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JP4917324B2 - 電池接点端子の保持構造及び電子キーの電池接点端子保持構造 - Google Patents

電池接点端子の保持構造及び電子キーの電池接点端子保持構造 Download PDF

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Description

本発明は、電池との間の電気的接触箇所である電池接点端子の保持構造、及びこの電池接点端子を有する電子キーの電池接点端子保持構造に関する。
近年、多くの車両に、車両キーを用いて実際にキー操作を行わなくても、携帯機を所有していれば車両のドアロック施解錠やエンジン始動が許可されるハンズフリーシステムが搭載されている。このハンズフリーシステムは、車両の発信機からリクエスト信号を発信させ、このリクエスト信号に応答して携帯機が返信してきたIDコード信号を車両の受信機で受信し、IDコード信号受信時において携帯機のIDコードと車両側のIDコードと照合し、これらIDコードが一致してID照合が成立すれば、ドアロック施解錠やエンジン始動を許可するシステムである。
図6及び図7に示すように、携帯機81の中空状を成す本体ケース82の内部には、携帯機81用の各種素子(電子部品)を実装した基板(PCボード)83が内蔵されている。この基板83には、携帯機81の電源となるボタン電池(コイン電池)84の取付先となる電池ターミナル85が設けられている。この電池ターミナル85は、ボタン電池84と電気的に接触する箇所であって、ボタン電池84の+端子及び−端子に対応して、+側接点端子85a及び−側接点端子85bとから成る。
これら+側接点端子85a及び−側接点端子85bは、長板状の金属板から成り、これら両端が基板83に各々半田付けされる両持ち構造によって、基板83に取付固定されている。ボタン電池84は、+側接点端子85a及び−側接点端子85bにより上下方向から挟持された取り付け状態をとる。これら+側接点端子85a及び−側接点端子85bは、その半田付け部86a,86bで基板83に保持された取り付け状態をとることから、これら接点端子85a,85bの基板83に対する取り付け強度は、半田付け箇所の総数や半田付け面積に寄るところとなる。
ところで、基板83における電池ターミナル85の取り付け強度を確保するためには、基板83上の半田付け総数や半田付け面積を、ある一定以上確保する必要がある。しかし、両持ち構造の電池ターミナル85を用いた場合には、1本のターミナル当たり半田付け箇所が2箇所必要となるため、合計で半田付け箇所が4箇所必要となり、しかも電池ターミナル85を強固に基板83に半田付けしようとすると、その分だけ広い半田付け面積を用意する必要がある。このため、両持ち構造の電池ターミナル85には、基板83ひいては携帯機81のサイズが比較的大きくなる問題が生じる。
そこで、例えば+側接点端子85aと−側接点端子85bとが、それぞれ一端のみ基板83に半田付けされる片持ち構造を用いることにより、基板83上に必要な半田付け領域を省略し、これによって基板83の小面積化を図って、携帯機81の小型化を図ることも考えられる。この種の電池ターミナル85の片持ち構造は、例えば特許文献1や特許文献2等に開示されている。
特開平9−246751号公報 特開2000−149898号公報
しかし、このような片持ち構造を採用すると、基板83における電池ターミナル85の半田付け箇所が減ることから、基板83における電池ターミナル85の保持強度が低下するため、この対策は実用的ではない。また、片持ち構造において、電池ターミナル85を強固に基板83に固定するには、例えば各接点端子85a,85bを板幅の広いものにして半田付け面の面積を広くとればよいが、これでは基板83の小面積化に支障を来し、対策としては意味がない。よって、基板83(携帯機81)の小型化を図りつつ、しかも電池ターミナル85の保持強度も確保可能な対策が望まれていた。
本発明の目的は、電池接点端子の取付箇所となる基板を小面積化できるとともに、しかもその際において電池接点端子の基板に対する充分な保持強度も確保することができる電池接点端子の保持構造及び電子キーの電池接点端子保持構造を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明によれば、筐体に電池を取り付けた際に当該電池の電気接点箇所となる一対の電池接点端子が、前記一対のうち少なくとも一方が片持ち構造で基板に固定されている電池接点端子の保持構造において、前記筐体に、前記片持ち固定された前記電池接点端子を保持する端子保持部を設けたことを要旨とする。
この構成によれば、基板の小面積化を図るべく、電池接点端子を片持ち構造で基板に半田付け固定したとしても、本発明の電池接点端子は、筐体に設けられた端子保持部でも保持されるので、その取り付け状態においては、半田付け部と端子保持部との双方で保持された状態となる。このため、例えば電池接点端子が片持ち構造のみで基板に取り付けられる場合に比べて、電池接点端子の保持箇所が増えることになり、基板に対する電池接点端子の取り付け強度が向上する。よって、基板の小面積化、ひいては筐体の小型化を図るべく、電池接点端子を片持ち構造で基板に取り付けても、電池接点端子を基板から剥がれ難くすることが可能となる。
本発明によれば、前記端子保持部は、前記一対の電池接点端子を複数箇所で保持することを要旨とする。
この構成によれば、端子保持部で電池接点端子を保持する際、端子保持部は複数箇所で電池接点端子を保持するので、端子保持部による電池接点端子の保持箇所が通常よりも多くとれることになる。よって、基板に対する電池接点端子の取り付け強度を一層向上することが可能となり、電池接点端子の剥がれ防止に非常に効果が高い。
本発明によれば、前記端子保持部は、前記電池の電池収容空間と前記基板の基板収容空間とを区画するように、前記電池と前記基板とを区切る全境界に亘って形成されていることを要旨とする。
この構成によれば、電池接点端子を保持する端子保持部が、基板収容空間への水分浸入を堰き止める区画壁として機能する。このため、例えば電池収容空間に水分が入り込んだとしても、この水分は基板収容空間に至る手前で端子保持部により堰き止められることになり、基板収容空間へ水分が浸入する状況が生じ難くなることから、基板の防水性を確保することが可能となる。
本発明によれば、前記電池は、薄い円板形状を成したボタン電池であり、当該ボタン電池は、その表面及び裏面で一対の前記電池接点端子により挟持された取り付け状態をとることを要旨とする。
この構成によれば、電池としてボタン電池を用いた場合に、そのボタン電池を外れ難い状態で電池接点端子に取り付けることが可能となる。
本発明によれば、自身のアンテナを介してキー通信対象との間で無線通信を行う無線通信部品と、筐体に電池を取り付けた際に当該電池の電気接点箇所となる一対の電池接点端子が、前記一対のうち少なくとも一方が片持ち構造で基板に固定されている電池接点端子とを備えた電子キーの電池接点端子保持構造において、前記筐体に、前記片持ち固定された前記電池接点端子を保持する端子保持部を設けたことを要旨とする。
本発明によれば、電池接点端子の取付箇所となる基板を小面積化できるとともに、しかもその際において電池接点端子の基板に対する充分な保持強度も確保することができる。
以下、本発明を具体化した電池接点端子の保持構造及び電子キーの電池接点端子保持構造の一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、イグニッションキーを用いた機械的なキー操作を行わなくとも、携帯機2を所有していればドアロック施解錠、ラッゲージドア解錠、エンジン始動などが許可されるハンズフリーシステム3が搭載されている。車両1には、このハンズフリーシステム3においてID照合を行う照合制御部4が設けられている。照合制御部4には、車両1のドアロックの施解錠を制御するドア制御部5が車内のバス6を介して接続されている。なお、車両1がキー通信対象に相当し、携帯機2が電子キーに相当する。
また、照合制御部4には、車外に設置された車外LF発信機7と、車内に設置された車内LF発信機8とが接続されている。車外LF発信機7及び車内LF発信機8は、照合制御部4からの指令に基づき、LF帯域(数十kHz)の信号を発信可能である。照合制御部4には、車内に設置されたRF受信機9が接続されている。RF受信機9は、RF帯域(数百MHz)の信号を受信可能であって、その受信信号を復調した後、その信号を照合制御部4に出力可能である。
車外LF発信機7がLF帯域のリクエスト信号Sreqを発信して車外に車外通信エリアを形成する際、その通信エリアに入り込んだ携帯機2は、リクエスト信号Sreqに応答して自身のIDコードを乗せたRF帯域のID信号Sidを返信する。照合制御部4は、車外LF発信機7からリクエスト信号Sreqを発信している時、RF受信機9でID信号Sidを受信すると、車外通信が確立したと認識し、携帯機2のIDコードと車両1のIDコードとを比較するID照合として車外照合を行う。照合制御部4は、車外照合が成立した事を認識すると、ドア制御部5のドアロック施解錠を許可すべく、ドア制御部5によるドアロックモータ10の駆動を可能とする。
照合制御部4は、運転者が乗車した事を検出すると、車内LF発信機8からリクエスト信号Sreqを発信させ、車内に車内通信エリアを形成する。携帯機2を持った運転者が車内通信エリアに入り込むと、携帯機2はそのリクエスト信号Sreqに応答してID信号Sidを返信する。照合制御部4は、車内LF発信機8からリクエスト信号Sreqを発信している時、RF受信機9でID信号Sidを受信すると、車内通信が確立したと認識し、車内にある携帯機2のIDコードと車両1のIDコードとを比較するID照合として車内照合を行い、車内照合成立の有無を認識する。
照合制御部4には、エンジン11の点火制御や燃料噴射制御を行うエンジン制御部12が接続されている。ブレーキペダルが踏まれた状態でエンジンスイッチがエンジンスタート操作された際、エンジン制御部12は、照合制御部4との間で暗号化通信を行い、車内照合成立を確認する。エンジン制御部12は、車内照合が成立済みである旨の通知を照合制御部4から受けると、点火制御及び燃料噴射制御を行ってエンジン11を始動させる。
図2に示すように、本例の携帯機2は、全体の外観形状が平板形状を成した薄板カードキーである。この携帯機2には、携帯機2の外枠を形成する樹脂製の本体ケース13が設けられている。この本体ケース13は、一対の板材14,15と、これら板材14,15で挟持された取り付け状態をとるフレーム16とから成り、これら板材14,15及びフレーム16が複数のネジ(図示略)で一体に組み付けられている。なお、本体ケース13が筐体に相当する。
フレーム16の一端部(図2の左端部)には、その片側端部が開口した収容凹部17が形成されている。この収容凹部17には、携帯機2の電源となるボタン電池18が収容された電池ケース19が着脱可能に取り付けられる。フレーム16の一端部には、フレーム16の幅方向(図2の矢印A方向)の両側に一対の係止溝20,20が形成されている。一方、電池ケース19には、ボタン電池18を載置状態で支持する支持部21と、その支持部21の幅方向両側に形成された一対の係止片22,22とが設けられている。電池ケース19は、自身の係止片22をフレーム16の係止溝20に係止することにより、フレーム16に抜け止め状態で取り付け可能である。なお、収容凹部17が電池収容空間に相当し、ボタン電池18が電池に相当する。
フレーム16には、ボタン電池18の電気的接触箇所となる電池ターミナル23が設けられている。この電池ターミナル23は、例えば鉄や銅等の一対の金属板から成るとともに、一方の電池ターミナルが+側接点端子24a、他方の電池ターミナルが−側接点端子24bとなっている。これら接点端子24a,24bは、フレーム16に対してインサート成型されることによりフレーム16と一体製造され、フレーム16の厚さ方向に並設した取り付け状態をとっている。なお、接点端子24a,24bが電池接点端子に相当する。
図3に示すように、フレーム16において収容凹部17の隣位置には、中央部から他端部(図3の右端部)を一帯に刳り抜くことによって取付凹部25が形成されている。この取付凹部25には、携帯機2の制御系及び通信系の各種部品から成る基板部品26が取り付けられている。本例の基板部品26には、制御系及び通信系の各種素子が実装された基板27と、外部から発信されたLF帯域の信号を受信可能な受信アンテナ28と、RF帯域の信号を発信可能な発信アンテナ(図示略)とが設けられている。取付凹部25は、フレーム16の枠部と、上下の板材14,15とで囲まれることにより密閉空間を成し、この空間内に基板部品26が収容される。なお、取付凹部25が基板収容空間に相当する。
受信アンテナ28は、X−Y−Zの3軸方向の信号を受信可能な3軸対応アンテナであり、本例においては3つの受信アンテナ29〜31から成る。このうち、受信アンテナ29は、直方体形状を成す樹脂製のアンテナボビン29aの内部に、フェライトコアに巻き付けられたアンテナ線(例えば銅線)を収容したバーアンテナであって、このバーアンテナの軸線が、X−Y−Z軸から成る直交座標系においてX軸方向となる向きに設定されている。これにより、基板27にある複数の受信アンテナ29〜31のうち、受信アンテナ29がX軸方向の信号を受信可能である。
また、受信アンテナ30は、受信アンテナ29と同様の構造のバーアンテナであって、このバーアンテナの軸線が、X−Y−Z軸から成る直交座標系においてY軸方向となる向きに設定されている。これにより、基板27にある複数の受信アンテナ29〜31のうち、受信アンテナ30がY軸方向の信号を受信可能である。また、受信アンテナ29,30は、アンテナ線(例えば銅線)が基板27に電気接続した状態で、基板27に各々半田付け固定されている。
受信アンテナ31は、平板形状を成した樹脂製のアンテナボビン31aの外周に、例えば銅線から成るアンテナ線31bを複数周巻回したループアンテナであって、このループアンテナの軸線が、X−Y−Z軸から成る直交座標系においてZ軸となる向きに設定されている。これにより、基板27上にある複数の受信アンテナ29〜31のうち、受信アンテナ31がZ軸方向の信号を受信可能である。アンテナボビン31aの外周には、その周縁全域に亘って溝部31cが凹設され、その溝部31cにアンテナ線31bが複数周巻回されている。なお、受信アンテナ29〜31がアンテナに相当する。
アンテナボビン31aには、その2箇所の角部に係合孔32a,32bが貫設されている。また、基板27には、アンテナボビン31aの係合孔32a,32bと各々対応する位置に、金属製のアンテナ接続端子33a,33bが突設されている。アンテナボビン31aは、アンテナ接続端子33aを係合孔32aに係合させるとともに、アンテナ接続端子33bを係合孔32bに係合させ、これらアンテナ接続端子33a,33bにアンテナ線31bの各端部を各々引っ掛けた状態で、アンテナ接続端子33a,33bの先端を折り曲げることにより基板27に固定されている。また、フレーム16において取付凹部25の隣位置には、エマージェンシキーが収容可能なキー収容部16aが形成されている。
基板27の端縁には、複数箇所(本例は5箇所)に係止孔34,34…が貫設されている。また、アンテナボビン31aの裏面には、基板27の係止孔34と対応する位置に、突起35が複数突設されている。アンテナボビン31aは、基板27に取付固定される際、突起35が係止孔34に係止することにより基板27に対して位置決めされる。
基板27においてアンテナボビン31aが被覆される位置には、携帯機2を統括制御する制御IC(In tegrated Circuit)36や、受信アンテナ28で受信したLF信号を復調する受信IC37などの各種素子(部品)が実装されている。また、受信アンテナ29,30も、基板27上においてアンテナボビン31aに被覆される位置に配置されている。なお、制御IC36、受信IC37等が無線通信部品を構成する。
携帯機2が受信アンテナ28でLF信号を受信すると、受信IC37はこのLF信号を復調して制御IC36に出力する。制御IC36は、受信IC37から復調後のLFデータを入力するとデータ内容を解読し、このLF信号がID信号返信要求の旨を表すリクエスト信号Sreqであれば、そのリクエスト信号Sreqに応答する形で、携帯機固有のIDコードを乗せたID信号Sidを生成し、それを発信アンテナから車両1に向けて返信する。
また、基板27においてアンテナボビン31aで被覆されない位置には、一対のランド38a,38bが設けられている。+側接点端子24a及び−側接点端子24bは、片持ち構造により基板27に取り付けられ、本例においては+側接点端子24aの一端がランド38aにスポット溶接で半田付け固定され、−側接点端子24bの一端がランド38bにスポット溶接で半田付け固定されている。このように、+側接点端子24a及び−側接点端子24bが半田により基板27に固定されることから、フレーム16はその際の熱に影響されないように、耐熱性の高い樹脂材から形成される。
基板部品26は、アンテナボビン31aの周囲を取付凹部25の内周面に接着したその接着面と、ランド38a,38bにおける+側接点端子24a及び−側接点端子24bの各半田付け部39a,39b(図2及び図4参照)とにより、フレーム16に取付固定されている。また、アンテナボビン31aを取り付ける前の基板27だけを見た場合、この基板27は半田付け部39a,39bのみによってフレーム16に固定された状態をとる。
図2〜図4に示すように、フレーム16において、収容凹部17に収容された際のボタン電池18の周囲には端子保持部40が形成されている。この端子保持部40は、+側接点端子24a及び−側接点端子24bを位置決め状態で保持するものであって、フレーム16の本体部分と一体化されている。+側接点端子24a及び−側接点端子24bは、半田付け箇所に対して反対側の端部と、半田付け面の手前箇所との2箇所で、端子保持部40により各々保持されている。
図4に示すように、+側接点端子24a及び−側接点端子24bは、中央部が両端に比べて高さが低くなった凹形状を成すとともに、各々の凹み部分が互いに向かい合うような向きに配置されている。そして、ボタン電池18は、本体ケース13に取り付けられた際、+側接点端子24aと−側接点端子24bとの間にできる空間に位置する収容状態をとる。また、ボタン電池18は、本体ケース本体の厚み方向から挟持された取り付け状態をとり、その上面の+端子が+側接点端子24aに接触し、下面の−端子が−側接点端子24bに接触する。
端子保持部40は、ボタン電池18を収容する収容凹部17と、基板27が位置する取付凹部25とを区切る境界一帯に亘って形成されている。即ち、端子保持部40は、収容凹部17と取付凹部25とを別室として区画するように、ボタン電池18の外周形状に沿って湾曲形状に形成され、収容凹部17に入り込んだ水分が取付凹部25側に入り込んで基板27に至らないようにするための防水機能も有している。
さて、本例においては、基板27の小面積化を図るべく+側接点端子24a及び−側接点端子24bを片持ち構造とすることにより、両持ち構造の場合に必要であった半田付け箇所を省略して、基板27の小型化を図っている。しかし、+側接点端子24a及び−側接点端子24bを片持ち構造とした場合、これら接点端子24a,24bの半田付け箇所が減ることになり、その分だけ基板27に対する+側接点端子24a及び−側接点端子24bの取り付け強度に支障が生じる。
そこで、本例の場合、フレーム16を成型するに際して、+側接点端子24a及び−側接点端子24bをインサート成型する。そして、フレーム16を基板27(基板部品26)に取り付けるに際しては、一端のみが露出した+側接点端子24a及び−側接点端子24bを、片持ち構造で基板27に半田付けすることにより行う。よって、+側接点端子24a及び−側接点端子24bは、その取り付け状態において半田付け部39a,39bと端子保持部40との双方によって保持される。このため、+側接点端子24a及び−側接点端子24bが片持ち構造で基板27に支持される構造であっても、これら接点端子24a,24bは端子保持部40によってその取り付け強度が補強され、+側接点端子24a及び−側接点端子24bの充分な取り付け強度を確保することが可能となる。
よって、基板27への取り付け構造に片持ち構造を採用しても、+側接点端子24a及び−側接点端子24bを基板27から剥がれ難くすることが可能となる。このため、基板27の小面積化による本体ケース13(即ち、携帯機2)の小型化と、基板27に対する+側接点端子24a及び−側接点端子24bの取り付け強度確保との両立を図ることが可能となる。
また、ボタン電池18の周囲、つまり収容凹部17と取付凹部25との各部屋を区画する全境界に亘って端子保持部40を形成することにより、この端子保持部40に防水機能を持たせている。従って、例えばボタン電池18を収容する収容凹部17に水分が入り込んだとしても、端子保持部40がこの水分を堰き止め、水分が取付凹部25側の空間に浸入することを規制する。よって、基板27に水分が付着する状況が生じ難くなり、水分付着による各種素子の故障等の問題が生じ難い。
更に、+側接点端子24a及び−側接点端子24bを本体ケース13にインサート成型するということは、これら接点端子24a,24bがフレーム16の一体部品として製造されることになるため、フレーム16を基板27(基板部品26)に組み付ける際には、その位置決めとともに、これら接点端子24a,24bの半田付け位置が一義的に決まる。よって、+側接点端子24a及び−側接点端子24bを基板27に半田付けする際の位置決め性がよくなり、半田付けに際して位置ずれが発生し難くなる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)本体ケース13に端子保持部40を追加して、その部分に+側接点端子24a及び−側接点端子24bをインサート成型し、これを基板27(基板部品26)に取り付ける際には、+側接点端子24a及び−側接点端子24bを片持ち構造で基板27に半田付け固定する。よって、+側接点端子24a及び−側接点端子24bは、片持ち構造で基板27に固定されても、その半田付け部39a,39bと端子保持部40との双方で保持された状態となる。このため、基板27に対するこれら接点端子24a,24bの取り付け強度を確保することができ、接点端子24a,24bを基板27から剥がれ難くすることができる。
(2)端子保持部40で+側接点端子24a及び−側接点端子24bを保持する際、これら接点端子24a,24bは、端子保持部40により各々複数箇所(本例は2箇所)で保持されるので、基板27に対する接点端子24a,24bの取り付け強度を高いものとすることができ、これら接点端子24a,24bの剥がれ防止に効果が高い。
(3)ボタン電池18を収容する収容凹部17と、基板27が収容された取付凹部25との各部屋を区画するように、端子保持部40をこれら部屋の全境界に亘って形成することにより、端子保持部40に防水機能を持たせた。よって、ボタン電池18の収容凹部17に水分が入り込んだとしても、この水分は端子保持部40に堰き止められて、基板27に至り難くなることから、基板27の防水性を確保することができる。
(4)+側接点端子24a及び−側接点端子24bを本体ケース13にインサート成型することから、これら接点端子24a,24bがフレーム16の一体部品として製造される。このため、フレーム16を基板27(基板部品26)に組み付ける際、その位置決めとともに、これら接点端子24a,24bの半田付け位置が一義的に決まる。よって、+側接点端子24a及び−側接点端子24bを基板27に半田付けする際の位置決め性がよくなり、半田付けに際して位置ずれを発生し難くすることができる。
(5)ボタン電池18は、本体ケース13に取り付けられた際、上下方向において挟持されるので、外れ難い状態で本体ケース13に取り付けることができる。
なお、本実施形態は上記構成に限定されず、以下の態様に変更してもよい。
・ 電池ターミナル23は、+側接点端子24a及び−側接点端子24bの両方が片持ち構造で基板27に取り付けられることに限らず、これら接点端子24a,24bの一方のみを片持ち構造にし、その片持ち側の接点端子を端子保持部40で保持してもよい。
・ +側接点端子24aや−側接点端子24bは、端子保持部40で保持される際、必ずしも2箇所で保持されることに限らず、1箇所で保持されてもよいし、或いは3箇所以上で保持されてもよい。
・ 端子保持部40は、必ずしもフレーム16に形成されることに限定されず、例えば板材14や板材15に成型してもよい。
・ 電池ターミナル23は、2枚の板材でボタン電池18を上下方向から挟持する構造に限定されない。例えば、−側接点端子24bがボタン電池18の裏面に対向する位置に配置され、+側接点端子24aがボタン電池18の側面に立設された構造のものでもよい。
・ 電子キーは、薄型の携帯機2(薄型カードキー)に限定されず、若干厚みのある一般的な形状の携帯機でもよい。また、携帯機2は、リクエスト信号Sreqを受信した時に自動でID信号Sidを返信するハンズフリーキーに限定されず、携帯機2にロックボタンやアンロックボタンを設け、このボタンが操作された際にドアロックが施解錠されるリモートキーでもよい。
・ ハンズフリーシステム3は、必ずしもドアロック施解錠機能とエンジン始動機能の両方を持つことに限らず、これら機能のうち一方を有するシステムでもよい。また、ドアロック施解錠機能についてはハンズフリーシステム3を用い、エンジン始動機能については、携帯機2に内蔵したトランスポンダによりID照合を行うイモビライザーシステムを用いたシステムでもよい。
・ 携帯機2に用いる電池は、必ずしもボタン電池18である必要はなく、例えばマンガン乾電池、アルカリ乾電池、ニッケル系一次電池、リチウム電池等の電池を用いてもよい。
・ 本例の携帯機2の通信対象は、必ずしも車両1に限らず、例えば住宅のドアロック施解錠などに採用してもよく、車両以外の通信対象に広く採用可能である。また、本例の電池ターミナル23の保持構造は、必ずしも携帯機2に採用されることに限らず、電池で駆動する各種機器に採用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)請求項1〜4のいずれかにおいて、前記電池接点端子は、前記筐体に対しインサート成型されている。この場合、筐体自体で保持された電池接点端子から成る部品を一体部品として製造することが可能となり、携帯機製造時において、電池接点端子を筐体に組み付けるなどの作業を要しない。
一実施形態におけるハンズフリーシステムの構成を示すブロック図。 携帯機の構成を示す分解斜視図。 携帯機の構成部品であるフレーム、ループアンテナ及び基板の分解斜視図。 ボタン電池部分を拡大して示す本体ケースの平断面図。 図4におけるII−II線断面図。 従来におけるボタン電池部分を拡大して示す本体ケースの平断面図。 図6におけるIII−III線断面図。
符号の説明
1…キー通信対象としての車両、2…電子キーとしての携帯機、13…筐体としての本体ケース、17…電池収容空間としての収容凹部、18…電池としてのボタン電池、24a…電池接点端子を構成する+側接点端子、24b…電池接点端子を構成する−側接点端子、25…基板収容空間としての取付凹部、27…基板、29〜31…アンテナとしての受信アンテナ、36…無線通信部品を構成する制御IC、37…無線通信部品を構成する受信IC、40…端子保持部。

Claims (5)

  1. 筐体に電池を取り付けた際に当該電池の電気接点箇所となる一対の電池接点端子が、前記一対のうち少なくとも一方が片持ち構造で基板に固定されている電池接点端子の保持構造において、
    前記筐体に、前記片持ち固定された前記電池接点端子を保持する端子保持部を設けたことを特徴とする電池接点端子の保持構造。
  2. 前記端子保持部は、前記一対の電池接点端子を複数箇所で保持することを特徴とする請求項1に記載の電池接点端子の保持構造。
  3. 前記端子保持部は、前記電池の電池収容空間と前記基板の基板収容空間とを区画するように、前記電池と前記基板とを区切る全境界に亘って形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電池接点端子の保持構造。
  4. 前記電池は、薄い円板形状を成したボタン電池であり、当該ボタン電池は、その表面及び裏面で一対の前記電池接点端子により挟持された取り付け状態をとることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の電池接点端子の保持構造。
  5. 自身のアンテナを介してキー通信対象との間で無線通信を行う無線通信部品と、
    筐体に電池を取り付けた際に当該電池の電気接点箇所となる一対の電池接点端子が、前記一対のうち少なくとも一方が片持ち構造で基板に固定されている電池接点端子と
    を備えた電子キーの電池接点端子保持構造において、
    前記筐体に、前記片持ち固定された前記電池接点端子を保持する端子保持部を設けたことを特徴とする電子キーの電池接点端子保持構造。
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