JP4847569B2 - コネクタ - Google Patents

Description

本発明は、ＦＰＣ（Flexible Printed Circuit）やＦＦＣ（Flexible Flat
Cable）と接続するコネクタに関する。

この種のコネクタとしては、例えば、特許文献１乃至特許文献３に開示されているものがある。特許文献１のコネクタは、アクチュエータの回動操作により、アクチュエータの一部にてグランド部材をＦＰＣ又はＦＦＣの上面に押し付け、それによってＦＰＣ／ＦＦＣの下側に位置するコンタクトの接触部に対してＦＰＣ／ＦＦＣを接触させるものである。また、特許文献２や特許文献３のコネクタは、回動操作されたアクチュエータ自身によってＦＰＣ又はＦＦＣを下側に向けて押圧し、ＦＰＣ／ＦＦＣの下側に位置するコンタクトの接触部に対してＦＰＣ／ＦＦＣを接触させるものである。即ち、特許文献１乃至特許文献３のコネクタは、いずれもアクチュエータによってＦＰＣ／ＦＦＣを押し下げることによってＦＰＣ／ＦＦＣをコンタクトの接触部に対して接触させるものである。

特開２００６−１２０４２９号公報 特開２００６−７３２０６号公報 特開平９−２３２０３９号公報

特許文献１乃至特許文献３のコネクタは、ＦＰＣ／ＦＦＣの面のうち接触部と接触している面の裏面に対して回動操作されたアクチュエータからの応力を加えることとしていることから、接触部とＦＰＣ／ＦＦＣとの接触の信頼性が低いという問題がある。

そこで、本発明は、コンタクトの接触部とＦＰＣ／ＦＦＣとの接触の信頼性を高めたコネクタを提供することを目的とする。

本発明によれば、第１のコネクタとして、
接続対象物の端部を前後方向に沿って収容する収容部を有するコネクタであって、
接触部、該接触部と二股形状を構成する力受部、前記接触部と前記力受部との境界部を弾性的に支持する支持部、及び前記支持部に接続された被固定部を夫々備える複数のコンタクトと；
前記前後方向に直交する上下方向と前記前後方向とで規定される面内において前記支持部、前記力受部及び前記接触部が変形・変位可能となるように且つ前記接触部が前記収容部内に位置するように、前記複数のコンタクトの夫々の前記被固定部を保持固定し、前記前後方向と前記上下方向の双方に直交する左右方向において前記複数のコンタクトを列設するハウジングであって、前記上下方向において前記力受部と前記接触部との間に位置して前記収容部を規定するセパレータ部を備えるハウジングと；
第１回動位置と第２回動位置との間で回動可能となるように前記ハウジングに保持されたアクチュエータであって、前記上下方向において前記セパレータ部と前記力受部との間に位置し且つ前記アクチュエータが前記第１回動位置から前記第２回動位置に向けて回動させられた際に前記力受部を持ち上げる持上げ部を備えたアクチュエータと；
を備えており、
前記アクチュエータの回動により前記力受部が前記持上げ部により持ち上げられると、前記収容部に収容された前記接続対象物の前記端部の下面に前記接触部が押し付けられる、コネクタが得られる。

また、本発明によれば、第２のコネクタとして、第１のコネクタであって、
前記接続対象物の前記端部の上面にはグランド層が形成されており、
前記接続対象物の前記端部の下面には前記アクチュエータの回動操作に応じて前記接触部と接触する信号層が形成されており、
当該コネクタは、前記接続対象物の前記端部が前記収容部に収容されていない状態において、少なくとも一部が前記収容部内に位置するように前記ハウジングに保持されたグランド部材を更に備えており、
前記アクチュエータの回動操作に応じて前記接触部が前記信号層に押し付けられると、前記グランド部材の一部に前記グランド層が押し付けられる
コネクタが得られる。

また、本発明によれば、第３のコネクタとして、第２のコネクタであって、
前記グランド部材は、前記左右方向に延びる板状部を有しており、
前記板状部は、前記セパレータ部の下側に設けられ、前記接触部が前記信号層に押し付けられた際に前記グランド層によって前記セパレータに対して押し付けられることにより前記グランド層と接続されるものである
コネクタが得られる。

また、本発明によれば、第４のコネクタとして、第２のコネクタであって、
前記グランド部材は、前記左右方向に間隔をおいて設けられた複数のグランドコンタクトを備えており、
前記セパレータ部には、前記前後方向に延びる複数のスリットが形成されており、
前記グランド部材は、前記複数のスリットに対応する複数のグランドコンタクトを備えており、
前記グランドコンタクトの夫々は、対応する前記スリット内に部分的に位置し且つ前記接続対象物の前記端部が前記収容部に収容されていない状態において部分的に前記収容部内に位置するように、配置されており、
前記グランドコンタクトは、前記接触部が前記信号層に押し付けられた際に前記グランド層によって押し上げられ、それによって前記グランド層と接続されるものである
コネクタが得られる。

また、本発明によれば、第５のコネクタとして、第２乃至第４のコネクタのいずれかであって、
前記グランド部材は、前記左右方向に延びるアクチュエータ受部であって、背面側においては前記第１回動位置にある前記アクチュエータを受ける一方で正面側においては前記収容部に対する前記接続対象物の前記端部の挿入をガイドするように構成されたアクチュエータ受部を更に備えている、コネクタが得られる。

また、本発明によれば、第６のコネクタとして、第２乃至第５のコネクタのいずれかであって、
前記グランド部材はホールドダウンを有し、該ホールドダウンは前記グランド層と接続されている、コネクタが得られる。

更に、本発明によれば、第７のコネクタとして、第１乃至第６のコネクタのいずれかであって、
前記アクチュエータは、前記第１回動位置から前記第２回動位置に向けて回動させられた際に不動の前記セパレータ部の上面を押圧してその反力により前記持上げ部を上方へ移動させる押圧部を更に備えている
コネクタが得られる。

本発明によれば、アクチュエータの操作によってコンタクトの接触部以外の部位（力受部）を変位させ、その変位を接触部に伝達することによりコンタクトの接触部を変位させる一方で、ハウジング内の不動の部位（セパレータ部）によりアクチュエータからＦＰＣ／ＦＦＣへの力の伝達が生じないように構成し、アクチュエータの操作によってＦＰＣ／ＦＦＣをコンタクトの接触部に押し付けるのではなく、コンタクトの接触部をＦＰＣ／ＦＦＣに押し付けることとしたことから、コンタクトの接触部とＦＰＣ／ＦＦＣとの接触の信頼性を高めることができる。

本発明の第１の実施の形態によるコネクタを示す正面側斜視図である。 図１のコネクタを示す背面側斜視図である。ここで、図示されたコネクタには、グランド部材が組み込まれていない。 図１のコネクタを示す断面図である。ここで、アクチュエータは、第１回動位置にある。 図１のコネクタを示す断面図である。ここで、アクチュエータは、第２回動位置にある。 図１のコネクタに含まれるグランド部材を示す正面側斜視図である。 図５のグランド部材の一部を拡大して示す背面側拡大斜視図である。 図１のコネクタの変形例を示す正面側斜視図である。 本発明の第２の実施の形態によるコネクタに含まれるグランド部材を示す正面側斜視図である。 図８のグランド部材の一部を拡大して示す背面側拡大斜視図である。 図８のグランド部材を含む本発明の第２の実施の形態によるコネクタを示す断面図である。ここで、アクチュエータは、第１回動位置にある。 図１０のコネクタを示す断面図である。ここで、アクチュエータは、第２回動位置にある。

以下、本発明の実施の形態によるコネクタについて図面を参照して詳細に説明する。

（第１の実施の形態）
図１、図３及び図４を参照すると、本発明の第１の実施の形態によるコネクタ１００は、ＦＰＣ／ＦＦＣ７００を接続対象物とするものである。図３及び図４に示されるように、ＦＰＣ／ＦＦＣ７００の端部７１０の上面７１２にはグランド層７２０が形成されており、同端部７１０の下面７１４には信号層７３０が形成されている。

図１乃至図４に示されるように、コネクタ１００は、導電性材料からなる複数のコンタクト２００と、コンタクト２００をＹ方向（左右方向）に列設する絶縁性材料からなるハウジング３００と、ハウジング３００に回動可能となるように保持された絶縁性材料からなるアクチュエータ４００と、ハウジング３００に保持された導電性材料からなるグランド部材５００とを備えている。

図３及び図４に示されるように、コンタクト２００は、信号層７３０に接触させられる接触部２１０と、接触部２１０と二股形状を構成する力受部２２０と、接触部２１０と力受部２２０との境界部を弾性的に支持する支持部２３０と、支持部２３０に接続された被固定部２４０を備えている。

図３及び図４に示されるように、ハウジング３００は、ＦＰＣ／ＦＦＣ７００の端部７１０をＸ方向（前後方向）に沿って収容する収容部３１０を備えている。また、ハウジング３００には、アクチュエータ４００を部分的に受容してアクチュエータ４００の回動を許容する領域と収容部３１０とを分けるセパレータ部３２０が形成されている。即ち、本実施の形態によるセパレータ部３２０は、収容部３１０の上端を規定している。詳しくは、本実施の形態によるセパレータ部３２０は、Ｙ方向を長手方向とする板状の部位であり、Ｘ方向と平行となるように設けられている。

上述したコンタクト２００がハウジング３００の後端側からハウジング３００内に挿入され、コンタクト２００の後端の部位である被固定部２４０がハウジング３００に圧入されることにより、コンタクト２００はハウジング３００に固定される。この際、接触部２１０は収容部３１０内に位置しており、力受部２２０はアクチュエータ４００が部分的に受容される領域内に位置している。換言すると、セパレータ部３２０は、Ｚ方向（上下方向）において接触部２１０と力受部２２０との間に位置している。ここで、コンタクト２００の被固定部２４０以外の部位、即ち、接触部２１０、力受部２２０及び支持部２３０は、固定されていないので、ハウジング３００内においてある程度変位可能である。本実施の形態による接触部２１０、力受部２２０及び支持部２３０は、ＸＺ平面内において変形及び／又は変位可能となっている。

本実施の形態によるアクチュエータ４００は、図３に示される第１回動位置と第４に示される第２回動位置との間で回動可能である。アクチュエータ４００は、押圧部４１０と持上げ部４２０とを備えている。押圧部４１０は、第１回動位置から第２回動位置に向けて回動させられた際にハウジング３００内の不動の部位であるセパレータ部３２０の上面を押圧する。押圧部４１０がセパレータ部３２０の上面を押圧すると、セパレータ部３２０自体は不動であるので、反力により持上げ部４２０が上方へ移動させられる。持上げ部４２０は、上下方向においてセパレータ部３２０とコンタクト２００の力受部２２０との間に位置しており、アクチュエータ４００の操作により上方へ移動させられると、コンタクト２００の力受部２２０を上方へ持ち上げる。持上げ部４２０により力受部２２０が上方へ持ち上げられると、接触部２１０も変位する。このため、収容部３１０にＦＰＣ／ＦＦＣ７００の端部７１０が収容されていた場合には、端部７１０の下面７１４に形成された信号層７３０に対して接触部２１０が押し付けられることとなる。このようにして、アクチュエータ４００の操作により接触部２１０と信号層７３０との電気的接触が図られる。

本実施の形態によるグランド部材５００は、図１及び図３乃至図６に示されるように、ＸＹ平面と平行に延びる板状部５１０と、Ｘ方向及びＺ方向と斜交するように板状部５１０から延びるアクチュエータ受部５２０と、アクチュエータ受部５２０の左右両端に設けられた端部５３０とを備えている。端部５３０には、圧入部５３２とホールドダウン５３４とが設けられており、圧入部５３２をハウジング３００の両端部に圧入することにより、グランド部材５００はハウジング３００に取り付けられる。これにより、板状部５１０は、図３及び図４に示されるように、セパレータ部３２０の下側に配置される。即ち、本実施の形態による板状部５１０は、収容部３１０内に位置している。また、図３及び図４に示されるように、アクチュエータ受部５２０は、背面側においては第１回動位置にあるアクチュエータ４００を受ける一方で、正面側においては収容部３１０に対するＦＰＣ／ＦＦＣ７００の端部７１０の挿入をガイドするように構成されている。これにより、アクチュエータ４００が第１回動位置にあるとき、ＦＰＣ／ＦＦＣ７００の端部７１０を収容部３１０に挿入しようとすると、ＦＰＣ／ＦＦＣ７００の端部７１０はアクチュエータ受部５２０によって板状部５１０の下側にガイドされる。即ち、本実施の形態においては、ＦＰＣ／ＦＦＣ７００の端部７１０は収容部３１０内に収容されている際、グランド部材５００の板状部５１０とコンタクト２００の接触部２１０との間に位置している。この状態において、前述したようにアクチュエータ４００の回動操作により接触部２１０が信号層７３０に押し付けられると、ＦＰＣ／ＦＦＣ７００のグランド層７２０によってグランド部材５００の板状部５１０がセパレータ部３２０に押し付けられる。即ち、板状部５１０は、グランド層７２０とセパレータ部３２０とに挟持される。このようにして、板状部５１０はグランド層７２０に対して電気的に接続される。この際、板状部５１０とグランド層７２０との接触は面接触であり、従って、グランド層７２０が板状部５１０により削り取られてしまうといった問題が生じることはない。また、板状部５１０もセパレータ部３２０と共に基本的には静的なものであるので、他の部位の変動によって信号層７３０に対する接触部２１０の接触が不安定になってしまうことはない。従って、本実施の形態においては、信号層７３０と接触部２１０との間の安定した接触を得ることができる。

ＦＰＣ／ＦＦＣ７００がグランド層７２０を有しないものである場合、グランド部材５００の板状部５１０を省略することとしても良い。例えば、図７に示されるコネクタ１００ａは、グランド部材５００に代えて、ホールドダウン５４０のみを備えている。詳しくは、図７のコネクタ１００ａのホールドダウン５４０は、図６に示されるグランド部材５００の圧入部５３２及びホールドダウン５３４のみを有するものであり、板状部５１０やアクチュエータ受部５２０を有していない。この場合、ＦＰＣ／ＦＦＣ７００の端部７１０が収容部３１０へ収容された状態においてアクチュエータ４００が回動操作されると、接触部２１０が信号層７３０を押し上げ、それによって、接触部２１０とセパレータ部３２０との間にＦＰＣ／ＦＦＣ７００の端部７１０が挟持される。この場合もセパレータ部３２０が静的なものであることから、信号層７３０と接触部２１０との間の安定した接触を得ることができる。

（第２の実施の形態）
図８乃至図１１を参照すると、本発明の第２の実施の形態によるコネクタ１００ｂは、上述した第１の実施の形態の変形例である。以下においては、両者の差異について言及することとし、共通する構造については説明を省略することとする。

本実施の形態によるコネクタ１００ｂは、第１の実施の形態によるコネクタ１００のグランド部材５００に代えて、図８及び図９に示されるようなグランド部材５００ｂを備えている。このグランド部材５００ｂは、板状部５１０を有しない代わりに、複数のグランドコンタクト５１０ｂを備えている。このグランドコンタクト５１０ｂは、Ｙ方向に間隔をおいて設けられている。アクチュエータ受部５２０ｂは、このグランドコンタクト５１０ｂを変位可能となるように弾性的に支持している。

図８乃至図１１から理解されるように、本実施の形態によるハウジング３００ｂのセパレータ部３２０には、Ｘ方向に沿って延びるスリット（図示せず）が複数形成されている。これらスリットは、Ｙ方向に間隔をおいて設けられており、それぞれ、グランドコンタクト５１０ｂに対応している。そのため、グランド部材５００ｂがハウジング３００ｂに取り付けられると、グランドコンタクト５１０ｂは、対応するスリット内に部分的に位置することとなる。詳しくは、図１０に示されるように、ＦＰＣ／ＦＦＣ７００ｂの端部７１０ｂが収容部３１０ｂに収容されていない状態において、グランドコンタクト５１０ｂは、収容部３１０ｂ内に部分的に位置するように配置されている。このため、収容部３１０ｂにＦＰＣ／ＦＦＣ７００ｂの端部７１０ｂが収容され、更に、接触部２１０が信号層７３０ｂに押し付けられると、グランド層７２０ｂがセパレータ部３２０ｂに対して押し付けられる。この際、グランド層７２０ｂがグランドコンタクト５１０ｂを押し上げる。このようにして、本実施の形態によるグランドコンタクト５１０ｂは、グランド層７２０ｂと接触することができる。

本実施の形態によるグランドコンタクト５１０ｂは、ＦＰＣ／ＦＦＣ７００ｂのグランド層７２０ｂに対して面接触していないが、アクチュエータ４００の回動による応力がＦＰＣ／ＦＦＣ７００ｂに加わる場合と比較して、グランドコンタクト５１０ｂの変位によりＦＰＣ／ＦＦＣ７００ｂに加わる応力が極めて小さいことから、接触部２１０と信号層７３０ｂとの間の接触は、従来と比較して安定な接触を得ることができる。

上述した本発明の実施の形態においては、板状部５１０、グランドコンタクト５１０ｂとアクチュエータ受部５２０，５２０ｂとホールドダウン５３４とを一体形成した場合のグランド部材５００，５００ｂについて説明したが、ホールドダウン５３４を別体にて形成して、それぞれをハウジング３００，３００ｂに個別に圧入してハウジング３００，３００ｂに保持されるように構成しても良い。

１００，１００ａ，１００ｂ コネクタ
２００ コンタクト
２１０ 接触部
２２０ 力受部
２３０ 支持部
２４０ 被固定部
３００，３００ｂ ハウジング
３１０，３１０ｂ 収容部
３２０，３２０ｂ セパレータ部
４００ アクチュエータ
４１０ 押圧部
４２０ 持上げ部
５００，５００ｂ グランド部材
５１０ 板状部
５１０ｂ グランドコンタクト
５２０，５２０ｂ アクチュエータ受部
５３０ 端部
５３２ 圧入部
５３４，５４０ ホールドダウン
７００ ＦＰＣ／ＦＦＣ
７１０ 端部
７１２ 上面
７１４ 下面
７２０ グランド層
７３０ 信号層

Claims (7)

1. 接続対象物の端部を前後方向に沿って収容する収容部を有するコネクタであって、
   接触部、該接触部と二股形状を構成する力受部、前記接触部と前記力受部との境界部を弾性的に支持する支持部、及び前記支持部に接続された被固定部を夫々備える複数のコンタクトと；
   前記前後方向に直交する上下方向と前記前後方向とで規定される面内において前記支持部、前記力受部及び前記接触部が変形・変位可能となるように且つ前記接触部が前記収容部内に位置するように、前記複数のコンタクトの夫々の前記被固定部を保持固定し、前記前後方向と前記上下方向の双方に直交する左右方向において前記複数のコンタクトを列設するハウジングであって、前記上下方向において前記力受部と前記接触部との間に位置して前記収容部を規定するセパレータ部を備えるハウジングと；
   第１回動位置と第２回動位置との間で回動可能となるように前記ハウジングに保持されたアクチュエータであって、前記上下方向において前記セパレータ部と前記力受部との間に位置し且つ前記アクチュエータが前記第１回動位置から前記第２回動位置に向けて回動させられた際に前記力受部を持ち上げる持上げ部を備えたアクチュエータと；
   を備えており、
   前記アクチュエータの回動により前記力受部が前記持上げ部により持ち上げられると、前記収容部に収容された前記接続対象物の前記端部の下面に前記接触部が押し付けられる、コネクタ。
2. 請求項１記載のコネクタであって、
   前記接続対象物の前記端部の上面にはグランド層が形成されており、
   前記接続対象物の前記端部の下面には前記アクチュエータの回動操作に応じて前記接触部と接触する信号層が形成されており、
   当該コネクタは、前記接続対象物の前記端部が前記収容部に収容されていない状態において、少なくとも一部が前記収容部内に位置するように前記ハウジングに保持されたグランド部材を更に備えており、
   前記アクチュエータの回動操作に応じて前記接触部が前記信号層に押し付けられると、前記グランド部材の一部に前記グランド層が押し付けられる
   コネクタ。
3. 請求項２記載のコネクタであって、
   前記グランド部材は、前記左右方向に延びる板状部を有しており、
   前記板状部は、前記セパレータ部の下側に設けられ、前記接触部が前記信号層に押し付けられた際に前記グランド層によって前記セパレータに対して押し付けられることにより前記グランド層と接続されるものである
   コネクタ。
4. 請求項２記載のコネクタであって、
   前記グランド部材は、前記左右方向に間隔をおいて設けられた複数のグランドコンタクトを備えており、
   前記セパレータ部には、前記前後方向に延びる複数のスリットが形成されており、
   前記グランド部材は、前記複数のスリットに対応する複数のグランドコンタクトを備えており、
   前記グランドコンタクトの夫々は、対応する前記スリット内に部分的に位置し且つ前記接続対象物の前記端部が前記収容部に収容されていない状態において部分的に前記収容部内に位置するように、配置されており、
   前記グランドコンタクトは、前記接触部が前記信号層に押し付けられた際に前記グランド層によって押し上げられ、それによって前記グランド層と接続されるものである
   コネクタ。
5. 請求項２乃至請求項４のいずれかに記載のコネクタであって、
   前記グランド部材は、前記左右方向に延びるアクチュエータ受部であって、背面側においては前記第１回動位置にある前記アクチュエータを受ける一方で正面側においては前記収容部に対する前記接続対象物の前記端部の挿入をガイドするように構成されたアクチュエータ受部を更に備えている、コネクタ。
6. 請求項２乃至請求項５のいずれかに記載のコネクタであって、
   前記グランド部材はホールドダウンを有し、該ホールドダウンは前記グランド層と接続されている、コネクタ。
7. 請求項１乃至請求項６のいずれかに記載のコネクタであって、
   前記アクチュエータは、前記第１回動位置から前記第２回動位置に向けて回動させられた際に不動の前記セパレータ部の上面を押圧してその反力により前記持上げ部を上方へ移動させる押圧部を更に備えている
   コネクタ。

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