JP4871982B2 - エレベータ換気装置 - Google Patents
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Description
この耳閉感を軽減するために、乗りかご室の外部の気圧に応じて乗りかご室の内部の気圧を制御する気圧制御装置が提案されている。
ここで、乗りかご室の内部の気圧を最適な状態に変化させるためには、乗りかご室の気密性を高める必要がある。
そこで、乗りかご室を気密性の高い構造とした場合、非常信号を受け停電した際、安全性が高い自動開閉できる換気手段を設ける必要がある。
または、電気が復帰する場合、換気窓の自動閉扉技術として、例えば、特許文献2の「エレベータのかご室」のように、常時は電磁石により換気窓の閉扉状態を維持し、電気復帰時にモータにより換気窓を閉める方法が提案されている。
つまり、乗りかご室内の気圧を制御する必要があるエレベータでは、乗りかご室の密封性を良好にした反面、停電時に、乗りかご室内にいる乗客が酸欠となる可能性がある。
本発明は上記実状に鑑み、換気窓開閉部材を自動開閉するとともに閉扉した換気窓開閉部材を確実に施錠できるエレベータ換気装置の提供を目的とする。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る第1実施形態のエレベータEのエレベータ換気装置8を備える乗りかご室1を示す斜視図である。なお、図1に示すエレベータEは、本第1実施形態で説明する以外の構成は、省略して示している。
第1実施形態のエレベータEは、乗客を乗せて昇降する乗りかご室1と、乗りかご室1の内部の気圧を制御する気圧制御装置のブロワ7とを備えている。
乗りかご室1は、側面パネル2、床3、天井4、ドア5、およびドア5が閉まる際にドア5と側面パネル2との間の隙間を塞ぐための密封シール6などにより、気密性が保たれている。
また、乗りかご室1の側面パネル2bには、給電が停止される非常(断電)時に、乗りかご室1の換気を行うためのエレベータ換気装置8を備えている。なお、エレベータ換気装置8は、外ケース8cにより覆われている。
図2は、乗りかご室1に設けるエレベータ換気装置8の内部構成を示す図1のA方向矢視図である。なお、図2において、エレベータ換気装置8の外ケース8cは、二点鎖線で示している。
ここで、リンク機構21は、閉用ソレノイド14の開閉軸15の直線運動を、長穴等を用いて、換気窓開閉部材17の回転運動に変換している。
なお、開閉軸15は、閉用ソレノイド14のオン時に電磁誘導の磁力によって図2の矢印α3方向に移動する(図2中の実線参照)一方、閉用ソレノイド14のオフ時に電磁誘導がオフされ圧縮ばね16の弾性力によって、図2の矢印α2方向に移動し換気窓開閉部材17を開扉する(図2中の二点鎖線参照)。
作動スイッチ19は、換気窓開閉部材17を閉扉状態にロックするロック用ソレノイド10の電源入り用機能および閉用ソレノイド14の電源切り用機能と、ロック用ソレノイド10の換気窓開閉部材17を非ロックとする電源切り用機能および閉用ソレノイド14の換気窓開閉部材17の閉扉の電源入り用機能とを切り替える機能を有する。
なお、作動スイッチ19は、換気用開口部kの上方にあって閉扉する換気窓開閉部材17に当接する位置にある場合を例示しているが、後記の所定の機能を発揮すれば、作動スイッチ19を設ける位置は限定されない。
図2に示すように、パッキン20は、閉扉した換気窓開閉部材17に当接するとともに側面パネル2bの換気用開口部kの周囲に位置する態様で、側面パネル2bに設けられている。
これにより、換気窓開閉部材17の閉扉時に、パッキン20が、換気窓開閉部材17の周端縁部に接し、換気窓開閉部材17と換気用開口部kの周囲の側面パネル2bとの間において、乗りかご室1の気密状態を保っている。
エレベータ換気装置8において、通常時の正規電源の供給(給電が行われる)時、図2に示すように、作動スイッチ19の可動端子19Oが端子19Aに接触しており、正規電源がロック用ソレノイド10に供給される(図2の電流19a)。ロック用ソレノイド10の通電により、ロック軸11がロック用ソレノイド10に引かれ、図2の矢印α4方向に移動し、換気窓開閉部材17の外側の換気窓開閉部材17に対向する位置まで前進する。これにより、ロック軸11が、換気窓開閉部材17の開扉動作(図2に矢印β1方向の動作)を阻止し換気窓開閉部材17を閉扉状態に施錠する。
なお、閉用ソレノイド14がオフし、換気窓開閉部材17を閉扉する閉用ソレノイド14の力は無くなるが、ロック軸11で換気窓開閉部材17の開扉動作が阻止される(図2参照)ので、換気窓開閉部材17が開扉することはない。
この通常時の正規電源の供給時、ブロワ7の送風によって、乗りかご室1の内部の気圧が制御されている。
通常時の正規電源が停止された場合(断電時)、ブロワ7の送風が停止する。そのため、乗りかご室1は気密状態になっているため、乗りかご室1の内部の乗客は、酸欠になるおそれがある。
そこで、エレベータ換気装置8の換気窓開閉部材17を以下のように開扉し、乗りかご室1の換気が行われる。
すると、ロック用ソレノイド10がオフするので、図2の矢印α1に示すように、ロック軸11の係合部11aが、圧縮ばね12の弾性力により押圧される。そのため、ロック軸11が矢印α1方向へ後退し、閉扉した換気窓開閉部材17が開錠され、非ロック状態となる。
こうして、乗りかご室1の換気用開口部kが開放され、乗りかご室1の換気が行われる。
通常時の正規電源が復帰した場合、換気窓開閉部材17が換気用開口部kを以下のように閉扉する。
非常(断電)時、換気窓開閉部材17は開扉状態(図2の二点鎖線参照)にあるため、作動スイッチ19の可動端子19Oと端子19Bとが接触している。給電開始により、作動スイッチ19の可動端子19O、端子19Bを介して電流19bが流れ、閉用ソレノイド14への通電がなされる。すると、閉用ソレノイド14の磁力により、開閉軸15が、圧縮ばね16の弾性力(図2の矢印α2方向)に打ち勝って図2の矢印α3方向に移動し、開閉軸15、リンク機構21と連動する換気窓開閉部材17を、時計回り(図2の矢印β2方向)に回転させ、換気用開口部kを閉扉し、換気用開口部kを閉塞する(図2参照)。
この際、作動スイッチ19の可動端子19Oと端子19Bとが非接触となり閉用ソレノイド14に電流19bが流れないため、閉用ソレノイド14がオフとなる。このように、通常時の正規電源の供給時、閉用ソレノイド14に通電がなされない。
この正常(通常)運転時に、乗りかご室1の内外の気圧差があっても、ロック用ソレノイド10の作動力ではなく、ロック軸11の曲げ剛性を含む剛性で、圧縮ばね16の弾性力に抗して、換気窓開閉部材17の閉扉状態を維持できる。すなわち、乗りかご室1の側面パネル2bに設ける換気窓開閉部材17は、通常時に、ロック用ソレノイド10のロック軸11の剛性により、施錠される。
この通常時における正規電源の供給時、前記したように、ブロワ7の送風によって、乗りかご室1の内部の気圧が制御される。
上記構成によれば、停電時に、エレベータ換気装置8の換気窓開閉部材17を開扉することにより、乗りかご室1に閉じ込められた乗客が酸欠となることがない。
一方、電気が復帰する際、保守員などの手動復帰を待機する必要がなく、自動的に換気窓開閉部材17を復帰させ、スムーズにエレベータEを正常(通常)運転できる。
また、正常(通常)運転時に、乗りかご室1の内外の気圧差に影響されず、確実に換気窓開閉部材17の閉扉状態を維持できる。
次に、第2実施形態のエレベータ換気装置30について、図3、図4を用いて説明する。
図3は、本発明に係る第2実施形態のエレベータ換気装置30を備える乗りかごを示す斜視図であり、図4は、図3に示す乗りかご室1に設けるエレベータ換気装置30の内部構成を示す図3のB方向矢視図である。
第2実施形態のエレベータ換気装置30は、図4に示すように、ロック軸28による閉扉した換気窓開閉部材37のロックを確実にするとともに、開扉した換気窓開閉部材37(図4の二点鎖線参照)の閉扉をドア5の開動作を利用して行うものである。
乗りかご室1の前側のドア5が配置される側面パネル2aには、給電が停止される非常(断電)時に乗りかご室1の換気を行うためのエレベータ換気装置30を備えている。なお、エレベータ換気装置30は、外ケース30cにより覆われている。図4においては、エレベータ換気装置30の外ケース30cは、二点鎖線で示している。
エレベータ換気装置30は、乗りかご室1の換気用開口部k(図4参照)を開閉する構成として、換気用開口部kを開閉する換気窓開閉部材37と、換気窓開閉部材37の回転軸に設けられ換気用開口部kを換気窓開閉部材37から開扉(図4の矢印β4方向)するように換気窓開閉部材37を付勢するネジリコイルばね31と、前側の側面パネル2aに設けられ閉扉状態の換気窓開閉部材37と側面パネル2aとの間の気密を保持するパッキン29とを備えている。
なお、パッキン29は、換気窓開閉部材37の閉扉時に換気窓開閉部材37の周端縁部に接するように側面パネル2aの換気用開口部k(図4参照)の周囲に設けられ、換気窓開閉部材37と側面パネル2aとの間の気密性を保持している。
例えば、換気窓開閉部材37は、鋼板を曲げ成形して形成され、台状部品25、部品26がそれぞれ換気窓開閉部材37にネジ留めにより取り付けられる。或いは、換気窓開閉部材37、台状部品25、部品26を一体に形成してもよく、或いは、これらの何れか2つの部品を一体に形成し、他の部品を別体に形成してもよく、製造方法は適宜選択可能である。
なお、作動スイッチ32は、換気用開口部kの上方にあって閉扉する換気窓開閉部材37に当接する位置にある場合を例示しているが、後記の所定の機能を発揮すれば、作動スイッチ32を設ける位置は限定されない。
この構成のエレベータ換気装置30においては、開扉した換気窓開閉部材37を閉扉する場合、開扉状態の換気窓開閉部材37(図4中、破線で示す)の台状部品25が、開放動作(図4の矢印γ21方向)するドア5のローラ27(図4中、破線で示す)に押圧され、換気窓開閉部材37が閉扉される。
この際、作動スイッチ32の可動端子32Oが換気窓開閉部材37に押圧され端子32Aに接触すると、可動端子32O、端子32Aを介して通常時の正規電源がロック用ソレノイド23に供給される。ロック用ソレノイド23のオンによる磁力によって、ロック軸28が換気窓開閉部材37の外側まで前進(図4の矢印α5方向)し、換気窓開閉部材37の部品26のテーパ状部26tに当接して換気窓開閉部材37を施錠する(図4参照)。これにより、換気窓開閉部材37が、ロック軸28によって、確実にロックされる。
この通常時の正規電源の供給時、ブロワ7の送風によって、乗りかご室1の内部の気圧が制御される。
<通常時の正規電源の停止時>
非常事態が発生し、通常時の正規電源が停止された場合、ブロワ7の送風が停止されるので、気密状態の乗りかご室1の内部にいる乗客が酸欠にならないようにする必要がある。
そこで、乗りかご室1の換気を行うため、以下のように、換気窓開閉部材37の開扉が行われる。
ロック用ソレノイド23の断電により、ロック軸28が、圧縮ばね24の弾性力により図4の矢印α6方向に移動し、閉扉した換気窓開閉部材37のロックが解除される。
すると、換気窓開閉部材37は、ネジリコイルばね31の弾性力により、反時計回り(図4の矢印β4方向)に回転され、換気用開口部kが開放される。この換気窓開閉部材37の開扉により、換気用開口部kを介して、乗りかご室1の換気が行われる。
その後、通常時の正規電源が復帰した際、ドア5を一回開ける(図4中の破線の符号5参照)と、ドア5に設けたローラ27が台状部品25に当接して図4の矢印γ21方向に押圧し、換気窓開閉部材37を時計回り(図4の矢印β3方向)に回転させる。
換気窓開閉部材37が完全に閉められると、換気窓開閉部材21が作動スイッチ32の可動端子32Oを押圧し、可動端子32Oと端子32Aとが接触する。
すると、給電される可動端子32Oからの電流32aにより、ロック用ソレノイド23が通電状態となり、ロック軸28が、圧縮ばね24の弾性力に打ち勝って、図4の矢印α5方向へ移動し、ロック軸28の一方端部28aが換気窓開閉部材37に設けた部品26のテーパ状部26tに当接し、閉扉した換気窓開閉部材37をロック軸28で施錠する。
テーパ状部26tによる換気窓開閉部材37の閉扉動作により、パッキン29が圧縮して換気窓開閉部材37がさらに閉扉される。そのため、ドア5が、図3の矢印γ2方向に開閉しても、ドア5に設けられるローラ27と、換気窓開閉部材37の台状部品25とが接触することがない(図4参照)。
なお、正常(通常)運転時に乗りかご室1の内外に気圧差があっても、ロック用ソレノイド23の作動力ではなく、ロック軸28の曲げ剛性等の剛性で換気窓開閉部材37の閉扉状態を維持できる。
また、正規電源が停止し、その後回復した時には、エレベータ2Eは乗りかご室1を進行方向に対して建屋の最寄りの階に停止させ、ドアを開くように構成することで、エレベータ換気装置30の換気窓開閉部材21が解放されたまま高低差の大きな長距離を走行することを防止することができる。
或いは、正規電源が停止し、その後回復した時には、エレベータ2Eは次の行き先指定階まで、乗りかご室1の運転速度を通常の速度より遅くして運転することで、エレベータ換気装置30の換気窓開閉部材21が解放されたまま走行することで乗客が不快感を感じることを防止することができる。
上記構成によれば、停電時に、エレベータ換気装置30の換気窓開閉部材37を開扉して換気用開口部k(図4参照)を開放することにより、乗りかご室1に閉じ込められた乗客が酸欠となることがない。
また、電気が復帰する時に、保守員などの手動復帰を待機する必要がなく、自動的に換気窓開閉部材37を閉扉状態に復帰させ、スムーズにエレベータ2Eを正常運転できる。又、正常運転時に、乗りかご室1の内外の気圧差に影響されず、確実に換気窓開閉部材37の閉扉状態を維持できる。
また、換気窓開閉部材37に設ける被押圧部材として台状部品25を例示したが、換気窓開閉部材37に設ける被押圧部材をローラまたは回転自在の部材として、ドア5に設ける押圧部材を例示したローラに代えて固定部材としてもよい。
なお、第1、第2実施形態においては、換気用開口部k、エレベータ換気装置8、30を、側面パネル2に設けた場合を例示して説明したが、側面パネル2に代えて、天井4に設けてもよい。または、安全係数の高い安全なカバーを設ければ、換気用開口部k、エレベータ換気装置8、30を、床3に設けることも可能である。
図2、図4に示すエレベータ換気装置8、30は、乗りかご室1の側面パネル2、天井4等に設けられた換気用開口部kと、換気用開口部kを開閉する換気窓開閉部材17、37と、閉扉した換気窓開閉部材17、37の周端縁部に接するように設けられたパッキン20、29と、換気窓開閉部材17、37の開閉部側に設置したロック用ソレノイド10、23と、非ロック位置に復帰用の圧縮ばね12、24と、ロック用ソレノイド10、23の作動スイッチ19、32と、換気窓開閉部材17、37の回転軸側に設置した閉用ソレノイド14および圧縮ばね16(第1実施形態)またはネジリコイルばね31(第2実施形態)とを設けている。
そして、ロック用ソレノイド10、23のロック軸11、28の剛性により、換気窓開閉部材17、37の回転軸側に設置したばね(圧縮ばね16(第1実施形態の図2参照)、ネジリコイルばね31(第2実施形態の図4参照))の弾性力と、乗りかご室1の内外の気圧差による開扉力を克服し、換気窓開閉部材17、37を施錠する。
そして、換気窓開閉部材17、37の回転軸側に設置したばね(圧縮ばね16(第1実施形態の図2参照)、ネジリコイルばね31(第2実施形態の図4参照))の弾性力により、換気窓開閉部材17、37が開かれる。
換気窓開閉部材17、37が正常位置に閉扉された時は、換気窓開閉部材17、37が作動スイッチ19、32の可動端子19O、32Oを押圧し、端子19A、32Aに接触させ、ロック用ソレノイド10、23への通電を開始する。ロック用ソレノイド10、23のオンにより、ロック用ソレノイド10、23の軸のロック軸11、28が前進し、換気窓開閉部材17、37を施錠する(図2、図4参照)。
上記構成によれば、停電時と電気復帰時(通常の正規電源供給時)に自動的に換気窓開閉部材17、37を開閉させる。
さらに、通常(正常)時は、ロック軸11、28によって、乗りかご室1の内外の気圧差に影響されず、換気窓開閉部材17、37を確実に施錠することが可能となる。
また、換気窓開閉部材17、37の閉扉時は、ロック用ソレノイド10、23以外には、通電しない構成なので、省電力化が可能である。
また、換気窓開閉部材17、37を開扉する開扉用弾性材として、第1実施形態においては、圧縮ばね16を例示し、第2実施形態においては、ネジリコイルばね31を例示したが、換気窓開閉部材17、37を開扉する力を付与できれば、圧縮ばね16、ネジリコイルばね31以外の引張りばね等を用いてもよく、圧縮ばね、ネジリコイルばねに限定されない。
また、前記第1、第2実施形態においては、作動スイッチ19、32として、接触式のスイッチを例示して説明したが、磁気式、静電容量式、光学式等の非接触式のスイッチを用いてもよく、作動スイッチ19、32は、説明した機能を果たせれば、限定されず、適宜選択可能である。
5 ドア
7 ブロワ(気圧制御装置)
8、30 エレベータ換気装置
10、23 ロック用ソレノイド
14 閉用ソレノイド(閉扉用ソレノイド、換気窓閉扉手段)
11、28 ロック軸(軸)
15 ソレノイド軸(伝達手段、換気窓閉扉手段)
12、24 圧縮ばね(非ロック用弾性材)
16 圧縮ばね(開扉用弾性材)
17、37 換気窓開閉部材
19、32 作動スイッチ
21 リンク機構(伝達手段、換気窓閉扉手段)
25 台状部品(換気窓閉扉手段、被押圧部材)
27 ローラ(換気窓閉扉手段、押圧部材)
31 ネジリコイルばね(開扉用弾性材)
E、2E エレベータ
Claims (8)
- 乗りかご室内の気圧を制御する気圧制御装置を備えたエレベータのエレベータ換気装置であって、
前記乗りかご室に設けられ断電時に換気のため開扉される換気窓開閉部材と、
給電が行われる通常時は通電状態となり、その軸の動作で閉扉した前記換気窓開閉部材をロックするロック用ソレノイドと、
前記換気窓開閉部材が閉扉されたときに、前記ロック用ソレノイドに通電する作動スイッチと、
断電時に前記ロック用ソレノイドの軸を後退させる非ロック用弾性材と、
前記換気窓開閉部材の開扉力を付与する開扉用弾性材と、
前記通常時の状態に復帰する際、前記換気窓開閉部材を閉扉する換気窓閉扉手段とを
備えることを特徴とするエレベータ換気装置。 - 前記換気窓閉扉手段は、伝達手段と、前記通常時の状態に復帰する際に前記換気窓開閉部材の閉扉力を前記伝達手段を介して付与する閉扉用ソレノイドとを有する
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ換気装置。 - 前記開扉用弾性材は、圧縮ばねである
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータ換気装置。 - 前記換気窓閉扉手段は、
ドアに設けられ、前記通常時の状態に復帰する際、前記ドアが開扉されることにより、前記換気窓開閉部材の一部を押圧して前記換気窓開閉部材を閉扉する押圧部材と、
前記換気窓開閉部材に設けられ、前記通常時の状態に復帰する際、前記換気窓開閉部材が閉扉されるように前記押圧部材によって押圧される被押圧部材とを
有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ換気装置。 - 前記ドアの押圧部材は、ローラである
ことを特徴とする請求項4に記載のエレベータ換気装置。 - 前記開扉用弾性材は、ネジリコイルばねである
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のエレベータ換気装置。 - 前記ロック用ソレノイドの軸の延在方向は、前記換気窓開閉部材の開閉方向と交差するように配置され、前記ロック用ソレノイドの軸の剛性により前記開扉用弾性材による前記換気窓開閉部材の開扉を抑え、前記換気窓開閉部材を施錠する
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちの何れか一項に記載のエレベータ換気装置。 - 前記非ロック用弾性材は、圧縮ばねである
ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちの何れか一項に記載のエレベータ換気装置。
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