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JP4905002B2 - エレベータの乗場敷居装置 - Google Patents

エレベータの乗場敷居装置 Download PDF

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Description

この発明は、エレベータの乗場に設けられた乗場敷居装置関するものである。
一般に、エレベータ昇降路に通じる乗場出入口は、乗場に立設された乗場三方枠と乗場の床面とによって形成され、片開き又は両開き方式のスライドドアからなる乗場ドアによって開閉される。上記乗場ドアは、エレベータのかごがその乗場に停止していない場合には、乗場にいる人の安全を確保するために常時閉鎖されており、かごがその乗場に停止する際に、かごに設けられたドア駆動装置によって開閉制御される。
ここで、上記乗場ドアは、通常、下端部の移動方向が、乗場出入口下方に設けられた乗場敷居によって案内されている。そして、このような乗場敷居を有する乗場敷居装置の従来技術として、例えば、乗場敷居を建築梁金具を介して建築梁に固定する際に、建築梁金具に水平方向に形成された貫通孔の下縁部沿いに建築梁金具と建築梁とを溶接することにより、乗場敷居を所定の位置に配置するものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−169065号公報
スライド開閉方式の乗場ドアの下端部を案内する乗場敷居は、乗場ドアの全開時にもその下端部を確実に案内するため、乗場出入口の下方とともに、乗場出入口の側方にも乗場ドアの幅程度に渡って設けられている。このため、乗場敷居が、特許文献1記載のもののように、建築梁等の昇降路固定体と所定の間隙を有して配置されている場合には、地震発生時等に、主ロープや制御ケーブル等のエレベータ長尺物が上記間隙内に進入して、乗場敷居に引っ掛かってしまう恐れがあった。なお、かかる状態でエレベータの走行が継続されると、機器類の損傷や制御ケーブル等の切断といった不具合が発生し、閉じ込めの発生や復旧の遅延を招来する要因となってしまう。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、地震発生時に、主ロープ等のエレベータ長尺物が乗場敷居と昇降路固定体との間に進入することを確実に防止することができるエレベータの乗場敷居装置を提供することである。
この発明に係るエレベータの乗場敷居装置は、エレベータの乗場に設けられ、乗場ドアの下端部の移動方向を案内するとともに、乗場出入口の一側に配置された長手端部が、近接する乗場固定体との間に、側方に開口する間隙を有して配置された乗場敷居と、乗場敷居の長手端部設けられ、側方に開口する間隙の開口部の少なくとも一部を閉塞する閉塞手段と、を備え、閉塞手段は、乗場敷居の長手端部に設けられ、その一部が乗場固定体に近接して配置されることにより、エレベータの長尺物が間隙内に進入することを防止する閉塞体と、閉塞体を乗場敷居に固定する固定手段と、を備え、固定手段は、乗場敷居の長手端部に、乗場敷居の長手方向に沿って形成されたスリットと、閉塞体に形成された貫通孔及びスリットに挿通されて、閉塞体を乗場敷居の長手端部に固定する締結手段と、を備えたものである。
この発明によれば、地震発生時に、主ロープ等のエレベータ長尺物が乗場敷居と昇降路固定体との間に進入することを確実に防止することができる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの乗場敷居装置を示す平面図である。図1において、1はエレベータ乗場に立設された乗場三方枠、2は乗場の床面であり、上記乗場三方枠1及び乗場の床面2により、昇降路3へ通じる幅Wの乗場出入口が形成される。ここで、上記乗場出入口は、乗場三方枠1の昇降路3側に配置された、両開き方式或いは片開き方式のスライドドアからなる乗場ドア(図示せず)によって開閉される。なお、図1は、乗場ドアが両開き方式の場合の構成を示したものである。
4はエレベータの乗場に設けられ、上記乗場ドアの下端部の移動方向(開閉方向)を案内する乗場敷居である。この乗場敷居4は、乗場敷居4を所定の位置に配置するための配置調整用の取付金具(図示せず)等を介して、乗場三方枠1や昇降路壁5、昇降路梁等といった昇降路固定体(以下、単に「昇降路壁5」という)に設けられ、乗場出入口の間口方向に略水平に配置されている。また、上記乗場敷居4は、乗場ドアの開閉時に乗場ドアの下端部を案内することができる所定の長さを有しており、全開状態の乗場ドアの下端部を案内するため、乗場出入口の両側(乗場ドアが片開き方式の場合には一側)にも所定距離に渡って延設されている。なお、乗場敷居4と昇降路壁5との間には、乗場出入口の間口方向(乗場敷居4の長手方向)に所定の幅を有する間隙6が形成されている。即ち、乗場敷居4は、乗場出入口の両側に配置された各長手端部が、近接する昇降路壁5との間に、側方に開口する間隙6を有するように配置される。
また、7及び8は閉塞手段である。この閉塞手段7及び8は、乗場敷居4の長手端部及び昇降路壁5の少なくとも何れか一方に設けられ、側方に開口する上記間隙6の開口部の少なくとも一部を閉塞して、主ロープや制御ケーブル等のエレベータ長尺物が上記開口部から間隙6内に進入することを防止する。なお、閉塞手段7及び8は左右対称に配置されて同様の機能を有するため、以下においては、乗場出入口の一側に配置された閉塞手段7についてのみ説明し、閉塞手段8についての説明は省略する。
図2は図1に示すエレベータの乗場敷居装置のA部拡大図、図3は図2に示すエレベータの乗場敷居装置のB−B矢視図であり、上記閉塞手段7の具体的構成を示したものである。図2及び図3において、閉塞手段7は、乗場敷居4の長手端部に設けられた閉塞体と、閉塞体を乗場敷居4に固定する固定手段とから構成される。ここで、上記閉塞体は、固定手段によって乗場敷居4の長手端部底面に固定されたL形金具9からなり、間隙6の幅よりも大きな幅を有するとともに、L形状の一辺が、乗場敷居4の一端面よりも反乗場出入口側でこの乗場敷居4の一端面に対向するように立設状態に配置される。そして、L形金具9は、上記一辺によって、側方に開口する間隙6の開口部を塞ぐようにその一部が昇降路壁5に近接して(接触を含む)配置されることにより、エレベータ長尺物が間隙6内に進入することを防止する。なお、図2及び図3では、L形金具9の昇降路壁5側端面が昇降路壁5に接触して、間隙6の開口部がL形金具9によって完全に塞がれる場合が示されているが、閉塞体は、エレベータ長尺物が間隙6内に進入することを防止できれば良く、例えば、L形金具9と昇降路壁5との間に、鉛直投影面上、制御ケーブル等が進入することのできない程度の僅かな隙間が形成されていても構わない。
また、閉塞体を乗場敷居4に固定する上記固定手段は、乗場敷居4の固定に際し利用される乗場敷居4のボルト溝に形成された貫通孔4aと、L形金具9に形成された長孔9aと、乗場敷居4の上記ボルト溝から貫通孔4a及び長孔9aに挿通されたボルト10と、L形金具9の下方からボルト10のネジ部に螺嵌されたナット11とから構成され、ボルト10が締め付けられことにより、ボルト10とナット11とによって乗場敷居4及びL形金具9を挟持し、L形金具9を乗場敷居4に支持させる。ここで、上記長孔9aは、その長手が乗場敷居4の長手方向と略直交する方向に配置される。したがって、固定手段は、ボルト10の軸が長孔9a内を移動可能な範囲内において、乗場敷居4に対するL形金具9の配置を調整することができるように構成される。即ち、固定手段は、L形金具9の昇降路壁5側端面と昇降路壁5との間隔が所定の範囲で調整可能となるように、L形金具9を乗場敷居4に固定する。
なお、図4はこの発明の実施の形態1における閉塞体を示す平面図、図5はその側面図であり、上記L形金具9単体の構成を示したものである。
この発明の実施の形態1によれば、乗場敷居4が昇降路壁5との間に所定の幅の間隙6を有して配置されている場合でも、反乗場出入口側に開口する上記間隙6の開口部を閉塞手段7(及び8)によって閉塞することができる。したがって、地震発生時等に、主ロープや制御ケーブル等のエレベータ長尺物が上記開口部から間隙6内に進入して、乗場敷居4に引っ掛かってしまうといった不具合を確実に防止することができる。なお、L形金具9を乗場敷居4に固定する際に、L形金具9と昇降路壁5との間隔を所定の範囲で調整できるため、様々な間隙6の幅に対応することが可能となる。
また、L字金具9を乗場敷居4の長手端部に固定するといった簡単な作業によって、地震発生時等におけるエレベータ長尺物の間隙6内への進入を防止することができるようになるため、上記構成を有する乗場敷居4を備えた既設エレベータに対しても容易に対応することが可能である。即ち、乗場敷居4の乗場出入口の一側に配置された長手端部が、近接する昇降路壁5との間に、側方に開口する間隙6を形成して配置された既設エレベータに対しては、側方に開口する上記間隙6の開口部の少なくとも一部を閉塞して、エレベータ長尺物が間隙6内に進入することを防止する閉塞手段7を、乗場敷居4の長手端部及び昇降路壁5の少なくとも何れか一方に新設すれば良い。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの乗場敷居装置を示す図2相当図、図7は図6に示すエレベータの乗場敷居装置のC−C矢視図である。図6及び図7において、閉塞手段7は、乗場敷居4の長手端部に設けられた閉塞体と、閉塞体を乗場敷居4に固定する固定手段とから構成される。ここで、上記閉塞体は、固定手段によって乗場敷居4の長手端部底面に固定された平面板12と、L形金具13と、L形金具13を平面板12の所定位置に固定する固定部とからなり、上記L形金具13の一辺が、乗場敷居4の一端面よりも反乗場出入口側でこの乗場敷居4の一端面に対向するように立設状態に配置される。そして、上記閉塞体は、平面板12及びL形金具13によって、側方に開口する間隙6の開口部を塞ぐようにL形金具13の一部が昇降路壁5に近接して(接触を含む)配置されることにより、エレベータ長尺物が間隙6内に進入することを防止する。
なお、図8はこの発明の実施の形態2における平面板を示す平面図、図9はこの発明の実施の形態2におけるL形金具を示す平面図、図10はその側面図であり、上記平面板12単体及びL形金具13単体の構成を示したものである。図6乃至図10において、平面板12には所定の間隔を有して2種類の長孔12a及び12bが、L形金具13には1種類の長孔13aが形成されており、各長孔12a、12b、13aは、その長手が乗場敷居4の長手方向と直交する方向に配置されている。また、上記固定部は、長孔12b及び13aと、平面板12の上方から長孔12b及び13aに挿通されたボルト14と、L形金具13の下方からボルト14のネジ部に螺嵌されたナット(図示せず)とから構成され、ボルト14が締め付けられることにより、ボルト14と上記ナットとによって平面板12及びL形金具13を挟持し、L形金具13を平面板12に支持させる。
また、上記固定手段は、貫通孔4a、長孔12a、ボルト10、ナット11によって構成され、ボルト10が締め付けられことにより、ボルト10とナット11とによって乗場敷居4及び平面板12を挟持し、閉塞体を乗場敷居4に支持させる。
この発明の実施の形態2によれば、閉塞体を平面板12及びL形金具13の複数の部品に分割構成し、長孔12a、12b、13aを利用して連結及び固定しているため、実施の形態1の場合と比較して、より大きな間隙6の幅にも対応することが可能となり、様々な機種のエレベータに備え付けることが可能となる。その他は、エレベータの改修の場合を含め、実施の形態1と同様の構成及び効果を有する。
実施の形態3.
図11はこの発明の実施の形態3におけるエレベータの乗場敷居装置を示す図2相当図、図12は図11に示すエレベータの乗場敷居装置のD−D矢視図である。図11及び図12において、乗場ドアの下端部の移動方向を案内する乗場敷居15は、その要部が板金部品で形成されており、例えば、乗場ドアの下端部を案内する案内溝16aが形成された案内プレート16と、案内プレート16を下方から支持する基礎プレート17とから構成される。ここで、板金部品から構成される乗場敷居15には、実施の形態1における乗場敷居4のボルト溝のようなものが形成されていない。そのため、乗場敷居15には、ボルト10及びナット11からなる締結手段によってL形金具9を固定するためのスリット17aが、基礎プレート17の長手端部に乗場敷居15の長手方向に沿って形成されている。なお、図13はこの発明の実施の形態3における基礎プレートを示す平面図であり、乗場敷居15のその他の構成や配置等は、実施の形態1における乗場敷居4と同様である。
なお、閉塞手段7は、乗場敷居15の長手端部に設けられたL形金具9からなる閉塞体と、L形金具9を乗場敷居15に固定する固定手段とから構成される。ここで、上記固定手段は、スリット17aと、スリット17a及び長孔9aに挿通されたボルト10と、ボルト10のネジ部に螺嵌されたナット11から構成され、ボルト10が締め付けられことにより、ボルト10とナット11とによって基礎プレート17及びL形金具9を挟持し、L形金具9を乗場敷居15に支持させる。
この発明の実施の形態3によれば、乗場敷居15が板金部品によって形成されている場合でも、簡単な構成で、地震時におけるエレベータ長尺物の間隙6内への進入を防止することができる。その他の構成及び効果は、エレベータの改修の場合を含め、実施の形態1又は2と同様である。
実施の形態4.
図14はこの発明の実施の形態4における閉塞体を示す平面図である。図14において、閉塞体からなるL形金具18は、実施の形態1におけるL形金具9と同様に、乗場敷居4に取り付けられた際に乗場敷居4の長手方向と略直交する方向に長手を有する長孔18aが形成されている。また、L形金具18には、乗場敷居4に取り付けられた際に乗場敷居4の長手方向と略平行となるようなミクロジョイント18bが形成され、必要に応じてL形金具18の一部が切断可能に構成されている。かかる構成を有することにより、エレベータの据付現場や改修現場等において、簡単にL形金具18の幅を変更することが可能となり、間隙6の幅が小さい場合に容易に対応することが可能となる。
実施の形態5.
図15はこの発明の実施の形態5におけるエレベータの乗場敷居装置を示す図2相当図、図16は図15に示すエレベータの乗場敷居装置のE−E矢視図である。図15及び図16において、閉塞手段7は、乗場敷居4の長手端部に設けられた閉塞体と、閉塞体を乗場敷居4に固定する固定手段とから構成される。ここで、上記閉塞体は、固定手段によって乗場敷居4の長手端部から昇降路壁5に向かって突設された所定の長さを有するボルト19の軸部分からなり、その先端部が、側方に開口する間隙6の開口部を塞ぐように昇降路壁5に近接して(接触を含む)配置されることにより、エレベータ長尺物が上記開口部から間隙6内に進入することを防止する。また、上記固定手段は、乗場敷居4を乗場三方枠1等に固定する際に利用される乗場敷居4のボルト溝に形成された貫通孔4bと、ボルト19のヘッド部と、ボルト19のネジ部に螺嵌されたナット20とから構成され、ナット20が締め付けられることにより、ボルト19のヘッド部とナット20とによって乗場敷居4を挟持し、ボルト19の軸部分を略水平状態に支持する。
実施の形態5によれば、ボルト19及びナット20といった簡単な構成で、実施の形態1と同様の効果を奏することが可能となる。その他は、エレベータの改修の場合を含め、実施の形態1と同様の構成及び効果を有する。
実施の形態6.
図17はこの発明の実施の形態6におけるエレベータの乗場敷居装置を示す図2相当図、図18は図17に示すエレベータの乗場敷居装置のF−F矢視図である。図17及び18において、閉塞手段7は、乗場敷居4の長手端部に近接する昇降路壁5に設けられた閉塞体と、閉塞体を昇降路壁5に固定する固定手段とから構成される。ここで、上記閉塞体は、固定手段によって昇降路壁5から乗場敷居4の長手端部に向かって突設された所定の長さを有するアンカーボルト21の軸部分からなり、その先端部が、側方に開口する間隙6の開口部を塞ぐように乗場敷居4の長手端部に近接して(接触を含む)配置されることにより、エレベータ長尺物が上記開口部から間隙6内に進入することを防止する。また、上記固定手段は、アンカーボルト21を打ち込むために昇降路壁5に形成された下穴(図示せず)と、アンカーボルト21の軸部分を略水平状態に支持するために上記下穴に係合するアンカーボルト21の固定部分(図示せず)とから構成される。
実施の形態6によれば、昇降路壁5に設けられた閉塞体によって、反乗場出入口側に開口する間隙6の開口部を閉塞することが可能となる。なお、閉塞体を昇降路壁5に固定する固定手段を、閉塞体の一部と乗場敷居4との間隔が所定の範囲で調整自在となるように構成して、実施の形態1における閉塞手段7のように、様々な間隙6の幅に対応させるようにしても良い。その他は、エレベータの改修する場合を含め、実施の形態1、2、4及び5と同様の構成及び効果を奏する。
実施の形態7.
図19はこの発明の実施の形態7におけるエレベータの乗場敷居装置を示す図2相当図、図20は図19に示すエレベータの乗場敷居装置のG−G矢視図である。図19及び図20において、閉塞手段7は、乗場敷居4の長手端部及び昇降路壁5間に設けられた閉塞体と、閉塞体を乗場敷居4の長手端部に固定する第1の固定手段と、閉塞体を昇降路壁5に固定する第2の固定手段とから構成される。ここで、上記閉塞体は、例えば、所定の長さの紐状を呈するワイヤー22からなり、側方に開口する間隙6の開口部を塞ぐように乗場敷居4の長手端部及び昇降路壁5間に接続されることにより、エレベータ長尺物が上記開口部から間隙6内に進入することを防止する。
また、上記第1の固定手段は、例えば、乗場敷居4の長手端部に形成された貫通孔4cからなり、ワイヤー22が挿通されることによってワイヤー22を乗場敷居4に固定する。上記第2の固定手段は、例えば、乗場敷居4の長手端部に近接する昇降路壁5に設けられたアンカーボルト23と、アンカーボルト23のネジ部に螺嵌されたナット24とからなり、ナット24を締め付ける際にワイヤー22の一部を挟持することにより、ワイヤー22を昇降路壁5に固定する。
この発明の実施の形態7によれば、乗場敷居4の長手端部と昇降路壁5との間に連結された閉塞体により、側方に開口する間隙6の開口部を完全に塞ぐことができるため、地震発生時等に、主ロープや制御ケーブル等のエレベータ長尺物が上記間隙6内に進入して、乗場敷居4に引っ掛かってしまうといった不具合を確実に防止することができる。また、閉塞体をワイヤー22等で構成することにより、間隙6の幅に関わらず確実に間隙6の開口部を塞ぐことが可能となる。なお、上記閉塞手段7の構成は、上記ワイヤー22等に限られず、乗場敷居4の長手端部と昇降路壁5との間に設けられて、間隙6の開口部を閉塞できるものであれば、如何なる構成のものでも構わない。
実施の形態8.
図21はこの発明の実施の形態8におけるエレベータの乗場敷居装置を示す図2相当図、図22は図21に示すエレベータの乗場式装置の正面図である。図21及び図22において、25は乗場敷居4の長手端部に設けられ、乗場敷居4を支持する支持柱、26はエレベータ長尺物が間隙6内に進入することを防止する閉塞手段であり、閉塞手段26は、支持柱25及び昇降路壁5の少なくとも何れか一方に設けられて、側方に開口する間隙6の開口部の一部又は全部を閉塞する。なお、上記閉塞手段26は、実施の形態1乃至7における閉塞手段7と同様の機能を備え、例えば、支持柱25に設けられたL形金具27からなる閉塞体と、閉塞体を支持柱25に固定するための、ボルト28、ナット29、支持柱25に形成された貫通孔(図示せず)、L形金具27に形成された長孔27aからなる固定手段とから構成される。なお、図23はこの発明の実施の形態8におけるL形金具の正面図、図24はその側面図を示したものである。
この発明の実施の形態8によれば、乗場敷居4の長手端部に支持柱25が設けられている場合には、閉塞体を乗場敷居4の長手端部ではなく、支持柱25に取り付けることによっても、地震時におけるエレベータ長尺物の間隙6内への進入を防止することができる。
なお、上記乗場敷居4が支持柱25によって支持された既設エレベータに対しては、側方に開口する上記間隙6の開口部の少なくとも一部を閉塞して、エレベータ長尺物が間隙6内に進入することを防止する閉塞手段26を、支持柱25及び乗場敷居4の長手端部の少なくとも何れか一方に新設すれば良い。その他の構成及び効果は、実施の形態1乃至7と同様である。
実施の形態9.
図25はこの発明の実施の形態9におけるエレベータの乗場敷居装置を示す正面図である。図25において、30は上下の階床の乗場敷居4の長手端部等に設けられた各閉塞手段7(又は26)を連結する紐状の連結手段であり、例えば、ワイヤー等によって構成される。なお、この連結手段30は、各閉塞手段7に設けられた変位拘束体31によって、閉塞手段7の高さにおける水平方向の変位が所定の範囲に拘束される。かかる構成を有することにより、地震発生時でも主ロープ等のエレベータ長尺物が乗場ドア装置32側に進入することを防止することができ、エレベータ長尺物の引っ掛かりをより確実に防ぐことが可能となる。なお、乗場敷居4の両長手端部に閉塞手段7が設けられている場合には、連結手段30を乗場ドア装置32の両側に配置すれば良い。また、閉塞手段7による効果は、実施の形態1乃至8と同様である。
また、既設エレベータに対しては、閉塞手段7(又は26)を各階床の乗場の乗場敷居4(又は支持柱25)に新設した後、上下の階床の乗場に設けられた各閉塞手段7を上記連結手段30によって連結することによって、上記効果を奏することが可能となる。
実施の形態10.
図26はこの発明の実施の形態10におけるエレベータの乗場敷居装置を示す正面図である。図26において、33は連結手段30の水平方向の変位を所定の範囲に拘束する変位拘束体であり、上下の乗場の乗場敷居4に設けられた閉塞手段7間に配置され、例えば、下方の閉塞手段7が設けられた乗場敷居装置を有する乗場ドア装置32に設置される。かかる構成を有することにより、上下の乗場ドア装置32が離れて配置されている場合でも、連結手段30の水平方向変位を所定範囲内に拘束して、地震発生時でも主ロープ等のエレベータ長尺物が乗場ドア装置32側に進入することを確実に防止することが可能となる。その他は、実施の形態9と同様の構成及び効果を奏する。
この発明の実施の形態1におけるエレベータの乗場敷居装置を示す平面図である。 図1に示すエレベータの乗場敷居装置のA部拡大図である。 図2に示すエレベータの乗場敷居装置のB−B矢視図である。 この発明の実施の形態1における閉塞体を示す平面図である。 この発明の実施の形態1における閉塞体を示す側面図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータの乗場敷居装置を示す図2相当図である。 図6に示すエレベータの乗場敷居装置のC−C矢視図である。 この発明の実施の形態2における平面板を示す平面図である。 この発明の実施の形態2におけるL形金具を示す平面図である。 この発明の実施の形態2におけるL形金具を示す側面図である。 この発明の実施の形態3におけるエレベータの乗場敷居装置を示す図2相当図である。 図11に示すエレベータの乗場敷居装置のD−D矢視図である。 この発明の実施の形態3における基礎プレートを示す平面図である。 この発明の実施の形態4における閉塞体を示す平面図である。 この発明の実施の形態5におけるエレベータの乗場敷居装置を示す図2相当図である。 図15に示すエレベータの乗場敷居装置のE−E矢視図である。 この発明の実施の形態6におけるエレベータの乗場敷居装置を示す図2相当図である。 図17に示すエレベータの乗場敷居装置のF−F矢視図である。 この発明の実施の形態7におけるエレベータの乗場敷居装置を示す図2相当図である。 図19に示すエレベータの乗場敷居装置のG−G矢視図である。 この発明の実施の形態8におけるエレベータの乗場敷居装置を示す図2相当図である。 図21に示すエレベータの乗場式装置の正面図である。 この発明の実施の形態8におけるL形金具の正面図である。 この発明の実施の形態8におけるL形金具の側面図である。 この発明の実施の形態9におけるエレベータの乗場敷居装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態10におけるエレベータの乗場敷居装置を示す正面図である。
符号の説明
1 乗場三方枠、 2 床面、 3 昇降路、 4 乗場敷居、 4a 貫通孔、
4b 貫通孔、 4c 貫通孔、 5 昇降路壁、 6 間隙、 7 閉塞手段、
8 閉塞手段、 9 L形金具、 9a 長孔、 10 ボルト、 11 ナット、
12 平面板、 12a 長孔、 12b 長孔、 13 L形金具、
13a 長孔、 14 ボルト、 15 乗場敷居、 16 案内プレート、
16a 案内溝、 17 基礎プレート、 17a スリット 18 L形金具、
18a 長孔、 18b ミクロジョイント、 19 ボルト、 20 ナット、
21 アンカーボルト、 22 ワイヤー、 23 アンカーボルト、
24 ナット、 25 支持柱、 26 閉塞手段、 27 L形金具、
27a 長孔、 28 ボルト、 29 ナット、 30 連結手段、
31 変位拘束体、 32 乗場ドア装置、 33 変位拘束体

Claims (4)

  1. エレベータの乗場に設けられ、乗場ドアの下端部の移動方向を案内するとともに、乗場出入口の一側に配置された長手端部が、近接する乗場固定体との間に、側方に開口する間隙を有して配置された乗場敷居と、
    前記乗場敷居の前記長手端部設けられ、側方に開口する前記間隙の開口部の少なくとも一部を閉塞する閉塞手段と、
    を備え、
    前記閉塞手段は、
    前記乗場敷居の前記長手端部に設けられ、その一部が前記乗場固定体に近接して配置されることにより、エレベータの長尺物が前記間隙内に進入することを防止する閉塞体と、
    前記閉塞体を前記乗場敷居に固定する固定手段と、
    を備え、
    前記固定手段は、
    前記乗場敷居の前記長手端部に、前記乗場敷居の長手方向に沿って形成されたスリットと、
    前記閉塞体に形成された貫通孔及び前記スリットに挿通されて、前記閉塞体を前記乗場敷居の前記長手端部に固定する締結手段と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの乗場敷居装置。
  2. 前記乗場敷居は、
    板金部品からなり、乗場ドアの下端部を案内する案内溝が形成された案内プレートと、
    板金部品からなり、前記案内プレートを下方から支持する基礎プレートと、
    を備え、
    前記スリットは、前記基礎プレートに形成され、
    前記案内プレートは、前記締結手段を上方から覆うように配置された
    請求項1に記載のエレベータの乗場敷居装置。
  3. 上下の階床の乗場に設けられた各閉塞手段を連結する紐状の連結手段
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項に記載のエレベータの乗場敷居装置。
  4. 連結手段は、上下の階床の乗場に設けられた各閉塞手段を連結するその一部が、変位拘束体によって水平方向の変位が所定の範囲に拘束されたことを特徴とする請求項に記載のエレベータの乗場敷居装置。
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