JP2004158941A - 色ムラ補正装置、プロジェクタ、色ムラ補正方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
色ムラ補正装置、プロジェクタ、色ムラ補正方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】本発明は、表示装置による投影画像の色ムラをより良く抑制可能な色ムラ補正装置、プロジェクタ、色ムラ補正方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明による色ムラ補正装置は、照明光下での、表示装置出力光の投影面における撮像結果に基づき投影画像の色ムラを補正する。すなわち、演算部150が、前記撮像結果に基づき、前記投影面の色データと前記照明光のデータとを所定領域毎に集計して補正量を演算し、色ムラ補正部115が、演算された補正量に基づいて色ムラ補正を行う。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明による色ムラ補正装置は、照明光下での、表示装置出力光の投影面における撮像結果に基づき投影画像の色ムラを補正する。すなわち、演算部150が、前記撮像結果に基づき、前記投影面の色データと前記照明光のデータとを所定領域毎に集計して補正量を演算し、色ムラ補正部115が、演算された補正量に基づいて色ムラ補正を行う。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、色ムラ補正、より具体的には、例えば投射型表示装置による投影画像の色ムラを抑制可能な色ムラ補正装置、プロジェクタ、色ムラ補正方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
【従来の技術】
プロジェクタなどの画像表示装置を用いてスクリーンに所望の画像を表示させる場合、スクリーン自体の色が不均一であったり照明光のスクリーン上での輝度が不均一であるために、スクリーンに投影された画像に色ムラが生じる場合がある。
このような投射型表示装置による投影画像の色ムラを抑制可能な色ムラ補正装置としては、特許文献1に記載の色ムラ補正装置がある。この特許文献1に記載の色ムラ補正装置は、スクリーンを所定領域に分割して、スクリーンの色データを取得し、当該所定領域毎のスクリーンの色データに基づき色ムラ補正を行っている。
【特許文献1】
特開2000−316170号公報
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、表示装置による投影画像の色ムラをより良く抑制可能な色ムラ補正装置、プロジェクタ、色ムラ補正方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
上記課題に鑑み、請求項1に記載の発明は、照明光下での、表示装置出力光の投影面における撮像結果に基づき投影画像の色ムラを補正する装置であって、前記撮像結果に基づき、前記投影面の色データと前記照明光のデータとを所定領域毎に集計して補正量を演算する演算部を備え、当該演算された補正量に基づいて色ムラ補正を行うように構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の色ムラ補正装置であって、前記所定領域毎に最小輝度値を演算し、当該演算された最小輝度値の中の最大値に基づき前記補正量を決定するように構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の色ムラ補正装置であって、前記所定領域毎に最大輝度値を演算し、当該演算された最大輝度値の中の最小値に基づき前記補正量を決定するように構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の色ムラ補正装置であって、前記所定領域毎に行う補正量演算を画素毎に行うように構成される。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の色ムラ補正装置であって、前記撮像結果から所定領域毎に輝度値を演算し、当該輝度値の最大値および最小値に基づき撮像領域を決定するように構成される。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の色ムラ補正装置を備えるように構成される。
請求項7に記載の発明は、照明光下での、表示装置出力光の投影面における撮像結果に基づき投影画像の色ムラを補正する方法であって、前記撮像結果に基づき、前記投影面の色データと前記照明光のデータとを所定領域毎に集計して補正量を演算する演算部を備え、当該演算された補正量に基づいて色ムラ補正を行うように構成される。
請求項8に記載の発明は、照明光下での、表示装置出力光の投影面における撮像結果に基づき投影画像の色ムラを補正する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記撮像結果に基づき、前記投影面の色データと前記照明光のデータとを所定領域毎に集計して補正量を演算する演算処理と、当該演算された補正量に基づいて色ムラ補正を行う色ムラ補正処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項9に記載の発明は、照明光下での、表示装置出力光の投影面における撮像結果に基づき投影画像の色ムラを補正する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体であって、前記撮像結果に基づき、前記投影面の色データと前記照明光のデータとを所定領域毎に集計して補正量を演算する演算処理と、当該演算された補正量に基づいて色ムラ補正を行う色ムラ補正処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体である。
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。
システム構成
図1に、本発明にかかる色ムラ補正装置を備えるプロジェクタ20を用いたシステムの概略説明図を示す。
スクリーン10(投影面)のほぼ正面に設けられたプロジェクタ20から、所定の画像が投影される。この場合、照明器具50からの照明光80によってスクリーン10に投影された画像には、スクリーン10の色が不均一であったり、照明光80のスクリーン10上での輝度が不均一であるために、色ムラが生じる。本発明による色ムラ補正装置は、このようにして生じる色ムラをカメラセンサ60による撮像およびフィードバック補正によって抑制する。
プロジェクタ20内の画像処理部100の構成
図2に、本発明にかかる色ムラ補正装置を備えるプロジェクタ20内の画像処理部100の機能ブロック図を示す。
図2に示すプロジェクタ20内の画像処理部100は、アナログ形式の画像入力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部110と、カメラセンサ60による投影面の撮像結果に基づき色ムラ補正を行うための演算を行う演算部150と、当該演算部150による演算結果に基づき色ムラ補正を行う色ムラ補正部115と、一次元色補正テーブルを各RGB画像入力信号に対して適用して所望の色補正を行う色補正部120と、デジタル信号をアナログ信号に変換するためのD/A変換部130と、液晶ライトバルブを駆動して画像の投影表示を行うためのL/V(ライトバルブ)駆動部140と、を備える。
演算部150の構成
次に、図7を参照して、図2に示す演算部150の詳細な構成を説明する。
図7に示す演算部150は、カメラセンサ60による撮像データを格納する撮像データ格納部150aと、前記撮像データに基づいてプロジェクタの投影領域を決定する投影領域決定部150bと、決定された投影領域に基づいてプロジェクタの各画素位置とカメラ測定値との対応付けを行う画素・測定値の対応付け部150cと、前記撮像データに基づいて各出力画素における色再現特性を推定する色再現特性推定部150dと、前記撮像データに基づいて各階調における目標色度を決定する色度決定部150eと、プロジェクタの各画素位置とカメラ測定値との対応、推定された各出力画素における色再現特性および決定された目標色度に基づいて色ムラ補正部115への入力値(Dr,Dg,Db)に対する出力輝度(Xout,Yout,Zout)を決定する入出力対応関係決定部150fと、を備えて構成される。
色ムラ補正処理
次に、図3乃至図6を参照して、演算部150および色ムラ補正部115による色ムラ補正処理を説明する。
ここで説明する演算部150および色ムラ補正部115による色ムラ補正処理は、プロジェクタの画像処理部100のプログラム格納部(図示せず)に記録されたプログラムを実行することによって行われる。前記プログラム格納部は、プログラムを記録した媒体を構成する。さらに、当該処理プログラム自体も、本願発明の範囲内に包含される。
図6に、演算部150および色ムラ補正部115による色ムラ補正処理を説明するためのフローチャートを示す。
当該実施形態では、スクリーン右側から照明光が照射され、投影面内の輝度が不均一になっている場合の色ムラ補正処理について説明する。
図6に示すように、まず、プロジェクタ20からスクリーン(投影面)10に対して、白、黒、赤、緑、青の均一なカラーチャートを順に表示し、その都度多画素のカメラセンサ60によって表示領域全体を撮像する(S10)。そして、撮像された撮像データは演算部150内の撮像データ格納部150aに格納される。
白チャートの撮影結果の一例を図3に示す。照明光が投影面右上から照射されると、投影面の輝度が均一でなくなる。そして、投影領域決定部150bは、慣用の方法で、白チャートの撮影結果による各画素のRGB値(前記撮像データの一部)をXYZ値に変換する(S12)。
次に、投影領域決定部150bが、前記撮像データおよび変換されたXYZ値に基づきプロジェクタの投影面に対する投影領域を決定する(S14)。
具体的には、変換したY値で2次元画像g(i,j)を形成し、この画像に対して
e(i,j)=g(i,j)×M(i,j)
【数1】
のフィルタをかける。フィルタ処理後のe(i,j)の値が最も大きくなった(i,j)を(is,js)とし、プロジェクタ投射領域の左上の画素と対応付ける。
同様に、
f(i,j)=g(i,j)×N(i,j)
【数2】
のフィルタをかけ、フィルタ処理後のf(i,j)の値が最も大きくなった(i,j)を(ie,je)とし、プロジェクタ投射領域の右下の画素と対応付ける。
また、図4に示すように、左上および右下角の検出を行う領域を制限することによって、壁の模様などによるプロジェクタ表示領域の誤検出を防ぐことができる(高精度化)とともに、プロジェクタ表示領域検出の高速化を図ることができる。なお、検出する領域は、ズームによる投影領域の変化を考慮して決定する。
次に、画素・測定値の対応付け部150cが、決定された投影領域に基づいてプロジェクタの各画素位置とカメラ測定値との対応付けを行う(S16)。
図5に、プロジェクタの各画素位置とカメラ測定値との対応付けを説明するための図を示す。図5のマーク×に示すように、カメラセンサ画素位置におけるXYZ値が得られる。当該カメラセンサ画素位置におけるXYZ値に基づき、プロジェクタの各画素におけるXYZ値を以下のように求める。
まず、カメラセンサの横および縦の画素数をNxc,Nyc、プロジェクタの縦画素数および横画素数をNxp,Nypとする。また、カメラセンサ撮像領域内のプロジェクタ投影領域の左上位置を前述のように(is,js)、右下位置を(ie,je)とする。
そして、あるプロジェクタ画素をP(xp,yp)とすると、この画素P(xp,yp)のカメラセンサ撮像領域における位置(ip,jp)は、以下のように表すことができる。
ip=is+(ie−is)/Nxp*xp
jp=js+(je−js)/Nyp*yp
ただし、カメラセンサ画素ピッチを1とし、ip,jpは、小数点の値をとるものとする。
そして、あるプロジェクタ画素Pを取り囲むカメラ画素4点を選択する。この4点の画素位置を
C0:(K,M)
C1:(K+1,M)
C2:(K,M+1)
C3:(K+1,M+1)
とする。
ただし、K=INT(ip)、M=INT(jp)であり、INT(ip)は、ipの整数値部を表す。また、これらの画素におけるXYZ値が
C0: (X0,Y0,Z0)
C1: (X1,Y1,Z1)
C2: (X2,Y2,Z2)
C3: (X3,Y3,Z3)
であったとすると、画素P位置におけるXYZ値(Xp,Yp,Zp)は、補間演算により
Xp={X0*(1−k)*(1−m)+X1*k*(1−m)+X2*(1−k)*m+X3*k*m}
Yp={Y0*(1−k)*(1−m)+Y1*k*(1−m)+Y2*(1−k)*m+Y3*k*m}
Zp={Z0*(1−k)*(1−m)+Z1*k*(1−m)+Z2*(1−k)*m+Z3*k*m}
となる。ここで、k=ip−K、m=jp−Mとする。
次に、色再現特性推定部150dが、前記撮像データに基づいて各出力画素における色再現特性を推定する(S18)。
ある画素iにおけるW,Bk,R,G,Bのチャート出力時のXYZ輝度値をそれぞれ
Wチャート表示時の輝度値 (Xwi,Ywi,Zwi)
Bkチャート表示時の輝度値 (Xki,Yki,Zki)
Rチャート表示時の輝度値 (Xri,Yri,Zri)
Gチャート表示時の輝度値 (Xgi,Ygi,Zgi)
Bチャート表示時の輝度値 (Xbi,Ybi,Zbi)
すると、表示装置でBk(黒)を出力したときのセンサ出力値は照明光の光成分と考えられるので、プロジェクタの入力信号(Dr,Dg,Db)の場合の画素iの輝度は、以下のように表すことができる。ただし、プロジェクタのガンマ特性値をγで表す。
【数3】
【数4】
次に、色度決定部150eが、前記撮像データに基づいて、プロジェクタへの入力信号(Dr,Dg,Db)に対する、目標とするプロジェクタ投影面全体の色度を決定する(S20)。
当該実施形態では、すべての入力信号において、投影画面全体が均一な色度になることを目指した場合について説明する。
最小輝度の目標値
まず、最小輝度の目標値を求める。目標のxy色度を(xt,yt)とすると、各画素において最小輝度となる(xt,yt)を実現するのは、入力信号(Dr,Dg,Db)の何れかが0となる場合である。
色度値(x,y)とCIEXYZ値(X,Y,Z)との間には、
x=X/(X+Y+Z), y=Y/(X+Y+Z) … (3)
の関係がある。目標色度(xt,yt)を実現する画素iにおけるCIEXYZ値を(Xi,Yi,Zi)とすると、
xt=Xi/(Xi+Yi+Zi), yt=Yi/(Xi+Yi+Zi) … (4)
の関係式が得られるので、これに、式(1)および式(2)を代入し、Dr=0,Dg=0,Db=0のそれぞれの場合についてY値を算出する。
この結果の中でDr>=0,Dg>=0,Db>=0の条件を満たし、かつY値が最小になるのが、この画素の最小輝度である。この最小輝度値をYmin(i)とする。
この計算をすべての画素について行う。そしてその最大値をYloとする(Nは、画素数)。すなわち、
Ylo=Max[Ymin(0), Ymin(1),,, Ymin(N)] … (5)
となる。
これにより、最小輝度の目標値は、(x,y,Y)=(xt,yt,Ylo)となり、(3)式よりXYZ値(Xlo,Ylo,Zlo)が求められる。
最大輝度の目標値
次に最大輝度の目標値を求める。同様に、目標のxy色度を(xt,yt)とすると、各画素において最大輝度となる(xt,yt)を実現するのは、入力信号(Dr,Dg,Db)の何れかが1となる場合である。
目標色度(xt,yt)を実現する画素iにおけるCIEXYZ値を(Xi,Yi,Zi)とすると、
xt=Xi/(Xi+Yi+Zi), yt=Yi/(Xi+Yi+Zi) … (6)
の関係式が得られるので、これに、式(1)および式(2)を代入し、Dr=1.0,Dg=1.0,Db=1.0のそれぞれの場合についてY値を算出する。
この結果の中でDr<=0,Dg<=0,Db<=0の条件を満たし、かつY値が最大になる場合、この画素の最大輝度となる。この最大輝度値をYmax(i)とする。
この計算をすべての画素について行う。そしてその最小値をYhiとする。
Yhi=Max[Ymax(0), Ymax(1),,, Ymax(N)] … (7)
これにより、最大輝度の目標値は、(x,y,Y)=(xt,yt,Yhi)となり、式(3)よりXYZ値(Xhi,Yhi,Zhi)が求められる。
以上より、ある環境での、プロジェクタ出力の最小輝度値と最大輝度値が決定される。このように、本発明による色ムラ補正処理では、投影面の色データ(撮像データ)と照明光データとを画素毎に集計して色ムラの補正量を演算し、色ムラ補正を行うようにしている。当該実施形態では、画素毎にデータの集計を行っているが、同様の方法で所定領域毎にデータの集計を行って色ムラ補正処理の高速化を図ることができる。
そして、入出力対応関係決定部150fが、プロジェクタの各画素位置とカメラ測定値との対応、推定された各出力画素における色再現特性および決定された目標色度に基づいて色ムラ補正部115への入力値(Dr,Dg,Db)に対する出力輝度(Xout,Yout,Zout)を以下のように決定する(S22)。
【数5】
【数6】
式(1)および式(8)より、
【数7】
に関係式が得られ、
【数8】
として、これを(Dri,Dgi,Dbi)について解くと、
【数9】
が得られる。
そして、色ムラ補正部115が、演算部150によって求められた式(9)に基づき、画素iにおける入力信号(Dr,Dg,Db)に対して、(Dri,Dgi,Dbi)となるような色信号の変換を行うことによって、環境による画面の色ムラを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる色ムラ補正装置を備えるプロジェクタ20を用いたシステムの概略説明図である。
【図2】本発明にかかる色ムラ補正装置を備えるプロジェクタ20内の画像処理部100の機能ブロック図である。
【図3】プロジェクタ出力光が投射された投影面の撮影結果の一例を示す図である。
【図4】プロジェクタ投影領域検出の高精度化および高速化を説明するための図である。
【図5】プロジェクタの各画素位置とカメラ測定値との対応付けを説明するための図である。
【図6】演算部150および色ムラ補正部115による色ムラ補正処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】図2に示す演算部150の詳細な構成を説明するための機能ブロック図である。
【符号の説明】
10 スクリーン
20 プロジェクタ
50 照明器具
60 カメラセンサ
80 照明光
100 画像処理部
110 A/D変換部
115 色ムラ補正部
120 色補正部
130 D/A変換部
140 L/V駆動部
150 演算部
150a 撮像データ格納部
150b 投影領域決定部
150c 画素・測定値の対応付け部
150d 色再現特性推定部
150e 色度決定部
150f 入出力対応関係決定部
本発明は、色ムラ補正、より具体的には、例えば投射型表示装置による投影画像の色ムラを抑制可能な色ムラ補正装置、プロジェクタ、色ムラ補正方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
【従来の技術】
プロジェクタなどの画像表示装置を用いてスクリーンに所望の画像を表示させる場合、スクリーン自体の色が不均一であったり照明光のスクリーン上での輝度が不均一であるために、スクリーンに投影された画像に色ムラが生じる場合がある。
このような投射型表示装置による投影画像の色ムラを抑制可能な色ムラ補正装置としては、特許文献1に記載の色ムラ補正装置がある。この特許文献1に記載の色ムラ補正装置は、スクリーンを所定領域に分割して、スクリーンの色データを取得し、当該所定領域毎のスクリーンの色データに基づき色ムラ補正を行っている。
【特許文献1】
特開2000−316170号公報
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、表示装置による投影画像の色ムラをより良く抑制可能な色ムラ補正装置、プロジェクタ、色ムラ補正方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
上記課題に鑑み、請求項1に記載の発明は、照明光下での、表示装置出力光の投影面における撮像結果に基づき投影画像の色ムラを補正する装置であって、前記撮像結果に基づき、前記投影面の色データと前記照明光のデータとを所定領域毎に集計して補正量を演算する演算部を備え、当該演算された補正量に基づいて色ムラ補正を行うように構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の色ムラ補正装置であって、前記所定領域毎に最小輝度値を演算し、当該演算された最小輝度値の中の最大値に基づき前記補正量を決定するように構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の色ムラ補正装置であって、前記所定領域毎に最大輝度値を演算し、当該演算された最大輝度値の中の最小値に基づき前記補正量を決定するように構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の色ムラ補正装置であって、前記所定領域毎に行う補正量演算を画素毎に行うように構成される。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の色ムラ補正装置であって、前記撮像結果から所定領域毎に輝度値を演算し、当該輝度値の最大値および最小値に基づき撮像領域を決定するように構成される。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の色ムラ補正装置を備えるように構成される。
請求項7に記載の発明は、照明光下での、表示装置出力光の投影面における撮像結果に基づき投影画像の色ムラを補正する方法であって、前記撮像結果に基づき、前記投影面の色データと前記照明光のデータとを所定領域毎に集計して補正量を演算する演算部を備え、当該演算された補正量に基づいて色ムラ補正を行うように構成される。
請求項8に記載の発明は、照明光下での、表示装置出力光の投影面における撮像結果に基づき投影画像の色ムラを補正する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記撮像結果に基づき、前記投影面の色データと前記照明光のデータとを所定領域毎に集計して補正量を演算する演算処理と、当該演算された補正量に基づいて色ムラ補正を行う色ムラ補正処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項9に記載の発明は、照明光下での、表示装置出力光の投影面における撮像結果に基づき投影画像の色ムラを補正する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体であって、前記撮像結果に基づき、前記投影面の色データと前記照明光のデータとを所定領域毎に集計して補正量を演算する演算処理と、当該演算された補正量に基づいて色ムラ補正を行う色ムラ補正処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体である。
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。
システム構成
図1に、本発明にかかる色ムラ補正装置を備えるプロジェクタ20を用いたシステムの概略説明図を示す。
スクリーン10(投影面)のほぼ正面に設けられたプロジェクタ20から、所定の画像が投影される。この場合、照明器具50からの照明光80によってスクリーン10に投影された画像には、スクリーン10の色が不均一であったり、照明光80のスクリーン10上での輝度が不均一であるために、色ムラが生じる。本発明による色ムラ補正装置は、このようにして生じる色ムラをカメラセンサ60による撮像およびフィードバック補正によって抑制する。
プロジェクタ20内の画像処理部100の構成
図2に、本発明にかかる色ムラ補正装置を備えるプロジェクタ20内の画像処理部100の機能ブロック図を示す。
図2に示すプロジェクタ20内の画像処理部100は、アナログ形式の画像入力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部110と、カメラセンサ60による投影面の撮像結果に基づき色ムラ補正を行うための演算を行う演算部150と、当該演算部150による演算結果に基づき色ムラ補正を行う色ムラ補正部115と、一次元色補正テーブルを各RGB画像入力信号に対して適用して所望の色補正を行う色補正部120と、デジタル信号をアナログ信号に変換するためのD/A変換部130と、液晶ライトバルブを駆動して画像の投影表示を行うためのL/V(ライトバルブ)駆動部140と、を備える。
演算部150の構成
次に、図7を参照して、図2に示す演算部150の詳細な構成を説明する。
図7に示す演算部150は、カメラセンサ60による撮像データを格納する撮像データ格納部150aと、前記撮像データに基づいてプロジェクタの投影領域を決定する投影領域決定部150bと、決定された投影領域に基づいてプロジェクタの各画素位置とカメラ測定値との対応付けを行う画素・測定値の対応付け部150cと、前記撮像データに基づいて各出力画素における色再現特性を推定する色再現特性推定部150dと、前記撮像データに基づいて各階調における目標色度を決定する色度決定部150eと、プロジェクタの各画素位置とカメラ測定値との対応、推定された各出力画素における色再現特性および決定された目標色度に基づいて色ムラ補正部115への入力値(Dr,Dg,Db)に対する出力輝度(Xout,Yout,Zout)を決定する入出力対応関係決定部150fと、を備えて構成される。
色ムラ補正処理
次に、図3乃至図6を参照して、演算部150および色ムラ補正部115による色ムラ補正処理を説明する。
ここで説明する演算部150および色ムラ補正部115による色ムラ補正処理は、プロジェクタの画像処理部100のプログラム格納部(図示せず)に記録されたプログラムを実行することによって行われる。前記プログラム格納部は、プログラムを記録した媒体を構成する。さらに、当該処理プログラム自体も、本願発明の範囲内に包含される。
図6に、演算部150および色ムラ補正部115による色ムラ補正処理を説明するためのフローチャートを示す。
当該実施形態では、スクリーン右側から照明光が照射され、投影面内の輝度が不均一になっている場合の色ムラ補正処理について説明する。
図6に示すように、まず、プロジェクタ20からスクリーン(投影面)10に対して、白、黒、赤、緑、青の均一なカラーチャートを順に表示し、その都度多画素のカメラセンサ60によって表示領域全体を撮像する(S10)。そして、撮像された撮像データは演算部150内の撮像データ格納部150aに格納される。
白チャートの撮影結果の一例を図3に示す。照明光が投影面右上から照射されると、投影面の輝度が均一でなくなる。そして、投影領域決定部150bは、慣用の方法で、白チャートの撮影結果による各画素のRGB値(前記撮像データの一部)をXYZ値に変換する(S12)。
次に、投影領域決定部150bが、前記撮像データおよび変換されたXYZ値に基づきプロジェクタの投影面に対する投影領域を決定する(S14)。
具体的には、変換したY値で2次元画像g(i,j)を形成し、この画像に対して
e(i,j)=g(i,j)×M(i,j)
【数1】
のフィルタをかける。フィルタ処理後のe(i,j)の値が最も大きくなった(i,j)を(is,js)とし、プロジェクタ投射領域の左上の画素と対応付ける。
同様に、
f(i,j)=g(i,j)×N(i,j)
【数2】
のフィルタをかけ、フィルタ処理後のf(i,j)の値が最も大きくなった(i,j)を(ie,je)とし、プロジェクタ投射領域の右下の画素と対応付ける。
また、図4に示すように、左上および右下角の検出を行う領域を制限することによって、壁の模様などによるプロジェクタ表示領域の誤検出を防ぐことができる(高精度化)とともに、プロジェクタ表示領域検出の高速化を図ることができる。なお、検出する領域は、ズームによる投影領域の変化を考慮して決定する。
次に、画素・測定値の対応付け部150cが、決定された投影領域に基づいてプロジェクタの各画素位置とカメラ測定値との対応付けを行う(S16)。
図5に、プロジェクタの各画素位置とカメラ測定値との対応付けを説明するための図を示す。図5のマーク×に示すように、カメラセンサ画素位置におけるXYZ値が得られる。当該カメラセンサ画素位置におけるXYZ値に基づき、プロジェクタの各画素におけるXYZ値を以下のように求める。
まず、カメラセンサの横および縦の画素数をNxc,Nyc、プロジェクタの縦画素数および横画素数をNxp,Nypとする。また、カメラセンサ撮像領域内のプロジェクタ投影領域の左上位置を前述のように(is,js)、右下位置を(ie,je)とする。
そして、あるプロジェクタ画素をP(xp,yp)とすると、この画素P(xp,yp)のカメラセンサ撮像領域における位置(ip,jp)は、以下のように表すことができる。
ip=is+(ie−is)/Nxp*xp
jp=js+(je−js)/Nyp*yp
ただし、カメラセンサ画素ピッチを1とし、ip,jpは、小数点の値をとるものとする。
そして、あるプロジェクタ画素Pを取り囲むカメラ画素4点を選択する。この4点の画素位置を
C0:(K,M)
C1:(K+1,M)
C2:(K,M+1)
C3:(K+1,M+1)
とする。
ただし、K=INT(ip)、M=INT(jp)であり、INT(ip)は、ipの整数値部を表す。また、これらの画素におけるXYZ値が
C0: (X0,Y0,Z0)
C1: (X1,Y1,Z1)
C2: (X2,Y2,Z2)
C3: (X3,Y3,Z3)
であったとすると、画素P位置におけるXYZ値(Xp,Yp,Zp)は、補間演算により
Xp={X0*(1−k)*(1−m)+X1*k*(1−m)+X2*(1−k)*m+X3*k*m}
Yp={Y0*(1−k)*(1−m)+Y1*k*(1−m)+Y2*(1−k)*m+Y3*k*m}
Zp={Z0*(1−k)*(1−m)+Z1*k*(1−m)+Z2*(1−k)*m+Z3*k*m}
となる。ここで、k=ip−K、m=jp−Mとする。
次に、色再現特性推定部150dが、前記撮像データに基づいて各出力画素における色再現特性を推定する(S18)。
ある画素iにおけるW,Bk,R,G,Bのチャート出力時のXYZ輝度値をそれぞれ
Wチャート表示時の輝度値 (Xwi,Ywi,Zwi)
Bkチャート表示時の輝度値 (Xki,Yki,Zki)
Rチャート表示時の輝度値 (Xri,Yri,Zri)
Gチャート表示時の輝度値 (Xgi,Ygi,Zgi)
Bチャート表示時の輝度値 (Xbi,Ybi,Zbi)
すると、表示装置でBk(黒)を出力したときのセンサ出力値は照明光の光成分と考えられるので、プロジェクタの入力信号(Dr,Dg,Db)の場合の画素iの輝度は、以下のように表すことができる。ただし、プロジェクタのガンマ特性値をγで表す。
【数3】
【数4】
次に、色度決定部150eが、前記撮像データに基づいて、プロジェクタへの入力信号(Dr,Dg,Db)に対する、目標とするプロジェクタ投影面全体の色度を決定する(S20)。
当該実施形態では、すべての入力信号において、投影画面全体が均一な色度になることを目指した場合について説明する。
最小輝度の目標値
まず、最小輝度の目標値を求める。目標のxy色度を(xt,yt)とすると、各画素において最小輝度となる(xt,yt)を実現するのは、入力信号(Dr,Dg,Db)の何れかが0となる場合である。
色度値(x,y)とCIEXYZ値(X,Y,Z)との間には、
x=X/(X+Y+Z), y=Y/(X+Y+Z) … (3)
の関係がある。目標色度(xt,yt)を実現する画素iにおけるCIEXYZ値を(Xi,Yi,Zi)とすると、
xt=Xi/(Xi+Yi+Zi), yt=Yi/(Xi+Yi+Zi) … (4)
の関係式が得られるので、これに、式(1)および式(2)を代入し、Dr=0,Dg=0,Db=0のそれぞれの場合についてY値を算出する。
この結果の中でDr>=0,Dg>=0,Db>=0の条件を満たし、かつY値が最小になるのが、この画素の最小輝度である。この最小輝度値をYmin(i)とする。
この計算をすべての画素について行う。そしてその最大値をYloとする(Nは、画素数)。すなわち、
Ylo=Max[Ymin(0), Ymin(1),,, Ymin(N)] … (5)
となる。
これにより、最小輝度の目標値は、(x,y,Y)=(xt,yt,Ylo)となり、(3)式よりXYZ値(Xlo,Ylo,Zlo)が求められる。
最大輝度の目標値
次に最大輝度の目標値を求める。同様に、目標のxy色度を(xt,yt)とすると、各画素において最大輝度となる(xt,yt)を実現するのは、入力信号(Dr,Dg,Db)の何れかが1となる場合である。
目標色度(xt,yt)を実現する画素iにおけるCIEXYZ値を(Xi,Yi,Zi)とすると、
xt=Xi/(Xi+Yi+Zi), yt=Yi/(Xi+Yi+Zi) … (6)
の関係式が得られるので、これに、式(1)および式(2)を代入し、Dr=1.0,Dg=1.0,Db=1.0のそれぞれの場合についてY値を算出する。
この結果の中でDr<=0,Dg<=0,Db<=0の条件を満たし、かつY値が最大になる場合、この画素の最大輝度となる。この最大輝度値をYmax(i)とする。
この計算をすべての画素について行う。そしてその最小値をYhiとする。
Yhi=Max[Ymax(0), Ymax(1),,, Ymax(N)] … (7)
これにより、最大輝度の目標値は、(x,y,Y)=(xt,yt,Yhi)となり、式(3)よりXYZ値(Xhi,Yhi,Zhi)が求められる。
以上より、ある環境での、プロジェクタ出力の最小輝度値と最大輝度値が決定される。このように、本発明による色ムラ補正処理では、投影面の色データ(撮像データ)と照明光データとを画素毎に集計して色ムラの補正量を演算し、色ムラ補正を行うようにしている。当該実施形態では、画素毎にデータの集計を行っているが、同様の方法で所定領域毎にデータの集計を行って色ムラ補正処理の高速化を図ることができる。
そして、入出力対応関係決定部150fが、プロジェクタの各画素位置とカメラ測定値との対応、推定された各出力画素における色再現特性および決定された目標色度に基づいて色ムラ補正部115への入力値(Dr,Dg,Db)に対する出力輝度(Xout,Yout,Zout)を以下のように決定する(S22)。
【数5】
【数6】
式(1)および式(8)より、
【数7】
に関係式が得られ、
【数8】
として、これを(Dri,Dgi,Dbi)について解くと、
【数9】
が得られる。
そして、色ムラ補正部115が、演算部150によって求められた式(9)に基づき、画素iにおける入力信号(Dr,Dg,Db)に対して、(Dri,Dgi,Dbi)となるような色信号の変換を行うことによって、環境による画面の色ムラを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる色ムラ補正装置を備えるプロジェクタ20を用いたシステムの概略説明図である。
【図2】本発明にかかる色ムラ補正装置を備えるプロジェクタ20内の画像処理部100の機能ブロック図である。
【図3】プロジェクタ出力光が投射された投影面の撮影結果の一例を示す図である。
【図4】プロジェクタ投影領域検出の高精度化および高速化を説明するための図である。
【図5】プロジェクタの各画素位置とカメラ測定値との対応付けを説明するための図である。
【図6】演算部150および色ムラ補正部115による色ムラ補正処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】図2に示す演算部150の詳細な構成を説明するための機能ブロック図である。
【符号の説明】
10 スクリーン
20 プロジェクタ
50 照明器具
60 カメラセンサ
80 照明光
100 画像処理部
110 A/D変換部
115 色ムラ補正部
120 色補正部
130 D/A変換部
140 L/V駆動部
150 演算部
150a 撮像データ格納部
150b 投影領域決定部
150c 画素・測定値の対応付け部
150d 色再現特性推定部
150e 色度決定部
150f 入出力対応関係決定部
Claims (9)
- 照明光下での、表示装置出力光の投影面における撮像結果に基づき投影画像の色ムラを補正する装置であって、
前記撮像結果に基づき、前記投影面の色データと前記照明光のデータとを所定領域毎に集計して補正量を演算する演算部を備え、当該演算された補正量に基づいて色ムラ補正を行う色ムラ補正装置。 - 請求項1に記載の色ムラ補正装置であって、
前記所定領域毎に最小輝度値を演算し、当該演算された最小輝度値の中の最大値に基づき前記補正量を決定する色ムラ補正装置。 - 請求項1または2に記載の色ムラ補正装置であって、
前記所定領域毎に最大輝度値を演算し、当該演算された最大輝度値の中の最小値に基づき前記補正量を決定する色ムラ補正装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の色ムラ補正装置であって、
前記所定領域毎に行う補正量演算を、画素毎に行う色ムラ補正装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の色ムラ補正装置であって、
前記撮像結果から所定領域毎に輝度値を演算し、当該輝度値の最大値および最小値に基づき撮像領域を決定する、色ムラ補正装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の色ムラ補正装置を備えるプロジェクタ。
- 照明光下での、表示装置出力光の投影面における撮像結果に基づき投影画像の色ムラを補正する方法であって、
前記撮像結果に基づき、前記投影面の色データと前記照明光のデータとを所定領域毎に集計して補正量を演算する演算部を備え、当該演算された補正量に基づいて色ムラ補正を行う色ムラ補正方法。 - 照明光下での、表示装置出力光の投影面における撮像結果に基づき投影画像の色ムラを補正する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記撮像結果に基づき、前記投影面の色データと前記照明光のデータとを所定領域毎に集計して補正量を演算する演算処理と、
当該演算された補正量に基づいて色ムラ補正を行う色ムラ補正処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 照明光下での、表示装置出力光の投影面における撮像結果に基づき投影画像の色ムラを補正する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体であって、
前記撮像結果に基づき、前記投影面の色データと前記照明光のデータとを所定領域毎に集計して補正量を演算する演算処理と、
当該演算された補正量に基づいて色ムラ補正を行う色ムラ補正処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体。
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