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JP4933225B2 - リップシール - Google Patents

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JP4933225B2 JP2006311032A JP2006311032A JP4933225B2 JP 4933225 B2 JP4933225 B2 JP 4933225B2 JP 2006311032 A JP2006311032 A JP 2006311032A JP 2006311032 A JP2006311032 A JP 2006311032A JP 4933225 B2 JP4933225 B2 JP 4933225B2
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Description

本発明は、リップシールの構造に関する。
互いに対向する2部材の間にリップシールを介装することで、オイルなどの漏出を防止することが知られている。特許文献1には、当該2部材間のうちの一方の部材に溝を設けて、この溝に予めリップシールを嵌め込んでおいてから当該2部材を密着させる点が開示されている。
特開2003−329140公報
しかし、リップシールと溝との隙間をなくすように、リップシールの外径が溝の内径より少しだけ大きく設定される場合には、リップシールを一方の部材の溝に嵌め込んだ後、他方の部材を密着させるまでの間に、リップシールにわずかでも外力が加わるとリップシールの外周部と溝の内壁との接触部に滑りを生じてリップシールが溝からはずれて浮き上がることがある。
本発明は、シール性を保持しながらリップシールを溝に嵌め込んだ際の浮き上がりを防止することを目的とする。
本発明は、互いに対向する2部材のうち、一方の部材に設けられる環状の凹部に装着され、厚み方向に沿う外周側面が前記環状の凹部の内壁側面に圧接されると共に、一方の部材と他方の部材とが接合されたとき2部材間に厚み方向と交差する方向に沿う両側面の一部が密接してシールを行う環状のシール部材において、シール部材の外周端部における両側面から外周側面に連続するように厚み方向に突出した環状の凸部が形成され、外周側面が環状の凹部の内壁側面と略平行な面として構成される。
本発明によれば、シール部材の外周端部に環状の凸部を設けたので、シール部材とシール部材が装着される凹部の内壁との間の接触面積が増大して、シール部材の着座性が向上し、外力が加わったときにシール部材が凹部から浮き上がることを防止できる。
以下では図面等を参照して本発明の実施の形態について詳しく説明する。図1は従来例におけるリップシールの構造を示す構成図であり、(a)は平面図、(b)はA−A断面図である。図2は本実施形態におけるリップシールの構造を示す構成図であり、(a)は平面図、(b)はB−B断面図である。
リップシール1(シール部材)はリング状のシール部材であり、内周部に断面形状がハの字形となるシールリップ部2が形成される。本実施形態のリップシール1は、図2(a)に斜線で示す外周側端部付近からリップシール1の径方向に垂直な厚み方向に延びる環状の凸部3を設ける点で従来例と異なる。この環状凸部3はリップシール1の両面に設けられ、両面の凸部3の高さ分だけリップシール1の外周側面の厚み方向長さは拡大される。ただし、リップシール1の凸部3における厚み方向幅は、シール性を損なわないようにシールリップ部2における厚み方向幅より小さくなるように設定される。
次に図3〜図6を参照しながら本実施形態におけるリップシール1の作用について従来例と対比しながら説明する。図3は従来例におけるリップシール1の組み付けを示す模式図であり、(a)は組み付け後の状態、(b)はリップシール1に外力が加わったときの状態を示す。図4は図3の領域Cの拡大図である。図5は本実施形態におけるリップシール1の組み付けを示す模式図であり、(a)は組み付け後の状態、(b)はリップシール1に外力が加わったときの状態を示す。図6は図5の領域Dの拡大図である。
ここで、図3〜図6では変速機ケース4(一方の部材)とコントロールバルブボディ5(他方の部材)との接合部であってそれぞれの油路6を接続する部分において、変速機ケース4に凹部7を形成して、凹部7にリップシール1を嵌め込む場合について説明する。
初めに図3、図4を参照しながら従来例の問題点について説明する。変速機ケース4に設けられる凹部7にリップシール1が嵌め込まれるが、リップシール1の外径は凹部7の内径より少しだけ大きく設定されているので、リップシール1を収縮させた状態で凹部7に嵌め込むこととなる。
これにより、リップシール1の外周部8から凹部7の内壁9に対して常に所定の付勢力が作用するので、リップシール1の一部に外力が加わるとリップシール1の中心に対して反対側がリップシール1の外周部8と凹部7の内壁9との間の摩擦力に抗して浮き上がり、リップシール1が凹部7からはずれることがある。
次に図5、図6を参照しながら本実施形態におけるリップシール1の作用について説明する。本実施形態ではリップシール1の外周側端部付近からリップシール1の厚み方向に延びる環状の凸部3を設け、リップシール1の外周側面から凸部3の側面にかけては、凹部7の内壁面と平行な面として構成されるので、リップシール1の外周部8と凹部7の内壁9との間の接触面積が従来よりも拡大される。なお、リップシール1の厚み方向とは、リップシール1の径方向に垂直方向、すなわちリップシール1の中心軸方向の厚みである。
ここで、リップシール1の外周部8と凹部7の内壁9との間の摩擦力は、リップシール1の外周部8と凹部7の内壁9との間の接触面積、すなわちリップシール1の外周部8と凹部7の内壁9との間の接触部分の厚み方向幅に依存しており、この厚み方向幅が従来例のαより大きいβとなるので、リップシール1の外周部8と凹部7の内壁9との間の摩擦力が従来例に比して増大する。
これにより、リップシール1の一部に外力が加わっても、リップシール1の中心に対して反対側は多少の浮き上がりを生じるだけであり、リップシール1が凹部7からはずれることを防止できる。
また、シールリップ部2は、一方がコントロールバルブボディ5と密接し、他方が変速機ケース4と密接するようにハの字形に形成されており、変速機ケース4とコントロールバルブボディ5との間を流れるオイルの油圧がシールリップ部2にかかると、コントロールバルブボディ5と密接するシールリップ部2と変速機ケース4と密接するシールリップ部2とはそれぞれより強く密接するので、シール性は十分確保される。
以上のように本実施形態では、リップシール1の外周端部に環状の凸部3を設けたので、リップシール1とリップシール1が装着される凹部7の内壁9との間の接触面積が増大して、リップシール1の着座性が向上し、外力が加わったときにリップシール1が凹部7から浮き上がることを防止できる。(請求項1に対応)
また、リップシール1の外周側面から凸部3の側面にかけては、凹部7の内壁面9と平行な面として構成されるので、リップシール1と凹部7の内壁9との間で生じる摩擦力が大きくなり、リップシール1が凹部7から浮き上がることをより確実に防止できる。(請求項2に対応)
さらに、リップシール1はハの字形のシールリップ部2を有するので、リップシール1の内側に油圧がかかると、シールリップ部2はコントロールバルブボディ5及び変速機ケース4により強く密接するので、リップシール1のシール性を十分に確保することができる。(請求項3に対応)
さらに、リップシール1の凸部3における厚み方向幅は、シールリップ部2における厚み方向幅より小さくなるように設定されるので、コントロールバルブボディ5と変速機ケース4とを接合したとき、凸部3よりシールリップ部2がより強くコントロールバルブボディ5及び変速機ケース4と密接するので、シール性を損なうことを防止できる。(請求項4に対応)
さらに、凸部3とシールリップ部2との間は相対的にリップシール1の厚み方向幅が小さくなるので、コントロールバルブボディ5と変速機ケース4とを接合して凸部3が変形した際の肉の逃げ空間が確保され、凸部3がコントロールバルブボディ5と変速機ケース4との間に挟まれることを防止できる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、本実施形態ではリップシール1を変速機ケース4とコントロールバルブボディ5との接合部に設ける場合について説明したが、これに限定されるものではなく、シールが必要な2部材間に適宜用いることができる。
従来例におけるリップシールの構成図である。 本実施形態におけるリップシールの構成図である。 従来例におけるリップシールの組み付けを示す模式図である。 図3の領域Cの拡大図である。 本実施形態におけるリップシールの組み付けを示す模式図である。 図5の領域Dの拡大図である。
符号の説明
1 リップシール
2 シールリップ部
3 凸部
4 変速機ケース
5 コントロールバルブボディ
6 油路
7 凹部
8 リップシールの外周部
9 凹部の内壁

Claims (3)

  1. 互いに対向する2部材のうち、一方の部材に設けられる環状の凹部に装着され、厚み方向に沿う外周側面が前記環状の凹部の内壁側面に圧接されると共に、前記一方の部材と他方の部材とが接合されたとき前記2部材間に前記厚み方向と交差する方向に沿う両側面の一部が密接してシールを行う環状のシール部材において、
    記シール部材の外周端部における前記両側面から前記外周側面に連続するように前記厚み方向に突出した環状の凸部が形成され、
    前記外周側面が前記環状の凹部の内壁側面と略平行な面として構成されたことを特徴とするシール部材。
  2. 前記シール部材は、前記シール部材の内周端部において、前記シール部材の内側へ向かうほど前記シール部材の厚み方向へ互いに離れる2つのシールリップ部を有し、一方のシールリップ部は前記一方の部材と密接し、他方のシールリップ部は前記他方の部材と密接することを特徴とする請求項1に記載のシール部材。
  3. 前記シール部材の、前記2つのシールリップ部における厚み方向幅は前記凸部における厚み方向幅より大きいことを特徴とする請求項2に記載のシール部材。
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