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JP4870602B2 - マンガン酸リチウムの製造方法 - Google Patents

マンガン酸リチウムの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、酸化マンガンとリチウム化合物等を原料として用いるマンガン酸リチウムの製造方法、並びにその製造方法によって得られるマンガン酸リチウムに関し、特に、リチウム電池の正極活物質として好適に使用することができるマンガン酸リチウムの製造方法等に関する。
非水電解質二次電池は、従来のニッケルカドミウム二次電池などに比べて作動電圧が高く、かつエネルギー密度が高いという特徴を有し、電子機器の電源として広く利用されている。この非水電解質二次電池の正極活物質としてはLiCoO、LiNiO、LiMn等に代表されるリチウム遷移金属複合酸化物が用いられている。
なかでもLiMnやLiMnのMnの一部が他の金属で置換されたもの(以下、マンガン酸リチウムともいう)は、構成元素であるマンガンが資源として多量に存在するため、原料が安価に入手しやすく、環境に対する負荷も少ないという利点を有する。かかる利点を活用すべく、マンガン酸リチウムを用いた非水電解質二次電池は、従来、携帯電話、ノート型パソコン、デジタルカメラ等に代表されるモバイル電子機器の用途に用いられてきている。
近年、モバイル電子機器は、さまざまな機能が付与される等の高機能化や、高温や低温での使用等のため、要求特性がより一層厳しいものとなっている。また、電気自動車用バッテリー等の電源への応用が期待されており、自動車の急発進急加速に追随できる高出力高速放電が可能な電池が望まれている。
そのため、マンガン酸リチウムの一次粒子径を微細化し、Liのスムーズな挿入・脱離能を向上させるなどの試みがなされている。
例えば、下記の特許文献1には、平均一次粒子径が0.01〜0.2μmの酸化マンガンを用いて、リチウム化合物などと混合・焼成した後に粉砕して、平均一次粒子径が0.01〜0.2μm、平均二次次粒子径が0.2〜100μm(実施例で得られているのは31〜43μm)のマンガン酸リチウムを製造する方法が開示されている。
また、特許文献2には、粉砕物の凝集を抑制する目的で、エタノール等の粉砕助剤を用いて、マンガン酸リチウム等を粉砕微粒化する技術が開示されており、実施例では平均粒子径が1μm程度のものが得られている。
更に、特許文献3には、マンガン酸リチウムの合成時に結晶径を微細化すべく、ゾルゲル法により溶液から微細なゲルを生成させ、それを焼成する技術が開示されている。
特開2002−104827号公報 特開2003−048719号公報 特開平10−247497号公報
しかしながら、前述した先行技術によって得られるマンガン酸リチウムは、いずれも十分な高機能化がなされていない。
つまり、特許文献1の製造方法では、平均一次粒子径が小さい酸化マンガンを用いるものの、焼成後の粉砕を100μm以下となるまで行うことが記載されているなど(実施例では平均二次粒子径が30μm以上)、粉砕後のマンガン酸リチウムの平均二次粒子径が大きくなっている。このため、Liの挿入・脱離能が十分とは言えず、正極活物質として使用した場合に、電池内での充放電性が不十分となる。
また、特許文献2に開示された製造方法では、焼成前の原料粒子の粒子径に関する記載がなく、一般的な粒子径の原料粒子を焼成した後に、粉砕助剤を添加した状態で粉砕すると(湿式粉砕に近い状態)、マンガン酸リチウムの結晶性の低下が引き起こされ、特に高速放電特性の低下につながることが判明した。
一方、特許文献3に開示されるような溶液から生成された微細なゲルを焼成する方法では、晶析反応で生成するマンガン酸リチウムの一次粒子径のコントロールが難しく、一次粒子の成長により平均一次粒子径が増大し、Liのスムーズな挿入・脱離が生じにくくなる。
本発明が解決しようとする課題は、従来のマンガン酸リチウムに比べて、特にリチウム電池内での高速放電性に優れたマンガン酸リチウムの製造方法、並びにその製造方法によって得られるマンガン酸リチウムを提供することである。
本発明者らは、特定の平均凝集粒子径の酸化マンガンを用いて、焼成物を乾式粉砕して平均凝集粒子径を10μm以下とすることで、特に高速放電性に優れたマンガン酸リチウムが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明のマンガン酸リチウムの製造方法は、平均凝集粒子径が0.03〜0.5μmである酸化マンガンと少なくともリチウム化合物とを混合した状態で焼成を行う焼成工程と、得られた焼成物を乾式粉砕して平均凝集粒子径が10μm以下のマンガン酸リチウムを得る粉砕工程とを含むものである。なお、本発明における各種の物性値は、具体的には実施例に記載の方法で測定される値である。
本発明のマンガン酸リチウムの製造方法によれば、従来のマンガン酸リチウムに比べて、特にリチウム電池内での高速放電特性に優れたマンガン酸リチウムの製造方法、並びにその製造方法によって得られるマンガン酸リチウムを提供することができる。
本発明で得られるマンガン酸リチウム(厳密には「リチウム・含マンガン金属複合酸化物」を指す)は、一般式LiMn2−x(但し、Mは、Mn以外の元素(置換元素)を示し、xは、組成式中におけるMの構成比(置換割合)を示す)で表され、Mn以外の置換元素を含むものでもよい。
置換元素Mは、マンガン酸リチウムのMnと置換し、電解液中へのMnの溶出を抑えるのに有効な元素として働き、電池性能やレート特性を改善する効果のある元素が好ましく、具体的には、Li、K、Ca、Mg、Ba、Fe、Ni、Zn、Co、Cr、Al、B、V、Si、Sn、P、Sb、Nb、Ta、Mo、及びW、F、Ti、Cu、Zr、Pb、Ga、Sc、Sr、Y、In、La、Ce、Nd、S、Biからなる群より選択される少なくとも一種の元素が好ましい。このうち特にMg、Al、Co、Fe、Cr、Ni、Zn、Bなどが好ましく用いられる。
Mの量は、0≦x≦0.3であり、初期の放充電性を向上させる観点から、x=0が好ましく、繰り返し放充電性(サイクル特性)を向上する観点からは、0<x≦0.3が好ましい。
得られるマンガン酸リチウムの結晶相は、スピネル型が好ましく、具体的には、X線回折測定により得られる主たるピークがJCPDS(Joint committee on powder diffraction standards):No.35−782に示されるLiMnと一致し又は同等であればよい。
本発明において、一次粒子とは、電子顕微鏡で観察した場合に粒子状として確認できる最小単位のものである。「平均一次粒子径」は、電子顕微鏡で観察される一次粒子の数平均粒径を指す。
また、凝集粒子とは、一次粒子の集合体で、この粒子の粒径の平均値を平均凝集粒子径と称すが、平均凝集粒子径の具体的な測定方法は、後述する。
本発明のマンガン酸リチウムの製造方法は、平均凝集粒子径が0.03〜0.5μmである酸化マンガン(以下「Mn源」という)と、少なくともリチウム化合物(以下「Li源」という)とを混合した状態で焼成を行う焼成工程を含むものである。
焼成工程は、例えば、Mn源を溶媒とともに湿式粉砕して得られたスラリーと、Li源とを混合し、溶媒除去して固体としたのち、焼成することによって実施することができる。Mn以外のM成分は、M成分を含む塩を溶媒に溶かして添加してもよいし、不溶性の場合は湿式粉砕の際に添加しても良いし、溶液または0.5μm以下の微粒子の形で、Li源を添加する際に一緒に添加してもよい。
本発明のマンガン酸リチウムの平均一次粒子径は、Mn源の平均凝集粒子径により決定される傾向がある。すなわち、Mn源の一次粒子の凝集体(凝集粒子)が、焼成過程でLi源を取り込みながら焼結し、マンガン酸リチウムの一次粒子へと変化していくと考えられる。従って、Mn源の平均凝集粒子径を湿式粉砕などによりコントロールすることで、生成するマンガン酸リチウムの一次粒子をコントロールできる。
Mn源としては、MnO,Mn,Mn、MnOの1種または2種以上が好ましく用いられ、このうち特に、MnOやMnが好適に用いられる。
粉砕前のMn源の平均一次粒子径は、とくに制限はないが、湿式粉砕の容易さの観点から、0.01μm〜0.5μmが好ましい。また、粉砕前の平均凝集粒子径は、湿式粉砕のしやすさの観点から、0.03μm〜100μmが好ましく、0.03μm〜50μmがよりこのましい。
Li源としては、炭酸リチウム、水酸化リチウム、酸化リチウム、硝酸リチウム、酢酸リチウム、硫酸リチウムなどのリチウム化合物が好ましく、このうちマンガン酸リチウムの一次粒子コントロールのしやすさの観点から炭酸リチウムが好ましく用いられる。
粉砕前のLi源の平均一次粒子径は、とくに制限はないが、Mn源との反応性観点から、0.01μm〜10μmが好ましい。また、粉砕前の平均凝集粒子径は、Mn源との反応性観点から0.03μm〜100μmが好ましく、0.03μm〜50μmがよりこのましい。
本発明では、Mn源を0.03〜0.5μmの平均凝集粒子径にコントロールするが、溶媒の存在化で湿式粉砕することが好ましい。湿式粉砕は、湿式ビーズミル、ボールミル、アトライター、振動ミルなど、ボール媒体式ミルが好ましく用いられる。また、溶媒に溶解しないLi源を用いる場合は、別途Li源を湿式粉砕してもよいし、Mn源とともに粉砕してもよい。
湿式粉砕に用いる溶媒は、粉砕後蒸発乾固や噴霧乾燥によって除去する観点から、沸点が乾燥の容易さの観点から、好ましくは100℃以下、より好ましくは90℃以下、さらに好ましくは80℃以下。このような溶媒の具体的なものとして、水、エタノール、アセトン、メチルエチルケトン、トルエン、テトラヒドロフランなどが例示される。このうち、Mn源の平均凝集粒子径を精密にコントロールする観点から、Mn源を溶解させない溶媒が好ましい。例えばMn源がMnOの場合好ましい溶媒は、水やエタノールである。
湿式粉砕等による粉砕の際に、平均凝集粒子径をコントロールする方法としては、粉砕時間を調節する方法、ビーズ等の粉砕媒体の粒径を変える方法、粉砕エネルギーを調節する方法、これらを組み合わせる方法などを採用することができる。
粉砕後、すなわち焼成工程で使用されるMn源の平均凝集粒子径は、マンガン酸リチウムに好適な一次粒子径を生成させる観点から0.03μm〜0.5μmであり、0.04μm〜0.4μmが好ましく、0.05〜0.3μmがより好ましい。また、焼成工程で使用されるMn源の平均一次粒子径は、同様の観点から、0.01〜0.1μmが好ましく、0.03〜0.08μmがより好ましい。
湿式粉砕時の濃度としては、生産性の観点から固形分が1重量%以上が好ましく、2重量%以上がより好ましく、5重量%以上が特に好ましい。また、スラリーの粉砕効率の観点から好ましくは、70重量%以下、より好ましくは60重量%以下、50重量%以下が特に好ましい。
また、湿式粉砕時の粉砕効率を高める観点から分散剤を添加することが好ましい。分散剤を使用する場合、分散剤としてはアニオン性、ノニオン性もしくはカチオン性界面活性剤、または高分子分散剤を用いることが出来るが、分散性能の点から高分子分散剤の使用が好ましい。
高分子分散剤としては種々の化合物を使用することができるが、分子内に複数のカルボキシル基を有するポリカルボン酸系高分子分散剤、分子内に複数のアミノ基を有するポリアミン系高分子分散剤、分子内に複数のアミド基を有する高分子分散剤や分子内に複数の多環式芳香族化合物を含有する高分子分散剤が好ましい。
ポリアミン系高分子分散剤としてはポリアルキレンアミン、ポリアリルアミンやN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレートなどのポリアミンにポリエステルをグラフトさせたくし型ポリマー等を挙げることができる。
ポリカルボン酸系高分子分散剤としては(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体、無水マレイン酸共重合体とアルキルアミンなどの各種アミンやアルコールのアミド化およびエステル化物、およびポリ(メタ)アクリル酸共重合体などのポリカルボン酸のポリエステルやポリアルキレングリコールをグラフトさせたさせたくし型ポリマー等を挙げることができる。
分子内に複数のアミド基を有する高分子分散剤としては縮合反応によって得られるポリアミドやポリビニルピロリドンやポリN,N−ジメチルアクリルアミドの共重合体やこれにポリエステルやポリアルキレングリコールをグラフトさせたさせたくし型ポリマー等を挙げることができる。
多環式芳香族化合物を含有する高分子分散剤としては、ピレンやキナクリドン骨格を有するビニルモノマーと各種モノマーとの共重合体を挙げることが出来る。
これらの分散剤は単独で、あるいは二種以上の分散剤を混合して用いることができる。分散剤を用いる場合の好適な添加量は0.05重量%〜10重量%である。
スラリーの乾燥は、スプレードライで乾燥してもよいし、静置乾燥しても良いし、流動させながら乾燥しても良い。乾燥温度は溶媒の沸点を超える温度〜400℃の範囲が好ましい。
本発明では、Li源をMn源と同様に湿式粉砕することが好ましく、不溶性の置換元素M化合物を用いる場合も、同様に湿式粉砕することが可能である。
前記粉砕後、すなわち焼成工程で使用されるLi源の平均凝集粒子径は、Mn源との反応性観点から、0.03μm〜0.5μmが好ましく、0.05〜0.3μmがより好ましい。また、焼成工程で使用されるLi源の平均一次粒子径は、同様の観点から、0.01〜0.5μmが好ましく、0.03〜0.3μmがより好ましい。
焼成工程では、Mn源と少なくともLi源とを混合した状態で焼成を行うが、粉砕前、粉砕のスラリー乾燥前、スラリー乾燥後の何れの時期に混合を行ってもよい。但し、混合を均一に行う観点から、粉砕後のスラリー状態で、ディスパー、ホモミキサー等の分散機を用いて、両者を混合するのが好ましい。
混合割合は、Li/Mnモル比が好ましくは0.9〜1.1、より好ましくは0.98〜1.02の範囲となるよう混合することが好ましい。なお、置換元素Mを含有させる場合、Li/(Mn+M)のモル比を、上記範囲とするのが好ましい。
本発明では、Mn源の凝集粒子を用いて、焼成により焼結させて一次粒子を生成させる。この際、凝集粒子同士が密に接触していると、2次凝集により生成するマンガン酸リチウムの一次粒子がより大きなものへと成長してしまい、一次粒子径コントロールが困難になってしまう。このような観点から、Mn源の凝集粒子間を分断するスペーサーとしてはたらく物質を添加しても良い。
このような物質としては、具体的には、焼成過程で消失するものが好ましく、例えば、カーボンブラックなどの炭素材や高分子材料などが例示される。これらを原料の酸化マンガンに対して、0.5〜10重量%、好ましくは1〜8重量%スラリーに添加して混合し、乾燥することで、Mn源の凝集粒子間の緩衝材として働き、よりいっそうマンガン酸リチウムの一次粒子径コントロールが容易になる。
焼成温度は、結晶性の観点から、400℃以上、600℃以上、750℃以上が好ましく、Liの蒸発による組成のずれを防止する観点から1100℃以下、より好ましくは1000℃以下、900℃以下がより好ましい。なお、焼成時間は、焼成温度にもよるが、1〜36時間程度が好ましい。
本発明の製造方法は、以上のようにして得られた焼成物を乾式粉砕して、平均凝集粒子径が10μm以下のマンガン酸リチウムを得る粉砕工程を含むものである。マンガン酸リチウムは、好ましい平均凝集粒子径となるよう粉砕されるが、過剰な粉砕による結晶性の低下を防ぐ観点から乾式粉砕が行われる。
乾式粉砕の方法としては、ロータースピードミル、ハンマーミル等の衝撃式粉砕機、乾式転動ボールミル、乾式振動ボールミル、乾式遊星ミル、媒体撹拌ミル等の乾式媒体粉砕機、ジェットミル等の気流式粉砕機、などを用いる方法が挙げられる。なかでも、適度な粉砕を行う観点から、ロータースピードミル、ハンマーミル等の衝撃式粉砕機を用いる方法が好ましい。
乾式粉砕後のマンガン酸リチウムの平均凝集粒子径としては、Liの挿入・脱離能を向上させ、かつ塗膜の平滑性を維持する観点から、10μm以下が好ましく、8μm以下がより好ましい。また、電池の正極として、塗膜を作成する際に、バインダーの量を減らす観点から、好ましくは0.5μm以上、0.7μm以上が好ましい。
また、乾式粉砕後のマンガン酸リチウムの一次粒子径は、電解液へのMnの溶出を抑制し、及び高速放電特性(レート特性)を安定に確保する観点から、0.03μm〜0.5μmが好ましく、0.05〜0.3μmがより好ましい。
乾式粉砕後のマンガン酸リチウムのBET比表面積は、電解液の浸透性の観点から、4m/g以上が好ましく、正極を作製する際のバインダー量低減の観点から40m/g以下が好ましい。即ち、4〜40m/gが好ましく、4〜20m/gがより好ましく、4〜10m/gが更に好ましい。
また、乾式粉砕後のマンガン酸リチウムは、Liイオンのスムーズな移動を達成する観点から、水銀ポロシメーターで測定するピーク細孔径が0.1〜0.5μmであることが好ましく、0.15〜0.5μmがより好ましく、0.2〜0.5μmが更に好ましい。
更に、乾式粉砕後のマンガン酸リチウムは、Liの移動に必要なポロシティーとエネルギー密度のバランスの観点から、水銀ポロシメーターで測定した全細孔容量が、0.8ml/g〜2ml/gが好ましい。
また、マンガン酸リチウムのX線回折スペクトル(XRD)ピーク最強強度は、高速放電特性の観点から、実施例記載の方法によって得られた値が22500〜50000が好ましい。
本発明によって得られるマンガン酸リチウムは、リチウム電池の正極活物質として好適に使用することができる。マンガン酸リチウムを正極活物質として使用する場合、例えば正極活物質、カーボンブラック等の導電性物質、バインダ、及び溶剤を混合したスラリーを集電体となる金属箔に塗布・乾燥することにより正極を作製し、負極、セパレータと共に積層して、電解質液を注入することによって、リチウム電池が製造される。
本発明によって得られるマンガン酸リチウムを用いて作製したリチウム電池は、高速放電特性に優れたものとなる。高速放電特性は、後述する電池特性評価において、1Cに対して、60Cの放電量の割合が、好ましくは55%以上、より好ましくは60%以上が好ましい。
本発明のマンガン酸リチウムの製造方法によれば、特定の平均凝集粒子径の酸化マンガンを用いるため、焼成・粉砕後に適度な平均一次粒子径及び平均凝集粒子径のマンガン酸リチウムが得られ易く、Liのスムーズな挿入・脱離が生じ易くなると考えられる。また、このような原料粒子を用いて得られた焼成物を、乾式粉砕して平均凝集粒子径を10μm以下とするため、湿式粉砕する場合と比較して、結晶性(結晶粒度など)の低下が生じにくく、マンガン酸リチウムのLiの挿入・脱離機能が発現し易くなると考えられる。その結果、従来のマンガン酸リチウムに比べて、特にリチウム電池内での高速放電特性に優れたマンガン酸リチウムの製造方法を提供することができると考えられる。
本発明のマンガン酸リチウムは、以上のような本発明の製造方法により得られるものである。本発明のマンガン酸リチウムは、以上で説明したように、従来のマンガン酸リチウムに比べて、特にリチウム電池内での高速放電特性に優れたものとなる。
マンガン酸リチウムを用いた電池の用途は、特に限定されないが、例えばノートパソコン、電子ブックプレーヤー、DVDプレーヤー、携帯オーディオプレーヤー、ビデオムービー、携帯テレビ、携帯電話などの電子機器に使用できるほか、コードレス掃除機やコードレス電動工具、電気自動車、ハイブリットカーなどのバッテリー、燃料電池車の補助電源などの民生用機器に使用できる。このうち特に高出力が求められる自動車用バッテリーとして好適に用いられる。
以下、本発明を具体的に示す実施例等について説明する。なお、実施例等における評価項目は下記のようにして測定を行った。
(1)平均凝集粒子径
レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(LA920堀場製作所製)を用い、スラリーの場合は、スラリーと同一の分散媒とし、それ以外は水を分散媒として超音波1分照射後の粒度分布を相対屈折率1.5で測定した。
(2)平均一次粒子径
電界放出形走査電子顕微鏡(S−4000日立製)により撮影した顕微鏡視野に、一次粒子が50〜100個入る倍率でのSEM像から、一次粒子50個を抽出し、そのフェレー(Feret)径を測定した平均値を平均一次粒子径とした。フェレー(Feret)径とは、定方向接線径であり、文献(荒井康夫著「粉体の材料化学」(株)培風館1987年9月10日初版発行第160〜161頁)に記載されているように、各粒子に対して、外接する特定方向(方向は1方向)の接線を引いた場合の接線間の距離を指す。なお、サンプルがスラリーの場合、溶媒を除去したしたものを観察した。
例えば、実施例1に該当する、合成例2で得られた粉末は、図1に示すSEM像となるが、上記のような測定方法によると、平均一次粒子径は0.3μmとなる。
(3)BET比表面積
比表面積測定装置(島津フローソーブIII2305)を用いてBET比表面積を測定した。なお、サンプルがスラリーの場合、溶媒を除去したしたものを用いて測定した。
(4)ピーク細孔径および全細孔容量
水銀圧入式細孔分布測定装置(ポアサイザー9320、島津製作所)を用いて、0.008μm〜200μmの範囲の細孔容量を測定し、得られた値を全細孔容量とした。また、測定により得られた細孔分布のピークのうち最大ピークのピークトップの細孔径をピーク細孔径とした。
(5)XRDピーク最強強度
サンプルをX線回折装置(RINT2500VPC理学製)を用いて、出力120kV、40mA、スキャン速度10°/min、サンプリング0.01°で測定した際のd=4.7付近のピーク強度をXRD最強ピーク強度とした。
(6)電池の作製
マンガン酸リチウム40重量部に対して、カーボンブラック5重量部、PVDF粉末5重量部、Nメチルピロリドン75重量部を均一に混合し、塗工用ペーストを調製した。当該ペーストをコーターを用いて集電体として用いたアルミニウム箔(厚さ20μm)上に均一に塗工し、140℃にて10分以上かけて乾燥した。乾燥後、プレス機で均一膜厚に成型した後、所定の大きさ(20×15mm)に切断し、試験用正極とした。このときの電極活物質層の厚さは25μmとした。上記の試験用正極を用いて試験セルを作製した。負極電極には金属リチウム箔を所定の大きさに切断して使用し、セパレータはセルガード#2400を使用した。電解液は1mol/l LiPF/EC:DEC(1:1vol%)を用いた。試験セルの組み立てはアルゴン雰囲気下のグローブボックス内で行った。試験セルの組み立て後、25℃にて24時間放置後、高速充放電特性評価を行った。
(7)高速放電特性評価
試験セルに0.2CAにて定電流充放電を行った後、(1)0.5CAで定電流充電した後、1CAで定電流放電された容量(A)と、さらに(2)0.5CAで定電流充電した後、60CAで定電流放電された容量(B)の比を高速放電特性とした。
高速放電特性(%)=B/A×100
合成例1
平均一次粒子径0.03μm、平均凝集粒子径34μmのMnO15重量部をエタノール85重量部に混合し、ビーズミルにより湿式粉砕し、平均一次粒子径が0.03μm、平均凝集粒子径が0.7μmのMnOのスラリーを得た。次に平均一次粒子径25μm、平均凝集粒子径84μmの炭酸リチウム10重量部をエタノール90重量部に混合し、ビーズミルで湿式粉砕し、平均一次粒子径0.06μm、平均凝集粒子径0.3μmの炭酸リチウムのスラリーを得た。得られたMnOのスラリー100重量部と炭酸リチウムスラリー31.86重量部(Li/Mnモル比=1/2)をディスパーで混合したのちロータリーエバポレーターで蒸発乾固した。得られた粉末を乳鉢で解砕し、850℃、5時間焼成した。
得られた粉末をロータースピードミル(P−14フリッチチュ製)で乾式粉砕して、平均一次粒子径0.7μm、平均凝集粒子径1.2μmの粉末を得た。粉末X線回折測定の結果、JCPDS No.35−782記載のスピネル構造のLiMnに相当していた。
合成例2
平均一次粒子径0.03μm、平均凝集粒子径34μmのMnO15重量部をエタノール85重量部に混合し、ビーズミルにより湿式粉砕し、平均一次粒子径が0.03μm、平均凝集粒子径が0.3μmのMnOのスラリーを得た。次に平均一次粒子径25μm平均凝集粒子径84μmの炭酸リチウム10重量部をエタノール90重量部に混合し、ビーズミルで湿式粉砕し、平均一次粒子径0.06μm、平均凝集粒子径0.3μmの炭酸リチウムのスラリーを得た。得られたMnOのスラリー100重量部と炭酸リチウムスラリー31.86重量部(Li/Mnモル比=1/2)をディスパーで混合したのちロータリーエバポレーターで蒸発乾固した。得られた粉末を乳鉢で解砕し、850℃、5時間焼成した。得られた粉末をロータースピードミル(P−14フリッチチュ製)で乾式粉砕して、平均一次粒子径0.3μm、平均凝集粒子径1.1μmの粉末を得た。粉末X線回折測定の結果、JCPDS No.35−782記載のスピネル構造のLiMnに相当していた。
合成例3
平均一次粒子径0.03μm、平均凝集粒子径34μmのMnO400gをエタノール2267gに混合し、ダイノーミル(シンマルエンタープライゼス製MULTI LAB型)により湿式粉砕し、平均一次粒子径が0.03μm、平均凝集粒子径が0.5μmのMnOのスラリーを得た。その際、ダイノーミル(容量0.6リットル)の粉砕条件としては、φ1mmジルコニアビーズを1784g充填し、周速14m/sの回転速度でスラリー全量を185g/minの通液速度で2回通過(2パス)させる手法でスラリーの粉砕を行った。得られたMnOのスラリー用いて、乾式粉砕までの他の工程を合成例2と全て同じ条件で実施することにより、平均一次粒子径0.5μm、平均凝集粒子径1.3μmの粉末を得た。粉末X線回折測定の結果、JCPDS No.35−782記載のスピネル構造のLiMnに相当していた。
合成例4
合成例3でえられた平均凝集粒子径が0.5μmのMnOのスラリー3326.5gを用いて、ダイノーミル(シンマルエンタープライゼス製MULTI LAB型)により湿式粉砕し、平均一次粒子径が0.03μm、平均凝集粒子径が0.2μmのMnOのスラリーを得た。その際、ダイノーミルの粉砕条件としては、合成例3で用いたφ1mmジルコニアビーズのかわりにφ0.2mmジルコニアビーズ1836gを充填し、周速14m/sの回転速度でスラリー全量を185g/minの通液速度で240分間循環粉砕するという条件で行った。得られたMnOのスラリー用いて、乾式粉砕までの他の工程を合成例2と全て同じ条件で実施することにより、平均一次粒子径0.2μm、平均凝集粒子径1μmの粉末を得た。粉末X線回折測定の結果、JCPDS No.35−782記載のスピネル構造のLiMnに相当していた。
合成例5
合成例1で得られたLiMn15重量部をエタノール85重量部に混合し、ビーズミルで湿式粉砕し、平均一次粒子径0.3μm、平均凝集粒子径0.3μmのスラリーを得た。このスラリーをロータリーエバポレーターを用いてエタノールを除去して、平均一次粒子径0.3μm、平均凝集粒子径0.3μmの粉末を得た。粉末X線回折測定の結果、JCPDS No.35−782記載のスピネル構造のLiMnに相当していた。
実施例1
合成例2で得られた粉末のBET比表面積、細孔分布、細孔容量、XRDピーク最強強度の測定を行った。また、この粉末を用いて電池作成し、高速放電特性の測定を行った。結果を表1に示す。表中、「製品一次粒子径」および「製品凝集粒子径」は、合成例2で得られた粉末の「平均一次粒子径」および「平均凝集粒子径」を表す。
実施例2
合成例4で得られた粉末のBET比表面積、細孔分布、細孔容量、XRDピーク最強強度の測定を行った。また、この粉末を用いて電池作成し、高速放電特性の測定を行った。結果を表1に示す。表中、「製品一次粒子径」および「製品凝集粒子径」は、合成例4で得られた粉末の「平均一次粒子径」および「平均凝集粒子径」を表す。
実施例3
合成例3で得られた粉末のBET比表面積、細孔分布、細孔容量、XRDピーク最強強度の測定を行った。また、この粉末を用いて電池作成し、高速放電特性の測定を行った。結果を表1に示す。表中、「製品一次粒子径」および「製品凝集粒子径」は、合成例3で得られた粉末の「平均一次粒子径」および「平均凝集粒子径」を表す。
比較例1
合成例1の粉末のBET比表面積、細孔分布、細孔容量、XRDピーク最強強度の測定を行った。また、この粉末を用いて電池作成し、高速放電特性の測定を行った。結果を表1に示す。表中、「製品一次粒子径」および「製品凝集粒子径」は、合成例1で得られた粉末の「平均一次粒子径」および「平均凝集粒子径」を表す。
比較例2
合成例5で得られた粉末のBET比表面積、細孔分布、細孔容量、XRDピーク最強強度の測定を行った。また、この粉末を用いて電池作成し、高速放電特性の測定を行った。結果を表1に示す。表中、「製品一次粒子径」および「製品凝集粒子径」は、合成例5で得られた粉末の「平均一次粒子径」および「平均凝集粒子径」を表す。
Figure 0004870602
表1の結果が示すように、実施例1〜3(合成例2〜4)と比較例1(合成例1)より、MnOの平均凝集粒子径に相当する平均一次粒子径を有するLiMnが得られることがわかる。また、実施例1で得られた微粒マンガン酸リチウムは、比較例1の平均一次粒子径の大きなマンガン酸リチウムよりも高い高速放電特性を有することがわかる。また、マンガン酸リチウムを湿式粉砕して得られた比較例2の微粒子マンガン酸リチウムでは、平均一次粒子径が実施例1と同等になっているにも係わらず、結晶性が低下しているため、高速放電特性が低下することがわかる。
実施例1に該当する、合成例2で得られた粉末の走査型電子顕微鏡写真

Claims (4)

  1. 平均凝集粒子径が0.03〜0.5μmである酸化マンガンと少なくともリチウム化合物とを混合した状態で焼成を行う焼成工程と、得られた焼成物を乾式粉砕して平均凝集粒子径が10μm以下のマンガン酸リチウムを得る粉砕工程とを含むスピネル型のマンガン酸リチウムの製造方法であって、
    前記粉砕工程で得られるマンガン酸リチウムのBET比表面積が4〜40m /gで、水銀ポロシメーターで測定する、ピーク細孔径が0.1〜0.5μmでかつ、全細孔容量が0.8ml/g〜2ml/gであるスピネル型のマンガン酸リチウムの製造方法。
  2. 前記粉砕工程で得られるマンガン酸リチウムの平均一次粒子径が0.03〜0.5μmである請求項1記載のスピネル型のマンガン酸リチウムの製造方法。
  3. 前記粉砕工程で得られるマンガン酸リチウムの平均凝集粒子径が0.5〜10μmである請求項1又は2記載のスピネル型のマンガン酸リチウムの製造方法。
  4. マンガン酸リチウムが、リチウム電池用である請求項1〜いずれか記載のスピネル型のマンガン酸リチウムの製造方法。
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