JP4933710B2 - 自動車用流体動力結合装置 - Google Patents
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Description
本発明は自動車用流体動力結合装置に関する。
【0002】
本発明は、より詳細に文献フランス国特許公開第2748539号公報に記載されている種類の流体動力結合装置に関するものである。この文献では、この装置は、ケーシング内部に一緒に取り付けられた、通常横方向に向けられた壁を有するケーシングの形の入力要素およびハブとともに組み立てられたタービンホィールからなる出力要素を含んでいる。ピストンは、このアセンブリと横壁との間にある。このピストンは横壁に対する軸運動のために取り付けられ、回転の際に横壁に結合される。
【0003】
入力要素は、回転の際にその横壁を通して駆動軸に結合されるように構成されるのに対して、出力要素は、回転の際にそのハブを通して駆動軸に結合されるように構成される。
【0004】
このピストンは、外周に第2の面と呼ばれる面を有するのに対して、横壁は、第2の面に面する第1の面を有する。この場合この面は摩擦面であり、1つあるいはそれ以上の摩擦ディスクは2つの面間に置かれている。
【0005】
ピストンのどちらかの側の圧力を変えることによって、ピストンは一方の方向あるいは他方の方向に軸方向に変位される。したがって、このピストンはハブに対して軸方向に移動可能である。
【0006】
前記文献では、摩擦ディスクには、その外周に、ハブに結合されたダンパプレートを有する出力部材を含むねじり振動止めの入力部材と接続するようにピストンの外側に延びるラグが装備されている。円周方向に作動する弾性部材は、半径方向にピストンおよびこの面の外側にある弾性部材を収容するように構成される入力部材と出力部材との間で作動する。
【0007】
この面の外径を増加させることは望ましい可能性があるが、弾性部材があるということは考えられそうにもない。
したがって、本発明の目的は、この面の外径を増加させ、安価な方法でそのようにすることにある。
【0008】
本発明によれば、特に、環状軸壁および横方向前部壁を有するケーシングを含む種類、このケーシングが回転の際に駆動軸に結合されるように構成される種類、ケーシング内部に取り付けられ、回転の際に駆動軸に結合されるように構成されるハブに固定されるタービンホイールを含む種類、ケーシングの横方向前部壁の後部面が第1の面を含む種類、ロックアップクラッチが着脱自在に一緒にタービンホイールおよび横方向前部壁を結合するようにタービンホイールと横方向前部壁との間に作動するように置かれる種類、ロックアップクラッチがケーシングの横方向前部壁に対して軸方向に移動可能であり、第1の面に面する第2の面をその前面に搭載するピストンを後部に含む種類、の自動車用流体動力結合装置は、ピストンが回転の際に軸方向の弾性装置を通してケーシングの環状軸壁に結合されることを特徴とする。
【0009】
本発明により、制動装置あるいはピストンをケーシングに結合する装置がケーシングの横壁の外周にあることによる制限もなくなったために、この面の外径を増加させることはできる。
【0010】
本発明の他の特徴によれば、
− 第2の面は、ピストンの外周の近くにある;
− 軸方向の弾性装置は、回転の際にケーシングの軸方向の環状壁に軸方向に結合され、横方向プレート要素を含む少なくとも1つの支持部材を含み、ピストンと支持部材の横方向プレート部との間に軸方向に置かれる少なくとも1つの弾性部材を含み、このピストンは、回転の際に支持部材と結合する手段を含む;
− 弾性部材の介入の平均半径は第2の面の外径よりも小さい;
− 軸方向の弾性装置は、特に一定の間隔で、円周方向に離間された複数の支持部材を含む;
【0011】
− 軸方向の弾性装置は、その横方向プレート部が環状リングを構成する単一支持部材を含む;
− このピストンは、その外周に、後部の方へ延びる軸方向スカートを含み、ノッチを含み、および支持部材あるいはそれぞれの支持部材の横方向プレート部が、環状リングセクタがピストンの軸方向スカートのノッチに収容されるように構成し、それによって支持部材がピストンのノッチのエッジに隣接することができるように環状リングセクタを構成し;
− 支持部材の横方向プレート部がノッチを有し、ピストンは前記ノッチに面するその後部面上にパッドを含み、それによってピストンのパッドは、回転の際にピストンを支持部材と結合するように横方向プレート部のノッチに収容される;
【0012】
− ピストンと支持部材との間の回転の際の結合は円周クリアランスを含む;
− 軸方向弾性装置は、その対向端がそれぞれピストンおよび支持部材の横方向プレート部上に固定される軸方向弾性凸縁を含む;
− この凸縁は、クラッチのロックの方向に与圧力をピストンに加える;
− 与圧力の大きさは横方向プレート部の軸位置決めにより調整される;
− 凸縁は、クラッチの解除位置にピストンを保持するのに役立つ;
− 凸縁は、一定の間隔で円周方向に離間されている;
− 凸縁は、接線方向に向けられている;
− 各凸縁は、ピストンの後部面に固定する第1のポイントを含んでいる;
− 第1の固定ポイントはピストンの後部面の凸状ボス上で規定される;
− 凸縁は、支持部材あるいはそれぞれの支持部材の横方向プレート部と一体に形成される;
− 各凸縁は、支持部材あるいはそれぞれの支持部材の横方向プレート部の前部面上に固定する第2のポイントを有する;
− 凸縁の第2の固定ポイントは、ピストンの後部面の凹ボスに面する関係である;
【0013】
− 支持部材の横方向プレート部は、その第2の固定ポイントがカットアウトの円周方向の終端縁の近くにある各凸縁の第1の固定ポイントと面する関係のカットアウトとともに形成される;
− 軸方向の弾性装置は、最初にピストンの後部面上および第二に支持部材あるいはそれぞれの支持部材の横方向プレート部の前部面上の軸方向係合の少なくとも1つの圧縮コイルばねを含み、それによってこのばねは、クラッチのロックの方向に与圧力をピストンに加える;
− 軸方向の弾性装置は、螺旋形あるいは円錐形あるいは波形の単一環状ばねを含む;
− 軸方向の弾性装置は、一定の間隔で円周方向に離間された複数の圧縮コイルばねを含む;
− 各圧縮ばねは、螺旋形のものであり、各ばねの少なくとも1つの端部は、支持部材あるいはそれぞれの支持部材の横方向プレート部の前部面および/またはピストンの後部面上に突出関係で形成された保持パッド上にフックで留められる;
【0014】
− 各圧縮コイルばねは、円錐リング形あるいは波形のばねセクタである;
− 支持部材あるいはそれぞれの支持部材の横方向プレート部は、ばねを半径方向に内側に保持するように順方向に延びる軸スカートをその内周に含む;
− 支持部材あるいはそれぞれの支持部材の横方向プレート部は、ばねセクタを円周方向に保持するように軸方向に順方向に延びている円周方向の対向アバットメント対を含んでいる;
− 波形の各ばねセクタは、その円周方向の端部を通して支持部材あるいはそれぞれの支持部材の横方向プレート部材上に固定される;
− ケーシングの軸方向の環状壁は、軸の方へ延び、その各々がノッチを有する横方向ラグを含み、支持部材は、その各々がその後部面上に凹部に面する突出ボスを有する横方向ラグを支持部材の外周に含み、それによって支持部材は、回転の際に差し込みピン形式結合によってケーシングの軸壁と結合される;
【0015】
− ピストンは、その後部面と面する関係で、その外周を通してピストンの周辺の環状スカート上に固定される少なくとも1つの横方向の中間プレートを含み、それによって弾性部材は、各横方向の中間プレートと各支持部材との間に作動するように置かれる;
− ケーシングが、その各々が軸方向スカートを含む前部シェルおよび後部シェルを含み、2つの軸方向スカートはケーシングの軸方向環状壁を規定する;
− 各支持部材の横方向プレート部は、前部シェルの軸方向スカートの自由後部端あるいは後部シェルの軸方向スカートの自由前部端上に直接固定される;
− 各支持部材は、横方向プレート部の外周から後部の方へ向けられ、支持部材をケーシングの軸方向環状壁に結合する環状軸方向クラウンあるいは環状軸方向クラウンセクタを含む;
− 各支持部材のクラウンあるいはクラウンセクタは、前部シェルの軸方向スカートあるいは後部シェルの軸方向スカート上に固定される;
− 各支持部材のクラウンあるいはクラウンセクタは、前部シェルの軸方向スカートと後部シェルの順方向スカートとの間に固定される;
− 両面の環状摩擦ディスクは、第1および第2の面間にしっかりとつかまれ、ねじり振動止めは、タービンの環状摩擦ディスクとハブとの間に作動されるように置かれる。
【0016】
この発明の更なる特徴と利点については、以下の詳細説明を読むことにより明らかになろう、そしてその理解のために添付の図面には参照番号が用いてある。
以下の説明において、互いに他と同一または類似する構成部品は同一参照番号を与えてある。軸線方向横断面方向と斜視図方向に見る場合の、左側から右側への方向づけに対応して、前方から後方への方向付けが採用してある。
加えて、個々の実施態様の説明では、1つの実施態様と別の実施態様の間で異なる構成部品についてのみ説明してある。
【0017】
図1は流体動力学的継手装置10の全体図である。この装置10はケーシング12を含み、このケーシングは特に前方殻体14と後方殻体16から成る。
前方殻体14は横断する前方壁18と後方に向けて伸びる環状前方軸線方向スカート20を有する、
後方殻体16は半環状後方外皮22を形成し、そして後方に伸びて前方軸線方向スカート20の中に軸線に沿って受入れられる環状後方軸線方向スカート24を含んでいる。
前方横断壁18の内側面の外側周囲に、横断方向をもつ第1環状面26が形成される。
後方にあるピストン30の前方面の外側周囲に、横断方向をもつ第2環状面28が形成される。
【0018】
この実施例では、表面26と28は一体構成であり、前方横断壁18とピストン30をそれぞれ伴っている。別な形式では、表面26と28の内の少なくとも1つは、例えば溶接により関連部品に固定される付加的成分の一部となる。
ピストン30は、前方横断壁18に対して自身が軸線方向に変位可能なように装着されており、この前方横断壁18は、軸線方向に突出して大体チューブ状をもち、装置中央に位置し外側にある中心決め鼻32を有する。
軸線方向前方スカート20は後方軸線方向スカート24の後方自由端の領域内に中心をもつ。従って軸線方向前方スカート20はその内側面21を経て後方軸線方向スカート24の外側周囲面25と密接状態にあり、そしてこの場合は溶接23により後方軸線方向スカート24に固定される。かくして2つの軸線方向スカート20,24はケーシング12の軸線方向環状壁13を形成する。
【0019】
弾み車36の羽34は半環状外皮22の内部に固設される。羽34はタービンホイール40の羽38に対面し、ピストン30はタービンホイール40と前方横断壁18の間に軸線方向に配置される。
前方タービンホイール40は分割型内部環状リング42をもち、この環状リングを介して、この場合ではリベット44により、あるいは別の形式では溶接により、ハブ46の外側周囲に固定されるのであり、このハブ46は軸線方向前方に伸びており、概ねL字形の軸線方向断面形状をもつ。
ハブ46の横断方向部分48の上に半径方向板の形でリング42が固定され、その一方でハブ46の半径方向をもつチューブ状部分50には、ハブ46と、従って被駆動軸(図示してない)と共に回転するタービンホイール40と嵌合する内部スプラインが切ってある。
被駆動軸は公知のやり方で、水圧制御室52に供給する中央ダクトを有し、この制御室は軸線方向には、ピストン30と前方横断壁18より、また半径方向と内部的には、ハブ46の軸線方向部分50により束縛されている。
【0020】
この目的のために軸線方向部分50の自由端と前方横断壁18間に1本以上の流路54が存在し、被駆動軸のダクトから流入する、この場合にはオイルである制御流体の流路として用いられる。
軸線方向部分50は形状が大体チューブ状であり、その外側スプライン56はその自由端領域に加工してある。
軸線方向部分50は半径方向板48とスプライン56間に外部平滑面58をもち、この平滑面の直径は、軸線方向部分50が段階状直径をもつようにスプライン56の直径より若干大きくなっている。
リングシール60は表面58内に形成された溝の中に取付けられる。このシール60は、ピストン30の内側周囲でピストンの一部をなす軸線方向スリーブエレメント62と共に作動する。このやり方でこの領域における封止機能が得られる。
【0021】
この発明の特徴に従えば、流体動力学的継手装置10は、ケーシング12の環状軸線方向壁13に対して回転するピストン13に接合する軸線方向弾性デバイス64を有する。
図2には第1実施態様の軸線方向弾性デバイス62の拡大図を示す。
この発明の第1実施態様では、軸線方向弾性デバイス64は支持部材66を有し、この支持部材66は横断環状板部分68をもち、この板部分68の外側周囲には後方を向く環状軸線方向頂上部分70がある。
支持部材66はケーシング12の環状軸線方向壁13に固定されるのであって、この実施例では軸線方向前方スカート20の内側面21上の環状軸線方向頂上部分70を溶接により固定し、溶接継ぎ目19を形成する。
環状軸線方向頂上部分70に対する溶接方法は、例えばレーザー型か、電気型か、抵抗溶接型か、あるいは摩擦溶接型のいずれかの方式に依る。
【0022】
この発明の改変実施態様(図示してない)においては、支持部材66は強いてケーシング12の中に取付けられるか、もしくはケーシング12の中にシーム溶接される。
横断板部分68にはその内側半径方向周囲に切り欠き部分72があり、その1つが図3では見られる。
軸線方向弾性デバイス64はやはり軸線方向弾性舌74を有し、この舌の相対する接線方向端末は、第1締めつけ箇所76を経てピストン30の後方横断面78に固定され、また第2締めつけ箇所80を経て横断板部分68の前方横断面82に固定される。
第1締めつけ箇所76は横断板部分68の切り欠き部分72に対面し、その一方で第2締めつけ箇所80が切り欠き部分72の円周方向端末縁73の近傍に配置されている。
【0023】
舌74の固定は、ここではリベットによるが、別な公知の方法でもなされる。
注意すべきことは、ピストン30の後方面78には、第1締めつけ箇所76の領域内に凸状ボス84があるということであり、このボス84は後方に向けて軸線方向に楽に突出する。
舌74の個数は用途に依存して決まり、これらの舌74の数個のセットは円周方向に角度的間隔をとって配置されており、この構成においてそれぞれのセットは、この実施例では1個以上の舌74から成っている。例えばデバイス64は舌74の3セットを有する。
舌74は、この場合は大体接線方向を向いているが、横断方向を向き、例えば三角形または長方形となっている。
【0024】
全ての場合において、ピストン30は表面28の半径方向内側にあって、流体動力学的継手装置10の寸法を減らすように、タービンホイール40及びハブ46の形状に合致しているのであって、流体動力学的継手装置10はタービンホイール40、弾み車36、ピストン30、ハブ46そして、この実施例では標準型である捩じり振動止め90から成っている。
流体動力学的継手装置10は軸線方向の軸線X‐X’をもち、対称図形的に回転可能である。この実施例では、装置10はやはり、公知の方法によるトルクコンバーターを構成するように反動輪88を含む。
ケーシング12は封止され、そしてオイルが充填してある。
捩じり振動止め90はピストン30と前方横断壁18間に中間介在し、そのため振動がろ過され振動止め90がピストン30とハブ46間の噛合いが不能なように作用する。
【0025】
更に正確には、この場合の振動止め90は2段階型であって、環状摩擦ディスク92を含んでおり、このディスク92は表面26と28間で軸線方向に把持されるように配列される。
摩擦ディスク92は、この実施例では円周方向に指向された螺旋形圧縮ばね93から成る第1弾性減衰段階を経て、中央減衰板94に接合され、この減衰板94は内部にスプラインが切ってあり、ハブ46の外部スプライン56に装着される。減衰板94はハブ46と、この場合は円周方向の隙間と噛合う。
摩擦ディスク92は、また、この実施例では円周方向に指向された螺旋形圧縮ばね95から成る第2弾性減衰段階を経て、側方減衰板97に接合され、この減衰板97は内部にスプラインが切ってあり、ハブ46のスプライン56上の円周方向の如何なる隙間もなしに固定される。
2段階式捩じり振動止めは同業技術者にとって公知であり、従って2段階式振動止め方法はこの明細書では詳細な説明はしない。
【0026】
これまで理解されているように、そして公知のように、ピストン30のどちらかの側に加わる圧力を変えることにより、例えば被駆動軸の供給ダクトを経て、また流路54を経て水圧制御室52内の圧力を変えることにより、ピストン30は、ある場合には、摩擦ディスク92を表面26と28間に把握し、また他の場合には、この摩擦ディスク92を開放するように、前方または後方に変位される。
摩擦ディスク92が把握されると、表面26と28及び捩じり振動止め90を含むロックアップクラッチが噛合わされるかまたは架橋されると言われ、その結果回転駆動が直接駆動軸(図示してない)から、───この駆動軸は、例えば自動車に適用する場合は自動車のクランクシャフトであるが───被駆動軸に伝達されるのであり、この場合、この伝達はタービンホイール40と弾み車36間の相対的摺動を何ら伴わずに、ロックアップクラッチを経て伝達されるのである。特に、この伝達により車両の燃料消費量が減る。
【0027】
摩擦ディスク92が開放されると、ロックアップクラッチが噛合い解消されるかまたは架橋が開放されると言われ、その結果回転駆動が駆動軸から、被駆動軸に伝達されるのであり、この場合、この伝達は弾み車36の羽34,38とタービンホイール40間のオイルの流れによってトルクコンバーターを経て伝達される。特に、この伝達は自動車の起動時に発生する。
舌74は、ロックアップクラッチが1つの位置から別の位置に移動する時は、ピストン30の前方横断壁18に対する軸線方向への作動を可能とする。
好ましく、しかしこの発明に限定を与えずに、舌74は、これらの舌がロックアップクラッチの架橋方向に、ピストン30に対して軸線方向の予荷重力を印加するように装着される。従って、ロックアップクラッチの架橋を解除するためには、水圧制御室52内の圧力が増大される。
注意すべきことは、ピストン30に印加された予荷重の大きさは、横断板部分68の軸線方向の位置決めの関数として調節されるということである。横断板部分68が前進するにつれて予荷重力は益々大きくなる。
【0028】
この発明の改変実施態様においては、舌74は、舌がピストン30を非架橋位置に保持する傾向をもつように取付けられる。
舌74は、勿論何らかの公知の手段でピストン30及び支持部材66に固定される。例えば、舌74はリベットによって固設されるのであり、これらリベットの本体はピストン30または支持部材66の上に押出され、もしくは溶接または螺合により固設される。
この実施例では、摩擦ディスク92は、それぞれの相対する横断面に固定された前方及び後方の各ライナー96を担持する。別な形式では、ライナー96は表面26,28に固定され、これら表面は従って締めつけ表面となっている。更に別な形式では、摩擦ディスク92は摩擦ライナーの中の外側周囲に埋設される。更にまた別な形式では、摩擦ディスク92は表面26,28に対して直接的な摩擦接触をしている。
【0029】
好ましくは、1個の、または複数のライナー96は溝をもっており、この溝はライナーの内側周囲から外側周囲に向けて伸び、良い冷却効果を与えており、これら溝は表面26,28もしくは摩擦ディスク92と接触している。
この発明に従って製作された流体動力学的継手装置10によって、被駆動軸のトルク伝達能力の増大が可能となるのであって、その理由は、表面26,28の半径の平均値の増大にあるのであって、これら表面26,28はもはや半径方向にその大きさが限定されていないのであり、それは1つのデバイスが前方殻体14の横断前方壁18の外側周囲に存在するからである。
加えて、この発明は現行の同業技術と比較すると必要とする部品点数が減るのであって、従って装置10の製造コストが低減する。
【0030】
この発明で用いるような軸線方向弾性デバイス64を用いることにより、ロックアップクラッチの架橋方向にピストン30上に予荷重力を印加するのであって、これによりピストン30に何ら圧力を加えずとも、把握力を摩擦ディスク92に与えることができる。
摩擦手段41は、ハブ46の半径方向板部分48上に形成された前方横断面43とピストン30間に作用しており、ピストン30は、上述したように第1表面26に対面して横たわる第2表面28を経て前方横断壁18に対して脱着自在に接合される。
摩擦手段41は、ピストン30とハブ46の横断面43間に生ずる直接的接触は全て回避し、そして後方に向くピストン30の軸線方向の変位を制限し、そしてピストン30がタービンホイール40に接触しないようにしている。
摩擦手段41は、好ましく低い摩擦係数をもつ1個以上の摩擦エレメントを有する。この摩擦エレメントは好ましくはプラスチックのような合成材料であり、ガラス繊維及び/またはガラス球のような繊維及び/または球により有利に補強される。
【0031】
図1において注意すべきことは、ピストン30はタービンホイール40とハブ46のアセンブリに隣接し、摩擦手段41を担持する形状をもち、その一方でハブ46は前方横断壁18を指向しピストン30で包囲された軸線方向の環状部分をもち、そしてピストン30は前記部分に関して軸線方向運動をするように装着されているということである。
この構成に感謝することは、ハブ46の半径方向板部分48が何の付加的機械加工を要しないことであり、その訳は摩擦手段41がピストン30により担持されるからである。
もう一つの結果は、板部分48の機械的強度が保存されており、加えて解決が単純で安価なことであり、その訳は、好ましくは金属製が良いとされるピストン30は容易に隣り合わされる成分部品だということである。
これらは全て振動止め90と具合良く組合わされるのであり、その訳はピストン30は振動止め90と、そしてタービンホイール40とハブ46のアセンブリとの間に軸線方向に配置され、そして出来るだけ前記アセンブリに近接し、そして特に板部分48に近接しているからである。
【0032】
加えて、ピストン30はケーシング12の軸線方向壁に回転状態で接合され、このケーシング12は、ピストン30の作動停止が発生しないようにスリーブエレメント62と表面58間に半径方向の間隙の提供を容易にする構成となっている。
ピストン30はハブ46に装着されたシール60とだけ、スリーブエレメント62を介して共同して作動し、その結果摩擦手段41は板部分48との良好な接触表面をもつのであり、何故ならば、舌74とシール60はピストン30を、特に円周方向に変位させ、その結果摩擦手段41と板部分48間の表面接触が常に最大化されるからである。
この実施例では、ピストン30との摩擦噛合いをする手段41の1つは少なくとも1個の突出エレメントを有し、この突出エレメントはピストンの後方表面78にある補完孔45に噛合っている。この補完し合う共同作用は達成が簡単で安価であり、摩擦手段41の中心位置決めをよくし、その一方で回転接合を提供する。
【0033】
孔45は好ましくは盲孔がよく、その結果室52の封止が保持される。盲孔42は好ましくはプレス加工または押出し加工により形成される。
摩擦手段41は、締めつけリベット44の半径方向内側の板部分48に形成されたハブ46の横断面43と接触するように配列されたリングから成る。
前記横断面43は前方を向いている。
リング41は複数のボス(小突起)47をもち、これらボスのそれぞれは、この実施例では、ピストン30の金属の前方への押出し加工により部分的に形成した盲孔45中の軸線方向の半径方向隙間と噛合っている。
ボス47と孔45は円筒形であり、この明細書では円形断面だが、改変実施態様では、正方形断面もしくはその他の形の断面をもっている。
板部分48とリング41間の接触面43は最大化されるのであって、その訳は、孔45の中にボス47を装着するには軸線方向及び半径方向の隙間を伴うからである。
【0034】
図4には前出の軸線方向弾性デバイスに類似のものの第2実施態様を示すが、この弾性デバイスにおいて、軸線方向環状頂上部分70が、前方軸線方向スカート20の内側表面21と後方軸線方向スカート24の外側表面25の間に軸線方向にそして半径方向に挿入されており、その結果これら3つのエレメントは相互に固定され、この実施例では単独溶接継ぎ目23による溶接で固定されている。
図5と6は軸線方向弾性デバイスの第3実施態様を示すが、この弾性デバイスは突出部を形成する複数の支持部材66から成る。
これらの支持突出部66は、好ましくは規則的な間隔をとって円周方向に配置されており、図には実施例で3個が見られる。
注意すべきことは、この実施態様では、支持突出部66は前出の形式のような軸線方向環状頂上エレメント70は含んでいないということである。
それぞれの支持突出部66は環状横断板部分68の扇形100から成る。環状横断板部分68の扇形100はその外側周囲に刻み目102をもち、この刻み目102は、後方殻体16の後方軸線方向スカート24の前方自由端から前方に、軸線方向に伸びる補完突出部104間に嵌合する。
【0035】
突出部104上への刻み目102の締めつけは、例えばシーム加工または溶接により達成される。
個々の横断板扇形100は、その前方横断面82に、軸線方向弾性舌74に対する第2締めつけ点80がある。第2締めつけ点80への舌74の組立ては第1実施態様の場合と同じである。
軸線方向弾性デバイスの第4実施態様が図7と8に示してあるが第2実施態様と同類である。
第1の異なる点は、後方軸線方向スカート24が、前方軸線方向スカート20の自由後方端を取囲むその自由端の領域内に中心をもち、そしてこのスカート24が、この実施例では、溶接によって前方軸線方向スカート20に固定されていることである。
第2の異なる点は、突出部104が前方軸線方向スカート20の後方自由端の一部であることである。このように、支持突出部66は、第2実施態様の支持突出部と同一だが、前方軸線方向スカート20の突出部104間の刻み目102を介して噛合わされる。
【0036】
図9と10に示す第5実施態様は第4実施態様に類似しているが、この実施態様では個々の軸線方向弾性舌74は、支持突出部66の横断板扇形100と一体構成される。
このように横断板扇形100はもはや第2締めつけ点80を含まない。横断板扇形100の半径方向内側周囲は舌74により実質的に円周方向に伸ばされ、この舌74は第1締めつけ点76まで伸びており、この第1締めつけ点76は、ピストン30の後方面78上の凸形ボス84上に尚も位置している。
注意すべきことは、好ましく、横断板扇形100は舌74と等しい横断板内に横たわっているということである。
図11,12及び13は、第3実施態様に非常に近いこの発明の第6実施態様を示す。
第6実施態様は第1の箇所において、個々の支持突出部66が頂上部分70に類似する環状頂上扇形106から成り、頂上部分70は、前方軸線方向スカート20の内側面21に、19の所で、この実施例では溶接により固設される。
【0037】
第2の箇所において、この実施態様が異なるのは、ピストン30がその外側周囲において、後方に向けて伸びる軸線方向のスカート108を有している点である。
ピストンの軸線方向のスカート108の自由後方端109には、個々の支持突出部66に対面する切り欠き110を有する。
個々の切り欠き110の円周方向端末縁112は、個々の横断板扇形100の半径方向縁114に対して接触するようになる構成をもっている。
注意すべきことは、切り欠き110内の支持突出部66の取付け方法は、特にピストン30の軸線方向変位との干渉を全て回避するように、円周方向の隙間によって達成されるということである。
切り欠き110の円周方向端末縁112は、支持突出部66に対する円周方向の接触部分として作用し、この支持突出部66は、舌74に加わる縦方向の圧縮力を増大するケーシング12とピストン30のアセンブリにより、高度のトルクが伝達される場合に、軸線方向弾性舌74の反り返りをすべて防止する。
【0038】
図13において、凸形ボスと凹形ボス86がピストン30の後方表面に観察される。
図14,15は第7実施態様であって、この実施態様ではピストン30が、その後方横断面78に対面する関係位置で、横断中間板116を担持しており、ピストン30は、やはり先行の実施態様の場合に類似する軸線方向スカート108をもっている。
個々の横断中間板116には、耳117があり、この耳117は軸線方向弾性舌に対する第1締付点76を担持している。
個々の横断中間板116は、その外側周囲に横断締付突出部120があり、この突出部120のそれぞれは、ピストン30の軸線方向スカート108の後方自由端末縁の中に形成された補完長孔122の中に噛合う。
【0039】
突出部に形をした支持部材66は、個々の中間横断板116と向き合う状態に、軸線方向前方スカート20上に固定され、後方軸線方向スカート24は、第4実施態様におけるように前方軸線方向スカート20を取囲んで中心設定されている。
この支持突出部66は横断板部分126から成り、その外側周囲には環状頂上のある扇形128があり、この扇形はその中心が前方軸線方向スカート20の内部にある。横断板部分126には耳130があり、この耳は軸線方向弾性舌74に対する第1締めつけ点80を担持する。
環状頂上のある扇形128の後方自由端末には横断締めつけ突出部132があり、これら締めつけ突出部のそれぞれは、半径方向外側で、前方軸線方向スカート20の自由端末に形成された相補性切り欠き134と噛合う。
2つの横断締めつけ突出部120と132はそれぞれの中間板及びそれぞれの支持突出部66に提供される。
【0040】
冷間加工、または例えば電気的加熱法などによる熱間加工によって、切り欠き122,134の側縁にアップセット加工を施すことにより、ピストン30の軸線方向スカート108及び前方殻体14の前方軸線方向スカート20の金属はそれぞれ変形され、横断締めつけ突出部120,132をそれぞれ両切り欠き122と134間で軸線方向に不動にし、そしてまたこれら両切り欠き122と134の側縁の塑性変形中に、材料の再流動を可能にする。このようにして横断中間板116と支持突出部66は、この実施例では、ピストン30の軸線方向スカート108及び前方殻体14の前方軸線方向スカート20の上でそれぞれシーム接合される。
もう1つの形式では、前方殻体14の前方軸線方向スカート20は後方殻体16の後方軸線方向スカート24を部分的に包囲し、その結果切り欠き134が後方軸線方向スカート24に形成される。
【0041】
別の形式では、横断締めつけ突出部120,132は、ピストン30の軸線方向スカート108上に、そして前方軸線方向スカート20またはケーシング12の後方軸線方向スカート24の何方かの上に、それぞれ溶接か、または接着剤による接合か何れかの方法によって固定される。
更にまた別の形式では、支持突出部66の環状頂上をもつ扇形128は、例えばレーザービーム形式の透明溶接法によって、前方殻体14の前方軸線方向スカート20に対して溶接固定される。
まだある別の形式では、横断中間板116はピストン30の後方表面78に直接溶接される。従って横断中間板116は、溶接による横断中間板116の締めつけに使う軸線方向にずれている舌74と第2部分のセットの端末を締めつける第1部分を有する。
【0042】
まだある更なる形式では、ピストン30はまたその外側周囲に横断方向のフランジがあり、このフランジは突出部に分割されており、しかも、舌74用の第1締めつけ点76をその中に担持する横断中間板116を置換するように、軸線X‐X’に向けて方向付けられている。
図16と17は軸線方向弾性デバイス64の第8実施態様を示しており、軸線方向弾性舌は省いてある。
この実施態様では、弾性部材は、やはり皿ばねとして扱われる円錐形リング形の圧縮ばねである複数の円周方向扇形または部分136から成る。
この実施態様では、ピストン30は軸線方向スカート108から成り、このスカート108は後方を指向しており、また第6実施態様のピストン30と類似の形をしている。
支持部材66は横断方向環状板扇形138を含み、この扇形138はそれらの外側周囲に環状後方軸線方向頂上のある扇形139を有し、そしてこれら扇形139の内側には環状前方軸線方向頂上のある扇形142がある。
【0043】
支持部材66のそれぞれは、環状後方軸線方向頂上のある扇形139の外側壁を介して、軸線方向前方スカート20の内部壁21に対して、この実施例では19で示す箇所での溶接により、固定される。
第6実施態様におけるように、ピストン30の軸線方向スカート108は、それぞれの支持部材66に対面する関係位置に切り欠き110をもち、その結果ピストン30は回転中に円周方向の隙間を伴って支持部材66と接合する。切り欠き110の円周方向端末縁112は、従ってそれぞれの横断板扇形138の円周方向端末縁114に対して接触するようになることが可能である。
ピストン30は切り欠き110と支持部材66の共同作用により駆動される。
個々のばね扇形136は、その円形後方軸線方向内部端末縁135を介して、横断板扇形138の横断前方表面に担持され、そして円形前方軸線方向外部端末縁137を介して、ピストン30の横断後方表面78に担持され、好ましくは表面26,28に対面する。
【0044】
個々のばね扇形136はその内側周囲において、支持部材66の環状前方軸線方向頂上のある扇形142により半径方向に維持される。ばね扇形136はまた一対の円周方向接触部分140により円周方向に保持され、この接触部分140は、この実施例では、それぞれの横断板扇形138の円周方向端末縁114から軸線方向前方に伸びる
成っている。
注意すべきことは、軸線方向予荷重力を、クラッチの架橋方向にピストン30に印加する他に、圧縮ばね136は支持部材66によりピストン30の駆動中に雑音発生を可能とするのであって、この雑音の発生は、ピストン30と圧縮ばね136間に存在する摩擦が原因で縮められる円周方向の隙間により生ずる、ということである。
【0045】
図18,19及び20には軸線方向弾性デバイスの第9実施態様を示してあり、この実施態様は、先行の実施態様に類似しており、しかもこの実施態様では円錐形リング型のばね扇形が波形の圧縮ばね扇形142により置き換えられている。
この実施態様では、支持部材66は先行の実施態様の支持部材と同類であるが、この実施態様の支持部材はその円周方向端末縁にフランジをもっておらず、また半径方向内側の前方環状軸線方向頂上部分も存在しない。
ピストン30は先行の実施態様のピストンと同一である。
波形のばね扇形またはばね部分142のそれぞれは、その両端末に保持突出部144をもっており、この突出部144は、個々の横断板扇形138の円周方向端末縁を取囲んで湾曲し、その結果このばね扇形142は横断板扇形138と回転ならびに軸線方向の両方で接合される。横断板扇形138を取囲む突出部144の弾性把握部分はやはりばね142を半径方向に保持する。
【0046】
図21と22に示すのは先行の実施態様に類似する第10実施態様であるが、この実施態様において、個々の波形ばね扇形は螺旋形圧縮ばね146により置き換えられている。
ピストン30と支持部材66は先行の実施態様におけるこれら構成部品と類似する。
しかし、個々の横断板扇形138は保持当て板148をもっており、これら当て板は扇形138の前方表面に設けてあり、この当て板はここから実質的にその中心において突出し、そしてこの実施例ではプレスにより打ち込み加工されており、その結果螺旋形ばね146を横断方向に不動にしてある。個々の螺旋形ばね146は有利に当て板148に対して軸線方向に引っかけられており、固定が容易な状態が分かる図となっている。
図23と24に示すのは実質的に第8実施態様に類似する第11実施態様であるが、この実施態様において、円錐形ばね型のばね扇形が螺旋形型の単一圧縮ばね150により置き換えられている。
【0047】
注意すべきことは、支持部材66の横断板部分138は、第8実施態様の場合とは異なるということであり、この第8実施態様の横断板部分ではその前方表面に中心を占める溝152があり、この溝152は螺旋形ばね150の後方軸線方向端末を受入れている。
注意すべきことは、環状後方軸線方向頂上をもつ扇形139、横断板部分138、中心を占める溝152及び環状前方軸線方向頂上をもつ扇形142はS字形外形をもつ支持部材66を構成するということである。
環状前方軸線方向頂上をもつ扇形142は半径方向に螺旋形ばね150を軸線方向に保持する。
改変によると、大直径の単独ばね150は、一体構成の皿ばねまたは波形ばねである。
図25,26及び27に示すのは第12実施態様であり、この実施態様では、ケーシングの中に支持部材66が支持される装着手段はバヨネット型(はめ込みがた)である。
【0048】
この実施態様において、前方殻体14の環状前方軸線方向スカート20は、その後方自由端末に横断突出部154を有し、これら突出部のそれぞれは、半径方向に軸線方向に伸びている。
これらの横断突出部154は円周方向に規則的に間隔をとって、対体で配列され、この実施例では3つあり、2つの横断突出部154がその間に凹部156を設定している。
支持部材66は、軸線方向に段差のある横断環状板部分158を有する。
横断環状板部分158はその外側周囲に横断突出部160をもち、その3つがこの実施例では見られ、これらは円周方向に規則的に間隔をとって配置されている。
それぞれの横断突出部160は、その後方表面162から突出したボス164をもち、これらのボスは凹部156内に嵌合するように構成されている。横断突出部160はまた、その外側周囲に後方を向いた軸線方向スカート166をもつ。
【0049】
横断環状板部分158はやはり、その前方表面から突出した案内突出部168を有し、、これら突出部168は、この実施例では、プレスによる打ち出し加工で形成されており、その内側周面に切り欠き170を有している。
ピストン30は保持用当て板172を有し、このものはピストンの後方表面78から突出し、それぞれの保持用切り欠き170に向かい合っている。
この実施例では螺旋形型でしかも大直径をもつ圧縮ばね150が、ピストン30と横断環状板部分158の間に介在している。このばね150は、横断環状板部分158の前方表面に対してその後方端末で軸線方向に接触しており、しかかもその前方端末で、ピストン30の後方表面78で軸線方向に接触している。
この実施例では、ばね150は表面26,28に向かって横たわり、そして案内突出部168により、そして横断環状板部分158の適切な段階状の形態によって、支持部材66の側面に半径方向に保持される。
【0050】
ピストン30、ばね150及び支持部材66は嵌め込み型継手によってケーシング12の中に保持される。続けて、ばね150を、ピストン30と横断環状板部分158の間に、横断環状板部分158を軸線方向に変位させることによって圧縮すれば充分である。次いで、前方軸線方向スカート20の横断突出部154が軸線方向に通過されると、回転運動が横断環状板部分158に与えられ、その結果横断環状板部分150の横断突出部160のそれぞれのボス164が軸線方向前方スカート20の中の凹部または切り欠き156と噛合うようになる。
嵌め込み型取付け方法の性質により、ばね150の戻り力が横断環状板部分158をケーシング12の中に保持し、そしてピストン30を前方殻体14の横断前方壁18に対して保持しており、突発的などんな事故の危険も防ぐ構成となっている。
【0051】
この発明の各種の実施態様を上に述べてきた。この説明は勿論この発明を限定するものではなく、この明細書に述べられていない他の実施態様が考察されよう。特にこれらの実施態様を共に組合せることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施態様により製作した流体動力学的継手装置の一部を、軸線方向断面図とした半分図であり、この第1実施態様において、軸線方向弾性デバイスは軸線方向弾性舌から成り、しかもこの構成において支持部材は前方軸線方向スカートの内壁に溶接により固設される。
【図2】 図1の流体動力学的継手装置の軸線方向弾性デバイスの拡大した軸線方向断面図である。
【図3】 図1の流体動力学的継手装置の軸線方向弾性デバイスの、図2の3‐3ラインに沿った断面で採った正面図である。
【図4】 この発明の第2実施態様を示し、この第2実施態様において、支持部材はケーシングの前方軸線方向スカートと後方軸線方向スカートの間に取付けて溶接される図2に同じ図である。
【図5】 この発明の第3実施態様を示し、この第3実施態様において、支持部材はケーシングの前方軸線方向スカートの前方自由端に固定される図2と3に同じ図である。
【図6】 この発明の第3実施態様を示し、この第3実施態様において、支持部材はケーシングの前方軸線方向スカートの前方自由端に固定される図2と3に同じ図である。
【図7】 この発明の第4実施態様を示し、この第4実施態様において、支持部材はケーシングの前方軸線方向スカートの後方自由端に固定される図2と3に同じ図である。
【図8】 この発明の第4実施態様を示し、この第4実施態様において、支持部材はケーシングの前方軸線方向スカートの後方自由端に固定される図2と3に同じ図である。
【図9】 この発明の第5実施態様を示し、この第5実施態様において、軸線方向弾性舌は支持部材と一体構成される図2と3に同じ図である。
【図10】 この発明の第5実施態様を示し、この第5実施態様において、軸線方向弾性舌は支持部材と一体構成される図2と3に同じ図である。
【図11】 この発明の第6実施態様を示し、この第6実施態様において、ピストンは後方に指向する軸線方向スカートを有し、このスカートは支持部材と共に作動する図2と3に同じ図である。
【図12】 この発明の第6実施態様を示し、この第6実施態様において、ピストンは後方に指向する軸線方向スカートを有し、このスカートは支持部材と共に作動する図2と3に同じ図である。
【図13】 この発明の第6実施態様の主要構成部品を示す拡大斜視図である。
【図14】 この発明の第7実施態様を示し、この第7実施態様において、ピストンは弾性舌を締め付ける横断方向の中間介在板を有する図2と3に同じ図である。
【図15】 この発明の第7実施態様を示し、この第7実施態様において、ピストンは弾性舌を締め付ける横断方向の中間介在板を有する図2と3に同じ図である。
【図16】 この発明の第8実施態様を示し、この第8実施態様において、弾性デバイスは円錐形の圧縮ばね領域から成る図2と3に同じ図である。
【図17】 この発明の第8実施態様を示し、この第8実施態様において、弾性デバイスは円錐形の圧縮ばね領域から成る図2と3に同じ図である。
【図18】 この発明の第9実施態様を示し、この第9実施態様において、ばね領域は波形を形成する図2と3に同じ図である。
【図19】 この発明の第9実施態様を示し、この第9実施態様において、ばね領域は波形を形成する図2と3に同じ図である。
【図20】 図19の矢印F20の方向に見た正面図であって一部切断してあり、この発明の第9実施態様を示す断片的図である。
【図21】 この発明の第10実施態様を示し、この第10実施態様において、ばね領域は螺旋形圧縮ばねに置き換えられている図2と3に同じ図である。
【図22】 この発明の第10実施態様を示し、この第10実施態様において、ばね領域は螺旋形圧縮ばねに置き換えられている図2と3に同じ図である。
【図23】 この発明の第11実施態様を示し、この第11実施態様において、弾性デバイスは大直径をもち螺旋形の単独圧縮ばねから成る図2と3に同じ図である。
【図24】 この発明の第11実施態様を示し、この第11実施態様において、弾性デバイスは大直径をもち螺旋形の単独圧縮ばねから成る図2と3に同じ図である。
【図25】 この発明の第12実施態様を示し、この第12実施態様において、軸線方向に弾性をもつデバイスは差し込み型連結具によりケーシングに取付けられている図2と3に同じ図である。
【図26】 この発明の第12実施態様を示し、この第12実施態様において、軸線方向に弾性をもつデバイスは差し込み型連結具によりケーシングに取付けられている図2と3に同じ図である。
【図27】 この発明の第12実施態様の主要構成部品を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
12 ケーシング
13 環状軸壁
18 横方向前部壁
28 第2の面
30 ピストン
64 軸方向弾性装置
66 支持部材
72 カットアウト
78 後部面
80 固定ポイント
136,142,146 圧縮コイルばね
138 横方向プレート部
Claims (35)
- 環状軸壁(13)および横断前部壁(18)を有するケーシング(12)を含む自動車用流体動力結合装置(10)であって、
前記ケーシング(12)が回転可能に駆動軸に結合されるように構成されていて、前記ケーシング(12)内部に取り付けられ、回転可能に駆動軸に結合されるように構成されたハブ(46)に固定されたタービンホイール(40)を含み、
前記ケーシング(12)の前記横断前部壁(18)の後部面が第1の面を含み、
ロックアップクラッチが前記タービンホイール(40)と前記横断前部壁(18)との間に作動するように介挿され、前記タービンホイール(40)および前記横断前部壁(18)を着脱可能に結合し、かつ、
前記ロックアップクラッチが前記ケーシング(12)の前記横断前部壁(18)に対して軸方向に移動可能であり、第1の面(26)に面する第2の面(28)をその前面に搭載するピストンを後部に含む自動車用流体動力結合装置(10)であって、
I:前記ピストン(30)が、軸方向弾性装置(64)を通して前記ケーシング(12)の環状軸壁(13)に回転可能に結合されていること:
II:前記第2の面(28)が、後方にあるピストン(30)の前方面の外側周囲に形成されていること、
III:前記軸方向弾性装置(64)は、前記ケーシング(12)の前記軸方向の環状壁(13)に回転可能に且つ軸方向に結合され且つ横断板部分(68、100、126、138、158)を含む少なくとも1つの支持部材(66)を含み、且つ前記ピストン(30)と前記支持部材(66)の前記横断板部分(68、100、126、138、158)との間に軸方向に介挿された少なくとも1つの弾性部材(74、136、146、150)を含み、且つ前記ピストン(30)は、前記支持部材(66)と回転可能に結合する手段(74、110、172)を含むことを特徴とする、自動車用流体動力結合装置(10)。 - 前記弾性部材(74、136、146、150)の平均半径が、前記第2の面(28)の外径よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の装置(10)。
- 前記軸方向弾性装置(64)が、一定の間隔で円周方向に離間されている複数の支持部材(66)を含むことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の装置(10)。
- 前記軸方向弾性装置(64)が、その横断板部分(68、158)が環状リングを構成する単一支持部材(66)を含むことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の装置(10)。
- 前記ピストン(30)が、その外周に後部の方へ延びる軸方向スカート(108)及びノッチ(110)を含み、且つ、前記支持部材あるいはそれぞれの支持部材(66)の前記横断板部分(100、138)が、環状リングセクタが前記ピストン(30)の前記軸方向スカート(108)の前記ノッチ(110)に収容されるように環状リングセクタを構成し、それによって支持部材(66)が前記ピストン(30)のノッチ(110)のエッジ(112)に隣接することができることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の装置(10)。
- 前記支持部材(66)の前記横断板部分(158)がノッチ(170)を有していて、かつ前記ピストン(30)が前記ノッチ(170)に面するその後部面(78)上にパッド(172)を含み、それによって前記ピストン(30)の前記パッド(172)が、前記支持部材(66)と回転可能に結合するように前記横断板部分(158)の前記ノッチ(170)に収容されることを特徴とする請求項4に記載の装置(10)。
- 前記ピストン(30)と前記支持部材(66)との間に円周クリアランスが形成されていて、前記ピストン(30)と前記支持部材(66)が回転可能に結合されていることを特徴とする請求項6に記載の装置(10)。
- 前記軸方向弾性装置(64)が、その対向端がそれぞれ前記ピストン(30)および前記支持部材(66)の前記横断板部分(68、100、126)上に固定された軸方向弾性凸縁(74)を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の装置(10)。
- 前記凸縁(74)が、前記クラッチのロックの方向に与圧力を前記ピストン(30)に加えることを特徴とする請求項8に記載の装置(10)。
- 前記与圧力の大きさが前記横断板部分(68、100、126)の軸位置決めにより調整されることを特徴する請求項9に記載の装置(10)。
- 前記凸縁(74)が、前記クラッチの解除位置に前記ピストン(30)を保持することを特徴とする請求項8に記載の装置(10)。
- 前記凸縁(74)が、一定の間隔で円周方向に離間されていることを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の装置(10)。
- 前記凸縁(74)が、接線方向に向けられていることを特徴とする請求項8〜12のいずれかに記載の装置(10)。
- 各凸縁(74)が、前記ピストン(30)の後部面(78)に固定する第1のポイント(76)を含んでいることを特徴とする請求項8〜13のいずれかに記載の装置(10)。
- 前記第1の固定ポイント(76)が、前記ピストン(30)の前記後部面(78)の凸状ボス(84)上で規定されることを特徴とする請求項14に記載の装置(10)。
- 前記凸縁(74)が、前記支持部材あるいはそれぞれの支持部材(66)の前記横断板部分(100)と一体に形成されることを特徴とする請求項14あるいは15に記載の装置(10)。
- 各凸縁(74)が、前記支持部材あるいはそれぞれの支持部材(66)の前記横断板部分(68、100、126)の前方横断面(82)上に固定する第2のポイント(80)を有することを特徴とする請求項8〜15のいずれかに記載の装置(10)。
- 前記凸縁(74)の前記第2の固定ポイント(80)が、前記ピストン(30)の前記後部面(78)の凹ボス(86)に面する関係であることを特徴とする請求項17に記載の装置(10)。
- 前記支持部材(66)の前記横断板部分(68)が、各凸縁(74)の第1の固定ポイント(76)と面する関係のカットアウト(72)とともに形成されて、その第2の固定ポイント(80)がカットアウト(72)の円周方向の終端縁(73)の近くにあることを特徴とする請求項17あるいは18に記載の装置(10)。
- 前記軸方向弾性装置(64)が、最初に前記ピストン(30)の前記後部面(78)上および第二に前記支持部材あるいはそれぞれの支持部材(66)の前記横断板部分(138、158)の前記前方横断面(82)上で軸方向係合する少なくとも1個の圧縮ばね(136、142、146、150)を含み、それによって前記ばね(136、142、146、150)が、前記クラッチのロックの方向に与圧力をピストン(30)に加えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の装置(10)。
- 前記軸方向弾性装置(64)が、螺旋形あるいは円錐形あるいは波形の単一環状ばね(150)を含むことを特徴とする請求項20に記載の装置(10)。
- 前記軸方向弾性装置(64)が、一定の間隔で円周方向に離間された複数の圧縮ばね(146、150)を含むことを特徴とする請求項20に記載の装置(10)
- 各圧縮ばね(146)が、前記螺旋形のものであり、かつ各ばね(146)の少なくとも1つの端部が、前記支持部材あるいはそれぞれの支持部材(66)の横断板部分(138)の前記前方横断面(82)および/または前記ピストン(30)の前記後部面(78)上に突出関係で形成された保持パッド(148)上にフックで留められることを特徴とする請求項22に記載の装置(10)。
- 各圧縮ばねが、円錐リング形あるいは波形のばねであることを特徴とする請求項20に記載の装置(10)。
- 前記支持部材あるいはそれぞれの支持部材(66)の前記横断板部分(138)が、その内周に軸方向スカート(142)を含み、前記軸方向スカート(142)が前方に延びて前記ばね(146、150)を半径方向に内側に保持するようになっていることを特徴とする請求項20〜24のいずれかに記載の装置(10)。
- 前記支持部材あるいはそれぞれの支持部材(66)の前記横断板部分(138)が、前記ばね(146)を円周方向に保持するように軸方向に順方向に延びている円周方向の対向した衝接対(140)を含んでいることを特徴とする請求項5と組合わせた請求項24に記載の装置(10)。
- 波形の各ばねが、その円周方向の端部(144)を通して前記支持部材あるいはそれぞれの支持部材(66)の前記横断板部分(138)上に固定されることを特徴とする請求項5と組合せた請求項24に記載の装置。
- 前記ケーシング(12)の軸方向の環状軸壁(13)が、径方向内側に延びる横断突出部(154)を含むこと、前記横断突出部(154)の各々がノッチ(156)を有していること、及び前記支持部材(66)が、支持部材(66)の外周に横断突出部(160)を含み、前記横断突出部(160)の各々がその後部面上にノッチ(156)に面する突出ボス(164)を有していて、それによって前記支持部材(66)が、バヨネット結合により、前記ケーシング(12)の環状軸壁(13)と回転可能に結合されることを特徴とする請求項6と組合せた請求項20に記載の装置(10)。
- 前記ピストン(30)が、その後部面(78)と面する関係で、その外周を通して前記ピストン(30)の周辺の環状スカート(108)上に固定される少なくとも1つの横方向の中間プレート(116)を含み、それによって前記弾性部材(74)が、各横方向の中間プレート(116)と各支持部材(66)との間に作動するように置かれることを特徴とする請求項1〜28いずれかに記載の装置(10)。
- 前記ケーシング(12)が、その各々が軸方向スカート(20、24)を含む前部シェル(14)および後部シェル(16)を含み、2つの軸方向スカート(20、24)が前記ケーシング(12)の軸方向環状壁(13)を規定することを特徴とする請求項29に記載の装置(10)。
- 各支持部材(66)の前記横断板部分(100)が、前記前部シェル(14)の軸方向スカート(20)の自由後部端あるいは前記後部シェル(16)の前記軸方向スカート(24)の自由前部端上に直接固定されることを特徴とする請求項1〜27のいずれかに記載の装置(10)。
- 各支持部材(66)が、前記横断板部分(68、100、126、138)の外周から後部の方へ向けられ、前記支持部材(66)を前記ケーシング(12)の前記軸方向環状壁(13)に結合する環状軸線方向頂上部分(70、106、128、139)を含むことを特徴とする請求項1〜30のいずれかに記載の装置(10)。
- 各支持部材(66)の前記環状軸線方向頂上部分(70、106、128、139)が、前記前部シェル(14)の前記軸方向スカート(20)あるいは前記後部シェル(16)の前記軸方向スカート(24)上に固定されることを特徴とする請求項32に記載の装置(10)。
- 各支持部材(66)の前記環状軸線方向頂上部分(70、106、128、139)が、前記前部シェル(14)の前記軸方向スカート(20)と前記後部シェル(16)の軸方向スカート(24)との間に固定されることを特徴とする請求項32に記載の装置(10)。
- 両面の環状摩擦ディスク(92)が、第1および第2の面(26、28)間に把持され、ねじり振動止め(90)が、前記タービン(40)の前記環状摩擦ディスク(92)と前記ハブ(46)との間に作動されるように置かれていることを特徴とする請求項1〜34のいずれかに記載の装置(10)。
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