JP4826505B2 - 可変動弁機構の制御装置 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、規制部材によって規制される可動範囲内で駆動される制御軸と、前記制御軸を駆動するアクチュエータとを備え、同アクチュエータによる前記制御軸の駆動を通じて内燃機関のバルブ特性を変更する可変動弁機構にあって、前記制御軸がその可動範囲端にあるときの位置を基準位置とし同基準位置からの前記制御軸の相対変位量と前記基準位置とに基づいて前記制御軸の絶対位置を算出するとともに、同絶対位置と目標位置との偏差が大きくなるほど前記アクチュエータへの駆動電力の絶対値を大きく設定することによって前記絶対位置が前記目標位置と一致するように前記制御軸の位置をフィードバック制御する一方、所定の基準位置学習条件が成立したときに前記制御軸の目標位置を前記可動範囲外の位置に設定して前記制御軸を可動範囲端まで変位させるとともに、前記制御軸が前記可動範囲端に達した旨が判断されたときの前記絶対位置を前記基準位置として学習する可変動弁機構の制御装置において、前記可変動弁機構は前記バルブ特性として少なくとも機関バルブの最大リフト量を変更するものであり、前記基準位置の学習における前記制御軸の可動範囲端の位置は、前記最大リフト量が最小となるときの前記制御軸の位置である最小変位端位置、及び同最大リフト量が最大となるときの前記制御軸の位置である最大変位端位置のいずれかの位置であり、前記基準位置の学習に際して、前記駆動電力の設定範囲を同駆動電力に対して設定可能な最も広い範囲よりも狭い範囲にガードし、前記可動範囲端の位置を前記最小変位端位置に設定して前記学習を実行する場合の前記駆動電力に対する最小ガード値と、前記可動範囲端の位置を前記最大変位端位置に設定して前記学習を実行する場合の前記駆動電力に対する最大ガード値とが、それぞれの絶対値が異なるかたちで設定されてなることを要旨としている。
具体的には、請求項4に記載の発明によるように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の可変動弁機構の制御装置において、前記駆動電力の大きさを、前記絶対位置と前記目標位置との乖離が大きいときほど絶対値が大きく設定されるデューティ比に基づいて設定する、といった構成を採用することで、駆動電力の設定範囲をガードすることが容易となる。
図1に、内燃機関の動弁系及びその制御装置を示す。同図1に示されるように、シリンダヘッド10には、吸気ポート11に燃料を噴射する燃料噴射弁12が設けられている。この吸気ポート11内では燃料噴射弁12から噴射された燃料と上記吸気ポート11内を流れる吸入空気との混合により混合気が形成され、この形成された混合気が吸気バルブ13を介して燃焼室14内に導入される。また、この燃焼室14内では点火プラグ15の点火に伴って上記混合気が燃焼されるとともに、この混合気の燃焼後の排気が排気バルブ16を介して排気ポート17へと排出される。
同図3に示されるように、この最大リフト量変更処理では、基準位置PBの学習を実行する必要があるか否かを判断するために、まず、同基準位置PBの学習を実施するための条件が成立しているか否かが判断される(ステップS100)。この学習は、例えば、以下の各条件が全て成立していることを条件に実行される。
(a1)燃料噴射弁12からの燃料噴射が停止されている。
(a2)コントロールシャフト24の位置が最小変位端位置の近傍の位置に設定されている。
図5(a)に、基準位置PBと相対変位量ΔDとに基づいて算出されるコントロールシャフト24の絶対位置PAの経時的な推移を実線で、同シャフト24の目標位置PTの経時的な推移を一点鎖線で、同シャフト24の実際位置PAAの経時的な推移を二点鎖線で示す。同図5(a)に示されるように、基準位置PBの学習処理において目標位置PTがR方向に徐変されると、コントロールシャフト24もR方向に駆動され、絶対位置PAもR方向に変化するようになる。その後、時刻t0でコントロールシャフト24が最小変位端位置まで達すると、目標位置PTが変化してもコントロールシャフト24の実際位置PAAは変化しなくなるため、上記算出される絶対位置PAも変化しなくなる。このため、このようにコントロールシャフト24が最小変位端位置に達した状態では、絶対位置PAと目標位置PTとの偏差が急速に増大する。その結果、図5(b)に示すように、デューティ比DTが急速に減少するようになる。
(1)基準位置の学習に際して、デューティ比DTの設定範囲を同デューティ比DTに対して設定可能な最も広い範囲(−100%〜100%)よりも狭い範囲(−40%〜100%)にガードするようにした。具体的には、同デューティ比DTに対してガード値(−40%)を設けるようにした。そしてこれにより、アクチュエータ30の駆動電力(正確にはブラシレスモータ31の駆動電力)の設定範囲を同駆動電力に対して設定可能な最も広い範囲よりも狭い範囲にガードするようにした。このため、基準位置の学習に際して第1のストッパ10aによって規制される最小変位端位置にコントロールシャフト24が達したときに、デューティ比DTが−100%に設定されたときに相当する駆動電力がブラシレスモータ31に供給されることが抑制される。その結果、ブラシレスモータ31のコイルや駆動回路を構成するMOS(メタル・オキサイド・セミコンダクタ)に焼損等が生じることを抑制することができるようになる。
・上記実施形態では、コントロールシャフト24が最小変位端位置まで達した旨が判断された場合に、ガード値はそのままで基準位置の学習を開始したが、同判断がなされたときにガード値を同ガード値の絶対値が小さくなるように変更、例えばガード値を−40%から−10%に変更してもよい。これにより、コントロールシャフト24が最小変位端位置に達したときにブラシレスモータ31への駆動電力の供給が更に抑制されるようになる。
Claims (4)
- 規制部材によって規制される可動範囲内で駆動される制御軸と、前記制御軸を駆動するアクチュエータとを備え、同アクチュエータによる前記制御軸の駆動を通じて内燃機関のバルブ特性を変更する可変動弁機構にあって、前記制御軸がその可動範囲端にあるときの位置を基準位置とし同基準位置からの前記制御軸の相対変位量と前記基準位置とに基づいて前記制御軸の絶対位置を算出するとともに、同絶対位置と目標位置との偏差が大きくなるほど前記アクチュエータへの駆動電力の絶対値を大きく設定することによって前記絶対位置が前記目標位置と一致するように前記制御軸の位置をフィードバック制御する一方、所定の基準位置学習条件が成立したときに前記制御軸の目標位置を前記可動範囲外の位置に設定して前記制御軸を可動範囲端まで変位させるとともに、前記制御軸が前記可動範囲端に達した旨が判断されたときの前記絶対位置を前記基準位置として学習する可変動弁機構の制御装置において、
前記可変動弁機構は前記バルブ特性として少なくとも機関バルブの最大リフト量を変更するものであり、
前記基準位置の学習における前記制御軸の可動範囲端の位置は、前記最大リフト量が最小となるときの前記制御軸の位置である最小変位端位置、及び同最大リフト量が最大となるときの前記制御軸の位置である最大変位端位置のいずれかの位置であり、
前記基準位置の学習に際して、前記駆動電力の設定範囲を同駆動電力に対して設定可能な最も広い範囲よりも狭い範囲にガードし、
前記可動範囲端の位置を前記最小変位端位置に設定して前記学習を実行する場合の前記駆動電力に対する最小ガード値と、前記可動範囲端の位置を前記最大変位端位置に設定して前記学習を実行する場合の前記駆動電力に対する最大ガード値とが、それぞれの絶対値が異なるかたちで設定されてなる
ことを特徴とする可変動弁機構の制御装置。 - 請求項1に記載の可変動弁機構の制御装置において、
前記最大ガード値の絶対値は、前記最小ガード値の絶対値よりも大きく設定されてなる
ことを特徴とする可変動弁機構の制御装置。 - 請求項1又は2に記載の可変動弁機構の制御装置において、
前記制御軸が前記可動範囲端に達した旨が判断されたときに、前記ガード値を、同ガード値の絶対値が小さくなるように変更させてなる
ことを特徴とする可変動弁機構の制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の可変動弁機構の制御装置において、
前記駆動電力の大きさを、前記絶対位置と前記目標位置との乖離が大きいときほど絶対値が大きく設定されるデューティ比に基づいて設定する
ことを特徴とする可変動弁機構の制御装置。
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