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JP4877283B2 - 通信装置、通信システム、通信方法、プログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、通信システム、通信方法、プログラムに関する。
近日、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11に規定される電波通信方式が広く普及している。かかる電波通信方式においては、アンテナを利用して無線電波が送受信されるが、当該無線電波が周囲で送受信される無線電波と干渉し、通信に悪影響を及ぼす場合があった。
また、電波通信方式以外にも、電界結合や磁界結合を利用して通信を行う近距離無線通信方式が提案されている。かかる近距離無線通信方式においては、例えば、磁界結合を行なう複数の通信装置が近接されると、複数の通信装置が磁界結合し、磁界結合により複数の通信装置間での通信が実現される。このように、電界結合や磁界結合に基づく近距離無線通信方式によれば、通信相手が近接しない場合には信号が送信されないため、干渉の問題が生じ難い点で電波通信方式より有利である。
このような各種通信方式においては、通常、2の通信装置間で認証処理などの接続確立処理が行なわれた後、データ通信が開始される。例えば、特許文献1には、接続確立処理を行なう電話装置の一例が記載されている。具体的には、特許文献1には、架電元装置の電話番号が、事前に登録してある電話番号と一致する場合、架電元装置との電話通信を行う電話装置が記載されている。
特開2007−209034号公報
ここで、電界結合や磁界結合に基づく近距離無線通信方式においては、2の通信装置の近接により通信が開始されるため、上記電話装置において利用される電話番号やメールアドレスなどの連絡先情報という概念が想定されていなかった。仮に、当該近距離無線通信方式における連絡先情報が各通信装置に割当てられれば、データ通信を許容する通信装置を上記電話装置のように連絡先情報の事前登録により制限することも考えられる。しかし、電界結合や磁界結合に基づく近距離無線通信方式における連絡先情報を通信装置に別途登録する場合、通信装置のメモリ容量を圧迫してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、他の通信方式に関連して記録されている連絡先情報を利用し、電界結合または磁界結合に基づくデータ通信の通信相手を制限することが可能な、新規かつ改良された通信装置、通信システム、通信方法、プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1の通信方式による通信を制御する第1の通信制御部と、前記第1の通信方式における他の通信装置の連絡先情報が記録される記憶部と、通信相手との電界結合または磁界結合に基づく第2の通信方式による接続確立通信、および前記通信相手との前記第2の通信方式によるデータ通信を制御する第2の通信制御部と、を備える通信装置が提供される。より詳細には、前記第2の通信制御部は、前記通信相手から前記接続確立通信時に送信された信号に、前記記憶部に記録されている連絡先情報が含まれていない場合、前記通信相手との前記データ通信を行わない。
前記通信装置は、前記第1の通信方式および前記第2の通信方式と異なる第3の通信方式による通信を制御する第3の通信制御部をさらに備え、前記記憶部には、前記第3の通信方式における前記他の通信装置の連絡先情報がさらに記録されてもよい。
前記第2の通信制御部は、前記通信相手から前記接続確立通信時に送信された信号に、前記記憶部に記録されている第1の通信方式における連絡先情報、または第3の通信方式における連絡先情報の少なくともいずれかが含まれる場合、前記通信相手との前記データ通信を行ってもよい。また、前記通信相手から前記接続確立通信時に送信される信号には、前記第1の通信方式における連絡先情報、および前記第3の通信方式における連絡先情報の双方が含まれてもよい。
前記通信相手から前記接続確立通信時に送信される信号には、通信方式を示す識別情報と、前記識別情報の示す通信方式における前記通信相手の連絡先情報が含まれてもよい。
前記通信相手から前記データ通信時に送信される信号にも、前記通信相手の連絡先情報が含まれ、前記記憶部には、前記通信相手から前記データ通信時に受信したデータが、受信時刻情報および前記信号に含まれる連絡先情報と対応付けて記録されてもよい。
前記第2の通信制御部は、前記接続確立通信時、前記通信相手に対して連絡先情報を含む信号の送信を要求してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、第1の通信方式による通信を制御する第1の通信制御部、前記第1の通信方式における他の通信装置の連絡先情報が記録される記憶部、電界結合または磁界結合に基づく第2の通信方式による接続確立通信、および前記第2の通信方式によるデータ通信を制御する第2の通信制御部、を有する第1の通信装置と、前記接続確立通信時に、前記第1の通信方式における自装置の連絡先情報を含む信号を送信する第2の通信装置と、を備える通信システムが提供される。より詳細には、前記第2の通信制御部は、前記第2の通信装置から前記接続確立通信時に送信された信号に、前記記憶部に記録されている連絡先情報が含まれていない場合、前記第2の通信装置との前記データ通信を行わない。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、第1の通信方式における他の通信装置の連絡先情報が記憶媒体に記録されるステップと、通信相手との電界結合または磁界結合に基づく第2の通信方式による接続確立通信を行うステップと、前記通信相手との前記第2の通信方式によるデータ通信を制御するステップと、を含む通信方法が提供される。より詳細には、前記通信相手から前記接続確立通信時に送信された信号に、前記記憶媒体に記録されている連絡先情報が含まれていない場合、前記通信相手との前記データ通信を行わない。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、第1の通信方式による通信を制御する第1の通信制御部と、前記第1の通信方式における他の通信装置の連絡先情報を記憶媒体に記録する記録部と、通信相手との電界結合または磁界結合に基づく第2の通信方式による接続確立通信、および前記通信相手との前記第2の通信方式によるデータ通信を制御し、前記通信相手から前記接続確立通信時に送信された信号に、前記記憶部に記録されている連絡先情報が含まれていない場合、前記通信相手との前記データ通信を行わない第2の通信制御部と、として機能させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、第1の通信方式による通信を制御する第1の通信制御部と、通信相手との電界結合または磁界結合に基づく第2の通信方式による接続確立通信、および前記通信相手との前記第2の通信方式によるデータ通信を制御する第2の通信制御部と、を備え、前記第2の通信制御部は、前記接続確立通信時、前記第1の通信方式における自装置の連絡先情報を含む信号を送信する、通信装置が提供される。
以上説明したように本発明にかかる通信装置、通信システム、通信方法、プログラムによれば、他の通信方式に関連して記録されている連絡先情報を利用し、電界結合または磁界結合に基づくデータ通信の通信相手を制限することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
〔1〕本実施形態の概要
〔2〕本実施形態に至る経緯
〔3〕本実施形態の詳細な説明
〔3−1〕携帯電話のハードウェア構成
〔3−2〕携帯電話の機能
〔3−3〕携帯電話の動作
(第1の動作例)
(第2の動作例)
(第3の動作例)
〔4〕まとめ
〔1〕本実施形態の概要
まず、図1を参照し、本発明の一実施形態にかかる通信システム1の概要を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる通信システム1を示した説明図である。図1に示したように、本実施形態にかかる通信システムは、一対の携帯電話20Aおよび20B(通信装置)からなる。携帯電話20Aおよび20Bは、相互に電界結合することが可能な電界カプラと呼ばれる電極板を備える。携帯電話20Aおよび20Bの双方の電界カプラが例えば3cm以内に近接されると、一方の電界カプラにより発生される誘導電界の変化を他方の電界カプラが感知することにより、携帯電話20Aおよび20Bの間での電界通信が実現される。
より具体的には、上記電界通信を行う一対の機器は、一方がイニシエータ(Initiator)として機能し、他方がレスポンダ(Responder)として機能する。イニシエータは接続確立要求を行なう側であり、レスポンダはイニシエータからの接続確立要求を待ち受ける側である。
例えば、図1に示した携帯電話20Bがイニシエータとして機能し、携帯電話20Aがレスポンダとして機能する場合、携帯電話20Aおよび20Bが近接されると、携帯電話20Bから送信される接続確立要求を携帯電話20Aが受信する。そして、携帯電話20Aにより接続確立要求が受信されると、携帯電話20Aおよび20Bが接続確立処理の一例としての認証処理を行い、認証処理が正常に終了すると携帯電話20Aおよび20Bがデータ通信可能な状態に接続される。認証処理としては、例えば、ソフトウェアのバージョンや、有するプロトコルを示すエミュレーション方式が携帯電話20Aおよび20Bで一致するか否かの確認などがあげられる。
その後、携帯電話20Aおよび20Bが1対1でデータ通信を行う。より詳細には、携帯電話20Bが任意のデータを電界カプラにより携帯電話20Aへ送信する。または、携帯電話20Aが任意のデータを電界カプラにより携帯電話20Bへ送信する。任意のデータとしては、音楽、講演およびラジオ番組などの音楽データや、映画、テレビジョン番組、ビデオプログラム、写真、文書、絵画および図表などの映像データや、ゲームおよびソフトフェアなどがあげられる。
アンテナから放射される電波が距離の2乗に反比例して減衰するのに対し、このような電界カプラから発生される誘導電界の強度は距離の4乗に反比例するため、電界通信が可能な一対の携帯電話20間の距離を制限できる点で有利である。すなわち、当該電界通信によれば、周囲に存在する障害物による信号の劣化が少ない、ハッキングや秘匿性を確保するための技術を簡素化できるなどの効果が得られる。
また、アンテナから放射される電波は、電波の進行方向と直交方向に振動する横波成分を有し、偏波がある。これに対し、電界カプラは、進行方向に振動する縦波成分を有し、偏波がない誘導電界を発生するため、一対の電界カプラの面が対向していれば受信側で信号を受信できる点でも利便性が高い。
なお、本明細書においては、一対の携帯電話20が電界カプラを利用して近距離無線通信(非接触通信)を行う例に重きをおいて説明するが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、一対の携帯電話20は、磁界結合により通信可能な通信部を介して近距離無線通信を行うことも可能である。また、携帯電話20Aおよび20Bは、電話通信やメール通信を行うことも可能である。
また、図1においては通信装置の一例として携帯電話20Aおよび20Bを示しているに過ぎず、本発明はかかる例に限定されない。例えば、通信装置は、PC(Personal Computer)、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、携帯用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。
〔2〕本実施形態に至る経緯
以上説明したように、近距離無線通信においては、一対の携帯電話20Aおよび20B間のデータ通信が、携帯電話20Aおよび20Bの近接により開始される。このため、近距離無線通信においては、ユーザの利便性を向上できる反面、ユーザの意図しないデータ通信が行われてしまうことが予想された。
例えば、満員電車に乗っているユーザが、本実施形態に関連する携帯電話を所有している場合、当該ユーザの知らぬ間に当該ユーザの携帯電話と第三者の携帯電話とが近接され、当該ユーザの携帯電話にデータが送り込まれてしまうという問題があった。または、当該ユーザの知らぬ間に、当該ユーザの携帯電話のデータが第三者の携帯電話により取得されてしまうという問題があった。
そこで、上記事情を一着眼点にして本実施形態にかかる携帯電話20を創作するに至った。本実施形態にかかる携帯電話20によれば、ユーザの意図しないデータ通信が行われてしまう場合を防止することができる。以下、このような本実施形態にかかる携帯電話20について詳細に説明する。
〔3〕本実施形態の詳細な説明
〔3−1〕携帯電話のハードウェア構成
まず、図2を参照し、本実施形態にかかる携帯電話20のハードウェア構成について説明する。
図2は、携帯電話20のハードウェア構成を示したブロック図である。携帯電話20は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、ホストバス204と、ブリッジ205と、外部バス206と、インタフェース207と、入力装置208と、出力装置210と、ストレージ装置(HDD)211と、ドライブ212と、通信装置215とを備える。
CPU201は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って携帯電話20内の動作全般を制御する。また、CPU201は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM202は、CPU201が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM203は、CPU201の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス204により相互に接続されている。
ホストバス204は、ブリッジ205を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス206に接続されている。なお、必ずしもホストバス204、ブリッジ205および外部バス206を分離構成する必要はなく、一のバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置208は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイク、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU201に出力する入力制御回路などから構成されている。携帯電話20のユーザは、該入力装置208を操作することにより、携帯電話20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置210は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Display)装置およびランプなどの表示装置と、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置で構成される。出力装置210は、例えば、再生されたコンテンツを出力する。具体的には、表示装置は再生された映像データ等の各種情報をテキストまたはイメージで表示する。一方、音声出力装置は、再生された音声データ等を音声に変換して出力する。
ストレージ装置211は、データ格納用の装置である。ストレージ装置211は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置211は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置211は、ハードディスクを駆動し、CPU201が実行するプログラムや各種データを格納する。また、このストレージ装置211には、例えば後述の電話帳データが記録される。
ドライブ212は、記憶媒体用リーダライタであり、携帯電話20に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ212は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体24に記録されている情報を読み出して、RAM203に出力する。
通信装置215は、例えば、通信網12に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。具体的には、通信装置215は、電話通信およびメール通信などを行うためのアンテナ(図3におけアンテナ42)や無線チップなどの装置、および近距離無線通信を行うための電界カプラ(図3における電界カプラC)などに該当する。
〔3−2〕携帯電話の機能
以上、図2を参照して本実施形態にかかる携帯電話20のハードウェア構成について説明した。続いて、図3〜図6を参照し、当該携帯電話20の機能について説明する。
図3は、本実施形態にかかる携帯電話20の構成を示した機能ブロック図である。図3に示したように、本実施形態にかかる携帯電話20は、記憶部32と、操作部34と、表示部36と、通話制御部38と、メール通信制御部40と、アンテナ42と、近距離無線通信制御部50と、アプリケーション60と、電界カプラCと、を備える。
記憶部32は、他の通信装置に関する電話帳データや受信データなどが記録される記憶媒体である。以下、電話帳データの構成例を図4を参照して説明する。
図4は、電話帳データの構成例を示した説明図である。図4に示したように、電話帳データにおいては、他の通信装置ごとに、所有者の氏名、住所、電話番号、およびメールアドレスなどの連絡先情報が対応付けられている。携帯電話20は、かかる電話帳データに基づき、特定のユーザが所有する通信装置へ架電したり、受信メールの送信者を特定することができる。
なお、このような電話帳データが記録される記憶部32は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリや、ハードディスクおよび円盤型磁性体ディスクなどの磁気ディスクや、CD−R(Compact Disc Recordable)/RW(ReWritable)、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)/RW/+R/+RW/RAM(Ramdom Access Memory)およびBD(Blu−Ray Disc(登録商標))―R/BD−REなどの光ディスクや、MO(Magneto Optical)ディスクなどの記憶媒体であってもよい。
操作部34(例えば、図2に示した入力装置208に対応)は、携帯電話20とユーザのインターフェースである。ユーザは、かかる操作部34を操作することにより、携帯電話20へ各種データや各種指示を入力することができる。表示部36(例えば、図2に示した出力装置210に対応)は、操作部34へのユーザ操作に応じた画面や、着信時には発信者を示す画面を表示する。
通話制御部38は、他の通信装置との電話通信(第1の通信方式)を制御する第1の通信制御部として機能する。例えば、通話制御部38は、マイクロホンにより得られたユーザの音声データをアンテナ42から送信可能な形式に変換し、電話帳データから選択された通信装置へアンテナ42から送信させる。また、通話制御部38は、アンテナ42により受信された音声データの復調、および復号などを行なう。
メール通信制御部40は、他の通信装置とのメール通信(第3の通信方式)を制御する第3の通信制御部として機能する。例えば、メール通信制御部40は、操作部34を介してユーザにより入力されたメールデータをアンテナ42から送信可能な形式に変換し、電話帳データから選択された通信装置へアンテナ42から送信させる。また、メール通信制御部40は、アンテナ42により受信されたメールデータの復調、および復号などを行なう。
アンテナ42は、他の通信装置とのインターフェースであって、他の通信装置から電磁波により送信された音声データやメールデータを受信したり、他の通信装置へ電磁波により音声データやメールデータを送信する。
電界カプラCは、「〔1〕本実施形態の概要」において説明したように、近接された通信装置の電界カプラと電界結合により通信を行う通信部として機能する。
近距離無線通信制御部50は、他の通信装置との電界結合に基づく近距離無線通信(第2の通信方式)を制御する第2の通信制御部として機能する。例えば、近距離無線通信制御部50は、アプリケーション60から供給されるデータを電界カプラCから送信させたり、電界カプラCにより受信されたデータをアプリケーション60へ供給する。以下、図5を参照し、近距離無線通信制御部50の機能について詳細に説明する。
図5は、近距離無線通信制御部50の構成を示した機能ブロック図である。図5に示したように、近距離無線通信制御部50は、送信バッファ104と、送信処理部108と、受信処理部112と、受信バッファ116と、セレクタ124と、接続確立処理部130と、を備える。
送信バッファ104は、電界カプラCから他の通信装置へ転送するための転送データ(送信データ)を保持する記憶媒体である。転送データは、例えばアプリケーション60から供給される。
送信処理部108は、送信バッファ104から入力される転送データ、または接続確立処理部130から入力される接続確立要求などの接続用データを、電界カプラCから送信可能な信号形式に変換するための信号処理を行う。
受信処理部112は、電界カプラCにより受信されたデータの復号処理を行う。例えば、受信処理部112は、高周波信号として電界カプラCにより受信されたデータをベースバンド信号にダウンコンバージョンし、コンスタレーションに基づいてビット列を得てもよい。
受信バッファ116は、受信処理部112により復号されたデータを保持する記憶媒体である。受信バッファ116に保持されたデータは、例えばアプリケーション60へ供給されても、記憶部32に記録されてもよい。
セレクタ124は、電界カプラCと、送信処理部108または受信処理部112のいずれかを選択的に接続する。より詳細には、携帯電話20の送信時には電界カプラCがセレクタ124により送信処理部108と接続され、受信時には電界カプラCがセレクタ124により受信処理部112と接続される。
接続確立処理部130は、携帯電話20と他の通信装置の間でデータ通信を行なうに際して必要になる接続確立処理(接続確立通信)を行う。例えば、接続確立処理部130は、携帯電話20がイニシエータとして機能する場合、接続確立要求を送信処理部108へ出力し、他の通信装置と電界カプラCが近接された場合に電界カプラCから接続確立要求を送信させる。ここで、接続確立処理部130は、図6に示すように、電界カプラCから送信させる接続確立要求に、自装置の異なる通信方式における連絡先情報を含ませてもよい。
図6は、接続確立要求の構成例を示した説明図である。図6に示したように、接続確立要求は、送信元装置ID、および当該フレームが接続確立要求であることを示すフレームタイプに加え、情報ID、および連絡先情報を含む。
情報IDは、近距離無線通信方式と異なるいずれかの通信方式を示す情報である。連絡先情報には、情報IDの示す通信方式に応じた情報が記載される。例えば、情報IDに電話通信方式を示す情報が記載される場合、連絡先情報には携帯電話20の電話番号が記載される。同様に、情報IDにメール通信方式を示す情報が記載される場合、連絡先情報には携帯電話20のメールアドレスが記載される。かかる構成により、接続確立要求の受信先においては、電話帳データから検索対象とする連絡先情報の種類を情報IDに基づいて特定することが可能となる。
なお、図6においては接続確立要求に1の連絡先情報のみが記載される例を示したが、接続確立要求には、後述するように、電話番号およびメールアドレスの双方など、複数の連絡先情報が記載されてもよい。
また、接続確立処理部130は、レスポンダとして機能する場合、他の通信装置から接続確立要求を受信すると、接続確立要求に含まれる連絡先情報が電話帳データに登録されているか否かを判断する。そして、接続確立処理部130は、接続確立要求に含まれる連絡先情報が電話帳データに登録されていない場合、他の通信装置からの接続確立要求を拒否し、他の通信装置との通信を終了する。
一方、接続確立処理部130は、接続確立要求に含まれる連絡先情報が電話帳データに登録されている場合、接続確立要求に応答するACKを送信処理部108を介して他の通信装置へ送信する。なお、接続確立要求に複数の連絡先情報が含まれる場合、接続確立処理部130は、少なくともいずれかの連絡先情報が電話帳データに登録されているか否かを判断してもよい。そして、接続確立処理部130は、少なくともいずれかの連絡先情報が電話帳データに登録されている場合にACKを送信してもよい。例えば、他の通信装置は、連絡先情報として電話番号およびメールアドレスの双方を含む接続確立要求を送信し、接続確立処理部130は、接続確立要求に含まれる電話番号またはメールアドレスのいずれかが電話帳データに登録されている場合にACKを送信してもよい。現実の携帯電話20の利用形態においては、ある他のユーザについて電話番号またはメールアドレスの一方しか電話帳データに登録されていないことも想定される。より具体的には、携帯電話20の電話帳データに、他のユーザ「A」については電話番号しか登録されておらず、他のユーザ「B」についてはメールアドレスしか登録されていない場合が生じえる。したがって、上記のように、複数種類の連絡先情報の一例として電話番号およびメールアドレスの少なくとも2種類を送信することは効果的である。また、このように接続確立要求およびACKの送受信を含む一連の通信を接続確立通信と称する場合もある。
そして、他の通信装置は、携帯電話20からACKを受信すると、携帯電話20へのデータ送信を開始することができる。ここで、他の通信装置は、データに自装置の連絡先情報および現在時刻を付加して送信してもよい。この場合、携帯電話20は、受信したデータと、当該データに付加された連絡先情報および現在時刻とを対応付けてアプリケーション60に供給してもよい、または、記憶部32に記録してもよい。かかる構成によれば、携帯電話20は、受信したデータごとに、いつ、誰から送信されたかを把握することが可能となる。
〔3−3〕携帯電話の動作
以上、図3〜図6を参照し、本実施形態にかかる携帯電話20の機能について説明した。続いて、図7〜図9を参照し、本実施形態にかかる携帯電話20において実行される通信方法を説明する。
(第1の動作例)
図7は、本実施形態にかかる携帯電話20の第1の動作例の流れを示したシーケンス図である。まず、図7に示したように、イニシエータとして機能する携帯電話20Aは、レスポンダとして機能する携帯電話20Bと近接されると、自装置の電話番号またはメールアドレスなどの連絡先情報を含む接続確立要求を送信する(S204)。携帯電話20Bの接続確立処理部130は、携帯電話20Aから受信した接続確立要求に含まれる連絡先情報が、電話帳データに登録されているか否かを判断する(S208)。
そして、携帯電話20Bの接続確立処理部130は、携帯電話20Aから受信した接続確立要求に含まれる連絡先情報が、電話帳データに登録されていない場合(S208)、携帯電話20Aからの接続確立要求を拒否する(S212)。すなわち、携帯電話20Bの接続確立処理部130は、携帯電話20Aとの通信を終了する。なお、携帯電話20Bの接続確立処理部130は、携帯電話20Aからの接続確立要求を拒否する場合、その旨を示す応答を送信処理部108から送信させてもよい。
一方、携帯電話20Bの接続確立処理部130は、携帯電話20Aから受信した接続確立要求に含まれる連絡先情報が、電話帳データに登録されている場合、接続確立要求に応答するACKを送信処理部108から携帯電話20Aへ送信させる(S216)。携帯電話20Aは、携帯電話20BからACKを受信すると、携帯電話20Bへのデータ送信を開始する(S220)。
以上説明したように、本実施形態にかかる携帯電話20の第1の動作例によれば、レスポンダとして機能する携帯電話20Bへのデータ送信が可能な通信装置を、携帯電話20Bの電話帳データに連絡先情報が登録されている通信装置に制限することができる。したがって、携帯電話20Bのユーザの知らぬ間に、第三者の通信装置から携帯電話20Bへデータが送り込まれてしまう場合を防止することができる。
(第2の動作例)
図8は、本実施形態にかかる携帯電話20の第2の動作例の流れを示したシーケンス図である。まず、図8に示したように、イニシエータとして機能する携帯電話20Aは、レスポンダとして機能する携帯電話20Bと近接されると、接続確立要求を送信する(S254)。携帯電話20Bの接続確立処理部130は、携帯電話20Aから受信した接続確立要求を受信すると、自装置の連絡先情報を送信する(S258)。ここで、S254において携帯電話20Aから送信される接続確立要求には、携帯電話20Bの連絡先情報を要求する情報が含まれていてもよい。
続いて、携帯電話20Aの接続確立処理部130は、携帯電話20Bから受信した連絡先情報が電話帳データに登録されているか否かを判断する(S262)。そして、携帯電話20Aの接続確立処理部130は、携帯電話20Bから受信した連絡先情報が電話帳データに登録されていない場合、携帯電話20Bとの接続確立を行なわない(S266)。すなわち、携帯電話20Aの接続確立処理部130は、携帯電話20Bとの通信を終了する。なお、携帯電話20Aの接続確立処理部130は、携帯電話20Bとの接続確立を行なわない場合、その旨を示す情報を送信処理部108から送信させてもよい。
一方、携帯電話20Aの接続確立処理部130は、携帯電話20Bから受信した連絡先情報が、電話帳データに登録されている場合、携帯電話20Bへのデータ送信を開始する(S270)。
以上説明したように、本実施形態にかかる携帯電話20の第2の動作例によれば、イニシエータとして機能する携帯電話20Aからのデータ受信が可能な通信装置を、携帯電話20Aの電話帳データに連絡先情報が登録されている通信装置に制限することができる。したがって、携帯電話20Aのユーザの知らぬ間に、第三者の通信装置により携帯電話20Aのデータが取得されてしまう場合を防止することができる。
(第3の動作例)
図9は、本実施形態にかかる携帯電話20の第3の動作例の流れを示したシーケンス図である。まず、図9に示したように、イニシエータとして機能する携帯電話20Aは、レスポンダとして機能する携帯電話20Bと近接されると、自装置の電話番号またはメールアドレスなどの連絡先情報を含む接続確立要求を送信する(S304)。携帯電話20Bの接続確立処理部130は、携帯電話20Aから受信した接続確立要求に含まれる連絡先情報が、電話帳データに登録されているか否かを判断する(S308)。
そして、携帯電話20Bの接続確立処理部130は、携帯電話20Aから受信した接続確立要求に含まれる連絡先情報が、電話帳データに登録されていない場合(S308)、携帯電話20Aからの接続確立要求を拒否する(S312)。すなわち、携帯電話20Bの接続確立処理部130は、携帯電話20Aとの通信を終了する。なお、携帯電話20Bの接続確立処理部130は、携帯電話20Aからの接続確立要求を拒否する場合、その旨を示す応答を送信処理部108から送信させてもよい。
一方、携帯電話20Bの接続確立処理部130は、携帯電話20Aから受信した接続確立要求に含まれる連絡先情報が、電話帳データに登録されている場合、自装置の連絡先情報を含むACKを送信処理部108から携帯電話20Aへ送信させる(S316)。
続いて、携帯電話20Aの接続確立処理部130は、携帯電話20Bから受信したACKに含まれる連絡先情報が電話帳データに登録されているか否かを判断する(S320)。そして、携帯電話20Aの接続確立処理部130は、携帯電話20Bから受信したACKに含まれる連絡先情報が電話帳データに登録されていない場合、携帯電話20Bとの接続確立を行なわない(S324)。すなわち、携帯電話20Aの接続確立処理部130は、携帯電話20Bとの通信を終了する。なお、携帯電話20Aの接続確立処理部130は、携帯電話20Bとの接続確立を行なわない場合、その旨を示す情報を送信処理部108から送信させてもよい。
一方、携帯電話20Aの接続確立処理部130は、携帯電話20Bから受信したACKに含まれる連絡先情報が、電話帳データに登録されている場合、携帯電話20Bへのデータ送信を開始する(S328)。
以上説明したように、本実施形態にかかる携帯電話20の第3の動作例によれば、携帯電話20Aおよび20B間でのデータ通信を、携帯電話20Aおよび20Bの双方がお互いの連絡先情報を登録している場合に実行することができる。したがって、携帯電話20Aまたは20Bの連絡先情報が第三者に漏洩した場合であっても、携帯電話20Aまたは20Bと第三者の通信装置とのデータ通信を防止することができる。
〔4〕まとめ
以上説明したように、本実施形態にかかる携帯電話20は、近距離無線通信によるデータ通信の相手となる通信装置を、電話帳データに連絡先情報が登録されている通信装置に制限することができる。したがって、例えば満員電車において携帯電話20へ第三者の通信装置が近接された場合であっても、第三者の通信装置から携帯電話20へデータ(例えば、ユーザの不要な広告データ、有害データなど)が送り込まれてしまう場合を防止することができる。同様に、本実施形態によれば、携帯電話20のユーザの知らぬ間に、第三者の通信装置により携帯電話20のデータが取得されてしまう場合を防止することができる。
また、本実施形態においては、携帯電話20が元々保持している電話帳データに基づいて近距離無線通信による通信相手を制限することができる。すなわち、本実施形態によれば、通信相手を制限するための新たな情報を携帯電話20に記録する必要がないため、携帯電話20の記憶部32のメモリ容量の圧迫、あるいは回路規模の増大などを抑止することができる。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では電話番号やメールアドレスが連絡先情報に該当する例に重きをおいて説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、連絡先情報として、住所、氏名、電話番号やメールアドレスの加工情報(ハッシュ値など)、および装置固有IDなどが利用されてもよい。また、上記実施形態では、近距離無線通信方式と異なる通信方式の一例として、電話通信方式およびメール通信方式をあげて説明したが、本実施形態には任意の通信方式を適用することが可能である。
また、「〔3−3〕携帯電話の動作」においては、イニシエータとして機能する携帯電話20からデータが送信される例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、図7に示したレスポンダとして機能する携帯電話20Bは、S216におけるACKの送信の後、携帯電話20Aへのデータ送信を開始してもよい。
また、上記実施形態では、通信装置の一例としての携帯電話20Aおよび20B間で通信が行われる例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、本発明は、携帯電話20およびPC間の通信にも適用可能である。より詳細には、PCが自装置のメールアドレスを含む接続確立要求を送信し、当該接続確立要求に含まれるメールアドレスが携帯電話20に登録されている場合に通信が継続されるようにしてもよい。または、携帯電話20が自装置のメールアドレスを含む接続確立要求を送信し、当該接続確立要求に含まれるメールアドレスがPCに登録されている場合に通信が継続されるようにしてもよい。
また、本明細書の携帯電話20の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、携帯電話20の処理における各ステップは、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)を含んでもよい。
また、携帯電話20に内蔵されるCPU201、ROM202およびRAM203などのハードウェアを、上述した携帯電話20の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。また、図3および図5の機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアで構成することで、一連の処理をハードウェアで実現することもできる。
本発明の一実施形態にかかる通信システム1を示した説明図である。 携帯電話のハードウェア構成を示したブロック図である。 本実施形態にかかる携帯電話の構成を示した機能ブロック図である。 電話帳データの構成例を示した説明図である。 近距離無線通信制御部の構成を示した機能ブロック図である。 接続確立要求の構成例を示した説明図である 本実施形態にかかる携帯電話の第1の動作例の流れを示したシーケンス図である。 本実施形態にかかる携帯電話の第2の動作例の流れを示したシーケンス図である。 本実施形態にかかる携帯電話の第3の動作例の流れを示したシーケンス図である。
符号の説明
20、20A、20B 携帯電話
32 記憶部
38 通話制御部
40 メール通信制御部
42 アンテナ
50 近距離無線通信制御部
104 送信バッファ
108 送信処理部
112 受信処理部
116 受信バッファ
124 セレクタ
130 接続確立処理部

Claims (9)

  1. 基地局を含む通信網を介する第1の通信方式による通信を制御する第1の通信制御部と;
    他の通信装置の前記第1の通信方式における連絡先情報が記録される記憶部と;
    通信相手と電界結合または磁界結合により前記通信相手と1対1に直接接続される第2の通信方式による接続確立通信、および前記通信相手との前記第2の通信方式によるデータ通信を制御する第2の通信制御部と;
    を備え、
    前記接続確立通信においては、前記通信相手から前記通信相手の連絡先情報が受信され、前記第2の通信制御部が前記第1の通信方式における自装置の連絡先情報の送信を制御し、
    前記第2の通信制御部は、
    前記通信相手から前記接続確立通信時に送信された信号に前記記憶部に記録されている連絡先情報が含まれていない場合には前記通信相手との前記データ通信が行われないよう制御し、
    前記通信相手から前記接続確立通信時に送信された信号に前記記憶部に記録されている連絡先情報が含まれている場合には前記通信相手との前記データ通信が開始されるよう制御する、通信装置。
  2. 前記通信装置は、
    前記第1の通信方式および前記第2の通信方式と異なる第3の通信方式による通信を制御する第3の通信制御部をさらに備え、
    前記記憶部には、前記他の通信装置の前記第3の通信方式における連絡先情報がさらに記録され、
    前記第2の通信制御部は、前記通信相手から前記接続確立通信時に送信された信号に、前記記憶部に記録されている第1の通信方式における連絡先情報、または第3の通信方式における連絡先情報の少なくともいずれかが含まれる場合、前記通信相手との前記データ通信を行う、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信相手から前記接続確立通信時に送信される信号には、前記第1の通信方式における連絡先情報、および前記第3の通信方式における連絡先情報の双方が含まれる、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記通信相手から前記接続確立通信時に送信される信号には、通信方式を示す識別情報と、前記識別情報の示す通信方式における前記通信相手の連絡先情報が含まれる、請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記通信相手から前記データ通信時に送信される信号にも、前記通信相手の連絡先情報が含まれ、
    前記記憶部には、前記通信相手から前記データ通信時に受信したデータが、受信時刻情報および前記信号に含まれる連絡先情報と対応付けて記録される、請求項1〜4に記載の通信装置。
  6. 前記第2の通信制御部は、前記接続確立通信時、前記通信相手に対して連絡先情報を含む信号の送信を要求する、請求項1〜4に記載の通信装置。
  7. 基地局を含む通信網を介する第1の通信方式による通信を制御する第1の通信制御部、
    前記第1の通信方式における他の通信装置の連絡先情報が記録される記憶部、
    通信相手と電界結合または磁界結合により前記通信相手と1対1に直接接続される第2の通信方式による接続確立通信、および前記第2の通信方式によるデータ通信を制御する第2の通信制御部、
    を有し、
    前記第2の通信制御部は、前記接続確立通信時に前記第1の通信方式における自装置の連絡先情報の送信を制御する、第1の通信装置と;
    前記第1の通信装置の前記通信相手となり、前記第1の通信装置との前記接続確立通信時に、前記第1の通信方式における自装置の連絡先情報を含む信号を送信する第2の通信装置と;
    を備え、
    前記第2の通信制御部は、前記第2の通信装置から前記接続確立通信時に送信された信号に前記記憶部に記録されている連絡先情報が含まれていない場合には前記第2の通信装置との前記データ通信が行われないよう制御し、
    前記第2の通信装置から前記接続確立通信時に送信された信号に前記記憶部に記録されている連絡先情報が含まれている場合には前記第2の通信装置との前記データ通信が開始されるよう制御する、を行わない、通信システム。
  8. 通信装置によって実行される通信方法であって、
    基地局を含む通信網を介する第1の通信方式における他の通信装置の連絡先情報が記憶媒体に記録されるステップと;
    通信相手と電界結合または磁界結合により前記通信相手と1対1に直接接続される第2の通信方式による接続確立通信を行うステップと;
    前記通信相手との前記第2の通信方式によるデータ通信を制御するステップと;
    を含み、
    前記接続確立通信においては、前記通信相手から前記通信相手の連絡先情報が受信され、前記第1の通信方式における自装置の連絡先情報を送信し、
    前記通信相手から前記接続確立通信時に送信された信号に前記記憶媒体に記録されている連絡先情報が含まれていない場合には前記通信相手との前記データ通信が行われないよう制御し、
    前記通信相手から前記接続確立通信時に送信された信号に前記記憶部に記録されている連絡先情報が含まれている場合には前記通信相手との前記データ通信が開始されるよう制御する、通信方法。
  9. 第1の通信制御部と、記録部と、第2の通信制御部と、を含む通信装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記第1の通信制御部は、基地局を含む通信網を介する第1の通信方式による通信を制御し、
    前記記録部は、他の通信装置の前記第1の通信方式における連絡先情報を記憶媒体に記録し、
    前記第2の通信制御部は、通信相手と電界結合または磁界結合により前記通信相手と1対1に直接接続される第2の通信方式による接続確立通信、および前記通信相手との前記第2の通信方式によるデータ通信を制御し、
    前記接続確立通信においては、前記通信相手から前記通信相手の連絡先情報が受信され、前記第2の通信制御部が前記第1の通信方式における自装置の連絡先情報の送信を制御し、
    前記第2の通信制御部は、
    前記通信相手から前記接続確立通信時に送信された信号に前記記憶部に記録されている連絡先情報が含まれていない場合には前記通信相手との前記データ通信が行われないよう制御し、
    前記通信相手から前記接続確立通信時に送信された信号に前記記憶部に記録されている連絡先情報が含まれている場合には前記通信相手との前記データ通信が開始されるよう制御する、プログラム。


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