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JP4923815B2 - インクジェットヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、複数種類のインクをインク供給口からノズル孔に移送して噴射するインクジェットヘッドに関するものである。
圧電方式のインクジェットヘッドは、インク供給口から複数のノズル孔までの流路中に各ノズル孔に夫々対応する複数の圧力室が設けられた流路ユニットと、この流路ユニットの上に積層されて圧力室の容積を選択的に変動させる圧電アクチュエータとを備えている(例えば、特許文献1参照)。また、圧電アクチュエータは、振動板と、この振動板の上面に形成されたチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等からなる圧電層の積層体と、この圧電層間に介挿された複数の電極とを有している。このようなインクジェットヘッドによれば、圧電アクチュエータの電極に対して選択的に駆動電圧が印加されると、その電極で挟まれた圧電層の活性部に電界が作用して厚み方向の変形が生じる。そして、この圧電層の変形が振動板に伝達されて圧力室の容積が変動し、圧力室内のインクに生じた圧力変動によりインク液滴がノズル孔より噴射されることとなる。
さらに、インクの種類によって記録媒体に着弾したときの液滴の広がりが異なる場合、媒体上のドット径を揃えるために、あらかじめインク種類ごとに噴射量を変えたり、階調などの記録のためにインクの噴射量を変えることがある。具体的には、圧力室とそれに対応する圧電アクチュエータとの組を、インクの噴射量ごとに大きさを変えて複数種類並べた構成とする(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−146968号公報 特開平9−300612号公報
しかしながら、インク吐出量を圧電アクチュエータと圧力室の大きさにより調節する構成とすると、1つのインクジェットヘッドの中に、複数種類の特性のものが存在することになり、製造が難しくなる。また、圧電アクチュエータと圧力室の大きさに基づくインクの固有周期がインク種類ごとにそれぞれ異なると、それぞれの駆動制御や、全体としての駆動周期の設定が難しくなる。
そこで、本発明は、複数種類のインクを用い、そのうち少なくとも一種類のインクの噴射量を他と異ならせるインクジェットヘッドにおいて、その製造を容易にし、駆動制御を容易にすることを目的としている。
本発明は上述のような事情に鑑みてなされたものであり、第1の発明に係るインクジェットヘッドは、複数種類のインクごとに、インク供給口から複数のノズル孔までの流路中に前記ノズル孔に夫々対応する圧力室が設けられた流路ユニットと、前記流路ユニットに重ねられ前記圧力室の容積を変動させるアクチュエータとを備え、前記アクチュエータは、前記各圧力室に対面して設けられた振動板と、前記振動板の前記各圧力室に対応する部分を夫々変位させるように変形可能な複数の活性部と、前記振動板の前記圧力室に対応する領域の少なくとも一方面上において前記領域の周辺部を残して前記振動板の変形を拘束するように所定範囲に配置された変形拘束体とを有し、前記各活性部の夫々の面積は全種類のインクについて同一であり、前記複数種類のインクのうち、少なくとも一種類のインクに対応する前記変形拘束体の前記振動板に対する変形拘束面積を、他の種類のインクに対応する前記変形拘束体の前記振動板に対する変形拘束面積と相違させていることを特徴とする。
このようにすると、アクチュエータの活性部の変形が振動板に伝達される際には、振動板の変形拘束体により変形が拘束された箇所全体が変位して圧力室の容積を変動させる。圧力室の変動容積は、振動板の変位量及び振動板の変位箇所面積に比例するが、変形拘束体の振動板に対する変形拘束面積が少なくとも一種類のインクについて他の種類のインクと相違しているので、圧力室の変動容積がインク種類に応じて相違することとなる。したがって、アクチュエータの各活性部の夫々の面積が例えば全種類のインクについて同一であってもインク種類に応じて噴射量を変えることが可能となる。これにより、インクの噴射量が他と異なるインクジェットヘッドの製造が容易になり、駆動制御が容易になる。
前記変形拘束面積が大の種類のインクに対応する前記ノズル孔は、前記変形拘束面積が小の種類のインクに対応する前記ノズル孔よりも、孔径が大であってもよい。
このようにすると、変形拘束面積が大で噴射量が多いインクについてはノズル孔の孔径が大きいので十分な噴射性能が得られる。
前記振動板における、前記変形拘束体によって変形を拘束される変形拘束面積が、前記変形拘束体における、前記活性部からの圧力を受ける受圧面積よりも大であってもよい。
このようにすると、変形拘束体により変形を拘束される振動板の変形拘束面積が、活性部からの圧力を受ける変形拘束体の受圧面積よりも大であるので、変形拘束体の存在により活性部の変位箇所面積よりも振動板の変位箇所面積を大きくさせる増幅効果が得られる。したがって、アクチュエータの活性部の変位量が小さくても圧力室に大きな容積変動を与えることができ、駆動効率が向上する。
第2の発明に係るインクジェットヘッドは、複数種類のインクごとに、インク供給口から複数のノズル孔までの流路中に前記ノズル孔に夫々対応する圧力室が設けられた流路ユニットと、前記流路ユニットに重ねられ前記圧力室の容積を変動させるアクチュエータとを備え、前記アクチュエータは、前記各圧力室に対面して設けられた振動板と、前記振動板の前記各圧力室に対応する部分を夫々変位させるように変形可能な複数の活性部と、前記振動板の前記圧力室に対応する領域の少なくとも一方面上において前記領域の周辺部を残して前記振動板の変形を拘束するように所定範囲に配置された変形拘束体とを有し、前記変形拘束体は、その前記振動板の変形を拘束する変形拘束面積が、前記活性部からの圧力を受ける受圧面積よりも大となる構成であり、前記各活性部の夫々の面積は全種類のインクについて同一であり、前記複数種類のインクのうち一部の種類のインクのみに対応して前記変形拘束体が設けられていることを特徴とする。
このようにすると、アクチュエータの活性部の変形が振動板に伝達される際には、振動板の変形拘束体により変形が拘束された箇所全体が変位して圧力室の容積を変動させる。圧力室の変動容積は、振動板の変位量及び振動板の変位箇所面積に比例するが、本発明の変形拘束体は一部の種類のインクのみに対応して設けられているので、圧力室の変動容積がインク種類に応じて相違することとなる。したがって、アクチュエータの各活性部の夫々の面積が例えば全種類のインクについて同一であってもインク種類に応じて吐出量を変えることが可能となる。これにより、インクの噴射量が他と異なるインクジェットヘッドの製造が容易になり、駆動制御が容易になる。
前記変形拘束体が設けられている種類のインクに対応する前記ノズル孔は、他の種類のインクに対応する前記ノズル孔よりも、孔径が大であってもよい。
このようにすると、変形拘束体が設けられて噴射量が多いインクについてはノズル孔の孔径が大きいので十分な噴射性能が得られる。
前記変形拘束体が、前記活性部との接合面積よりも前記振動板との接合面積を大きくした形状であってもよい。
このようにすると、変形拘束体により変形を拘束される振動板の変形拘束面積が、活性部からの圧力を受ける変形拘束体の受圧面積よりも大である構成を容易に形成することができ、簡素かつ安価に駆動効率を向上させることが可能となる。より具体的には、変位伝達体は、前記振動板と平行な方向と直交する方向に切断した断面視で凸形状を呈したものとすると好適である。
前記流路ユニットは、複数の前記圧力室をその間に隔壁を介在して列状に配置して有し、前記アクチュエータは、前記複数の圧力室にわたって連続して設けられた前記振動板と、前記振動板の前記圧力室と反対側で前記振動板と平行に前記複数の圧力室にわたって設けられた圧電体とを有し、前記圧電体は、前記複数の圧力室にわたる大きさであって前記振動板と平行な方向と直交する方向に重ねられる圧電材シートと、前記圧電材シートに重ねられて前記複数の圧力室に対応して連続配置された共通電極と、前記共通電極との間で前記圧電材シートを挟み前記複数の圧力室の夫々に対応するように個別配置された複数の個別電極とを有し、前記個別電極は、前記直交する方向から見た平面視で前記圧力室よりも小さい面積であり、前記圧電体は、前記平面視で前記個別電極に対応する領域であって前記共通電極と前記個別電極との間に生じる電界により変形する前記活性部と、前記活性部以外の部分である不活性部とを有し、前記振動板と平行な方向に扁平で前記振動板側の面が前記圧力室の列方向に平坦に形成されており、前記振動板と前記圧電体との間に、前記不活性部と前記隔壁とを連結する固定体が介設され、前記変形拘束体はその外周部と前記固定体との間に隙間をあけて配置されていてもよい。
このようにすると、圧電体の不活性部と圧力室の隔壁との間に介設された固定体に対して変形拘束体が隙間をあけて配置されているため、圧電体の不活性部が固定体に、組み立て上多少ずれて連結され、活性部が変形拘束体に対してずれて位置しても、活性部の変形は振動板を所期量確実に変形させることができる。また、アクチュエータの活性部の変形が変形拘束体に伝達されると、変形拘束体とともに振動板が変形して圧力室の容積が変動することとなる。そうすると、アクチュエータの活性部の変形状態にかかわらず振動板の変形拘束体による変形拘束面積分が安定して変位する。
前記圧電体における、前記振動板側の面が前記圧力室の列方向に平坦に形成され、前記固定体および前記変形拘束体における、前記圧電体との接合面が前記振動板から同じ高さにあってもよい。
このようにすると、圧電体の振動板側の面が圧力室の列方向に平坦に形成され、かつ、固定体および変形拘束体の圧電体との接合面が振動板から同じ高さであるので、平坦なプレートによりアクチュエータの積層構造を容易に形成することができ、生産性が向上する。
前記変形拘束体が前記振動板の前記流路ユニットと対面する側の面に設けられ、前記活性部と前記振動板との間の前記変形拘束体に対応する位置に変位伝達体が設けられていると共に、前記振動板と前記流路ユニットとの間で前記固定体と前記平面視重なる位置に第2固定体が設けられ、前記変位伝達体が、その外周部と前記第2固定体との間に隙間をあけて前記振動板の所定範囲にわたって配置されていてもよい。
このようにすると、第2固定体に対して変位伝達体が隙間をあけて配置されているため、第2固定体が圧力室間の隔壁に、組み立て上多少ずれて連結されても、振動板がその変形を妨げられることなく所要量確実に変形される。また、アクチュエータの活性部の変形が変位伝達体に伝達されると、変位伝達体の移動により振動板も変位する。その際、振動板は変形拘束体で変形拘束された部分全体が変位して圧力室の容積が変動することとなる。したがって、アクチュエータの活性部及び変位伝達体の変位量が小さくても圧力室に安定した容積変動を与えることができ、駆動効率が向上する。
前記変位伝達体及び前記第2固定体は、前記振動板から同じ高さに突出していてもよい。
このようにすると、第2固定体および変位伝達体が振動板から同じ高さであるので、平坦なプレートを利用してアクチュエータの積層構造を容易に形成することができ、生産性が向上する。
記変形拘束体の前記振動板に対する接合面積は、前記変形拘束体に対応する前記電極間に挟まれた活性部の面積よりも大であってもよい。
このようにすると、振動板に対する変形拘束体の接合面積が、アクチュエータの活性部よりも大であるので、アクチュエータの変位箇所面積よりも振動板の変位箇所面積が大きくなる増幅効果が得られる。したがって、アクチュエータの変位量が小さくても圧力室に大きな容積変動を与えることができ、駆動効率が向上する。
なお、圧力室の夫々の容積は、全種類のインクについて同一であると好適である。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、変形拘束体によりインク種類に応じてインク噴射量を変えることが可能となる。これにより、インクの噴射量が他と異なるインクジェットヘッドの製造が容易になり、駆動制御が容易になる。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るインクジェットヘッド1を示す分解斜視図である。図1に示すように、インクジェットヘッド1は、複数枚のプレートが積層された流路ユニット2と、その流路ユニット2に対して重ねて接着される圧電式のアクチュエータ3とを備えている。流路ユニット2は、最下層の下面側に開口したノズル孔17a,17b(図3参照)から下向きにインクが噴射される構成となっている。アクチュエータ3は、電界が選択的に付与されることで所要箇所が選択的に変形する圧電体5と、圧電体5の下面に配置される振動板ユニット4とを備えている。圧電体5の上面には表面電極7が形成されており、外部機器との電気的接続を行うためのフレキシブルフラットケーブル6が重ねて配置されている。フレキシブルフラットケーブル6の下面に露出した端子(図示せず)は、圧電体5の表面電極7に導通接続されている。
図2は図1に示すインクジェットヘッド1の流路ユニット2及び振動板ユニット4の分解斜視図である。図3は図1のIII−III線断面図である。図2及び図3に示すように、インクジェットヘッド1は5列に並べた多数のインク流路を有しており、図中右側3列はシアン・マゼンダ・イエローのいずれかのカラーインクを噴射するためのカラーインク列CLで、左側2列はブラックインクを噴射するためのブラックインク列BKである。
図4は図3の左側から2列目のブラックインク列BK及び3列目のカラーインク列CLを拡大して示す要部拡大図である。図2及び図4に示すように、流路ユニット2は、圧力室プレート10と、第1接続流路プレート11と、第2接続流路プレート12と、第1マニホールドプレート13と、第2マニホールドプレート14と、ダンパープレート15と、カバープレート16と、ノズルプレート17とがそれぞれ接着積層された構成となっている。ノズルプレート17はポリイミド等の樹脂シートで、それ以外の各プレート10〜16は42%ニッケル合金鋼板(42合金)等の金属板であり、各々50〜150μm程度の肉厚を有している。各プレート10〜17には、電解エッチング、レーザ加工、プラズマジェット加工等により、流路を構成する開口又は凹部が形成されている。
図2に示すように、圧力室プレート10は、長辺に沿うように5列に並べられた多数の圧力室孔10aと、インク供給口(液体流入口)10cとを有し、圧力室層を構成している。圧力室孔10aは、平面視で列方向と直交する方向の長軸を有する長円形状となっており(図5参照)、列方向及びそれと直交する方向に隣接する他の圧力室孔とは隔壁10bによって隔てられている。
図2及び図4に示すように、第1接続流路プレート11は、圧力室孔10aの端部に夫々連通する連通孔11aと、圧力室孔10aの反対側の端部に連通する流出用貫通孔11bと、インク供給口10cに同形状で連通するインク供給口11cとを有している。第2接続流路プレート12は、連通孔11aに一端が連通され圧力室孔10aの長軸方向に沿って形成された凹部12aと、その凹部12aの他端に形成された連通孔12bと、流出用貫通孔11bに連通する流出用貫通孔12cと、インク供給口11cに同形状で連通するインク供給口12dとを有している。そして、前記した第1接続流路プレート11と第2接続流路プレート12とで接続流路層が構成されている。
第1マニホールドプレート13は、圧力室孔10aの各列にそれぞれ連通孔12bを介して連通するように圧力室孔10aの下方で列方向に延在する第1マニホールド孔13aと、流出用貫通孔12cにそれぞれ連通する流出用貫通孔13bとを有している。第2マニホールドプレート14は、第1マニホールド孔13aに連通する第2マニホールド孔14aと、流出用貫通孔13bに連通する流出用貫通孔14bとを有している。そして、前記した第1マニホールドプレート13と第2マニホールドプレート14とでマニホールド層が構成されている。
ダンパープレート15は、マニホールド孔14aとは反対側から凹部を形成することで薄肉化されたダンパー壁15aと、流出用貫通孔14bに連通する流出用貫通孔15cとを有し、ダンパー層を構成している。即ち、図4に示すように、ダンパー層は、各ダンパー壁15aを境にマニホールド孔14aの反対側に形成された空隙部15bを有している。カバープレート16は、流出用貫通孔15cに連通する流出用貫通孔16aを有している。ノズルプレート17は、流出用貫通孔16aに連通して外部にインクを噴射するノズル孔(液体流出口)17a,17bを有している。ただし、ブラックインク列BKのノズル孔17bは、カラーインク列CLのノズル孔17aよりも孔径が大となっている。
図4に示すように、アクチュエータ5は、1枚の厚さが略30μm程度のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)のセラミックス材料からなる多数枚の圧電材シート22〜28と、絶縁性を有するトップシート29とが積層されている。圧電材シート22〜28は、振動板19と平行な方向に扁平であり、該平行な方向と直交する方向に積層されている。各圧電材シート22〜26のうち最下層の圧電材シート22から上方へ数えて奇数番目の圧電材シート22,24,26の上面には、多数の圧力室孔10aに対応して連続配置された共通電極30が印刷形成されている。各圧電材シート22〜26のうち最下層の圧電材シート22から上方へ数えて偶数番目の圧電材シート23,25の上面には、各圧力室孔10aの夫々に対応するよう配置された多数の個別電極31が5列に印刷形成されている。圧電体5は、個別電極31に対応する変形可能な部分が活性部A1であり、その他の部分が不活性部A2となっている。個別電極31は、ブラックインク列BKとカラーインク列CLの両者とも共通で、平面視の面積が互いに同一となっている。さらに、共通電極30及び個別電極31は各圧電材シート22〜28及びトップシート29の側端面またはスルーホール(図示せず)に設けた中継導電体(図示せず)を介して最上層のトップシート29の上面の表面電極7(図1参照)に導通されている。
振動板ユニット4は、厚さが20〜50μm程度のポリイミド等の平坦な樹脂シートからなる振動板19と、振動板19の上面に重ねて接着された厚さが50〜150μm程度の42%ニッケル合金鋼板(42合金)等の金属板が用いられた中間プレート20とを備えている。また、図2に示すように、振動板ユニット4は、平面視で流路ユニット2と同じ外形であり、圧力室プレート10のインク供給口10cに対応する位置にインク供給口19a,20dを有し、そのインク供給口19a,20dにはインクタンク(図示せず)から供給されるインクに混入した塵を除去するためのフィルタ21が被せられている。
図5は図1に示すインクジェットヘッド1の振動板ユニット4を含む要部分解斜視図である。図6は図1に示すインクジェットヘッド1の振動板ユニット4の変形拘束体37,38の配置を説明する要部平面図である。図4乃至図6に示すように、中間プレート20は、平面視で圧力室孔10aの外周に沿った環状の隙間20a,20bで囲まれた変形拘束体37,38と、圧電体5の不活性部A2を振動板19を介して圧力室プレート10の隔壁10bに連結する固定体20cとを備えている。固定体20cは、圧力室孔を囲む隔壁10bと平面視においてほぼ一致した形状を備えている。変形拘束体37,38は、平面視で圧力室孔10aの内部に収まった長円形状である変形拘束部37b,38bと、変形拘束部37b,38bより上方に突出した平面視で変形拘束部37b,38bの内部に収まった長円形状である受圧部37a,38aとを備えている。即ち、図4に示すように、変形拘束体37,38は、断面視で凸形状を呈しており、受圧部37a,38aと圧電体5の活性部A1との接合面積S1(受圧面積)よりも、変形拘束部37b,38bと振動板19との接合面積S2,S3(変形拘束面積)が大きい形状となっている。換言すれば、変形拘束体37,38の受圧部37a,38aの圧電体5に対する接合面積S1は、その変形拘束体37,38に活性部すなわち個別電極31の面積S1と同一である一方、変形拘束体37,38の変形拘束部37b,38bの振動板19に対する接合面積S2,S3は、その変形拘束体37に対応する活性部すなわち個別電極31の面積S1よりも大となっている。
さらに、ブラックインク列BKの変形拘束体38の変形拘束部38bの振動板19に対する接合面積S3は、カラーインク列CLの変形拘束体37の変形拘束部37bの振動板19に対する接合面積S2よりも大となっている。但し、ブラックインク列の変形拘束体38の受圧部38aの圧電体5に対する接合面積S1と、カラーインク列CLの変形拘束体37の受圧部37aの圧電体5に対する接合面積S1とは互いに同一である。また、固定体20cと変形拘束体37,38は、中間プレート20と振動板19を接着した状態で、中間プレート20をエッチング加工する等して、隙間20a,20bに相当する部分を除去することでつくられる。このため、固定体20b及び変形拘束体37,38の圧電体5との接合面は、振動板19から略同一高さにある。なお、変形拘束体37,38は振動板19よりも材質的又は構造的に剛性が高ければよく、例えば、変形拘束体と振動板とが同材質で且つ変形拘束体を平面視でハニカム構造等にすることで剛性を高めてもよい。また、受圧部37a,38a及び変形拘束部37b,38bの厚みは特に限定されないが、本実施形態では夫々互いに同一となっている。
振動板ユニット4は、流路ユニット2と圧電体5との間に介挿されるに際して、まず圧電体5と接着され、アクチュエータ3を形成する。このとき、振動板ユニット4の変形拘束体37,38と固定体20cの上面が同じ高さにあり、圧電体5の下面が平坦であるので、その両者間に接着剤を介挿しで振動板ユニット4と圧電体5とを上下からそれぞれ平坦な治具で挟んで押圧することで、確実に接着できる。また、圧電体5の活性部と変位伝達体37,38とは正確に対応することが望ましいが、組み立て上、多少ずれても、固定体20cに対し隙間20a,20bを介して変形拘束体37,38の位置が正確に確保されているので、圧力室35に対する振動板19の変位量が十分に確保される。そして、振動板ユニット4と圧電体5とからなるアクチュエータ3が、複数のプレートをあらかじめ積層固定した流路ユニット2に接着される。
次に、流路ユニット2内におけるインクの流路を図4に基づいて説明する。インク供給口10c,11c,12d,19a,20d(図2参照)に連通する共通液室33が、マニホールド孔13a,14aの上下を第2接続流路プレート12とダンパープレート15とで閉鎖することで形成されている。この共通液室33は、後述する圧力室35に平面視で重なるように列方向に延在している。共通液室33の下面は、平面視で共通液室33と略同一形状のダンパー壁15aにより形成されている。ダンパー壁15aを境に共通液室33とは反対側に位置する空隙部15bは、その下側がカバープレート16で閉鎖されることで密閉されている。
共通液室33は、クランク状の接続流路34を介して上方にある圧力室35の一端部に連通している。接続流路34は、第1接続流路プレート11の連通孔11a、第2接続流路プレート12の凹部12a及び連通孔12bにより形成されている。接続流路34は、共通液室33から圧力室35までの流路中で最も狭い流路断面積で最も大きい流路抵抗となる絞り部34aを有している。圧力室35は、圧力室孔10aの上下が振動板19及び第1接続流路プレート11で閉鎖されることで形成されている。圧力室35の他端部には流出路36が連通している。流出路36は、流出用貫通孔11b,12c,13b,14b,15c,16a,17a,17bにより形成されており、下方のノズル孔17a,17bに向けて徐々に縮径する形状で積層方向(プレート面に直交する方向)に真っ直ぐ垂設されている。
次に、インクジェットヘッド1の作用について説明する。図7は図4に示すインクジェットヘッドのインク噴射動作を説明する要部拡大図である。図7に示すように、圧電体5の個別電極31に選択的に電圧が印加されて共通電極30との間に電位差が生じることで、圧電材シート23〜26の各電極30,31間に位置する活性部A1に電界が作用して積層方向の歪み変形が発生する。この活性部A1の変形が変形拘束体37,38の受圧部37a,38aに伝達されると、変形拘束体37,38が下方に変位して変形拘束部37b,38bが振動板19を押圧して変形させる。そして、この振動板19の変形により圧力室35内のインクに圧力が付与され、該インクが流出路36を通ってノズル孔17a,17bより噴射される。
その際、圧力室35の変動容積は、振動板19の下方への変位量及び振動板19の変位箇所面積に比例するが、ブラックインク列BKの変形拘束体38の振動板19に対する変形拘束面積S3が、カラーインク列CLの変形拘束体37の振動板19に対する変形拘束面積S2よりも大きいので、カラーインク列CLよりもブラックインク列BKの方が圧力室35の変動容積が大きくなる。したがって、圧電体5の各活性部A1の夫々の変形面積が全種類のインクについて同一であっても、ブラックインクの噴射量をカラーインクの噴射量よりも多くすることが可能となり、1種類の圧電体5で複数種類のインクジェットヘッド1を容易に形成することができる。
例えば、ブラックインクとして顔料インク、カラーの各インクとして染料インクをそれぞれ用いたとき、顔料インクは、記録媒体上で拡がりにくいため、ブラックインクとカラーインクとで一液滴あたりの噴射量を同じにすると、ブラックインクの方がカラーインクよりも記録媒体上のドット径が小さくなる。上記実施形態では、両者のドット径がほぼ同じになるように、ブラックインクの圧力室での容積変動を大きくし、またノズル径を大きくすることで、噴射量を多くしている。なお、記録媒体上でのドット径を積極的に異ならせるように構成しても良い。
また、ブラックインクとカラーインクとで活性部の面積、圧力室の容積が同じになるから、圧力室内でのインクの固有振動数がほぼ同じになる。この結果、両者で電極に印加する電圧波形信号のパルス幅、電圧値をほぼ同じに設定でき、装置全体としての駆動周期の設定も容易にできる。
さらに、活性部A1からの圧力を受ける変形拘束体37,38の受圧部37a,38aの受圧面積S1よりも、変形拘束体37,38の変形拘束部37b,38bにより変形を拘束される振動板19の変形拘束面積S2,S3が大であるので、活性部A1の変位箇所面積よりも振動板19の変位箇所面積を大きくさせる増幅効果が得られる。したがって、アクチュエータ3の圧電体5の活性部A1の平面視での変位面積が小さくても圧力室35に大きな容積変動を与えることができ、駆動効率が向上する。また、それにより活性部A1の面積を小さくしても圧力室35に十分な容積変動を与えることができるので、圧電材シート22〜28の静電容量を小さくして消費電力を低減することができ、アクチュエータ3の発熱量も抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では変形拘束体37は一体に形成されているが、その受圧部37aと変形拘束部37bとを夫々別体で形成してもよい。また、本実施形態では、変形拘束体37の受圧部37aと圧電体5との接合面積S1は受圧面積と同一であるが、変形拘束体を例えば平面視でハニカム構造のようにすることで、当該接合面積よりも受圧面積が大きくなるようにしてもよい。同様に、変形拘束体37の変形拘束部37bと振動板19との接合面積S2は変形拘束面積と同一であるが、変形拘束体を例えば平面視でハニカム構造のようにすることで、当該接合面積よりも変形拘束面積が大きくなるようにしてもよい。
(第2実施形態)
図8は第2実施形態のインクジェットヘッド40の要部断面図である。なお、第1実施形態と共通する部分については同一符号を付して以下の説明を省略している。図8に示すように、振動板ユニット41は、厚さが20〜50μm程度のポリイミド等の樹脂シートからなる振動板19と、振動板19の上面に重ねて接着された厚さが50〜150μm程度の42%ニッケル合金鋼板(42合金)等の金属板が用いられた第1中間プレート42と、振動板19の下面に重ねて接着された厚さが30〜100μm程度の42%ニッケル合金鋼板(42合金)等の金属板が用いられた第2中間プレート43を備えている。
第1中間プレート42は、平面視で圧力室孔10aの外周に沿った環状の隙間42aで囲まれた変位伝達体44と、圧電体5の不活性部A2を振動板19及び第2中間プレート43を介して圧力室プレート10の隔壁10bに連結する固定体42bとを備えている。変位伝達体44は、平面視で圧力室孔10aの内部に収まった平坦な長円柱形状であり、圧電体5の活性部A1との接合面積S1(受圧面積)と、振動板19との接合面積S1とが略同一となっている。そして、ブラックインク列BKとカラーインク列CLの両者に用いる変位伝達体44は互いに同一である。
第2中間プレート43は、平面視で圧力室孔10aの外周に沿った環状の隙間43a,43bで囲まれた変形拘束体45,46と、圧電体5の不活性部A2を振動板19を介して圧力室プレート10の隔壁10bに連結する第2固定体43cとを備えている。変形拘束体45,46は、平面視で圧力室孔10aの内部に収まった平坦な長円柱形状であり、平面視で変位伝達体44よりも大きい面積を有している。即ち、変位伝達体44の圧電体5の活性部A1との接合面積S1(受圧面積)よりも、変形拘束体45,46の振動板19との接合面積S2,S3(変形拘束面積)の方が大きい構成となっている。換言すれば、変位伝達体44の圧電体5に対する接合面積S1は、その変位伝達体44に対応する活性部すなわち個別電極31の面積と同一である一方、変形拘束体45,46の振動板19に対する接合面積S2,S3は、その変形拘束体45,46に対応する活性部すなわち個別電極31の面積よりも大となっている。
さらに、ブラックインク列BKの変形拘束体46の振動板19に対する接合面積S3は、カラーインク列CLの変形拘束体45の振動板19に対する接合面積S2よりも大となっている。また、中間プレート42,43と振動板19とを接着した状態で、前記実施形態と同様に中間プレート42,43をエッチング加工する等して、固定体42b,43c、変位伝達体44、変形拘束体45,46がつくられる。このため、変形拘束体45,46及び第2固定体43cは、振動板19から下方へほぼ同じ高さに突出している。また、固定体42b,43cは、圧力室孔10aを囲む隔壁10bと平面視においてほぼ一致した形状を備えている。
また、圧力室プレート10の圧力室孔10aの上方が振動板19及び変形拘束体45,46で閉鎖され、圧力室孔10aの下方が第1接続流路プレート11で閉鎖されることで、圧力室孔10a及び隙間43a,43bに圧力室46,47が形成されている。なお、変形拘束体45,46は振動板19よりも材質的又は構造的に剛性が高ければよく、例えば、変形拘束体と振動板とが同材質で且つ変形拘束体を平面視でハニカム構造等にすることで剛性を高めてもよい。
前記実施形態と同様に、振動板ユニット41は圧電体5と接着され、アクチュエータ49を形成する。このとき、振動板ユニット41の変位伝達体44と固定体42bの上面が同じ高さにあり、変形拘束体45と固定体43cの下面が同じ高さにあり、圧電体5の下面が平坦であるので、振動板ユニット4と圧電体5とを上下からそれぞれ平坦な治具で挟んで押圧することで、確実に接着できる。
そして、振動板ユニット41と圧電体5とからなるアクチュエータ49が、複数のプレートをあらかじめ積層固定した流路ユニット2に接着される。圧電体5の活性部と変位伝達体44とが多少ずれても、振動板19の変位量が確保されるのは前記実施形態と同様である。さらに、固定体43cが流路ユニットの隔壁10bに対して多少ずれて接着されても、固定体43cに対し隙間43aを介して変形拘束体45の位置が正確に確保されているので、振動板19の変位を妨げることはない。
次に、インクジェットヘッド40の作用について説明する。図8に示すように、ブラックインク列BKの変形拘束体46の振動板19に対する変形拘束面積S3が、カラーインク列CLの変形拘束体45の振動板19に対する変形拘束面積S2よりも大きいので、カラーインク列CLの圧力室47よりもブラックインク列BKの圧力室48の方が変動容積が大きくなる。したがって、圧電体5の各活性部A1の夫々の変形面積が全種類のインクについて同一であっても、ブラックインクの吐出量をカラーインクの吐出量よりも多くすることが可能となる。
また、圧電体5の活性部A1からの圧力を受ける変位伝達体44の受圧面積S1よりも、変形拘束体45,46により変形を拘束される振動板19の変形拘束面積S2,S3が大であるので、活性部A1の変位箇所面積よりも振動板19の変位箇所面積を大きくさせる増幅効果が得られる。したがって、アクチュエータ49の圧電体5の活性部A1の変位面積が小さくても圧力室47,48に大きな容積変動を与えることができ、駆動効率が向上する。また、それにより活性部A1の面積を小さくしても圧力室47,48に十分な容積変動を与えることできるので、アクチュエータ49の静電容量を小さくして発熱量も抑制することが可能となる。
(第3実施形態)
図9は第3実施形態のインクジェットヘッド50の要部断面図である。なお、第1実施形態又は第2実施形態と共通する部分については同一符号を付して以下の説明を省略している。図9に示すように、振動板ユニット51は、振動板19と、振動板19の上面に重ねて接着された第1中間プレート20と、振動板19の下面に重ねて接着された第2中間プレート43を備えている。即ち、第1中間プレート20は第1実施形態と同一のものであり、第2中間プレート43は第2実施形態のものと同一である。
第1中間プレート20に形成された変形拘束体37,38は、断面視で凸形状を呈しており、その受圧部37a,38aと圧電体5の活性部A1との接合面積S1(受圧面積)よりも、変形拘束部37b,38bと振動板19との接合面積S2,S3(変形拘束面積)が大きい形状となっている。かつ、ブラックインク列BKの変形拘束体38の変形拘束部38bによる振動板19の変形拘束面積S3が、カラーインク列CLの変形拘束体37の変形拘束部37bによる振動板19の変形拘束面積S2より大となっている。
第2中間プレート43に形成された変形拘束体45,46は長円柱形状であり、その振動板19との接合面積S2,S3(変形拘束面積)が、変形拘束体37,38の振動板19に対する接合面積S2,S3と略同一となっている。即ち、変形拘束体45,46は、平面視で変形拘束体37,38の変形拘束部37b,38bと夫々ほぼ重なる位置に設けられている。
次に、インクジェットヘッド50の作用について説明する。図9に示すように、ブラックインク列BKの変形拘束体38,46の振動板19に対する変形拘束面積S3が、カラーインク列CLの変形拘束体37,45の振動板19に対する変形拘束面積S2よりも大きいので、カラーインク列CLの圧力室47よりもブラックインク列BKの圧力室48の方が変動容積が大きくなる。したがって、圧電体5の各活性部A1の夫々の変形面積が全種類のインクについて同一であっても、ブラックインクの吐出量をカラーインクの吐出量よりも多くすることが可能となる。
また、圧電体5の活性部A1からの圧力を受ける変形拘束体37,38の受圧部37a,38aの受圧面積S1よりも、変形拘束体37,38の変形拘束部37b,38b及び変形拘束体45,46により変形を拘束される振動板19の変形拘束面積S2,S3が大であるので、活性部A1の変位箇所面積よりも振動板19の変位箇所面積を大きくさせる増幅効果が得られる。この際、振動板19は上下から変形が拘束されるので、変形拘束効果がより一層安定して得られることとなる。
以上により、アクチュエータ52の圧電体5の活性部A1の変位量が小さくても圧力室47,48に大きな容積変動を与えることができ、駆動効率が向上する。また、それにより活性部A1の面積を小さくしても圧力室47,48に十分な容積変動を与えることできるので、アクチュエータ52の静電容量を小さくして発熱量も抑制することが可能となる。
次に、本発明のインクジェットヘッドのインクジェットプリンタにおける使用例について説明する。図10は本発明のインクジェットヘッドの使用例を説明する平面図である。図10に示すように、本使用例では、2つのインクジェットヘッド100,200が圧力室35の列方向と直交する方向に並べて配置されている。なお、インクジェットヘッド100,200の構成は、圧力室35が5列でなく4列であること以外は前述した第1実施形態と同様であるので詳細な説明を省略する。
図中左側のインクジェットヘッド100は、左側2列の圧力室35をブラックインク用とし、右側2列の圧力室35をシアンインク用としている。図中右側のインクジェットヘッド200は、左側2列の圧力室35をマゼンダインク用とし、右側2列の圧力室35をイエローインク用としている。ブラックインク列BKには前述した変形拘束面積の大きい変形拘束体38が用いられ、シアンインク列C、マゼンダインク列M及びイエローインク列Yには前述した変形拘束面積の小さい変形拘束体37が用いられている。
前記構成とすると、各インクジェットヘッド100,200の振動板ユニット101,201の上面に積層する圧電体(図示せず)が、各インク列BK,C,M、Yの全てに共通した変形量の活性部を有するものであっても、ブラックインク列BKのインク吐出量を他のインク列C,M,Yよりも多くすることが可能となる。これにより、圧電体の活性部のパターンを共用化しながらも、変形拘束体37,38の配置を適宜変えるだけで、各インク列BK,C,M、Yの位置関係、即ち、インク種類ごとのノズル孔の位置関係を容易に変更することができる。したがって、図10のように同種類のインク列は隣接配置して、同種インクのノズル孔の位置を容易に近接配置することができる。
以上のように、本発明に係るインクジェットヘッドは、ノズル配置の設計自由度が向上する優れた効果を有し、インクジェットプリンタ等に適用すると有益である。
本発明の第1実施形態に係るインクジェットヘッドを示す分解斜視図である。 図1に示すインクジェットヘッドの流路ユニット及び振動板ユニットの分解斜視図である。 図1のIII−III線断面図である。 図3の要部拡大図である。 図1に示すインクジェットヘッドの振動板ユニットを含む要部分解斜視図である。 図1に示すインクジェットヘッドの変形拘束体の配置を説明する要部平面図である。 図4に示すインクジェットヘッドのインク噴射動作を説明する図面である。 第2実施形態のインクジェットヘッドの要部断面図である。 第3実施形態のインクジェットヘッドの要部断面図である。 本発明のインクジェットヘッドの使用例を説明する平面図である。
1 インクジェットヘッド
2 流路ユニット
3,49,52 アクチュエータ
4,41,51 振動板ユニット
5 圧電体
10b 隔壁
10c,11c,12d,19a,20d インク供給口
17a,17b ノズル孔
19 振動板
20b,42b 固定体
22〜28 圧電材シート
30 共通電極
31 個別電極
35,47,48 圧力室
37,38,45 変形拘束体
43c 第2固定体
44 変位伝達体
A1 活性
A2 不活性
S1 受圧面積
S2,S3 変形拘束面積

Claims (13)

  1. 複数種類のインクごとに、インク供給口から複数のノズル孔までの流路中に前記ノズル孔に夫々対応する圧力室が設けられた流路ユニットと、前記流路ユニットに重ねられ前記圧力室の容積を変動させるアクチュエータとを備え、
    前記アクチュエータは、前記各圧力室に対面して設けられた振動板と、前記振動板の前記圧力室に対応する部分を夫々変位させるように変形可能な複数の活性部と、前記振動板の前記圧力室に対応する領域の少なくとも一方面上において前記領域の周辺部を残して前記振動板の変形を拘束するように所定範囲に配置された変形拘束体とを有し、
    前記各活性部の夫々の面積は全種類のインクについて同一であり、
    前記複数種類のインクのうち、少なくとも一種類のインクに対応する前記変形拘束体の前記振動板に対する変形拘束面積を、他の種類のインクに対応する前記変形拘束体の前記振動板に対する変形拘束面積と相違させていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記変形拘束面積が大の種類のインクに対応する前記ノズル孔は、前記変形拘束面積が小の種類のインクに対応する前記ノズル孔よりも、孔径が大である請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記振動板における、前記変形拘束体によって変形を拘束される変形拘束面積が、前記変形拘束体における、前記活性部からの圧力を受ける受圧面積よりも大である請求項1又は2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 複数種類のインクごとに、インク供給口から複数のノズル孔までの流路中に前記ノズル孔に夫々対応する圧力室が設けられた流路ユニットと、前記流路ユニットに重ねられ前記圧力室の容積を変動させるアクチュエータとを備え、
    前記アクチュエータは、前記各圧力室に対面して設けられた振動板と、前記振動板の前記圧力室に対応する部分を夫々変位させるように変形可能な複数の活性部と、前記振動板の前記圧力室に対応する領域の少なくとも一方面上において前記領域の周辺部を残して前記振動板の変形を拘束するように所定範囲に配置された変形拘束体とを有し、
    前記変形拘束体は、その前記振動板の変形を拘束する変形拘束面積が、前記活性部からの圧力を受ける受圧面積よりも大となる構成であり、
    前記各活性部の夫々の面積は全種類のインクについて同一であり、
    前記複数種類のインクのうち一部の種類のインクのみに対応して前記変形拘束体が設けられていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  5. 前記変形拘束体が設けられている種類のインクに対応する前記ノズル孔は、他の種類のインクに対応する前記ノズル孔よりも、孔径が大である請求項4に記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記変形拘束体が、前記活性部との接合面積よりも前記振動板との接合面積を大きくした形状である請求項3乃至5のいずれかに記載のインクジェットヘッド。
  7. 前記変位伝達体は、前記振動板と平行な方向と直交する方向に切断した断面視で凸形状を呈している、請求項6に記載のインクジェットヘッド。
  8. 前記流路ユニットは、複数の前記圧力室をその間に隔壁を介在して列状に配置して有し、
    前記アクチュエータは、前記複数の圧力室にわたって連続して設けられた前記振動板と、前記振動板の前記圧力室と反対側で前記振動板と平行に前記複数の圧力室にわたって設けられた圧電体とを有し、
    前記圧電体は、前記複数の圧力室にわたる大きさであって前記振動板と平行な方向と直交する方向に重ねられる圧電材シートと、前記圧電材シートに重ねられて前記複数の圧力室に対応して連続配置された共通電極と、前記共通電極との間で前記圧電材シートを挟み前記複数の圧力室の夫々に対応するように個別配置された複数の個別電極とを有し、前記個別電極は、前記直交する方向から見た平面視で前記圧力室よりも小さい面積であり、
    前記圧電体は、前記平面視で前記個別電極に対応する領域であって前記共通電極と前記個別電極との間に生じる電界により変形する前記活性部と、前記活性部以外の部分である不活性部とを有し、前記振動板と平行な方向に扁平で前記振動板側の面が前記圧力室の列方向に平坦に形成されており、
    前記振動板と前記圧電体との間に、前記不活性部と前記隔壁とを連結する固定体が介設され、前記変形拘束体はその外周部と前記固定体との間に隙間をあけて配置されている請求項1乃至7のいずれかに記載のインクジェットヘッド。
  9. 前記固定体および前記変形拘束体における、前記圧電体との接合面が前記振動板から同じ高さにある請求項8に記載のインクジェットヘッド。
  10. 前記変形拘束体が前記振動板の前記流路ユニットと対面する側の面に設けられ、前記活性部と前記振動板との間の前記変形拘束体に対応する位置に変位伝達体が設けられていると共に、前記振動板と前記流路ユニットとの間で前記固定体と前記平面視で重なる位置に第2固定体が設けられ、
    前記変位伝達体が、その外周部と前記第2固定体との間に隙間をあけて前記振動板の所定範囲にわたって配置されている請求項8又は9に記載のインクジェットヘッド。
  11. 前記変位伝達体及び前記第2固定体は、前記振動板から同じ高さに突出している請求項10に記載のインクジェットヘッド。
  12. 前記変形拘束体の前記振動板に対する接合面積は、前記変形拘束体に対応する前記電極間に挟まれた活性部の面積よりも大である請求項11に記載のインクジェットヘッド。
  13. 前記圧力室の夫々の容積が、全種類のインクについて同一である請求項1乃至12のいずれかに記載のインクジェットヘッド。
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