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JP4838647B2 - 工作機械の制御装置 - Google Patents

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JP4838647B2
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Description

本発明は、移動体と、当該移動体を駆動して移動させる駆動機構部と、前記移動体の移動可能な領域内に配設される構造体とを備えた工作機械に設けられ、前記駆動機構部の作動を制御する工作機械の制御装置に関する。
移動体と、その移動領域内に配設された構造体とは、当該移動体の移動によって干渉する恐れがあるため、このような干渉を防止するものとして、従来、例えば、特開2006−59187号公報に開示された工作機械の数値制御装置が知られている。
前記数値制御装置は、移動体の手動操作時においてこの移動体と構造体との干渉を防止するように構成されており、操作盤などから入力される、手動操作に係る動作信号を受信して、移動体の移動制御を実行するための関数発生を行う関数発生手段と、移動体の形状データと、この移動体と干渉する可能性のある構造体の形状データとを記憶する3次元データ記憶手段と、前記関数発生手段によって、手動操作に係る動作信号の受信により関数発生が開始される前に、3次元データ記憶手段に格納された移動体及び構造体の形状データを基に、当該移動体を移動させて構造体と干渉するか否かを確認し、干渉すると判断した場合には、構造体から一定距離だけ離れた停止位置を算出する干渉チェック手段とを備え、前記関数発生手段は、前記干渉チェック手段によって干渉すると判断されると、前記移動体が前記停止位置に停止するように関数発生を終了する。
このように、この数値制御装置によれば、移動体及び構造体の形状データを用いて干渉の有無が確認された後、移動体を移動させるための関数発生が開始されるので、移動体と構造体との干渉が効果的に防止される。
特開2006−59187号公報
ところで、工作機械において、作業者が手動操作により移動体を所定の移動位置まで移動させる場合、干渉防止機能を備えていたとしても、当該移動体を当該所定の移動位置まで高速で一気に移動させるのではなく、通常、前記所定の移動位置付近までは高速で移動させた後、段階的に速度を低下させつつ当該所定の移動位置まで近づけていくといったことが行われている。即ち、作業者は、例えば、移動体の移動位置に応じて、送りオーバライドの調整により移動体の移動速度を調整しながら移動体を所定の移動位置まで移動させているのである。
しかしながら、このように、送りオーバライドを調整して移動速度を調整しながら移動体を移動させるようにしたのでは、作業が煩雑になるという問題があった。また、干渉防止機能により干渉しないと理解はしていても、誤操作により構造体の近くで移動体を高速で移動させた場合には、作業者にひやりとさせるという問題もある。
また、干渉防止機能には、上記の他に、例えば、制御装置から得られる移動体の現在位置と、移動体と構造体とが干渉する領域として予め適宜設定された干渉領域とを基に、移動体が干渉領域内に入ったか否かを確認して、干渉領域内に入ったと判断すると、移動体を停止させるといったものも提案されているが、この場合、干渉領域を狭く設定したときには、移動体が高速で移動していると、移動体を即座に停止させることができないことから構造体と干渉してしまうという問題を生じ、このような不都合を防止すべく干渉領域を広く設定したときには、移動体の移動範囲が狭くなって作業性が悪化するという問題を生じる。
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、作業者の作業性を損なうことなく、作業者が移動体を簡単に且つ安心して手動操作することができる工作機械の制御装置の提供をその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、
1以上の移動体と、該移動体を駆動して移動させる駆動機構部と、前記移動体の移動可能な領域内に設けられる1以上の構造体とを備えた工作機械に設けられる制御装置であって、
手動操作によって外部から入力される、前記移動体の移動位置及び移動速度に係る動作信号を受信し、受信した動作信号を基に前記駆動機構部の作動を制御して、該動作信号に応じた移動位置及び移動速度となるように前記移動体の移動を制御する位置制御部と、
前記移動体及び構造体の2次元モデル又は3次元モデルに関するデータであり、該移動体及び構造体の形状を定義する形状データを少なくとも含んだモデルデータを記憶するモデルデータ記憶部と、
前記移動体及び/又は構造体の外形形状を外側にオフセットして得られる1以上の速度制御領域について該速度制御領域毎に設定された、該速度制御領域内における前記移動体の制限速度であって、この速度制御領域毎の制限速度は、該速度制御領域のオフセット方向外側における制限速度よりも遅い速度とされた制限速度を記憶する制限速度データ記憶部と、
前記位置制御部から前記移動体の現在位置及び現在速度を受信して、受信した現在位置及び現在速度を基に、予め設定された時間経過後における該移動体の移動位置を推定する移動位置推定部と、
前記移動体及び/又は構造体の2次元モデル又は3次元モデルに前記1以上の速度制御領域を設定するとともに、前記移動位置推定部から前記移動体の推定移動位置を受信し、前記設定した速度制御領域、前記受信した前記推定移動位置、及び前記モデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、前記移動体を前記推定移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成して、前記移動体と構造体とが前記速度制御領域内で相対移動するか否かを確認する処理と、前記速度制御領域内で移動すると判断した場合には、移動する速度制御領域を認識するとともに、前記制限速度データ記憶部に格納された、前記認識した速度制御領域に対応する制限速度を認識して、認識した制限速度を前記位置制御部に送信する処理とを実行する移動領域確認部とを備えてなり、
前記位置制御部は、前記動作信号に応じた移動速度が前記移動領域確認部から受信した制限速度を超える場合には、該受信した制限速度で前記移動体を移動させるように構成され工作機械の制御装置に係る。
この発明によれば、まず、移動体及び構造体の2次元モデル又は3次元モデルに関するデータであって、当該移動体及び構造体の形状を定義する形状データを少なくとも含んだモデルデータが、予め適宜生成された後、モデルデータ記憶部に格納される。
尚、前記移動体及び構造体としては、例えば、工作機械が旋盤である場合には、ベッド、ベッド上に配設された主軸台、主軸台によって回転自在に支持された主軸、主軸に取り付けられ、ワークを保持するチャック、ワーク、ベッド上に移動可能に配設されたサドル、サドル上に配設され、工具を保持する刃物台、工具、ベッド上に移動可能に配設された心押台、心押台に保持された心押軸などが該当し、工作機械がマシニングセンタである場合には、ベッド、ベッド上に配設されたコラム、コラムに移動可能に支持された主軸頭、主軸頭によって回転自在に支持され、工具を保持する主軸、工具、ベッド上に移動可能に配設され、ワークを保持するテーブル、ワークなどが該当する。また、更に、工作機械には、一般的に、切りくずや切削液などの侵入を防止すべく、カバー体が適宜設けられるため、このようなカバー体を含めても良い。
また、工作機械を構成するすべての移動体及び構造体のモデルデータを格納する必要はなく、移動体や構造体の周辺領域において速度制御する必要のある移動体及び構造体のモデルデータを少なくとも格納すれば良い。具体的には、例えば、旋盤において、ワーク周辺領域における工具の移動速度を制御する場合には、工具及びワークのモデルデータを格納すれば良く、また、主軸台,主軸,チャック及びワークの周辺領域や、心押台及び心押軸の周辺領域における刃物台及び工具の移動速度を制御する場合には、刃物台,工具,主軸台,主軸,チャック,ワーク,心押台及び心押軸のモデルデータを格納すれば良い。また、例えば、マシニングセンタにおいて、ワーク周辺領域における工具の移動速度を制御する場合には、上記と同様に、工具及びワークのモデルデータを格納し、テーブル及びワークの周辺領域における主軸頭,主軸及び工具の移動速度を制御する場合には、主軸頭,主軸,工具,テーブル及びワークのモデルデータを格納すれば良い。
また、前記モデルデータは、移動体及び構造体の実際の大きさで生成されていても、移動体及び構造体の実際の大きさよりも少し大き目に生成されていても良い。
また、制限速度データ記憶部には、移動体及び/又は構造体の外形形状を外側にオフセットして得られる1以上の速度制御領域について速度制御領域毎に設定された、速度制御領域内における移動体の制限速度が、予め適宜設定されて格納される。この制限速度は、速度制御領域のオフセット方向外側における制限速度よりも遅くなるように設定されている。
そして、移動体の移動位置及び移動速度に係る動作信号が手動操作によって外部から入力されると、位置制御部により駆動機構部の作動が制御されて、移動体は動作信号に応じた速度で指令された位置に移動する。
一方、移動位置推定部は、前記位置制御部から移動体の現在位置及び現在速度を受信して、受信した現在位置及び現在速度を基に、予め設定された時間経過後における当該移動体の移動位置を推定する。
そして、移動領域確認部は、前記移動位置推定部から前記移動体の推定移動位置を受信し当該移動体と構造体とが前記速度制御領域内で相対移動するか否かを確認し、移動を確認した場合には、制限速度データ記憶部に格納された制限速度を位置制御部に送信する。
具体的には、前記移動領域確認部は、まず、移動体及び/又は構造体の2次元モデル又は3次元モデルに前記1以上の速度制御領域を設定するとともに、前記移動位置推定部から前記移動体の推定移動位置を受信し、設定した速度制御領域、受信した推定移動位置、及びモデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、当該移動体を推定移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成して、移動体と構造体とが前記速度制御領域内で相対移動するか否かを確認する。
移動体と構造体とが前記速度制御領域内で相対移動するか否かは、例えば、移動体のモデルデータが構造体の速度制御領域内にあるか、又は、移動体の速度制御領域内に構造体のモデルデータがあるか否かを基に判断する。
そして、移動体と構造体とが速度制御領域内で相対移動すると判断すると、移動する速度制御領域を認識するとともに、制限速度データ記憶部に格納された、前記認識した速度制御領域に対応する制限速度を認識して、認識した制限速度を位置制御部に送信する。当該制限速度を受信した位置制御部は、動作信号に応じた移動速度が受信した制限速度を超える場合には、当該受信した制限速度で移動体が移動するように駆動機構部の作動を制御する。
斯くして、本発明に係る工作機械の制御装置によれば、移動体及び/又は構造体の外部に1以上の速度制御領域を設定するとともに、速度制御領域内における移動体の制限速度をその外部における制限速度よりも低く設定し、速度制御領域内では、その外部よりも低速でしか移動体を移動させることができないようにしたので、従来のように、送りオーバライドなどを調整して移動体の移動速度を調整しなくても、移動速度を低下させながら移動体を構造体近傍の所定の移動位置に移動させることができる。これにより、作業者は簡単に移動体を移動させることができる。
また、速度制御領域内(構造体の近く)では、その制限速度以下の移動速度でしか移動体を移動させることができないので、構造体の近くで作業者が操作を誤っても前記制限速度よりも速い速度で移動体が移動することはなく、移動体の移動速度が高速であることによって移動体と構造体が干渉するのではないかと作業者にひやりとさせることもない。
また、前記工作機械の制御装置は、画像データの表示を行う画面表示手段を更に備えた工作機械に設けられてなり、前記移動位置推定部から前記移動体の推定移動位置を受信して、受信した推定移動位置、及び前記モデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、前記移動体を前記推定移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成するとともに、生成したモデルデータに応じた2次元画像データ又は3次元画像データを生成して前記画面表示手段に画面表示させる画像データ生成部を更に備えて構成されていても良い。このようにすれば、作業者は、画面表示手段に画面表示される画像を通じて、移動体と構造体との位置関係を認識することできる。
また、前記移動領域確認部は、前記各処理に加えて、前記生成したモデルデータを基に、前記移動体と構造体とが干渉するか否かを確認し、干渉すると判断した場合には、停止信号を前記位置制御部に送信する処理を更に実行するように構成され、前記位置制御部は、前記移動領域確認部から前記停止信号を受信すると、前記移動体の移動を停止させるように構成されていても良い。
この場合、移動領域確認部は、前記生成したモデルデータを基に、前記移動体と構造体とが干渉するか否かを更に確認し、干渉すると判断すると、停止信号を位置制御部に送信する。当該停止信号を受信した位置制御部は、駆動機構部の作動を停止して移動体の移動を停止させる。
移動体と構造体とが干渉するか否かは、例えば、移動体のモデルデータと構造体のモデルデータとの間で接触又は重なり合う部分が存在するか否かを基に判断する。モデルデータ間で接触又は重なり合う部分が生じている場合には、移動体と構造体とが干渉すると判断される。また、移動体及び構造体が工具及びワークであり、これらのモデルデータが重なり合っている場合には、この重なり合いが、工具の刃部とワークとの間に生じたものでなければ、当該工具とワークとが干渉すると判断され、また、このように工具の刃部とワークとの間に生じた重なり合いであっても、移動速度(送り速度)が一定速度以上であるときには、当該工具とワークとが干渉すると判断される。
上記のように、速度制御領域内の制限速度が速度制御領域外よりも低く設定されていることから、移動体と構造体とが干渉する干渉領域を狭く設定したとしても、移動体が構造体と干渉する前に移動体を確実に停止させることができ、また、当該干渉領域を狭く設定することで、移動体の移動範囲を広くして作業者の作業性を良くすることができる。
以上のように、本発明に係る工作機械の制御装置によれば、移動体を構造体近傍の所定の移動位置まで移動させる際に、送りオーバライドなどの調整により移動体の移動速度を調整する必要がないので、作業者は移動体を簡単に移動させることができる。また、速度制御領域内では、低速でしか移動体を移動させることができないので、移動体と構造体とが干渉するのではないかと作業者にひやりとさせることもない。また、移動体の移動範囲を広くして作業者の作業性を良くするべく前記干渉領域を狭く設定しても、移動体が構造体と干渉する前に移動体を停止させることができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、添付図面に基づき説明する。尚、図1は、本発明の一実施形態に係る工作機械の制御装置などの概略構成を示したブロック図である。
図1に示すように、本例の工作機械の制御装置(以下、単に制御装置という)1は、図2に示したNC旋盤20に設けられており、プログラマブルコントローラ11,位置制御部12,モデルデータ記憶部13,干渉データ記憶部14,制限速度データ記憶部15,移動位置推定部16,移動領域確認部17,画像データ生成部18及び表示制御部19などから構成される。
まず、前記NC旋盤20について説明する。図1及び図2に示すように、このNC旋盤20は、ベッド21と、ベッド21上に配設された主軸台(図示せず)と、主軸台(図示せず)によって水平な軸中心に(Z軸回り(C軸方向)に)回転自在に支持された主軸22と、主軸22に取り付けられたチャック23と、Z軸方向に移動可能にベッド21上に配設された第1サドル24と、Z軸と水平面内で直交するY軸方向に移動可能に第1サドル24上に配設された第2サドル25と、Y軸及びZ軸の双方と直交するX軸方向に移動可能に第2サドル25上に配設された刃物台26と、第1サドル24をZ軸方向に移動させる第1送り機構部27と、第2サドル25をY軸方向に移動させる第2送り機構部28と、刃物台26をX軸方向に移動させる第3送り機構部29と、主軸22を軸中心に回転させる主軸モータ30と、刃物台26に保持された工具Tを新たな工具Tと交換する工具交換装置31と、前記制御装置1に各種信号を入力するための操作盤32と、各送り機構部27,28,29、主軸モータ30及び工具交換装置31の作動を制御する前記制御装置1などを備えて構成される。
前記チャック23は、チャック本体23aと、チャック本体23aに取り付けられ、ワークWを把持する複数の把持爪23bとからなり、前記刃物台26は、刃物台本体26aと、刃物台本体26aに配設され、工具Tを保持する工具主軸26bとを備える。また、工具Tは、工具本体Taと、工具本体Taに取り付けられ、ワークWを加工するためのチップ(刃部)Tbとから構成される。
前記操作盤32は、制御装置1に対して各種信号を入力するための操作キー33と、制御装置1に対してパルス信号を入力するための手動パルス発生器34と、制御装置1による制御状態などを画面表示するための画面表示装置35などから構成される。
前記操作キー33には、運転モードを自動運転や手動運転に切り換えるための運転モード選択スイッチ、送り軸(X軸,Y軸及びZ軸)を選択するための送り軸切換スイッチ、送り軸切換スイッチによって選択された送り軸方向に第1サドル24,第2サドル25又は刃物台26を移動させるための移動ボタン、送りオーバライドを調整するための調整ツマミなどが含まれており、これら運転モード選択スイッチ、送り軸切換スイッチ、移動ボタン、調整ツマミからの操作信号は制御装置1に送信されるようになっている。
前記手動パルス発生器34は、送り軸(X軸,Y軸及びZ軸)を選択するための送り軸切換スイッチや、1パルス当たりの移動量を切り換えるための倍率切換スイッチ、軸中心に回転自在に設けられ、当該軸中心に回転せしめられることによりその回転量に応じたパルス信号を生成するパルスハンドルなどを備えており、これら送り軸切換スイッチや、倍率切換スイッチ、パルスハンドルからの操作信号は制御装置1に送信されるようになっている。
次に、前記制御装置1について説明する。上記のように、当該制御装置1は、プログラマブルコントローラ11,位置制御部12,モデルデータ記憶部13,干渉データ記憶部14,制限速度データ記憶部15,移動位置推定部16,移動領域確認部17,画像データ生成部18及び表示制御部19を備える。
前記プログラマブルコントローラ11は、操作キー33や手動パルス発生器34からの操作信号を受信し、受信した操作信号に基づいて各送り機構部27,28,29についての動作信号を位置制御部12に送信する。
例えば、運転モード選択スイッチが手動運転であるときに、操作キー33の移動ボタンが押されると、送り軸切換スイッチによる送り軸選択状況から、作動させるべき送り機構部27,28,29を認識するとともに、調整ツマミによる調整状況から送りオーバライドの調整値を認識して、認識した送り機構部27,28,29に関する情報及び認識した調整値に応じた移動速度に関する情報を含む動作信号を送信する。また、運転モード選択スイッチが手動運転であるときに、手動パルス発生器34のパルスハンドルが操作されると、送り軸切換スイッチによる送り軸選択状況から、作動させるべき送り機構部27,28,29を認識するとともに、倍率切換スイッチによる倍率選択状況から、1パルス当たりの移動量を認識して、認識した送り機構部27,28,29に関する情報、認識した1パルス当たりの移動量に関する情報、及びパルスハンドルによって生成されたパルス信号を含む動作信号を送信する。
また、プログラマブルコントローラ11は、操作キー33などから受信した信号を基に主軸モータ30や工具交換装置31の作動を制御する。また、更に、刃物台26に保持された工具Tに関する情報を移動領域確認部17に送信したり、操作キー33の運転モード選択スイッチによって運転モードが手動運転に切り換えられると、その旨の信号を移動領域確認部17に送信する。
前記位置制御部12は、プログラマブルコントローラ11から受信した動作信号や、適宜記憶部内に格納されたNCプログラムに基づいて各送り機構部27,28,29などの作動を制御する。例えば、運転モード選択スイッチが自動運転であるときには、前記NCプログラムに基づいて、運転モード選択スイッチが手動運転であるときには、プログラマブルコントローラ11から受信した動作信号に基づいて各送り機構部27,28,29の作動を制御する。
また、位置制御部12は、移動領域確認部17からアラーム信号を受信すると、プログラマブルコントローラ11から受信した動作信号に関係なく、送り機構部27,28,29の作動を停止する。
また、移動領域確認部17から制限速度を受信すると、送りオーバライドの調整値や倍率切換スイッチの倍率に応じた、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の移動速度が、当該受信した制限速度を越える場合には、当該第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の移動速度が当該受信した制限速度となるように送り機構部27,28,29の作動を制御し、送りオーバライドの調整値や倍率切換スイッチの倍率に応じた、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の移動速度が、当該受信した制限速度を越えない場合には、当該第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の移動速度が、送りオーバライドの調整値や倍率切換スイッチの倍率に応じた速度となるように送り機構部27,28,29の作動を制御する。
具体的には、例えば、プログラマブルコントローラ11から受信した動作信号に含まれる指令速度が、前記受信した制限速度を越える場合には、この制限速度を基に制御信号を生成して送り機構部27,28,29に送信し、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26をこの制限速度で移動させ、前記受信した制限速度を越えない場合には、前記指令速度を基に制御信号を生成して送り機構部27,28,29に送信し、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26を前記指令速度で移動させる。この他、プログラマブルコントローラ11から受信した動作信号を基に生成し、送り機構部27,28,29に送信する制御信号に対応した移動速度が、前記受信した制限速度を越える場合には、生成した制御信号を制限速度を越えないような制御信号に再調整して送り機構部27,28,29に送信し、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26をこの制限速度で移動させ、前記受信した制限速度を越えない場合には、生成した制御信号をそのまま送り機構部27,28,29に送信し、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26を当該制御信号に対応した移動速度で移動させるようにしても良い。
尚、位置制御部12は、各送り機構部27,28,29から第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の現在位置及び現在速度を受信するようになっており、受信した現在位置及び現在速度を移動位置推定部16に送信するようになっている。
前記モデルデータ記憶部13には、例えば、3次元CADシステムなどを用いて予め適宜生成された、少なくとも工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26に係る3次元モデルデータが格納される。この3次元モデルデータは、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の3次元形状を定義した形状データを少なくとも含んで構成される。
尚、これらの3次元モデルデータは、後述のように、干渉確認時に干渉領域として用いられるもので、実際の大きさで生成されていても、実際の大きさよりも少し大き目に生成されていても良い。
前記干渉データ記憶部14には、予め設定された、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の相互間における干渉関係を定義した干渉データが格納される。
NC旋盤20では、主軸22,チャック23及びワークWが一体的となった状態で主軸22が主軸台(図示せず)に支持され、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tが一体的となった状態で第1サドル24がベッド21上に配設される。したがって、主軸22,チャック23及びワークW間、並びに第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具T間においては、それぞれ干渉関係は生じず、主軸22,チャック23及びワークWと、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tとの間においてのみ干渉関係が成立する。
また、工具TとワークWとの間における干渉は、工具TによるワークWの加工(即ち、干渉ではない)とみなすことができるが、工具TのチップTbとワークWとの間に生じる干渉でなければ、これを加工とみなすことはできず、干渉である。
そこで、干渉データは、具体的には、図3に示すように、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の内、一体的となるもの同士を1つの同じグループにグループ分けするとともに、これらが干渉関係又は切削関係のいずれを構成するのかを示すためのデータとして設定されている。
そして、この干渉データにより、主軸22,チャック23及びワークWが第1グループにグループ分けされ、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tが第2グループにグループ分けされる。尚、上述のように、第1グループの各構成物間及び第2グループの各構成物間では干渉を生じず、第1グループの各構成物と第2グループの各構成物との間でのみ干渉関係が生じ、また、異なるグループに属する構成物同士の干渉であっても、これらの構成物が互いに切削関係を構成する場合には、即ち、当該各干渉構成物が工具TのチップTb及びワークWである場合には、干渉ではない。
前記制限速度データ記憶部15には、図4に示すように、速度制御領域毎に設定された、当該速度制御領域内における第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の制限速度が格納される。
前記速度制御領域は、図5に示すように、主軸22,チャック23及びワークWの外形形状を外側にオフセットすることで得られるもので、本例では、オフセット量の異なる3つの速度制御領域(第1速度制御領域A(オフセット量が例えば80mm),第2速度制御領域B(オフセット量が例えば30mm),第3速度制御領域C(オフセット量が例えば1mm))が設定されている。尚、図5において、主軸22及び刃物台本体26aの図示は省略している。
前記制限速度は、例えば、第1速度制御領域A内では12500mm/min、第2速度制御領域B内では5000mm/min、第3速度制御領域C内では1000mm/minと設定されており、第1速度制御領域A内の制限速度は、そのオフセット方向外側の制限速度よりも低く、第2速度制御領域B内の制限速度は、そのオフセット方向外側の制限速度よりも低く、第3速度制御領域C内の制限速度は、そのオフセット方向外側の制限速度よりも低くなって、速度制御領域A,B,Cの領域が狭くなるに連れて制限速度が低くなっている。尚、第1速度制御領域Aの外部における第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の制限速度は、12500mm/minよりも速く設定されている。
前記移動位置推定部16は、位置制御部12から第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の現在位置及び現在速度を受信して、受信した現在位置及び現在速度を基に、予め設定された時間経過後における第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の移動位置を推定し、推定した移動位置、及び位置制御部12から受信した現在速度を移動領域確認部17に送信する。
前記移動領域確認部17は、移動位置推定部16から送信される第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の推定移動位置を順次受信し、受信した推定移動位置、並びにモデルデータ記憶部13及び干渉データ記憶部14に格納された各データなどを基に、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26が相互に干渉するか否かを確認するとともに、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具TがワークW,主軸22及びチャック23の各速度制御領域A,B,C内で移動するか否かを確認する。
具体的には、図6乃至図9に示すような一連の処理を順次実行するように構成されており、まず、運転モードが手動運転に切り換えられた旨の信号をプログラマブルコントローラ11から受信したか否かを確認し(ステップS1)、受信した場合に、ステップS2以降の処理を実行する。
ステップS2では、プログラマブルコントローラ11から受信する、刃物台26に保持された工具Tに関する情報を基に、刃物台26に保持された工具Tを認識するとともに、モデルデータ記憶部13に格納された工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の3次元モデルデータ、並びに干渉データ記憶部14に格納された干渉データを読み込む。尚、工具Tの3次元モデルデータを読み込むに当たっては、前記認識した工具Tの3次元モデルデータを読み込む。
次に、読み込んだ干渉データを参照して、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26が属するグループをそれぞれ認識するとともに、これらが切削関係及び干渉関係のいずれを構成するのかを認識する(ステップS3)。
ついで、主軸22,チャック23及びワークWの3次元モデルに前記3つの速度制御領域A,B,Cを設定するとともに、制限速度データ記憶部15に格納された制限速度を読み込み(ステップS4)、移動位置推定部16から刃物台26の推定移動位置、及びプログラマブルコントローラ11から移動速度に係る動作信号(速度指令信号)を受信し(ステップS5)、前記読み込んだ3次元モデルデータ、前記設定した3つの速度制御領域A,B,C、及び前記受信した推定移動位置を基に、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26を前記推定移動位置に移動させた状態の3次元モデルデータを生成する(ステップS6)。
この後、前記読み込んだ干渉データ、及び前記生成した3次元モデルデータを基に、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の移動により、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26が相互に干渉するか否か、即ち、異なるグループに属する各構成物の3次元モデルデータ間で(第1グループに属する主軸22,チャック23及びワークWの3次元モデルデータと、第2グループに属する第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tの3次元モデルデータとの間で)接触又は重なり合う部分が存在するか否かを確認する(ステップS7)。
ステップS7で接触又は重なり合うと判断した場合には、その接触又は重なり合いが、互いに切削関係を構成する構成物同士間に生じたものであるのか、即ち、工具TのチップTbとワークWとの間に生じたものであるのかを確認し(ステップS8)、そうであると判断した場合には、前記受信した指令速度が最大切削送り速度以内であるか否かを確認する(ステップS9)。
ステップS9で指令速度が最大切削送り速度以内であると判断した場合には、前記3次元モデルデータの接触又は重なり合いは、工具TによりワークWが加工されることによって生じたものであると判断して、その重なり合う領域(干渉(切削)領域)を算出し(ステップS10)、算出した切削領域をワークWから削除すべく当該3次元モデルデータを更新するとともに、前記ワークの3次元モデルに前記3つの速度制御領域A,B,Cを再設定する(ステップS11)。
一方、ステップS8で接触又は重なり合いが、互いに切削関係を構成する構成物同士間に生じたものでない(工具TのチップTbとワークWとの間に生じたものでない)と判断した場合には、主軸22,チャック23及びワークWと、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tとの間で干渉を生じると判断して、また、ステップS9で指令速度が最大切削送り速度よりも速いと判断した場合には、工具TによるワークWの加工とみなすことはできず、干渉であると判断して、アラーム信号(停止信号)を位置制御部12及び画像データ生成部18に送信して(ステップS12)、一連の処理を終了する。
また、ステップS7で接触又は重なり合う部分は存在しない(干渉は生じない)と判断した場合には、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tの3次元モデルデータが第1速度制御領域A内にあるか否かを確認し(ステップS13)、あると判断すると、前記読み込んだ、第1速度制御領域Aについて設定された制限速度(12500mm/min)を位置制御部12に送信して前記ステップS5以降の処理に戻る(ステップS14)。
一方、ステップS13で第1速度制御領域A内にないと判断した場合には、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tの3次元モデルデータが第2速度制御領域B内にあるか否かを確認する(ステップS15)。
そして、あると判断した場合には、前記読み込んだ、第2速度制御領域Bについて設定された制限速度(5000mm/min)を位置制御部12に送信して前記ステップS5以降の処理に戻る(ステップS16)。一方、ステップS15で第2速度制御領域B内にないと判断した場合には、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tの3次元モデルデータが第3速度制御領域C内にあるか否かを確認する(ステップS17)。
そして、あると判断した場合には、前記読み込んだ、第3速度制御領域Cについて設定された制限速度(1000mm/min)を位置制御部12に送信して前記ステップS5以降の処理に戻る(ステップS18)。一方、ステップS17で第3速度制御領域C内にないと判断した場合には、ステップS19で処理終了か否かを確認して、処理終了でない場合には、前記ステップS5以降の処理を繰り返し、処理終了と判断した場合には、上記一連の処理を終了する。
尚、前記移動領域確認部17は、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tの3次元モデルデータが速度制御領域A,B,Cにあることを確認すると、その旨の信号を画像データ生成部18に送信するようになっている。
前記画像データ生成部18は、移動領域確認部17から第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の推定移動位置を順次受信して、受信した推定移動位置、並びにモデルデータ記憶部13に格納された工具T,ワークW,主軸22,チャック23及び刃物台26の3次元モデルデータを基に、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26を前記推定移動位置に移動させた状態の3次元モデルデータを生成するとともに、生成した3次元モデルデータに応じた3次元画像データ(図10及び図11参照)を生成し、生成した3次元画像データを表示制御部19に送信する。尚、図10は、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tが、どの速度制御領域A,B,C内にも位置していないときの状態を示したものであり、図11は、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tが、第1速度制御領域A内に位置しているときの状態を示したものである。
また、画像データ生成部18は、移動領域確認部17からアラーム信号を受信すると、アラーム画像を生成して表示制御部19に送信し、移動領域確認部17から、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tの3次元モデルデータが速度制御領域A,B,Cに入った旨の信号を受信すると、各速度制御領域A,B,Cの内、どの速度制御領域A,B,C内に入ったのかを示す画像データを生成して表示制御部19に送信する(図11参照)。尚、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tがどの速度制御領域A,B,C内に位置しているかを示す表示は、例えば、点滅表示されるようになっている。
前記表示制御部19は、画像データ生成部18から画像データを受信してこれを画面表示装置35に画面表示する。
以上のように構成された本例の制御装置1によれば、少なくとも工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26に係る3次元モデルデータがモデルデータ記憶部13内に予め格納され、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の相互間における干渉関係を定義した干渉データが干渉データ記憶部14内に予め格納され、各速度制御領域A,B,C毎に設定された第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の制限速度が制限速度データ記憶部15内に予め格納される。
操作キー33や手動パルス発生器34からの操作信号がプログラマブルコントローラ11に入力され、これに応じた動作信号が位置制御部12に送信されると、当該位置制御部12による制御の下、送り機構部27,28,29が駆動されて第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26が移動せしめられるが、このとき、移動位置推定部16によって推定された第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の推定移動位置、指令速度、並びにモデルデータ記憶部13,干渉データ記憶部14及び制限速度データ記憶部15に格納された各データなどを基に、移動領域確認部17により、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26が相互に干渉するか否かが確認されるとともに、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具TがワークW,主軸22及びチャック23の各速度制御領域A,B,C内で移動するか否かが確認される。
そして、干渉すると判断された場合には、アラーム信号が位置制御部12及び画像データ生成部18に送信されて、位置制御部12により送り機構部27,28,29が停止され、画像データ生成部18によりアラーム画像が生成されて画面表示装置35に画面表示される。
一方、速度制御領域A,B,C内で移動すると判断された場合には、移動する速度制御領域A,B,Cについて設定された制限速度が位置制御部12に送信され、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の移動速度がこの制限速度を超える場合には、位置制御部12によって、当該制限速度で第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26が移動するように送り機構部27,28,29が制御される。即ち、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26は、第1速度制御領域A内では12500mm/min以下の速度で、第2速度制御領域B内では5000mm/min以下の速度で、第3速度制御領域C内では1000mm/min以下の速度で移動するように制御される。また、速度制御領域A,B,C内に移動すると、画像データ生成部18により、その旨の画像データが生成されて画面表示装置35に画面表示される。
このように、本例の制御装置1によれば、ワークW,主軸22及びチャック23の外部に3つの速度制御領域A,B,Cを設定するとともに、速度制御領域A,B,C内における第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の制限速度をその外部における制限速度よりも低く設定し、速度制御領域A,B,C内では、その外部よりも低速でしか第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26を移動させることができないようにしたので、従来のように、送りオーバライドなどを調整して第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の移動速度を調整しなくても、移動速度を順次低下させながら第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26をワークW,主軸22及びチャック23の近傍の所定の移動位置まで移動させることができる。これにより、作業者は簡単に第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26を移動させることができる。
また、速度制御領域A,B,C内(ワークW,主軸22及びチャック23の近く)では、その制限速度以下の移動速度でしか第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26を移動させることができないので、ワークW,主軸22及びチャック23の近くで作業者が操作を誤っても前記制限速度よりも速い速度で第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26が移動することはなく、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の移動速度が高速であることによって第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26とワークW,主軸22及びチャック23とが干渉するのではないかと作業者にひやりとさせることもない。
また、速度制御領域A,B,C内の制限速度が低く設定されていることから、前記干渉領域を狭く設定したとしても、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26がワークW,主軸22及びチャック23と干渉する前に第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26を停止させることができ、また、当該干渉領域を狭く設定することで、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の移動範囲を広くして作業者の作業性を良くすることができる。
また、移動位置推定部16によって推定された、予め設定された時間経過後における第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の移動位置などを基に、工具T,ワークW,主軸22,チャック23,第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26が相互に干渉するか否か、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具TがワークW,主軸22及びチャック23の各速度制御領域A,B,C内に移動するか否かを確認しているので、より最適な速度制御を行ったり、干渉が生じるのを確実に防止することができるとともに、前記干渉領域をより狭く設定することが可能となる。
また、画像データ生成部18により、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tの移動状況に係る画像データを生成して画面表示装置35に画面表示させるようにしたので、作業者は、画面表示装置35に画面表示される画像を通じて、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tと、ワークW,主軸22及びチャック23との位置関係がどのような関係にあるのかを認識したり、干渉が生じる個所を容易に特定することができ、好都合である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。
上例では、工作機械としてNC旋盤20を一例に挙げて説明したが、本例の制御装置1は、マシニングセンタなど各種の工作機械に設けることが可能である。また、モデルデータ記憶部13に格納される3次元モデルデータは、どのようにして生成されたものであっても良いが、干渉判定などを高精度に行うために、簡易的に生成されたものよりも、正確に作成されたものを用いることが好ましい。また、モデルデータ記憶部13には、3次元モデルに代えて2次元モデルを格納しても良い。
また、上例では、速度制御領域A,B,Cを主軸22,チャック23及びワークW側に設定したが、図12に示すように、主軸22,チャック23及びワークW側及び第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具T側の両方に設定したり、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具T側のみに設定しても良い。また、設定する速度制御領域は、3つに限定されるものではない。尚、図示するように、工具Tは、バイトではなく、ドリルやエンドミルなどの回転工具であっても良い。また、符号Taは工具本体を、符号Tbは刃部を示している。
この場合においても、第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tの3次元モデルデータが主軸22,チャック23及びワークWの速度制御領域A,B,C内で移動するかや、主軸22,チャック23及びワークWの3次元モデルデータが第1サドル24,第2サドル25,刃物台26及び工具Tの速度制御領域A,B,C内で相対移動するかなどを確認することで、第1サドル24,第2サドル25及び刃物台26の移動速度が制限速度を超えないように制御することができる。
また、上例では、制御装置1にプログラマブルコントローラ11を設けて構成したが、このプログラマブルコントローラ11を省略して構成しても良い。この場合、操作キー33や手動パルス発生器34からの操作信号は、位置制御部12に直接入力されて、当該位置制御部12により、入力された操作信号を基に各送り機構部27,28,29などが制御される。
本発明の一実施形態に係る工作機械の制御装置などの概略構成を示したブロック図である。 本実施形態に係る制御装置が設けられるNC旋盤の概略構成を示した正面図である。 本実施形態に係る干渉データ記憶部に格納される干渉データのデータ構成を示した説明図である。 本実施形態に係る制限速度データ記憶部に格納される制限速度のデータ構成を示した説明図である。 本実施形態に係る速度制御領域を説明するための説明図である。 本実施形態に係る移動領域確認部における一連の処理を示したフローチャートである。 本実施形態に係る移動領域確認部における一連の処理を示したフローチャートである。 本実施形態に係る移動領域確認部における一連の処理を示したフローチャートである。 本実施形態に係る移動領域確認部における一連の処理を示したフローチャートである。 本実施形態に係る画像データ生成部によって生成され、画面表示装置上に表示される表示画面の一例を示した説明図である。 本実施形態に係る画像データ生成部によって生成され、画面表示装置上に表示される表示画面の一例を示した説明図である。 本発明の他の実施形態に係る速度制御領域を説明するための説明図である。
1 工作機械の制御装置
11 プログラマブルコントローラ
12 位置制御部
13 モデルデータ記憶部
14 干渉データ記憶部
15 制限速度データ記憶部
16 移動位置推定部
17 移動領域確認部
18 画像データ生成部
19 表示制御部
20 NC旋盤
22 主軸
23 チャック
24 第1サドル
25 第2サドル
26 刃物台
27 第1送り機構部
28 第2送り機構部
29 第3送り機構部
32 操作盤
33 操作キー
34 手動パルス発生器
35 画面表示装置
T 工具
W ワーク

Claims (3)

  1. 1以上の移動体と、該移動体を駆動して移動させる駆動機構部と、前記移動体の移動可能な領域内に設けられる1以上の構造体とを備えた工作機械に設けられる制御装置であって、
    手動操作によって外部から入力される、前記移動体の移動位置及び移動速度に係る動作信号を受信し、受信した動作信号を基に前記駆動機構部の作動を制御して、該動作信号に応じた移動位置及び移動速度となるように前記移動体の移動を制御する位置制御部と、
    前記移動体及び構造体の2次元モデル又は3次元モデルに関するデータであり、該移動体及び構造体の形状を定義する形状データを少なくとも含んだモデルデータを記憶するモデルデータ記憶部と、
    前記移動体及び/又は構造体の外形形状を外側にオフセットして得られる1以上の速度制御領域について該速度制御領域毎に設定された、該速度制御領域内における前記移動体の制限速度であって、この速度制御領域毎の制限速度は、該速度制御領域のオフセット方向外側における制限速度よりも遅い速度とされた制限速度を記憶する制限速度データ記憶部と、
    前記位置制御部から前記移動体の現在位置及び現在速度を受信して、受信した現在位置及び現在速度を基に、予め設定された時間経過後における該移動体の移動位置を推定する移動位置推定部と、
    前記移動体及び/又は構造体の2次元モデル又は3次元モデルに前記1以上の速度制御領域を設定するとともに、前記移動位置推定部から前記移動体の推定移動位置を受信し、前記設定した速度制御領域、前記受信した前記推定移動位置、及び前記モデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、前記移動体を前記推定移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成して、前記移動体と構造体とが前記速度制御領域内で相対移動するか否かを確認する処理と、前記速度制御領域内で移動すると判断した場合には、移動する速度制御領域を認識するとともに、前記制限速度データ記憶部に格納された、前記認識した速度制御領域に対応する制限速度を認識して、認識した制限速度を前記位置制御部に送信する処理とを実行する移動領域確認部とを備えてなり、
    前記位置制御部は、前記動作信号に応じた移動速度が前記移動領域確認部から受信した制限速度を超える場合には、該受信した制限速度で前記移動体を移動させるように構成されてなることを特徴とする工作機械の制御装置。
  2. 前記工作機械の制御装置は、
    画像データの表示を行う画面表示手段を更に備えた工作機械に設けられてなり、
    前記移動位置推定部によって推定された移動位置、及び前記モデルデータ記憶部に格納されたモデルデータを基に、前記移動体を前記推定移動位置に移動させた状態のモデルデータを生成するとともに、生成したモデルデータに対応する2次元画像データ又は3次元画像データを生成して前記画面表示手段に画面表示させる画像データ生成部を更に備えてなることを特徴とする請求項記載の工作機械の制御装置。
  3. 前記移動領域確認部は、前記各処理に加えて、前記生成したモデルデータを基に、前記移動体と構造体とが干渉するか否かを確認し、干渉すると判断した場合には、停止信号を前記位置制御部に送信する処理を更に実行するように構成され、
    前記位置制御部は、前記移動領域確認部から前記停止信号を受信すると、前記移動体の移動を停止させるように構成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の工作機械の制御装置。
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