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JP4883309B2 - 車両走行制御装置 - Google Patents

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JP4883309B2
JP4883309B2 JP2007192494A JP2007192494A JP4883309B2 JP 4883309 B2 JP4883309 B2 JP 4883309B2 JP 2007192494 A JP2007192494 A JP 2007192494A JP 2007192494 A JP2007192494 A JP 2007192494A JP 4883309 B2 JP4883309 B2 JP 4883309B2
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Description

本発明は、交差点で最適な走行車両数を制御して渋滞を回避する車両走行制御装置に関するものである。
都市部においては、特定の道路に車両が集中することが多く、その結果、慢性的な渋滞が発生することもある。渋滞が最も発生しやすいのは、信号機が設置された交差点などで、例えば1回の青信号の期間中に通過しきれない程度まで交通量が増加すると、信号が青信号に変わっても後方に位置する車両が動きだすのは既に信号が赤信号に変わるタイミングとなってしまう場合がある。そして、最悪の場合には、青信号になっているにもかかわらず、後続車両は全く前進できなくなる事態が生ずる。
従来、交差点で停車中の車両は、赤信号から青信号に変わったときに、それを目視で確認することで初めて発進を開始していた。または、前方に停車中の車両が発進を開始した時点で発進を開始していた。特に、前方の車両が発進したのを確認してから発進する場合は、青信号になってもすぐには発進できず、前方に停車している車両の台数によっては、その青信号の間に交差点を通過できないことが多々ある。また、交差点を通過する際に、どうしてもその青信号の間に通り抜けようとして無理な運転をすることも十分考えられる。
そこで、停車している複数台の車両に対して車両用信号機が通行可の指示(青信号)となった時点でほぼ同時に発進させるように、路上機から走行制御信号を車両に送信して、信号待ちで停車中の車両を制御することで渋滞を解消する通行車両制御システムおよび車両走行制御装置が考案されている(特許文献1参照)。この構成により、前の車両が順次発進してゆくことにより運転者が車間距離を十分に確保した状態で発進することができる。よって、後続車両の発進遅れを解消することができ、車両用信号機が通行可能な表示状態の期間中に走行できる台数を増加させることができて渋滞を緩和させることができる。
特開平10−79099号公報
特許文献1の構成では、路上機から走行制御信号を送信する対象車両を限定しないため、通信負荷が増大するという問題がある。また、走行制御信号を送信するための送信機の出力も大きくなるので、装置のコストも増大する。さらに、走行制御信号の送信範囲が広くなるので、走行制御信号を必要としない車両まで走行制御信号を受信してしまい、その車両の車載装置に影響を及ぼすこともあり得る。また、交差点の交通状況は右左折車や歩行者の存在によって刻々と変化しているのに対し、その情報を対象車両に通知しないため、通過が可能であると判断された車両が結局通過できずユーザに不満が残るという問題もある。
上記問題を背景として、本発明の課題は、信号機が設置された交差点などの交通が停滞しやすい場所で発生する渋滞を極力緩和できる車両走行制御装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するための車両走行制御装置は、交差点に設置された信号機の状態を示す信号機情報を取得する信号機情報取得手段と、自車両の発進状態を示す自車両発進状態情報を取得する自車両発進状態情報取得手段と、取得した信号機情報および自車両発進状態情報を後続車両に出力する自車両発進状態情報出力手段と、自車両の前方を走行する先行車両から、該先行車両の発進状態を示す先行車両発進状態情報を取得する先行車両発進状態情報取得手段と、取得した信号機情報,先行車両発進状態情報自車両発進状態情報,および距離反映情報に基づいて、自車両を先行車両に追従するように走行制御する追従走行制御手段と、を備えることを前提とする。
上記構成によって、路上機から走行制御信号を送信する対象車両を限定できるため、通信負荷が増大するという問題は発生しない。また、走行制御信号を送信するための送信機の出力も小さくて済むので、装置のコストも増大しない。さらに、走行制御信号の送信範囲が広くならないので、走行制御信号を必要としない車両まで走行制御信号を受信することはなく、その車両の車載装置に影響を及ぼすこともない。また、追従制御が行われれば交差点を通過可能であることが分かるので、車両が結局通過できずユーザに不満が残るという問題も解消される。
また、本発明の車両走行制御装置における信号機情報は、時刻情報,信号が通行許可状態に遷移するまでの時間,該通行許可状態の継続時間,および該通行許可状態における交差点の通行可能車両台数のうち少なくとも一つを含むように構成することもできる。
上記構成によって、その交差点を通過しようとする車両は、自車両がその交差点をどのタイミングで通過可能かを予測することが可能となり、運転者の無理な運転を誘発しなくなる。
また、本発明の車両走行制御装置における自車両発進状態情報は、自車両の初速および加速度のうち少なくとも一つを含むように構成することもできる。
上記構成によって、先行車両からも、その車両の初速あるいは加速度に関する情報を取得できるので、車両の流れを把握することができ、適正な速度あるいは加速度で追従走行することが可能となる。
また、本発明の車両走行制御装置は、自車両が交差点における先頭車両であるか否かを判定する先頭車両判定手段と、自車両が先頭車両であると判定された場合に、自車両の発進を支援する発進支援処理を実行する発進支援処理実行手段と、を備えるように構成することもできる。
上記構成によって、先行車両発進状態情報を取得できれば、その先行車両発進状態情報に基づいて追従運転を行えばよいし、先行車両発進状態情報を取得するしないによらず、自身の判断で走行制御を行うこともでき、状況に応じて最適な方法を選択することが可能となる。
また、本発明の車両走行制御装置は、自車両と交差点との距離を反映した距離反映情報を取得する距離反映情報取得手段を備え、先頭車両判定手段は、取得した距離反映情報が予め定められた先頭車両判定閾値を下回る場合に、該自車両が先頭車両であるか否かを判定するように構成することもできる。
上記構成によって、自車両が先頭車両であるか否かを判定することができる。
また、本発明の車両走行制御装置は、自車両の現在位置を検出する位置検出手段と、交差点の位置を道路地図データとともに記憶する道路地図データ記憶手段と、を備え、距離反映情報取得手段は、自車両の現在位置と交差点の位置とに基づいて距離反映情報を取得するように構成することもできる。
車両の現在位置を検出して地図データ上に表示し、設定された目的地までの経路案内を行う車両用ナビゲーション装置が広く普及している。上記構成によって、交差点の位置が記憶されていれば、自車両の位置を検出することで、自車両が先頭車両であるか否かを判定することができる。
また、本発明の車両走行制御装置における先行車両発進状態情報は、先行車両の位置に基づく距離反映情報を含み、自車両発進状態情報は、自車両の車両長に関する情報を含み、距離反映情報取得手段は、先行車両発進状態情報に含まれる距離反映情報と自車両の車両長とに基づいて距離反映情報を取得するように構成することもできる。
車両の長さが分かれば、先行車両の車両長と車間距離とを積算することで、自車両が交差点からどのくらい離れた位置にあるかを特定することができる。上記構成によっても、自車両が先頭車両であるか否かを判定することができる。
また、本発明の車両走行制御装置における先頭車両判定手段は、先行車両発進状態情報取得手段が先行車両発進状態情報を取得できない場合に、自車両が交差点での先頭車両であると判定するように構成することもできる。
信号待ちのために交差点で停車した場合、先行車両は存在しないので先行車両情報を取得することができない。上記構成によっても、自車両が先頭車両であるか否かを判定することができる。
また、本発明の車両走行制御装置は、取得した信号機情報および距離反映情報に基づいて、自車両が交差点を通過可能か否かを判定する交差点通過可否判定手段と、自車両発進状態情報は、該自車両が該交差点を通過可能か否かの情報を含み、該自車両が該交差点を通過可能でないと判定された場合に、該自車両の追従走行制御を抑制する追従走行制御抑制手段をさらに備えるように構成することもできる。
上記構成によって、追従走行制御が抑制されることで黄あるいは赤信号を無視して交差点に進入することを防ぐことができる。また、運転者は予め交差点を通過できないことが分かるため、交差点を通過できないことに対するイライラや、何としても交差点を通過したいという焦りを生ずることを防止できる。
また、本発明の車両走行制御装置における交差点通過可否判定手段は、距離反映情報が予め定められた距離閾値を下回る場合に、自車両が交差点を通過可能であると判定するように構成することもできる。
上記構成によって、自車両が交差点を通過可能であると判定することが可能となる。
また、本発明の車両走行制御装置は、取得した距離反映情報,先行車両発進状態情報,および自車両発進状態情報に基づいて、自車両が交差点に進入するまでの時間を算出する進入時間算出手段を備え、交差点通過可否判定手段は、算出された進入時間が、取得した信号機情報に含まれる、信号機の通行許可状態の継続時間を下回る場合に、該自車両が該交差点を通過可能であると判定するように構成することもできる。
時間は距離と自車両の車速とから求めることができるので、距離反映情報と見なすことができる。上記構成によって、時間をパラメータとして自車両が交差点を通過可能であると判定することが可能となる。
また、本発明の車両走行制御装置における交差点通過可否判定手段は、取得した信号機情報に含まれる、信号機の通行許可状態における交差点の通行可能車両台数に基づいて、自車両が交差点を通過可能か否かを判定するように構成することもできる。
交差点の通行量の統計を取ることにより、通行許可状態における交差点の通行可能車両台数を設定することができる。上記構成によっても、自車両が交差点を通過可能か否かを判定することができる。
また、本発明の車両走行制御装置における交差点通過可否判定手段は、取得した先行車両発進状態情報に先行車両が交差点を通過可能でない旨の情報が含まれている場合、自車両が該交差点を通過可能でないと判定するように構成することもできる。
先行車両が交差点を通過可能でなければ、当然、後続車両は交差点を通過できない。上記構成によっても、自車両が交差点を通過可能か否かを判定することができる。
また、本発明の車両走行制御装置における追従走行制御手段は、自車両発進状態情報に含まれる初速および加速度の少なくとも一方に基づいて自車両の車速を制御するように構成することもできる。
信号が走行許可状態に遷移したとき、自車両は停止している場合とそうでない場合とがある。また、車両の加速度は、燃料消費率やギア比等によって急発進・急加速とならないような値を車種毎に設定可能である。上記構成によって、スムーズな発進・加速により追従走行を行うことが可能となる。
また、本発明の車両走行制御装置は、先行車両発進状態情報に含まれる先行車両の加速度が、自車両発進状態情報に含まれる自車両の加速度を下回る場合、追従走行制御手段は、先行車両の加速度を用いて該自車両の車速を制御するように構成することもできる。
先行車両の加速度を上回る加速度で走行すれば、先行車両に接近し過ぎて円滑な追従走行を行うことができない。先行車両と同じ加速度であれば、少なくとも先行車両に接近することはない。上記構成によって、円滑な追従走行を行うことができる。
また、本発明の車両走行制御装置は、先行車両との車間距離を計測する車間距離計測手段を備え、追従走行制御手段は、車間距離が予め定められた値となるように該自車両の車速を制御するように構成することもできる。
車間距離は急制動時に必要とされる制動距離を上回る長さを必要とする。制動距離は車速により異なる。上記構成によって、適正な車間距離を保って追従走行を行うことができる。
また、本発明の車両走行制御装置は、自車両のブレーキ状態を検出するブレーキ状態検出手段を備え、自車両発進状態情報は、該自車両のブレーキ状態に関する情報を含むように構成することもできる。
上記構成によって、先行車両のブレーキ状態に応じて自車両の走行を制御することが可能となる。
また、本発明の車両走行制御装置は、自車両のブレーキが作動したことを検出された場合、追従走行制御手段による追従走行制御を抑制する追従走行制御抑制手段を備えるように構成することもできる。
設定された車速を維持して走行する、周知のオートクルーズシステムでは、ブレーキが作動したことを検出した場合に、オートクルーズをキャンセルし通常の走行状態に戻る。これは、設定された車速を維持することが好ましくないために、ブレーキが作動したと判定し、運転者の操作を優先する安全上の配慮である。上記構成によって、追従走行制御時にもブレーキ動作を優先することが可能となる。
また、本発明の車両走行制御装置は、取得した先行車両発進状態情報に先行車両のブレーキが作動した旨の情報が含まれている場合、走行制御抑制手段は、追従走行制御を抑制するように構成することもできる。
先行車両のブレーキが作動すれば、先行車両は減速して車間距離も短くなる。上記構成によって、ブレーキ動作を優先することで、先行車両の挙動に適切に対応することができる。
また、本発明の車両走行制御装置は、自車両が停止したか否かを判定する停止判定手段を備え、走行制御抑制手段は、自車両が停止したと判定された場合、追従走行制御を抑制するように構成することもできる。
走行制御を開始した時点では交差点を通過可能と判断されていたが、交通状況の変化によって交差点を通過できなくなった場合は、車両を停止させなければならない。また、車両が停止する際には、先行車両も停止していることが多いので、自車両だけ今までどおりの走行制御を継続するわけにはいかない。上記構成によって、交通状況の変化に対応した走行制御を行うことができる。
また、本発明の車両走行制御装置は、自車両の走行制御が抑制された場合、交差点通過可否判定手段を備えるときには、交差点通過可否判定手段は、該自車両が該交差点を通過可能か否かを再度判定するように構成することもできる。
停止信号のために車両が停止する場合と、通行許可状態ではあるが何らかの要因によって車両が一時的に停止する場合とがある。一時的に停止した場合には、再発進する確率が高い。上記構成によって、車両が停止した後にも走行制御を行うことが可能となる。つまり、一旦走行制御が抑制されたら、今までの走行制御がキャンセルされることを回避できる。
以下、車両走行制御装置を、図面を参照しながら説明する。図1に車両走行制御装置の全体構成を示す。車両走行制御装置は、車両5等に搭載された車載器6,走行制御ECU7,交差点に設置される車両用信号機(以下、信号機と略称することもある)2,路上器4,車両用信号機2および路上器4を支持するガントリ3を含んで構成される。
図2に車両5の構成を示す。車両5には、車載器6,走行制御ECU7,フロントアンテナ8,およびリアアンテナ9が搭載される。以下、各部の詳細について説明する。
図3に車載器6の構成を示す。車載器6は、通信回路6a,起動回路6b,GPS受信器6c,通信回路6d,車種情報6e,内部時計6f,表示装置6g,ブザー6h,地図情報6j,電源回路6k,バックアップ電池6m,インターフェース6p,車載バッテリ6q,レーダ群34,車載カメラ37,およびこれらが接続された制御回路6rを含んで構成される。
通信回路6aは周知の無線通信機として構成され、フロントアンテナ8を介して、路上器4からの信号機情報、および先行車両からの先行車両発進状態情報を取得する。車載器6と路上器4との通信は、例えば、ノンストップ料金自動支払システム(ETC)に使われている、周知のDSRC(Dedicated Short Range Communication:専用狭域通信)技術が用いられる。DSRCでは、5.8GHz帯の電波を使用し、数m〜30mの限定されたスポットにおいて最大4Mbpsの転送速度で双方向通信を行うことができる。DSRCを用いることで、信号機情報の発信対象を、交差点で停車中の先頭車両に限定することもできる。なお、通信回路6aが本発明の信号機情報取得手段,先行車両発進状態情報取得手段に相当する。
起動回路6bはフロントアンテナ8が信号機情報あるいは先行車両発進状態情報を受信したことを検出した場合に、制御回路6rに対し起動信号を送る。起動回路6bを設けることにより、信号機情報あるいは先行車両発進状態情報を受信しない場合には、制御回路6rを通常の起動状態よりも消費電力の少ない省電力モードあるいはスリープモードとして、車載器6の消費電力を低減することができる。
GPS受信器6cは、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)衛星からのGPS信号を受信するためのもので、周知の受信機およびアンテナを含んで構成される。GPS衛星からの電波を受信することで、車両5の現在位置を検出する。なお、GPS受信器6cが本発明の位置検出手段に相当する。
通信回路6dは、通信回路6aと同様に周知の無線通信機として構成され、リアアンテナ9を介して、自車両発進状態情報を後続車両に送信する。なお、通信回路6dが本発明の自車両発進状態情報出力手段に相当する。
車種情報6eは、例えば周知のフラッシュメモリあるいはハードディスク装置(以下、HDDと略称)等の、車載器6の電源がオフ状態となっても記憶内容が保持されるデバイスに記憶され、発進時の加速度(以下、加速度と略称),車両の長さ等を含む。
内部時計6fは、例えば周知の時計ICとして構成される。時計ICはリアルタイムクロックICとも呼ばれ、CPU6r1(後述)からの要求に応じて時計・カレンダーのデータを送出あるいは設定するものである。CPU6r1は内部時計6fから時刻情報を取得する。また、GPS受信器6cで受信したGPS信号に含まれる時刻情報を用いてもよい。また、CPU6r1に含まれる周知のリアルタイムカウンタを基にして日時情報を生成してもよい。
表示装置6gは周知のカラー液晶表示器で構成され、ドット・マトリックスLCD(Liquid Crystal Display)およびLCD表示制御を行うための図示しないドライバ回路を含んで構成されている。ドライバ回路は、例えば、周知のアクティブマトリックス駆動方式が用いられ、制御回路6r1から送られる表示指令および表示画面データに基づいて表示を行う。また、表示装置6gとして、有機EL(ElectroLuminescence:電界発光)表示器,プラズマ表示器を用いてもよい。
ブザー6hは、周知のブザーおよびブザー駆動回路を含み、ブザー音によって各種の情報を出力する。ブザー音の吹鳴パターンは、CPU6r1によって制御される。
地図情報6jは例えばHDDに記憶され、車両5の位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、道路の接続を表した道路データを含む地図データベースが含まれる。地図情報6jは、表示用となる所定の地図画像情報を記憶するとともに、リンク情報やノード情報等を含む道路網情報を記憶する。リンク情報は、各道路を構成する所定の区間情報であって、位置座標,距離,所要時間,道幅,車線数,制限速度等から構成される。また、ノード情報は、交差点(分岐路)等を規定する情報であって、位置座標,右左折車線数,接続先道路リンク等から構成される。また、リンク間接続情報には、通行の可不可を示すデータなどが設定されている。さらに、地図情報6jには、信号機2の設置位置情報も含まれる。なお、地図情報6jが本発明の道路地図データ記憶手段に相当する。
電源回路6kは、車載器6の動作に必要な電力を車載バッテリ6qから供給するためのもので、周知の電圧調整回路等を含んで構成される。
バックアップ電池6mは、車載器6がオフ状態となった場合や、車載バッテリ6qからの電力の供給が途絶した場合に、制御回路6r,内部時計6fの動作の継続や、車種情報6eおよび地図情報6jの記憶内容の保持を行うためのものである。
インターフェース6pは、車載器6の内部の回路間での信号の伝達、および走行制御ECU7等の他の車載機器との通信を行うためのもので、周知の信号入出力回路およびデータ通信回路,ネットワークアダプタを含んで構成される。
レーダ群34は、レーザやミリ波,超音波を用いて車両5の前方および後方に存在する物体を探知するもので、図5のように、例えば車両5のフロントバンパーに前方探知用レーダ34a、リアバンパーに後方探知用レーダ34bが設けられ、それぞれ、例えば、前方,後方のそれぞれの方向に対して測定対象物までの距離あるいは速度を測定する。なお、レーダ34群が本発明の車間距離計測手段に相当する。
車載カメラ37は、車両5の前方および後方に存在する物体を探知するもので、図5のように、ルームミラー近傍や車室内の天井の前部中央、あるいはダッシュパネル上部(37aの位置)等に取り付けられる。車載カメラ37により撮影された映像信号は、例えば車載器6に含まれる図示しない画像処理部によって画像の解析が行われる。画像処理部では、公知のパターン認識などの技術によって車載カメラ37によって撮影された画像に一般的な2値化処理を施すことにより、ピクセル毎のデジタル多値画像データに変換する。そして、得られた多値画像データから、一般的な画像処理手法を用いて所望の画像部分を抽出する。
図3に戻り、制御回路6rは、通常のコンピュータとして構成されており、周知のCPU6r1,ROM6r2,RAM6r3が備えられている。CPU6r1は、ROM6r2に記憶された制御プログラム6r2pおよびデータにより制御を行う。なお、制御回路6rが本発明の自車両発進状態情報取得手段,先頭車両判定手段,距離反映情報取得手段,交差点通過可否判定手段,進入時間算出手段,追従走行制御抑制手段,走行制御解除手段,停止判定手段に相当する。
図4に走行制御ECU7の構成を示す。走行制御ECU7は、インターフェース7a,ステアリングセンサ36,車速センサ7c,ブレーキセンサ7d,自動変速ギアコントローラ7f,ステアリングコントローラ7g,ブレーキコントローラ7h,フューエルインジェクションコントローラ7j,およびこれらの接続された制御回路7eを含んで構成される。なお、走行制御ECU7が本発明の追従走行制御手段,発進支援処理実行手段に相当する。
インターフェース7aは、走行制御ECU7の内部の回路間での信号の伝達、および車載器6等の他の車載機器との通信を行うためのもので、周知の信号入出力回路およびデータ通信回路を含んで構成される。
ステアリングセンサ36は、周知のレゾルバ等が用いられ、図5のように、ステアリング35のステアリング軸35aに取り付けられる。ステアリングセンサ36は、ステアリング35の回転角度を電気信号に変換して制御回路7eに送る。
図4に戻り、車速センサ7cは周知のロータリエンコーダ等の回転検出部を含み、例えば車輪取り付け部付近に設置されて車輪の回転を検出してパルス信号として制御回路7eに送るものである。制御回路7eでは、その車輪の回転数を車両5の速度に換算する。
ブレーキセンサ7dは、ブレーキペダル(図示せず)の踏み込み量を検出するもので、周知のポテンショメータを含んで構成される。ブレーキペダルを踏むと、ブレーキペダルの位置によりポテンショメータの抵抗値が変化して、その抵抗値に応じて発生する電圧値が制御回路7eに送られる。なお、ブレーキセンサ7dが本発明のブレーキ状態検出手段に相当する。
自動変速ギアコントローラ7fは、周知の自動変速機(オートマチックトランスミッション:図示せず)の変速段の切り換え制御を行うためのものである。自動変速機の制御については周知であるので、ここでの説明は割愛する。また、なお、ナビゲーション装置等の他の車載機器の指令に基づいてA/T制御装置(自動変速ギアコントローラ7f)が自動変速機の制御を行う構成については、特開平09−229173号公報に詳しく述べられているので、ここでの説明は割愛する。
ステアリングコントローラ7gは、ステアリング35の操舵トルクに応じて電動モータの回転を制御することにより、ステアリング35の回動操作に対してアシスト力を付与するようにした電動パワーステアリング制御装置,ステアリング35とタイヤが機械的には接続されておらず、操舵ハンドルからの指示を電気信号でタイヤに伝えるステアバイワイヤ装置,あるいはステアリング35の操舵角と転舵輪の転舵角との間の伝達比を変化させる伝達比可変機構(Variable Gear Ratio Steering=VGRS)として構成される。電動パワーステアリング制御装置,伝達比可変機構の構成は、例えば特開2000−233762号公報等によって周知であるので、詳細な説明は割愛する。
ブレーキコントローラ7hは、ブレーキペダルの踏み込み量に応じてマスタシリンダにおいて発生する液圧が各車輪のホイールシリンダに供給されて、ブレーキ力を発生させるものである。なお、ナビゲーション装置等の他の車載機器の指令に基づいてブレーキコントローラの制御を行う構成については、例えば特開平07−32995号公報等により周知であるので、詳細な説明は割愛する。
フューエルインジェクションコントローラ7jは、エンジン制御ECUとも呼ばれるもので、車両の走行状態に応じてエンジン回転数を制御するものである。エンジン回転数はエンジンのインジェクタの燃料噴射量によって決まる。
制御回路7eは、周知のCPU7e1,ROM7e2,RAM7e3が備えられている。CPU7e1は、ROM7e2に記憶された制御プログラム7e2pおよびデータにより制御を行う。
図6に路上器4の構成を示す。路上器4は、周知のCPU4a,ROM4b,RAM4c,車載器6の内部時計6fと同様の構成をとる内部時計4d,車載器6へ信号機情報を送信するための通信回路4e(アンテナを含む),路側機4の動作に必要な情報を記憶するメモリ4f,および信号入出力回路であるインターフェース4gを含んで構成される。また、路側機4は信号機2と情報通信可能な構成となっている。
メモリ4fには、青信号へ切替るまでの時間,青信号の時間,青信号の間における交差点の通行可能車両台数等が記憶される(いずれも詳細は後述)。
図7を用いて交差点で停止している先頭車両の走行制御処理について説明する。なお、本処理は制御プログラム6r2pに含まれ、制御プログラム6r2pの他の処理とともに繰り返し実行される。また、図1では車両5における走行制御処理に相当する。まず、車両5が交差点における先頭車両か否かを判定する。すなわち、交差点付近で停止(S101)した車両が、路上器4から信号機状態情報を受信したか否かを調べる。
信号機状態情報には、以下の内容のうち少なくとも一つが含まれる。
・路上器の持つ時計情報(時刻情報)
・青信号へ切替るまでの時間(通行許可状態に遷移するまでの時間,現在青信号の場合にはゼロとなる)
・青信号の時間(Ta:通行許可状態の継続時間,現在青信号の場合には現時点からの残り時間)
・青信号の間における交差点の通行可能車両台数(Z)
信号機状態情報を受信した場合、路上器の持つ時計情報を自車両の内部時計6fから取得した現在時刻で補正して、青信号へ切替るまでの正確な時間および青信号の現時点からの残り時間を把握する。
例えば、予め定められた時間内に路上器4から信号機状態情報を受信しなかった場合(S102:No)、図1の車両5a,5bのような後続車両と判定し(S103)、後続車両の走行制御処理を実行する(S104,後述)。
一方、予め定められた時間内に路上器4から信号機状態情報を受信した場合(S102:Yes)、以下のうちの少なくとも一つを用いて先頭車両か否かを判定する。
・CASE1:車両5の現在位置(停止位置)が交差点から予め定められた範囲内にある場合は先頭車両と判定する。
・CASE2:路上器4から信号機状態情報を受信した場合は先頭車両と判定する。
(CASE1)
まず、CASE1について説明する。路上器4が先頭車両(5)のみを対象として情報を伝達することは難しく、一部の後続車両も情報を受信する可能性が十分ある。これは、基準となる先頭車両を正確に把握するためのものである。まず、GPS受信器6cから車両5の現在位置情報を取得する(S105)。車両5に車両用ナビゲーション装置が搭載されていて、車載器6とデータ通信可能であれば、車両用ナビゲーション装置から現在位置情報を取得してもよい。次に、地図情報6jを参照し、車両5の現在位置と走行方向前方の交差点との距離を求める。そして、その距離が予め定められた距離閾値を上回る場合(S106:No)、後続車両と判定し、上述のステップS103以降の処理を実行する。
一方、車両5の現在位置と走行方向前方の交差点との距離が予め定められた距離閾値を下回る場合(S106:Yes)、先頭車両と判定する(S107)。続いて、走行制御処理と、自車両発進状態情報の生成および後続車両への発信を、以下のCASE4およびCASE5の少なくとも一方を用いて行う。
(CASE4)
まず、上述の処理で求めた車両5の現在位置と走行方向前方の交差点との距離Xaを、車種情報6eに記憶されている車両5の車両長Aとする(S108)。次に、走行制御処理を実行する(S109,後述)。そして、後続車両へ、Ta,Xa,Xb,Xcを含めた自車両発進状態情報(図7では「情報」と略記)を発信する(S110)。自車両発進状態情報の内容については後述する。
(CASE5)
路上器4から取得した信号機状態情報に含まれる通行可能車両台数Zの値を1減じ(S111)、走行制御処理を実行する(S112,後述)。そして、後続車両へ自車両発進状態情報(図7では「情報」と略記)を発信する(S113)。
自車両発進状態情報には以下のものが含まれる。
・路上器4の持つ時計情報:路上器4から取得したものに自車両の内部時計6fから取得した現在時刻で補正したものを用いる。
・青信号へ切替るまでの時間:路上器4から取得したものに自車両の内部時計6fから取得した現在時刻で補正したものを用いる。
・青信号の時間(Ta):路上器4から取得したものに自車両の内部時計6fから取得した現在時刻で補正したものを用いる。
・自車両の初速(Xb):現在の車速あるいは車種情報6eに記憶されているものを用いる。
・自車両の加速度(Xc):車種情報6eに記憶されているものを用いる。
・交差点までの距離(Xa):CASE4で算出されたものを用いる。CASE4を用いない場合は発信しなくてもよい。
・交差点通行可能台数(Z):CASE5で算出されたものを用いる。CASE5を用いない場合は発信しなくてもよい。
・走行制御の実施の有無:自車両が走行制御を実施するか否かの情報(例えばフラグ)。先頭車両の場合は走行制御を実施。
CASE4あるいはCASE5の処理を行った後、信号機2が青信号になるまで待機する(S114)。
(CASE2)
次に、CASE2について説明する。路上器4から信号機状態情報を受信した場合は先頭車両と判定する(S115)。次に、上述のCASE4およびCASE5の少なくとも一方を用いて、走行制御処理と、自車両発進状態情報の生成および後続車両への発信を行う(S116〜S118,S121〜S123)。
CASE4あるいはCASE5の処理を行った後、先行車両から先行車両発進状態情報(図7では「情報」と略記)を受信しなかった場合(S119:No)、信号機2が青信号になるまで待機する(S120)。一方、先行車両発進状態情報を受信した場合(S119:Yes)、自車両が後続車両であると判定し(S124)、後続車両の走行制御処理を実行する(S125,後述)。
上述のとおり、先行車両発進状態情報すなわち先行車両が発信する自車両発進状態情報と、路上器4が発信する信号機状態情報とでは、情報の内容が異なるので、先行車両発進状態情報か信号機状態情報かの判別は可能である。
(CASE3)
自車両が先頭車両であるか否かを判定する別例について説明する。路上器4が先頭車両(5)のみを対象として情報を伝達することは難しく、一部の後続車両も情報を受信する可能性が十分ある。これは、基準となる先頭車両を正確に把握するためのものである。まず、車々間通信を実施して、先行車両発進状態情報を受信可能か否かを調べる(S126)。先行車両発進状態情報を受信可能か否かは、予め定められたタイミングで行ってもよい。交差点付近で停止(S127)したときに、先行車両が存在するか否かを判定する。すなわち、先行車両発進状態情報を受信した場合に、先行車両が存在すると判定する。
先行車両が存在すると判定されなかった場合(S128:No)、自車両が先頭車両であると判定され、ステップS107以降の処理を実行する。一方、先行車両が存在すると判定された場合(S128:Yes)、自車両が後続車両であると判定され、ステップS124以降の処理を実行する。
図8を用いて、図7のステップS104、およびCASE4の処理が実行された後のステップS125に相当する、後続車両の走行制御処理について説明する。図1の例では車両5a,5bにおいて実行される。
まず、先行車両(5あるいは5a)から先行車両発進状態情報を受信する(S201)。その先行車両発進状態情報に先行車両が走行制御を実施しない旨の内容が含まれている場合(S202:Yes)、走行制御を実施せず(S212)、走行制御を実施しない旨の内容を含めて自車両発進状態情報を発信する(S213)。走行制御を実施しない旨の内容のみを発信してもよい。
一方、先行車両発進状態情報に先行車両が走行制御を実施する旨の内容が含まれている場合(S202:No)、自車両の初速(例えば車速センサ7cから取得される車速)Xbと、先行車両発進状態情報に含まれる先行車両の初速Xbbとを比較する。すなわち、自車両の初速Xbが先行車両の初速Xbbよりも速い場合(S203:Yes)、自車両発進状態情報に含める初速XbをXbbとする(S204)。一方、自車両の初速Xbが先行車両の初速Xbbよりも遅い場合(S203:No)、そのまま次のステップS205に移る。つまり、自車両発進状態情報に含める初速Xbは、自車両の初速Xbを用いる。
次に、車種情報6eに記憶されている自車両の加速度Xcと、先行車両発進状態情報に含まれる先行車両の加速度Xccとを比較する。すなわち自車両の加速度Xcが先行車両の加速度Xccよりも大きい場合(S205:Yes)、自車両発進状態情報に含める加速度XcをXccとする(S206)。一方、自車両の加速度Xcが先行車両の加速度Xccよりも小さい場合(S205:No)、そのまま次のステップS207に移る。つまり、自車両発進状態情報に含める加速度Xcは、自車両の加速度Xccを用いる。
次に、交差点までの距離Xaと、上記で求めた初速Xb、加速度Xcとから、自車両が制限速度で走行したときに現在位置から交差点に進入するまでの時間Xtを算出する(S207)。そして、Xtを、青信号の時間Taに青信号へ切替るまでの時間を加えたもの、あるいは青信号の残り時間と比較し、Xtが上回る場合(S208:No)、自車両が交差点に進入した時には既に信号は赤信号となっていると判断し、走行制御を実施せず(S212)、走行制御を実施しない旨の内容を含めて自車両発進状態情報を発信する(S213)。
一方、Xtが、青信号の時間Taに青信号へ切替るまでの時間を加えたもの、あるいは青信号の残り時間を下回る場合(S208:Yes)、自車両が交差点を通過可能であると判断し走行制御を行う(S209,後述)。
次に、以下の方法の少なくとも一つを用いて、交差点までの距離Xaを算出する(S210)。
・先行車両発進状態情報に含まれる交差点までの距離Xaに、車種情報6eに記憶されている自車両の車両長Aを加えたものを交差点までの距離Xaとする。
・GPS受信器6cから車両5の現在位置情報を取得し、地図情報6jを参照して自車両の現在位置と走行方向前方の交差点との距離をXaとして求める。
そして、交差点までの距離Xaに自車両の車両長Aを加えたものを、新たな交差点までの距離Xaとし、Ta,Xa,Xb,Xcを含めた自車両発進状態情報を発信する(S211)。
図9を用いて、図7のステップS104、およびCASE5が実行された後のステップS125に相当する、後続車両の走行制御処理の別例について説明する。図1の例では車両5a,5bにおいて実行される。
まず、先行車両(5あるいは5a)から先行車両発進状態情報(図9では、「情報」と略記)を受信する(S301)。その先行車両発進状態情報に先行車両が走行制御を実施しない旨の内容が含まれている場合(S302:Yes)、走行制御を実施しない旨の内容を含めて自車両発進状態情報を発信する(S307)。走行制御を実施しない旨の内容のみを発信してもよい。
一方、先行車両発進状態情報に先行車両が走行制御を実施する旨の内容が含まれている場合(S302:No)、通行可能車両台数Zを参照する。次に、Z=0でない場合(S303:No)、自車両が交差点を通過可能であると判断し走行制御を行う(S304,後述)。そして、Z=Z−1として(S305)、自車両発進状態情報を発信する(S306)。
一方、Z=0である場合(S303:Yes)、自車両が交差点を通過可能でないと判断し、走行制御を行わない旨の情報を含めて自車両発進状態情報を発信する(S307)。
図10を用いて、図7のステップS109,S112,S117,S122、図8のステップS209、および図9のステップS304に相当する追従走行制御処理について説明する。まず、走行制御対象車は、路上器4からの信号機状態情報あるいは先行車両発進状態情報に含まれる、青信号に切り替るまでの時間情報を持つものとする(S401)。すなわち、路上器4の持つ時計情報,青信号へ切替るまでの時間,青信号の時間Taを、自車両の内部時計6fにより補正を行う。
次に、信号機2が青信号になると、車載器6から走行制御ECU7に制御指令が送られ、走行制御ECU7が各コントローラ(7f,7g,7h,7j)に制御指令を送ることで、制御対象車両は同時に発進する(S402)。このとき、表示装置6gに、走行制御を実行する旨のメッセージを表示してもよい。また、ブザー6hを走行制御(追従走行制御の略称)を実行する旨のパターンで吹鳴させてもよい。
次に、以下のCASE1およびCASE2のうちの少なくとも一つを用いて自車両の進行方向を制御する。
(CASE1)
GPS受信器6cあるいはナビゲーション装置(カーナビ)から自車両の現在位置情報を取得する(S403)。そして、地図情報6jを参照して交差点までの道路情報に基づいて自車両の進行方向を制御する(S404)。
(CASE2)
道路上の白線を車載カメラで撮影・認識することにより走行車線を維持する、周知のレーンキープシステムを用いて、現在走行中の車線を維持するように走行制御する(S405)。
CASE1あるいはCASE2の処理を実行した後、走行制御ECU7において、初速Xb,加速度Xcの値に基づいて各コントローラ(7f,7g,7h,7j)に制御指令を送り発進・加速を行う(S406)。この場合、自動変速ギアコントローラ7fは、車速に応じて最適なギアを選択する。ステアリングコントローラ7gは、上述のCASE1あるいはCASE2に示すように、進行方向にしたがってステアリング35の回転角度を制御する。フューエルインジェクションコントローラ7jは、発進・加速に必要な量の燃料の噴射制御を行う。そして、その道路の制限速度を上限として、予め定められた車速あるいは先行車両の車速に達したら、その車速を維持するように走行制御を行う(S407)。
次に、自車両のブレーキセンサ7dがブレーキの作動を検知した場合(S408:Yes)、あるいは先行車両発進状態情報にブレーキ作動情報が含まれている場合(S409:Yes)、ブレーキ制御処理を行う(S412,後述)。
一方、ブレーキの作動の検知およびブレーキ作動情報の受信ともない場合(S408:No→S409:No)、以下の方法のうち少なくとも一方を用いて、交差点を通過したか否かを判定する。
・GPS受信器6cと地図情報6jとから車両の現在位置を検出し、その車両の現在位置が交差点を通過したか否かを調べる。
・路上器4からの信号機状態情報を受信可能であった状態から、受信できない状態に遷移した場合に、交差点を通過したと判定する。
交差点を通過したと判定された場合(S411)、走行制御を解除する。このとき、表示装置6gに走行制御を解除する旨のメッセージを表示してもよい。また、ブザー6hを走行制御を解除する旨のパターンで吹鳴させてもよい。
走行制御時は、車速および車間距離の制御を並列で実施する。すなわち、上述のステップS406〜S412の処理と、以下に述べるCASE3〜CASE5の処理とが並行して実行される。
CASE3の処理では車間距離の制御を実施する。例えばミリ波レーダを用いたレーダ群34により先行車両との車間距離を検出する(S413)。この後CASE4のステップS415以降の処理を実施するので、詳細はCASE4の項で述べる。
CASE3において、車載カメラ37を用いて、先行車両との車間距離を検出してもよい。すなわち、車載カメラ37で撮影された画像データから先行車両の画像を抽出して、その先行車両の画像の大きさから車間距離を求める。
CASE4の処理では車間距離の制御を実施する。車々間通信において受信した先行車両発進状態情報から、先行車両の現在位置情報を取得する(S414)。この場合、自車両発進状態情報に、GPS受信器6cから取得した車両の現在位置情報を含めて後続車両に発信する。次に、自車両の現在位置を検出し、先行車両との距離すなわち車間距離を算出する。
ステップS415において、先に検出あるいは算出された車間距離が、車間距離が予め定められた値を上回るか否かを調べる。車間距離の値は、車速に応じたデータテーブルとしてROM6r2等に記憶される。例えば、「時速○○km/h(30km/h〜60km/h)で走行する場合の車間距離は○○−15m」といわれている場合は、この値が記憶される。
車間距離が予め定められた値を下回る場合(S415:No)、自動変速ギアコントローラ7fによるギアシフトダウンによる減速,走行制御ECU7においてブレーキコントローラ7hによるブレーキ制動,あるいはフューエルインジェクションコントローラ7jによる燃料噴射量低減によるエンジン出力低減などの方法で自車両の減速を行う(S416)。この減速は、車間距離が予め定められた値を上回るまで行う(S417)。
車間距離が予め定められた値を上回る場合(S415:Yes,S417:Yes)、走行制御ECU7において、初速Xb,加速度Xcの値に基づいて各コントローラ(7f,7g,7h,7j)を制御し加速を行う(S418)。詳細はステップS406と同様である。そして、その道路の制限速度を上限として、予め定められた車速あるいは先行車両の車速に達したら、その車速を維持するように走行制御を行う(S419)。
CASE5の処理では車速の制御を実施する。まず、車速センサ7cで自車両の車速を検出する(S420)。検出された車速が、予め定められた車速あるいは先行車両の車速よりも低下した場合(S421:Yes)、その旨をブレーキ情報あるいは減速情報として、自車両発進状態情報に含めて後続車両に発信する(S422)。そして、走行制御ECU7において、加速度Xcの値に基づいて各コントローラ(7f,7g,7h,7j)に制御指令を送り加速を行う(S423)。詳細はステップS406と同様である。
図11を用いて、図10のステップS412に相当するブレーキ制御処理について説明する。自車両は走行制御処理を実施中である(S501)。次に、自車両のブレーキセンサ7dがブレーキの作動を検知しなかった場合(S502:No)、受信した先行車両発進状態情報にブレーキ作動情報が含まれているか否かを調べる。先行車両発進状態情報にブレーキ作動情報が含まれている場合(S503:Yes)、走行制御ECU7が制御指令を送り、ブレーキコントローラ7hによるブレーキ制動で自車両の減速を行う(S504)。自動変速ギアコントローラ7fによるギアシフトダウンによる減速,あるいはフューエルインジェクションコントローラ7jによる燃料噴射量低減によるエンジン出力低減などの方法を用いて減速してもよい。
そして、ブレーキ情報あるいは減速情報として、自車両発進状態情報に含めて後続車両に発信する(S505)。
次に、ステップS505を実行した後に受信した先行車両発進状態情報にブレーキ作動情報が含まれていない場合(S506:No)、走行制御を再度実行可能か否かを判定する再判定処理を実行する(S510,後述)そして、再判定処理の判定結果に基づいて。走行制御を再度開始する(S511)。
一方、ステップS505を実行した後に受信した先行車両発進状態情報にブレーキ作動情報が含まれている場合(S506:Yes)、上述のステップS504、S505と同様に、自車両の減速を行い(S507)、ブレーキ情報あるいは減速情報として、自車両発進状態情報に含めて後続車両に発信する(S508)。
次に、車速センサ7cから自車両の車速情報を取得して、自車両が停止したか否かを判定する。自車両が停止したと判定された場合(S509:Yes)、後述するCASE3およびCASE4のうちの少なくとも一方の処理を実行する。
一方、自車両のブレーキセンサ7dがブレーキの作動を検知した場合(S502:Yes)、以下のCASE1およびCASE2の少なくとも一方の処理を行う。CASE1では、まず、走行制御ECU7においてブレーキコントローラ7hによるブレーキ制動で自車両の減速を行う(S512)。そして、ブレーキ情報あるいは減速情報として、自車両発進状態情報に含めて後続車両に発信する(S513)。
ステップS513を実行した後に自車両のブレーキセンサ7dがブレーキの作動を検知しなかった場合(S514:No)、走行制御を再度実行可能か否かを判定する再判定処理を実行する(S510,後述)そして、再判定処理の判定結果に基づいて。走行制御を再度開始する(S511)。
一方、ステップS513を実行した後に自車両のブレーキセンサ7dがブレーキの作動を検知した場合(S514:Yes)、車速センサ7cから自車両の車速情報を取得して、自車両が停止したか否かを判定する。自車両が停止したと判定された場合(S515:Yes)、以下のCASE3およびCASE4のうちの少なくとも一方の処理を実行する。
CASE3の処理では、自車両のブレーキセンサ7dがブレーキの解除を検知した場合、あるいは受信した先行車両発進状態情報にブレーキ解除情報が含まれている場合(S517:Yes)、走行制御を再度実行可能か否かを判定する再判定処理を実行する(S510,後述)そして、再判定処理の判定結果に基づいて。走行制御を再度開始する(S511)。それ以外の場合(S517:No)、車載器6および走行制御ECU7において停車状態を維持する(S516)。例えば、ブレーキコントローラ7hによるブレーキ制動,自動変速ギアコントローラ7fによりギア位置を「N(ニュートラル)」あるいは「P(パーキング)」へ移動,あるいはフューエルインジェクションコントローラ7jによる燃料噴射量低減によるエンジンをアイドリング状態とする制御指令を送るなどの方法を用いる。
CASE4の処理では、自車両のブレーキセンサ7dがブレーキの解除を検知した場合、あるいは受信した先行車両発進状態情報にブレーキ解除情報が含まれている場合(S519:Yes)、走行制御を再度実行可能か否かを判定する再判定処理を実行する(S510,後述)そして、再判定処理の判定結果に基づいて。走行制御を再度開始する(S511)。それ以外の場合(S519:No)、車載器6および走行制御ECU7において走行制御を解除する(S518)。このとき、表示装置6gに走行制御を解除する旨のメッセージを表示してもよい。また、ブザー6hを走行制御を解除する旨のパターンで吹鳴させてもよい。
(CASE2)
自車両のブレーキセンサ7dがブレーキの作動を検知した場合(S502:Yes)、車載器6および走行制御ECU7において走行制御を解除する(S520)。そして、自車両発進状態情報に走行制御を解除した旨を含めて後続車両に発信する(S521)。そして、この情報を受信した後続車両も走行制御を解除する(S522)。
図12を用いて、図11のステップS510に相当する再判定処理について説明する。まず、青信号の残り時間Tbを算出する(S601)。路上器4の持つ時計情報と青信号へ切替るまでの時間とから、青信号に切り替った時刻を算出する。次に、青信号に切り替った時刻と、内部時計6fから取得した現在時刻とから、青信号に切り替ってからの経過時間を算出する。そして、青信号の時間Taから経過時間を差し引いたものを青信号の残り時間Tbとする。
次に、CASE1およびCASE2の内の少なくとも一方を用いて、自車両の現在位置から交差点までの距離Xaを算出する。
(CASE1)
走行制御を開始したときの時刻を内部時計6fから取得してRAM6r3等に記憶しておく。そして、再判定処理実行時に走行制御を開始してからの経過時間(現在時刻と走行制御開始時刻との差)を算出する。次に、車速センサ7cから取得した車速情報と経過時間とから、走行制御を開始してからの自車両の走行距離Xdを算出する(S602)。よって、自車両の現在位置から交差点までの距離Xaは、Xa=Xa−Xdとして求められる。ここで、式の右辺のXaは、走行制御を開始したときの自車両の現在位置から交差点までの距離である(S603)。
(CASE2)
GPS受信器6cあるいは車両用ナビゲーション装置(カーナビ,図示せず)から車両5の現在位置情報を取得し(S604)、地図情報6jを参照して自車両の現在位置と交差点との距離Xaを求める(S605)。
自車両の現在位置と交差点との距離Xaを求めた後に、Xaと自車両の初速Xbおよび加速度Xcとを用いて、自車両が交差点に進入するまでの時間Xtを算出する(S606)。自車両は減速あるいは停止しているので、例えばその道路の制限速度等の予め定められた車速まで加速し、その後一定速度で走行することを想定してXtを算出する。
Tb>Xt、すなわち自車両が青信号の残り時間(Tb)内で交差点を通過可能な場合(S607:Yes)、走行制御を再開する(S608)。すなわち、図10の処理を実行する。
一方、Tb>Xtではなく、自車両が青信号の残り時間内で交差点を通過できない場合(S607:No)、表示装置6gに交差点を通過できない旨のメッセージを表示する(S609)。また、ブザー6hを交差点を通過できない旨のパターンで吹鳴させてもよい。
次に、車速センサ7cから自車両の車速情報を取得して、自車両が停止しているか否かを判定する。自車両が停止していると判定された場合(S610:Yes)、走行制御ECU7において走行制御を解除する(S611)。このとき、表示装置6gに走行制御を解除する旨のメッセージを表示してもよい。また、ブザー6hを走行制御を解除する旨のパターンで吹鳴させてもよい。
一方、自車両が停止していないと判定された場合(S610:No)、車両が停止するまで走行制御を実施する(S612)。すなわち、走行制御ECU7から、各コントローラ(7f,7g,7h,7j)に制御指令を送り減速・制動を行う。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
車両走行制御装置の全体構成を示す図。 車両の構成を示す図。 車載器の構成を示す図。 走行制御ECUの構成を示す図。 レーダ,カメラ等の取り付け例を示す図。 路上器の構成を示す図。 先頭車両の走行制御処理を説明するフロー図。 後続車両の走行制御処理を説明するフロー図。 後続車両の走行制御処理の別例を説明するフロー図。 追従走行制御処理を説明するフロー図。 ブレーキ制御処理を説明するフロー図。 再判定処理を説明するフロー図。
符号の説明
2 車両用信号機
3 ガントリ
4 路上器
5,5a,5b 車両
6 車載器
6a 通信回路(信号機情報取得手段,先行車両発進状態情報取得手段)
6c GPS受信器(位置検出手段)
6d 通信回路(自車両発進状態情報出力手段)
6e 車種情報
6f 内部時計
6g 表示装置
6h ブザー
6j 地図情報(道路地図データ記憶手段)
6r 制御回路(自車両発進状態情報取得手段,先頭車両判定手段,距離反映情報取得手段,交差点通過可否判定手段,進入時間算出手段,追従走行制御抑制手段,停止判定手段)
7 走行制御ECU(追従走行制御手段,発進支援処理実行手段)
7c 車速センサ
7d ブレーキセンサ(ブレーキ状態検出手段)
7f 自動変速ギアコントローラ
7g ステアリングコントローラ
7h ブレーキコントローラ
7j フューエルインジェクションコントローラ
8 フロントアンテナ
9 リアアンテナ
34 レーダ群(車間距離計測手段)
36 ステアリングセンサ
37 車載カメラ

Claims (21)

  1. 交差点に設置された信号機の状態を示す信号機情報を取得する信号機情報取得手段と、
    自車両の発進状態を示す自車両発進状態情報を取得する自車両発進状態情報取得手段と、
    取得した前記信号機情報および前記自車両発進状態情報を後続車両に出力する自車両発進状態情報出力手段と、
    前記自車両の前方を走行する先行車両から、該先行車両の発進状態を示す先行車両発進状態情報を取得する先行車両発進状態情報取得手段と、
    前記自車両と前記交差点との距離を反映した距離反映情報を取得する距離反映情報取得手段と、
    取得した前記信号機情報,前記先行車両発進状態情報前記自車両発進状態情報,および前記距離反映情報に基づいて、前記自車両を前記先行車両に追従するように走行制御する追従走行制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両走行制御装置。
  2. 前記信号機情報は、時刻情報,信号が通行許可状態に遷移するまでの時間,該通行許可状態の継続時間,および該通行許可状態における前記交差点の通行可能車両台数のうち少なくとも一つを含む請求項1に記載の車両走行制御装置。
  3. 前記自車両発進状態情報は、前記自車両の初速および加速度のうち少なくとも一つを含む請求項1または請求項2に記載の車両走行制御装置。
  4. 前記自車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
    前記交差点の位置を道路地図データとともに記憶する道路地図データ記憶手段と、を備え、
    前記距離反映情報取得手段は、前記自車両の現在位置と前記交差点の位置とに基づいて前記距離反映情報を取得する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両走行制御装置。
  5. 前記先行車両発進状態情報は、前記先行車両の位置に基づく距離反映情報を含み、
    前記自車両発進状態情報は、前記自車両の車両長に関する情報を含み、
    前記距離反映情報取得手段は、前記先行車両発進状態情報に含まれる距離反映情報と前記自車両の車両長とに基づいて前記距離反映情報を取得する請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両走行制御装置。
  6. 前記自車両が前記交差点における先頭車両であるか否かを判定する先頭車両判定手段と、
    前記自車両が前記先頭車両であると判定された場合に、前記自車両の発進を支援する発進支援処理を実行する発進支援処理実行手段と、を備える請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両走行制御装置。
  7. 前記先頭車両判定手段は、取得した前記距離反映情報が予め定められた先頭車両判定閾値を下回る場合に、該自車両が前記先頭車両であるか否かを判定する請求項6に記載の車両走行制御装置。
  8. 前記先頭車両判定手段は、前記先行車両発進状態情報取得手段が前記先行車両発進状態情報を取得できない場合に、前記自車両が前記交差点での先頭車両であると判定する請求項6または請求項7に記載の車両走行制御装置。
  9. 取得した前記信号機情報および前記距離反映情報に基づいて、前記自車両が前記交差点を通過可能か否かを判定する交差点通過可否判定手段と、
    前記自車両発進状態情報は、該自車両が該交差点を通過可能か否かの情報を含み、
    該自車両が該交差点を通過可能でないと判定された場合に、該自車両の追従走行制御を抑制する追従走行制御抑制手段をさらに備える請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の車両走行制御装置。
  10. 前記交差点通過可否判定手段は、前記距離反映情報が予め定められた距離閾値を下回る場合に、前記自車両が前記交差点を通過可能であると判定する請求項9に記載の車両走行制御装置。
  11. 取得した前記距離反映情報,前記先行車両発進状態情報,および前記自車両発進状態情報に基づいて、前記自車両が前記交差点に進入するまでの時間を算出する進入時間算出手段を備え、
    前記交差点通過可否判定手段は、算出された前記進入時間が、取得した前記信号機情報に含まれる、前記信号機の通行許可状態の継続時間を下回る場合に、該自車両が該交差点を通過可能であると判定する請求項9または請求項10に記載の車両走行制御装置。
  12. 前記交差点通過可否判定手段は、取得した前記信号機情報に含まれる、前記信号機の通行許可状態における前記交差点の通行可能車両台数に基づいて、前記自車両が前記交差点を通過可能か否かを判定する請求項9ないし請求項11のいずれか1項に記載の車両走行制御装置。
  13. 前記交差点通過可否判定手段は、取得した前記先行車両発進状態情報に前記先行車両が前記交差点を通過可能でない旨の情報が含まれている場合、前記自車両が該交差点を通過可能でないと判定する請求項9ないし請求項12のいずれか1項に記載の車両走行制御装置。
  14. 前記追従走行制御手段は、前記自車両発進状態情報に含まれる初速および加速度の少なくとも一方に基づいて前記自車両の車速を制御する請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の車両走行制御装置。
  15. 前記先行車両発進状態情報に含まれる前記先行車両の加速度が、前記自車両発進状態情報に含まれる前記自車両の加速度を下回る場合、前記追従走行制御手段は、前記先行車両の加速度を用いて該自車両の車速を制御する請求項14に記載の車両走行制御装置。
  16. 前記先行車両との車間距離を計測する車間距離計測手段を備え、
    前記追従走行制御手段は、前記車間距離が予め定められた値となるように該自車両の車速を制御する請求項1ないし請求項15のいずれか1項に記載の車両走行制御装置。
  17. 前記自車両のブレーキ状態を検出するブレーキ状態検出手段を備え、
    前記自車両発進状態情報は、該自車両のブレーキ状態に関する情報を含む請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載の車両走行制御装置。
  18. 前記自車両のブレーキが作動したことを検出された場合、前記追従走行制御手段による追従走行制御を抑制する追従走行制御抑制手段を備える請求項17に記載の車両走行制御装置。
  19. 取得した前記先行車両発進状態情報に前記先行車両のブレーキが作動した旨の情報が含まれている場合、
    前記追従走行制御抑制手段は、前記追従走行制御を抑制する請求項18に記載の車両走行制御装置。
  20. 前記自車両が停止したか否かを判定する停止判定手段を備え、
    前記追従走行制御抑制手段は、前記自車両が停止したと判定された場合、前記追従走行制御を抑制する請求項18または請求項19に記載の車両走行制御装置。
  21. 前記自車両の追従走行制御が抑制された場合、前記交差点通過可否判定手段を備えるときには、前記交差点通過可否判定手段は、該自車両が該当する交差点を通過可能か否かを再度判定する請求項18ないし請求項20のいずれか1項に記載の車両走行制御装置。
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