b)は、側面側の外観構成、(c)は、側面側の断面構成((a)のA−A断面)、(d)は、操作レバー5の先端側、ラッチ部6を上から見た構成である。操作レバー5は、回転軸部8に対し、一方端側、所定長のレバー本体9の先端に、可動部位であるラッチ部6を有し、他方端側、回転軸部8の近くの位置に、フック部7を有する。レバー本体9、ラッチ部6等は、例えばプラスチック製である。
(a)で、レバー本体9の一方端では、(d)にも示すように、ラッチ部6の先端(ユーザにより押される部位)が突出している。レバー本体9の先端近くには、ラッチ部6の配置に対応して、穴部153が設けられている。穴部153では、レバー本体9内部のラッチ部6の一部、特にラッチ部6の留め部162が見えている。レバー本体9の他方端では、フック部7が見えている。操作レバー5は、ラッチ部6のラッチ作用のために、レバー本体9とラッチ部6との間には、金属製のばね部151を内蔵する。レバー本体9の内部には、ラッチ部6に接してばね部151が収容されている。更にばね部151に接してラッチ部6が収容される。
(b)で、レバー本体9(長い棒状部分)は、ねじ固定部8及びフック部7と一体的な部品として構成されている。通常状態で、レバー本体9の一方端からは、ラッチ部6の先端、及びかぎ状部分161が突出している。レバー本体9の面には、すべり止めや所定形状のデザイン等が形成される。レバー本体9の他方端には、筐体に対する突き当て部152を有する。その隣には、ねじ固定部8が一体的に接続されており、更に、その先にフック部7が一体的に接続されている。ねじ固定部8は、ねじ止め等によりモジュール側に固定され、支点(回転軸)となる部分である。フック部7は、ねじ固定部8の位置に対して、突き当て部152の反対側に位置する。
(c)で、レバー本体9の正面の裏側に隠れる配置でラッチ部6の本体が収容されている。ラッチ部6の他方端側は、例えば突出部分が、ばね部151内に一部挿入されている。ラッチ部6の留め部162は、レバー本体9の穴部153による壁に引っ掛かることで留められ、これによりラッチ部6の位置(通常時の初期位置)が決定されている。ばね部151は、ラッチ部6がレバー本体9内部方向へ押されることで撓み、所定距離分、ラッチ部6が移動可能になっている。
本構成では、エンドユーザ等による操作を考慮して、レバー本体9(ねじ固定部8及びフック部7)は、モジュール本体と別色、例えば黒色で着色され、更にラッチ部6はそれとは別色、例えば青色で着色される。この色分けにより、操作内容(レバー本体9回転動作やラッチ部6押し込み動作)と関連付けて見た目で区別できるようにしている。すべての操作レバー5で統一した着色方法とし、ユーザが触る箇所を同一色に統一している。これにより、視認性からも操作性を向上している。
操作レバー5のサイズは、例えば、レバー本体9方向の長さ(x1)が55.7mm、ねじ固定部8等を含む奥方向の長さ(y1)が21.5mm、幅(z1)が11mmである。
操作レバー5では、ラッチ部6を設けることで、当該部位に従来のようなねじ部品等を用いない。よって、モジュール操作に係わりねじ及び特殊な工具の取り扱いを無くして手間を少なくし、また、モジュール自体に使用されているねじ部品とも混同せずに済み、操作性が向上する。
また、本操作レバー5は、特殊な工具無しで簡単に各部品(レバー本体9、ラッチ部6、ばね部151等)に分解可能な構造を有する。分解時、ユーザは、操作レバー5のレバー本体9の正面の穴部153からラッチ部の留め部162を奥側へ押す。これにより、レバー本体9に対する留め部162の引っ掛かりが解除されることで、ラッチ部6が外れ、また内部のばね部151も取り出される。
<操作レバー取り付け及び操作状態>
図26,図27において、筐体及びモジュールに対する操作レバー5の取り付け構造例及び操作状態を示している。CTLモジュール10及び操作レバー104を例に説明する。図26は、モジュール固定状態(図28(a)対応)、図27は、モジュール固定解除状態(図28(d)対応)である。図26と図27の状態間で、モジュールは、所定のストローク(ST)分移動する。
図26で、操作レバー5のレバー本体9を倒す動作A及びラッチ部6を押す動作aにより、ラッチ部6は、モジュール(前面106)の一部の受け部156に対して固定される。上記動作では、ばね部151が撓んでラッチ部6が所定距離(p)移動し、かぎ状部分161が受け部156の内側へ入り込み、ばね部151の弾性力により、かぎ状部分161が受け部156の壁に対し引っ掛かり固定される。
ねじ固定部8は、例えばモジュールの一部の領域、ここではCTLモジュール10の角隅の欠け(凹部)領域171に取り付けられる(部分的な内部配置・実装構成)。フック部7は、その先端が、筐体側の一部の領域、ここでは仕切り板95の受け部157の内側に入り込んで壁に引っ掛かり固定される。
図27で、操作レバー5のラッチ部6を押す動作b及びレバー本体9を立てる動作B(換言すれば操作者から見て手前に引く動作)により、ラッチ部6は、モジュール(前面106)の一部の受け部156に対して固定解除される。上記動作では、ばね部151が撓んでラッチ部6が所定距離(p)移動し、かぎ状部分161が受け部156の内側から外へ出て、ばね部151の弾性力により、ラッチ部6が初期位置へ戻る。フック部7は、その先端が、筐体側の仕切り板95の受け部157の外へ出て引っ掛かり固定が解除され、またレバー本体9の突き当て部152が筐体側の仕切り板95の前壁に突き当たる。
なお、本実施の形態ではモジュール移動のストローク(ST)を一定長(14mm)としたが、これ以外に変更してもよい。
<操作レバーの操作>
図28(a)〜(d)において、ユーザ(保守員またはエンドユーザ)による、操作レバー5を具備するモジュール(例えばCTLモジュール10)を、筐体内領域に対し挿抜及び固定する操作、及び対応する機構などは以下である。
(1)モジュール挿入の場合: ユーザによるモジュール(例えばCTLモジュール10)を筐体内領域へ挿入及び固定する操作などは以下である。ユーザは、モジュールを開口面から筐体内領域に挿入して、それと共に、操作レバー5のレバー本体9を倒す(これによりモジュールがバックボード側のコネクタに接続される)。そして、その動作と共に(連続して)、そのままレバー本体9の先端のラッチ部6を押して奥側へ押すことにより、ラッチ部6が受け部156に対して固定される。またそれと共に、操作レバー5のフック部7が、筐体側の受け部157に対し固定される。これによりモジュール固定状態になる。上記一連の動作において、先端のラッチ部6については、あくまでも特別な操作無しでモジュールの挿入及び固定が完了することが前提となる。詳しくは以下である。
(1−1) 図28(d)で、状態dとして、モジュールが筐体内領域へ挿入される時(ストローク位置)の状態、モジュール固定解除状態を示している。ユーザは、モジュール及び操作レバーを持ち、モジュールの後面側を筐体開口面から筐体内領域に挿入し、ガイドレール等に沿って奥側へ進める。操作レバーがモジュール面に対し垂直に立つ状態で、操作レバーが筐体(仕切り板95)側に突き当たる位置まで挿入される。モジュールが、筐体内領域の固定位置から、操作レバーによるストローク分、飛び出した位置である。
(1−2) 図28(c)で、状態cとして、モジュールが挿入される操作の途中の状態(動作A)を示している。操作レバーを用いた、てこの原理の応用による動作、即ち、レバー本体9をモジュール前面(106)に対し倒すように回転させる動作Aにより、モジュールを、状態dの位置から、固定位置までストローク分移動させ、筐体内領域に完全に挿入する。またそれと共に、モジュールの後面側のコネクタ(111)が、バックボード側のコネクタ(201)に接続(コネクタ同士を嵌合)されることになる。
(1−3) 図28(b)で、状態bとして、ラッチ部6の固定の際の動作状態(動作a)を示している。状態cのレバー本体9を倒す動作Aと共に(連続して)、そのままスムーズにレバー本体9の先端のラッチ部6をレバー本体9の内側に押し込む動作aにより、ばね部151が撓み、ラッチ部6のかぎ状部分161がモジュール側(または筐体側)の受け部156の内側に対して入り込む。
上記ラッチ部6に対する動作aについては、わかりやすいように、明示的に動作Aと分けて操作する場合を説明したが、動作aは、動作aを意識しない動作Aのみの操作により、ラッチ部6のかぎ状部分161及びばね部151の変動により、自動的に実現される。即ち、前述のように、あくまでも特別な操作無しでモジュールの挿入及び固定が完了する。
(1−4) 図28(a)で、状態aとして、モジュール固定状態を示している。状態bの動作に続き、ラッチ部6のかぎ状部分161が受け部156の内側に対して引っ掛かり固定(ラッチまたはロック)される(ラッチ作用)。またそれと共に、フック部7が、筐体側の受け部157の内側に対し引っ掛かり固定される。これらにより、モジュール固定状態になる。この状態aでは、レバー本体9がモジュール面に対し平行的に接し、ラッチ部6が受け部156に完全に固定され、フック部7が受け部157に完全に固定された状態であり、バックボードコネクタ接続された状態である。
(2)モジュール抜き去りの場合: ユーザによるモジュール(例えばCTLモジュール10)を筐体内領域から抜き去り及び固定解除する操作などは以下である。モジュール固定状態から、ユーザは、レバー本体9の先端のラッチ部6を押し、その動作と共に(連続して)、そのままレバー本体9を立てて(手前に引いて)、手前側へ引っ張る。これによりラッチ部6の受け部156に対する固定状態が解除されると共に、筐体側の受け部157に対するフック部7の固定状態が解除される。また、てこの原理により、レバー本体9の他方端側が、筐体側の一部に押し当てられ、フック部7が筐体側の受け部157の内側から出る。これらにより、モジュールは、コネクタ非接続状態になりモジュール固定状態が解除される。また、レバー本体9を立てる(手前に引く)ことで、モジュールが、筐体内領域、固定位置に対して所定ストローク(ST)分手前側に移動した状態になり、後はそのままモジュールを完全に抜き去ることで取り出される。詳しくは以下である。
(2−1) 図28(a)で、状態aとして、モジュール固定状態を示している。レバー本体9がモジュール面に対し平行に位置し、ラッチ部6が受け部156に完全に固定され、フック部7が受け部157に完全に固定された状態であり、バックボードコネクタ接続された状態である。
(2−2) 図28(b)で、状態bとして、ラッチ部の固定解除の際の動作状態(動作b)を示している。ユーザは、モジュールの操作レバーを持ち、レバー本体9の先端のラッチ部6をレバー本体9の内側に押し込む。これにより、モジュール側(または筐体側)の受け部156の内側に対するラッチ部6のかぎ状部分161の固定状態が解除される。
(2−3) 図28(c)で、状態cとして、モジュールが抜き去りされる操作の途中の状態(動作B)を示している。状態bに続いて、てこの原理の応用による動作により、モジュールを所定ストローク(ST)分外部へ飛び出すように移動する。即ち、状態bの動作と共に(連続して)、そのままスムーズにレバー本体9をモジュール前面(106)に対し立てる(手前に引く)ように回転させる。レバー本体9を立てる(手前に引く)動作により、レバー本体9の他方端側(ラッチ部6と反対側の突き当て部152)が、筐体側の一部(仕切り板95の受け部157の手前)に押し当てられ、てこの作用により、フック部7が筐体側の受け部157の内側から出る。これにより、モジュール側(または筐体側)の受け部156に対するラッチ部6の固定状態が解除されると共に、筐体側の受け部157に対するフック部7の引っ掛かり固定も解除される。ラッチ部6の押し込み動作とレバー本体9の回転(立てる)動作との連続動作は、ラッチ部6を押したまま少し横へ力をずらすだけで実現されるので、スムーズで負荷の小さい動作になる。
(2−4) 図28(d)で、状態dとして、モジュールが筐体内領域から抜き去りされる時(ストローク(ST)位置)の状態、モジュール固定解除状態を示している。レバー本体9の回転動作の終わりでレバー本体9がモジュール面に対し垂直に立つ状態になり、その動作により得られる所定のストローク(ST)分、モジュールは、筐体内領域の固定位置に対して手前側に移動し外部へ飛び出した状態になる。後はそのまま、モジュールをガイドレール等に沿って手前側へ引っ張るように動かして完全に抜き去ることで、筐体内領域から取り出される。
<操作レバーの構造(2)>
次に、他の実施の形態として、操作レバー5の異なる構造(構成例)を説明する。ラッチ部6、フック部7、及びねじ固定部(回転軸部)8、レバー本体9などに関する構成のバリエーションとして各構成例が存在する。
図29(断面構成)において、第2の構成例の操作レバー5Aを説明する。本操作レバー5Aは、レバー本体9Aと、回転軸部8Aと、フック部7Aとを有する一体的な構造部(例えば黒色)に対して、ラッチ部6A(例えば青色)が取り付けられる構成である。本構成では、ばね部151は必要無い。ラッチ部6Aは、レバー本体9Aに対し、第1の構成例のように先端側に配置されるのではなく、他方端側、ねじ固定部8A(支点)近くの側(突き当て部152側)に配置される。レバー本体9Aの支点側の開口の穴部153Aからは、ラッチ部6Aの一部が出ている。ラッチ部6Aのかぎ状部分161Aが、穴部153Aとねじ固定部8Aの間に配置されている。ラッチ部6Aの一部をユーザが押す(左右にずらす)動作により、ラッチ部6A自体の変形によりかぎ状部分161Aが変位して、受け部156に対し引っ掛かり固定または固定解除される構造である。筐体やモジュール側の受け部(156,157)の構造は、第1の構成例と同様である。
<操作レバーの構造(3)>
図30において、第3の構成例の操作レバー5Bを説明する。操作レバー5Bは、第2の構成例(5A)と同様に、ラッチ部6Bが、レバー本体9Bの先端側ではなく他方側に配置される。そして、ラッチ部6Bには、回転軸部を有し、その回転軸部に対しばね部151Bが取り付けられた構造である。レバー本体9Bの穴部153Bから出ているラッチ部6Bの一部を押す(左右にずらす)動作により、ばね部151Bの力が働き、他方端のかぎ状部分161Bが、受け部156に対し固定または固定解除される構造である。
<操作レバーの構造(4)>
図31において、第4の構成例の操作レバー5Cを説明する。操作レバー5Cは、レバー本体9Cとラッチ部6C(特にかぎ状部分161C)とが一体的な構造部となる構成である。また、ねじ固定部8C、フック部7C、及び突き当て部152C等が、板金等による一体的な構造部となる。レバー本体9C内には、ばね部151Cを内蔵する。モジュール固定解除時には、ラッチ部6Cを解除し、レバー本体9Cを回転させる。
<操作レバーの構造(5)>
図32において、第5の構成例の操作レバー5Dを説明する。操作レバー5Dは、第1の構成例のように、ラッチ部6D(特にかぎ状部分161D及びユーザが押す部位)がレバー本体9Dの先端側に来るように配置した構造である。レバー本体9Dと、ねじ固定部8Dと、フック部7Dとが、一体的な構造部であり、それに対してラッチ部6Dである棒状の構造物が取り付けられる構成である。レバー本体9Dの正面の裏側にラッチ部6の構造物が配置される。レバー本体9Dの他方端近くで、ラッチ部6の構造物の他方端側には、第1の構成例のように、ばね部(図示しない)が内蔵される領域154を有する。モジュール固定解除時、レバー本体9Dの先端側のラッチ部6の一部を押すことにより、固定状態が解除される。
第1及び第5の構成例では、ラッチ部6(ユーザが押す部位)がレバー本体9の先端側に配置されているので、レバー本体9回転動作とラッチ動作が関連付けやすく、操作がわかりやすい、という利点がある。また、第2〜第4の構成例では、ラッチ部6に対する筐体側またはモジュール側の受け部156の加工(穴部など)が必要無い(フック部7に対する受け部157と共通になる)、という利点がある。
<電源モジュール−保防機構>
更に、図33〜図38を用いて、電源モジュール(40,80)に備える電源系関連の保防機構(操作構造物を含む)の構成例について説明する。図33は、基本筐体100の後面(B)の電源モジュール40にその機構を備える場合、図34〜図38は、増設筐体200の後面(D)の電源モジュール80にその機構を備える場合である。なお、この保防機構は、電源モジュール40側と電源モジュール80側とで基本的に同様(モジュール実装形態に応じて詳細形状などは異なる)であり、主に電源モジュール80側を例にして説明する。
本ディスクアレイ装置では、前述の共通の操作レバー5の採用に伴い、電源モジュール(40,80)には、操作レバー5(46,86)の操作(即ちモジュール挿抜操作)と関連した、電源ケーブル等の操作に係わる操作構造物(レバーロック金具454,854等)を含む誤操作等の保護・防止機構(保防機構)を備える。この保防機構は、簡単に言えば、電源モジュール(40,80)に電源ケーブル(452,852)が挿入されたままの状態では操作レバー5(46,86)によるモジュール挿抜操作が不可能となるように保防するものである。
図33の電源モジュール40(基本筐体100の右側一部のみ示す)では、基本として、モジュール面の例えば通気孔48の間の位置に、電源ケーブル452が接続(挿入)される電源ケーブル接続部(コネクタ)451を有する。また、コネクタ451の位置には、電源ケーブル452用の抜け止め金具453が設けられている。そして、コネクタ451及び抜け止め金具453と、本電源モジュール40の操作レバー46との間の位置には、保防機能を実現するレバーロック金具454が設けられている。
同様に、図34の電源モジュール80(増設筐体200の右下一部のみ示す)では、基本として、モジュール面の例えば右辺中程、ファン(82)の排気孔の隣の位置に、電源ケーブル852が接続(挿入)される電源ケーブル接続部(コネクタ)851を有する。また、コネクタ851の位置には、電源ケーブル852用の抜け止め金具853が設けられている。そして、そのコネクタ851及び抜け止め金具853と、本電源モジュール80の操作レバー86との間の位置には、保防機能を実現するレバーロック金具854が設けられている。
また、各電源モジュール(40,80)の一箇所には、電源の状態(例えばレディ(緑色)状態/アラーム(赤色)状態)を表示するLED(発光ダイオード部)470,870が設けられている。
本電源モジュール(40,80)の構成では、モジュール面には、電源スイッチ(電源ON/OFFの切り替え用)を設けない。よって、電源ON/OFF状態は、電源モジュール(40,80)に対する電源ケーブル(452,852)の抜き差しの状態と、当該電源モジュールの挿抜状態とにより決まる。即ち、電源モジュール(40,80)が挿入された状態、かつ、電源ケーブル(452,852)が挿された状態では、電源ON状態となる。電源モジュール(40,80)が抜き去りされた状態、または、電源ケーブル(452,852)が抜かれた状態では、電源OFF状態となる。なおディスクアレイ装置のオン・オフはパネル60のスイッチにより可能である。
上記電源スイッチを設けないことに伴い、電源ケーブル(452,852)が誤って抜けることを防止するための機構(針金などによる)である、抜け止め金具(453,853)が設けられている。抜け止め金具(453,853)により、電源ケーブル(452,852)自体の誤抜けが防止される。
本特徴であるレバーロック金具(454,854)は、電源ケーブル(452,852)挿入状態における電源モジュール(40,80)の抜き去りの防止用の部品である。レバーロック金具(454,854)を設けたことにより、電源ケーブル(452,852)が挿された状態では、操作レバー(46,86)が固定されるので、電源モジュール(40,80)自体を抜き去りする動作が原理的に不可能になる。
本ディスクアレイ装置では、電源モジュール(40,80)を含む各モジュールに係わる操作をエンドユーザが行うこと(ユーザ保守サポート)を考慮した構成であるため、電源取り外し機構が簡易化されている。即ち前述のようにエンドユーザにより操作レバー(46,86)を用いて電源モジュール(40,80)が挿抜される機構となっている。このため、従来同様の電源ケーブル抜け防止機構(抜け止め金具(453,853)等)のみの場合(レバーロック金具(454,854)が無い場合)では、電源ケーブル(452,852)が挿された状態のままで、操作レバー(46,86)の操作(ラッチ解除等)による電源モジュール(40,80)を抜き去りする操作が原理的に可能である。このような操作は望ましくないが、知識の無いエンドユーザが誤ってこのような操作をしてしまう可能性がある。その場合、電源の2次障害による人体への影響が懸念される。また、仮に上記操作によって二重化(2つ)の電源モジュール(40,80)の一方が抜き去りされたとしても電源系の性能上は問題無いが、二重化の両方のモジュールが正しく接続されている状態の方が勿論望ましい。
よって、本実施の形態では、上記のような誤操作(電源ケーブル挿入状態での電源モジュール挿抜操作)が自動的に不可能となる機構として、操作レバー5及び抜け止め金具(453,853)等に加えたレバーロック金具(454,854)による保防機構を設けている。本機構では、電源ケーブル(452,852)がコネクタ(451,851)に挿入されると、レバーロック金具(455,854)の回転等による位置変化により、自動的に、電源モジュール(40,80)の操作レバー(46,86)が操作不可能な固定状態(ラッチが解除できない状態)になる。従って、上記ユーザによる誤操作が防止される。エンドユーザにとって、一連の操作は、単一で連続した、特別な意識が不要な操作であり、特に面倒な手順や難しい操作を増やすことなく自動的に上記効果が実現される。より詳しい説明は以下である。
電源モジュール80の場合で、レバーロック金具854は、詳細構造の一例としては、操作レバー86−コネクタ851間の配置に応じた概略L字型などの金具本体に対し、第1の先端部861(レバー側固定部)、第2の先端部862(電源ケーブル側固定部)、回転軸部863、通気孔部864などを有する。第1の先端部861は、操作レバー86側を固定する部位であり、例えば図38のように操作レバー86の形状に応じたL字型、爪状の覆い被さり部分を持つ。第2の先端部862は、コネクタ851及び電源ケーブル852側に突き当たる部位であり、例えば電源ケーブル852が押し当てられる面部分を持つ。回転軸部863は、例えばねじ止め等により電源モジュール80面に固定される部位である。通気孔部864は、ファン(82)の排気孔などに被さる場合に排気を邪魔しないように設けている。
図34(及び図35)は、状態Aとして、コネクタ851に電源ケーブル852が挿入されておらず(抜け止め金具853が倒された状態)、レバーロック金具854により操作レバー86が固定されておらず、電源モジュール80が挿抜可能な状態を示す。図36(及び図37,図38)は、状態Bとして、コネクタ851に電源ケーブル852が挿入され(抜け止め金具853により固定された状態)、レバーロック金具854により操作レバー86が固定され、電源モジュール80が挿抜不可能な状態を示す。最初、エンドユーザに対して、本装置が状態Aで提供される。そして、エンドユーザにより、電源ケーブル852を挿入して電源ON状態にする操作がなされ、これにより状態Bとなる。逆に、エンドユーザにより、電源OFF状態にする際、及び電源モジュール80を取り出す際には、状態Bから、電源ケーブル852を抜いて、次に操作レバー86の操作により電源モジュール80が抜き去りされる。
状態Aでは、コネクタ851の端子面が開いており、レバーロック金具854が傾いた状態であり、レバーロック金具854の第2の先端部862を押しのけることで電源ケーブル852が挿入可能である。第2の先端部862が押されると、レバーロック金具854は、回転軸部863を中心に回転し、第1の先端部861が、操作レバー86の例えば先端付近一部(前面側を含む)に覆い被さる位置(図38等)に移動する。これは、コネクタ851に電源ケーブル852が挿入され、レバーロック金具854により操作レバー86が固定(ロック)されている状態である。このような操作に連続して、抜け止め金具853が立てられる(状態B)。これにより、抜け止め金具853の一部(凸部)が電源ケーブル852の一部に引っ掛かる状態となり、誤操作などによって電源ケーブル852が抜き方向に引っ張られたとしても、当該引っ掛かりによって抜けが防止される。一方、第1の先端部861により操作レバー86が固定(ロック)されているので、エンドユーザが操作レバー86の先端のラッチ部6を押して操作レバー86を立てて電源モジュールを抜き去りすることが防止される。
状態Bでは、コネクタ851に電源ケーブル852が挿入され抜け止め金具853により固定されており、レバーロック金具854により操作レバー86が固定(ロック)されている状態である。電源モジュール80を抜き去りする際には、状態Bから、エンドユーザにより、抜け止め金具853が倒され、電源ケーブル852がコネクタ851から引き抜かれる。これに続いて、自動的にレバーロック金具854が回転軸部を中心に回転して傾き、第1の先端部861による操作レバー86の覆い被さりが外れる状態となる(状態A)。よって、操作レバー86のラッチ部6を押して立てる操作などが可能となり、エンドユーザにより、当該操作レバー86の操作がなされ、電源モジュール80が抜き去りされる。
補足として、基本筐体100の電源状態については以下である。パネル60面に備えられるスイッチをユーザがON/OFF操作することができる。本スイッチのOFF状態の時には、本ディスクアレイ装置の電源はレディ(Ready)状態になっている。レディ状態は、CTLモジュール10の一部とバックボード20に電源が供給されている状態である。ユーザ操作により本スイッチがON状態になると、CTLモジュール10全体に電源が供給され、本ディスクアレイ装置全体が立ち上がる仕組みになっている。また、増設筐体200の電源状態については以下である。電源ケーブル(852)の抜き差しにより増設筐体200のON/OFF状態の切り替えが行われる。基本筐体100のパネル60のスイッチをOFF状態にしても、増設筐体200の電源ケーブル(852)を抜かなければ、電源供給が維持される。
本ディスクアレイ装置における電源ケーブル(452,852)が挿入された状態の電源系についての説明は以下である。電源モジュール(40,80)には判定回路が具備されており、当該電源モジュールがバックボード20に正常に挿入(接続)された状態でないと、出力側(バックボード20、CTLモジュール10等)には電圧が供給されない仕組みになっている。しかしながら、電源の安全規格上、一点故障(二重のうちの一方の障害)で出力側に電圧が供給されてしまう仕組みは、通常望ましくないものとなっている。本ディスクアレイ装置の電源モジュール(40,80)を含む電源系の設計では、基本的には、上記一点故障で出力側に電圧が供給されてしまう仕組みとなっている。そのため、本ディスクアレイ装置では、電源ケーブル(452,852)が挿入された状態では電源モジュール(40,80)が筐体から抜き去りできないように上記保防機構を採用している。
上記共通の操作レバー5と関連した電源系の保防機構を備えることにより、誤操作が防止され、ユーザによる操作性を向上している。
<実施の形態の効果>
以上説明したように、本実施の形態によれば、従来は複数種類のモジュールに対応する複数種類の操作構造物が混在していたが、本構成ではそれらの共通化を実現して、ディスクアレイ装置全体及び全モジュールに関する操作性が向上される。また、モジュール操作に際して特殊な知識やドライバー等の特殊な工具を用いる必要が無く、モジュール自体を構成するねじ等の誤操作も回避される。従って、特にエンドユーザによる操作に向いたディスクアレイ装置を提供できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、HDD等の発熱部についての冷却構造を設ける必要があるディスクアレイ装置などに利用可能である。
に利用可能である。
本発明の一実施の形態のディスクアレイ装置による情報処理システムの構成を示す図である。 本実施の形態のディスクアレイ装置における、基本筐体と増設筐体におけるバックボードに対するモジュールの接続によるシステム構成を示す図である。 本実施の形態のディスクアレイ装置における、電源系の概略構成を示す図である。 基本筐体のハードウェア構成における、前面(A)側から見た斜視構成を示す図である。 基本筐体のハードウェア構成における、後面(B)側から見た斜視構成を示す図である。 増設筐体のハードウェア構成における、前面(C)側から見た斜視構成を示す図である。 増設筐体のハードウェア構成における、後面(D)側から見た斜視構成を示す図である。 (a)は、基本筐体の前面(A)の構成を、(b)は、基本筐体の後面(B)の構成を示す図である。 (a)は、増設筐体の前面(C)の構成を、(b)は、増設筐体の後面(D)の構成を示す図である。 基本筐体の水平方向の平面の概略構成を示す図である。 基本筐体の垂直方向(側面)の平面の概略構成を示す図である。 基本筐体のバックボードの前面側から見た構成を示す図である。 (a),(b)は、基本筐体のバックボードに対するHDDモジュールの接続の構成を示す図であり、(a)はSAS−HDDの場合、(b)はSATA−HDDの場合である。 基本筐体に装着する電源モジュール及びその周辺の構成を示す図であり、(a)は、水平方向の平面の概略構成、(b)は、垂直方向(側面)の平面の概略構成を示す。 基本筐体に装着するCTLモジュールの分解時の構造を斜視で示す図である。 操作レバーの基本的な構造を示す図である。 モジュールに対する操作レバーの配置(実装位置)の設計の基本を説明するための模式図である。 基本筐体のCTLモジュールに対する操作レバーの配置等の設計を説明するための模式図である。 基本筐体の電源モジュールに対する操作レバーの配置等の設計を説明するための模式図である。 基本筐体のバッテリモジュールに対する操作レバーの配置等の設計を説明するための模式図である。 増設筐体のENCモジュールに対する操作レバーの配置等の設計を説明するための模式図である。 増設筐体の電源モジュールに対する操作レバーの配置等の設計を説明するための模式図である。 (a),(b)は、基本筐体の前後面に対する各操作レバーの実装構成例を示す図である。 増設筐体の後面に対する各操作レバーの実装構成例を示す図である。 (a)〜(d)は、操作レバーの詳しい構造(第1の構成例)を示す平面図である。 筐体及びモジュールに対する操作レバーの取り付けの構造例、及びモジュール固定状態を示す図である。 筐体及びモジュールに対する操作レバーの取り付けの構造例、及びモジュール固定解除状態を示す図である。 (a)〜(d)は、ユーザによる、操作レバーを具備するモジュールを、筐体内領域に対し挿抜及び固定する操作、及び対応する機構などを示す図である。 他の実施の形態として、第2の構成例の操作レバーの断面構造を示す図である。 他の実施の形態として、第3の構成例の操作レバーの断面構造を示す図である。 他の実施の形態として、第4の構成例の操作レバーの構造を示す図である。 他の実施の形態として、第5の構成例の操作レバーの断面構造を示す図である。 基本筐体の電源モジュールにおける電源系関連の保防機構の構成例について、後面(B)の平面構成(状態A)を示す図である。 増設筐体の電源モジュールにおける電源系関連の保防機構の構成例について、後面(D)の平面構成(状態A)を示す図である。 図34の構成(状態A)について、筐体上側から見た概略構成を示す図である。 増設筐体の電源モジュールにおける電源系関連の保防機構の構成例について、後面(D)の平面構成(状態B)を示す図である。 図36の構成(状態B)について、筐体上側から見た概略構成を示す図である。 図36の構成(状態B)について、筐体側面から見た概略構成を示す図である。
符号の説明
1…前部、2…後部、3…前部、4…後部、5…操作レバー、6…ラッチ部、7…フック部、8…ねじ固定部(回転軸部)、9…レバー本体、10…コントローラ(CTL)モジュール、11…CPU、12…ブリッジ、13…プログラムメモリ、14…ホストI/F、15…データコントローラ(DCTL)、16…ディスクI/F、17…キャッシュメモリ(CM)、18,19…スイッチ(SW)、20,20B…バックボード(BB)、21…SASエクスパンダ(EXP)、22…環境管理部(K)、30…HDDモジュール、31…HDD、32…コネクタ、35…HDD、36…コネクタ、37…パス制御ボード、38…コネクタ、40…電源モジュール、41…電源部、42…ファン部、43…ファン、44…基板、45…コネクタ、46…操作レバー、48…通気孔(排気孔)、50…バッテリモジュール、51…操作レバー、52…コネクタ、53…基板、54…欠け部、55…領域、56…領域、60…パネル、70…エンクロージャ(ENC)モジュール、71…操作レバー、72…コネクタ、73…基板、74…欠け部、75…領域、76…領域(部品実装領域)、75…、80…電源モジュール、81…電源部、82…ファン部、83…ファン、86…操作レバー、91…ベゼル、95…仕切り板、96…通気孔、97…仕切り板、99…外壁、100…基本筐体、101…本体、102…トップカバー、103…ホストI/F部、104…操作レバー、106…モジュール前面、107…領域(部品実装領域)、108…ホストI/F搭載領域、110…コントローラ(CTL)、111…コネクタ(BB接続コネクタ)、112…ヒートシンク、113…基板、120…コントローラ基板(制御パッケージ)、121…CPU、122…EXP、123…ブリッジ、124…DCTL、125…SAS-CTL、151…ばね部、152…突き当て部、153…穴部、154…領域、156…受け部(ラッチ部の受け部)、157…受け部(フック部の受け部)、161…かぎ状部分、162…留め部、170…エンクロージャ(ENC)、171…欠け部(凹部)、190…モジュール、191…コネクタ、199…前面、200…増設筐体、201…コントローラコネクタ、203…HDDコネクタ、204…電源コネクタ、205…バッテリコネクタ、206…パネルコネクタ、220…開口穴、301…ハンドル、401…コネクタ、403…基板、404…ファン搭載領域、406…領域(部品実装領域)、407…領域、411…AC/DC変換部、412…DC出力部、451,851…電源ケーブル接続部、452,852…電源ケーブル、453,853…抜け止め金具、454,854…レバーロック金具、470,870…LED、500…ディスクアレイ装置、501…SAN、502…ホスト装置、801…コネクタ、803…基板、804…ファン搭載領域、806,807…領域、861…第1の先端部、862…第2の先端部、863…回転軸部、864…通気孔部、911…プロセッサ、912…メモリ、913…スイッチング電源(SWPS)。

Claims (12)

  1. 記憶装置群とそれらを制御するコントローラとを備えるディスクアレイ装置であって、
    前後面が開口で内部中程にバックボードが固定される基本筐体を有し、
    前記基本筐体の前記バックボードに対する前部及び後部に対して挿抜及び固定により装着されるモジュールとして、複数の記憶装置モジュール、二重化による2つのバッテリモジュール、二重化による2つのコントローラモジュール、及び、二重化による2つの電源モジュール、を有し、前記基本筐体の前部に対し、前記複数の記憶装置モジュール及び2つのバッテリモジュールが装着され、前記後部に対し、前記2つのコントローラモジュール及び2つの電源モジュールが装着され、
    前記コントローラモジュール、バッテリモジュール、及び電源モジュール、を含む対象モジュールに、その挿抜及び固定する操作のための、共通化された操作構造物を備えるものであり、
    前記操作構造物は、前記対象モジュールに固定され支点となる回転軸部と、前記回転軸部の一方側に位置するレバー本体及びそれに接続されねじ部品を含まないラッチ部と、前記回転軸部の他方側に位置するフック部と、を有する、てこの原理を応用したレバー構造であり、
    前記対象モジュールの挿入及び固定の際は、ユーザが前記操作構造物の前記レバー本体を回転させると共に前記ラッチ部が押される動作により、前記ラッチ部が前記対象モジュールもしくは筐体側の受け部に対して固定され、前記フック部が筐体側の受け部に対し固定され、前記対象モジュールの後面側のコネクタと前記バックボード側のコネクタとが接続された固定状態になり、
    前記固定時には前記レバー本体が前記対象モジュールの面と平行になり、
    前記電源モジュールは、電源ケーブルが接続される電源ケーブル接続部と、回転軸部を有し当該回転軸部で当該電源モジュールに固定されるレバーロック金具とを有し、
    前記電源モジュールのレバーロック金具は、ユーザにより前記電源ケーブルが前記電源ケーブル接続部に挿入されることで押され前記回転軸部を中心に回転して当該電源モジュールの操作構造物に覆い被さる位置に移動することにより、前記操作構造物を立てる操作が不可能な状態になること、を特徴とするディスクアレイ装置。
  2. 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
    前記電源モジュールは、前記電源ケーブルに対応した抜け止め金具を有し、
    ユーザにより前記抜け止め金具が立てられることで、当該抜け止め金具が前記電源ケーブルの一部に引っ掛かることにより、前記電源ケーブルが固定される状態になること、を特徴とするディスクアレイ装置。
  3. 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
    前記電源モジュールは、ファンと、当該ファンによる冷却風を排気する排気孔とを有し、
    前記レバーロック金具のうち、前記電源ケーブルの挿入時に前記排気孔に覆い被さる部分に、通気孔が設けられていること、を特徴とするディスクアレイ装置。
  4. 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
    前記基本筐体に対し電気的に接続される、前後面が開口で内部中程にバックボードが固定される増設筐体を有し、
    前記増設筐体の前記バックボードに対する前部及び後部に対して挿抜及び固定により装着されるモジュールとして、複数の記憶装置モジュール、二重化による2つのエンクロージャモジュール、及び、二重化による2つの電源モジュール、を有し、前記増設筐体の前部に対し、前記複数の記憶装置モジュールが装着され、前記後部に対し、前記2つのエンクロージャモジュール及び2つの電源モジュールが装着され、
    前記増設筐体のエンクロージャモジュール及び電源モジュールを含む前記対象モジュールに、その挿抜及び固定する操作のための、前記共通化された操作構造物を備えること、を特徴とするディスクアレイ装置。
  5. 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
    前記対象モジュールの各々についての前記バックボードとの接続のコネクタの嵌合力、配置、及び数から見積もりされる当該モジュールの必要な操作力をもとに、その操作力が一番大きくなる前記コントローラモジュールを基準にして、前記コントローラモジュールに具備する1つ以上の前記操作構造物の構成が決定され、その操作構造物が他の各々の前記対象モジュールに1つ以上具備されること、を特徴とするディスクアレイ装置。
  6. 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
    前記操作構造物は、
    前記レバー本体、回転軸部、及びフック部が一体的な構造部であり、
    前記レバー本体の先端に前記ラッチ部の一部がユーザによる操作部位として突出し、
    前記レバー本体内で前記レバー本体と前記ラッチ部との間に、ラッチ作用のためのばね部が内蔵され、
    前記ラッチ部の一部である留め部が前記レバー本体の一部の穴部に対し固定されることで初期位置が定められ、
    ユーザによる前記ラッチ部の先端の部位を押す動作または前記レバー本体の回転に伴い前記ラッチ部が押される動作により、前記ばね部が撓み、前記ラッチ部が前記レバー本体の長さ方向に移動し、それと共に前記ラッチ部の一部のかぎ状部分が移動することで、前記受け部に固定または固定解除が可能になること、を特徴とするディスクアレイ装置。
  7. 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
    すべての前記操作構造物は、前記レバー本体が、当該モジュール自体と別色に着色され、前記ラッチ部が更に別色に着色されること、を特徴とするディスクアレイ装置。
  8. 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
    前記操作構造物は、工具無しで各部品に分解可能な構造を有し、分解時、ユーザは、前記操作構造物の前記レバー本体の正面の穴部から、前記ラッチ部の一部である留め部を押すことにより、前記レバー本体に対する前記留め部の引っ掛かりが解除され、前記ラッチ部が前記レバー本体から外れ、前記ばね部が取り出されること、を特徴とするディスクアレイ装置。
  9. 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
    前記コントローラモジュールは、一方面側にコントローラ基板を内蔵し、後面の一辺側に前記バックボードとの接続のコネクタを有し、前面の中央付近に部品実装領域を有し、
    前記コントローラモジュールの前記操作構造物は、
    前記後面のコネクタの配置平面と同じになる、前面の一辺の左右角隅に、2つの前記操作構造物が対称的に配置され、
    前記前面の一辺の左右角隅に、前記回転軸部がねじ止めされ、前記ラッチ部が当該モジュール前面の一部の受け部に固定され、前記フック部が筐体側の受け部に固定されること、を特徴とするディスクアレイ装置。
  10. 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
    前記基本筐体の電源モジュールは、後面側近くに、前記バックボードとの接続のコネクタを有する電源部の基板を内蔵し、前面側近くに、ファン部を内蔵し、
    前記基本筐体の電源モジュールの前記操作構造物は、
    前記後面のコネクタの配置平面と反対側になる、前面の左右の一辺の当該モジュール側面側の中央付近に、1つの前記操作構造物が配置され、
    前記側面側の中央付近に、前記回転軸部がねじ止めされ、前記ラッチ部が筐体側の受け部に固定され、前記フック部が筐体側の受け部に固定されること、を特徴とするディスクアレイ装置。
  11. 請求項記載のディスクアレイ装置において、
    前記基本筐体のバッテリモジュール、及び前記増設筐体のエンクロージャモジュールは、
    一方面側に基板を内蔵し、後面の一辺側に前記バックボードとの接続のコネクタを有し、
    前記バッテリモジュール及びエンクロージャモジュールの前記操作構造物は、
    前記後面のコネクタの配置平面と反対側になる、前面の一辺側に、1つの前記操作構造物が配置され、
    前記前面の一辺側に、前記操作構造物及び筐体側の受け部を設けるための、モジュール前面から後面まで貫通する欠け部を有し、前記欠け部において、前記回転軸部がねじ止めされ、前記ラッチ部がモジュール側の受け部に固定され、前記フック部が筐体側の受け部に固定されること、を特徴とするディスクアレイ装置。
  12. 請求項記載のディスクアレイ装置において、
    前記増設筐体の電源モジュールは、後面側近くに、電源部の基板を内蔵し、前面側近くに、ファン部を内蔵し、後面の一辺側に前記バックボードとの接続のコネクタを有し、
    前記増設筐体の電源モジュールの前記操作構造物は、
    前記後面のコネクタの配置平面と反対側になる、前面の上下の一辺の左右角隅付近に、2つの前記操作構造物が配置され、
    前記前面の上下の一辺の左右角隅付近に、前記回転軸部がねじ止めされ、前記ラッチ部が筐体側の受け部に固定され、前記フック部が筐体側の受け部に固定されること、を特徴とするディスクアレイ装置。
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