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JP4878987B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、氷雪上性能の向上と偏摩耗性能の向上を両立させることができる重荷重用空気入りタイヤ等の空気入りタイヤに関する。
重荷重用空気入りタイヤ等の空気入りタイヤについては氷雪上性能等の向上を図るために種々の開発がなされており、空気入りタイヤの先行技術として特許文献1に示すものがあって、先行技術に係る空気入りタイヤの特徴部分の構成は、次のようになる。
即ち、先行技術に係る空気入りタイヤにおけるトレッド部には、タイヤ周方向へ延びた複数本の主溝が設けられており、複数本の主溝及びトレッド端によって、タイヤ周方向へ延びた複数の陸部列(センター陸部列、一対のセカンド陸部列、及び一対のショルダー陸部列)がタイヤ幅方向に区画されている。
いずれかの陸部列(センター陸部列及び一対のセカンド陸部列)のタイヤ幅方向の一方側部分には、タイヤ幅方向へ延びた複数本の第1ラグ溝がタイヤ周方向に間隔を置いて設けられており、各第1ラグ溝の一端は、主溝にそれぞれ開口され、かつ各第1ラグ溝の他端は、いずれかの陸部列にそれぞれ終端されている。また、いずれかの陸部列のタイヤ幅方向の他方側部分には、タイヤ幅方向へ延びた複数本の第2ラグ溝がタイヤ周方向に間隔を置いて設けられており、各第2ラグ溝の一端は、いずれかの陸部列にそれぞれ終端されてあって、かつ各第2ラグ溝の他端は、主溝にそれぞれ開口されている。更に、いずれかの陸部列には、近接関係にある第1ラグ溝と第2ラグ溝を連通する複数本の連通サイプがタイヤ周方向に間隔を置いて形成されている。
そして、複数本の主溝、複数本の第1ラグ溝、複数本の第2ラグ溝、及び複数本の連通サイプによって、いずれかの陸部列が複数の大ブロックにタイヤ周方向に区画されている。また、各大ブロックのタイヤ幅方向の中央部分には、タイヤ幅方向へ延びかつ一対の小ブロックに分割する周方向サイプがそれぞれ形成されており、各小ブロックには、タイヤ幅方向へ延びた幅方向サイプがそれぞれ形成されている。
特開2005−1997768号公報
ところで、先行技術に係る空気入りタイヤにおいては、氷雪上性能を向上させるためには、小ブロックのピッチ数(陸部列当たりの小ブロックの数)又は幅方向サイプの本数を増加することによって、タイヤ幅方向のエッジ成分を増やして、エッジ効果を高める必要がある。
一方、小ブロックのピッチ数又は幅方向サイプの本数を増加させると、大ブロックの剛性が低下して、走行中に路面から受ける力による大ブロックの変形が大きくなる。そのため、ヒールアンドトウ摩耗、センター摩耗等の偏摩耗が生じ易くなって、耐偏摩耗性能の低下を招くことになる。
即ち、先行技術に係る空気入りタイヤにあって、氷雪上性能の向上と耐偏摩耗性能の向上を両立させることは極めて困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、前述の従来の問題点を解決することができる、小ブロックのピッチ数又は幅方向サイプの本数を増加させても、走行中に路面から受ける力による大ブロックを変形を抑制すること等ができる、新規な構成の空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴(請求項1に記載の発明の特徴)は、トレッド部にタイヤ周方向へ延びた複数本の主溝が設けられ、複数本の前記主溝及びトレッド端によってタイヤ周方向へ延びた複数の陸部列がタイヤ幅方向に区画され、少なくともいずれかの前記陸部列のタイヤ幅方向の一方側部分にタイヤ幅方向へ延びた複数本の第1ラグ溝がタイヤ周方向に間隔を置いて設けられ、各第1ラグ溝の一端が前記主溝にそれぞれ開口されかつ各第1ラグ溝の他端がいずれかの前記陸部列にそれぞれ終端され、いずれかの前記陸部列のタイヤ幅方向の他方側部分にタイヤ幅方向へ延びた複数本の第2ラグ溝がタイヤ周方向に間隔を置いて設けられ、各第2ラグ溝の一端がいずれかの前記陸部列にそれぞれ終端されかつ各第2ラグ溝の他端が前記主溝にそれぞれ開口され、いずれかの前記陸部列に近接関係にある前記第1ラグ溝と前記第2ラグ溝を連通する複数本の連通サイプがタイヤ周方向に間隔を置いて形成され、複数本の前記主溝、複数本の前記第1ラグ溝、複数本の前記第2ラグ溝、及び複数本の前記連通サイプによっていずれかの前記陸部列が複数の大ブロックにタイヤ周方向に区画され、各大ブロックのタイヤ幅方向の中央部分にタイヤ周方向へ延びかつ一対の小ブロックに分割する周方向サイプがそれぞれ形成され、前記小ブロックにタイヤ幅方向へ延びた幅方向サイプが形成された空気入りタイヤにおいて、各周方向サイプは、タイヤ周方向へ平行に延びた適数(1つ又は複数)のサイプ平行部とタイヤ周方向に対して傾斜した適数のサイプ傾斜部をそれぞれ有し、各周方向サイプにおける前記サイプ傾斜部の深さが前記サイプ平行部の深さよりも浅くなっていることを要旨とする。
第1の特徴によると、踏み込み時に路面から受ける力によって、各大ブロックにおける一対の前記小ブロックには、前記周方向サイプにおける前記サイプ傾斜部を閉じるように拘束作用が働く。一方、蹴り出し時に路面から受ける力によって、各大ブロックにおける一対の前記小ブロックには、前記周方向サイプにおける前記サイプ傾斜部を開くように分離作用が働く傾向にあるが、各周方向サイプにおける前記サイプ傾斜部の深さが前記サイプ平行部の深さよりも浅いため、各大ブロックにおける一対の前記小ブロックの分離作用を緩和することができる。これにより、前記小ブロックのピッチ数又は前記幅方向サイプの本数を増加させても、走行中に路面から受ける力による前記大ブロックを変形を抑制すると共に、蹴り出し時の前記大ブロックの滑り量を小さくすることができる。
本発明の第2の特徴(請求項2に記載の発明の特徴)は、第1の特徴に加えて、各周方向サイプにおける適数の前記サイプ傾斜部をタイヤ幅方向に投影した長さの合計が前記大ブロックのタイヤ幅方向の長さの10〜50%であることを要旨とする。
本発明の第3の特徴(請求項3に記載の発明の特徴)は、第1の特徴又は第2の特徴に加えて、各周方向サイプにおける前記サイプ傾斜部の深さが前記サイプ平行部の深さの40〜80%であることを要旨とする。
請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記小ブロックのピッチ数又は前記幅方向サイプの本数を増加させても、走行中に路面から受ける力による前記大ブロックの変形を抑制すると共に、蹴り出し時の前記大ブロックの滑り量を小さくすることができるため、タイヤ幅方向のエッジ成分を増やして、エッジ効果を高めることができると共に、ヒールアンドトウ摩耗、センター摩耗等の偏摩耗が生じ難くすることができる。よって、氷雪上性能の向上と耐偏摩耗性能の向上を両立させることができる。
本発明の実施形態について図1から図4を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤにおけるトレッド部の一部分の平面展開図、図2(a)は、本発明の実施形態に係るブロックの拡大図、図2(b)は、本発明の実施形態に係る周方向サイプの斜視図、図3(a)(b)は、サイプ傾斜部の深さがサイプ平行部の深さよりも浅い場合における、踏み込み時及び蹴り出し時の大ブロックの状態を示す図、図4(a)(b)は、サイプ傾斜部の深さがサイプ平行部の深さと同じ場合における、踏み込み時及び蹴り出し時の大ブロックの状態を示す図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1におけるトレッド3には、タイヤ周方向Cへ延びた複数本の主溝5が設けられており、複数本の主溝5及びトレッド端Eによって、タイヤ周方向Cへ延びた複数の陸部列7,9,11がタイヤ幅方向Wに区画されている。なお、複数の陸部列7,9,11は、センター陸部列7と、このセンター陸部列7のタイヤ幅方向Wの外側に配置した一対のセカンド陸部列9と、一対のセカンド陸部列9のタイヤ幅方向Wの外側に配置した一対のショルダー陸部列11とからなる。
センター陸部列7及び一対のセカンド陸部列9(以下、適宜の陸部列7(9)という)のタイヤ幅方向Wの一方側部分には、タイヤ幅方向Wへ延びた複数本の第1ラグ溝13がタイヤ周方向Cへ間隔を置いて設けられており、各第1ラグ溝13の一端は、主溝5にそれぞれ開口されてあって、各第1ラグ溝13の他端は、適宜の陸部列7(9)にそれぞれ終端されている。また、適宜の陸部列7(9)のタイヤ幅方向Wの他方側部分には、タイヤ幅方向Wへ延びた複数本の第2ラグ溝15がタイヤ周方向Cへ間隔を置いて設けられており、各第2ラグ溝15の一端は、適宜の陸部列7(9)にそれぞれ終端されてあって、各第2ラグ溝15の他端は、主溝5にそれぞれ開口されている。更に、適宜の陸部列7(9)には、近接関係にある第1ラグ溝13と第2ラグ溝15を連通する複数本の連通サイプ17がタイヤ周方向Cに間隔を置いて形成されている。
図1及び図2(a)に示すように、複数本の主溝5、複数本の第1ラグ溝13、複数本の第2ラグ溝15、及び複数本の連通サイプ17によって、適宜の陸部列7(9)が複数の大ブロック19にタイヤ周方向Cに区画されている。また、各大ブロック19のタイヤ幅方向Wの中央部分には、タイヤ周方向Cへジグザグ状に延びかつ一対の小ブロック21に分割する周方向サイプ23が形成されている。更に、各小ブロック21には、タイヤ幅方向Wへ延びた4本の幅方向サイプ25がタイヤ周方向Cへ分断するようにそれぞれ設けられており、各小ブロック21の主溝5側の縁部分には、タイヤ幅方向へ延びた補助幅方向サイプ27がそれぞれ形成されている。
次に、本発明の実施形態の要部について説明する。
図2(a)(b)に示すように、各周方向サイプ23は、タイヤ周方向Cへ平行に延びた適数(本発明の実施形態にあっては、複数)のサイプ平行部23aと、タイヤ周方向Cに対して傾斜した適数(本発明の実施形態にあっては、1つ)のサイプ傾斜部23bをそれぞれ有してあって、各周方向サイプ23におけるサイプ傾斜部23bの深さは、サイプ平行部23aの深さよりも浅くなっている。これにより、蹴り出し時に路面から受ける力F(図3(b)参照)によって、各大ブロック19における一対の小ブロック21に周方向サイプ23におけるサイプ傾斜部23bを開くように分離作用が働いても、各大ブロック19における一対の小ブロック21の分離作用を緩和することができる。
各周方向サイプ23におけるサイプ傾斜部23bの深さは、サイプ平行部23aの深さの40〜80%である。ここで、各周方向サイプ23におけるサイプ傾斜部23bの深さをサイプ平行部23aの深さの40%以上としたのは、サイプ平行部23aの深さの40%未満であると、サイプ傾斜部23bの深さが浅くなりすぎて、摩耗によって早期に消滅してしまうからである。一方、各周方向サイプ23におけるサイプ傾斜部23bの深さをサイプ平行部23aの深さの80%以下としたのは、サイプ平行部23aの深さの80%を超えると、サイプ傾斜部23bの深さが深くなりすぎて、各大ブロック19における一対の小ブロック21の分離作用を十分に緩和することが困難になるからである。
また、各周方向サイプ23における適数のサイプ傾斜部23bをタイヤ幅方向Wに投影した長さの合計(本発明の実施形態にあっては、各周方向サイプ23における1つのサイプ傾斜部23bをタイヤ幅方向に投影した長さ)は、好ましくは、大ブロック19のタイヤ幅方向Wの長さの10〜50%である。ここで、各周方向サイプ23における適数のサイプ傾斜部23bをタイヤ幅方向Wに投影した長さの合計を大ブロック19のタイヤ幅方向Wの長さの10%以上としたのは、大ブロック19のタイヤ幅方向Wの長さの10%未満であると、各大ブロック19における一対の小ブロック21の拘束作用が十分に働かないからである。一方、各周方向サイプ23における適数のサイプ傾斜部23bをタイヤ幅方向Wに投影した長さの合計を大ブロック19のタイヤ幅方向Wの長さの50%未満としたのは、大ブロック19のタイヤ幅方向Wの長さの50%を超えると、小ブロック21のタイヤ幅方向Wの長さが短くなって、ブロック欠け等の発生を十分に抑えることが困難になるからである。
なお、各周方向サイプ23におけるサイプ傾斜部23bのサイプ底の両端側には、R加工が施されているが、面取り加工が施されるようにしても構わない。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
図3(a)及び図4(a)に示すように、踏み込み時に路面から受ける力Fによって、各大ブロック19における一対の小ブロック21には、周方向サイプ23におけるサイプ傾斜部23bを閉じるように拘束作用が働く。一方、図4(b)に示すように、蹴り出し時に路面から受ける力Fによって、各大ブロック19における一対の小ブロック21には、周方向サイプ23におけるサイプ傾斜部23bを開くように分離作用が働く傾向にあるが、各周方向サイプ23におけるサイプ傾斜部23bの深さがサイプ平行部23aの深さよりも浅いため、図3(b)に示すように、各大ブロック19における一対の小ブロック21の分離作用を緩和することができる。これにより、小ブロック21のピッチ数又は幅方向サイプ25,27(補助幅方向サイプ27を含む)の本数を増加させても、走行中に路面から受ける力Fによる大ブロック19を変形を抑制すると共に、蹴り出し時の大ブロック19の滑り量を小さくすることができる。
従って、本発明の実施形態に係る空気入り入りタイヤ1によれば、タイヤ幅方向のエッジ成分を増やして、エッジ効果を高めることができると共に、ヒールアンドトウ摩耗、センター摩耗等の偏摩耗が生じ難くすることができる。よって、氷雪上性能の向上と耐偏摩耗性能の向上を両立させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
(i) 本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1(サイプ平行部23aの深さ13.5mm、サイプ傾斜部23bの深さ10.0mm)を発明品1として、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1(サイプ平行部23aの深さ13.5mm、サイプ傾斜部23bの深さ6.5mm)を発明品2として、サイプ平行部23aとサイプ傾斜部23bの深さを同じにした点を除き本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ1と略同じ構成を有する比較例に係る空気入りタイヤ(サイプ平行部23aの深さ13.5mm、サイプ傾斜部23bの深さ13.5mm)を比較品として、所定のタイヤサイズ(11R22.5)下でそれぞれ試作した。次に、発明品1、発明品2、及び比較品をリム(リム幅7.50インチ)に組み付けて、900KPaの空気を充填する。そして、発明品1、発明品2、及び比較品を車両(2−D・4トラック)にそれぞれ装着した状態で、偏摩耗試験、及び氷上トラクション試験を行った。
(ii) 偏摩耗試験(ヒールアンドトウ摩耗及びセンター摩耗の試験)
偏摩耗試験は、一般道(平均速度60km/h)で2万km、4万km走行させて、2万km走行時及び4万km走行時に、センター陸部列7の大ブロック19における蹴り出し側と踏み込み側の段差量(ヒールトウ段差量)の平均値を求めることにより行われ、その結果(ヒールアンドトウ摩耗の試験結果)をまとめると、後記の表1に示すようになる。なお、ヒールアンドトウ摩耗の試験結果は、数値が小さいほどヒールアンドトウ摩耗が生じ難くいことを示している。
Figure 0004878987
即ち、表1に示すように、発明品1及び発明品2は、比較品よりもヒールアンドトウ摩耗が生じ難くいことが確認された。
また、偏摩耗試験は、2万km走行時及び4万km走行時に、トレッド3のセンター部とショルダー部における残溝の深さの差の平均値を求めることにより行われ、その結果(センター摩耗の試験結果)をまとめると、後記の表2に示すようになる。なお、センター摩耗の試験結果は、数値が小さいほどセンター摩耗が生じ難いことを示している。
Figure 0004878987
即ち、表2に示すように、発明品1及び発明品2は、比較品よりもセンター摩耗が生じ難くいことが確認された。
(iii) 氷上トラックション試験
氷上トラクション試験は、摩耗率0%及び摩耗率40%時に、テストコース氷盤路上でアイドリング(5km/h)から3速アクセルオン(エンジンの回転数2000rpm)で発進させて、15m走行するまでの時間を測定することにより行われ、氷上トラクション試験の結果をまとめると、後記の表3に示すようになる。なお、氷上トラクション試験の結果は、指数化してあって、数値が大きいほど氷上トラクション性能が高いことを示している。
Figure 0004878987
即ち、表1に示すように、発明品1及び発明品2は、比較品と略同じように氷上トラクション性能を有していることが確認された。
本発明の実施形態に係る空気入りタイヤにおけるトレッド部の一部分の平面展開図である。 図2(a)は、本発明の実施形態に係るブロックの拡大図、図2(b)は、 本発明の実施形態に係る周方向サイプの斜視図である。 図3(a)(b)は、サイプ傾斜部の深さがサイプ平行部の深さよりも浅い場合における、踏み込み時及び蹴り出し時の大ブロックの状態を示す図である。 図4(a)(b)は、サイプ傾斜部の深さがサイプ平行部の深さと同じ場合における、踏み込み時及び蹴り出し時の大ブロックの状態を示す図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
3 トレッド
5 主溝
7 センター陸部列
9 セカンド陸部列
11 ショルダー陸部列
13 第1ラグ溝
15 第2ラグ溝
17 連通サイプ
19 大ブロック
21 小ブロック
23 周方向サイプ
23a サイプ平行部
23b サイプ傾斜部
25 幅方向サイプ
27 補助幅方向サイプ

Claims (3)

  1. トレッド部にタイヤ周方向へ延びた複数本の主溝が設けられ、複数本の前記主溝及びトレッド端によってタイヤ周方向へ延びた複数の陸部列がタイヤ幅方向に区画され、少なくともいずれかの前記陸部列のタイヤ幅方向の一方側部分にタイヤ幅方向へ延びた複数本の第1ラグ溝がタイヤ周方向に間隔を置いて設けられ、各第1ラグ溝の一端が前記主溝にそれぞれ開口されかつ各第1ラグ溝の他端がいずれかの前記陸部列にそれぞれ終端され、いずれかの前記陸部列のタイヤ幅方向の他方側部分にタイヤ幅方向へ延びた複数本の第2ラグ溝がタイヤ周方向に間隔を置いて設けられ、各第2ラグ溝の一端がいずれかの前記陸部列にそれぞれ終端されかつ各第2ラグ溝の他端が前記主溝にそれぞれ開口され、いずれかの前記陸部列に近接関係にある前記第1ラグ溝と前記第2ラグ溝を連通する複数本の連通サイプがタイヤ周方向に間隔を置いて形成され、複数本の前記主溝、複数本の前記第1ラグ溝、複数本の前記第2ラグ溝、及び複数本の前記連通サイプによっていずれかの前記陸部列が複数の大ブロックにタイヤ周方向に区画され、各大ブロックのタイヤ幅方向の中央部分にタイヤ周方向へ延びかつ一対の小ブロックに分割する周方向サイプがそれぞれ形成され、前記小ブロックにタイヤ幅方向へ延びた幅方向サイプが形成された空気入りタイヤにおいて、
    各周方向サイプは、タイヤ周方向へ平行に延びた適数のサイプ平行部とタイヤ周方向に対して傾斜した適数のサイプ傾斜部をそれぞれ有し、各周方向サイプにおける前記サイプ傾斜部の深さが前記サイプ平行部の深さよりも浅くなっていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 各周方向サイプにおける適数の前記サイプ傾斜部をタイヤ幅方向に投影した長さの合計が前記大ブロックのタイヤ幅方向の長さの10〜50%であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 各周方向サイプにおける前記サイプ傾斜部の深さが前記サイプ平行部の深さの40〜80%であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
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