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JP4904360B2 - 密封袋 - Google Patents

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JP4904360B2
JP4904360B2 JP2008536211A JP2008536211A JP4904360B2 JP 4904360 B2 JP4904360 B2 JP 4904360B2 JP 2008536211 A JP2008536211 A JP 2008536211A JP 2008536211 A JP2008536211 A JP 2008536211A JP 4904360 B2 JP4904360 B2 JP 4904360B2
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Description

本願発明は、内部を気密状態に保持できる密封袋に関するものである。
特表2003−507264号公報
従来から、柔軟性を有する樹脂製のシートが用いられたものであって、密封部を気密状態に密封することができ、この密封部に存在する空気などの各種の気体を袋外部に排出して、その状態を保持するため、あるいは、この密封部に各種の気体を充填して、その状態を保持するために、密封部と袋外部とを通気及び閉鎖可能に連結する通気路が設けられた密封袋が用いられている。
上記の密封袋の実施の形態としては、クローゼットなどへの収納用や旅行用の衣類圧縮袋など種々のものが存在しているが、その構成を示す一例として、特許文献1に記載された圧縮袋101が存在する。これは、図9に示すように、柔軟性を有する樹脂製である複数のシートの所要箇所をヒートシールなどによって接着し、これらのシートに囲まれた空間を有する密封部102を形成した袋体である。
この圧縮袋101には、密封部102に収納物品を出し入れするための開口部103が設けられている。また、この開口部103には、開口部103を密閉状態とするためのチャックなどの閉鎖手段104が設けられている。
そして、この圧縮袋101には、2枚の対向する袋シート102a,102bの間に中間シート106が挿入されて構成された逆止弁105が形成されている。この逆止弁105は、袋シート102a,102bと中間シート106との間にそれぞれ、密封部102から袋外部へと連通する、脱気用の通気路を有するものであり、袋シート102a,102bと中間シート106とが各々密着することにより逆止作用をなす。
この圧縮袋101の使用に当たっては、まず、使用者が収納物品を開口部103から密封部102に挿入して閉鎖手段104を閉じる。次に、使用者が密封部102を押さえつけて密封部102に存在する空気を逆止弁105から袋外部へと脱気する。ここで、逆止弁105に形成される通気路は、図示のように直線状に延びるものであるため、脱気は速やかになされる。そして脱気後の状態において、袋周囲の空気の圧力により袋シート102a,102bと中間シート106とが密着し、袋外部の空気が逆流することが阻止される。
この構造の圧縮袋101は、脱気が速やかになされるものでありつつ、複雑な弁機構を設けることなく逆止作用を発揮することができ、容易、かつ低コストで袋を製造できるという利点がある。
しかしながら、この圧縮袋101は、袋シート102a,102bの間に中間シート106を挟んだだけのものであるため、各シートに皺が寄るなどして逆止作用が損なわれることがあり、密封部102の脱気状態を短時間しか保持し得ないという欠点を有する。
そこで本願の発明者は、通気路において、互い違いにシールを施して各シートを接着することにより、気流を蛇行させる形態とし、逆止作用を向上させることを考えた。
しかし、上記のように互い違いのシールを単純に形成するだけでは、依然、各シートに皺が寄るなどして逆止作用が損なわれるという、上記の欠点は解消されておらず、逆止作用の向上はさほど達成できなかった。
よって、本願発明は上記のことに鑑み、低コストで袋を製造できるという利点を有しつつも、逆止作用を向上できる密封袋を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、柔軟性を有する樹脂製のシートが用いられたものであり、密封部2を気密状態に密封でき、この密封部2に存在する気体を袋外部に排出した状態を保持したり、あるいは、上記の密封部2に気体を充填した状態を保持できるものであって、上記の密封部2と袋外部との間を通気及び閉鎖可能に連結するための通気路3が、上記の密封部2に隣接して設けられた密封袋1において、上記の通気路3が、上記の密封部2に通じる内側連通部3aと、袋外部に通じる外側連通部3bとを有しており、袋シート11,12同士が重ね合わされ接着されたことによって、対向する関係にある、少なくとも一対の通気路側部シール15,16が形成されており、上記の通気路側部シール15,16のうち一方側15により、上記の密封部2と上記の通気路3とが仕切られたものであって、上記の内側連通部3aは、上記の密封部2と上記の通気路3との間であって、上記一方側の通気路側部シール15が存在しない部分であり、少なくとも上記の通気路側部シール15,16のうち他方側16により、上記の通気路3と袋外部とが仕切られたものであって、上記の外側連通部3bは、上記の通気路3と袋外部との間であって、上記他方側の通気路側部シール16が存在しない部分のうち一部であり、上記の通気路3の一部を横断するようにして迂回シール31が設けられており、この迂回シール31は、上記の各袋シート11,12と、当該各袋シート11,12に対向した関係にあるシートとが重ね合わされ接着されたことによって形成されたものであり、この迂回シール31が、上記の通気路3内における上記の各通気路側部シール15,16寄りにそれぞれ設けられており、この迂回シール31は少なくとも3つ以上が設けられており、かつ、そのうちで一方側の通気路側部シール15寄りに設けられた一方側迂回シール31aと、他方側の通気路側部シール16寄りに設けられた他方側迂回シール31bとはそれぞれ1つ以上が設けられたものとされており、上記の各一方側迂回シール31aの先端31a1と、上記の各他方側迂回シール31bの先端31b1とが、一直線上に並んで配位されたことを特徴とする密封袋を提供する。
なお、下記の実施例の説明においては、通気路側部シール15,16のうちで、図1において上側に図示されたものを区画シール15と称し、下側に図示されたものをボトムシール16と称することとする。また、上記の「袋シート11,12に対向した関係にあるシート」とは、袋シート11,12自体も含む。例えば、各袋シート11,12間に何らシートを配位しない場合である。
また、本願の請求項2に記載の発明は、対向する2枚のシート11,12により構成されており、上記の各シート11,12の間にて通気可能とされており、上記対向する関係にある一対の通気路側部シール15,16は、略平行の関係にあるものであって、上記の各一方側迂回シール31aの先端31a1と、上記の各他方側迂回シールの先端31b1の端面形状が、上記一直線のラインCと一致した形状とされたことを特徴とする、請求項1に記載の密封袋を提供する。
また、本願の請求項3に記載の発明は、対向する3枚のシート11,12,13により構成されており、上記の各シート11,12,13の間にてそれぞれ通気可能とされており、上記対向する関係にある一対の通気路側部シール15,16は、略平行の関係にあるものであって、上記の各一方側迂回シール31aの先端31a1と、上記の各他方側迂回シールの先端31b1の端面形状が、上記一直線のラインCと一致した形状とされたことを特徴とする、請求項1に記載の密封袋を提供する。
また、本願の請求項4に記載の発明は、上記の各シート11,12,13のうち、上記の通気路3が設けられた部分であって、少なくとも他のシートと向かい合う側である表面のうち一部に、弱粘着性が付与されたことを特徴とする、請求項2または3に記載の密封袋を提供する。
また、本願の請求項5に記載の発明は、上記の弱粘着性が、上記のいずれかのシート11,12,13における、少なくとも上記の表面に配位された不揮発性の液体5によりもたらされることを特徴とする、請求項4に記載の密封袋を提供する。
また、本願の請求項6に記載の発明は、上記の迂回シール31が、上記の各通気路側部シール15,16から通気路3内に突出するように設けられた三角形状のものとされており、通気路3内で隣り合う関係にある一方側の迂回シール31aは、一方側の各通気路側部シール15から突出したものであり、同他方側の迂回シール31bは、他方側の各通気路側部シール16から突出したものであり、上記三角形状である各迂回シール31の頂点31a1,31b1が、一直線上に並んで配位されており、上記の不揮発性の液体5としてシリコンオイルが用いられたことを特徴とする、請求項5に記載の密封袋を提供する。
また、本願の請求項7に記載の発明は、上記3枚のシート11,12,13として、樹脂の構成及びシート厚が同一であるシートが用いられたことを特徴とする、請求項3に記載の密封袋を提供する。
また、本願の請求項8に記載の発明は、上記の中間シート13が、少なくとも、前後方向に重ね合わされた前側片13aと後側片13bとを有し、前面側に配位された前面袋シート11と上記の前側片13aとの間、及び、後面側に配位された後面袋シート12と上記の後側片13bとの間が通気可能とされており、上記の前側片13aと上記の後側片13bとの間には、行き止まり空間3yが存在しており、この行き止まり空間3yは、上記の中間シート13のうち、上記の通気路3における気流方向を基準とした一端側においては、上記の前側片13aと後側片13bとが一体とされたことによって閉鎖されており、同他端側においては、上記の前側片13aと後側片13bとが分離されたことによって開放されていることを特徴とする、請求項3に記載の密封袋を提供する。
また、本願の請求項9に記載の発明は、上記の中間シート13が、1枚のシートが折り返されてなるものであって、この中間シート13のうち、上記の各袋シート11,12に対して密着する側の面である密着面13dに弱粘着性が付与されており、かつ、上記の中間シート13同士が向かい合う側の面である離反面13eがヒートシール性を有しないことを特徴とする、請求項8に記載の密封袋を提供する。
また、本願の請求項10に記載の発明は、上記の各袋シート11,12の端辺よりも、上記の中間シート13の端辺の方が、密封袋1の内側寄りに配位されたことを特徴とする、請求項9に記載の密封袋を提供する。
本願発明の実施形態の一例である圧縮袋を示す平面図である。 本願発明の実施形態の一例である圧縮袋の構成を示す分解斜視図である。 本願発明の実施形態の他の一例である圧縮袋を示す平面図である。 (A)(B)とも、本願発明の実施形態の他の一例である圧縮袋を示す要部の平面図である。 (A)(B)とも、通気路内において不揮発性の液体5を配位する望ましい位置を示す要部の平面図である。 本願発明の実施形態の他の一例である圧縮袋を示す要部の平面図である。 本願発明の実施形態の他の一例である圧縮袋の構成を示す分解斜視図である。 (A)は通気路における気流を示す、図7のA−A矢視における要部の端面図であり、(B)は通気路における気流を示す、図7のB−B矢視における要部の端面図であり、(C)は内側連通部を示す、(A)のC−C矢視における要部の端面図であり、(D)は外側連通部を示す、(B)のD−D矢視における要部の端面図である。 従来の実施形態の一例における圧縮袋の構成を示す分解斜視図である。
以下、本願発明の実施形態に係る密封袋の一例として、密封部を脱気して用いるタイプの袋である圧縮袋1を取り上げて説明する。これは、例えば旅行の際に、衣類などの収納物品Mを収納し、袋内を脱気して圧縮した状態でトランクに収納するために用いられる。なお、本願発明に係る圧縮袋1は簡易タイプとして位置付けられたものであり、完璧な逆止効果は必要とされておらず、ある程度の時間脱気状態が保たれれば良いものである。
本例では、上記のように袋内を脱気して用いるタイプの袋について説明するが、本願発明はこれに限られるものではなく、袋内に気体を充填して用いるタイプの袋についても適用が可能である。
なお、以下の説明における、「前後」、「上下左右」、「縦横」などの位置や方向を示す表現は、位置を特定するために、図1に示したように配位した場合を基準として便宜上決定したものであって、本願発明を、この説明通りの位置関係のものに限定して解釈すべきではない。
本例の圧縮袋1は、図1に示すように、気密状態に密封できる密封部2と、密封部2に隣接して設けられた通気路3とを有する。
そしてこの圧縮袋1は、図2に示すように、図示縦長の長方形である袋シート(前面袋シート11、後面袋シート12)、そして、図示横長の長方形であり、袋シート11,12よりも縦寸法(幅寸法)の小さな中間シート13から構成され、各シート11,12,13が対向して配位されたものである。なお、中間シート13は、上記の袋シート11,12に挟まれるように配位されるものであるが、本願発明において必須の要素ではなく、省略しても良いし、逆に、2枚以上の中間シート13が袋シート11,12間に配位されたものであっても良い。
上記の構成部材である各シート11,12,13には、柔軟性を有する樹脂製のシートが用いられている。この各シート11,12,13としては、長手方向に切れ目なく連続する長尺シートが用いられており、製造方法について後述するように各シート11,12,13の所定位置がヒートシールなどにより接着された上で切断され、密封部2や通気路3が区画された袋体として形成される。
前面袋シート11と後面袋シート12とは前後方向に対向して配位されており、これにより、圧縮袋1の外側部分が構成される。本例においては、袋シート11,12として、独立した同形のシートが2枚用いられたものであるが、1枚のシートを折り畳み、折目を挟んだ一方側を前面袋シート11、他方側を後面袋シート12としても良い。また、例えば圧縮袋1を二重袋とする場合などには、3枚以上のシートを袋シートとしても用いても良く、種々に変更して実施し得る。
この袋シート11,12を構成する樹脂製のシートとしては、複数の樹脂フィルム、例えば複数のポリエチレンフィルム(LLDPEフィルムなど)を接着して積層したものや、ポリエチレンフィルムとナイロンフィルムとを接着して積層したものなどが例示できる。なお、このように複数の樹脂フィルムが積層されたシートは、単一の素材からなるシートよりも一般的である。また、ポリエチレンフィルムはヒートシール性を有するが、ナイロンフィルムはヒートシール性を有さないため、後述のようにヒートシールを行う際には、樹脂製のシートにおけるポリエチレンフィルムの層同士を対向させて行う必要がある。ただし、後述のようにあえてヒートシールを行わない部分においては、ナイロンフィルムの層同士を対向させることもある。
また、上記の各シート11,12,13のうちで、上記の通気路3が設けられた部分であって、少なくとも他のシートと向かい合う側である表面のうち一部を、弱粘着性が付与されたものとすることで、後述する迂回シール31の形成と相まって、逆止作用の向上を図ったものとしても良い。ここで上記の「弱粘着性」とは、上記の各シート11,12,13のうちで向かい合う関係にあるもの同士が、容易に密着可能である性質を言う。なお、前記の「密着」とは、向かい合う関係にある各シート間における通気を遮断できる程度に密着することを意味する。
シート自体に弱粘着性が付与されたものとしての具体例としては、ポリエチレン(LDPE及びHDPE)にエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)を配合した樹脂シートが挙げられる。このようにEVAを配合することで、柔軟性を向上させることができ、シート同士を密着させやすくできる。
また上記の他に、弱粘着性が、上記のいずれかのシート11,12,13における、少なくとも上記の表面に配位された、シリコンオイルなどの不揮発性の液体5によりもたらされるものとしても良い。具体的に、この弱粘着性の付与は、各シート11,12,13の表面に上記の不揮発性の液体5が塗布されたり、不織布などからなる中間シート13に不揮発性の液体5が染み込まされたことによってなされる。
この不揮発性の液体5を配位する位置については、通気路3内であればいずれの位置であっても良いが、特に通気時に気流が確実に通過する経路上に配位することが望ましい。具体的に、この望ましい位置は、通気路3内であって、(X)迂回シール31の先端31a1,31b1が並ぶ中心線C上、(Y)向かい合う関係にある一方側の迂回シール31と他方側の迂回シール31との各側辺によって形成される領域内、(Z)迂回シール31の側辺の延長線によって規定された領域内、のいずれかに該当する位置である(図5(A)(B)参照)。図1に示した圧縮袋1においては、図5(A)に示した各領域であり、図4(A)に示した圧縮袋1においては、図5(B)に示した各領域である。図4(A)(B)に、上記(X)及び(Y)の領域に不揮発性の液体5が配位された例を示す。
なお、中間シート13を省略する場合においては、袋シート11,12のうち少なくとも一方の、通気路3を形成する部分の内面に弱粘着性を付与することが望ましい。つまり、上記の中間シート13に弱粘着性を付与した場合と同様にして、EVAを配合した樹脂を積層したり、不揮発性の液体5を配位したりすることにより、通気路3における袋シート11,12同士の密着を容易としておくことが望ましい。
また、中間シート13を用いる場合においては、袋シート11,12と中間シート13とを樹脂の構成及びシート厚が同一のものとしても良い。このように全てのシートの構成を等しくした場合には、各シートの左右(長手)方向への収縮率を一致させることができる。そのため、圧縮袋1の製造時において、長手方向に切れ目なく供給される各シートを重ね合わせ、ヒートシールを施した後に各袋に切断した際、各シートの収縮率の差が原因となり、切断後に通気路3の部分のシートがひずんで逆止効果が低下してしまう可能性を低下させることができる。
ここで、上記に説明した中間シート13は、図2に示すように、1枚のシートをそのまま使用したものであったが、図7に示すようにシートが折り返されて形成されたものとして実施しても良い。
この例における中間シート13は、少なくとも、前後方向に重ね合わされた前側片13aと後側片13bとを有するものであり、1枚のシートが折目部分13cから半分に折り返されたものである。この構成の作用及び効果についての詳細は後述する。
次に、密封部2及び通気路3について説明する。密封部2は、前面袋シート11と後面袋シート12との間に形成された、収納物品Mを収納可能な空間を有する部分である。
具体的に、この密封部2は、図1に示すように、重ね合わされた袋シート11,12と中間シート13とが一体に接着されたものであって、圧縮袋1の左右両端を規定するように上下方向に形成された袋サイドシール14と、図示左右方向に延びるようにして形成された区画シール15とにより規定された、区画シール15及びその延長線よりも図示上側の部分である。なお、区画シール15は、密封部2と通気路3とが通じる部分には設けられていない。この部分が内側連通部3aであり、密封部2から通気路3へと気流が通過可能となっている。
ここで、前面袋シート11と後面袋シート12の上端辺については接着がなされておらず、開口部1aとされている。この開口部1aを通して、密封部2に収納物品Mを出し入れすることができる。なお、本例においては、開口部1aに閉鎖手段4が設けられており、開口部1aを気密状態で閉じることができる。本例における閉鎖手段4は、袋シート11,12のいずれか一方側には凸部を備え、他方には凹部を備え、この凸部と凹部とを嵌め合わせることによって開口部21を閉鎖できる構造の樹脂製のチャックが採用されているが、閉鎖手段4はこれに限定されるものではなく、種々の構造のものが利用できる。また、場合によっては本例のような閉鎖手段4を設けずに、この開口部1aを通じて収納物品Mを密封部2に収納した後、開口部1aをヒートシールなどにより接着してしまい、開封不能な状態としても良いし、密封部2に通気路3を介して気体を充填して使用する形態の密封袋1にあっては、当初から開口部1aを設けずに、気体を通すことができる部分を通気路3に限定してしまっても良い。
通気路3は、例えば密封部2に収納物品Mを収納した後に、密封部2における空間に存在する空気を袋外部へ脱気する際において、空気が通過する空間である通気空間3xが形成される部分である。
この通気路3は、上記の袋サイドシール14と、区画シール15及びその延長線、及び、袋シート11,12と中間シート13とが一体に接着されたものであって、図示左右方向に延びるものであり、圧縮袋1の下端を規定するボトムシール16及びその延長線により規定された、区画シール15及びその延長線よりも図示下側の部分である。ここで本例の場合では、区画シール15とボトムシール16とは略平行に形成されており、この、上下方向に対向する関係にある一対のシールにより、通気路3の上下端が規定される。
なお、中間シート13は、少なくともその一部が通気路3に配位されたものであれば良く、本例のように、中間シート13の図示上端縁と区画シール15とが一致しておらず、密封部2へとまたがって設けられたものであっても良い。逆に、中間シート13の図示上端縁が区画シール15よりも下側に位置したものであって、中間シート13の図示上端縁が通気路内で自由状態におかれたものであっても良い。
中間シート13の図示下端縁についても上記と同様であり、ボトムシール16よりも上側に位置したものであって、中間シート13の図示下端縁が通気路内で自由状態におかれたものであっても良い。
その他に、例えば、区画シール15とボトムシール16とを相対的にテーパ状となるように配位し、通気路3が末広がりの形態を呈するものとしたり、区画シール15を本例のように直線状とはせず、湾曲した形状としても良い。
また、ボトムシール16は、密封部2と通気路3とが連通する部分には設けられていない。この部分が外側連通部3bであり、通気路3から袋外部へと気流が通過可能となっている。これにより、通気路3の一端である内側連通部3aから、同他端である外側連通部3bへと通気が可能となっている。
本例においては、圧縮袋1の1つ当たりにつき、通気路3が1つだけ設けられたものとされているが、圧縮袋1の1つ当たりにつき、2つ以上の通気路3を設けたものであっても良い。また、本例においては、図1に示すように、密封部2の下部に、左右方向に延びるようにして通気路3が形成されているが、密封部2と通気路3との位置関係は、これに限定されるものではなく、例えば、密封部2の左右いずれかに、上下方向に延びるようにして通気路3を形成して実施することも可能である。
通気空間3xは、通気路3において気流が通過する空間である。本例における通気空間3xは、通気時に前面袋シート11と中間シート13との間、そして後面袋シート12と中間シート13との間にそれぞれ形成されるため、通気空間3xは、前後方向に並んで存在することとなる。この通気空間3xは、袋シート11,12と中間シート13とが密着することにより閉鎖される。これは、袋外の大気圧によって各シートが前後方向に押圧されてなされるものである。
ここで、図1に示すように、本例の通気路3には迂回シール31が形成されている。この迂回シール31は、通気路3の一部を図示斜め方向に横断するように、上記の各シート11,12,13が接着されたものであって、通気路3の上側と下側とにそれぞれ分けて設けられている。具体的には、図1に示すように、区画シール15とボトムシール16とからそれぞれ、角度45°の関係で通気路3の中央へと張り出すように形成された直線状のシールであり、そのうち、上側迂回シール31aは先端(下端31a1)に向かうにつれ左側へ向かうように、下側迂回シール31bは先端(上端31b1)に向かうにつれ右側へ向かうように形成されている。
この図1に示した例においては、上側迂回シール31aと下側迂回シール31bとが平行の位置関係に配位されたものであるが、図3に示すように、上側迂回シール31aが先端(下端31a1)に向かうにつれ右側へ向かうように、下側迂回シール31bもまた先端(上端31b1)に向かうにつれ右側へ向かうように形成し、上側迂回シール31aと下側迂回シール31bとが交差する位置関係に配位されたものとしても良い。また、図4に示すように、迂回シール31の各々が三角形状のものであっても良い。
この迂回シール31は、通気路3の1つ当たりにつき、少なくとも3つ以上が設けられ、かつ、そのうちの上側迂回シール31aと下側迂回シール31bとはそれぞれ1つ以上が設けられたものとされている。本例においては、図1に示すように、上側迂回シール31aが4つ、下側迂回シール31bが3つ、それぞれ交互に設けられている。これにより、脱気の際に通気路3を通過する気流は、図上に矢印で示したように各迂回シール31の間を蛇行して流れる。
ここで、各上側迂回シール31aの下端31a1と各下側迂回シール31bの上端31b1とは、一直線上に並んで配位されている。本例では、各先端31a1,31b1が、通気路3の上下方向における中心線Cと一致している。
上記のように、脱気の際に通気路3を通過する気流は、各迂回シール31の間を蛇行して流れるが、本例の通気路3においては、各上側迂回シール31aの下端31a1と各下側迂回シール31bの上端31b1とが、一直線上に並んで配位されていることにより、従来から公知であった、各上側迂回シールの下端の方が各下側迂回シールの上端よりも上方に配位され、各上側迂回シールが互い違いに配位された通気路におけるものに比べ、気流の蛇行を緩やかにできる。よって、本願発明における通気路3は、脱気が速やかに可能なものであり、従来よりも優れている。
このように通気路内に交互にシールを設けた構造は、上記にも述べた通り、公知のものであるが、本願発明は、上記のように、各上側迂回シール31aの下端と各下側迂回シール31bの上端とが、一直線上に並んで配位されたことを最大の特徴とするものであり、このような構造は従来存在しなかったものである。
このように各迂回シール31の先端を一直線状に揃えたことにより、上記のように脱気が速やかに可能でありながら、今までにない顕著な逆止作用の向上が達成できたものである。これについては、後述する実験結果(表1及び表2)を参照されたい。
各迂回シール31の先端は、完全に一直線上に配位されることが望ましいが、加工精度の関係から、本来形成されるべき一直線のライン(本例では中心線C)を基準として、通気路3の上下方向の内寸に対する比率で±10%までは許容される。本例においては、通気路3の上下方向の内寸は35mmとされており、これに対する許容値は±3.5mmである。
また、各迂回シール31の先端を結ぶ一直線状のラインは、通気路3の上下方向の中心線Cと一致することが望ましいが、これについても、当該中心線からの偏りが、通気路3の上下方向の内寸に対する比率で±25%までは許容される。本例においては、±9mmが許容値となる。また、各迂回シール31の左右方向の間隔は、本例においては、通気路3の上下方向の内寸と等しい35mm間隔で形成されている。これについては、通気路3の上下方向の内寸を基準として、±30%までの範囲とすることが望ましい。本例においては、35±10mmである。
また、上記の各上側迂回シール31aの下端31a1と各下側迂回シール31bの上端31b1の端面形状自体を、上記一直線のラインと一致した形状とすることが望ましい。これは、後述するように、各迂回シール31の端部を結ぶ線が折り代のような機能を果たし、各迂回シール31の先端間において各シート11,12,13を確実に密着させることができるからである。本例においては、図1に示すように、各上側迂回シール31aの下端31a1と各下側迂回シール31bの上端31b1とが、中心線Cによって削り落とされたような形状とされている。なお、迂回シール31の各端部の形状については、丸い形状や尖った形状で実施しても良いが、上記のように折り代のような機能は相対的に弱くなる。よって、最も高い逆止作用が期待できる形状は、このように、上記一直線のラインと一致した形状である。
なお、図6に示したように、各迂回シール31の先端が左右方向に沿うように折り曲げられており、この折り曲げられた先端部分33の側辺の形状が、中心線Cと一致した形状となるものとしても良い。このようにすると、中心線Cと一致している部分の長さを、図1に示したものよりも長くすることができるため、上記に説明した折り代のような機能をより効果的に発揮することができる。
また、本例では、上側迂回シール31aと下側迂回シール31bとが、1つづつ交互に配位されたものとされているが、これに限らず、上側迂回シール31aあるいは下側迂回シール31bを通気路3の上側あるいは下側に2つ以上連続して配位したものであっても良い。
また、本例では、上側迂回シール31aの上端が区画シール15と隙間なく重ねて形成されており、下側迂回シール31bの下端がボトムシール16と隙間なく重ねて形成されたものとされているが、これに限られず、各迂回シール31と区画シール15あるいはボトムシール16との間に隙間が存在していても良い。
また、本例では区画シール15とボトムシール16とに対し、角度45°の関係をもって迂回シール31を形成しているが、これに限定されず、種々の角度にて実施が可能である。また、本例では迂回シール31が直線状のシールとして形成されたものであるが、通気路3内の気流に沿うように湾曲した形状として形成しても良いし、台形などの形状としても良い。
ここで、図4に示すように、迂回シール31を三角形状のものとした場合について説明する。図4(A)に示すものは、迂回シール31を二等辺三角形状とし、当該形状における底部を区画シール15とボトムシール16とに接するようにし、当該形状における頂部を先端31a1,31b1として中心線Cと一致させたものである。図4(B)に示すものは、上記と同じく、迂回シール31を二等辺三角形状としたものであるが、上記とは逆に、二等辺三角形状における頂部を区画シール15とボトムシール16とに接するようにし、底部を先端31a1,31b1として中心線Cと一致させたものである。
なお、図4(B)に示したものにおいては、迂回シール31とは別に、通気路3内に円形のシールであるバランスシール32が形成されているが、これは、通気路3の部分の各シート11,12,13が迂回シール31の形成の際の熱の影響を受けて、歪むことを防止するためのものであり、迂回シール31の形成数が通気路3の寸法に比べて少ない場合に有効である。なお、この歪み防止に関しては、バランスシール32の形成以外に、区画シール15と平行に別の直線状のシールを密封部2あるいは通気路3に設けることもできる。
この例における迂回シール31は、三角形状の全体がヒートシールされたものであるが、これに限らず、三角形状の輪郭だけをヒートシールしたものとしても良い。また、この例では二等辺三角形状としたが、直角三角形や不等辺三角形であっても良い。また、頂部の形状については、中心線Cに一致している限りは、角ばった形状に限られず、丸められたり、面取りされた形状であっても良い。
この迂回シール31の形態がもたらす作用については、あくまでも、仮説ではあるが、通気路3内における各シート11,12,13が密封部2を脱気した状態とした際において、各迂回シール31の端部を結ぶ線(本例では中心線Cと一致)が折り代のような機能を果たし、各シート11,12,13が湾曲するため、この線上においては各シート間で皺が寄りにくくなるためであると考えられる。
具体的に、図1に示した形状の通気路3において、逆流しようとする気流は、1組の上側迂回シール31aと下側迂回シール31bとの間を通り抜けようとするが、その際、この1組の上側迂回シール31aと下側迂回シール31bとの間で各シート11,12,13が湾曲しており、ここで当該気流が阻止されるのである。
なお従来、単に迂回シールを交互に形成しただけのものにおいては、この迂回シールの端部を結ぶ線が左右方向に一直線状とはならず、ジグザグとなっていたため、各シート11,12,13に皺が寄り易く、その皺を、逆流しようとする気流が通り抜けることによって逆止作用が低下していたのではないかと推察される。
次に、図7に示すように、中間シート13を、1枚のシートが折り返されて形成されたものとした場合に戻って説明する。
この場合は、前面袋シート11と前側片13aとの間、及び、後面袋シート12と後側片13bとの間の各々が通気及び遮断可能とされており、図8(C)に示すように、通気時においては通気空間3xが形成される。そして遮断時においては、図8(D)に示すように、通気路における内側連通部3aと外側連通部3bとの間(以下、横流部3cと称する)の全体で前面袋シート11と前側片13aとの間、及び、後面袋シート12と後側片13bとの間の各々が密着する。
なお、この各袋シート11,12と中間シート13との密着によって、通気路3の遮断がなされるという構成自体は、特許文献1に記載されているように従来から存在する。しかしながらこの例においては、特許文献1に記載されたような従来の同種の袋と異なり、中間シート13の前側片13aと後側片13bとの間に、内側連通部3aと外側連通部3bとのいずれかに対して開口しているが、各連通部3a,3b間の通気は不可能とされた行き止まり空間3yが形成されることを特徴としている。以下に、この例の中間シート13において、各袋シート11,12に面する側の面を密着面13d、前側片13aと後側片13bとが対向する側の面を離反面13eと称して説明する。
上記の前側片13aは、中間シート13の中央であって、中間シート13の長手方向に沿う折目部分13cを挟んだ、図7における図示上側の部分であり、後側片13bは、同じく図示下側の部分である。そして、上記の折目部分13cの一部が、図1に示す例と同様にして、内側連通部3aに配位される。
なお、この例においては、中間シート13を1枚の折り返されたシートからなるものとしているが、複数のシートを重ね合わせ、例えば折目部分13cに相当する部分において、前側片13aと後側片13bとを接着したものとしても良い。ただし、折り返されたシートからなるものとした方が、容易に行き止まり空間3yを形成することができる。よって、圧縮袋1の製造コストの低減に寄与できる。
この例における中間シート13は、各袋シート11,12に対しては、上辺である折目部分13cが区画シール15によって、内側連通部3aの部分を除いて一体とされており、下辺がボトムシール16によって、外側連通部3bの部分を除いて一体とされている。そして、左右側辺がサイドシール14によって一体とされている。ここでこの例では、折目部分13cが、中間シート13の左右方向の全幅に設けられたものとされているが、この折目部分13cが実際に露出するのは、区画シール15の設けられない内側連通部3aの部分のみである。よって、内側連通部3aに配位された部分以外には折目部分13cを形成せず、前側片13aと後側片13bとが分離した状態のままで、区画シール15によって一体とされたものであっても良い。
なお、通気路3に形成される上側迂回シール31aと下側迂回シール31bについては、前面袋シート11と前側片13aとの間、及び、後面袋シート12と後側片13bとの間の各々にのみ形成し、前側片13aと後側片13bとの間には形成しないものとすることが望ましい(なお、図8(B)には迂回シール31が形成された状態を示している)。そのために、中間シート13において、折り返された状態における前側片13aと後側片13bとが対向する側の面となる離反面13eについてはヒートシール性を有しないものとした方が良い。
ただし、このように離反面13eについてヒートシール性を有しないものとした場合には、図7に実線で示したように、各袋シート11,12の下端辺と中間シート13の下端辺とを一致させた場合、中間シート13の離反面13e同士がヒートシールされず、圧縮袋1の下端部が開放されたままの状態になってしまう。このような事態を防止するために、図7に破線で示したように、各袋シート11,12の下端辺よりも、中間シート13の下端辺の方が、圧縮袋1の内側寄り(図1上では上側)に配位されたものとし、圧縮袋1の下端部においては、各袋シート11,12が直接ヒートシールされるものとすることが望ましい。
なお、図7及び図8に示した例は、密封部2を脱気して用いる圧縮袋1についてのものであり、脱気の際における気流の上流側となる内側連通部3aに折目部分13cの一部が配位されたものであるが、これとは逆に、密封部2に気体を充填して用いる場合にあっては、気流の方向が逆となるため、折目部分13cの一部が、上記とは逆の外側連通部3bに配位されることとなる。
なお、中間シート13の折目部分13cと区画シール15の形成された位置とは必ずしも一致している必要はなく、折目部分13cと区画シール15との間が離れたものとし、中間シート13の図示上端縁である折目部分13cが通気路内で自由状態におかれたものであっても良い。しかし、例えば区画シール15よりも折目部分13cが図1上で下方に設けられた場合は、通気路3の逆止作用の一部を、前面袋シート11と後面袋シート12との密着により負担することとなる。逆に、区画シール15よりも折目部分13cが図1上で上方に設けられた場合は、中間シート13における、区画シール15よりも上方の余剰部分が、内側連通部3aにおける気流を阻害する可能性がある。よって、この例のように、折目部分13cと区画シール15とを一致させることが望ましい。
次に、行き止まり空間3yについて説明する。この行き止まり空間3yは、図8(B)に示すように、区画シール15及び折目部分13c、サイドシール14、ボトムシール16の各々によって規定されたものであって、開口部が、外側連通部3bにおける前側片13aと後側片13bとの間のみとされた空間である。
つまり、この例の圧縮袋1では、通気路3における脱気時の気流方向を基準とした上流側となる内側連通部3aにおいては、中間シート13の前側片13aと後側片13bとが一体とされた折目部分13cによって、行き止まり空間3yが閉鎖されている。そして、下流側である外側連通部3bにおいては、前側片13aと後側片13bとが分離されたことによって、行き止まり空間3yが開放されている。
下記のように、この行き止まり空間3yは、外側連通部3bから通気路3に入り込む空気が横流部3cで停滞することによって、通気路3の逆止作用を強化するものである。よって、空気が停滞可能な空間を形成するものでさえあれば、この例以外の形態で実施することが可能である。例えば、通気路3の、図8(B)上の左右方向における中間部分において、前側片13aと後側片13bとを接着してしまい、このようにして形成された接着部分よりも外側連通部3b寄りに存在する前側片13aと後側片13bとの間を行き止まり空間3yとしても良い。
ここで、この例における内側連通部3aにおいては、中間シート13に折目部分13cが存在することで、前側片13aと後側片13bとの間が閉鎖されている。よって、図8(A)に示すように、脱気の際に密封部2から袋外部へ流出しようとする方向の気流F1は、前側片13aと後側片13bとの間には入り込まず、前面袋シート11と前側片13aとの間、及び、後面袋シート12と後側片13bとの間の各々に入る。そして、図8(C)に示すように、前面袋シート11と中間シート13の前側片13aとの間、及び、後面袋シート12と中間シート13の後側片13bとの間を押し広げ、通気空間3xを開放して流れる(なお、図8(C)は図示上下方向を誇張して描いたものである)。
一方、上記のように脱気が終了した後は、袋外部から通気路3を逆流しようとする空気が、通気路3で阻止される。具体的には、図8(D)に示すように、前面袋シート11と前側片13a側の密着面13d、及び、後面袋シート12と後側片13b側の密着面13dの各々が密着し、通気空間3xが閉鎖されることによってなされる(なお、図8(D)は図示上下方向を誇張して描いたものである)。
この通気空間3xが閉鎖される際における、上記各シート11,12,13の密着は、この例のような圧縮袋1の場合、脱気に伴い、密封部2の内部が減圧状態となることによりなされる。つまり、袋外部(正圧)と密封部2の内部(負圧)との間で圧力差が存在することとなり、この圧力差から、中間シート13には、負圧側の密封部2側へと引き寄せられる吸引力が働く。中間シート13は柔軟性を有する樹脂製のため、上記の吸引力により容易に変形して、前面袋シート11と前側片13a側の密着面13d、及び、後面袋シート12と後側片13b側の密着面13dの各々が密着する。これと同時に、図8(B)に示すように、外気は気流F2として袋小路状の行き止まり空間3yへと入り停滞する。この行き止まり空間3yに停滞した空気によって、中間シート13の前側片13aが前面袋シート11に対して、後側片13bが後面袋シート12に対してそれぞれ押圧される。これにより、上記の各袋シート11,12と中間シート13との密着は、特許文献1に示された従来の逆止弁よりも更に強固になされ、強い逆止作用を得ることができる。よって、通気空間3xが閉鎖されないままに、逆方向の気流F2が密封部2へと逆流し続けるという事態は起こり得ず、確実に通気空間3xの閉鎖がなされる。
なお、この例とは逆に、密封部2に気体を充填する形態の密封袋1の場合では、上記とは逆に、袋外部よりも密封袋2の内部の方が圧力が高くなり、上記とは逆の圧力差が存在することとなるが、この圧力差により、上記と同様に前面袋シート11と前側片13a側の密着面13d、及び、後面袋シート12と後側片13b側の密着面13dの各々が密着し、これと同時に、密封部2の内部に充填された気体は、袋外部へと逆流することなく、必ず行き止まり空間3yへと入り停滞するため、確実に通気空間3xの閉鎖がなされる。
次に、中間シート13の前側片13a及び後側片13bにおける、密着面13dとは反対側である離反面13eを、密着面13dに比べて密着しにくい特性を有するものとすることにより、前側片13aと後側片13bとを離れやすくしても良い。例えば、中間シート13を構成する複数の樹脂フィルムのうち、離反面13eを構成する樹脂フィルムに、他の樹脂フィルムよりも密着性の悪い素材からなるものを用いたり、離反面13eを梨地仕上げすることなどによって凹凸を形成したり、離反面13eに剥離性を良くするための塗料を塗布したりすることができる。
また、本願発明においては、通気路3に迂回シール31が形成されるものであるが、行き止まり空間3yをより効果的に機能させるため、上記にも示したことであるが、離反面13eについては上記のことに加えて、ヒートシール性を有しないものとし、外気が行き止まり空間3yに入り込みやすいものとすることが望ましい。
次に、本例の圧縮袋1の製造方法について述べる。本例の圧縮袋1の製造に当たっては、上記の袋シート11,12及び弁体シート13には、長手方向に切れ目なく連続する、柔軟性を有するシートが用いられており、各工程に連続して供給され、ヒートシールや切断などの加工が順次なされる。
まず、前面袋シート11と後面袋シート12の各々の、完成後に圧縮袋1の開口部1aとなる部分である、図示上端部にヒートシールにより閉鎖部材4が取り付けられる。この閉鎖部材4は本例においては、袋シート11,12のうち一方側には凸部が、他方には凹部が配位されるチャックであって、上記の各シート11,12,13と同様、長手方向に切れ目なく連続して各工程に供給されるものである。
上記の閉鎖部材4の取り付けと同時に、前面袋シート11と後面袋シート12との間に
挟まれるようにして、中間シート13が重ねられた状態とされる。この中間シート13は、袋シート11,12よりも短手方向の寸法である幅寸法が小さいものであって、袋シート11,12の、通気路3が形成される予定部分に重ねられる。
そして、上記の状態にある各シート11,12,13同士がヒートシールにより、袋サイドシール14、区画シール15、ボトムシール16、迂回シール31が一度に形成されて接着される。この接着は熱せられた金型が各シート11,12,13に押圧されたことによりなされる。この各シール14,15,16,31の形成にあっては、通気路3の通気空間3xが形成される部分のうち少なくとも一部において、ヒートシールの熱及びヒートシールを施すための金型の圧力がかからないものとされているため、通気路3の形成について全く悪影響を及ぼさず、圧縮袋1を脱気する際に速やかに通気空間3xを形成することができる。
そして、袋サイドシール14を二等分するようにして、図示上下方向に各シート11,12,31,及び閉鎖手段4が切断されることにより、圧縮袋1が完成する。本願発明に係る圧縮袋1の製造方法では、長手方向に切れ目なく連続するシート11,12,13と閉鎖手段4とを用い、各工程に連続して供給され、ヒートシールや切断などの加工が順次なされることにより、圧縮袋1が次々と形成されるものであるため、製造が比較的容易であり、製造コストを低減することが可能である。
次に、本願の発明者が、本例の圧縮袋1の効果を実証する実験を行ったので、これについて説明する。検体として、横寸法260mm×縦寸法380mm、横寸法350mm×縦寸法500mm、横寸法400mm×縦寸法500mmの3種の圧縮袋を3組づつ製作した。それぞれの組においては、通気路3の中心線Cを基準として、迂回シール31の先端部が、一致しているもの(Aタイプ)、3mmずつ越えているもの(Bタイプ)、6mmずつ越えているもの(Cタイプ)の3種を製作して、それぞれについて実験を行なった。なお、迂回シールの形成間隔は35mmとした。また、通気路3には不揮発性の液体5を配位していない。
実験内容は、収納物Mとして厚さ5cmの1枚物のスポンジを用い、このスポンジを密封部2に入れ、チャック4を閉鎖した上で、通気路3から密封部2の空間及びスポンジに含まれる空気を手で押し出して、脱気状態とした。そして、一定時間ごとに、脱気状態が保持されているかどうかを目視にて観測し、5段階で評価した。その結果を表1に示す。
Figure 0004904360
上記の実験結果より、Aタイプ及びBタイプの圧縮袋については使用に耐えることが確認できた。また、Cタイプについては、従来の、ただ単に交互のシールを設けたタイプに相当すると言え、これに比べて、本願発明の範囲に含まれるAタイプ及びBタイプの圧縮袋は逆止効果が向上していることが実際に確認できた。
また、特許文献1に記載の発明に係る圧縮袋101の実施品を本願発明者が入手し、上記と同様の実験を行なったので、これについても記す。
当該圧縮袋101は、図9に示す構造であって、サイズは大小2種類であり、大型の袋が横寸法460mm×縦寸法570mm、小型の袋が横寸法350mm×縦寸法500mmである。通気路の幅はいずれも30mmである。
上記と同要領で実験を行なったところ、大型の袋においては、表1に記載したものと同一の評価で、3時間経過後が△、6時間経過後が×であった。また、小型の袋においては、3時間経過後が○、6時間経過後が△、12時間経過後が×であった。よって、実施品ベースでの比較ではあるが、本願発明に係る圧縮袋が、特許文献1に係る圧縮袋101よりも高い逆止効果を有することが推認できる結果となった。
続けて、本願の発明者が、図4(A)(B)に示すように、迂回シール31の各々が三角形状に形成された圧縮袋1につき、中心線C上でのシール間寸法Wを変えた検体を用いて実験を行なったので、これについても説明する。検体として、横寸法300mm×縦寸法450mm、横寸法350mm×縦寸法500mm、横寸法400mm×縦寸法500mm、横寸法480mm×縦寸法500mmの4種の圧縮袋を製作した。そして、迂回シール31については、図4(A)に示すものと図4(B)に示すものを各々、表2に示すようにシール間寸法Wを5mmずつ変えたものとした。なお、通気路3の幅寸法については、区画シール15とボトムシール16との間の寸法(内寸)を約35mmとした。また、通気路3には不揮発性の液体5を配位していない。
実験内容は上記の実験と同じであり、収納物Mとして厚さ5cmの1枚物のスポンジを用い、このスポンジを密封部2に入れ、チャック4を閉鎖した上で、通気路3から密封部2の空間及びスポンジに含まれる空気を手で押し出して、脱気状態とした。そして、一定時間ごとに、脱気状態が保持されているかどうかを目視にて観測し、5段階で評価した。その結果を表2に示す。
Figure 0004904360
上記の実験結果より、図4(A)(B)に示すように、迂回シール31の各々が三角形状に形成された圧縮袋1についても、十分使用に耐え、優れた逆止効果を有することが確認できた。
ただし、この実験結果からも理解できるように、シール間寸法Wが大きくなると、逆止効果が弱まる傾向にある。そして、シール間寸法Wが小さいと脱気抵抗が大きくなってしまう。よって、この実験結果より、図4(A)(B)に示すように、迂回シール31の各々が三角形状に形成された圧縮袋1においては、良好に使用できるシール間寸法Wの範囲は10mm〜25mm、より望ましくは20mm〜25mmであることが確認できた。
本願発明は、下記の優れた効果を有するものである。
本願の請求項1〜3に記載の発明にあっては、迂回シール31のうちで、一方側の通気路側部シール15寄りに設けられた一方側迂回シール31aの先端31a1と、他方側の通気路側部シール16寄りに設けられた他方側迂回シール31bの先端31b1とが、一直線上に並んで配位されたことにより、脱気が速やかに可能でありながら、今までにない顕著な逆止作用の向上が達成できた密封袋を提供できたものである。
また、本願の請求項4〜6に記載の発明にあっては、上記の効果に加え、各シート11,12,13のうち、通気路3が設けられた部分であって、少なくとも他のシートと向かい合う側である表面のうち一部に、弱粘着性が付与されたことにより、迂回シール31の形成と相まって、逆止作用の向上が図られた密封袋を提供できたものである。
また、本願の請求項7に記載の発明にあっては、請求項3に記載の発明の効果に加え、上記3枚のシート11,12,13として、樹脂の構成及びシート厚が同一であるシートが用いられたことにより、各シートの収縮率を一致させることができ、密封袋1の製造時において、長手方向に切れ目なく供給される各シートを重ね合わせ、ヒートシールを施した後に各袋に切断した際、各シートの収縮率の差が原因となり、前記切断後に通気路3の部分のシートがひずんで、これにより逆止効果が低下してしまうことの可能性を低下させた密封袋を提供できたものである。
また、本願の請求項8〜10に記載の発明にあっては、請求項3に記載の発明の効果に加え、中間シート13が、少なくとも、前後方向に重ね合わされた前側片13aと後側片13bとを有し、前面側に配位された前面袋シート11と上記の前側片13aとの間、及び、後面側に配位された後面袋シート12と上記の後側片13bとの間が通気可能とされており、上記の前側片13aと上記の後側片13bとの間には、行き止まり空間3yが存在することにより、この行き止まり空間3yに逆流しようとする空気が停滞し、この空気の押圧により、上記の各シート11,12,13同士の密着が、従来よりも更に強固になされ、強い逆止作用を得ることができる密封袋を提供できたものである。

Claims (10)

  1. 柔軟性を有する樹脂製のシートが用いられたものであり、密封部(2)を気密状態に密封でき、この密封部(2)に存在する気体を袋外部に排出した状態を保持したり、あるいは、上記の密封部(2)に気体を充填した状態を保持できるものであって、
    上記の密封部(2)と袋外部との間を通気及び閉鎖可能に連結するための通気路(3)が、上記の密封部(2)に隣接して設けられた密封袋(1)において、
    上記の通気路(3)が、上記の密封部(2)に通じる内側連通部(3a)と、袋外部に通じる外側連通部(3b)とを有しており、
    袋シート(11,12)同士が重ね合わされ接着されたことによって、対向する関係にある、少なくとも一対の通気路側部シール(15,16)が形成されており、
    上記の通気路側部シール(15,16)のうち一方側(15)により、上記の密封部(2)と上記の通気路(3)とが仕切られたものであって、上記の内側連通部(3a)は、上記の密封部(2)と上記の通気路(3)との間であって、上記一方側の通気路側部シール(15)が存在しない部分であり、
    少なくとも上記の通気路側部シール(15,16)のうち他方側(16)により、上記の通気路(3)と袋外部とが仕切られたものであって、上記の外側連通部(3b)は、上記の通気路(3)と袋外部との間であって、上記他方側の通気路側部シール(16)が存在しない部分のうち一部であり、
    上記の通気路(3)の一部を横断するようにして迂回シール(31)が設けられており、
    この迂回シール(31)は、上記の各袋シート(11,12)と、当該各袋シート(11,12)に対向した関係にあるシートとが重ね合わされ接着されたことによって形成されたものであり、
    この迂回シール(31)が、上記の通気路(3)内における上記の各通気路側部シール(15,16)寄りにそれぞれ設けられており、
    この迂回シール(31)は少なくとも3つ以上が設けられており、かつ、そのうちで一方側の通気路側部シール(15)寄りに設けられた一方側迂回シール(31a)と、他方側の通気路側部シール(16)寄りに設けられた他方側迂回シール(31b)とはそれぞれ1つ以上が設けられたものとされており、
    上記の各一方側迂回シール(31a)の先端(31a1)と、上記の各他方側迂回シール(31b)の先端(31b1)とが、一直線上に並んで配位されたことを特徴とする密封袋。
  2. 対向する2枚のシート(11,12)により構成されており、
    上記の各シート(11,12)の間にて通気可能とされており、
    上記対向する関係にある一対の通気路側部シール(15,16)は、略平行の関係にあるものであって、
    上記の各一方側迂回シール(31a)の先端(31a1)と、上記の各他方側迂回シールの先端(31b1)の端面形状が、上記一直線のライン(C)と一致した形状とされたことを特徴とする、請求項1に記載の密封袋。
  3. 対向する3枚のシート(11,12,13)により構成されており、
    上記の各シート(11,12,13)の間にてそれぞれ通気可能とされており、
    上記対向する関係にある一対の通気路側部シール(15,16)は、略平行の関係にあるものであって、
    上記の各一方側迂回シール(31a)の先端(31a1)と、上記の各他方側迂回シールの先端(31b1)の端面形状が、上記一直線のライン(C)と一致した形状とされたことを特徴とする、請求項1に記載の密封袋。
  4. 上記の各シート(11,12,13)のうち、上記の通気路(3)が設けられた部分であって、少なくとも他のシートと向かい合う側である表面のうち一部に、弱粘着性が付与されたことを特徴とする、請求項2または3に記載の密封袋。
  5. 上記の弱粘着性が、上記のいずれかのシート(11,12,13)における、少なくとも上記の表面に配位された不揮発性の液体(5)によりもたらされることを特徴とする、請求項4に記載の密封袋。
  6. 上記の迂回シール(31)が、上記の各通気路側部シール(15,16)から通気路(3)内に突出するように設けられた三角形状のものとされており、
    通気路(3)内で隣り合う関係にある一方側の迂回シール(31a)は、一方側の各通気路側部シール(15)から突出したものであり、同他方側の迂回シール(31b)は、他方側の各通気路側部シール(16)から突出したものであり、
    上記三角形状である各迂回シール(31)の頂点(31a1,31b1)が、一直線上に並んで配位されており、
    上記の不揮発性の液体(5)としてシリコンオイルが用いられたことを特徴とする、請求項5に記載の密封袋。
  7. 上記3枚のシート(11,12,13)として、樹脂の構成及びシート厚が同一であるシートが用いられたことを特徴とする、請求項3に記載の密封袋。
  8. 上記の中間シート(13)が、少なくとも、前後方向に重ね合わされた前側片(13a)と後側片(13b)とを有し、
    前面側に配位された前面袋シート(11)と上記の前側片(13a)との間、及び、後面側に配位された後面袋シート(12)と上記の後側片(13b)との間が通気可能とされており、
    上記の前側片(13a)と上記の後側片(13b)との間には、行き止まり空間(3y)が存在しており、
    この行き止まり空間(3y)は、上記の中間シート(13)のうち、上記の通気路(3)における気流方向を基準とした一端側においては、上記の前側片(13a)と後側片(13b)とが一体とされたことによって閉鎖されており、
    同他端側においては、上記の前側片(13a)と後側片(13b)とが分離されたことによって開放されていることを特徴とする、請求項3に記載の密封袋。
  9. 上記の中間シート(13)が、1枚のシートが折り返されてなるものであって、
    この中間シート(13)のうち、上記の各袋シート(11,12)に対して密着する側の面である密着面(13d)に弱粘着性が付与されており、
    かつ、上記の中間シート(13)同士が向かい合う側の面である離反面(13e)がヒートシール性を有しないことを特徴とする、請求項8に記載の密封袋。
  10. 上記の各袋シート(11,12)の端辺よりも、上記の中間シート(13)の端辺の方が、密封袋(1)の内側寄りに配位されたことを特徴とする、請求項9に記載の密封袋。
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