JP4860914B2 - 画像投影装置、画像投影方法、プログラム - Google Patents
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Description
所定の表示面に画像を投影する画像投影装置であって、
前記表示面に複数の色から構成されるパターン画像を表示した場合の各色ごとの光量を測定して得られた測定結果、および、前記光量に関し予め保持された所定値を取得する取得手段と、
線形性が異なる複数の階調調整用カーブから、前記測定結果と前記所定値との関係に応じて階調調整用カーブを選択し、該選択された階調調整用カーブに基づいて、前記画像の階調を補正する階調補正手段と、
線形性が異なる複数の彩度調整用カーブから、前記測定結果と前記所定値との関係に応じて彩度調整用カーブを選択し、該選択された彩度調整用カーブに基づいて、前記画像の彩度を補正する彩度補正手段とを備える。
<画像表示装置の構成>
図1は本発明の一実施形態にかかる画像表示装置の構成を示したブロック図である。101は本発明の一実施形態にかかる画像表示装置、102はコンピュータなど他の装置とのデータをやり取りするためのI/F部、103は周辺環境やスクリーン特性を反映したスクリーン面(投影対象。図1において不図示)からの測定結果を取得するデータ取得部、104は測定を行うセンサ、105は画像表示装置101内部での色座標変換を行う色座標変換部、106は周辺環境やスクリーン特性を考慮した彩度補正を行う彩度補正部、107は周辺環境やスクリーン特性を考慮した階調補正を行う階調補正部、108は画像データ処理用に画像データや測定結果を一時的に保持しておくデータバッファ、109は処理後の画像をスクリーンに投影する画像投影部、110はユーザが画像表示装置101を用いて画像処理の操作を行うためのUI部、111は白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を記憶しておく測定用パターン記憶部、112は投影画像のダイナミックレンジ別に画像の補正を行うためのパラメータを保存しておくレンジ別補正パラメータ記憶部、113は理想状態で色設計された際の測定結果を記憶しておく設計時測定結果記憶部である。
図2は、画像表示装置101における画像処理の流れを示すフローチャートである。図2のフローチャートを用い、画像表示装置101における画像処理について詳細を説明する。ステップS201では、投影画像の調整を行うか否かの判別し、調整を行う場合はステップS202へ進み、行わない場合はステップS206へ進む。ステップS202では、スクリーン面上に白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を投影し、周辺環境やスクリーン特性を反映したスクリーン面の測定を行う。ステップS203では、ステップS202での測定結果に基づき階調特性の調整パラメータ(以下「階調調整パラメータ」と称す)を設定する。ステップS204では、ステップS202での測定結果に基づき彩度特性の調整パラメータ(以下、「彩度調整パラメータ」と称す)を設定する。ステップS205では、調整が終わったか否かの判別をし、終わった場合はステップS206へ進み、終わっていない場合はステップS202へ戻る。
図3は、画像表示装置101における測定処理(ステップS202)の詳細を説明するフローチャートである。図3のフローチャートを用い、測定処理の詳細を説明する。ステップS301では、白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を測定用パターン記憶部111から読み出す。特性測定用のパターン画像は、各色が別々の単色画像になっており、黒から白までの7段階のグレースケール7色と、赤、緑、青の3色の合計10色からなるものとする。ステップS302では、ステップS301にて読み出した特性測定用のパターン画像をスクリーン面に投影する。ステップS303では、ステップS302にてスクリーン面上に投影された特性測定用のパターン画像をセンサ104を用いて測定する。ここでセンサ104による測定は、投影された特性測定用の各パターン画像10色のXYZ値を測定するものであり、測定結果は、以下のデータである。
グレイA:XM2、YM2、ZM2
グレイB:XM3、YM3、ZM3
グレイC:XM4、YM4、ZM4
グレイD:XM5、YM5、ZM5
グレイE:XM6、YM6、ZM6
白:XM7、YM7、ZM7
赤:XM8、YM8、ZM8
緑:XM9、YM9、ZM9
青:XM10、YM10、ZM10
ステップS304では、ステップS303にて測定した各色の測定結果をデータバッファ108に記憶する。ステップS305では、全ての特性測定用のパターン画像について測定が終了したか否かの判別を行い、終了した場合は測定処理を終え、終了していない場合はステップS301へ戻る。
図4は、画像表示装置101における階調調整パラメータ設定処理(ステップS203)の詳細を説明するフローチャートである。図4のフローチャートを用い、階調調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
図8は、画像表示装置101における彩度調整パラメータ設定処理(ステップS204)の詳細を説明するフローチャートである。図8のフローチャートを用い、彩度調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
図11は、画像表示装置101における階調補正処理(ステップS207)の詳細を説明するフローチャートである。図11のフローチャートを用い、階調補正処理の詳細を説明する。
図12は、画像表示装置101における彩度補正処理(ステップS208)の詳細を説明するフローチャートである。図12のフローチャートを用い、彩度補正処理の詳細を説明する。
次に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図13は、本発明の第2の実施形態にかかる画像表示装置1301の構成を示したブロック図である。各部の名称および機能は第1の実施形態と同一のため説明を省略する。第1の実施形態との違いは、レンジ別補正パラメータ記憶部112の代わりに、周辺環境の明度別に画像の補正を行うためのパラメータを保存しておく明度別補正パラメータ記憶部1314が追加されている点である。
全体処理は、第1の実施形態と同一であり、図2に示す画像処理のフローチャートの通りである。詳細な記述は省略する。
測定処理は、第1の実施形態と同一であり、図3に示す測定処理のフローチャートの通りである。詳細な記述は省略する。
図14は、画像表示装置1301における階調調整パラメータ設定処理(ステップS203)の詳細を説明するフローチャートである。図14のフローチャートを用い、階調調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
図18は、画像表示装置1301における彩度調整パラメータ設定処理(ステップS1404)の詳細を説明するフローチャートである。図18のフローチャートを用い、彩度調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
階調補正処理は、第1の実施形態と同一であり、図11に示す測定処理のフローチャートの通りである。詳細な記述は省略する。
彩度補正処理は、第1の実施形態と同一であり、図12に示す測定処理のフローチャートの通りである。詳細な記述は省略する。
<測定処理について>
上記第1及び第2の実施形態では、測定処理における特性測定用のパターン画像を単色の10色として説明したが、10色に限定しない。グレイのステップを増やしても良く、またシアン、マゼンタ、イエローなど色相方向に色を増やしても良い。さらには、赤、緑、青のグラデーションパターンを増やすといった彩度方向の色を追加しても良い。また、単色の投影にも限定しない。同じ色をスクリーン面の複数箇所に投影しスクリーン面内のバラツキを吸収するよう構成しても良い。複数色を同時に投影するよう構成しても良いのはもちろんである。つまりは、階調補正や彩度補正に有効となるデータであれば良い。
上記第1及び第2の実施形態では、センサ104(または1304)における測定結果として、XYZ値を用いて説明したが、これに限定しないことはもちろんであり、分光データ、RGBデータ、Labデータなどであっても構わない。設計時の測定結果と、現在使用されている周辺環境やスクリーン特性の下での測定結果との違いを算出できるデータであれば良く、データ形式は限定しない。また、測定回数についても言及しなかったが、測定結果のバラツキを低減し、より信頼性をあげるために複数回測定し平均化する方法でも、1回の測定によるものでも構わず、特に測定回数は限定しない。
上記第1及び第2の実施形態では、測定階調レンジの算出にあたり、黒画像と白画像とのY値の差を用いたが、これに限定しない。Lab空間のL値など明るさを示す値を用いても良い。
上記第1及び第2の実施形態では、式(2)、式(3)にて3×3の変換マトリクスを用い説明したが、これに限定しない。非線形項を入れた3×9や3×20の変換マトリクスを用い色変換しても構わない。さらには、あらかじめ測定した格子点データを用いたLUTを用い色変換するよう構成してもよい。
上記第1及び第2の実施形態では、図6、図9、図15、図19を用いて、階調指数と階調調整用カーブとの対応や、彩度指数と彩度調整用カーブとの対応について、それぞれの指数を0.1ステップごとに説明したが、ステップ幅は限定しない。
上記第1及び第2の実施形態では、図7、図10、図16、図17、図20、図21を用いて、階調調整用カーブや彩度調整用カーブの例を直線の組み合わせとして説明したが、カーブ形状は限定しない。曲線としても良く、さらには、直線と曲線とを組み合わせたカーブ形状としても良い。
上記第1及び第2の実施形態では、彩度調整カーブを赤、緑、青、それぞれ共通のカーブを選択する例を説明したが、共通にしなくても良い。赤、緑、青、個々の彩度指数に応じ、彩度調整カーブを選択すればよく、共通にしなくても良い。
上記第1及び第2の実施形態では、彩度測定レンジの算出に関し、式(5)、式(6)、を用い説明したが、彩度はLab空間に限定しない。YCC空間、Luv空間、CIECAM97s空間、CIECAM02空間など、彩度を求められる空間であれば良い。
上記第1及び第2の実施形態では、階調補正に関し、Y値を用いると説明したが、Y値に限定しない。Lab空間、Luv空間、CIECAM97s空間、CIECAM02空間など、明るさ情報が求められる空間の値であれば良く、限定しない。
上記第1及び第2の実施形態では、彩度補正に関し、RGB値を補正することとしたが、RGB値を彩度を示す色信号へ変換しのうえで、彩度補正を行ってもよい。その場合の色空間としては、Lab空間、Luv空間、YCC空間、CIECAM97s空間、CIECAM02空間など、彩度情報が求められる空間であれば何でもよく、特に限定しない。
上記第1及び第2の実施形態では、明るさの環境について、図15、図19を用い3つの明るさの環境に分類すると説明したが、これに限定しない。環境に応じて補正処理を切り替えられるよう構成すればよく、分類数は限定しない。
上記第1及び第2の実施形態では、分類する環境として明るさを用い説明したが、これに限定しない。画像サイズ、スクリーンまでの投影距離や観察距離などに応じ、環境を分類するよう構成しても良い。さらには、プレゼンテーションや会議など画像表示装置の使用目的別に環境の分類を複数保持するよう構成しても良い。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
上記第1乃至第3の実施形態では、1つの画像投影部(109または1309)により投影される画像に対する画像処理について説明したが、本発明はこれに限られず、複数の画像投影部を有する画像表示装置や、複数の画像表示装置を備えるシステムにより投影される画像に対する画像処理に適用してもよい。
図23は、画像表示装置2201における画像処理の流れを示すフローチャートである。図23のフローチャートを用い、画像表示装置2201における画像処理について詳細を説明する。ステップS2301では、投影画像の調整を行うか否かの判別し、調整を行う場合はステップS2302へ進み、行わない場合はステップS2306へ進む。ステップS2302では、第1画像投影部2210または第2画像投影部2211からスクリーン面上に白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を投影し、第1センサ2204または第2センサ2205を用い、周辺環境やスクリーン特性を反映したそれぞれのスクリーン面の測定を行う。ステップS2303では、ステップS2302での測定結果に基づき画像投影部ごとに階調調整パラメータを設定する。ステップS2304では、ステップS2302での測定結果に基づき画像投影部ごとに彩度調整パラメータを設定する。ステップS2305では、調整が終わったか否かの判別をし、終わった場合はステップS2306へ進み、終わっていない場合はステップS2302へ戻る。
図24は、画像表示装置2201における測定処理(ステップS2302)の詳細を説明するフローチャートである。図24のフローチャートを用い、測定処理の詳細を説明する。ステップS2401では、調整を行う画像投影部の選択を行う。ステップS2402では、白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を測定用パターン記憶部2213から読み出す。特性測定用のパターン画像は、各色が別々の単色画像になっており、黒から白までの7段階のグレースケール7色と、赤、緑、青の3色の合計10色とからなるものとする。
グレイA:XM12、YM12、ZM12
グレイB:XM13、YM13、ZM13
グレイC:XM14、YM14、ZM14
グレイD:XM15、YM15、ZM15
グレイE:XM16、YM16、ZM16
白:XM17、YM17、ZM17
赤:XM18、YM18、ZM18
緑:XM19、YM19、ZM19
青:XM110、YM110、ZM110
また、第2画像投影部の場合、測定結果は以下のデータである。
グレイA:XM22、YM22、ZM22
グレイB:XM23、YM23、ZM23
グレイC:XM24、YM24、ZM24
グレイD:XM25、YM25、ZM25
グレイE:XM26、YM26、ZM26
白:XM27、YM27、ZM27
赤:XM28、YM28、ZM28
緑:XM29、YM29、ZM29
青:XM210、YM210、ZM210
ステップS2405では、ステップS2404にて測定した各色の測定結果をデータバッファ2209に記憶する。ステップS2406では、全ての特性測定用のパターン画像について測定が終了したか否かの判別を行い、終了した場合はステップS2407へ進み、終了していない場合はステップS2402へ戻る。ステップS2407では、全ての画像投影部を用いての測定が終了したか否かの判別を行い、終了した場合は測定処理を終え、終了していない場合はステップS2401へ戻る。
図25は、画像表示装置2201における階調調整パラメータ設定処理(ステップS2303)の詳細を説明するフローチャートである。では、図25のフローチャートを用い、階調調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
図29は、画像表示装置2201における彩度調整パラメータ設定処理(ステップS2304)の詳細を説明するフローチャートである。図29のフローチャートを用い、彩度調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
図30は、画像表示装置2201における階調補正処理(ステップS2307)の詳細を説明するフローチャートである。図30のフローチャートを用い、階調補正処理の詳細を説明する。
図31は、画像表示装置2201における彩度補正処理(ステップS2308)の詳細を説明するフローチャートである。図31のフローチャートを用い、彩度補正処理の詳細を説明する。
上記第4の実施形態では、各画像投影部からの投影画像それぞれを、設計時である理想環境での色再現にマッチングさせる場合について説明したが、第5の実施形態では、各画像投影部からの投影画像同士を直接マッチングさせる場合について説明する。以下、本発明の第5の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
ステップS2503の階調調整パラメータ設定処理において図27(a)、図27(b)にそれぞれ示した、第1画像投影部2210と第2画像投影部2211それぞれの測定結果と理想状態での測定結果との対応付けが、図32に示す対応関係となる。
ステップS2903での彩度調整用のパラメータ算出が、式(14)(第1画像投影部を第2画像投影部にマッチングさせる場合)または式(15)(第2画像投影部を第1画像投影部にマッチングさせる場合)となる。
ステップS3103での彩度補正用の補正式は、ステップS3102で読み出した彩度調整パラメータを用い、式(16)(第1画像投影部を第2画像投影部にマッチングさせる場合)、または式(17)(第2画像投影部を第1画像投影部にマッチングさせる場合)を用いRGB値の補正をする。
上記第4及び第5の実施形態では、複数の画像投影部を備える画像表示装置におけるカラーマッチングについて説明したが、本実施形態では、複数の画像表示装置を備えるシステムにおけるカラーマッチングについて説明する。以下、本発明に係る第6の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図34は、画像表示装置3301Bおよび画像表示装置3301Bにおける画像処理の流れを示すフローチャートである。図34のフローチャートを用い、画像表示装置3301Aにおける画像処理について詳細を説明する。ステップS3401では、投影画像の調整を行うか否かの判別し、調整を行う場合はステップS3402へ進み、行わない場合はステップS3406へ進む。ステップS3402では、画像投影部3311A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、画像投影部3311B)からスクリーン面上に白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を投影し、センサ3304A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、センサ3304B)を用い、周辺環境やスクリーン特性を反映したそれぞれのスクリーン面の測定を行う。
図35は、画像表示装置3301Aおよび画像表示装置3301Bにおける測定処理(ステップS3402)の詳細を説明するフローチャートである。図35のフローチャートを用い、測定処理の詳細を説明する。ステップS3501では、白、黒、赤、緑、青など特性測定用のパターン画像を測定用パターン記憶部3313A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、測定用パターン記憶部3313B)から読み出す。特性測定用のパターン画像は、第4の実施形態と同一である。
グレイA:XM212、YM212、ZM212
グレイB:XM213、YM213、ZM213
グレイC:XM214、YM214、ZM214
グレイD:XM215、YM215、ZM215
グレイE:XM216、YM216、ZM216
白:XM217、YM217、ZM217
赤:XM218、YM218、ZM218
緑:XM219、YM219、ZM219
青:XM2110、YM2110、ZM2110
また、画像表示装置3301Bでの処理の場合、測定結果は以下のデータである。
グレイA:XM322、YM322、ZM322
グレイB:XM323、YM323、ZM323
グレイC:XM324、YM324、ZM324
グレイD:XM325、YM325、ZM325
グレイE:XM326、YM326、ZM326
白:XM327、YM327、ZM327
赤:XM328、YM328、ZM328
緑:XM329、YM329、ZM329
青:XM3210、YM3210、ZM3210
ステップS3504では、ステップS3503にて測定した各色の測定結果をデータバッファ3309A(画像表示装置3301Aでの処理の場合。画像表示装置3301Bでの処理の場合は、データバッファ3309B)に記憶する。ステップS3505では、全ての特性測定用のパターン画像の測定が終了したか否かの判別を行い、終了した場合は測定処理を終え、終了していない場合はステップS3501へ戻る。
図36は、画像表示装置3301Aおよび画像表示装置3301Bにおける階調調整パラメータ設定処理(ステップS3403)の詳細を説明するフローチャートである。図36のフローチャートを用い、階調調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
図37は、画像表示装置3301Aおよび画像表示装置3301Bにおける彩度調整パラメータ設定処理(ステップS3404)の詳細を説明するフローチャートである。図37のフローチャートを用い、彩度調整パラメータ設定処理の詳細を説明する。
図38は、画像表示装置3301Aおよび画像表示装置3301Bにおける階調補正処理(ステップS3407)の詳細を説明するフローチャートである。図38のフローチャートを用い、階調補正処理の詳細を説明する。
図39は、画像表示装置3301Aおよび画像表示装置3301Bにおける彩度補正処理(ステップS3408)の詳細を説明するフローチャートである。図39のフローチャートを用い、彩度補正処理の詳細を説明する。
<測定処理について>
上記第4乃至第6の各実施形態では、測定処理における特性測定用のパターン画像を単色の10色として説明したが、10色に限定しない。グレイのステップを増やしても良く、またシアン、マゼンタ、イエローなど色相方向に色を増やしても良い。さらには、赤、緑、青のグラデーションパターンを増やすといった彩度方向の色を追加しても良い。また、単色の投影にも限定しない。同じ色をスクリーン面の複数箇所に投影しスクリーン面内のバラツキを吸収するよう構成しても良い。複数色を同時に投影するよう構成しても良いのはもちろんである。つまりは、階調補正や彩度補正に有効となるデータであれば良い。
上記第4乃至第6の各実施形態では、センサにおける測定結果として、XYZ値を用いて説明したが、これに限定しないことはもちろんであり、分光データ、RGBデータ、Labデータなどであっても構わない。設計時の測定結果と、現在使用されている周辺環境やスクリーン特性の下での測定結果との違いを算出できるデータであれば良く、データ形式は限定しない。また、測定回数についても言及しなかったが、測定結果のバラツキを低減し、より信頼性をあげるために複数回測定し平均化する方法でも、1回の測定によるものでも構わず、特に測定回数は限定しない。
上記第4乃至第6の各実施形態では、図27、図28を用いて、階調調整用カーブの例をテーブルとして説明したが、カーブ形状は限定しない。また、テーブルでなく、近似式としても良い。
上記第4乃至第6の各実施形態では、階調補正に関し、RGB値を用いると説明したが、RGB値に限定しない。式(8)または式(9)を用いY値を算出し、Y値を用い階調補正しても良い。その際、式(8)、式(9)のような3×3の変換マトリクスに限定しない。非線形項を入れた3×9や3×20の変換マトリクスを用い色変換しても構わない。さらには、あらかじめ測定した格子点データを用いたLUTを用い色変換するよう構成してもよい。さらには、Lab空間、Luv空間、CIECAM97s空間、CIECAM02空間など、明るさ情報が求められる空間の値でも良く、限定しない。
上記第4乃至第6の各実施形態では、彩度調整パラメータ設定処理での補正パラメータに関し、式(10)、式(11)、を用い説明したが、算出に用いる値はY値に限定しない。式(8)、式(9)、式(22)、式(23)を用い、Lab空間での彩度を算出し、彩度の比として補正パラメータを算出しても良い。さらに、YCC空間、Luv空間、CIECAM97s空間、CIECAM02空間など、彩度を求められる空間でも良く、限定しない。
上記第4乃至第6の各実施形態では、彩度補正に関し、式(12)、式(13)のようにRGB値を補正することとしたが、RGB値を彩度を示す色信号へ変換したうえで、彩度補正を行ってもよい。その場合の色空間としては、Lab空間、Luv空間、YCC空間、CIECAM97s空間、CIECAM02空間など、彩度情報が求められる空間であれば何でもよく、特に限定しない。
上記第4乃至第6の各実施形態では、プロジェクタなどスクリーンに画像を投影する画像表示装置について説明したが、カラーディスプレイ(カラーモニタ)などのカラー画像表示装置にも適用可能である。また、上記第4乃至第6の各実施形態では、2つの画像投影部の調整または、2つの画像表示装置の調整について説明したが、2つに限定するものではない。さらには、場所が離れている装置間に適用してよいのはもちろんである。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
102・・・I/F部
103・・・データ取得部
104・・・センサ
105・・・色座標変換部
106・・・彩度補正部
107・・・階調補正部
108・・・データバッファ
109・・・画像投影部
110・・・UI部
111・・・測定用パターン記憶部
112・・・レンジ別補正パラメータ記憶部
113・・・設計時測定結果記憶部
Claims (8)
- 所定の表示面に画像を投影する画像投影装置であって、
前記表示面に複数の色から構成されるパターン画像を表示した場合の各色ごとの光量を測定して得られた測定結果、および、前記光量に関し予め保持された所定値を取得する取得手段と、
線形性が異なる複数の階調調整用カーブから、前記測定結果と前記所定値との関係に応じて階調調整用カーブを選択し、該選択された階調調整用カーブに基づいて、前記画像の階調を補正する階調補正手段と、
線形性が異なる複数の彩度調整用カーブから、前記測定結果と前記所定値との関係に応じて彩度調整用カーブを選択し、該選択された彩度調整用カーブに基づいて、前記画像の彩度を補正する彩度補正手段と
を備えることを特徴とする画像投影装置。 - 前記パターン画像は、白色、黒色、赤色、緑色、青色を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
- 前記階調補正手段は、
前記測定結果のうち白色の輝度値と黒色の輝度値とを用いて階調レンジを算出する階調レンジ算出手段と、
前記算出された階調レンジと、予め設定された階調レンジとの比を算出する階調レンジ比算出手段と、を備え、
前記算出された階調レンジ比から、前記画像の階調を補正することを特徴とする請求項2に記載の画像投影装置。 - 前記彩度補正手段は、
前記測定結果のうち白色、赤色、緑色、青色の測定値に基づいて、R、G、Bの彩度レンジを算出するレンジ算出手段と、
前記算出されたR、G、Bの彩度レンジと、予め設定されたR、G、Bの彩度レンジとの比を算出する彩度レンジ比算出手段と、を備え、
前記彩度レンジ比算出手段において算出された彩度レンジの比から、前記画像の彩度を補正することを特徴とする請求項2に記載の画像投影装置。 - 前記階調補正手段は、
前記階調レンジ比と前記測定結果における黒色の輝度値とに基づいて、前記画像の階調を補正することを特徴とする請求項3に記載の画像投影装置。 - 前記彩度補正手段は、
前記彩度レンジの比と、前記測定結果のうちの黒色の輝度値とに基づいて、前記画像の彩度を補正することを特徴とする請求項4に記載の画像投影装置。 - 所定の表示面に画像を投影する画像投影装置における画像投影方法であって、
前記表示面に複数の色から構成されるパターン画像を表示した場合の各色ごとの光量を測定して得られた測定結果、および、前記光量に関し予め保持された所定値を取得する取得工程と、
線形性が異なる複数の階調調整用カーブから、前記測定結果と前記所定値との関係に応じて階調調整用カーブを選択し、該選択された階調調整用カーブに基づいて、前記画像の階調を補正する階調補正工程と、
線形性が異なる複数の彩度調整用カーブから、前記測定結果と前記所定値との関係に応じて彩度調整用カーブを選択し、該選択された彩度調整用カーブに基づいて、前記画像の彩度を補正する彩度補正工程と
を備えることを特徴とする画像投影方法。 - 請求項1乃至6のいずれかに1項に記載の画像投影装置として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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