JP4913584B2 - ウェハ加工方法及びそれに用いるウェハ加工用テープ - Google Patents
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(1)(a)ウェハの片面に、順に接着剤層と、表面に粘着剤層を設けた基材フィルムとを、少なくとも前記接着剤層と粘着剤層面とを貼合して配設する工程、(b)所望のチップ形状にそって前記ウェハをダイシングする工程、(c)接着剤層付チップを粘着剤層から剥離する工程を有するウェハ加工方法であって、
前記粘着剤層にアルキル(メタ)アクリレートと極性基含有モノマーとの共重合物を含有させ、
前記接着剤層と接する側の粘着剤層表面について、FT−IRのATR法により求めた1710cm−1〜1740cm−1の範囲内における吸収極大値に対する3480cm−1〜3560cm−1の範囲内における吸収極大値のIR吸収強度比を0.02以下としたことを特徴とするウェハ加工方法。
(2)基材フィルム上に間接的あるいは直接的に粘着剤層を設け、更に前記粘着剤層の基材フィルムとは反対側に接着剤層を設けたウェハ加工用テープであって、
前記粘着剤層にアルキル(メタ)アクリレートと極性基含有モノマーとの共重合物を含有させ、
接着剤層と接する側の粘着剤層表面について、FT−IRのATR法により求めた1710cm−1〜1740cm−1の範囲内における吸収極大値に対する3480cm−1〜3560cm−1の範囲内における吸収極大値のIR吸収強度比を0.02以下としたことを特徴とするウェハ加工用テープ。
(3)基材フィルム上に間接的あるいは直接的に粘着剤層を設けた、接着剤層付ウェハを加工するウェハ加工用テープであって、
前記粘着剤層にアルキル(メタ)アクリレートと極性基含有モノマーとの共重合物を含有させ、
基材フィルムとは反対側の粘着剤層表面について、FT−IRのATR法により求めた1710cm−1〜1740cm−1の範囲内における吸収極大値に対する3480cm−1〜3560cm−1の範囲内における吸収極大値のIR吸収強度比を0.02以下としたことを特徴とするウェハ加工用テープ。
(4)前記アルキル(メタ)アクリレートと極性基含有モノマーとの共重合体が、構成成分として2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート成分または2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート成分を含有するものであることを特徴とする(2)または(3)記載のウェハ加工用テープ。
なお、ここで一般に言われるように、接着剤層は物体間に介在し、物体を結合する層であり、粘着剤層は物体間に介在し、一時的に物体を接着する層である。
本発明のウェハ加工方法及びウェハ加工用テープは、ウェハの加工品質を安定化し、さらには半導体素子の良好なダイレクトダイボンディングを可能とするものである。
本発明のウェハ加工用テープは、基材フィルムの上に間接的もしくは直接的に粘着剤層が設けられており、あるいは更に接着剤層が設けられている。このとき、例えば、基材フィルムと粘着剤層の間に中間樹脂層を設けることが好ましい。それぞれの層は使用工程や装置に合わせて予め所定形状に切断(プリカット)されていてもよい。また、ウェハ等が貼合される前のウェハ加工用テープには、接着剤層もしくは粘着剤層を保護するためにセパレータを設けてもよい。
本発明のウェハ加工用テープに設けられる基材フィルムについて説明する。
基材フィルムは特に限定されるものではなく、通常のプラスチック、ゴムなどを用いることができる。一般に基材フィルムとしては熱可塑性のプラスチックフィルムが用いられている。特に粘着剤層に光重合性の粘着剤を使用する場合には、その粘着剤が硬化する波長での放射線透過性の良いものを選択する必要がある。ここでいう光重合性とは、例えば紫外線のような光、あるいはレーザ光、または電子線のような放射線等を照射することにより硬化する性質のことである。このような基材として選択し得るポリマーの例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、アイオノマーなどのα−オレフィンの単独重合体または共重合体あるいはこれらの混合物、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート等のエンジニアリングプラスチック、ポリウレタン、スチレン−エチレン−ブテンもしくはペンテン系共重合体、ポリアミド−ポリオール共重合体等の熱可塑性エラストマー、これらの混合物等が挙げられる。また、これらを複層にしたものを使用してもよい。
本発明のウェハ加工用テープに設けられる粘着剤層は、通常のダイシングテープと同様に基材フィルムに直接的あるいは間接的に塗工して製造してもよい。そして、本発明のウェハ加工用テープは、ピックアップ時の接着剤層からの剥離を容易化するために粘着剤層表面の水酸基量を低減したものである。具体的には、粘着剤層表面についてFT−IRのATR法により求めた3480cm−1〜3560cm−1の範囲内における水酸基由来の吸収極大値と、1710cm−1〜1740cm−1の範囲内におけるエステル基由来の吸収極大値とのIR吸収強度比([水酸基]/[エステル基])が0.02以下である粘着剤層表面としたものであり、IR吸収強度比を0.015以下とすることが好ましい。前記IR吸収強度比が0.02より大きいと、粘着剤層と接着剤層(ダイボンドフィルム)の剥離が困難になり、ピックアップ不良等を起こす場合がある。なお、粘着剤層としては、光重合性のものが好ましい。また、ダイシング時にはチップ飛びなどの不良を発生しない程度の保持性を有するものであればよい。
ここで、λはATR結晶中での測定波長、θは入射角、n2は測定試料の屈折率、n1はATR結晶の屈折率(ZnSeの場合、2.4)を表す。
硬化剤の添加量としては、アクリル系化合物の総量100質量部に対して0.1〜15質量部とすることが好ましく、1〜10質量部とすることがより好ましい。その量が0.1質量部未満では凝集力向上効果が十分でない傾向があり、15質量部を越えると粘着剤の配合および塗布作業中に硬化反応が急速に進行して架橋構造が形成されるため、作業性が損なわれることがある。
さらに本発明のウェハ加工用テープの粘着剤層には、必要に応じて粘着付与剤、粘着調整剤、界面活性剤など、あるいはその他の改質剤等を含有させることができる。また、無機化合物フィラーを適宜加えてもよい。粘着剤層の厚さは5μm以上であることが好ましく、10μm以上であることがより好ましい。粘着剤層の厚さの上限は特に限定されないが、100μm以下とすることが実際的である。
前述のように、本発明のウェハ加工用テープについては、基材フィルムと粘着剤層の間に中間樹脂層を設けてもよい。中間樹脂層とは、基材フィルムと粘着剤層の間に設けた樹脂層のことで、粘着成分と硬化成分とを含む混合物を基材フィルム上に塗工した後、硬化させることによって設けられる。また、放射線照射によって硬化する材料を使用してもよい。その場合には、粘着剤の塗工は中間樹脂層が放射線によって硬化された後に塗工することが必要である。
放射線により中間樹脂層を重合させる場合には、各種光重合性開始剤を用いることができ、必要に応じて粘着付与剤、粘着調整剤、界面活性剤など、あるいはその他の改質剤等を含有させることができる。
中間樹脂層の厚さは5μm以上であることが好ましく、10μm以上であることがより好ましい。中間樹脂層の厚さの上限は特に限定されないが、100μm以下とすることが実際的である。なお、中間樹脂層は複数の層が積層された構成であってもよい。このような中間樹脂層を設けることで、基材フィルムと粘着剤層の密着性向上およびダイシング時の切削性が上がる。
本発明のウェハ加工用テープの好ましい態様としては、例えば、図1に示したように粘着剤層13の基材フィルム14とは反対側に接着剤層12を積層したウェハ加工用テープ15とし、ウェハ11を接着剤層12に貼合位置Aで貼合してダイシングを行う態様(態様I)のほか、図2に示したように接着剤層22をテープ内に有さず基材フィルム24に粘着剤層23を設けたウェハ加工用テープ25とし、ウェハ21に接着剤層22をあらかじめ貼合した接着剤層付ウェハ26を貼合位置Bで貼り合わせてダイシングを行う態様(態様II)が挙げられる。したがって、例えば、(態様I)のウェハ加工用テープにおいては、ウェハ等を固定しダイシングするために使用されるダイシングダイボンドテープとして用いることができ、(態様II)のウェハ加工用テープにおいては、ダイシング後にリードフレームや半導体チップと重ね合わせるための接着工程に使用される接着剤付き半導体ウェハのダイシングテープとして用いることができる(但し、粘着剤層に直接ウェハを貼合して用いることを妨げるものではない。)。
n−ブチルアクリレート50mol%、2−エチルヘキシルアクリレート40mol%、メチルメタクリレート4mol%、メタクリル酸1mol%、及び2−ヒドロキシエチルアクリレート5mol%を共重合させたアクリル系共重合体に、2−イソシアネートエチルメタクリレートを付加反応させて紫外線硬化性アクリル系共重合体を得た。このとき、前記2−ヒドロキシエチルアクリレートの重合量を、得られる紫外線硬化性アクリル系共重合体の水酸基価が5mgKOH/gとなるようにした。この紫外線硬化性アクリル系共重合体を100質量部、硬化剤として日本ポリウレタン社製コロネートLを3質量部、光重合開始剤として日本チバガイギー社製イルガキュア184を2質量部、溶剤として酢酸エチル50質量部を用いて混合し、粘着剤組成物を得た。
n−ブチルアクリレート50mol%、2−エチルヘキシルアクリレート20mol%、メチルメタクリレート9mol%、メタクリル酸1mol%、及び2−ヒドロキシエチルアクリレート20mol%を共重合させたアクリル系共重合体に、2−イソシアネートエチルメタクリレートを付加反応させて紫外線硬化性アクリル系共重合体を得た。このとき、前記2−ヒドロキシエチルアクリレートの重合量を、得られる紫外線硬化性アクリル系共重合体の水酸基価が30mgKOH/gとなるようにした。この紫外線硬化性アクリル系共重合体を100質量部、硬化剤として日本ポリウレタン社製コロネートLを3質量部、光重合開始剤として日本チバガイギー社製イルガキュア184を2質量部、溶剤として酢酸エチル50質量部を用いて混合し、粘着剤層組成物を得た。
n−ブチルアクリレート50mol%、2−エチルヘキシルアクリレート40mol%、メチルメタクリレート4mol%、メタクリル酸1mol%、及び2−ヒドロキシプロピルアクリレート5mol%を共重合させたアクリル系共重合体に、2−イソシアネートエチルメタクリレートを付加反応させて紫外線硬化性アクリル系共重合体を得た。このとき、前記2−ヒドロキシエチルアクリレートの重合量を、得られる紫外線硬化性アクリル系共重合体の水酸基価が5mgKOH/gとなるようにした。この紫外線硬化性アクリル系共重合体を100質量部、硬化剤として日本ポリウレタン社製コロネートLを3質量部、光重合開始剤として日本チバガイギー社製イルガキュア184を2質量部、溶剤として酢酸エチル50質量部を用いて混合し、粘着剤組成物を得た。
アクリル系樹脂(平均質量分子量:55万、ガラス転移温度:−18℃)100質量部、硬化剤として日本ポリウレタン社製コロネートLを5質量部、溶剤として酢酸エチル50質量部を用いて混合し、中間樹脂層組成物を得た。
n−ブチルアクリレート39mol%、メタクリル酸1mol%、及び2−ヒドロキシエチルアクリレート60mol%を共重合させたアクリル共重合体に、2−イソシアネートエチルメタクリレートを付加反応させて紫外線硬化性アクリル系共重合体を得た。このとき、前記2−ヒドロキシエチルアクリレートの重合量を、得られる紫外線硬化性アクリル系共重合体の水酸基価が120mgKOH/gとなるようにした。この紫外線硬化性アクリル系共重合体を100質量部、硬化剤として日本ポリウレタン社製コロネートLを3質量部、光重合開始剤として日本チバガイギー社製イルガキュア184を2質量部、溶剤として酢酸エチル50質量部を用いて混合し、粘着剤層組成物を得た。
[実施例1〜4、8及び比較例1、2]
厚さ100μmの基材フィルム(エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム)に、それぞれ表1に示した粘着剤層組成物を乾燥膜厚が10μmとなるように塗工してウェハ加工用テープ(ダイシングテープ)を作製した。
[実施例5、6、7及び比較例3、4]
中間樹脂層組成物Dを乾燥膜厚が10μmとなるように基材フィルム(厚さ100μm、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム)に塗工し、さらに中間樹脂層の上に、それぞれ表1に示した粘着剤層組成物を乾燥膜厚が10μmとなるように塗工してウェハ加工用テープ(ダイシングテープ)を作製した。
エポキシ樹脂としてクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量197、分子量1200、軟化点70℃)50質量部、シランカップリング剤としてγ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン1.5質量部、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン3質量部、平均粒径16nmのシリカフィラー30質量部からなる組成物に、シクロヘキサノンを加えて攪拌混合し、更にビーズミルを用いて90分混練した。
(ウェハの貼合)
実施例1、2、5、7、8及び比較例1、3のウェハ加工用テープ(ダイシングダイボンドテープ)については既に接着剤層(ダイボンドフィルム)が貼合されているので、そこにウェハを貼合した。このとき上述のようにダイシングテープの粘着剤層上にダイボンドフィルムを室温で貼り合わせた後(ダイシングダイボンドテープにした後)、これをシリコンウェハ(厚さ100μm)に加熱貼合(70℃×10秒)した(以下、これを貼合方法(i)という。)。
実施例3、4、6及び比較例2、4のウェハ加工用テープ(ダイシングテープ)については、ウェハに先にダイボンドフィルムのみを貼った後、ダイシングテープと貼合した。このときシリコンウェハ(厚さ100μm)にダイボンドフィルムのみを加熱貼合(70℃×10秒)した後、ダイシングテープを室温で貼り合わせた(以下、これを貼合方法(ii)という。)。
実施例、比較例で得た各ウェハ加工用テープについて、接着剤層と接する側の粘着剤層表面のFT−IR測定を行った。このとき、Nicolet社製、NEXUS470を使用し、そのATR法モードを用いて測定を行った。得られた赤外吸収スペクトルにおいて、粘着剤層表面におけるOH伸縮振動由来のピーク(3506cm−1)とエステル基のC=O伸縮振動由来のピーク(1728cm−1)の吸収強度比([水酸基]/[エステル基])を求めた。粘着剤層と接着剤層が貼合わせてあるダイシングダイボンドテープに関しては接着剤層を剥がした後の粘着剤層表面を測定した。それぞれ、使用セル:ZnSeプリズム、スキャン回数:100回、入射角:45度、ベースライン:4000cm−1と2000cm−1を結ぶ直線とした(尚、測定波長の進入深さdは、先に述べたとおり通常のアクリル系粘着剤等においては試料間で同等であると近似することができ、必要なときには吸収強度を補正して同等の深さとなるようにした。)。
前記貼合方法(i)及び貼合方法(ii)に従って作製したテープ付きシリコンウェハを、5mm×5mmにダイシングした後、粘着剤層に紫外線を空冷式高圧水銀灯(80W/cm、照射距離10cm)により200mJ/cm2照射し、シリコンウェハ中央部のチップ50個についてダイボンダー装置(旧NECマシナリー社製、CPS−100FM)によるピックアップ試験を行い、ピックアップ成功率を求めた。その際、ピックアップされた素子に粘着剤層から剥離した接着剤層が保持されているものをピックアップが成功したものとし、ピックアップ成功率を算出した。
従来用いられている、エチルアクリレート50mol%、2-エチルヘキチルアクリレート9mol%、メチルメタクリレート1mol%、及び2−ヒドロキシエチルアクリレート40mol%を共重合させたアクリル系共重合体:100質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート:50質量部、トリレンジイソシアネート:2質量部、ベンゾフェノン:3質量部を含有する粘着剤組成物用いた以外、実施例2と同様にしてウェハ加工用テープ(ダイシングテープ)を作製した。得られたテープについて、貼合方法(ii)と同様にしてウェハに接着剤層のみを貼合した接着剤層付きウェハの接着剤層に対する粘着力を測定した(剥離角度90°、剥離速度50mm/min)。
12、22 接着剤層(ボンディングフィルム)
13、23 粘着剤層
14、24 基材フィルム
15 ダイシングダイボンドテープ(接着剤層を有するウェハ加工用テープ)
25 ダイシングテープ(接着剤層付ウェハを加工するウェハ加工用テープ)
26 接着剤層付ウェハ
A ウェハの貼合を示す矢印
B 接着剤付ウェハの貼合を示す矢印
Claims (5)
- (a)ウェハの片面に、順に接着剤層と、表面に粘着剤層を設けた基材フィルムとを、少なくとも前記接着剤層と粘着剤層面とを貼合して配設する工程、(b)所望のチップ形状にそって前記ウェハをダイシングする工程、(c)接着剤層付チップを粘着剤層から剥離する工程を有するウェハ加工方法であって、
前記粘着剤層にアルキル(メタ)アクリレートと水酸基含有モノマーとの共重合体を含有させ、
前記接着剤層と接する側の粘着剤層表面について、FT−IRのATR法により求めた1710cm−1〜1740cm−1の範囲内におけるエステル基由来の吸収極大値に対する3480cm−1〜3560cm−1の範囲内における水酸基由来の吸収極大値のIR吸収強度比を0.02以下としたことを特徴とするウェハ加工方法。 - アルキル(メタ)アクリレートと水酸基含有モノマーとの共重合体が光重合性を有するものであって、
(b)のダイシング工程後に放射線を照射して粘着剤層の粘着力を低下させ、その後、(c)の剥離工程を行う、請求項1に記載のウェハ加工方法。 - 基材フィルム上に間接的あるいは直接的に粘着剤層を設け、更に前記粘着剤層の基材フィルムとは反対側に接着剤層を設けたウェハ加工用テープであって、
前記粘着剤層にアルキル(メタ)アクリレートと水酸基含有モノマーとの共重合体を含有させ、
接着剤層と接する側の粘着剤層表面について、FT−IRのATR法により求めた1710cm−1〜1740cm−1の範囲内におけるエステル基由来の吸収極大値に対する3480cm−1〜3560cm−1の範囲内における水酸基由来の吸収極大値のIR吸収強度比を0.02以下としたことを特徴とするウェハ加工用テープ。 - 基材フィルム上に間接的あるいは直接的に粘着剤層を設けた、接着剤層付ウェハを加工するウェハ加工用テープであって、
前記粘着剤層にアルキル(メタ)アクリレートと水酸基含有モノマーとの共重合体を含有させ、
基材フィルムとは反対側の粘着剤層表面について、FT−IRのATR法により求めた1710cm−1〜1740cm−1の範囲内におけるエステル基由来の吸収極大値に対する3480cm−1〜3560cm−1の範囲内における水酸基由来の吸収極大値のIR吸収強度比を0.02以下としたことを特徴とするウェハ加工用テープ。 - 前記アルキル(メタ)アクリレートと水酸基含有モノマーとの共重合体が、構成成分として2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート成分または2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート成分を含有するものであることを特徴とする請求項3または4記載のウェハ加工用テープ。
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