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JP4918650B2 - 多翼ファン - Google Patents

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Description

本願発明は、多翼ファンの羽根車の羽根部の構造に関するものである。
例えば、クロスフローファン、シロッコファン、ターボファン等の多翼ファンは、空気調和機用の送風機として一般に用いられている。
今例えば図9には、同多翼ファン3を送風機として用いて構成された壁掛型の空気調和機Aが示されている。
この空気調和機Aは、上面に空気吸込口4を、下面前部に空気吹出口5を備えた本体ケーシング1と、該本体ケーシング1内に配設されたラムダ形状の熱交換器2と、該熱交換器2の二次側に配設された多翼ファン3とを備えて構成されている。
熱交換器2は、空気吸込口4から本体ケーシング1の前面側および上面側に形成された空気通路6を介して供給される空気流が通過する前面側熱交換部2aと、該前面側熱交換部2aの上端に連設されて背面側に位置する背面側熱交換部2bとからなっている。
一方、符号8は、上記前面側熱交換部2aからのドレンを受け止める第1のドレンパン、9は背面側熱交換部2bからのドレンを受け止める第2のドレンパン、10は上記多翼ファン3の羽根車7から吹き出される空気流を案内するガイド部、11は羽根車7から吹き出される空気流の逆流を防止するための逆流防止用舌部、12は空気吹出口5の上流部に配設された垂直羽根、13は空気吹出口5の下流部に配設された水平羽根である。
そして、上記空気吸込口4から吸い込まれた空気流は、上記熱交換器2を通過する際に冷却あるいは加熱されて調和空気となり、例えば図11に示すように、多翼ファン3の羽根車7を回転軸16に対して直交するように貫流した後、空気吹出口5から室内へ吹き出される(矢線部参照)。
この多翼ファン3の羽根車7は、例えば図10に示すように、回転軸16方向に所定の間隔で平行に配設された複数の円形支持プレートの外周縁部に、回転軸16と平行となるように多数枚の羽根(ブレード)15,15・・・を所定の翼角をもって前進翼構造で配設して構成されている。
このような多翼ファン3の羽根車7においては、羽根車7を構成する羽根15,15・・・を通過する空気流により生ずる空力騒音が問題となる。この空力騒音の主たる発生原因としては、羽根15,15・・・の負圧面側の空気の流れの剥離と翼後縁側で発生する後流渦とが挙げられる。
そこで、このような多翼ファン3の羽根車7の空力騒音を減少させる方法として、従来から例えば図12〜図16に示すように上記羽根車7の各羽根15,15・・・の外周側翼端15a,15a・・・に平滑部18,18・・・を介して断続的に切欠部17,17・・・を設けたり、翼端15a,15a・・・に連続的に切欠部17,17・・・を形成してのこぎり歯状にすることなどで、吹出し時の翼後縁側で発生する後流渦を低減して騒音を低減する方法が提案されている(例えば特許文献1、2等参照)。
特開平3−249400号公報 特開平11−141494号公報
しかし、これらの構成では、例えば図14および図15から理解できるように、例えば羽根15の外周側翼端15a,15a・・・の正圧面側および負圧面側両面に亘る同じ形状、同じ深さ、同じ角度の切欠部17,17・・・があるために(D1=D2で、左右の切り欠かれた面17a,17aが他面方向にストレートになっている)、吹出し時においては、図16の(a)に示す切欠部17がある部分は図16の(b)に示す無い部分(平坦な平滑部分18)と比べて羽根15の出口がファンの周方向に十分に向く前に広がっているために、ファン吹出し流れが周方向に十分に向かなくなって吹出気流の速度が低下し、圧力が低くなる。その結果、フィルタ等の圧力損失に対して弱くなり、有効な風量が出にくくなるという問題がある。
本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、羽根外周側翼端に断続的にまたは連続的に切欠を設けた多翼ファンにおいて、切欠部の形状を正圧面側と負圧面側とで異なるものとすることなどによって、可能な限り切欠部を通過する空気の速度を上昇させることによって、有効に吹出し流れの圧力を上昇させることができるようにした多翼ファンを提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の問題を解決することを目的としてなされたものであって、次のような有効な課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、羽根15の外周側翼端15aに断続的または連続的に切欠部27,27・・・を設け、上記切欠部27,27・・・の形状を羽根正圧面側と負圧面側とで異なるものとした多翼ファンにおいて、上記切欠部27,27・・・の形状は略三角形であり、羽根正圧面側の三角形の面積が負圧面側の三角形の面積よりも大きく形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、正圧面側切欠部27,27・・・の左右の面がテーパー面となり、それによって同切欠部27,27・・・を通過する空気流の速度を上昇させることができ、ファンより吹出される空気の流れを周方向に向けやすくなるので、より有効にファン圧力を上昇させることができる。
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段は、羽根15の外周側翼端15aに断続的または連続的に切欠部27,27・・・を設け、上記切欠部27,27・・・の形状を羽根正圧面側と負圧面側とで異なるものとした多翼ファンにおいて、上記切欠部27,27・・・の形状は略三角形であり、羽根正圧面側の三角形の面積が負圧面側の三角形の面積よりも小さく形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、正圧面側切欠部27,27・・・の溝部が小さくなり、それによって同切欠部27,27・・・を通過する空気流の速度を上昇させることができ、ファンより吹出される空気の流れを周方向に向けやすくなる。その結果、より有効にファン圧力を上昇させることができる。
(3) 第3の課題解決手段
この発明の第3の課題解決手段は、羽根15の外周側翼端15aに断続的または連続的に切欠部27,27・・・を設け、上記切欠部27,27・・・の形状を羽根正圧面側と負圧面側とで異なるものとした多翼ファンにおいて、上記切欠部27,27・・・の形状は略台形であり、羽根正圧面側の台形の面積が負圧面側の台形の面積よりも大きく形成されていることを特徴としている。
このような構成によっても、正圧面側切欠部27,27・・・の左右の面がテーパー面となり、それによって同切欠部27,27・・・を通過する空気流の速度を上昇させることができ、ファンより吹出される空気の流れを周方向に向けやすくなる。その結果、より有効にファン圧力を上昇させることができる。
(4) 第4の課題解決手段
この発明の第4の課題解決手段は、羽根15の外周側翼端15aに断続的または連続的に切欠部27,27・・・を設け、上記切欠部27,27・・・の形状を羽根正圧面側と負圧面側とで異なるものとした多翼ファンにおいて、上記切欠部27,27・・・の形状は略台形であり、羽根正圧面側の台形の面積が負圧面側の台形の面積よりも小さく形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、正圧面側切欠部27,27・・・の溝部小さくなり、それによって同切欠部27,27・・・を通過する空気流の速度を上昇させることができ、ファンより吹出される空気の流れを周方向に向けやすくなる。その結果、より有効にファン圧力を上昇させることができる。
(5) 第5の課題解決手段
この発明の第5の課題解決手段は、羽根15の外周側翼端15aに断続的または連続的に切欠部27,27・・・を設け、上記切欠部27,27・・・の幅を羽根正圧面側と負圧面側とで異なるものとした多翼ファンにおいて、切欠部27,27・・・の深さ方向の幅の変化は、連続的であることを特徴としている。
このような構成によると、特に上述した正圧面側切欠部27,27・・・の左右の切り欠き面が連続した一定傾斜角のテーパー面となり、それによって同切欠部27,27・・・を通過する空気流の速度を効率良く上昇させることができ、ファンより吹出される空気の流れを一層周方向に向けやすくなる。その結果、より有効にファン圧力を上昇させることができる。
以上の構成では、羽根外周側端部に切欠部を設けた多翼ファンにおいて、切欠部を通過する空気の速度を上昇させ、有効に圧力を上昇させることにより、フィルタ等の抵抗がある場合でも、所定量の風量を出すことができる。
また、羽根外周側端部の2次元性を無くすことができるので、吹出し時の翼後縁側で発生する後流渦を低減し、騒音を低下させることもできる。
したがって、空気調和機用の送風機、例えば空気調和機用クロスフローファン等として最適なものとなり、安定した一定量の送風量で、しかも静音性の高い高性能の空気調和機を提供することができる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの最良の実施の形態について説明する。
(最良の実施の形態1)
先ず図1〜図4には、本願発明の実施の形態1に係る多翼ファンの羽根車の羽根部の構成が示されている。
この実施の形態の多翼ファンの羽根車も、前述の従来例のもの(図10参照)と同様に回転軸16方向に所定の間隔で平行に配設された複数枚の円形支持プレート14,14・・・の外周縁部に、回転軸16と平行となるように多数枚の断面円弧状の羽根(ブレード)15,15・・・を所定の翼角をもって前進翼構造で配設して構成されている。
そして、各羽根15,15・・・の外周側翼端15aには、例えば図1〜図4に示すように、その長手方向に所定の間隔をもって略三角形状の多数の切欠部27,27・・・が形成され、かつ該切欠部27,27・・・の間には、翼端の一部を構成する所定の幅の平滑部(非切欠部)18,18・・・がそれぞれ設けられている。
このように、羽根15の外周側翼端15aに、所定の間隔をもって略三角形状の多数の切欠部27,27・・・を形成し、かつ該切欠部27,27・・・の間に所定の幅の平滑部18,18・・・を設けると、例えば前述の図11に示すようにクロスフローファンとして用いた場合に、吹出側領域では翼後縁側において翼端から放出されるスケールの大きな横渦が、上記切欠部27,27・・・により形成される縦渦によって、スケールが小さく組織化され、安定した横渦に細分化されるため、効果的に空力騒音の低減を図ることができるメリットがある。
しかし、先にも述べたように単に切欠部27,27・・・を設けただけの構成では、羽根の外周側翼端15aに切欠部27,27・・・があるために、吹出し時においては、切欠部27,27・・・がある部分は無い部分と比べて羽根出口がファンの周方向に十分に向く前に広がっているために、ファン吹出し流れが周方向に十分に向かなくなって、速度が低下し、圧力が減少する。
その結果、フィルタ等の圧力損失に対して弱くなり、有効な風量が出にくくなるという問題が生じる。
この場合、羽根15に設けた切欠部27,27・・・の数が多いほど、また切欠部27,27・・・の大きさが大きいほど圧力の減少量が大きくなる。
そこで、本実施の形態では、このような問題を解決するために、上記切欠部27,27・・・の形状を羽根正圧面側と負圧面側とで異ならせて構成している。
このように、羽根15の外周側翼端15aに断続的または連続的に切欠部27,27・・・を設けた多翼ファン3において、同切欠部27,27・・・の形状を羽根15の正圧面側と負圧面側で異なるものとすると、同切欠部27,27・・・がある位置における断面の羽根出口の角度を、翼端15aに切欠部27,27・・・がない場合(破線で示している)と同様に周方向に向けることができ、ファン圧力を上昇させることができる。
これによりフィルタ等の抵抗がある場合でも、所定の風量を出すことができるようになり、従来の単に正圧、負圧両面側で同形状の切欠部17,17・・・を設けた羽根よりも低回転で同風量の送風機を実現できるので、ファンの回転による騒音を低減させることもできる。
また、羽根15の外周側翼端部15aの2次元性を無くすことができるので、吹出し時の翼後縁側で発生する後流渦を低減し、効果的に騒音を低下させることもできる。
(実施例)
以上のように、羽根15の外周側翼端部15a,15a・・・の切欠部27,27・・・の形状を正圧面側と負圧面側とで変える場合、その具体的な実施例として、例えば次のような各種の形状の採用が考えられる。
(1) 実施例1
上記切欠部27,27・・・の溝部の形状は、全体として上述のように略三角形であるが、例えば図1および図2に示すように、羽根正圧面側の三角形(図2(b))の面積が負圧面側の三角形(図2(a))の面積よりも十分に大きくなるように形成する。
この場合、図3に示すように、正圧面側と負圧面側各切欠部27の深さ(翼弦方向の深さ)は全く同一である(D1=D2)。
このような構成によると、正圧面側切欠部27,27・・・の左右の切り欠き面(溝面)が、図2(b)に示すように幅広のテーパー面となり、それによって図4に示すように同切欠部27,27・・・を通過する空気流の速度を上昇させることができ、ファンより吹出される空気の流れを周方向に向けやすくなる。その結果、より有効にファン圧力を上昇させることができる。
(2) 実施例2
上記実施例1の場合と同じく上記切欠部27,27・・・の形状は略三角形であるが、実施例1とは逆に羽根正圧面側の三角形の面積を負圧面側の三角形の面積よりも小さく形成する。
このような構成によると、正圧面側切欠部27,27・・・の溝部の幅が小さくなる一方、負圧面側の切欠部27,27・・・の左右の面が、テーパー面となり、それによって同切欠部17,17・・・を通過する空気流の速度を上昇させることができ、やはりファンより吹出される空気の流れを周方向に向けやすくなる。その結果、より有効にファン圧力を上昇させることができる。
(3) 実施例3
上記切欠部17,17・・・の形状が略台形であり、羽根正圧面側の台形の面積の方を負圧面側の台形の面積よりも大きく形成する。
このような構成によっても、上記実施例1の場合と同様に羽根正圧面側の切欠部17,17・・・の左右の切り欠き面が幅広のテーパー面となり、それによって切欠部17,17・・・を通過する空気流の速度を上昇させることができ、ファンより吹出される空気の流れを周方向に向けやすくなる。その結果、より有効にファン圧力を上昇させることができる。
(4) 実施例4
上記実施例3の場合と同様に上記切欠部27,27・・・の形状は略台形であるが、実施例3の場合とは逆に羽根正圧面側の台形の面積が負圧面側の台形の面積よりも小さく形成する。
このような構成によると、上記羽根正圧面側の切欠部27,27・・・の溝部の幅が小さくなる一方、反対側負圧面の切欠部27,27・・・の左右の面がテーパー面となり、それによって正圧面側切欠部27,27・・・を通過する空気流の速度を上昇させることができ、ファンより吹出される空気の流れを周方向に向けやすくなる。その結果、より有効にファン圧力を上昇させることができる。
(最良の実施の形態2)
次に図5〜図8は、本願発明の最良の実施の形態2に係る多翼ファンの羽根車の羽根部の構成を示している。
この実施の形態は、上記最良の実施の形態1の構成と同様に羽根15の外周側翼端15aに平滑部18,18・・・を介して断続的に切欠部27,27・・・を設けた多翼ファンにおいて、上記切欠部27,27・・・の形状自体は正圧面側と負圧面側とで同じであるが、他方その溝部27bのを、例えば図5〜図7に示すように羽根正圧面側が大きく、羽根負圧面側で小さくなるものとしたことを特徴としている。
なお、この場合の切欠部27,27・・・の溝部27bの正圧面側から負圧面側への深さ方向のの変化は、例えば図6および図7に示すように連続的であることが好ましい。
このような構成によると、切欠部27,27・・・の左右の溝面が前述の図14の(a),(b)および図15に示す従来例のようなストレートな切断面ではなく、図6のように正圧面側切欠面が幅広のテーパー面となり(図6の(b)参照)、それによって正圧面側の切欠部27,27・・・を通過する空気流の速度を効果的に上昇させることができ、例えば図8の矢線に示すようにファンより吹出される空気の流れを周方向に向けることで、有効にファン圧力を上昇させることができる。
その結果、フィルタ等の抵抗がある場合でも、所定の風量を出すことができるようになり、従来の単に切欠きを設けた羽根よりも低回転で実現できるので、ファンの回転による騒音を低減させることもできる。
また、羽根15の外周側翼端部15aの2次元性を無くすことができるので、吹出し時の翼後縁側で発生する後流渦を低減し、効果的に騒音を低下させることもできる。
なお、このように上記切欠部27,27・・・のを羽根16の正圧面側と負圧面側とで異なる構成にする場合において、上記とは逆に、そのを例えば羽根正圧面側が小さく、羽根負圧面側で大きくなるようにすることもできる。
そのようにした場合、上述した図6の(a)と(b)の関係から理解されるように、正圧面側の切欠部27の溝部27bの大きさが小さくなり、その分正圧面側の切欠部27,27・・・を通過する空気流の速度を上昇させることができ、ファンより吹出される空気の流れを周方向に向けることで、有効にファン圧力を上昇させることができる。
その結果、フィルタ等の抵抗がある場合でも、所定の風量を出すことができるようになり、従来の単に切欠きを設けた羽根よりも低回転で実現できるので、ファンの回転による騒音を低減させることもできる。
(最良の実施の形態3)
なお、以上の最良の実施の形態1の構成、すなわち羽根15の外周側翼端15aに断続的(または連続的)に切欠部17,17・・・を設けるとともに、該切欠部17,17・・・の形状を羽根正圧面側と負圧面側とで異なるものとした多翼ファンにおいて、さらに上記最良の実施の形態2の構成である上記切欠部17,17・・・の深さを正圧面側と負圧面側とで異なるものとする構成を組み合わせることも可能である。
そのようにすると、それら両者の作用が相乗して、より有効にファン圧力が上昇する。
本願発明の最良の実施の形態1に係る多翼ファンの羽根車の羽根部の全体的な構成を示す斜視図(圧力面側)である。 同羽根の要部の構成を示す羽根外周端側から切欠部方向に見た羽根外周側翼端部(切欠部)の拡大図((a)負圧面側から見た図、(b)正圧面側から見た図)である。 同羽根の切欠部位置における羽根内外方向の切断部の断面図(横断面図)である。 同羽根の切欠部位置における羽根車構成時の作用を示す断面図である。 本願発明の最良の実施の形態2に係る多翼ファンの羽根車の羽根の構成を示す斜視図(圧力面側)である。 同羽根の要部の構成を示す羽根外周端側から切欠部方向に見た羽根外周側翼端部(切欠部)の拡大図((a)負圧面側から見た図、(b)正圧面側から見た図)である。 同羽根の切欠部位置における羽根内外方向の切断部の断面図(横断面図)である。 同羽根の切欠部位置における羽根車構成時の作用を示す断面図である。 多翼ファンよりなる羽根車の適用例である従来一般の壁掛け型空気調和機の構成を示す縦断面図である。 同多翼ファンよりなる羽根車の全体的な構成を示す斜視図である。 同多翼ファンよりなる羽根車の羽根における吹出空気流の状態を示す図である。 同多翼ファンの羽根車における従来例の羽根の構成例を示す平面図である。 同多翼ファンの羽根車の羽根外周端部の切欠部の配設状態を示す全体的な斜視図(圧力面側)である。 同多翼ファンの羽根の負圧面側から見た切欠部形状(a)と正圧面側から見た切欠部形状(b)を示す図である。 同多翼ファンの羽根の切欠部の構成を示す羽根前後方向に切断した切断部の断面図(横断面図)である。 同多翼ファンの羽根車の羽根翼間部分(図12のA−A線断面部(a)と図12のB−B線断面部(b))の吹出側の空気の流れの状態を示す説明図(切欠部がない場合とある場合)である。
3は多翼ファン(クロスフローファン)、7は羽根車、10はガイド部、11は舌部、14は円形支持プレート、15は羽根、15aは羽根外周側の翼端部、15bは羽根内周側の翼端部、16は回転軸、17,27は切欠部、18は平滑部、27aはテーパ面部、27bは溝部である。

Claims (5)

  1. 羽根(15)の外周側翼端(15a)に断続的または連続的に切欠部(27),(27)・・・を設け、上記切欠部(27),(27)・・・の形状を羽根正圧面側と負圧面側とで異なるものとした多翼ファンにおいて、上記切欠部(27),(27)・・・の形状は略三角形であり、羽根正圧面側の三角形の面積が負圧面側の三角形の面積よりも大きく形成されていることを特徴とする多翼ファン
  2. 羽根(15)の外周側翼端(15a)に断続的または連続的に切欠部(27),(27)・・・を設け、上記切欠部(27),(27)・・・の形状を羽根正圧面側と負圧面側とで異なるものとした多翼ファンにおいて、上記切欠部(27),(27)・・・の形状は略三角形であり、羽根正圧面側の三角形の面積が負圧面側の三角形の面積よりも小さく形成されていることを特徴とする多翼ファン。
  3. 羽根(15)の外周側翼端(15a)に断続的または連続的に切欠部(27),(27)・・・を設け、上記切欠部(27),(27)・・・の形状を羽根正圧面側と負圧面側とで異なるものとした多翼ファンにおいて、上記切欠部(27),(27)・・・の形状は略台形であり、羽根正圧面側の台形の面積が負圧面側の台形の面積よりも大きく形成されていることを特徴とする多翼ファン。
  4. 羽根(15)の外周側翼端(15a)に断続的または連続的に切欠部(27),(27)・・・を設け、上記切欠部(27),(27)・・・の形状を羽根正圧面側と負圧面側とで異なるものとした多翼ファンにおいて、上記切欠部(27),(27)・・・の形状は略台形であり、羽根正圧面側の台形の面積が負圧面側の台形の面積よりも小さく形成されていることを特徴とする多翼ファン。
  5. 羽根(15)の外周側翼端(15a)に断続的または連続的に切欠部(27),(27)・・・を設け、上記切欠部(27),(27)・・・の幅を羽根正圧面側と負圧面側とで異なるものとした多翼ファンにおいて、切欠部(27),(27)・・・の深さ方向の幅の変化は、連続的であることを特徴とする多翼ファン。
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