JP4883358B2 - エンジンの故障診断装置 - Google Patents
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Description
また、触媒等の排気関連部品は、車両が正常で使用される限りは通常の使用期間中にわたって排気ガスを増加させることはないが、予期せぬ点火プラグ等の故障によって触媒が高温状態にさらされてしまう場合があると、触媒は熱劣化により浄化率が低下することになる。しかし、近年の排気ガス規制強化に対応するために、排ガス低減手段として貴金属把持量を増やす等の触媒性能を向上させる手段を一般的に採っているため、排ガス異常を判定しなくてはならない排ガスレベルになった時の触媒浄化率は新品に近いかなり高い状態を維持しており、その結果、正常状態とこの故障判定レベルの状態では触媒の下流側の下流側排気ガスセンサの波形は大きく変化しない。すると、触媒の下流側の下流側排気ガスセンサの出力を使用した従来の触媒の診断方法では、正常と異常との差を求めることができず、正確な触媒診断ができないという不具合が発生した。
更に、燃料噴射弁の噴射量がカーボン等の付着により変化したり、吸気バルブ周りにカーボンが付着したりして、燃料供給制御手段が設計値に対して変化してその変化の度合いが大きい場合には、図15に示すように、上流側排気ガスセンサ(フロントO2センサ)の信号波形は正常時と変わらないが、触媒に入る空燃比の平均値はリーンに偏ってしまうことになる。すると、触媒の下流側の下流側排気ガスセンサの出力を使用するデュアルO2燃料フィードバック(F/B)制御は下流側排気ガスセンサの出力が目標値になるように制御するので、異常な制御となり、排ガスを悪化させてしまうことになる。また、現状の触媒故障診断は、触媒の下流側の下流側排気ガスセンサの出力を使用して触媒の劣化判定を行っているが、燃料供給制御手段の異常によって下流側排気ガスセンサの信号がリーン側になる時間が増え、動きが少なくなると、異常と判定しなくてはならない触媒を正常と誤判定してしまう場合がある。
更にまた、従来の故障診断方法では、触媒の下流側に配置した下流側排気ガスセンサの故障と触媒の故障を識別することができず、燃料供給制御手段が異常であった場合に、異常な触媒を正常と判定してしまったりする問題があった。このような状態で異常が検出されると、異常個所の特定に時間がかかり、場合によっては、正常な部品を誤って交換されてしまうという不具合が発生し、修理コストの増加と顧客への信頼を低下させてしまうという不具合があった。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。
吸気通路2には、上流側から順次に、エアクリーナ5と、該吸気通路2を流通してエンジン1に供給される吸入空気量を制御するスロットルバルブ6とが配設されている。この吸気通路2の下流側には、一側分岐吸気通路7Aと他側分岐吸気通路7Bとが分岐し且つ交差して設けられている。この一側分岐吸気通路7A・他側分岐吸気通路7Bの下流側は、一側燃焼室8A・他側燃焼室8Bに連通している。
排気通路3は、エンジン1に接続される上流側が一側分岐排気通路9Aと他側分岐排気通路9Bとに分岐され、一側燃焼室8A・他側燃焼室8Bに連通している。この一側分岐排気通路9A・他側分岐排気通路9Bの途中には、触媒10としての一側触媒10A・他側触媒10Bが設けられる。また、排気通路3は、エンジン1から離間する側で一側分岐排気通路9Aと他側分岐排気通路9Bとの下流側が合流される。この一側分岐排気通路9Aと他側分岐排気通路9Bとの合流部位よりも下流側の排気通路3には、三元触媒コンバータ11が配設されている。
他側分岐吸気通路7Bには、吸気マニホルド調整弁12が配設されている。この吸気マニホルド調整弁12は、負圧によって作動する弁駆動部13により開閉動作される。この弁駆動部13には、吸気マニホルド調整弁12よりも下流側の他側分岐吸気通路7Bに連通する負圧導入通路14が接続している。この負圧導入通路14には、弁駆動部13側から順次に、負圧調整ソレノイド15と負圧タンク16とが設けられている。
吸気通路2には、アイドル空気量制御装置17が設けられている。このアイドル空気量制御装置17には、スロットルバルブ6の上流側と下流側との吸気通路2を連通してスロットルバルブ6を迂回するバイパス通路18と、このバイパス通路18を流通してエンジン1に供給される空気流量を調整可能なアイドル制御弁(ISCバルブ)19とが設けられている。
エアクリーナ5には、吸入空気の温度を検出する吸気温センサ26が取り付けられている。また、吸気通路2には、エアクリーナ5側からの空気流量を検出するエアフローセンサ27と、スロットルバルブ6の開度を検出してエンジン負荷検出可能なスロットルセンサ28とが取り付けられている。更に、他側分岐吸気通路7Bには、吸気通路2のマニホルド絶対圧を検出するマニホルド絶対圧検出センサ29が取り付けられている。
他側分岐排気通路9B途中の他側触媒10Bよりも上流側部位には、空燃比を制御するための上流側排気ガスセンサであるフロントO2センサ30として、例えば、他側フロントO2センサ30Bが設けられる。この他側フロントO2センサ30Bは、他側触媒10Bよりも上流側の他側分岐排気通路9B内の排気中の酸素濃度を検出し、リッチ・リーンの出力値(出力電圧)を出力するものである。また、他側分岐排気通路9B途中の他側触媒10Bよりも下流側部位には、空燃比を制御するための下流側排気ガスセンサであるリアO2センサ31として、例えば、ヒータ付きの他側リアO2センサ31Bが設けられる。この他側リアO2センサ31Bは、他側触媒10Bよりも下流側の他側分岐排気通路9B内の排気中の酸素濃度を検出し、リッチ・リーンの出力値(出力電圧)を出力するものである。
なお、空燃比を制御するための前記排気ガスセンサとしては、上述の各O2センサの他に、排気に反応するセンサであれば、空燃比センサ等の他のセンサを用いることも可能である。
また、燃料通路35の途中には、燃料噴射弁20への燃料の圧力を調整する燃料圧力レギュレータ38が設けられている。この燃料圧力レギュレータ38は、吸気マニホルド調整弁12よりも下流側の一側分岐吸気通路7Aに連通する導圧通路39から導入した吸気管圧力によって作動され、燃料の圧力を一定値に調整し、且つ、余剰の燃料を燃料戻り通路40から燃料タンク33に戻すものである。また、燃料タンク33には、燃料レベルセンサ41が取り付けられている。
キャニスタ45には、大気導入通路48が接続している。この大気導入通路48には、キャニスタ45側から順次に、リーク検出用モジュール49とエアサクションフィルタ50とが設けられている。リーク検出用モジュール49には、リーク検出用圧力センサ51が設けられている。
また、制御装置56には、コンビネーションメータ61と、クルーズコントロールモジュール62と、表示ランプ63と、パワーステアリング圧力スイッチ64と、ストップランプスイッチ65と、ブレーキコントロールモジュール66と、トランスミッションコントロールモジュール67と、ABSコントロールモジュール68と、データリンクコネクタ69と、A/Cコンデンサファンリレー70と、A/Cコンプレッサクラッチリレー71と、HVACコントロールモジュール72と、A/C冷媒圧力スイッチ73と、メインスイッチ74と、イグニションスイッチ75と、P/N位置スイッチ76と、スタータマグネットスイッチ77と、バッテリ78とが接続している。
更に、制御装置56は、空燃比ずれ量(補正係数:Cλ)を理論空燃比(λ=1)に対し大きくなるリーンの場合では負の値、空燃比ずれ量(補正係数:Cλ)を理論空燃比(λ=1)に対し小さくなるリッチの場合では正の値とする(図20参照)。さらに、ここでは、制御装置56は、理論空燃比(λ=1)の近傍では、大きくなるリーンの場合でもゼロ近傍の正の値とする。これにより、触媒10のO2ストレージ量の推定を正確に行える。
つまり、図10、図11に示すように、O2ストレージ量がゼロとなった時にリアO2センサ31の出力積分値で触媒10と燃料システム56Aの異常診断するものである。リアO2センサ31の出力積分値(リーン積分値)で診断する場合に、リーンからリッチヘの反転時間で診断する場合よりも、より精度の高い診断が可能となる。リアO2センサ31の出力は、図21に示すように、空燃比に対して変化するので、触媒10から排出される酸素の量が微妙に変化した場合にもその変化がリアO2センサ31の出力の変化となり、その出力積分値(リーン積分値)を使用することで、反転時間よりも高精度な路が可能となる。従って、診断としてはO2ストレージ量がゼロ(0)となった時のリアO2センサ31の出力積分値が高側判定値(RO2INTH)よりも大きい時は、触媒10が異常であると診断でき、また逆に、低側判定値(RO2INTL)よりも小さくなった時は、燃料システム56Aが異常であると診断する。
また、この場合、制御装置56は、O2ストレージ量の代わりに、空気量と空燃比ずれ量(補正係数:Cλ)との乗算値(空気量*Cλ)を積算した空気量空燃比ずれ量積算値、エンジン負荷を積算したエンジン負荷積算値、空気量を積算した空気量積算値、燃料噴射量を積算した燃料噴射量積算値のうちいずれかを触媒10のO2ストレージ量の推定値の代替値として用いる(図12、図13参照)。つまり、O2ストレージ量を正確に求めることを目的とせずに、触媒10と燃料システム56Aの異常とを診断するためだけであれば、図12に示す積算値の項目で代用することも可能である。
図14に示すように、燃料系部品等に微妙な故障が発生すると、本来正常であれば理論空燃比(λ=1)に制御された空燃比が触媒10を通ることになるが、故障により触媒10を通る空燃比は微妙にリッチに偏ったり又はリーンに偏ったりしてしまい、その結果、触媒10の下流側のリアO2センサ31の出力もリーンに偏ったり又はリッチに偏ってしまうことになる。
また、図20に示すように、触媒10の酸素保持量(O2strage)補正係数(Cλ)は、設計基準値によって設定される。従って、O2ストレージ量が初期化によって最大値にセットされ、その後の走行によってO2ストレージ量が(ゼロ)になった点で、リアO2センサ31がリーンからリッチに反転すれば、触媒10は基準値と同じであることが分かる。
先ず、リアO2センサがリーンからリッチとなった時のO2ストレージ量で故障診断する場合について、図1に沿って説明する。
図1に示すように、制御装置56においてプログラムがスタートすると(ステップA01)、始動後開始条件が成立したか否かを判断する(ステップA02)。
前記ステップA05がNOの場合には、O2ストレージ量が低側判定値(O2strageL)よりも低くなったか否かを判断し(ステップA07)、このステップA07がNOの場合には、前記ステップA02に戻り、一方、このステップA07がYESの場合には、図2に示すように、燃料システム56Aの故障と判定する(ステップA08)。
この結果、燃料カット後、触媒10のO2ストレージ量によって触媒10の異常と燃料システム56Aの異常との一つ以上の異常判定を行い、リアO2センサ31の出力がリーンからリッチへ反転した際に検知される触媒10のO2ストレージ量の推定値によって異常判定を行うことから、触媒10の劣化の影響を受けにくくし、誤判定の少ない高い精度の触媒10の異常診断と燃料システム56Aの異常診断とを行うことができる。
また、図5、図6に示すように、触媒10のO2ストレージ量の推定値の初期化を行い、この初期化を燃料カットが予め設定した設定時間(2sec)よりも長く実施した際に行うことにより、基準としているリアO2センサ31の動作を、長い燃料カットを基準として、故障診断の精度を確保できる。
図8に示すように、制御装置56においてプログラムがスタートすると(ステップG01)、始動後開始条件が成立したか否かを判断する(ステップG02)。このステップG02がNOの場合には、この判断を継続する。
前記ステップG02で、始動後開始条件が成立してYESの場合には、O2ストレージの初期化が成立しているか否かを判断する(ステップG03)。このステップG03がNOの場合には、前記ステップG02に戻す。
前記ステップG03で、O2ストレージの初期化が成立している場合には、燃料カットの復帰時から各種の積算値(ENGLOAD)を求める(ステップG04)。この積算値(ENGLOAD)は、空気量*Cλ積算値、エンジン負荷積算値、空気量積算値、燃料噴射量積算値で求められる。
そして、リアO2センサ31がリーンからリッチの信号を出力しているか否かを判断する(ステップG05)。このステップG05がNOの場合には、前記ステップステップG02に戻す。
一方、前記ステップG05で、リアO2センサ31がリーンからリッチの信号を出力してYESの場合には、積算値(ENGLOAD)が高側判定値(ENGLH)よりも高くなったか否かを判断し(ステップG06)、このステップG07がYESの場合には、図9に示すように、燃料システム56Aが故障したと判定する(ステップG07)。
前記ステップG06がNOの場合には、積算値(ENGLOAD)が低側判定値(ENGLL)よりも低くなったか否かを判断し(ステップG08)、このステップG08がNOの場合には、前記ステップG02に戻り、一方、このステップG08がYESの場合には、図9に示すように、触媒10の故障と判定する(ステップG09)。
この結果、燃料カット後のリアO2センサ31の動作を基準としているので、代替値によっても故障診断の精度を確保できる。
図10に示すように、制御装置56においてプログラムがスタートすると(ステップH01)、始動後開始条件が成立したか否かを判断する(ステップH02)。このステップH02がNOの場合には、この判断を継続する。
前記ステップH02で、始動後開始条件が成立してYESの場合には、O2ストレージの初期化が成立しているか否かを判断する(ステップH03)。このステップH03がNOの場合には、前記ステップH02に戻す。
前記ステップH03で、O2ストレージの初期化が成立している場合には、O2ストレージがゼロ(0)か否かを判断する(ステップH04)(図23参照)。このステップH04がNOの場合には、前記ステップH02に戻す。
このステップH04がYESの場合には、リアO2センサ31のリーン積分値(RO2INT)が高側判定値(RO2INTH)よりも高くなったか否かを判断し(ステップH05)、このステップH05がYESの場合には、図11に示すように、触媒10が故障したと判定する(ステップH06)。
前記ステップH05がNOの場合には、リアO2センサ31のリーン積分値(RO2INT)が低側判定値(RO2INTL)よりも低くなったか否かを判断し(ステップH07)、このステップH07がNOの場合には、前記ステップH02に戻り、一方、このステップH07がYESの場合には、図11に示すように、燃料システム56Aの故障と判定する(ステップH08)。
この結果、高い精度の触媒10の異常診断と燃料システム56Aの異常診断とを行うことができる。
図12に示すように、制御装置56においてプログラムがスタートすると(ステップJ01)、始動後開始条件が成立したか否かを判断する(ステップJ02)。このステップJ02がNOの場合には、この判断を継続する。
前記ステップJ02で、始動後開始条件が成立してYESの場合には、O2ストレージの初期化が成立しているか否かを判断する(ステップJ03)。このステップJ03がNOの場合には、前記ステップJ02に戻す。
前記ステップJ03で、O2ストレージの初期化が成立している場合には、燃料カットの復帰時から各種の積算値(ENGLOAD)を求める(ステップJ04)。この積算値(ENGLOAD)は、空気量*Cλ積算値、エンジン負荷積算値、空気量積算値、燃料噴射量積算値で求められる。
そして、リアO2センサ31がリーンからリッチの信号を出力しているか否かを判断する(ステップJ05)。このステップJ05がNOの場合には、前記ステップステップJ02に戻す。
一方、このステップJ05がYESの場合には、リアO2センサ31のリーン積分値(RO2INT)が高側判定値(RO2INTH)よりも高くなったか否かを判断し(ステップJ06)、このステップJ06がYESの場合には、図13に示すように、燃料システム56Aが故障したと判定する(ステップJ07)。
前記ステップJ06がNOの場合には、リアO2センサ31のリーン積分値(RO2INT)が低側判定値(RO2INTL)よりも低くなったか否かを判断し(ステップJ08)、このステップJ08がNOの場合には、前記ステップJ02に戻り、一方、このステップJ08がYESの場合には、図13に示すように、触媒10の故障と判定する(ステップJ09)。
この結果、燃料カット後のリアO2センサ31の動作を基準としているので、代替値によっても故障診断の精度を確保できる。
3 排気通路
9A 一側分岐排気通路
9B 他側分岐排気通路
10 触媒
10A 一側触媒
10B 他側触媒
20 燃料噴射弁
20A 一側燃料噴射弁
20B 他側燃料噴射弁
30 フロントO2センサ
30A 一側フロントO2センサ
30B 他側フロントO2センサ
31 リアO2センサ
31A 一側リアO2センサ
31B 他側リアO2センサ
56 制御装置
56A 燃料システム(燃料噴射量制御手段)
56B フィードバック制御手段
56C 診断手段
56D タイマ
Claims (1)
- エンジンの排気通路に設けた触媒の上流側及び下流側に空燃比を制御する上流側排気ガスセンサ及び下流側排気ガスセンサを備えるとともに、前記エンジンの運転状態を示すパラメータを計測して燃料の供給量を制御するとともに燃料カットを行う燃料供給制御手段と、前記上流側排気ガスセンサ及び前記下流側排気ガスセンサの出力値により前記燃料供給制御手段をフィードバック制御するフィードバック制御手段と、前記下流側排気ガスセンサの出力値及び前記エンジンの運転状態を示すパラメータを計測して前記エンジンの所定の運転状態にて前記燃料供給制御手段の状態を判定する診断を行う診断手段とを有する制御装置を備えたエンジンの故障診断装置であって、前記制御装置が、前記触媒のO2ストレージ量を推定するとともに、燃料カットを予め設定した設定時間よりも長く実施した際に前記触媒のO2ストレージ量の推定値の初期化を行うエンジンの故障診断装置において、前記制御装置は、前記下流側排気ガスセンサの出力を積分し、この下流側排気ガスセンサの出力積分値によって前記触媒の異常と前記燃料供給制御手段の異常との一つ以上の異常判定を行い、前記燃料カットを予め設定した設定時間よりも長く実施した際に前記触媒のO2ストレージ量の推定値を所定値に設定して前記初期化を行うとともに前記燃料カットを前記設定時間よりも長く実施して燃料カットフラグがONからOFFとなる復帰時には前記下流側排気ガスセンサの出力積分値をゼロとし、前記触媒のO2ストレージ量の推定値がゼロとなる際に検知される前記下流側排気ガスセンサの出力積分値によってこの出力積分値が所定の高側判定値より高い場合に前記触媒の異常と判定する一方、この出力積分値が前記高側判定値より低い所定の低側判定値より低い場合に前記燃料供給制御手段の異常と判定する前記異常判定を行うことを特徴とするエンジンの故障診断装置。
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