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JP4924459B2 - テープフィーダ - Google Patents

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JP4924459B2 JP2008027448A JP2008027448A JP4924459B2 JP 4924459 B2 JP4924459 B2 JP 4924459B2 JP 2008027448 A JP2008027448 A JP 2008027448A JP 2008027448 A JP2008027448 A JP 2008027448A JP 4924459 B2 JP4924459 B2 JP 4924459B2
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Description

本発明は、電子部品実装装置に装着され、キャリアテープに保持された電子部品を搭載ヘッドによるピックアップ位置に供給するテープフィーダに関するものである。
電子部品実装装置における電子部品の供給装置としてキャリアテープに保持された電子部品を供給するテープフィーダが広く用いられている。電子部品は上面側をキャリアテープの上面側に貼着されたトップテープによって覆われた状態で保持されており、電子部品を吸着保持して取り出すピックアップ位置の上流側に設定された剥離位置においてトップテープがキャリアテープから剥離される(例えば特許文献1参照)。この特許文献に示す例では、厚さの異なる複数種類のトップテープを対象とすることができるよう、剥離位置を2箇所設定した例が示されている。
特開2004−228256号公報
近年電子機器製造分野では多品種少量生産の傾向が顕著となり、電子部品実装ラインに用いられるテープフィーダについても、単一のテープフィーダで多品種の電子部品を供給対象とすることが可能な汎用性が求められている。すなわち電子部品のサイズに加えて紙テープやエンボステープなどのキャリアテープの種別による区分が組み合わされた多品種の部品供給形態に対応することが求められている。
しかしながら上述の特許文献例に示す例を含め従来のテープフィーダには、電子部品の微小化に伴って以下のような不都合が避けがたかった。すなわちキャリアテープによって電子部品を供給する場合、電子部品が微小・軽量であるほど静電気の影響を受けやすく、テープ搬送時に静電気などに起因して電子部品の姿勢不安定による不具合が生じやすくなる傾向にある。例えばキャリアテープに保持された電子部品は、ピックアップ位置の手前において上面を覆ったトップテープが剥離されることにより露呈状態となるが、このとき電子部品がトップテープに静電気により付着して挙動が不安定となり、キャリアテープのポケット内で立姿勢となったり、さらにはキャリアテープの上面を覆うカバー部材との間の隙間内に噛み込まれるなどの不具合が生じやすい。そしてこのような不具合は、電子部品のサイズやトップテープの種別によって発生態様が異なるため、従来のテープフィーダにおいては電子部品の姿勢安定性を多品種について共通して確保することが困難で、汎用性が阻害される結果となっていた。
そこで本発明は、電子部品の姿勢安定性を多品種について共通して確保することができ、汎用性に優れたテープフィーダを提供することを目的とする。
本発明のテープフィーダは、電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、搭載ヘッドによるピックアップ位置に電子部品を供給するテープフィーダであって、前記キャリアテープが走行するテープ走行路が設けられたフレーム部材と、前記キャリアテープを前記テープ走行路に沿ってピッチ送りするテープ送り機構と、前記ピックアップ位置の近傍において前記キャリアテープの上方を覆ってガイドする上ガイド部とを備え、前記上ガイド部には、前記搭載ヘッドに備えられた吸着ノズルよって前記キャリアテープから電子部品を吸着して取り出すための吸着開口部と、前記吸着開口部のテープ送り方向における上流側の縁部に設けられ、前記キャリアテープからこのキャリアテープの上面を覆うトップテープを剥離するための第1のテープ剥離部と、前記吸着開口部の前記上流側に位置して設けられたテープ剥離用開口部と、このテープ剥離用開口部の前記上流側の縁部に設けられ、前記キャリアテープからこのキャリアテープの上面を覆うトップテープを剥離するための第2のテープ剥離部と、前記テープ剥離用開口部の下流側の縁部から前記第2のテープ剥離部に対して延出して設けられ、延出した先端部と前記第2テープ剥離部との間にテープ剥離用隙間を形成する延出部とが設けられており、前記キャリアテープに保持された電子部品およびまたはトップテープの種別に応じて、前記第1のテープ剥離部または第2のテープ剥離部を選択して前記トップテープの剥離を行えるようにし、前記延出部のテープ送り方向の上流側に延出した先端部は、その下面側が持ち上げられた断面形状となっている
本発明によれば、ピックアップ位置の近傍においてキャリアテープの上方を覆ってガイドする上ガイド部に、吸着ノズルよってキャリアテープから電子部品を吸着して取り出すための吸着開口部とこの吸着開口部の上流側に位置するテープ剥離用開口部とを設け、吸着開口部の上流側の縁部に設けられた第1のテープ剥離部とテープ剥離用開口部の上流側の縁部に設けられた第2のテープ剥離部とを、対象とするキャリアテープに保持された電子部品やトップテープの種類に応じて選択してトップテープの剥離に使用することにより、電子部品の姿勢安定性を多品種について共通して確保することができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の部分断面図、図3は本発明の一実施の形態のテープフィーダの構成説明図、図4は本発明の一実施の形態のテープフィーダの斜視図、図5(a)は本発明の一実施の形態のテープフィーダの部分斜視図、図5(b)は本発明の一実施の形態のテープフィーダの部分断面図、図6は本発明の一実施の形態のテープフィーダの吸着開口部およびテープ剥離用開口部の形状説明図、図7は本発明の一実施の形態のテープフィーダに装着されるマグネット付き下受部材の構造説明図、図8は本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるトップテープ剥離の説明図である。
まず図1、図2を参照して電子部品実装装置の構造を説明する。図2は、図1におけるA−A断面を部分的に示している。図1において基台1の中央にはX方向(基板搬送方向)に搬送路2が配設されている。搬送路2は上流側から搬入された基板3を搬送し実装ステージに位置決めする。搬送路2の両側方には、部品供給部4が配置されており、それぞれの部品供給部4には複数のテープフィーダ5が並設されている。テープフィーダ5は、電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、以下に説明する搭載ヘッドによるピックアップ位置に電子部品を供給する。
基台1上面の両端部上にはY軸テーブル6A,6Bが配設されており、Y軸テーブル6A、6B上には2台のX軸テーブル7A,7Bが架設されている。Y軸テーブル6Aを駆動することにより、X軸テーブル7AがY方向に水平移動し、Y軸テーブル6Bを駆動することにより、X軸テーブル7BがY方向に水平移動する。X軸テーブル7A,7Bには、それぞれ搭載ヘッド8および搭載ヘッド8と一体的に移動する基板認識カメラ9が装着されている。
Y軸テーブル6A,X軸テーブル7A,Y軸テーブル6B,X軸テーブル7Bをそれぞれ組み合わせて駆動することにより搭載ヘッド8は水平移動し、それぞれの部品供給部4から電子部品を吸着ノズル8a(図2参照)によってピックアップし、搬送路2に位置決めされた基板3上に実装する。基板3上に移動した基板認識カメラ9は、基板3を撮像して認識する。また部品供給部4から搬送路2に至る経路には、部品認識カメラ10およびノズル保持部11が配設されている。
部品供給部4から電子部品を取り出した搭載ヘッド8が実装ステージに位置決めされた基板3へ移動する際に、吸着ノズル8aに保持された電子部品を部品認識カメラ10の上方でX方向に移動させることにより、部品認識カメラ10は吸着ノズル8aに保持された電子部品を撮像する。そして撮像結果を認識処理部(図示省略)によって認識処理することにより、吸着ノズル8aに保持された状態における電子部品の位置が認識されるとともに、電子部品の種類が識別される。ノズル保持部11は、複数種類の吸着ノズル8aを所定姿勢で収納し、搭載ヘッド8がノズル保持部11にアクセスしてノズル交換動作を行うことにより、搭載ヘッド8において対象とする電子部品の種類に応じてノズル交換が行われる。
部品供給部4の構造を説明する。図2に示すように、部品供給部4には複数のテープフィーダ5を装着するためのフィーダベース4aが設けられている。テープフィーダ5は、フィーダ装着用の台車12によって部品供給部4に配置される。台車12には、キャリアテープ15を巻回状態で収納したテープリール14を保持するためのリール保持部13が設けられている。リール保持部13はテープリール14を回転自在に保持するための保持ローラを備えており、部品供給部4に配置されたテープリール14を回転させることにより、キャリアテープ15を引き出すことができるようになっている。
次に、図3.図4を参照してテープフィーダ5の機能を説明する。図3、図4に示すように、フィーダベース4aに装着されたフレーム部材5aには、キャリアテープ15が走行するテープ走行路5bが設けられており、テープリール14から引き出されたキャリアテープ15は、テープ走行路5bの上面に添って下流側(図3において右側)に送られる。キャリアテープ15に定ピッチで形成された部品ポケット16aには電子部品Pが保持されており、部品ポケット16aの上面は、トップテープ17によって覆われている。
フレーム部材5aの下流端の上部にはキャリアテープ15に定ピッチで設けられたテープ送り孔(図示省略)に嵌合する送りピンを備えたスプロケット21が配設されており、モータを備えた回転駆動機構20によってスプロケット21を間欠回転駆動することにより、キャリアテープ15はテープ走行路5bに添ってピッチ送りされる。スプロケット21および回転駆動機構20は、キャリアテープをテープ走行路5bに沿ってピッチ送りするテープ送り機構となっている。
スプロケット21の手前側は、部品収納用の凹部である部品ポケット16a内の電子部品Pを、搭載ヘッド8の吸着ノズル8aによってピックアップするピックアップ位置となっている。フレーム部材5aの下流部分の上面には、ピックアップ位置の近傍においてキャリアテープ15の上方を覆ってガイドする上ガイド部18が配設されている。上ガイド部18の前記ピックアップ位置の近傍には、搭載ヘッド8に備えられた吸着ノズル8aよってキャリアテープ15から電子部品Pを吸着して取り出すための吸着開口部18aおよび吸着開口部18aの上流側に位置するテープ剥離用開口部18bの2つの開口部が設けられており、吸着開口部18aとテープ剥離用開口部18bとの間は、キャリアテープ15の上方を覆う中間カバー部18cとなっている。
次に、図5、図6を参照して、搭載ヘッド8によるピックアップ位置近傍におけるテープ送り経路およびに吸着開口部18a、テープ剥離用開口部18bの構造について説明する。図5(b)は、図5(a)のB−B断面を示しており、図5においては、テープ送りのためのスプロケット21やキャリアテープ15の図示は省略している。フレーム部材5aの上面には、溝状部5dがテープ送り方向に沿って設けられている。溝状部5dの両側壁の頂部5eは、それぞれベーステープ16を下面側から支持する下受け面となっており、ベーステープ16はこの下受け面と上ガイド部18とによって上下両面をガイドされてピッチ送りされる。このとき、対象とするキャリアテープが下方に突出したエンボス部を有するエンボステープである場合には、エンボス部を溝状部5d内に沿わせた状態でテープ送りが行われる。
吸着開口部18a、テープ剥離用開口部18bの詳細形状について、図6を参照して説明する。図6(b)は、図6(a)におけるC−C断面を示している。吸着開口部18aのテープ送り方向における上流側の縁部には、キャリアテープ15からこのキャリアテープ15の上面を覆うトップテープ17を剥離するための第1のテープ剥離部19aが設けられている。第1のテープ剥離部19aは、吸着開口部18aの縁部を先細りテーパ状に切削加工するとともに先端部をR加工することにより、トップテープ17が先端部を周回して後方に折り返されるのに適した断面形状となっている。
さらに、テープ剥離用開口部18bの上流側の縁部には、キャリアテープ15からこのキャリアテープ15の上面を覆うトップテープ17を剥離するための第2のテープ剥離部19bが、第1のテープ剥離部19aと同様の断面形状で設けられている。またテープ剥離用開口部18bの下流側の縁部からは、第2テープ剥離部19bに対して延出する延出部19cが、上面および下面をテーパ状に切削された先細り断面形状で設けられている。延出部19cが延出した先端部と第2テープ剥離部19bとの間には、トップテープ17が通過可能なテープ剥離用隙間Sが形成されている。
中間カバー部18cおよび延出部19cは、第2のテープ剥離部19bにてトップテープ17が剥離されて上方が露呈状態となった部品ポケット16aから、電子部品Pがテープ送り時の振動や衝撃によって飛び出さないように、上方をカバーする機能を有している。延出部19cがテープ送り方向の上流側に延出した先端部は、テープ送り時の引掛りを防止するため下面側が高さhだけ僅かに持ち上げられた断面形状となっている。
本実施の形態に示すテープフィーダ5においては、後述するように、キャリアテープ15に保持された電子部品、トップテープのいずれか、またはこれら双方の種別に応じて、第1のテープ剥離部19aまたは第2のテープ剥離部19bを選択して、トップテープ17の剥離を行えるようにしている。すなわち、キャリアテープ15が上ガイド部18の下方を走行する過程において、第1のトップテープ剥離部19aまたは第2のトップテープ剥離部19bのいずれかによってトップテープ17が剥離され、上流側へ折り返される(5(a)参照)。折り返されたトップテープ17は、トップテープ送り機構22によってテープ回収部5c内へ送り込まれ回収される。
溝状部5d内には、図5(b)に示すように、上ガイド部18の下方に位置して、基部24およびマグネット部材26が装着された板バネ部材25の2部材を上下対向させた構成のマグネット付き下受け部材23が配設されている。マグネット付き下受け部材23は、キャリアテープ15を下面側から下受けするとともに、マグネット部材26の磁力によって部品ポケット16a内に収容された電子部品の姿勢を安定させる機能を有するものである。
図7に示すように、基部24は細長矩形状の金属部材であり、溝状部5d内にボルトなどの固着手段によって水平姿勢でに装着される。なお基部24を弾性に富む樹脂によって製作すれば、フレーム部材5aに植設された位置決めピンを基部24に設けられた挿入穴に圧入することにより、ボルト等を用いずに樹脂自体の弾性によって固定することができる。基部24の両端には板バネ部材25を係止するための係止部24aが設けられており、中央部にはマグネット部材26が嵌入可能な形状の嵌入孔24bが設けられている。
板バネ部材25は、銅合金系など非磁性のバネ材を基部24と略同一長さに加工して設
けられている。もちろん、非磁性体以外のバネ材を用いてもよい。板バネ部材25には、長手方向の中心位置を挟む2箇所に両端が幾分下垂する形の折り曲げ部を設けることによって、中央部が上側に凸の形状となっている。板バネ部材25の両端部には、基部24の係止部24aに係止するための屈曲部25aが曲げ加工によって設けられており、中央部の水平部分の下面には、マグネット部材26が接着などの方法によって固着されている。
図7(b)は、屈曲部25aを係止部24aに係止することにより、1つのマグネット付き下受け部材23を構成した状態の断面を示している。板バネ部材25は基部24に装着されることにより、基本高さHの状態で基部24によって両端支持された状態となる。そしてこの状態から板バネ部材25の中央部部分に上方から荷重が作用することにより板バネ部材25は撓み変形し、板バネ部材25に装着されたマグネット部材26が基部24に対して下降する。このとき、マグネット部材26の直下にはマグネット部材26が嵌入可能な形状の嵌入孔24bが設けられていることから、マグネット部材26は基部24の上面に当接することなく、マグネット部材26の下面が嵌入孔24bの底面に接触する下限高さまで下降することが許容される。
次に図8を参照して、本実施の形態に示すテープフィーダ5におけるトップテープ剥離について説明する。前述のように、テープフィーダ5には第1のテープ剥離部19aおよび第2のテープ剥離部19bの2つのテープ剥離部が設定されており、対象とする電子部品、トップテープのいずれか、またはこれら双方の種類に応じて、これらのテープ剥離部を選択して使い分けるようにしている。
すなわち、部品供給に用いられるキャリアテープには、供給対象となる電子部品の種類・形状・サイズと、電子部品を収納する部品ポケットを覆うトップテープのタイプとの組み合わせが種々存在し、これらの組み合わせによってトップテープ剥離時の電子部品の挙動特性が異なる。例えば、電子部品はサイズが大きいほど部品ポケットの内部での姿勢が安定する傾向があり、静電気によるトップテープへの付着も生じにくい。また電子部品の種類が磁力の作用が及びやすいものである場合には、マグネット付き下受け部材23による姿勢安定効果が有効に作用する。そしてトップテープについては、裏面に粘着材が塗布されているようなものである場合、また静電気を帯びやすい材質である場合には、トップテープ剥離時の電子部品の姿勢安定性が悪くなる。
このため本実施の形態においては、対象となる電子部品Pとトップテープ17の組み合わせについて、トップテープ剥離時の電子部品の挙動特性を個別に評価した上で、使用するテープ剥離部を選択するようにしている。すなわち、電子部品のサイズが大きい場合、マグネット付き下受け部材23による姿勢安定効果が十分見込まれる場合、トップテープ17として静電気の帯電が生じにくいものまたは粘着剤がないものを用いる場合など、トップテープ17に電子部品が付着しにくく電子部品の姿勢が不安定になりにくいキャリアテープ15を対象とする場合には、第1のテープ剥離部19aによってトップテープ17を剥離する。これに対し、上述の条件と反対でトップテープ17に電子部品Pが付着しやすい組み合わせのキャリアテープ15を対象とする場合には、第2のテープ剥離部19bによってトップテープ17を剥離するようにしている。
図8は、テープフィーダ5に引き込まれたキャリアテープが、上ガイド部18に到達して上面側をガイドされ、また下面側をマグネット付き下受け部材23によって下受けされた状態を示している。図8(a)、(b)は、微小部品、例えば0306部品(0.3mm×0.6mm)を保持した紙製のキャリアテープ15Aおよび大型の部品を保持したキャリアテープ15Bをそれぞれ用いた場合の、吸着開口部18a、テープ剥離用開口部28bの近傍の側面図を示している。
図8(a)に示すように、0306部品などの微小部品である電子部品P1を保持したキャリアテープ15Aを用いる場合には、第1のトップテープ剥離部19aによってトップテープ17Aを剥離する。この場合にはキャリアテープ15Aは、フレーム部材5aの上面と上ガイド部18の下面との間で、上に凸形状の板バネ部材25の上面側を通過する。このときキャリアテープ15Aには、板バネ部材25をベーステープ16Aの厚み寸法に応じた下受け高さまで押し下げることによる板バネ部材25からの上向きの反力が作用し、キャリアテープ15Aはこの状態で延出部19cおよび中間カバー部18cの下面に沿ってピッチ送りされる。
電子部品P1を収納した部品ポケット16aが板バネ部材25の下面に装着されたマグネット部材26の上方を通過する際には、電子部品Pにはマグネット部材26の磁力が作用し、これによりテープ送り時の電子部品P1の姿勢が安定する。そしてトップテープ17Aは、吸着開口部18aの上流側の縁部に設けられた第1のテープ剥離部19aによってベーステープ16Aから剥離され、これにより上方が露呈された電子部品P1は、吸着開口部18aから搭載ヘッド8によってピックアップされる。
なお、0306部品などの微小部品を保持したキャリアテープを用いる場合に第2のテープ剥離部19bによってトップテープの剥離を行うと、静電気によって電子部品がトップテープに付着して持ち上げられ、部品ポケット内で電子部品が立ち姿勢となったり、延出部19cの下面側に設けられた隙間に電子部品が噛み込むなどの不具合が発生しやすい。これに対し図8(a)に示すように、第1のテープ剥離部19aによってトップテープの剥離を行う場合には、このような不具合が発生しない。
また図8(b)に示すように、0306部品と比較して大型の電子部品を保持したキャリアテープ15Bを用いる場合には、第2のトップテープ剥離部19bによってトップテープ17Bを剥離する。第2のトップテープ剥離部19bによってトップテープ17Bを剥離された後のキャリアテープ15Bは、ベーステープ16Bのみとなってピッチ送りされ、同様にフレーム部材5aの上面と上ガイド部18の下面との間を通過する。このときベーステープ16Bは厚み寸法に応じた下受け高さまで板バネ部材25押し下げることによる上向きの反力を受け、この状態で中間カバー部18cの下面に沿ってピッチ送りされる。
そして電子部品P2を収納したベーステープ16Bが板バネ部材25の下面に装着されたマグネット部材26の上方を通過する際には、電子部品P2にはマグネット部材26の磁力が作用し、これによりテープ送り時の電子部品P2の姿勢が安定する。このとき、基部24にはマグネット部材26が嵌入可能な嵌入孔24bが設けられているため、ベーステープ16Bの厚みが紙製のベーステープ16Aよりも大幅に大きい場合にあっても、板バネ部材25の押し下げ代が十分確保される。
なお、電子部品P2のように比較的大型の電子部品を保持したキャリアテープを対象とする場合には、静電気によって電子部品がトップテープに付着する現象が生じた場合においても、電子部品のサイズが大きいことから、延出部19cの下面の隙間に噛み込まれたり部品ポケット内で立ち姿勢となるなどの不具合が発生しない。
上記説明したように、本発明のテープフィーダは、ピックアップ位置の近傍においてキャリアテープの上方を覆ってガイドする上ガイド部に、吸着ノズルよってキャリアテープから電子部品を吸着して取り出すための吸着開口部とこの吸着開口部の上流側に位置してテープ剥離用開口部とを設け、吸着開口部の上流側の縁部に設けられた第1のテープ剥離部とテープ剥離用開口部の上流側の縁部に設けられた第2のテープ剥離部とを、対象とするキャリアテープに保持された電子部品、トップテープのいずれか、またはこれら双方の
種類に応じて選択してトップテープの剥離に使用するように構成されている。これにより、電子部品の姿勢安定性を多品種について共通して確保することができ、単一のテープフィーダで多品種の電子部品を供給対象とすることが可能な汎用性が確保される。
本発明のテープフィーダは、電子部品の姿勢安定性を多品種について共通して確保することができ汎用性に優れるという利点を有し、複数種類のキャリアテープから電子部品を取り出して基板に実装する電子部品実装装置に対して有用である。
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の部分断面図 本発明の一実施の形態のテープフィーダの構成説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダの斜視図 (a)本発明の一実施の形態のテープフィーダの部分斜視図(b)本発明の一実施の形態のテープフィーダの部分断面図 本発明の一実施の形態のテープフィーダの吸着開口部およびテープ剥離用開口部の形状説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダに装着されるマグネット付き下受部材の構造説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるトップテープ剥離の説明図
符号の説明
3 基板
5 テープフィーダ
5a フレーム部材
5b テープ走行路
8 搭載ヘッド
15、15A、15B キャリアテープ
16、16A、16B ベーステープ
17、17A、17B トップテープ
18 上ガイド部
18a 吸着開口部
18b テープ剥離用開口部
19a 第1のテープ剥離部
19b 第2のテープ剥離部
19c 延出部
23 マグネット付き下受け部材
P、P1、P2 電子部品
S テープ剥離用隙間

Claims (1)

  1. 電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、搭載ヘッドによるピックアップ位置に電子部品を供給するテープフィーダであって、
    前記キャリアテープが走行するテープ走行路が設けられたフレーム部材と、前記キャリアテープを前記テープ走行路に沿ってピッチ送りするテープ送り機構と、前記ピックアップ位置の近傍において前記キャリアテープの上方を覆ってガイドする上ガイド部とを備え、
    前記上ガイド部には、
    前記搭載ヘッドに備えられた吸着ノズルよって前記キャリアテープから電子部品を吸着して取り出すための吸着開口部と、
    前記吸着開口部のテープ送り方向における上流側の縁部に設けられ、前記キャリアテープからこのキャリアテープの上面を覆うトップテープを剥離するための第1のテープ剥離部と、
    前記吸着開口部の前記上流側に位置して設けられたテープ剥離用開口部と、このテープ剥離用開口部の前記上流側の縁部に設けられ、前記キャリアテープからこのキャリアテープの上面を覆うトップテープを剥離するための第2のテープ剥離部と、
    前記テープ剥離用開口部の下流側の縁部から前記第2のテープ剥離部に対して延出して設けられ、延出した先端部と前記第2テープ剥離部との間にテープ剥離用隙間を形成する延出部とが設けられており、
    前記キャリアテープに保持された電子部品およびまたはトップテープの種別に応じて、前記第1のテープ剥離部または第2のテープ剥離部を選択して前記トップテープの剥離を行えるようにし
    前記延出部のテープ送り方向の上流側に延出した先端部は、その下面側が持ち上げられた断面形状となっていることを特徴とするテープフィーダ。
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