JP4848192B2 - ナトリウム分散体製造方法および該ナトリウム分散体製造方法により製造されるナトリウム分散体 - Google Patents
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Description
このナトリウム分散部では、ナトリウムの粒子を分散媒に分散させるべく、通常、分散媒とナトリウムとを混合してせん断攪拌させることによりナトリウム粒子を分散媒に分散させる攪拌装置(分散装置)が用いられている。
しかし、従来のナトリウム分散体製造設備は、ナトリウムをよりすばやく、より微細化させるという要望を十分満足させ得るものではない。
したがって、単一のローター/ステーター型攪拌装置が用いられる場合に比べて金属ナトリウムをすばやく微細化させて分散媒に分散させることができる。
したがって、ローター/ステーター型攪拌装置の前段側のローター/ステーター型攪拌装置と後段側のローター/ステーター型攪拌装置との運転条件を調整してこの前段側のローター/ステーター型攪拌装置と後段側のローター/ステーター型攪拌装置との間の連結部を正圧状態とさせて後段側のローター/ステーター型攪拌装置に背圧を加えて金属ナトリウムと分散媒との混合物に高いシェアストレスを加えて攪拌させたり、前記連結部を負圧状態として後段側のローター/ステーター型攪拌装置に吸入される金属ナトリウムと分散媒との混合物を金属ナトリウムと分散媒との混合物が後段側のローター/ステーター型攪拌装置を通過する時間を、単一のローター/ステーター型攪拌装置を用いる場合よりも増大させてローターとステーターとにより与えられるせん断回数を増大させたりすることができる。
すなわち、従来のナトリウム分散体製造設備よりも金属ナトリウムをすばやくより微細に分散媒に分散させることができる。
本実施形態のナトリウム分散体製造設備においては、分散媒と金属ナトリウムとが用いられる。この分散媒には、密度0.85〜0.87g/cm3、引火点140℃以上、流動点−20℃以下、40℃における動粘度7〜9mm/s、酸価0.01mgKOH/g以下、硫黄分1ppm以下、パラフィン鎖炭素含有率50%以上、芳香族環炭素含有率15%以下のパラフィン系鉱物油からなり危険物第四類第三石油類の電気絶縁油、潤滑油などを好適に用いることができる。
本実施形態のナトリウム分散体製造設備には、分散媒にナトリウムが粒子状に分散されたナトリウム分散体を形成すべく、液体状態の金属ナトリウムが分散媒とともに攪拌されるナトリウム分散部3と、該ナトリウム分散部3に液体状態の金属ナトリウムを供給すべく金属ナトリウムが液体状態で貯留されるナトリウム貯留槽11を有するナトリウム貯留部1と、該ナトリウム貯留部1から前記ナトリウム分散部3に液体状態の金属ナトリウムを搬送するための配管を有するナトリウム搬送配管部L1とが備えられている。
また、本実施形態のナトリウム分散体製造設備には、ナトリウム分散体の分散媒となる絶縁油を貯留する絶縁油貯留槽(分散媒貯留槽)21を有する絶縁油貯留部(分散媒貯留部)2と前記ナトリウム分散部3で形成されたナトリウム分散体を貯留するナトリウム分散体貯留部4が備えられている。
また、前記ナトリウム貯留部1には、前記ナトリウム貯留槽11内に貯留されている液体状態の金属ナトリウムを加圧する加圧機構として加圧窒素供給装置12と該加圧窒素供給装置から前記ナトリウム貯留槽11に加圧窒素を搬送する窒素供給配管が備えられている。
前記蓋部には、タンクローリーなどで搬入された金属ナトリウムをこのナトリウム貯留槽に導入するためのナトリウム導入口と、前記加圧窒素供給装置からの加圧窒素が導入される窒素導入口とが開口され、前記ナトリウム導入口は、配管を通じてタンクローリーなどに連通され、前記窒素導入口は配管を通じて加圧窒素供給装置12に連通されている。
また前記本体部の壁は、二重に形成されてジャケット構造が形成され、ナトリウム貯留槽11内に貯留される金属ナトリウムを例えば120℃に加熱して液体状態を維持すべく、このジャケット構造部分にオイルなどの熱媒を流通可能なように形成されている。
さらに、この本体部の底面付近において前記ナトリウム搬送配管部の配管の一端部が開口されている。
このナトリウム搬送配管部L1には、このナトリウムの搬送に用いられる配管を流れるナトリウムの流量を測定する流量測定装置(図示せず)が備えられているが、このナトリウム搬送配管部L1にはナトリウムを搬送するためのポンプなどの搬送動力は設けられていない。
このことにより、このナトリウム搬送配管部L1での接合個所の形成を抑制させることができ、ナトリウムの漏洩を抑制し得るとともに、設備のメンテナンスに要する手間も軽減させることができる。
この絶縁油貯留槽21には、前記絶縁油搬送配管部L2の配管の一端部が開口されている。
また、この絶縁油搬送配管部L2にはこの絶縁油の搬送に用いられる配管を流れる絶縁油の流量を測定する流量測定装置(図示せず)と絶縁油を搬送するための絶縁油搬送ポンプ(分散媒搬送ポンプ)P1と、この絶縁油を加温するための熱交換器EXとが備えられている。
また、このナトリウム分散体冷却槽34には、槽内の温度を均一化させつつ、ナトリウムの沈降を抑制させるべく攪拌機構が設けられている。
また、この攪拌装置には、一次分散の時にナトリウム分散体の温度を適度に維持して、例えば、ナトリウム分散体の温度が上がりすぎて絶縁油の引火点を超えてしまうことを防止すべくオイルなどの熱媒を流通可能なジャケット構造が形成された攪拌槽を用いることが好ましい。特に、ナトリウムがジャケット部に漏洩した場合においてもナトリウムが反応することを抑制し得る点において、このオイルとしてはナトリウムに対して不活性な合成熱媒油などを好適に用いることができる。
また、このジャケット構造ならびに使用する合成熱媒油としては、一次分散装置31に収容される分散媒や金属ナトリウムを105〜140℃の温度に保持させ得るものから選ばれることが好ましい。
この連結されているローター/ステーター型攪拌装置の前段側、すなわち金属ナトリウムと分散媒との混合物の流通方向の上流側に配されるローター/ステーター型攪拌装置には高吐出型のローター/ステーター型攪拌装置(以下「高吐出型二次分散装置」ともいう)が用いられ、後段側となる下流側には高せん断型のローター/ステーター型攪拌装置(以下「高せん断型二次分散装置」ともいう)が用いられている。
また、このローターは、その中心部に後退翼(翼部)が形成されており前記ステーターと互いの刃を噛み合わせて対向配置させたときにステーターの中空領域にこの後退翼が位置すべく同心円状の刃と後退翼とが配されている。
また、このときこの後退翼の外周側に配されている多数の刃とステーターの刃とで液体流路を通過するナトリウム一次分散体がせん断されることとなる。
そして、このローターは、前記円盤状本体よりも僅かに径大で、ローターよりも僅かに厚さの厚い円柱状の空間が形成されたチャンバー内に収容されている。このローターを収容するチャンバーは、円柱状空間の一方に開口面が形成され、他方に閉塞面が形成されており、この閉塞面には中心部に前記回転軸が挿通される貫通孔が形成され、開口面はその開口部の外周にフランジが形成されている。また、このチャンバーの側面には、このチャンバー内で分散されたナトリウム分散体をチャンバー外に排出すべくチャンバー内と外部とを連通させる排出孔が形成されている。
そして、このローターは、円盤状の本体の裏面側を、前記閉塞面に当接させてチャンバー内に収容されている。
前記ローターはこのようなチャンバー内に収容されてチャンバーとの相対回転が自在とされており、前記回転軸によりチャンバー内において回転可能とされている。
そして、このステーターとローターとのフランジが当接された場合にこのフランジ当接面よりもローター側に突出して、ローター表面に同心円状に配された刃の間に位置して噛み合いを形成しステーターの中空領域にローターの後退翼が位置するように同心円状の刃が配されてステーターの円筒形状が形成されている。
したがって、このステーターとローターとのフランジが当接されて互いに係止されることにより前記チャンバーは、この吸入孔と前述の排出孔とにおいて外部との連通状態を形成する以外は閉塞されることとなる。
さらに、このステーターとローターとのフランジが当接されて互いに係止されることによりこの閉塞されたチャンバー内でステーターに対してローターが相対回転自在に配置され、ローターを回転させて、吸入孔からの液体吸引力と排出孔からの液体吐出力とを発生させることができる。
また、この高吐出型二次分散装置32Aは、このように構成されることにより、吸入孔と排出孔とに配管を接続させてインラインで攪拌を実施させることができる。
このような、高せん断型二次分散装置としては、通常、高吐出型のローター/ステーター型攪拌装置よりもせん断力の高いものであればどのようなローター/ステーター型攪拌装置でもよく、このせん断力が高いとは、本明細書中においては、液体状態の金属ナトリウムと絶縁油との混合物を同一流量で通過させたときの金属ナトリウムの平均粒子径がより微細化されることを意図している。
このとき、例えば、高吐出型二次分散装置に用いるローター/ステーター型攪拌装置をほぼ最大の回転数で運転させて、高せん断型二次分散装置側の流量を高吐出型二次分散装置にあわせるべく高せん断型二次分散装置に用いるローター/ステーター型攪拌装置を、ナトリウムのせん断にあまり影響を与えることのない、例えば、渦巻きポンプなどを用いて附勢させて上記の判定をすればよい。
またこのナトリウム分散体貯留槽41には、ナトリウム分散体の排出を行う排出配管が接続されており、この排出配管を通じてタンクローリーなどへの供給が適宜可能となるようにされている。
また、このナトリウム分散体貯留槽41にも、ナトリウムの沈降を抑制させるべく攪拌機構が設けられている。
まず前記ナトリウム貯留部1のナトリウム貯留槽11に貯留する金属ナトリウムを、該ナトリウム貯留槽11のジャケット部に熱媒を流通させることにより、例えば、120℃の温度に加熱し、保温して十分な流動性を備えた液体状態とさせ、このナトリウム貯留槽11を密封状態とさせて、前記加圧機構の加圧窒素供給装置12からナトリウム貯留槽11に加圧窒素を供給して、槽内の金属ナトリウムの加圧を行う。
このとき、ナトリウム搬送配管部L1の配管長、配管径、始点と終点との高低差などにもよるが、例えば、ナトリウム貯留槽に加圧窒素を供給して、ナトリウム貯留槽内の窒素の圧力を50〜100kPa(例えば、70kPa)などにすることにより、例えば、2Bの配管が用いられたナトリウム搬送配管部L1を通じて、数十m以上の距離の地点にまでナトリウムを圧送することができる。
なお、本明細書中におけるナトリウムの粒子径とは、特に規定しない限りにおいては、ナトリウム分散体を光学顕微鏡などを用いて測定されるナトリウム粒子の投影面積と同じ面積を有する真円の直径を意図しており、ナトリウムの平均粒子径とは、特に規定しない限りにおいては、ナトリウム分散体を200倍に拡大して観察したときに目視にて視認可能な粒子について粒子径を求めて得られた粒子径を算術平均した値を意図している。
より詳しくは、前記バッファー槽33からナトリウム一次分散体を高吐出型二次分散装置32Aの吸入孔から吸入させ、ローターを回転させることで、前記吸入孔からチャンバー内のステーター中空領域に吸入されたナトリウム分散体をこのローターの中央部に備えられた後退翼により遠心力を加えてステーターの液体流路を通過させて外方に移動させつつ、ローターとステーターとの刃によりせん断を与える。そして、前記排出孔からナトリウム分散体を排出させて高せん断型二次分散装置32Bの吸入孔から高せん断型二次分散装置32Bのチャンバー内に導入し、ナトリウム粒子をさらに微細化させる。ついで、この高せん断型二次分散装置32Bから吐出させたナトリウム分散体を前記バッファー槽33に還流させる。
また、このようにせん断力、吐出力の異なる複数の二次分散装置(ローター/ステーター型攪拌装置)を用いることでナトリウム分散体のナトリウム粒子をよりすばやく、より微細にさせることができる。
このときバッファー槽33に窒素などの加圧気体を導入させて、ナトリウム粒子が所望の粒子径になったナトリウム分散体をナトリウム分散体冷却槽34に圧送するようにしてもよい。このようにバッファー槽33に窒素などの加圧気体を導入させてナトリウム分散体をナトリウム分散体冷却槽34に圧送することにより、二次分散装置の吐出力による流動させる場合に比べて、すばやくナトリウム分散体をナトリウム分散体冷却槽34に移動させることができるとともに、所望の粒子径になったナトリウム分散体が系内に残留することを抑制させることができより効率の高い運転方法とさせ得る。
このときナトリウム分散体冷却槽34のジャケット部に冷媒を流通させてナトリウム分散体を例えば25℃程度に冷却させる。
また、本実施形態においては、ナトリウム貯留槽の金属ナトリウムをナトリウム搬送配管部を通じて前記一次分散装置に圧送する際に、ナトリウム貯留槽内の圧力の変動を緩やかなものとすることができ、流量の調整などが容易となる点においてナトリウム貯留槽内に加圧気体を供給して金属ナトリウムを加圧する場合を例に説明したが、本発明においては、ナトリウム貯留槽内の金属ナトリウムを加圧する手段が加圧気体の供給に限定されるものではない。
また、本実施形態においては、ナトリウム分散体の分散媒として絶縁油を例に説明したが、本発明においては、分散媒を絶縁油に限定するものではない。
本実施形態においては、一次分散装置31が用いられておらず、ナトリウム貯留槽から供給される液体状態のナトリウムと、絶縁油貯留槽21から供給される絶縁油とが直接バッファー槽33に導入されて貯留されるべく構成されている点を除けば第一実施形態と同様である。
また、この第二実施形態のバッファー槽33には、要すれば、二次分散装置に供給する分散媒とナトリウムとの割合に偏りが生じない程度に分散媒とナトリウムとを混合攪拌させる攪拌手段を設けることもできる。
一次分散体の調整:
分散媒:密度0.86g/cm3、引火点140℃以上、流動点−20℃以下、40℃における動粘度8mm/s、酸価0.01mgKOH/g以下、硫黄分1ppm以下のパラフィン系鉱物油からなる電気絶縁油14880kgとナトリウム5120kgとを用いナトリウムの平均粒子径が約20μmの一次分散体を準備した。
高吐出型二次分散装置:
大平洋機工社製、商品名「キャビトロン」(単独運転による最大吐出量約25m3/h)
高せん断型二次分散装置:
ROSS社製、商品名「X−Series」(単独運転による最大吐出量1m3/h以下)
上記の高吐出型二次分散装置の排出孔と高せん断型二次分散装置の吸入孔とを内管80mm、外管100mmの二重管で連結し、しかも、高せん断型二次分散装置の排出孔から吐出されるナトリウム分散体が高吐出型二次分散装置に還流されるように分散装置の構成を行った。
二次分散機器へのナトリウム分散体供給温度を120〜140℃に保持しつつ、高吐出型二次分散装置を4800rpm、高せん断型二次分散装置を5800rpmとして運転した。
このとき、ナトリウム分散体の流通量は15000kg/hであった。
また、このとき、高吐出型二次分散装置と高せん断型二次分散装置との連結部では、ナトリウム分散体に500Paの正圧が発生していた。
高吐出型二次分散装置と高せん断型二次分散装置の間でナトリウム分散体を循環させ、80分後、ナトリウム分散体を冷却してこのナトリウム分散体に分散されているナトリウム粒子の平均粒子径を測定した。
このナトリウム粒子の平均粒子径の測定においては、まず、ナトリウム分散体から無作為に選定した縦0.29mm×横0.38mmの範囲を光学顕微鏡を用いて200倍に拡大して観察したときに目視にて視認可能な粒子すべてについて、その投影面積を測定した。この測定された投影面積と同じ投影面積となる真球の体積を求め、すべての粒子の真球換算体積の和を粒子数で除した平均体積を求め、この平均体積と同じ体積となる真球の直径を平均体積粒子径として求めた。
また粒子の投影面積と同じ面積を持つ真円の直径を計算により求め、得られた直径を粒子数で除して数平均粒子径として求めた。
実施例1で利用した高吐出型二次分散装置を2台直列に並べ、上流を4800rpmで、下流を5800rpmで運転し、運転時間300分間とした以外は、実施例1と同様にナトリウム分散体を作製した。
得られたナトリウム粒子は、平均体積粒子径5.14μm、数平均粒子径3.83μm、標準偏差1.40μmであった。
実施例1で利用した高吐出型二次分散装置を1台のみを用いて、回転速度を4800rpmとした以外は、実施例1と同様の条件でナトリウム分散体を作製したところ、600分間循環させても得られたナトリウム分散体のナトリウム粒子は、平均体積粒子径が5μm、数平均粒子径が3.73μm、標準偏差1.35μmであった。
Claims (5)
- 液体状態の金属ナトリウムと分散媒との混合物を攪拌することにより金属ナトリウムを微細化させて分散媒に分散させるナトリウム分散体製造方法であって、
金属ナトリウムと分散媒との混合物を吸入する吸入孔と該吸入された前記混合物を吐出する排出孔とが形成されているチャンバーと該チャンバー内に収容されているローターとステーターとを有し、しかも、前記吸入孔からチャンバー内に吸入された混合物を前記ステーターと前記ローターとにより攪拌させて前記排出孔より吐出させるべく構成されたローター/ステーター型攪拌装置を複数用いて、該複数のローター/ステーター型攪拌装置を一ローター/ステーター型攪拌装置の排出孔と他ローター/ステーター型攪拌装置の吸入孔とを連結させた状態で前記攪拌を実施して、前記液体状態の金属ナトリウムと分散媒との混合物を一ローター/ステーター型攪拌装置と、他ローター/ステーター型攪拌装置とで連続的に攪拌させ、且つ、一ローター/ステーター型攪拌装置の排出孔と他ローター/ステーター型攪拌装置の吸入孔との連結部を正圧状態にさせて前記攪拌を実施することを特徴とするナトリウム分散体製造方法。 - 前記分散媒として、密度0.85〜0.87g/cm 3 、引火点140℃以上、流動点−20℃以下、40℃における動粘度7〜9mm/s、酸価0.01mgKOH/g以下、硫黄分1ppm以下、パラフィン鎖炭素含有率50%以上、芳香族環炭素含有率15%以下のパラフィン系鉱物油を使用し、前記連結部を100Pa以上の正圧にして前記攪拌を実施する請求項1に記載のナトリウム分散体製造方法。
- 前記連結させたローター/ステーター型攪拌装置の内の前記一ローター/ステーター型撹拌装置には、該ローター/ステーター型撹拌装置に連結されている前記他ローター/ステーター型撹拌装置に比べて大きい最大吐出量を有しているローター/ステーター型撹拌装置を用いる請求項1または2に記載のナトリウム分散体製造方法。
- 前記連結されているローター/ステーター型攪拌装置の内の前記他ローター/ステーター型撹拌装置には、該ローター/ステーター型撹拌装置の前段側に連結されている前記一ローター/ステーター型撹拌装置に比べて高いせん断力を有しているローター/ステーター型撹拌装置を用いる請求項1乃至3のいずれか1項に記載のナトリウム分散体製造方法。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のナトリウム分散体製造方法によって製造されていることを特徴とするナトリウム分散体。
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