JP4848157B2 - 靴 - Google Patents
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Description
一方、幼児が靴を履きやすく、かつ脱ぎやすくするため、ベルトを足に対して緩めて配置すると、ベルトが足を確実にホールドしないため幼児の足が靴内で不必要に動き、歩行しにくいという問題が生じ、歩行に対する適切な構成を発揮できなくなる。
このように、従来の靴では、母親等の介助者が履かせる場合は問題が無いものの、幼児等が自ら脱ぎ履きする場合、靴の履きやすさや脱ぎやすさという要求を満たしつつ、足のホールド性を同時に確保することは困難であるという問題があった。
したがって、舌状当接部は、固定用ベルト部を介して、使用者の足を靴の踵部の方向に向かって正しく保持するように作用する。このため、従来の靴のように使用者の足を靴底方向へのみ固定する場合に比べ格段に足の固定が確実となり、ホールド性が向上する。すなわち、本発明では、踵方向に向かって足を固定できるため、靴の中で、足がずれにくく、歩行しやすい構成となっている。このため、足の運びや足の形への悪影響を未然に防ぐことができる。
したがって、カウンター部が配置されることで、靴の前記踵部の剛性が高められ、靴の前記踵部に使用者の足の踵が正確に固定され、ホールドされ易くなる。
すなわち、舌状当接部と固定用ベルト部が上述のように使用者の足を靴の踵部方向へ固定するように作用すると、この剛性が高められたカウンター部を介して使用者の足の踵が靴の踵部の方向に保持され、しかもカウンター部近傍でベルト部が固定されるため、より適切に足の踵が靴の踵部に向かうよう僅かな遊びを持ちつつ保持されるので、ホールド性が著しく向上することになる。
また、カウンター部の剛性が高いため、靴を装着する際に踵部が変形することを防ぐことができるため、靴の着脱を行いやすい。
したがって、この足挿入用開口部を広げ、舌状当接部を開状態にすれば、靴の履き口部が十分に大きく開き、使用者が足を入れ易く、脱ぎ易い靴となる。また、使用者の介助者にとっても履かせ易く、脱がせ易い靴となる。
また、逆に、使用者が靴を履く、又は使用者の介助者が靴を履かせる場合でも、固定用ベルト部をアッパー本体部から緩め又は外すことなく、すなわち、固定用ベルトが足を確実に固定し、ホールドした状態のままで、足や手で舌状当接部を上方持ち上げるように伸縮部を伸ばせば、靴を履くことができる。
そして、この伸縮部は仮想線の配置方向、すなわち、踵部方向に伸縮するため、使用状態において固定部用ベルト部は、足を踵部方向へ保持させることができる。
また、本請求項では、舌状当接部には、伸縮部が仮想線の配置方向に伸縮するための伸縮ガイド部が形成されている。このため、使用者の操作で伸縮部が伸びた際でも、固定用ベルト部が仮想線の方向と異なる方向に伸縮するのを未然に防止することができる。
このため、幼児等が乱暴に靴を脱着した場合でも、固定用ベルト部の係合部を適切な位置に配置しておくことで、常に固定用ベルト部と舌状当接部は足に対して適切にフィットし、ホールドする位置に配置されるので、使用者にとって歩き易い靴となる。
以上のように、本発明では、靴の履き易さや脱ぎ易さという要求を満たしつつ、同時に足のホールド性を確保する靴を提供することができる。
また、前記構成によれば、外部から保護する保護層と、足にフィットする当接層とを設けつつ、伸縮ガイド部や伸縮部を確実かつ容易に構成することができる。
しかも、前記構成によれば、外足側ベルト部と内足側ベルト部とをバランスを保って伸縮させることができるので、使用者の足を固定用ベルト部及び舌状当接部でバランスを保って固定し、靴にホールドさせることができる。
前記構成によれば、舌状当接部が足挿入用開口部の外足側に配置され、内足側に固定用ベルト部が設けられることで、内足側から外足側に向かって舌状当接部が開閉する。このため、操作能力が未熟な幼児等にとっても、開く方向が認知し易く、幼児等が自ら固定用ベルト部の開閉操作をすすんで行うよう促すことができる構成となっている。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る幼児用靴100を示す概略斜視図である。
図1に示すような幼児用靴100は、例えば1才6ヶ月乃至2才6ヶ月程度の幼児のための靴である。この時期になると幼児も歩行が上手になり始め、自分で走ったりするだけに止まらず、自分自身で靴を履きたがる時期となっている。
また、幼児用靴100のアッパー本体部120には、幼児の足を挿入するための履き口部140と舌状当接部150を有している。舌状当接部150については後述する。
図2に示すように、幼児用靴100には、履き口部140の一部を切り欠いて爪先側方向に向かって形成されている足挿入用開口部160が形成されている。
したがって、図2に示すように、足挿入用開口部160を広げ、舌状当接部150を開状態にすれば、幼児用靴100の履き口部140が十分に大きく開き、幼児が足を入れやすく、且つ脱がせやすい靴となる。また、幼児の介助者である保護者等にとっても幼児に靴を履かせやすく、脱がせやすい靴となる。
幼児用靴100は、図1及び図2に示すように、舌状当接部150と足挿入用開口部160に対して配置される固定用ベルト部である例えば、ベルト部170を有している。ベルト部170の構成については、後述する。
幼児用靴100には、少なくとも、踵部130には図1に示すように、その剛性を高めるためのカウンター部131が設けられている。
具体的には、図1の斜線部分がカウンター部131であり、踵部130の内部に形成されている。カウンター部131は、例えば、厚さ1.2mm程度のゴムや不織布等から構成されている。
図1及び図2に示すように、ベルト部170は舌状当接部150に対して一体的に形成されている。また、ベルト部170は舌状当接部150の両側からそれぞれ突出するように配置されている。
具体的には、幼児用靴100の内足側である内足側ベルト部171と、外足側である外足側ベルト部172が配置されている。
図2に示すように、内足側ベルト部171と外足側ベルト部172の内面側(アッパー本体部120に当接する側)には、係合部である例えば、雌側面ファスナー173、173がそれぞれ形成されており(図2の斜線で示す部分)、足挿入用開口部160が大きく露出可能とされている。
また、これら内足側ベルト部171と外足側ベルト部172の対応するアッパー本体部120には、アッパー本体部側の係合部である例えば、雄側面ファスナー121が例えば、2カ所配置されている(図2の斜線で示す部分)。
そして、ベルト部170側に雌側面ファスナー173とアッパー本体部分120側の雄側面ファスナー121が相互に係合することで、ベルト部170をアッパー本体部120に固定する構成となっている。
具体的には、内足側ベルト部171の雌側面ファスナー173とアッパー本体部120の雄側面ファスナー121との係合位置を深くしたり、浅くしたりすることで、内足側ベルト部171とアッパー本体部120との相対位置が変更されることになる。
また、外足側ベルト部172も同様にアッパー本体部120と雄側面ファスナー121との係合位置を深くしたり、浅くしたりすることができ、これら内足側ベルト部171と外足側ベルト部172は、足の形状の違いに応じてそれぞれ独立して別個にアッパー本体部120との位置を変更できる構成となっている。
また、幼児用靴100の内足側ベルト部171と外足側ベルト部172とを別個に独立して調整することで、幼児の足の形状や足のサイズの大小にかかわらず、常に足に対し適切な位置に、内足側ベルト部171等を配置し、舌状当接部150で保持することが可能となる。
したがって、足の固定及び開放は、面ファスナー173、121の着脱だけで可能なため、紐等によって固定する場合に比べ、極めて容易に操作することができる。
なお、係合部としては面ファスナーだけでなく、ホック等の他の係合手段を採用してもよい。
このように、容易にベルト部170のアッパー本体部120に対する位置を調整できるため、幼児の足のサイズや形状の違いに対応して、幼児用靴100を歪めることなく、容易に幼児の足を幼児用靴100に固定することができる。
つまり、アッパー本体部側の係合部121がカウンター部131に近接した位置に配置されている。
したがって、外足側ベルト部172と内足側ベルト部171が踵部130のカウンター部131の近くに配置された状態で舌状当接部150を保持するので、ベルト部170とアッパー部120で幼児の足を確実に固定し、ホールドすることができる。
一方、踵部130とベルト部170との間は、図1に示すように、直接固定されていないので、これらの間の剛性は、カウンター部131より低くなっている。
このように構成されることで、踵部130とベルト部170との間が幼児の歩行時の足の変形に応じて僅かに変形可能となり、幼児の歩行に際し、足が変形し易く、歩き易い幼児用靴100となっている。
具体的には、図1に示すように、外足側ベルト部172の端部における仮想線Vの延長部分が踵部130に達しており、本実施の形態では靴底部110との境界近傍に位置している。
このように構成することで、舌状当接部150は、ベルト部170を介して、幼児の足を踵部130の方向に向かって固定するように作用する。このため、従来の幼児用靴のように幼児の足を靴底方向へのみ固定する場合に比べ、格段に足の固定が確実となり、ホールド性が向上する。
すなわち、本実施の形態では、踵部130方向に向かって幼児の足を固定できるため、幼児用靴100の中で、足が動きにくく、歩行し易い構成となり、幼児の足の運びや足の形への悪影響を未然に防ぐことができる幼児用靴100となる。
すなわち、舌状当接部160とベルト部170が幼児の足を幼児用靴100の踵部130方向へ固定するように作用すると、この剛性が高められたカウンター部131を介して幼児の足の踵が幼児用靴100の踵部130に向かって保持され、より確実に足の踵が幼児用靴100の踵部130に固定されるので、ホールド性が著しく向上する。
また、カウンター部131の剛性が高いため、幼児用靴100を装着する際に、踵部130が変形することが未然に防止されるので、幼児にとって靴の脱着が行いやすい構成となっている。
以上から、本実施の形態の幼児用靴100は、幼児の足が幼児用靴100の中でしっかり固定されると共に、必要に応じて屈曲も行い易いので、歩きやすい靴となる。
そして、本実施の形態の幼児用靴100では、幼児の足の甲の足高点Bが、図1の仮想線Vに対応して位置するように、ベルト部170が配置される構成となっている。
したがって、ベルト部170が、幼児の足の甲を靴底部110方向に押し付けてしまい、幼児の踵が固定されずに、幼児用靴100の中の足が固定されず、ホールド性が低下するのを効果的に防ぐことができる。
これでは、足の甲の部分を押し付けるだけで、幼児用靴100の中において足の踵が動き、歩き難くなってしまう。
逆に、足高点Bより幼児の足首側の方へ上述の仮想線Vが配置されると、今度は幼児の足首を曲げる動きを妨げてしまう。
具体的には、図2に示すように、本実施の形態では、伸縮部174は、内足側ベルト部171と外足側ベルト部172を連結する連結部ともなっている。
しかし、このように連結部のすべてが伸縮部174である必要はなく、連結部の一部が伸縮部となっていてもよい。
また、逆に、幼児が自ら幼児用靴100を履く場合でも、ベルト部170をアッパー本体部120に対し緩め又は外さなくても、足を履口部140に挿入するよう力をかけることで伸縮部174が僅かに伸びて舌状当接部150が斜め上方側に移動して僅かに履口部140が拡がり、容易に幼児用靴100を履くことができる。
このように、幼児がベルト部170を外さないで幼児用靴100を履いたり、脱いだりすることができると共に、このような幼児用靴100の着脱を行なっても、ベルト部170と舌状当接部150は常に幼児の足を確実に歩行し易い状態で固定し、ホールドするので歩行しやすい靴となる。また、ベルト部170を操作して脱ぎ履きさせる幼児等の保護者等にとっても幼児に靴を履かせやすく、脱がせやすい構成となっている。
このように、伸縮部174の中心で縫合することで、幼児等は外足側ベルト部172と内足側ベルト部171をバランスを保って伸縮等させることができる。このため、靴の中の足もベルト部170及び舌状当接部150でバランスを保って固定し、ホールドさせることができる。
図4に示すように、舌状当接部150は、図2の足挿入用開口部160側に配置された当接層である例えば、比較的柔軟な材料からなる裏地151を有している。
また、図4に示すように、この裏地151とベルト部170の伸縮部174の間にはクッション177が配置されている。
このため、伸縮部174によって靴内の足が押し付けられても、足の甲にフィットして、足に違和感を与えずに当接する構成となっている。
また、舌状当接部150は、その表側、すなわち、外側に配置される外部からの保護層である例えば、比較的剛性を有する材料からなる表地153を有している。
そして、図4に示すように、伸縮部174は、表地153、裏地151及びクッション177が一体となるように縫合されており、舌状当接部150において、足を保護しつつ、足にフィットするよう構成されている。
すなわち、舌状当接部150には、ベルト部170が移動する方向や領域を規制するように上と下の2箇所に伸縮ガイド部154が縫合されて形成されている。
具体的には、図4の表地153と裏地151を袋状に縫合することで形成されている。
つまり、伸縮ガイド部154に対応した舌状当接部150のベルト部配置領域を、表地153と裏地151との間が中空になるよう袋状に縫合することで伸縮ガイド部154が形成されている。また、伸縮部174が中間に配置されたベルト部170を、伸縮ガイド部154内に挿通して、伸縮部縫合部175で一体に縫合することで、ベルト部170と舌状当接部150が一体とされている。
このため、幼児等が乱暴に幼児用靴100を脱着した場合でも常にベルト部170及び舌状当接部150は足を確実に固定し、ホールドする位置に配置されるので、幼児にとって歩き易い幼児用靴100となる。
以上のように、本実施の形態では、幼児用靴100の履き易さや脱ぎ易さという要求を満たしつつ、同時に足のホールド性を確保する靴を提供することができる。
内側クッション部110cは、幼児用靴100の内足側に相当し、EVA、エチレン酢酸ビニル共重合体等を使用し、ショアA硬度が45度以上70度未満の範囲とされた比較的硬い材質からなっている。
一方、外側クッション部110bは、幼児用靴100の外足側に相当し、内側クッション部110cと同様にEVA、エチレン酢酸ビニル共重合体等を使用するが、ショアA硬度が30度以上60度未満の範囲とされた比較的軟らかい材質からなっている。
この時、外側クッション部110bよりも内側クッション部110cが硬くなるよう構成されている。
したがって、この段階の幼児は、歩行に際し、上手にローリング運動をすることができず、足が内側に倒れる内倒傾向が見られる。
この点、本実施の形態の幼児用靴100では、踵部130において内側クッション部110cが硬く、外側クッション部110bが軟らかく形成されているので、幼児の足の内倒を誘発せず、踵が接地した時点で足の外足側に足圧が移動するよう促す構成となっている。また、踵部130から足のアーチ部に向かって各クッション部110が順次薄くなるよう構成され、爪先部では靴底層110aのみとなるよう構成されている。したがって、幼児用靴100は、幼児に適当なローリング動作を促す靴となっている。
このため、幼児や幼児の保護者が外足側ベルト部172を操作する際に、ベルト保持部176を保持することで操作し易い構成となっている。
なお、ベルト保持部176は内足ベルト部171側と両方に設けてもよく、内足ベルト部171だけに設けてもよい。
つまり、踵側突片132とアッパー本体120における踵側外面にはそれぞれ図示しない面ファスナー等の係合手段が形成されている。
この踵側突片132は、図1に示すように、折り返されてアッパー本体部120外面に位置を変えて(調整)して固定可能とされており、その先端をアッパー本体部120の外側における履き口部140から離間した位置(踵部側)に深く仮固定されると、履き口部140の開口は外側に向かって変形するよう広がった状態となる。
このため、幼児が自ら幼児用靴100を履いたり脱いだりする際に、履き易く、脱ぎ易い構成となっている。
また、この踵側突片132の先端を履き口部140を変形させない位置で仮固定し、アッパー本体部120が立ち上がった状態とすると、足の踵の上方の高い位置まで履き口部140の踵側が当接し、より高いホールド性を発揮できる。また、幼児の保護者が、踵側突片132の仮固定を解除し、先端を持つことで、幼児に靴を履かせたり脱がせたりし易くなるように構成されている。
本実施の形態にかかる幼児用靴の多くの構成は、第1の実施の形態と同様であるため、同一部分は同一符号等として、その説明を省略し、以下相違点を中心に説明する。
幼児用靴200は、履き口部240から連接して延びる足挿入用開口部260の外足側に沿って、舌状当接部250がアッパー本体部220と一体に形成されており、自由端とされた内足側に向かって、舌状当接部250の側縁から一本のベルト部270が突出するよう延伸する構成とされている。
つまり、舌状当接部250が内足側から外足側に向かって開くよう構成されている。
また、点線で示すように、舌状当接部250内でベルト部270の基部側に伸縮部274が形成されており、伸縮部縫合部275によって舌状当接部250に固定されている。
そして、内足側の雌側面ファスナー273がベルト部270の内面に設けられ、アッパー本体部220の外面に設けられた雄側面ファスナー221と位置を調整しながら係合させられるよう構成されている。
ところで、発明者が複数の幼児を対象に、両側にベルトが配置された幼児用靴を履く際にベルト部を操作する状態を観察したところ、内側のベルト部だけを操作する幼児が数多く見られた。これは、幼児はベルト部を操作する場合、座った状態で操作を行うことが多く、自然と股関節が開いた状態になるため、内足側のベルト部を認知し易く、また、膝の内側から手を伸ばす場合、膝の外側と比較して距離が近く、視認しながら操作を行うことができるからである。
そのため、本実施の形態では、内足側だけにベルト部270を配置し、外足側は調整できない片開き構造とすることで、外足側における係合位置がずれてしまうことがなく、且つ幼児が自ら操作し易い幼児用靴200としている。
また、本実施の形態においては、踵側突片232は形成されているものの、仮固定ではなく、履き口部240の踵側を外方に沿った位置に拡がるよう固定した状態で、アッパー本体部220の踵側外面に固定しており、幼児が脱ぎ履きし易い構成だけとしている。
その他の本実施の形態の幼児用靴200の多くは、第1の実施の形態と同様の構成とされているため、脱ぎ履きのし易さや、ホールド性は、第1の実施の形態と略同等とされている。
なお、舌状当接部250とアッパー本体部220を足挿入用開口部260の外足側に沿って一体に形成するのではなく、第1の実施の形態と同様に舌状当接部250を形成して、舌状当接部250等を足挿入用開口部260の外足側に縫合して形成してもよい。
また、図6に示すように、靴底の靴底層210aが幼児用靴200の爪先のトウスプリングの親指側に立ち上がるように形成されている。
このため、幼児の歩行に際し、地面等に当接し易い部分である爪先(トウスプリング)の親指側を特に保護することが可能となっている。
Claims (3)
- 使用者の足の足裏側を配置するための靴底部と、
前記靴底部から立ち上がるように、且つ使用者の足を包むように形成されるアッパー本体部と、
使用者の足の踵を配置するための踵部とを、備える靴であって、
このアッパー本体部には、使用者の足を挿入するための履き口部と、
前記履き口部の一部を切り欠いて爪先側方向に向かって形成されている足挿入用開口部と、
前記足挿入用開口部に対応して配置される舌状当接部と、
前記舌状当接部と前記足挿入用開口部に対して配置される固定用ベルト部と、を備え、
少なくとも前記踵部には、その剛性を高めるためにカウンター部が設けられ、
前記固定用ベルト部は、前記舌状当接部に対して一体的に形成され、且つその側縁側から外方に突出するように配置され、
前記固定用ベルト部と、これらに対応するアッパー本体部には、前記固定用ベルト部を前記アッパー本体部に固定するための係合部が形成され、
前記係合部は、前記固定用ベルト部の前記アッパー本体部に対する位置を変更可能な構成となっており、
前記固定用ベルト部の端部は、前記カウンター部に近接して配置されると共に、
前記固定用ベルト部の端部の幅方向における略中央部を通る仮想線の延長部分が、前記踵部又はその近傍に達するように前記固定用ベルト部は設けられ、
使用者の足の甲における足高点が前記仮想線に対応して位置するように、前記固定用ベルト部が配置される構成となっており、
前記固定用ベルト部には、少なくとも前記固定用ベルト部が前記仮想線の配置方向に沿って伸縮するための伸縮部が配置されており、
前記舌状当接部には、前記伸縮部が前記仮想線の配置方向に伸縮するための伸縮ガイド部が形成され、
前記舌状当接部は、
前記足挿入用開口部側に配置された当接層と、
外側に配置された保護層と、を有し、
前記伸縮部は、前記当接層と前記保護層と一体となるように縫合され、
前記伸縮ガイド部は、前記当接層と前記保護層とを縫合することで形成されていることを特徴とする靴。 - 前記舌状当接部は、前記足挿入用開口部の先端領域で前記アッパー本体部に固定されており、
前記固定用ベルト部は、前記舌状当接部の両側縁からそれぞれ外方に突出した外足側ベルト部と内足側ベルト部を有し、
前記外足側ベルト部と前記内足側ベルト部は、連結部によって連結されており、
前記連結部の少なくとも一部が前記伸縮部となり、
前記伸縮部が前記舌状当接部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の靴。 - 前記舌状当接部は、前記足挿入用開口部の外足側の側縁に沿って前記アッパー本体部と一体にされており、
前記固定用ベルト部は、前記舌状当接部の内足側の側縁から外方に突出したベルト部を有し、
前記ベルト部の基部側に伸縮部が形成されており、前記伸縮部が前記舌状当接部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の靴。
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