JP4941285B2 - 撮像装置、撮像システム、撮像方法及び画像処理装置 - Google Patents
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Description
撮像素子のDレンジの狭さを補うために、1フレーム期間に2種類以上の露光時間で撮影できる撮像素子が提案されている。また、2フィールドで1フレームを構成する撮像素子においては、奇数、偶数フィールドで露光時間を替えて撮像する方法も提案され、広いDレンジ撮影が可能である。特に、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型のセンサでは、回路構成の工夫により、1フレームの撮像期間に複数回のサンプリングが可能、もしくは多チャンネル化が可能である。また、非破壊読み出し可能なセンサによれば、複数回のサンプリングが容易である。
さて、PC等コンピュータの世界では、被写体の3次元的な形状、反射率、色合い等や光源をモデル化し、また光源の位置、視点(カメラ)の位置を仮想的に決めて2次元画像が視点からどのように見えるかを計算により求めるコンピュータグラフィック(CG)技術が、映画、デザイン、ゲーム業界などで利用されている。CG技術は、画像を浮動小数点表現したハイダイナミックレンジ(HDR)画像により無限のDレンジが扱え、白とび、黒つぶれが無い、人が見た印象に近い自然な画像表現が行える。一般的に、HDR画像生成の為には、高価な計算資源、専用ソフト、プログラミング技術、膨大な計算資源と時間が必要である。
一方、自然画像を撮像しながら、それに対して画像処理を施す場合、処理対象の情報(画像)が常に更新される為、演算誤差の蓄積という問題は起こらない。一方、Dレンジの狭さに起因する白とびや黒つぶれという問題は、画素情報の欠落であり、システムに目的の動作を行わせる際の問題となる。特に、白とびは、マシンビジョンにおいては、それが画像なのか欠陥なのか判別できず、システムに目的の動作とは異なる動作を誘発する恐れがある。また、マシンビジョンでは、領域検出(ラベリング)、エッジ検出、相関検出、2値化処理など、画像を大域的(マクロ)に捉えるので、画素値の演算誤差よりも、白とびや黒つぶれ等の情報損失の方が、認識等のシステム性能を大きく左右する。つまり、マシンビジョンでは、固定小数点演算によって演算誤差を低減するよりも、固定小数点数を浮動小数点数に変換して、Dレンジを人間の目の特性に近づけ(高精度化し)、十分なコントラスト比が得られるようにすることが重要となる。
また、撮像装置からの出力は、各画素値が整数値で表現された画像データとなるため、コントラスト情報の損失が生じる恐れがあった。
第1及び第2の露光時間で被写体を撮像する撮像手段と、
前記第1の露光時間で撮像して得られた第1の画像データと前記第2の露光時間で撮像して得られた第2の画像データとに基づき、画素値を仮数部がNビット(Nは2以上の自然数)、基数がX(Xは2以上の自然数)及び当該基数の指数部がMビット(Mは2以上の自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第1HDR(High Dynamic Range)画像データを生成するHDR画像データ生成手段と、
前記HDR画像データ生成手段で生成された前記第1HDR画像データに対して、浮動小数点演算処理を含む所定の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理を行った後の前記第1HDR画像データを、前記画素値を前記仮数部がnビット(nは、N>nの自然数)、前記基数の指数部がmビット(mは、M>mの自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第2HDR画像データに変換するHDR画像データ変換手段と、を備えることを特徴とする。
前記HDR画像データ生成手段は、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを合成して、画素値を固定小数点形式で表した画素データから構成されるHDR画像データを生成する画像合成部と、前記HDR画像データを、前記第1HDR画像データに変換する浮動小数点化処理部とを有することを特徴とする。
前記HDR画像データ生成手段は、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを、それぞれ、画素値を仮数部が前記Nビット、基数が前記X及び当該基数の指数部が前記Mビットの浮動小数点形式で表した画素データから構成される画像データに変換する浮動小数点化処理部と、当該変換した後の第1及び第2の画像データを合成して前記第1HDR画像データを生成する画像合成部とを有することを特徴とする。
前記HDR画像データ生成手段は、前記被写体の画像を構成する画像要素毎に、前記画像要素を構成する画素データの前記指数部の値を同じ値とした前記第1HDR画像データを生成することを特徴とする。
ここで、上記画像要素とは、被写体画像における、輝度が近い画素の領域であり、例えば、被写体画像に、壁や窓などの輝度の異なる画像要素が存在するときは、壁、窓などが画像要素となる。以下、撮像システムに関する形態、撮像方法に関する形態、画像処理装置に関する形態、画像処理方法に関する形態などにおいて同じである。
前記撮像手段は、画素単位に所定の色空間に対応する複数の色要素のうちいずれか1つの色要素に関する信号を含む画素信号から構成され、且つ、前記第1の露光時間で撮像して得られた第1の画像データと、画素単位に前記所定の色空間に対応する複数の色要素のうちいずれか1つの色要素に関する信号を含む画素信号から構成され、且つ、前記第2の露光時間で撮像して得られた第2の画像データと、を出力し、
前記HDR画像データ生成手段は、前記第1の画像データを構成する画素信号と、前記第1の画像データを構成する画素信号に対応する前記第2の画像データを構成する画素信号とに基づき、画素単位に前記複数の色要素のうちいずれか1つの色要素に関する画素値を含む前記画素データから構成される前記第1HDR画像データを生成し、
前記画像処理手段は、前記第1HDR画像データに色補間処理を施して、画素単位に前記複数の色要素の各色要素に関する画素値を含む前記画素データから構成される前記第1HDR画像データを生成し、
前記HDR画像データ変換手段は、前記第2HDR画像データが前記複数の色要素に関する画素値を含む前記画素データから構成され、且つ、前記画素データの指数部の値が、画素単位で前記複数の色要素で同じ値となるように、前記第1HDR画像データを構成する前記画素データの前記仮数部の値及び前記指数部の値を変換することを特徴とする。
従って、第2HDR画像データを、画素単位で、各色要素にそれぞれ対応する複数の仮数部のデータと、複数の色要素に共通の1つの指数部のデータとにまとめることができるので、出力用の第2HDR画像データのデータ容量をより低減することができるという効果が得られる。
なお、HDR画像データ変換手段においては、第2HDR画像データへの変換において、各画素値が飽和しないように変換処理を行うことが望ましい。例えば、指数部の値が一番大きい画素値に合わせて変換処理を行う。
前記撮像手段は、画素単位に所定の色空間に対応する複数の色要素に関する信号を含むカラー画素信号から構成され、且つ、前記第1の露光時間で撮像して得られた第1のカラー画像データと、画素単位に前記所定の色空間に対応する複数の色要素に関する信号を含むカラー画素信号から構成され、且つ、前記第2の露光時間で撮像して得られた第2のカラー画像データと、を出力し、
前記HDR画像データ生成手段は、前記第1のカラー画像データを構成するカラー画素信号と、前記第1のカラー画像データを構成するカラー画素信号に対応する前記第2のカラー画像データを構成するカラー画素信号とに基づき、画素単位に前記複数の色要素の各色要素に関する画素値を含む前記画素データから構成される前記第1HDR画像データを生成し、
前記HDR画像データ変換手段は、前記第2HDR画像データが前記複数の色要素に関する画素値を含む前記画素データから構成され、且つ、各前記画素データの前記指数部の値が、画素単位で前記複数の色要素で同じ値となるように、前記第1HDR画像データを構成する前記画素データの前記仮数部の値及び前記指数部の値を変換することを特徴とする。
従って、第2HDR画像データを、画素単位で、各色要素にそれぞれ対応する複数の仮数部のデータと、複数の色要素に共通の1つの指数部のデータとにまとめることができるので、出力用の第2HDR画像データのデータ容量をより低減することができるという効果が得られる。
なお、HDR画像データ変換手段においては、第2HDR画像データへの変換において、各画素値が飽和しないように変換処理を行うことが望ましい。例えば、指数部の値が一番大きい画素値に合わせて変換処理を行う。
前記基数を”2”としたことを特徴とする。
このような構成であれば、第1及び第2HDR画像データの各画素データは、2を基数とした浮動小数点形式のデータとなるので、これにより、撮像装置において扱いやすいデータとすることができるという効果が得られる。
ここで、撮像装置は、露光量をEV値で管理(表現)している。このEV値は、1EV変えるごとに露光量が2倍もしくは1/2になる。つまり、基数を2とすることで、例えば、明るい画像を撮像する為に露光量(EV値)を1段下げたとき、これは第1又は第2HDR画像データの指数部の数値を1上げることと等価であり、一方暗い画像を撮像する為に露光量(EV値)を1段上げることは、指数部の数値を1下げることと等価である。
前記第1HDR画像データを構成する前記画素データの前記仮数部が9ビット以上で且つ前記指数部が5ビット以上であるときに、
前記HDR画像データ変換手段は、前記第1HDR画像データを、前記仮数部が8ビット且つ前記指数部が4ビットの画素データから構成される第2HDR画像データに変換することを特徴とする。
これにより、人間の目の画像の認識性能に近い画質を有した画像データを得ることが可能である。ここで、人間の目の画像の認識性能は、階調性の分解能が8ビットで、ダイナミックレンジが約100dBと言われている。指数部を4ビットとすることでダイナミックレンジを従来(50dB)と比べて約32000倍に拡大することが可能である。
前記画像処理手段は、前記第1HDR画像データを構成する前記画素データの前記仮数部の値に対して乗算処理を行う乗算回路と、前記指数部の値に対して加算処理を行う加算回路とを含むことを特徴とする。
従って、固定小数点演算による乗算処理を行う回路構成と比較して、回路規模を小さくすることができるという効果が得られる。
第1及び第2の露光時間で被写体を撮像する撮像手段と、
前記第1の露光時間で撮像して得られた第1の画像データと前記第2の露光時間で撮像して得られた第2の画像データとに基づき、画素値を仮数部がNビット(Nは2以上の自然数)、基数がX(Xは2以上の自然数)及び当該基数の指数部がMビット(Mは2以上の自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第1HDR(High Dynamic Range)画像データを生成するHDR画像データ生成手段と、
前記HDR画像データ生成手段で生成された前記第1HDR画像データに対して、浮動小数点演算処理を含む所定の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理を行った後の前記第1HDR画像データを、前記画素値を前記仮数部がnビット(nは、N>nの自然数)、前記基数の指数部がmビット(mは、M>mの自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第2HDR画像データに変換するHDR画像データ変換手段と、を備えることを特徴とする。
ここで、本システムは、単一の装置、端末その他の機器として実現するようにしてもよいし、複数の装置、端末その他の機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。後者の場合、各構成要素は、それぞれ通信可能に接続されていれば、複数の機器等のうちいずれに属していてもよい。
第1及び第2の露光時間で被写体を撮像する撮像ステップと、
前記第1の露光時間で撮像して得られた第1の画像データと前記第2の露光時間で撮像して得られた第2の画像データとに基づき、画素値を仮数部がNビット(Nは2以上の自然数)、基数がX(Xは2以上の自然数)及び当該基数の指数部がMビット(Mは2以上の自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第1HDR(High Dynamic Range)画像データを生成するHDR画像データ生成ステップと、
前記HDR画像データ生成ステップで生成された前記第1HDR画像データに対して、浮動小数点演算処理を含む所定の画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理を行った後の前記第1HDR画像データを、前記画素値を前記仮数部がnビット(nは、N>nの自然数)、前記基数の指数部がmビット(mは、M>mの自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第2HDR画像データに変換するHDR画像データ変換ステップと、を含むことを特徴とする。
これにより、形態1の撮像装置と同等の作用及び効果が得られる。
第1の露光時間で撮像して得られた第1の画像データと第2の露光時間で撮像して得られた第2の画像データとに基づき、画素値を仮数部がNビット(Nは2以上の自然数)、基数がX(Xは2以上の自然数)及び当該基数の指数部がMビット(Mは2以上の自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第1HDR(High Dynamic Range)画像データを生成するHDR画像データ生成手段と、
前記HDR画像データ生成手段で生成された前記第1HDR画像データに対して、浮動小数点演算処理を含む所定の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理を行った後の前記第1HDR画像データを、前記画素値を前記仮数部がnビット(nは、N>nの自然数)、前記基数の指数部がmビット(mは、M>mの自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第2HDR画像データに変換するHDR画像データ変換手段と、を備えることを特徴とする。
これにより、形態1の撮像装置と同等の作用及び効果が得られる。
第1の露光時間で撮像して得られた第1の画像データと第2の露光時間で撮像して得られた第2の画像データとに基づき、画素値を仮数部がNビット(Nは2以上の自然数)、基数がX(Xは2以上の自然数)及び当該基数の指数部がMビット(Mは2以上の自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第1HDR(High Dynamic Range)画像データを生成するHDR画像データ生成ステップと、
前記HDR画像データ生成ステップで生成された前記第1HDR画像データに対して、浮動小数点演算処理を含む所定の画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理を行った後の前記第1HDR画像データを、前記画素値を前記仮数部がnビット(nは、N>nの自然数)、前記基数の指数部がmビット(mは、M>mの自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第2HDR画像データに変換するHDR画像データ変換ステップと、を含むことを特徴とする。
これにより、形態1の撮像装置と同等の作用及び効果が得られる。
以下、本発明に係る撮像装置、撮像システム及び撮像方法、並びに画像処理装置及び画像処理方法の第1の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1〜図2は、本発明に係る撮像装置、撮像システム及び撮像方法、並びに画像処理装置及び画像処理方法の第1の実施の形態を示す図である。ここで、図1は、撮像装置100の構成を示すブロック図である。
撮像装置100は、図1に示すように、複数種類の露光時間で被写体を撮像できる撮像部10と、当該撮像部10において複数種類の露光時間で撮像された各被写体の画像データに基づき浮動小数点形式の第1HDR画像データを生成するHDR画像データ生成部11と、画像合成部11aとフレームメモリ13との間のデータの書き込み及び読み出しを制御するメモリアービタ12と、画像データを記憶するフレームメモリ13と、浮動小数点形式の第1HDR画像データに対してノイズ除去処理などの画像処理を行う画像処理部14と、画像処理後の第1HDR画像データの出力形式を変換する出力形式変換部15とを含んで構成される。
HDR画像データ生成部11は、画像合成部11aと、浮動小数点化処理部11bとを含んで構成される。
HDR画像データを生成するときの画像合成方法としては、図2に示すように、上記説明した線形合成法の他に、ニー方式による合成方法もある。ニー方式は、標準露光時間の画像データと非標準露光時間(短露光時間)の画像データとを加算(単純に加算)することでダイナミックレンジの広い画像データ(HDR画像データ)を得る方法である。
浮動小数点化処理部11bは、画像合成部11aで生成されたHDRiデータを、仮数部がNビット(Nは、32>N≧2の自然数)基数がX(Xは、2〜10の自然数)及び当該基数の指数部がMビット(Mは、32>N≧2の自然数)の浮動小数点形式の画素データ(以下、第1HDR画素データと称す)に変換する。
また、第1HDR画素データは、仮数部(Nビット)をRAWi、指数部(Mビット)をRAWeとし、RAWi及びRAWeの組が画像処理部14に出力される。
メモリアービタ12は、画像合成部11aなどから読み出し指令が出力されると、その出力された読み出し指令が示す標準露光RAWIデータ及び短露光RAWIデータをフレームメモリ13から読み出し、これらRAWIデータを、読み出し指令の出力元に出力する。また、メモリアービタ12は、画像合成部11aから書き込み指令が出力されると、その出力された書き込み指令が示す標準露光RAWIデータ及び短露光RAWIデータをフレームメモリ13に書き込む。
また、この変換処理においては、第1HDR画像データの画像を解析(エッジ抽出など)し、画像の各構成要素の情報を取得する。そして、当該取得した情報から、構成要素毎に、各画素値の指数部(E)の値を同一値とする。指数部の値を同一値にするとは、構成要素毎に、同一とする指数部の値に合わせて、各画素値の仮数部の値を変更する処理となる。
まず、撮像部10において、被写体の光学像が、標準露光時間及び短露光時間の2種類の露光時間で撮像され、標準露光画像データを構成する10ビットの標準露光RAWIデータと、短露光画像データを構成する10ビットの短露光RAWIデータとが、各画素のライン毎に2つの出力チャンネル(CH1〜CH2)を介して、それぞれ独立に画像合成部11aに出力される。
画素値(輝度値)=RAWi×2RAWe−512 ・・・(1)
但し、上式(1)において、RAWi(10ビット)、RAWe(10ビット)、RAWe≧512(29)である。
なお、線形合成後の画素値のレンジは、上記乗算器における係数倍率に依存する。例えば、1000倍であれば、指数部の数値は10程度でよく、十分なレンジとなる。
この第1HDR画素データは、{RAWi,RAWe}だけが、後段の画像処理部14へと出力される。
これらの画像処理の基本は、積和演算である(例えば下式(2))。
OUT=A×α+B×γ+C×β ・・・(2)
但し、上式(2)において、A、B、Cは係数、α、γ、βは入力値(画素値)である。
指数部=2k−2(M−1) ・・・(3)
但し、上式(3)において、kは0〜1023の整数値である。
また、仮数部と指数部のビット長が固定の浮動小数点乗算器は、下式(4)の如く仮数部同士の乗算、指数部同士の加算で実現きるので、固定小数点乗算器に比して小型化が可能である。
OUT=A×2i×B×2j=A×B×2i+j ・・・(4)
なお、上式(4)における「A×B」の演算結果がDレンジ(10ビット)を越える場合、また結果がDレンジの1/2より小さくなった場合、指数部の演算結果(i+j)に対して、インクリメントもしくはデクリメント処理する。この指数部処理は、デジタルカメラの露出制御に相当し、明るい(輝度が大きくなる)場合、指数部を増やし(EV値を下げ)、暗い(輝度が小さくなる)場合、指数部を減らす(EV値を上げる)。このように、本実施の形態の画像処理においては、基数を2としたので、撮像動作のEV値の概念を拡張し画素値に反映させることが可能である。
出力形式変換部15は、画像処理部14から、画像処理後の第1HDR画素データ{Y(10ビット),E(10ビット)}が入力されると、当該第1HDR画素データの仮数部及び指数部のビット数を、出力装置200の性能に応じて変換する。
ここでは、出力装置200が、人が出力画像を視認(又は鑑賞)することを目的とする表示装置又は印刷装置であるとし、第1HDR画素データ{Y(10ビット),E(10ビット)}を、第2HDR画素データ{Y(8ビット),E(4ビット)}へと変換する。
また、上記変換処理においては、第1HDR画素データ{Y(10ビット),E(10ビット)}から構成される第1HDR画像データの画像を解析(輝度変化抽出、エッジ抽出など)し、画像の各構成要素の情報を取得する。そして、当該取得した情報から、構成要素毎に、各画素値の指数部Eの値を同一値とする。
以上より、人の目の画像の認識性能に対して適した構成を有し且つデータ量が削減された構成の第2HDR画像データが生成される。
以上、本実施の形態の撮像装置100は、各画素値が浮動小数点形式で表された第1HDR画素データから構成される第1HDR画像データを生成することが可能であり、この浮動小数点形式の第1HDR画素データを用いて、浮動小数点演算を含む画像処理を行うことが可能である。
また、画像処理後の第1HDR画像データ(例えば、各第1HDR画素データが{Y(10ビット),E(10ビット)})を、出力装置の性能などに応じて変換し、出力装置の階調性能に適し且つ第1HDR画像データに対して情報量の削減された第2HDR画像データ(例えば、各第2HDR画素データが{Y(8ビット),E(4ビット)})を生成することが可能である。
また、HDR画像データ(整数)を、浮動小数点形式の第1HDR画像データに変換するときに、その基数を2とすることで、画像処理において、指数部を露光制御における露光量(EV値)として扱うことが可能である。
これにより、画像再生時に、仮数部のみでも違和感の無い画像を形成することが可能となる。
次に、本発明に係る撮像装置、撮像システム及び撮像方法、並びに画像処理装置及び画像処理方法の第2の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図3は、本発明に係る撮像装置、撮像システム及び撮像方法、並びに画像処理装置及び画像処理方法の第2の実施の形態を示す図である。ここで、図3は、撮像装置300の構成を示すブロック図である。
撮像装置300は、図3に示すように、単板式の撮像素子と、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の色要素からなるRGB色空間に対応する色分離のためのカラーフィルタとを有し、更に、複数種類の露光時間で被写体を撮像できる撮像部16と、当該撮像部16において複数種類の露光時間で撮像された各被写体の画像データに基づき浮動小数点形式の第1HDR画像データを生成するHDR画像データ生成部11と、メモリアービタ12と、フレームメモリ13と、色補間処理、ノイズ除去処理などの画像処理を行う画像処理部17と、画像処理後の各色要素に対応する第1HDR画像データの出力形式を変換する出力形式変換部18とを含んで構成される。なお、図3には、出力装置が図示されていないが、上記第1の実施の形態の撮像装置100と同様に、図1の出力装置200が出力先となる。
ここで、カラーフィルタは、複数のR、G、Bのフィルタ部がベイヤ配列された構成を有するものとする。
画像合成部11aは、撮像部16で得られた、標準露光カラー画像データを構成する各RAWIデータ(以下、標準露光RAWICデータと称す)と、短露光カラー画像データを構成する各RAWIデータ(以下、短露光RAWICデータと称す)とを合成して、画素値が32ビットの固定小数点形式で表されたカラーHDRiデータ(以下、RGBHDRiデータと称す)を生成する。
画像処理部17は、色信号処理部17aと、画像補正部17bと、ラインメモリ17cと、ラインメモリ17dとを含んで構成される。
これにより、画素毎に、Rの色要素に対応する第1RHDR画素データ{Ri,Re}、Gの色要素に対応する第1GHDR画素データ{Gi,Ge}及びBの色要素に対応する第1BHDR画素データ{Bi,Be}を有する}第1カラーHDR画像データが生成される。
出力形式変換部18は、画像処理部14から入力された、画像処理後の第1RHDR画素データ、第1GHDR画素データ及び第1BHDR画素データ(いずれも{Y(NCビット),E(MCビット)})を、出力装置200の性能に応じた(扱いやすい)ビット数の第2RHDR画素データ、第2GHDR画素データ及び第2BHDR画素データに変換する。
このとき、各画素に対応する、第2RHDR画素データ、第2GHDR画素データ及び第2BHDR画素データにおける、指数部Eの値を同一値とする。但し、第2RHDR画素データ、第2GHDR画素データ及び第2BHDR画素データの各仮数部の値が飽和しないように且つ最小値となるように指数値を統一する。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
まず、撮像部16において、被写体が、標準露光時間及び短露光時間の2種類の露光時間で撮像され、標準露光カラー撮像画像データを構成する10ビットの標準露光RAWICデータと、短露光カラー撮像画像データを構成する10ビットの短露光RAWICデータとが、各画素のライン毎に2つの出力チャンネル(CH1〜CH2)を介して、それぞれ独立に画像合成部11aに出力される。
更に、ラインメモリ17dに格納された{Ri,Re}、{Gi,Ge}及び{Bi,Be}と、色信号処理部17aからの{Ri,Re}、{Gi,Ge}及び{Bi,Be}とに基づき、空間解像度を上げる処理、輝度レベル補正処理、ノイズ除去処理などの画像処理を行い、画像処理後の「{Ri,Re}、{Gi,Ge}、{Bi,Be}」を、出力形式変換部18に出力する。
また、指数部の値を同一値にするとは、同一とする指数部の値に合わせて、各色要素の画素値の仮数部の値を変更する処理となる。仮数部を変更する際に、各色要素の値が飽和しないようにする。
以上より、人の目の画像の認識性能に近い階調性を有し且つデータ量が削減された構成の第2カラーHDR画像データが生成される。
以上、本実施の形態の撮像装置300は、各画素値が浮動小数点形式で表された第1カラー画素データから構成される第1カラーHDR画像データを生成することが可能であり、この浮動小数点形式の第1カラーHDR画素データを用いて、浮動小数点演算を含む画像処理を行うことが可能である。
また、画像処理後の第1カラーHDR画像データの各画素値(例えば、「{Ri(10ビット),Re(10ビット)}、{Gi(10ビット),Ge(10ビット)}、{Bi(10ビット),Be(10ビット)}」)を、出力装置の性能などに応じて変換し、各画素値が浮動小数点形式で表された画素データから構成され且つ指数部が1つにまとめられた構成の第2カラーHDR画像データ(例えば、画素毎に{R(8ビット),G(8ビット),B(8ビット),E(4ビット)}の画素値で構成されるデータ)を生成することが可能である。
また、カラーHDR画像データ(整数)を、浮動小数点形式の第1カラーHDR画像データに変換するときに、その基数を2とすることで、画像処理において、指数部を露光制御における露光量(EV値)として扱うことが可能である。
これにより、各画素値の各色の指数部を共通化(1つに)することができるので、データの転送に必要なバス幅や、データの記憶に必要な容量をより低減することが可能となる。
また、RGB色空間であっても、2つの撮像素子を有し、Gの色要素を色分離するカラーフィルタを1つと、RとBとが配列されたカラーフィルタを1つとを有する構成としてもよい。
この場合に、撮像部16は、形態6の撮像手段に対応する。
また、上記第2の実施の形態においては、RGB色空間(原色のカラーフィルタ)を例に挙げて説明したが、この構成に限らず、Y(イエロー)、Mg(マゼンタ)、Cy(シアン)、G(グリーン)の色要素で構成される色空間などの、補色によって構成されるカラーフィルタを用いる構成としてもよい。
また、上記第2の実施の形態においては、カラーフィルタを用いて色分離を行う構成としたが、これに限らず、例えば、撮像素子の各画素を、フォトダイオードを3層にすると共に、最も浅い層では全ての光が、最も深い層ではほぼ赤い光だけが光電効果を起こす構成にし、同じ画素位置でRGBの3つの色情報を得られる構成にするなど、他の構成としてもよい。
Claims (13)
- 第1及び第2の露光時間で被写体を撮像する撮像手段と、
前記第1の露光時間で撮像して得られた第1の画像データと前記第2の露光時間で撮像して得られた第2の画像データとに基づき、画素値を仮数部がNビット(Nは2以上の自然数)、基数がX(Xは2以上の自然数)及び当該基数の指数部がMビット(Mは2以上の自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第1HDR(High Dynamic Range)画像データを生成するHDR画像データ生成手段と、
前記HDR画像データ生成手段で生成された前記第1HDR画像データに対して、浮動小数点演算処理を含む所定の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理を行った後の前記第1HDR画像データを、前記画素値を前記仮数部がnビット(nは、N>nの自然数)、前記基数の指数部がmビット(mは、M>mの自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第2HDR画像データに変換するHDR画像データ変換手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記HDR画像データ生成手段は、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを合成して、画素値を固定小数点形式で表した画素データから構成されるHDR画像データを生成する画像合成部と、前記HDR画像データを、前記第1HDR画像データに変換する浮動小数点化処理部とを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記HDR画像データ生成手段は、前記第1の画像データと前記第2の画像データとを、それぞれ、画素値を仮数部が前記Nビット、基数が前記X及び当該基数の指数部が前記Mビットの浮動小数点形式で表した画素データから構成される画像データに変換する浮動小数点化処理部と、当該変換した後の第1及び第2の画像データを合成して前記第1HDR画像データを生成する画像合成部とを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記HDR画像データ生成手段は、前記被写体の画像を構成する画像要素毎に、前記画像要素を構成する画素データの前記指数部の値を同じ値とした前記第1HDR画像データを生成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段は、画素単位に所定の色空間に対応する複数の色要素のうちいずれか1つの色要素に関する信号を含む画素信号から構成され、且つ、前記第1の露光時間で撮像して得られた第1の画像データと、画素単位に前記所定の色空間に対応する複数の色要素のうちいずれか1つの色要素に関する信号を含む画素信号から構成され、且つ、前記第2の露光時間で撮像して得られた第2の画像データと、を出力し、
前記HDR画像データ生成手段は、前記第1の画像データを構成する画素信号と、前記第1の画像データを構成する画素信号に対応する前記第2の画像データを構成する画素信号とに基づき、画素単位に前記複数の色要素のうちいずれか1つの色要素に関する画素値を含む前記画素データから構成される前記第1HDR画像データを生成し、
前記画像処理手段は、前記第1HDR画像データに色補間処理を施して、画素単位に前記複数の色要素の各色要素に関する画素値を含む前記画素データから構成される前記第1HDR画像データを生成し、
前記HDR画像データ変換手段は、前記第2HDR画像データが前記複数の色要素に関する画素値を含む前記画素データから構成され、且つ、前記画素データの指数部の値が、画素単位で前記複数の色要素で同じ値となるように、前記第1HDR画像データを構成する前記画素データの前記仮数部の値及び前記指数部の値を変換することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記撮像手段は、画素単位に所定の色空間に対応する複数の色要素に関する信号を含むカラー画素信号から構成され、且つ、前記第1の露光時間で撮像して得られた第1のカラー画像データと、画素単位に前記所定の色空間に対応する複数の色要素に関する信号を含むカラー画素信号から構成され、且つ、前記第2の露光時間で撮像して得られた第2のカラー画像データと、を出力し、
前記HDR画像データ生成手段は、前記第1のカラー画像データを構成するカラー画素信号と、前記第1のカラー画像データを構成するカラー画素信号に対応する前記第2のカラー画像データを構成するカラー画素信号とに基づき、画素単位に前記複数の色要素の各色要素に関する画素値を含む前記画素データから構成される前記第1HDR画像データを生成し、
前記HDR画像データ変換手段は、前記第2HDR画像データが前記複数の色要素に関する画素値を含む前記画素データから構成され、且つ、各前記画素データの前記指数部の値が、画素単位で前記複数の色要素で同じ値となるように、前記第1HDR画像データを構成する前記画素データの前記仮数部の値及び前記指数部の値を変換することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記基数を”2”としたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記第1HDR画像データを構成する前記画素データの前記仮数部が9ビット以上で且つ前記指数部が5ビット以上であるときに、
前記HDR画像データ変換手段は、前記第1HDR画像データを、前記仮数部が8ビット且つ前記指数部が4ビットの画素データから構成される第2HDR画像データに変換することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記画像処理手段は、前記第1HDR画像データを構成する前記画素データの前記仮数部の値に対して乗算処理を行う乗算回路と、前記指数部の値に対して加算処理を行う加算回路とを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 第1及び第2の露光時間で被写体を撮像する撮像手段と、
前記第1の露光時間で撮像して得られた第1の画像データと前記第2の露光時間で撮像して得られた第2の画像データとに基づき、画素値を仮数部がNビット(Nは2以上の自然数)、基数がX(Xは2以上の自然数)及び当該基数の指数部がMビット(Mは2以上の自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第1HDR(High Dynamic Range)画像データを生成するHDR画像データ生成手段と、
前記HDR画像データ生成手段で生成された前記第1HDR画像データに対して、浮動小数点演算処理を含む所定の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理を行った後の前記第1HDR画像データを、前記画素値を前記仮数部がnビット(nは、N>nの自然数)、前記基数の指数部がmビット(mは、M>mの自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第2HDR画像データに変換するHDR画像データ変換手段と、を備えることを特徴とする撮像システム。 - 第1及び第2の露光時間で被写体を撮像する撮像ステップと、
前記第1の露光時間で撮像して得られた第1の画像データと前記第2の露光時間で撮像して得られた第2の画像データとに基づき、画素値を仮数部がNビット(Nは2以上の自然数)、基数がX(Xは2以上の自然数)及び当該基数の指数部がMビット(Mは2以上の自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第1HDR(High Dynamic Range)画像データを生成するHDR画像データ生成ステップと、
前記HDR画像データ生成ステップで生成された前記第1HDR画像データに対して、浮動小数点演算処理を含む所定の画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理を行った後の前記第1HDR画像データを、前記画素値を前記仮数部がnビット(nは、N>nの自然数)、前記基数の指数部がmビット(mは、M>mの自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第2HDR画像データに変換するHDR画像データ変換ステップと、を含むことを特徴とする撮像方法。 - 第1の露光時間で撮像して得られた第1の画像データと第2の露光時間で撮像して得られた第2の画像データとに基づき、画素値を仮数部がNビット(Nは2以上の自然数)、基数がX(Xは2以上の自然数)及び当該基数の指数部がMビット(Mは2以上の自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第1HDR(High Dynamic Range)画像データを生成するHDR画像データ生成手段と、
前記HDR画像データ生成手段で生成された前記第1HDR画像データに対して、浮動小数点演算処理を含む所定の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像処理を行った後の前記第1HDR画像データを、前記画素値を前記仮数部がnビット(nは、N>nの自然数)、前記基数の指数部がmビット(mは、M>mの自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第2HDR画像データに変換するHDR画像データ変換手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 第1の露光時間で撮像して得られた第1の画像データと第2の露光時間で撮像して得られた第2の画像データとに基づき、画素値を仮数部がNビット(Nは2以上の自然数)、基数がX(Xは2以上の自然数)及び当該基数の指数部がMビット(Mは2以上の自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第1HDR(High Dynamic Range)画像データを生成するHDR画像データ生成ステップと、
前記HDR画像データ生成ステップで生成された前記第1HDR画像データに対して、浮動小数点演算処理を含む所定の画像処理を行う画像処理ステップと、
前記画像処理を行った後の前記第1HDR画像データを、前記画素値を前記仮数部がnビット(nは、N>nの自然数)、前記基数の指数部がmビット(mは、M>mの自然数)の浮動小数点形式で表した画素データから構成される第2HDR画像データに変換するHDR画像データ変換ステップと、を含むことを特徴とする画像処理方法。
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