JP4850771B2 - フラットケーブルのコネクタ接続構造 - Google Patents
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Description
ところが本発明者の実験によれば、このような接続構造を有するコネクタから外部に雑音電波が放出されることが判った。これはハウジング2に設けたスリット4がスリットアンテナになり、そこから外部に放射されるものと考えられる。即ち、スリット4の幅に相当する波長の電波およびその整数倍の電波が、とくに強くそこから外部に放出されるものと考えられる。
そこで本発明は、係る問題点を解決することを課題とする。
前記ハウジング(2)内に、接地体(7)を有する基板(8)がハウジング(2)の軸線方向に配置され、その接地体(7)の先端部が前記本体(1)に接続されると共に、その後端部にアースプレート(9)が接続され、
そのアースプレート(9)は、前記スリット(4)に隣接し且つ、そのスリット(4)に並列して前記底部(3)に接触されたことを特徴とするフラットケーブルのコネクタ接続構造である。
前記アースプレート(9)は板バネよりなると共に、その幅が前記スリット(4)の長さに略等しいかそれ以上であり、その後端部が断面弧状に湾曲して、その後端部が前記底部(3)に接触したことを特徴とするフラットケーブルのコネクタ接続構造である。
前記アースプレート(9)の前記後端部に一以上の欠切部(10)をその幅方向の中間部に有すると共に、そのアースプレート(9)と前記基板(8)の接地体(7)とがそれらを貫通する軸体(11)により接続されたフラットケーブルのコネクタ接続構造である。
前記軸体(11)がハトメ又はリベットよりなるフラットケーブルのコネクタ接続構造である。
また、基板8の接地体7とアースプレート9とを軸体11が貫通し、それによって両者を接続した場合には、その接続が容易であり量産性の高い接続構造となり得る。
図1は本発明の接続構造の軸断面正面図であり、図2はその一部破断平面図、図3は同一部破断底面図である。また、図4は本発明に用いられるアースプレート9の斜視図である。なお、従来技術と同一の構成部品については同一の符号を付する。そして既に、図10において述べた構造の説明は極力省略する。
上記のように構成された本発明のフラットケーブルのコネクタ接続構造は、従来のそれに比べて雑音電波が20から30dB以上減衰していることが判った。表1はその測定結果を示す。本発明品は、図1,図2に示す如く、アースプレート9を有するものであり、比較品はアースプレート9の存在しない従来ものであって、アースプレートを除いて他は本発明品と全く同一のものである。
図9の如く、信号発生器24に被試験品23を接続する。被試験品23の両端には、本発明によるコネクタと従来のコネクタ(図10)とが接続される。そして、信号発生器24による信号発生周波数は500MHz,1000MHz,1500MHz,2000MHz,2500MHzとし、被試験品23の一方のコネクタには信号発生器24が接続され他方にはダミー抵抗22が接続されたものである。そしてその被試験品23から3m離間した位置にダイポールアンテナ20を配置し、ケーブル27を介してスペクトルアナライザ21により各被試験品23から洩れる信号を受信した。このとき信号発生器24による信号レベルは120dBμVであった。
これは、本発明のアースプレート9の存在による効果であるが、その理由は次によるものと思われる。この種の取付構造において、漏出電波は主としてスリット4の隙間がスリットアンテナとして作用して電波を放出するが、そのスリット4に隣接しアースプレート9がハウジング2およびコネクタ本体1に接地接続されているため、それがそのスリットアンテナの電波放出に影響を与え、それを減衰させているものと考えられる。
2 ハウジング
3 底部
4 スリット
5 フラットケーブル
6 接触端子
7 接地体
8 基板
8a 脚部
9 アースプレート
9a 湾曲部
10 欠切部
12 外ネジ部
13 筒状絶縁体
14 樹脂ケーシング
15 芯線
16 補強線
17 被覆撚線
18 アルミラミネートフィルム
19 孔
20 ダイポールアンテナ
22 ダミー抵抗
23 被試験品
24 信号発生器
25 ポリエチレン被覆
26 接続部
27 ケーブル
28 基板用スリット
Claims (4)
- 金属製コネクタ本体(1)の後端に金属製筒状ハウジング(2)が設けられ、そのハウジング(2)の後端の底部(3)に設けたスリット(4)をフラットケーブル(5)が貫通し、そのフラットケーブル(5)の先端と、コネクタ本体(1)に設けた接触端子(6)とが接続されるフラットケーブルのコネクタ接続構造において、
前記ハウジング(2)内に、接地体(7)を有する基板(8)がハウジング(2)の軸線方向に配置され、その接地体(7)の先端部が前記本体(1)に接続されると共に、その後端部にアースプレート(9)が接続され、
そのアースプレート(9)は、前記スリット(4)に隣接し且つ、そのスリット(4)に並列して前記底部(3)に接触されたことを特徴とするフラットケーブルのコネクタ接続構造。 - 請求項1において、
前記アースプレート(9)は板バネよりなると共に、その幅が前記スリット(4)の長さに略等しいかそれ以上であり、その後端部が断面弧状に湾曲して、その後端部が前記底部(3)に接触したことを特徴とするフラットケーブルのコネクタ接続構造。 - 請求項2において、
前記アースプレート(9)の前記後端部に一以上の欠切部(10)をその幅方向の中間部に有すると共に、そのアースプレート(9)と前記基板(8)の接地体(7)とがそれらを貫通する軸体(11)により接続されたフラットケーブルのコネクタ接続構造。 - 請求項3において、
前記軸体(11)がハトメ又はリベットよりなるフラットケーブルのコネクタ接続構造。
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