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JP4935445B2 - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 Download PDF

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JP4935445B2 JP2007072012A JP2007072012A JP4935445B2 JP 4935445 B2 JP4935445 B2 JP 4935445B2 JP 2007072012 A JP2007072012 A JP 2007072012A JP 2007072012 A JP2007072012 A JP 2007072012A JP 4935445 B2 JP4935445 B2 JP 4935445B2
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Description

本発明は、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関する。
インクジェットプリンタでは、ヘッドに形成された複数のノズルから液体を媒体に噴射した時点で液体が速やかに硬化する液体を用いることによって、液体の浸透性等の媒体の物性に左右されずに、媒体への噴射結果において安定した品質を維持している。例えば、特許文献1では、紫外線を光源とする照射装置を備えたインクジェットプリンタが提案されている。
特開2004−237603号公報
インクジェットプリンタでは、媒体の範囲を超えた部分にも、ヘッドに形成されたノズルから液体が噴射することがある。例えば、ノズルの目詰まり防止を目的として、媒体の範囲を超えた範囲に、ノズルから液体を噴射する。液体を噴射するまで待機しているときはノズルから液体が噴射されない。また、ヘッドから液体を噴射しているときであっても、噴射対象となるノズルを選択する噴射データによっては、液体が噴射されないノズルがある。液体が噴射されないと、ノズル内の液体が硬化してノズルが目詰まりする場合がある。そこで、媒体の範囲を超えた部分に、ノズルから液体を噴射するエリアを設けて、そのエリアにノズルから液体を噴射する。あるいは、ヘッドをキャップで覆い、キャップで覆った空間に負圧を発生させてノズルから液体を吸引し、ノズルが目詰まりしないようにしている。
また、例えば、媒体の端部にノズルから液体を噴射する場合がある。このようなとき、媒体を搬送するときの位置精度や送り精度によっては、媒体の端部を越えて液体がノズルから噴射する場合がある。あるいは、ノズルから液体を噴射するときの噴射精度によっても、媒体の端部を越えた範囲に液体が噴射される場合がある。
しかしながら、液体が速やかに硬化する液体を用いると、媒体の範囲を超えた範囲に噴射された液体が硬化して、液体噴射装置の部材や機器の機能を低下させる場合がある。例えば、噴射された液体を吸収するためのスポンジなどの液体吸収部材の内部が硬化したり、吸収部材の表面が硬化した液体で覆われたりして、液体の吸収能力が低下する場合がある。あるいは、ヘッドに当接するキャップの部分に硬化した液体が付着してしまい、ヘッドとキャップとの密着性が低下することにより、ノズルから液体を吸引する能力が低下する場合がある。また、キャップを覆いながら吸引された液体が硬化して、キャップの底部に設けられた排出口が詰まったり、ヘッドをキャップで覆ったときの空間に負圧を発生させるポンプの内部が詰まることがある。
そこで、上記課題を解決するために、本発明では、媒体の範囲を超えて噴射した液体が、硬化することを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、第一の液体を噴射する複数のノズルからなる第一の液体ノズル列と、前記第一の液体が硬化することを抑制する液体硬化抑制剤を含む第二の液体を噴射する複数のノズルからなる第二の液体ノズル列と、を備えたことを特徴とする液体噴射ヘッドであることが明らかになる。
このような液体噴射ヘッドによれば、第一の液体と、第一の液体が硬化することを抑制する液体硬化抑制剤を含む第二の液体とが混合するので、媒体の範囲を超えて噴射された第一の液体が硬化することを抑制できる。
かかる液体噴射ヘッドであって、前記第二の液体ノズル列の列方向の長さは、前記第一の液体ノズル列の列方向の長さより長いことが望ましい。
このような液体噴射ヘッドによれば、第一の液体ノズル列のノズルから噴射した範囲に、液体硬化抑制剤を噴射させることができる。従って、第一の液体と液体硬化抑制剤を混合させることができるので、噴射した第一の液体が硬化することを抑制できる。
かかる液体噴射ヘッドであって、前記第一の液体ノズル列と前記第二の液体ノズル列は略並列に並び、前記第二の液体ノズル列は、前記第一の液体ノズル列の両側に配置されることが望ましい。
このような液体噴射ヘッドによれば、両側に配置された第二の液体ノズル列から片側の第二の液体ノズル列を選択して第二の液体を噴射することができる。従って、媒体とヘッドとの相対的な往復移動において、どちらの移動方向であっても、第一ノズル列から第一の液体を噴射した後に、第二の液体を噴射させる第二の液体ノズル列を選択することができる。すなわち、第一の液体ノズル列のノズルから第一の液体が噴射した後に、速やかに第一の液体が硬化する液体を含む第二の液体を第二の液体ノズル列のノズルから噴射させて混合できるので、第一の液体が硬化することを抑制できる。
かかる液体噴射ヘッドであって、前記両側に配置される第二の液体ノズル列のノズルピッチは、前記第一の液体ノズル列のノズルピッチより大きく、前記第二の液体ノズル列の列方向において、一方の第二の液体ノズル列のノズルの位置と、他方の第二の液体ノズル列のノズルの位置をずらすことが望ましい。
このような液体噴射ヘッドによれば、第二の液体ノズル列のノズルを有するヘッドの製造コストの上昇を抑制することができる。
かかる液体噴射ヘッドであって、前記両側に配置される第二の液体ノズル列のうち、一方の第二の液体ノズル列のノズルの直径と他方の第二の液体ノズル列のノズルの直径とが異なることが望ましい。
このような液体噴射ヘッドによれば、両側の第二の液体ノズル列から第二の液体ノズル列を選択して噴射することができるので、噴射させる液体の量を変更することができる。
かかる液体噴射ヘッドであって、前記第一の液体は、紫外線硬化型液体であることが望ましい。このような液体噴射ヘッドによれば、紫外線硬化型液体と、第一の液体が硬化することを抑制する液体硬化抑制剤を含む第二の液体とが混合するので、媒体の範囲を超えて噴射された紫外線硬化型液体が硬化することを抑制できる。
かかる液体噴射ヘッドであって、前記液体硬化抑制剤は、液体の重合反応を抑制する重合抑制剤であることが望ましい。このような液体噴射ヘッドによれば、第一の液体と、第一の液体が硬化することを抑制する重合抑制剤を含む第二の液体とが混合するので、媒体の範囲を超えて噴射された第一の液体が硬化することを抑制できる。
かかる液体噴射ヘッドと、前記第一の液体ノズル列を覆う第一のキャップと、前記第二の液体ノズル列を覆う第二のキャップと、を備える液体噴射装置であることが望ましい。
このような液体噴射装置によれば、第一の液体ノズル列を覆う第一のキャップによって、第一の液体が、第二のノズル列のノズルに流れることを抑制できる。従って、硬化した第一の液体によって、第二の液体ノズル列のノズルが目詰まりすることを抑制できる。
かかる液体噴射装置であって、前記第二の液体ノズル列の列方向の長さは、前記第一のキャップがヘッドに当接する面における、前記第二の液体ノズル列の列方向の両端の長さより長いことが望ましい。
このような液体噴射装置によれば、第一のキャップのヘッドに当接する部分に、第二の液体を噴射させることができる。すると、第一のキャップのヘッドに当接する当接部に噴射した第一の液体と、第一の液体が硬化することを抑制する液体抑制剤を含む第二の液体とが混合するので、第一のキャップの当接部分で硬化することを抑制できる。従って、第一のキャップの当接部に噴射した第一の液体が硬化して、キャップとヘッドとの密着性が低下することを抑制できる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。図1は、液体噴射装置としてのプリンタ1を正面斜めから見た外観概略斜視図である。キャリッジモータ11はタイミングベルト4を駆動する。キャリッジ15は、タイミングベルト4に固定され、フレーム2に固定されたガイド軸3に沿って図面左右方向に往復移動する。キャリッジ15には、インクカートリッジ(モノクロ)7、インクカートリッジ(カラー)8が搭載されている。インクカートリッジ(モノクロ)7、インクカートリッジ(カラー)8には、第一の液体として、紫外線が照射されるとインクの粘度が硬化する紫外線硬化型インクが充填されている。インクカートリッジ(モノクロ)7には、モノクロインクが充填されている。インクカートリッジ(カラー)8は、仕切り版で区分され、イエロー、マゼンタ、シアンのカラーインクが充填されている。
媒体としての紙Sは、紙送りモータ12と図示しない紙送り機構によって、プラテン14上を搬送する。キャリッジ15の下部には、複数のノズル(不図示)が形成されたヘッド(不図示)が固定されている。フレキシブルケーブル5を介して回路基板(不図示)からの制御信号により、ヘッドに備えられた圧電素子(不図示)を駆動してモノクロのインクやカラーのインクを噴射することができる。紙Sの搬送とキャリッジ15の往復移動を繰り返し、ヘッドに形成されたノズルからインクを噴射させて紙Sに画像を形成することができる。
キャリッジ15の両側には、水銀灯ランプなどの紫外線光源を搭載し、紫外線を照射する紫外線照射装置6,10が固定されている。ヘッドから噴射された紫外線硬化型インクに紫外線を照射することにより、紙S上でインクを速やかに硬化させることができる。
図2は、ヘッド20aの噴射面に形成されたノズル列を説明する図である。ヘッド20aには、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各インクを噴射する複数のノズルからなるノズル列YL,ML,CL,BLが形成されている。ノズル列YL,ML,CL,BLは、キャリッジの移動方向と直角の列方向にそれぞれ形成されている。
以下、媒体の範囲を超えてノズルから液体が噴射されるいくつかの場合について説明する。
まず、媒体の範囲を超えてノズルから液体が噴射されるフラッシングについて説明する。図1の図面右側には、フラッシングを行うための凹状の溝が形成されたフラッシングエリア16が設けられている。フラッシングとは、ノズルの目詰まり防止を目的として行うもので、媒体に噴射せずに、媒体の範囲外のフラッシングエリア16にノズルからインクを噴射させる動作である。キャリッジ15をガイド軸3に沿って移動させ、ヘッド20aがフラッシングエリア16に対向する位置で、ノズルから液体を噴射させてフラッシングを行う。フラッシングエリア16には、スポンジなどの液体吸収部材(不図示)が備えられている。フラッシングエリア16に噴射したインクは、液体吸収部材に吸収される。
また、ノズルの目詰まり防止を目的として、フラッシングエリア16の図面右側には、クリーニングを行うためのキャップ13が設けられている。クリーニングとは、キャップでヘッドを覆って封止し、キャップでヘッドを覆った空間に負圧を発生させ、ノズルからインクを吸引するものである。図3は、本実施形態におけるキャップ13の外観斜視図である。キャップ13は、ゴムなどの弾性部材からなる封止壁131と封止壁131を固着する封止壁固着板133とから構成される。キャップ13の底面を構成する封止壁固着板133には、排出口132が形成されている。
次に、媒体の範囲を超えてノズルから液体が噴射されるクリーニングについて説明する。図2のAに示す破線で囲まれた範囲は、封止壁131の封止壁固着板133に固着する面と反対側の面がヘッド20aに当接する部分である。図3のL1に示す長さは、キャリッジの移動方向と直角方向において、封止壁131の封止壁固着板133に固着する面と反対側の面の両端の長さを示す。図2のL1に示す長さは、キャップ13がヘッド20aを覆うように、ヘッド20aに当接したときの、ノズル列方向における、封止壁131の面が当接する両端の長さを示す。
ここで、キャップ13をヘッド20aに当接させる方法について説明する。図4は、キャップ昇降部50がキャップ13を降下させた位置にあるときを示す図である。図4は、プリンタ1の正面から見た図である。キャップ13の下部には、キャップ13をヘッド20a側に上昇させてヘッド20aに当接させたり、当接したヘッド20aからキャップ13を離すため降下させたりするキャップ昇降部50が備えられている。キャップ13は、スライド部材55に固定されている。スライド部材55は、ブラケット54に支持されるリンク部材56とバネ部材57と支持ピン52によって、揺動することができる。キャリッジ15が図1のプリンタ1の正面左側から右側に移動し、キャリッジ15に備えられた突部151が係合部51に接触するまでは、支持ピン52は、ガイド溝53の下段に位置する。このとき、図4に示すように、キャップ13はヘッド20aに当たらない位置にある。
図5は、キャップ昇降部50がキャップ13を上昇させた位置にあるときを示す図である。図5は、プリンタ1の正面から見た図である。キャリッジ15が、キャリッジ15に備えられた突部151が係合部51に接触した位置から、更に図1の図面右側に移動しようとすると、支持ピン52は移動に伴って位置が高くなるように形成されたガイド溝53に沿ってスライドする。すると、リンク部材56が回転し、バネ部材57はヘッド20側に延びた状態になる。そして、キャップ13がヘッド20aに当たる位置まで上昇し、キャップ13の封止壁131がヘッド20aに密着する。こうして、キャップ13が総てのノズル列を覆うようにヘッド20aを封止する。
図1のキャップ13の下部に備えられたポンプ(不図示)を用いて、キャップ13をヘッド20aに当接することで封止した空間を吸引することによって、ノズルから液体をキャップ13の底面に流出させる。そして、ヘッド20aをキャップ13で覆いながらノズルから液体を吸引するクリーニングが終了すると、キャリッジ15がガイド軸3に沿って図面左側に移動させる。すると、バネ部材57の引っ張り力によって、支持ピン52はガイド溝53をスライドして、ガイド溝53の下段に位置する。このとき、キャップ13はヘッド20に当たらない図4に示す位置に降下する。
次に、媒体の範囲を超えてノズルから液体が噴射される縁なし印刷について説明する。縁なし印刷とは、媒体の範囲より広い範囲にインクを噴射させて、媒体の上端部、下端部、両端部にインクを噴射させる。縁無し印刷を行うときは、紙の搬送における紙送り精度や紙Sの傾きなどの位置精度によって、ヘッド20aに対向する位置が異なる。そこで、紙Sの範囲より大きい範囲にインクを噴射させて、紙Sの上端部、下端部、両端部にインクが噴射されない部分が生じないようにしている。
図6(a)は、紙S(媒体)の上端部にインクを噴射する様子を示す図である。図は、プリンタ1の右側側面から見た図である。プラテン14には、凹状の溝部141がキャリッジの移動方向(図面垂直方向)に長く形成されている。溝部141には、インクを吸収するスポンジなどの液体吸収部材142が備えられている。
キャリッジ15の下部に備えられたヘッド20aは、図面垂直方向に往復移動する。紙Sは図面右側より、プラテン14のヘッド20a側の面に沿って図面右側より図面左側に搬送される。紙Sの上端部が、溝141に対向する位置に搬送されると、ヘッド20aに形成されたノズル列のノズルのうち、溝部141に対向するノズルのみからインクを噴射させる。上述したように、縁なし印刷では、紙Sの範囲より大きな範囲にインクを噴射するので、紙Sの上端部からはみ出してインクが噴射される。溝部141に対向するノズルから噴射されたインクは、紙Sの上端部に噴射され、上端部からはみ出したインクは、溝部141に備えられた液体吸収部材142に吸収される。
図6(b)は、紙S(媒体)の下端部にインクを噴射する様子を示す図である。紙Sの下端部にインクを噴射するときも、ヘッド20aに形成されたノズル列のノズルのうち、溝部141に対向するノズルのみからインクを噴射させる。下端部においても、縁なし印刷では、紙Sの範囲より大きな範囲にインクを噴射するので、紙Sの下端部からはみ出してインクが噴射される。溝部141に対向するノズルから噴射されたインクは、紙Sの下端部に噴射され、下端部からはみ出したインクは、溝部141に備えられた液体吸収部材142に吸収される。
図7(a)は、キャリッジの移動方向における右側端部の縁無し印刷の様子を説明する図である。図は、プリンタ1の正面から見た図である。紙Sは図面垂直方向で、図面奥側から手前側に向かってプラテン14に沿って搬送する。プラテン14には、凹状の溝部143が紙Sの搬送方向(図面垂直方向)に長く形成されている。紙Sを給紙するときに、プリンタ1の右側に紙Sを寄せると紙Sが当たる部材(不図示)によって、キャリッジ15の移動方向において、紙Sが搬送される位置が固定される。従って、紙Sの右側端部は、常に、溝部143に対向することになる。
キャリッジ15に備えられたヘッド20aは、紙Sの右側端部にインクを噴射すると、紙Sの紙送りの後、図面右側より図面左側に移動する。縁無し印刷では、紙Sのキャリッジ15の移動方向における紙幅においても、紙幅より大きな範囲にインクを噴射する。従って、紙Sの右側端部をはみ出してインクが噴射される。はみ出したインクは、溝部143に噴射され、溝部143に備えられた液体吸収部材144に吸収される。
図7(b)は、キャリッジの移動方向における左側端部の縁無し印刷の様子を説明する図である。図は、プリンタ1の正面から見た図である。紙Sは図面垂直方向で、図面奥側から手前側に向かってプラテン14に沿って搬送する。プラテン14には、凹状の溝部145が紙Sの搬送方向(図面垂直方向)に長く形成されている。溝部145のキャリッジ方向の位置は、紙Sの幅に合わせて、紙Sの左側端部が溝部145に対向する位置になるように形成されている。
キャリッジ15に備えられたヘッド20aは、紙Sの左側端部にインクを噴射すると、紙Sの紙送りの後、図面左側より図面右側に移動する。縁無し印刷では、紙Sのキャリッジの移動方向における紙幅においても、紙幅より大きな範囲にインクを噴射する。従って、紙Sの左側端部をはみ出してインクが噴射される。はみ出したインクは、溝部145に噴射され、溝部145に備えられた液体吸収部材146に吸収される。
このように、縁なし印刷では、紙Sの上端部、下端部、右側端部、左側端部にインクを噴射するときに、紙Sの範囲をはみ出したインクがプラテン14に形成された溝部に噴射される。そして、各溝部141,144,146にそれぞれ備えられた液体吸収部材142,144,146にインクが吸収される。
以上説明したように、本実施形態では、媒体の範囲を超えて、ノズルから液体が噴射される。
(第1実施例)
第1実施例について説明する。第1実施例では、液体が硬化することを抑制する液体硬化抑制剤を含む液体を噴射するノズルを備えた場合について説明する。図8は、第1実施例における液体噴射装置としてのプリンタ1aの外観概略斜視図である。図8に示すように、プリンタ1aは、図1のプリンタ1に、重合抑制剤カートリッジ9をキャリッジ15に搭載したものである。重合抑制剤カートリッジ9には、液体が硬化することを抑制する液体硬化抑制剤を含む液体が、第二の液体として充填されている。本実施例では、液体硬化抑制剤として、液体の重合反応を抑制する重合抑制剤を用いる。
図9は、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルを備えたヘッド20bを示す図である。図9は、キャリッジ15の下部に備えられたヘッド20bをプラテン14側から見た図である。ヘッド20bには、第一の液体ノズル列として、インクを噴射するノズルがキャリッジの移動方向と直角に並んで、ノズル列YL,ML,CL,BLを形成している。更に、第二の液体ノズル列として、重合抑制剤を含む液体を噴射する複数のノズルが、ノズル列YL,ML,CL,BLと略並列に並んで、ノズル列JLを形成している。
フラッシングエリア16において、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズルからインクを噴射させてフラッシングするときに、ノズル列JLのノズルからも重合抑制剤を含む液体を噴射させる。
ノズル列YL,ML,CL,BLのノズルからのインクの噴射と、ノズル列JLからの重合抑制剤を含む液体の噴射を同時に行ってもよい。また、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズルからのインクの噴射の後に、フラッシングエリア16内の範囲全体に噴射されるように、キャリッジの移動方向にヘッド20bを往復移動させながら、ノズル列JLのノズルから重合抑制剤を含む液体を噴射してもよい。
ノズル列YL,ML,CL,BLからインクを噴射してフラッシングを行うと、フラッシングエリア16に備えられた液体吸収部材にインクが噴射される。そして、液体吸収部材に噴射されたインクが硬化して、液体吸収部材の内部が硬化したり、液体吸収部材の表面が硬化したインクで覆われてしまう。すると、液体吸収部材が吸収できるインク量が減少するので、フラッシングエリア16に噴射されたインクが離散してしまい、フラッシングエリア16の周辺の機器を汚すことがある。
そこで、このように、ノズル列JLからのインクが硬化することを抑制する重合抑制剤を含む液体をフラッシングエリア16に噴射することにより、フラッシングエリア16に噴射したインクと重合抑制剤を含む液体とが混合する。すると、フラッシングエリア16に備えられた液体吸収部材に噴射したインクが硬化することが抑制されるので、液体吸収部材の内部が硬化したり、液体吸収部材が硬化したインクで覆われることがない。従って、液体吸収部材が吸収できる液体の量が減少することがなくなるので、フラッシングエリア16の周辺の機器を汚すことを防止できる。
図9のAに示す破線で囲まれた部分は、キャップ13の封止壁131(図3)が当接する部分であることを示している。ヘッド20bがキャップ13に対向する位置に移動し、キャップ13をヘッド20bに当接させる。そして、排出口132に接続された配管を介して吸引するポンプによって、ヘッド20bをキャップ13によって封止した空間に負圧を発生させる。すると、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズルとノズル列JLのノズルから液体が流出する。
もし、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズル列JLが形成されていないヘッドにおいて、ノズル列YL,ML,CL,BLからインクを流出させるクリーニングを行うと、キャップ13に流出したインクが硬化することにより、キャップ13の底面に形成された排出口132(図3)が硬化したインクで詰まることがある。また、排出口132に接続された配管を介して吸引するポンプの内部でインクが硬化し、ポンプの内部が硬化したインクで詰まる場合がある。
そこで、本実施例で説明したインクを噴射するノズルからなるノズル列YL,ML,CL,BLと、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルからなるノズル列JLとを備えたヘッド20bにおいて、キャップ13を用いてクリーニングを行うと、キャップ13の底面で、インクと液体抑制剤を含む液体とが混合する。すると、インクが硬化することが抑制されるので、キャップ13の排出口132が詰まったり、ポンプの内部が詰まることを抑制できる。
また、ヘッド20がキャップ13に対向する位置に移動したときに、ヘッドを駆動させて、ノズル列JLからインクが硬化することを抑制する重合抑制剤を含む液体を噴射させてもよい。このとき、キャップ13の底面全体に噴射されるように、キャリッジの移動方向にヘッド20を往復移動させながら、ノズル列JLのノズルから液体を噴射してもよい。
このようにすることにより、既に、キャップ13の底面に噴射されたインクや、配管の中、ポンプ内部に滞留しているインクが硬化することを抑制できる。従って、キャップ13の排出口132が詰まったり、ポンプの内部が詰まることを抑制できる。
また、縁無し印刷を行ったときに、ノズル列JLからインクが硬化することを抑制する重合抑制剤を含む液体を溝部に噴射させることができる。縁無し印刷による画像を形成し、紙Sが搬送されて、溝部に対向する位置に紙Sがないときに、ノズルJLからインクが硬化することを抑制する重合抑制剤を含む液体を溝部に噴射させる。
前述したように、縁無し印刷を行うと、溝部に備えられた液体吸収部材に、インクが噴射される。噴射されたインクが硬化すると、液体吸収部材の内部が硬化したり、液体吸収部材の表面が硬化したインクに覆われるため、液体を吸収する量が減少する。すると、噴射されたインクが離散してしまい、フラッシングエリア周辺の機器を汚すことがある。
そこで、縁無し印刷を行った後に、ノズルJLからインクが硬化することを抑制する重合抑制剤を含む液体を溝部に噴射させる。溝部に備えられた液体吸収部材に噴射されたインクと重合抑制剤を含む液体とが混合する。すると、噴射されたインクが硬化することを抑制されるので、液体吸収部材の内部が硬化したり、液体吸収部材の表面が硬化したインクによって覆われることが抑制される。従って、液体吸収部材の吸収する液体の量が減少することが抑制されるので、噴射されたインクが離散して、溝部周辺の機器を汚すことを防止できる。
このように、本実施例における液体噴射装置としてのプリンタ1aは、第一の液体としてインクを噴射する複数のノズルからなる第一の液体ノズル列と、第一の液体が硬化することを抑制する重合抑制剤としての液体硬化抑制剤を含む第二の液体を噴射する複数のノズルからなる第二の液体ノズル列と、を有するヘッドを備える。従って、第一の液体と第二の液体に含まれる液体硬化抑制剤とが混合するので、媒体の範囲を超えて噴射された第一の液体が硬化することを抑制できる。
(第2実施例)
第2実施例について説明する。第2実施例では、液体硬化抑制剤を含む第二の液体を噴射する第二の液体ノズル列は、第一の液体を噴射する第一の液体ノズル列より長い場合について説明する。第2実施例においても、図8の重合抑制剤カートリッジ9をキャリッジ15に搭載したプリンタ1aにおいて実施される。
図10は、インクを噴射するノズル列より長い、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルを配置した図である。ヘッド20cには、第一の液体ノズル列として、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各インクを噴射する複数のノズルからなるノズル列YL,ML,CL,BLがキャリッジの移動方向と直角方向に形成されている。また、第二の液体ノズル列として、インクが硬化することを抑制する重合抑制剤を含む液体を噴射する複数のノズルからなるノズル列JLが、ノズル列YL,ML,CL,BLと略並列に形成されている。
L2は、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズル列方向の長さを示す。L3は、ノズル列JLのノズル列方向の長さを示す。図に示すように、ノズル列JLのノズル列方向の長さL3は、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズル列方向の長さL2より長い。また、ノズル列YL,ML,CL,BLは、キャリッジの移動方向と直角方向において、L3の長さに示す範囲に配置される。
フラッシングエリア16では、フラッシングによって、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズルからインクが噴射される。そして、ノズル列JLのノズルから重合抑制剤を含む液体を、フラッシングエリア16の範囲全体に噴射するように、ヘッド20cを往復移動させて、インクと重合抑制剤を含む液体を混合させる。
フラッシングエリア16に対向する位置で、ノズル列YL,ML,CL,BLからインクを噴射させると、インクの着弾精度によっては、ノズル列YL,ML,CL,BLに対向する範囲を超えた位置にインクが噴射される。
本実施例において、ノズル列JLのノズル列方向の長さL3は、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズル列方向の長さL2より長いことから、ノズル列YL,ML,CL,BLに対向する範囲を超えた位置に、重合抑制剤を含む液体を噴射することができる。従って、噴射されたインクと重合抑制剤が混合するので、液体吸収部材に噴射したインクが硬化することを抑制できる。
Aに示す破線で囲まれる範囲は、キャップ13がヘッド20cに当接する部分である。
キャップ13をヘッド20cに当接させ、ヘッド20cとキャップ13によってできた空間に負圧を発生させるクリーニングにより、ノズル列YL,ML,CL,BLとノズル列JLのノズルから液体をキャップ13の底面に流出させることができる。
ノズル列JLはノズル列YL,ML,CL,BLより長いので、キャップ13の底面において、インクと重合抑制剤が混合する範囲が広くなる。従って、キャップ13の底面においてインクが硬化することを抑制できる。
ノズル列JLのノズルから重合抑制剤を含む液体を、キャップ13の底面全体に噴射するように、ヘッド20cを往復移動させる。すると、ノズル列JLは、ノズル列YL,ML,CL,BLより長いので、ノズル列YL,ML,CL,BLの長さL2より長い範囲に、重合抑制剤を含む液体が噴射される。従って、噴射されたインクと重合抑制剤が混合するので、キャップ13の底面に噴射したインクが硬化することを抑制できる。
このように、本実施例における液体噴射装置としてのプリンタ1aは、液体硬化抑制剤としての重合抑制剤を含む第二の液体を噴射する第二の液体ノズル列の列方向の長さが、第一の液体としてのインクを噴射する第一の液体ノズル列の列方向の長さより長い。従って、第一の液体ノズル列のノズルからインクを噴射した範囲に、重合抑制剤を噴射させることができるので、インクと重合抑制剤を混合させることができる。そして、噴射したインクが硬化することを抑制できる。
(第3実施例)
第3実施例について説明する。第3実施例では、インクが硬化することを抑制する液体硬化抑制剤を含む液体を噴射するノズル列を、インクを噴射するノズル列の両側に備えた場合について説明する。第3実施例においても、図8の重合抑制剤カートリッジ9をキャリッジ15に搭載したプリンタ1aにおいて実施される。
図11は、インクが硬化することを抑制する液体硬化抑制剤を含む液体を噴射するノズル列を、インクを噴射するノズル列の両側に備えたことを示す図である。ヘッド20dには、第一の液体ノズル列として、インクを噴射するノズルからなるノズル列YL,ML,CL,BLがキャリッジの移動方向と直角に形成されている。ノズル列YL,ML,CL,BLの両側には、第二の液体ノズル列として、インクが硬化することを抑制する液体硬化抑制剤を含む液体を噴射するノズルからなるノズル列JLを、ノズル列YL,ML,CL,BLと略並列に配置する。
ここで、ヘッド20dに形成されたノズル列JLから噴射されるインクの様子を説明するため、ヘッド20eを用いて説明する。図12(a)は、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズルからインクを噴射して、縁無し印刷における媒体の上端部を印刷する様子を説明する図である。図12(a)は、図8のプリンタ1aの右側側面から見た図である。キャリッジ15に備えられたヘッド20eは、図面垂直方向に往復移動する。紙Sは、プラテン14の上面に沿って、紙送りローラー(不図示)によって図面右側より搬送される。
ヘッド20eには、それぞれのノズル列YL,ML,CL,BLには、#1から#10に示す10個のノズルが形成されているものとする。図に示すように、紙Sの搬送方向にノズル列が形成されている。
前述したように、縁無し印刷を上端部で行うときは、溝部141に対向するノズル#3,#4,#5,#6,#7からインクを噴射させる。このとき、紙Sに遮られることがなく、溝部141と対向する位置にあるノズル#3とノズル#4とから噴射されたインクは、紙Sの範囲を超えて、溝部141に噴射される。
図12(b)は、ノズル列JLから重合抑制剤を含む液体を噴射するときの様子を説明する図である。図12(b)は、図8のプリンタ1aの右側側面から見た図で、図12(a)と同じ時点で見た図である。ヘッド20eには、ノズル列JLには、#1から#10に示す10個のノズルからなるノズル列が搬送方向に形成されているものとする。
ヘッド20eを移動させながら、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズル#3,#4,#5,#6,#7からインクを噴射しているとき、紙Sに遮られることがなく、溝部141と対向する位置にあるノズル列JLのノズル#3とノズル#4とから重合抑制剤を含む液体を噴射させる。
図13(a)は、図面右側から図面左側にヘッド20eを移動させながら、ノズルから噴射する液体の様子を説明する図である。図13(a)は、図8のプリンタ1aの正面から見た図である。ノズル列YL,ML,CL,BLのノズルからインクを噴射しながら、
キャリッジ15を矢印に示す方向に移動させて、ヘッド20eが図面右側から図面左側に移動するときは、図面右側のノズル列JL2から重合抑制剤を含む液体を噴射させる。このときは、図面左側のノズル列JL1からは液体を噴射させない。
図13(b)は、図面左側から図面右側にヘッド20eを移動させながら、ノズルから噴射する液体の様子を説明する図である。図13(b)は、図8のプリンタ1aの正面から見た図である。ノズル列YL,ML,CL,BLのノズルからインクを噴射しながら、キャリッジ15を矢印に示す方向に移動させて、ヘッド20eが図面左側から図面右側に移動するときは、図面左側のノズル列JL1から重合抑制剤を含む液体を噴射させる。このときは、図面右側のノズル列JL2からは液体を噴射させない。以上、ヘッド20eを用いて説明したが、図11のヘッド20dにおいても同様である。
このようにすれば、ヘッド20dをキャリッジの移動方向に移動させながら、ノズル列YL,ML,CL,BLから噴射させたとき、両側のノズル列JLのうち片側のノズル列JLを選択することができる。従って、ヘッド20dの移動方向において、ノズル列YL,ML,CL,BLの後方の位置にあるノズル列JLから噴射させることができる。すると、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズルからインクを噴射した後に、速やかにノズル列JLのノズルから重合抑制剤を含む液体を噴射させることができる。すなわち、インクを溝部141に備えられた液体吸収部材142に噴射した後に、速やかに重合抑制剤を含む液体と混合することができるので、液体吸収部材142の内部や表面でインクが硬化することを抑制できる。
ヘッドを往復移動しながら、ノズル列YL,ML,CL,BLから噴射させる場合であっても、両側のノズル列JLのうち片側のノズル列JLを選択することにより、その移動方向において、ノズル列YL,ML,CL,BLの後方の位置にあるノズル列JLから重合抑制剤を含む液体を速やかに噴射することができる。
このように、第一の液体としてのインクを噴射する第一の液体ノズル列と、第二の液体としての重合抑制剤などの液体硬化抑制剤を含む液体を噴射する第二の液体ノズル列が、並列に並ぶ。そして、第二の液体ノズル列は、第一の液体ノズル列の両側に配置される。すると、ヘッドを移動しながらインクを噴射させたときに、その移動方向において、両側の第二の液体ノズル列のうちから、インクを噴射する第一の液体ノズル列の後方にある第二の液体ノズル列を選択することができる。従って、インクが噴射した後に、速やかに、液体硬化抑制剤を含む液体を噴射させることができる。すなわち、インクと液体抑制剤が速やかに混合するので、液体が硬化することを抑制できる。
また、インクを噴射する第一の液体ノズル列の両側に、重合抑制剤を含む液体を噴射する第二の液体ノズル列を備えることにより、ヘッドの移動距離を短くできるので、液体噴射装置を小型化することができる。例えば、図8のプリンタ1aにおいて、右側側面に近い位置で重合抑制剤を含む液体を噴射させるとき、図面右側の第二の液体ノズル列を選択して噴射させる。反対に、左側側面に近い位置で重合抑制剤を含む液体を噴射させるとき、図面左側の第二の液体ノズル列を選択して噴射させる。このようにすれば、ヘッドを移動させる距離を短くできる。
(第4実施例)
第4実施例について説明する。第4実施例では、液体を噴射するノズルを覆う第一のキャップと、液体硬化抑制剤を含む液体を噴射するノズルを覆う第二のキャップとを備えた場合である。図14は、第一のキャップと第二のキャップとを備えたプリンタ1bの外観概略斜視図である。
図14のプリンタ1bには、インクを噴射するノズルからなるノズル列を覆う第一のキャップとして、キャップ13を備えている。また、第二のキャップとして、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルからなるノズル列を覆う図面左側のキャップ19aと、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルからなるノズル列を覆う図面右側のキャップ19bとを備えている。
図15は、キャップ19(19a,19b)の外観形状を示す図である。キャップ19aとキャップ19bの外観形状は同じである。ヘッドに当接して封止する封止壁191、封止壁191を固着する封止壁固着板193から構成される。封止壁固着板193の底面には、ポンプに接続する配管(不図示)に接続される排出口192が形成されている。
図16は、キャップ13、キャップ19a、キャップ19bが当接するヘッド20fの噴射面の図である。
ヘッド20fには、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのインクをそれぞれ噴射する複数のノズルからなるノズル列YL,ML,CL,BLがそれぞれ形成されている。各ノズル列は、キャリッジの移動方向と直角の方向に配置されている。ノズル列YL,ML,CL,BLと略並列に、重合抑制剤を含む液体を噴射する複数のノズルからなるノズル列JLが、ノズル列YL,ML,CL,BLの両側に1列ずつ形成されている。
Aに示す破線の範囲には、キャップ13がヘッド20fに当接する面の範囲を示す。Cに示す破線の範囲には、キャップ19a、キャップ19bがヘッド20fにそれぞれ当接する面の範囲を示す。
L4に示す長さは、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズル列方向の長さを示す。L5に示す長さは、ノズル列JLのノズル列方向の長さを示す。L1に示す長さは、キャップ13がヘッド20fに当接するときの、キャリッジの移動方向と直角方向における、キャップ13が当接する面の両端の長さを示す。すなわち、図3のキャップ13の封止壁131における封止壁固着板132と反対側の面に示した、キャリッジの移動方向と直角方向のL1の長さになる。
ノズル列JLのノズル列方向の長さL5は、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズル列方向の長さL4より長い。また、ノズル列JLのノズル列方向の長さL5は、キャップ13の当接する面の両端の長さL1より長い。すなわち、ノズル列JLのノズル列方向の長さL5は、ノズル列方向における、キャップ13がヘッド20fに当接する面の両端の長さL1より長い。
図17は、プリンタ1bの正面から見た図で、キャップ13、キャップ19a、キャップ19bが、ヘッド20fをそれぞれ封止する様子を説明する図である。このように、前述したキャップ昇降部50によって、ノズル列YL,ML,CL,BL、はキャップ13によって覆われて封止され、図16の図面左側のノズル列JLは、キャップ19aに覆われて封止され、図面右側のノズル列JLは、キャップ19bに覆われて封止され、クリーニングが行われる。
このように、液体噴射装置としてのプリンタ1bは、インクを噴射するノズル列YL,ML,CL,BLを覆う第一のキャップとしてのキャップ13と、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズル列JLを覆う第二のキャップとしてのキャップ19a、キャップ19bとは、それぞれ別々に備えられている。従って、インクがキャップの縁やノズルの形成面を伝わって流れ、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズル列JLのノズルに流れ込むことを抑制できる。すなわち、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズル列JLのノズルが、硬化したインクによって詰ってしまうことを抑制できる。
また、第二の液体ノズル列としてのノズル列JLのノズル列方向の長さL5が、第一のキャップとしてのキャップ13がヘッド20fに当接する面における、第二の液体ノズル列のノズル列方向の両端の長さL1より長い。すると、キャップ13の当接面に、重合抑制剤を含む液体を、ノズル列JLのノズルから噴射することができるので、キャップ13の当接面に噴射したインクと重合抑制剤を含む液体とが混合する。従って、硬化したインクがキャップ13の当接面に付着することを抑制し、ヘッド20fとの密着性が低減することを抑制できる。
また、ノズル列JLのノズル列方向の長さL5は、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズル列方向の長さL4より長いことから、インクの着弾精度によってはノズル列YL,ML,CL,BLに対向する範囲を超えてインクが噴射された場合であっても、重合抑制剤を含む液体を、ノズル列YL,ML,CL,BLに対向する範囲を超えた位置に噴射できる。従って、インクと重合抑制剤を含む液体とが混合してインクの硬化を抑制できる。
また、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズル列JLを、インクを噴射するノズル列YL,ML,CL,BLの両側に備えたことにより、キャリッジ15を往復移動させて、インクを噴射させたときに、両側のノズル列のうちから片側のノズル列を選択することにより、インクを噴射した後から重合抑制剤を含む液体を噴射できる。従って、速やかにインクの硬化を抑制できる。
(第5実施例)
図18は、インクを噴射するノズルのノズルピッチより大きいノズルピッチで形成された、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルを両側に備えた図である。キャリッジ15の下部に配置されたヘッド20gには、キャリッジの移動方向と直角の方向に、インクを噴射するノズルからなるノズル列YL,ML,CL,BLが形成されている。ノズル列YL,ML,CL,BLの両側には、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルからなるノズル列JLが、ノズル列YL,ML,CL,BLと略並列に形成されている。
P1は、インクを噴射するノズルからなるノズル列YL,ML,CL,BLのノズル間の長さであるノズルピッチを示す。P2は、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルからなるノズル列JLのノズル間の長さであるノズルピッチを示す。ノズルピッチP2は、ノズルピッチP1の2倍である。
図に示すように、ノズル列方向において、図面右側に形成されたノズル列JLのノズルの位置と、図面左側に形成されたノズル列JLのノズルの位置は、ノズルピッチP1の長さ分だけずれて配置されている。すなわち、図面右側に形成されたノズル列JLのノズルの位置と図面左側に形成されたノズル列JLのノズルの位置は、キャリッジの移動方向における同一線上に配置されない。
キャリッジ15をキャリッジの移動方向に移動させながら、両側のノズル列JLから、
重合抑制剤を含む液体を噴射させると、インクを噴射するノズル列YL,ML,CL,BLのノズルピッチP1の長さと同じ間隔で、重合抑制剤を含む液体が噴射される。従って、噴射したインクと重合抑制剤を含む液体とが混合することができる。
両側に配置される重合抑制剤を含む液体を噴射する第二の液体ノズル列のノズルピッチは、インクを噴射する第一のノズル列のノズルピッチより大きく、ノズル列方向において、一方の第二の液体ノズル列のノズルの位置と、他方の第二の液体ノズル列のノズルの位置をずらしている。従って、ヘッドを移動させながら、両側の第二の液体ノズル列から重合抑制剤を含む液体を噴射することにより、インクが噴射される間隔と同じ間隔で重合抑制剤を含む液体が噴射されるので、インクと重合抑制剤が混合して、インクが硬化することを抑制できる。
(第6実施例)
図19は、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルからなるノズル列を両側に備え、一方のノズル列と他方のノズル列のノズルの直径が異なることを示している図である。キャリッジ15の下部に備えられたヘッド20hには、インクを噴射するノズルがキャリッジの移動方向と直角に並んで、ノズル列YL,ML,CL,BLを形成している。更に、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルがノズル列YL,ML,CL,BLと略並列に並んで、ノズル列JLa,JLbを形成している。
D1は、ヘッド20hに形成されたノズル列JLaのノズルの直径を示す。D2は、ヘッド20hに形成されたノズル列JLbのノズルの直径を示す。ノズル列JLbのノズルの直径D2は、ノズル列JLaのノズルの直径D1より大きい。
ノズルJLbから噴射される重合抑制剤を含む液体の量は、ノズルJLaから噴射される重合抑制剤を含む液体の量より多く噴射させるようにする。
このように、両側に配置された、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルからなる第二の液体ノズル列のうち、一方の第二の液体ノズル列のノズルの直径と他方の第二の液体ノズル列のノズルの直径とが異なる。すると、ノズル列JLaとノズル列JLbのうちから、一つのノズル列を選択すれば、重合抑制剤を含む液体の量を変えて噴射することができる。あるいは、ノズル列JLaとノズル列JLbの両側のノズル列のノズルから重合抑制剤を含む液体を噴射すれば、更に、重合抑制剤を含む液体の量を増やすことができる。従って、噴射されたインクの量に応じて、重合抑制剤を含む液体の量を変えて噴射することができるので、噴射されたインクの量が増加しても、重合抑制剤を含む液体の量を増やすことにより、インクが硬化することを抑制できる。
また、ヘッドの駆動波形を変えたり、駆動波形の出力回数を変えたりして、噴射されるインクの量を変えることをしなくても、両側のノズル列から選択することにより、重合抑制剤を含む液体の量を変更することができるので、製造コストの上昇を抑制できる。
上記第1実施例から第6実施例は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
(変形例)
第1実施例から第6実施例では、一つのヘッドに、インクを噴射するノズルからなるノズル列と重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルからなるノズル列を形成する場合であった。変形例では、インクを噴射するノズルからなるノズル列が形成されたヘッドとは異なるヘッドに、重合抑制剤を噴射するノズルからなるノズル列を形成する場合について説明する。
図20は、インクを噴射するノズルが形成されたヘッドと重合抑制剤を噴射するノズルが形成されたヘッドの図である。キャリッジ15の下部にはヘッド20iが備えられている。ヘッド20iの両側には、ヘッド30とヘッド40が配置される。ヘッド20iには、インクを噴射するノズルからなるノズル列YL,ML,CL,BLが、形成されている。ヘッド30とヘッド40には、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズル列JLが1列ずつそれぞれ形成されている。
Aに示す破線で囲まれた範囲は、キャップ13の封止壁131がヘッド20iに当接する面を示す。Cに示す破線で囲まれた範囲は、キャップ19a、キャップ19bの封止壁191(図15)がヘッド20iにそれぞれ当接する面を示す。
L4に示す長さは、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズル列方向の長さを示す。L5に示す長さは、ノズル列JLのノズル列方向の長さを示す。L1に示す長さは、キャップ13がヘッド20iに当接するときの、キャリッジの移動方向と直角方向における、キャップ13が当接する面の両端の長さを示す。すなわち、図3のキャップ13の封止壁131における封止壁固着板132と反対側の面に示した、キャリッジの移動方向と直角方向のL1の長さになる。
ノズル列JLのノズル列方向の長さL5は、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズル列方向の長さL4より長い。また、ノズル列JLのノズル列方向の長さL5は、キャップ13の当接する面の両端の長さL1より長い。すなわち、ノズル列JLのノズル列方向の長さL5は、ノズル列方向における、キャップ13がヘッド20iに当接する面の両端の長さL1より長い。
本変形例においても、第4実施例で説明したように、図17のキャップ昇降部50によって、ノズル列YL,ML,BL、はキャップ13によって覆われて封止され、図面左側のノズル列JLは、キャップ19aに覆われて封止され、図面右側のノズル列は、キャップ19bに覆われて封止されて、クリーニングが行われる。
このように、インクを噴射するノズルからなるノズル列が形成されたヘッドとは異なるヘッドに、重合抑制剤を噴射するノズルからなるノズル列を形成することにより、ヘッド20iは、他の実施形態で使用するヘッドを用いることができる。従って、ヘッドの製造コストの上昇を抑制できる。
また、第二の液体ノズル列としてのノズル列JLのノズル列方向の長さL5が、第一のキャップとしてのキャップ13がヘッド20iに当接する面における、第二の液体ノズル列のノズル列方向の両端の長さL1より長い。すると、キャップ13の当接面に、重合抑制剤を含む液体を、ノズル列JLのノズルから噴射することができるので、キャップ13の当接面に噴射したインクと重合抑制剤が混合する。従って、硬化したインクがキャップ13の当接面に付着することを抑制し、ヘッド20iとの密着性が低減することを抑制できる。
また、ノズル列JLのノズル列方向の長さL5は、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズル列方向の長さL4より長いことから、インクの着弾精度によってはノズル列YL,ML,CL,BLに対向する範囲を超えてインクが噴射された場合であっても、重合抑制剤を含む液体を、ノズル列YL,ML,CL,BLに対向する範囲を超えた位置に噴射できる。従って、インクと重合抑制剤が混合してインクの硬化を抑制できる。
また、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズル列JLを、インクを噴射するノズル列YL,ML,CL,BLの両側に備えたことにより、キャリッジを往復移動させて、インクを噴射させたときに、両側のノズル列のうちから片側のノズル列を選択することにより、インクを噴射した後から重合抑制剤を含む液体を噴射できる。従って、速やかにインクの硬化を抑制できる。
また、キャップ13、キャップ19a、キャップ19bを備え、各ヘッドを覆って封止することから、インクがキャップの縁やノズルの形成面を伝わって流れ、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズル列JLのノズルに流れ込むことを抑制できる。すなわち、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズル列JLのノズルが、硬化したインクによって詰ってしまうことを抑制できる。
以上説明した技術は、発熱体を用いてノズル内に泡を発生させ、その泡によって液体を噴射させる場合にも適用可能である。
また、以上説明した技術は、紙等にインクを噴射して印刷を行う印刷装置以外にも、様々な工業用装置に適用可能である。主なものとしては、布地に模様をつけるための捺染装置、有機EL(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等のディスプレイ製造装置等が挙げられる。
プリンタ1を正面斜めから見た外観概略斜視図。 ヘッド20aの噴射面に形成されたノズル列を説明する図。 キャップ13の外観斜視図。 キャップ昇降部50がキャップ13を降下させた位置にあるときを示す図。 キャップ昇降部50がキャップ13を上昇させた位置にあるときを示す図。 (a)は、紙S(媒体)の上端部にインクを噴射する様子を示す図、(b)は、紙S(媒体)の下端部にインクを噴射する様子を示す図。 (a)は、キャリッジの移動方向における右側端部の縁無し印刷の様子を説明する図、(b)は、キャリッジの移動方向における左側端部の縁無し印刷の様子を説明する図。 第1実施例から第3実施例におけるプリンタ1aの外観概略斜視図。 重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルを備えたヘッド20bを示す図。 インクを噴射するノズル列より長い、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルを配置した図。 液体硬化抑制剤を含む液体を噴射するノズル列を、インクを噴射するノズル列の両側に備えたことを示す図。 (a)は、ノズル列YL,ML,CL,BLのノズルからインクを噴射して、縁無し印刷における媒体の上端部を印刷する様子を説明する図、(b)は、ノズル列JLから重合抑制剤を含む液体を噴射するときの様子を説明する図。 (a)は、図面右側から図面左側にヘッド20eを移動させながら、ノズルから噴射する液体の様子を説明する図、(b)は、図面左側から図面右側にヘッド20eを移動させながら、ノズルから噴射する液体の様子を説明する図。 第4実施例におけるプリンタ1bの外観概略斜視図。 キャップ19a,19bの外観形状を示す図。 キャップ13、キャップ19a、キャップ19bがそれぞれ当接するヘッド20fの噴射面の図。 キャップ13、キャップ19a、キャップ19bが、ヘッド20fをそれぞれ封止する様子を説明する図。 インクを噴射するノズルのノズルピッチより大きいノズルピッチで形成された、重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルを両側に備えた図。 重合抑制剤を含む液体を噴射するノズルからなるノズル列を両側に備え、一方のノズル列と他方のノズル列のノズルの直径が異なることを示している図。 インクを噴射するノズルが形成されたヘッドと重合抑制剤を噴射するノズルが形成されたヘッドの図。
符号の説明
1、1a、1b…液体噴射装置としてのプリンタ、13…第一のキャップとしてのキャップ、19、19a、19b…第二のキャップとしてのキャップ、20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h…ヘッド、D1…ノズルの直径、D2…ノズルの直径、JL、JL1、JL2、JLa、JLb…第二の液体ノズル列としてのノズル列、L1…第一のキャップがヘッドに当接する面における、第二の液体ノズル列の列方向の両端の長さ、L2…第一の液体ノズル列の列方向の長さ、L3…第二の液体ノズル列の列方向の長さ、L4…第一の液体ノズル列の列方向の長さ、L5…第二の液体ノズル列の列方向の長さ、P1…ノズルピッチ、P2…ノズルピッチ、YL…第一の液体ノズル列としてのノズル列、ML…第一の液体ノズル列としてのノズル列,CL…第一の液体ノズル列としてのノズル列,BL…第一の液体ノズル列としてのノズル列。

Claims (7)

  1. 紫外線硬化型液体である第一の液体を噴射する複数のノズルからなる第一の液体ノズル列と、
    前記第一の液体が硬化することを抑制する液体硬化抑制剤を含む第二の液体を噴射する複数のノズルからなる第二の液体ノズル列と、を備え
    前記第二の液体ノズル列の列方向の長さは、前記第一の液体ノズル列の列方向の長さより長いことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 請求項1に記載の液体噴射ヘッドであって、
    前記第一の液体ノズル列と前記第二の液体ノズル列は略並列に並び、前記第二の液体ノズル列は、前記第一の液体ノズル列の両側に配置されることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  3. 請求項2に記載の液体噴射ヘッドであって、
    前記両側に配置される第二の液体ノズル列のノズルピッチは、前記第一の液体ノズル列のノズルピッチより大きく、前記第二の液体ノズル列の列方向において、一方の第二の液体ノズル列のノズルの位置と、他方の第二の液体ノズル列のノズルの位置をずらすことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  4. 請求項2に記載の液体噴射ヘッドであって、
    前記両側に配置される第二の液体ノズル列のうち、一方の第二の液体ノズル列のノズルの直径と他方の第二の液体ノズル列のノズルの直径とが異なることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  5. 前記液体硬化抑制剤は、液体の重合反応を抑制する重合抑制剤を含むことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の液体噴射ヘッドと、
    前記第一の液体ノズル列を覆う第一のキャップと、
    前記第二の液体ノズル列を覆う第二のキャップと、を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  7. 請求項に記載の液体噴射装置であって、
    前記第二の液体ノズル列の列方向の長さは、前記第一のキャップがヘッドに当接する面における、前記第二の液体ノズル列の列方向の両端の長さより長いことを特徴とする液体噴射装置。
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