JP4826056B2 - 電流生成回路、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents
電流生成回路、電気光学装置及び電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4826056B2 JP4826056B2 JP2003393951A JP2003393951A JP4826056B2 JP 4826056 B2 JP4826056 B2 JP 4826056B2 JP 2003393951 A JP2003393951 A JP 2003393951A JP 2003393951 A JP2003393951 A JP 2003393951A JP 4826056 B2 JP4826056 B2 JP 4826056B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- gradation
- data
- digital
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Control Of El Displays (AREA)
Description
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、複数の異なる基準電流を、簡単な回路構成でしかも簡単な制御によって生成することができる電流生成回路、その電流生成回路を用いた電気光学装置及び電子機器を提供することにある。
もに、コストを低減することができる。
また、この発明によれば、デジタルデータは階調データであって、その階調データの取り得る範囲は複数の階調帯に分割される。そして、複数のデジタル・アナログ変換回路は複数の階調帯の各々に割り当てられ、各デジタル・アナログ変換回路毎に個別の階調データに基づいて生成される前記補正階調データに基づいて、第2の電流加算回路は第2の出力電流を生成した。これにより、簡単な構成で非線形特性を持つ出力電流を得ることができる。従って、装置全体を小型化するとともに、コストを低減することができる。
2の電流加算回路は、前記変換基準電流に基づいて、大きさが互いに異なる複数の第2の副電流を生成し、デジタルデータである前記階調データのうちで当該デジタル・アナログ変換回路に割り当てられた階調帯に対応する補正階調データに基づき、前記複数の第2の副電流の中から当該階調データに対応する前記第2の副電流を選択し、該選択された第2の副電流を加算して前記出力電流とするものであり、前記補正階調データとは、前記階調データで示される階調が当該デジタル・アナログ変換回路に割り当てられた階調帯よりも小さい階調帯に属する場合に、当該デジタル・アナログ変換回路の第2の電流加算回路に、前記複数の第2の副電流の全てを非選択にさせるデータであり、且つ、前記階調データで示される階調が当該デジタル・アナログ変換回路に割り当てられた階調帯よりも大きい階調帯に属する場合に、当該デジタル・アナログ変換回路の第2の電流加算回路に、前記複数の第2の副電流の全てを選択させるデータであり、且つ、前記階調データで示される階調が当該デジタル・アナログ変換回路に割り当てられた階調帯に属する場合に、前記アナログ電流のうち、当該第2の電流加算回路以外の他の第2の電流加算回路が生成する出力電流以外である残りの電流が当該第2の電流加算回路で生成されるように、当該第2の電流加算回路では、当該階調データに対応する前記第2の副電流を選択させるデータであり、前記複数の階調帯の各々は、階調幅が2のべき乗であり、かつ、階調側においては狭い幅に分割され高階調側に行くに従って広い幅に分割されている。
また、この発明によれば、デジタルデータは階調データであって、その階調データの取
り得る範囲は複数の階調帯に分割される。そして、複数のデジタル・アナログ変換回路は複数の階調帯の各々に割り当てられ、各デジタル・アナログ変換回路毎に個別の階調データに基づいて生成される前記補正階調データに基づいて、第2の電流加算回路は第2の出力電流を生成した。これにより、簡単な構成で非線形特性を持つ出力電流を得ることができる。従って、装置全体を小型化するとともに、コストを低減することができる。
これらの発明によれば、電気光学素子が有機エレクトロルミネッセンス素子である電気光学装置は、複数の異なる基準電流を、簡単な回路構成でしかも簡単な制御によって生成することができる。
この発明によれば、複数の異なる基準電流を、簡単な回路構成でしかも簡単な制御によって生成する電子機器を得ることができる。
以下、本発明に関する参考例を図1〜図9に従って説明する。図1は、電気光学装置として有機エレクトロルミネッセンス素子を用いた有機エレクトロルミネッセンス表示装置の電気的構成を示すブロック回路図である。図2は、表示パネル部12の回路構成を示すブロック回路図である。図3は、画素回路20の内部構成を示す回路図である。
制御回路11は、図示しない外部装置からクロックパルスCPが入力される。制御回路11は、クロックパルスCPに基づいて各走査線Y1〜Yn(図2参照)を順次選択するタイミングを決めるための水平同期信号HSYNC、及びフレームの基準信号である垂直同期信号VSYNCを生成する。水平同期信号HSYNCは、データ電流ID1〜IDmを対応するデータ線X1〜Xm(図2参照)にそれぞれ出力するタイミングを制御する働きも行う。制御回路11は、垂直同期信号VSYNCと水平同期信号HSYNCを走査線駆動回路13に出力するとともに、水平同期信号HSYNCをデータ線駆動回路14に出力する。
れた後記する各画素回路20の6ビットからなる階調データA0〜A5データである。制御回路11は、この各画素回路20に対する6ビットからなる階調データA(A0〜A5)から4ビットの第1補正階調データD(D0〜D3)と1ビットの第2補正階調データDBを生成するようになっている。そして、制御回路11は、この各画素回路20に対する第1及び第2補正階調データD、DBを水平同期信号HSYNCに同期してデータ線駆動回路14に出力する。
(表示パネル部12)
表示パネル部12は、図2に示すように、その列方向に沿って延びるm本のデータ線X1〜Xm(mは自然数)を備えている。また、表示パネル部12は、その行方向に沿って延びるn本の走査線Y1〜Yn(nは自然数)を備えている。ここで、前記m本のデータ線X1〜Xmは、この記載した順番で図2において左から右に形成されているものとする。同様に、前記n本の走査線Y1〜Ynは、この記載した順番で図2において上から下に形成されているものとする。
走査線駆動回路13は、前記制御回路11からの水平同期信号HSYNCに基づいて、表示パネル部12に設けられた前記n本の走査線Ynのうち、1本の走査線を選択し、その選択された走査線に対応する走査信号SC1〜SCn(nは自然数)を出力する。詳しくは、走査線駆動回路13は、前記水平同期信号HSYNCに基づいて、第1の副走査線Yn1を介して該第1の副走査線Yn1に接続された各第1及び第2のスイッチングトランジスタQsw1,Qsw2のオン・オフ状態を制御する第1の副走査信号SC11,SC21,SC31,・・・,SCn1を生成する。また、走査線駆動回路13は、前記垂直同期信号VSYNCに基づいて、第2の副走査線Yn2を介して該第2の副走査線Yn2に接続された各第3のスイッチングトランジスタQsw3のオン・オフ状態を制御する第2の副走査信号SC12,SC22,SC32,・・・,SCn2を生成する。
データ線駆動回路14は、制御回路11から4ビットの第1補正階調データD(D0〜D3)、第2補正階調データDB、基準電流生成データDI(DI0〜DI3)及び水平同期信号HSYNCが入力される。データ線駆動回路14は、図2に示すように複数のデータドライバ25を備えている。複数のデータドライバ25の各々は対応するデータ線X1,X2,・・・,Xmに接続されている。
れる第2の副走査信号SCn2と、データ線Xmを介して入力されるデータ電流IDmと、有機EL素子OLEDに流れる駆動電流Ioledとが示されている。
ここで、μ0はキャリアの移動度、Cgはゲート容量、W0はチャネル幅、L0はチャネル長、Vgsは駆動トランジスタQdのゲート・ソース間の電圧、Vthは駆動トランジスタQdのしきい電圧である。
とによって、有機EL素子OLEDが前記駆動電流Ioled(データ電流の値)に応じた輝度階調で発光する。以降、各走査線Y1,Y2,・・・,Ynが順次選択されることで各画素回路20にデータ電流ID1,ID2,・・・,IDmが供給され、各有機EL素子OLEDが駆動電流Ioledの電流レベルに応じた輝度で発光する。このようにすることで表示パネル部12上に階調データA(第1及び第2補正階調データD,DB)に応じた画像が表示される。
0,0,0,0,0,0」を「0」階調とし、ビット値が大きくなるに従って高階調となり「1,1,1,1,1,1」で「63」階調となる。
て、選択のための「1,1,1,1」の第1補正階調データD(D0〜D3)を出力するとともに、「1」の第2補正階調データDBを出力する。
(各基準電流生成部31a〜34a)
各基準電流生成部31a〜34aは、対応する電流変換部31b〜34bに第1〜第4変換基準電流Iref1〜Iref4を供給する回路であって、前記制御回路11からの4ビットからなる基準電流生成データDI(DI0〜DI3)の内容が相違するだけで、その回路構成は同じである。各基準電流生成部31a〜34aは、図6に示すように、変換トランジスタQc1、基準電流源IR、第1〜第4のスイッチングトランジスタQsa0〜Qsa3、第1〜第4の駆動トランジスタQda0〜Qda3及び第1〜第4の電流ラインLaa0〜Laa3を備えている。
=(1×DI0+2×DI1+4×DI2+8×DI3)×Iref0…(1)
つまり、共通基準電流Iref0を基に、入力される基準電流生成データDI0〜DI3に対して線形のアナログ電流出力である第1〜第4変換基準電流Iref(Iref1〜Iref4)が得られる。
また、第2のデジタル・アナログ変換回路32の基準電流生成部32aには、第2のスイッチングトランジスタQsa1のみがオン状態になる基準電流生成データDI0〜DI3が入力されることから、基準電流生成部32aで生成される第2変換基準電流Iref2は以下のようになる。
さらに、第3のデジタル・アナログ変換回路33の基準電流生成部33aには、第3のスイッチングトランジスタQsa2のみがオン状態になる基準電流生成データDI0〜DI3が入力されることから、基準電流生成部33aで生成される第3変換基準電流Iref3は以下のようになる。
さらにまた、第4のデジタル・アナログ変換回路34の基準電流生成部34aには、第4のスイッチングトランジスタQsa3のみがオン状態になる基準電流生成データDI0〜DI3が入力されることから、基準電流生成部34aで生成される第4変換基準電流Iref4は以下のようになる。
このように、第1〜第4のデジタル・アナログ変換回路31〜34の各基準電流生成部31a〜34aは、対応する電流変換部31b〜34bに対してそれぞれ第1〜第4変換基準電流Iref1〜Iref4を供給する。
(各電流変換部31b〜34b)
図7は、第1〜第4のデジタル・アナログ変換回路31〜34の電流変換部31b〜34bを説明するための回路図を示す。各電流変換部31b〜34bは、第1変換部41と第2変換部42を有している。第1変換部41と第2変換部42とはデータ線Xmに対して並列に接続されている。
第1〜第4のデジタル・アナログ変換回路31〜34の第1変換部41は、図7に示すように、変換トランジスタQc2、第1〜第4のスイッチングトランジスタQsb0〜Qsb3、第1〜第4の駆動トランジスタQdb0〜Qdb3及び第1〜第4の電流ラインLab0〜Lab3を備えている。
は、それぞれの利得係数βに比例する。従って、第1〜第4の電流ラインLab0,Lab1,Lab2,Lab3に流れる第1〜第4のアナログ電流Ib0,Ib1,Ib2,Ib3の電流レベル比は、1:2:4:8となる。また、第1〜第4変換基準電流Iref(Iref1〜Iref4)と第1の電流ラインLab0を流れる第1のアナログ電流Ib0の電流レベル比は、1:1となる。
式(1)より、第1〜第4変換基準電流Iref(Iref1〜Iref4)は、入力される基準電流生成データDI0〜DI3に対して線形のアナログ電流出力であるから、基準電流生成データDI0〜DI3を変えて第1〜第4変換基準電流Iref(Iref1〜Iref4)を変更することにより、合成電流Ikの傾きは簡単に制御できる。すなわち、基準電流生成データDI0〜DI3の値が小さい場合は合成電流Ikの傾きが緩くなり、一方、基準電流生成データDI0〜DI3の値が大きい場合は合成電流Ikの傾きが急になる。また、合成電流Ikは第1補正階調データD0〜D3が全て「0」の場合から全て「1」の場合まで、すなわち十進数で表現すると第1補正階調データDが「0」〜「15」の場合に対応したアナログ電流である。
ここで、第5の駆動トランジスタQdb4の利得係数βは、前記第1の駆動トランジスタQdb0と等しく設定されている。従って、第5の駆動トランジスタQdb4、前記第1〜第4の駆動トランジスタQdb0〜Qdb3の電流駆動能力の比は、1:1:2:4:8である。
式(2)と同様に、第1〜第4変換基準電流Iref(Iref1〜Iref4)は、入力される基準電流生成データDI0〜DI3に対して線形のアナログ電流出力である。そのため、基準電流生成データDI0〜DI3を変えて第1〜第4変換基準電流Iref(Iref1〜Iref4)を変更することにより、出力電流(第5のアナログ電流)Ib4の傾きは簡単に制御できる。すなわち、基準電流生成データDI0〜DI3の値が小さい場合は出力電流(第5のアナログ電流)Ib4の傾きが緩くなり、一方、基準電流生成データDI0〜DI3の値が大きい場合は出力電流(第5のアナログ電流)Ib4の傾きが急になる。また、第2補正階調データDBが「1」の場合、出力電流(第5のアナログ電流)Ib4は、「0,0,0,1」の第1補正階調データDが入力された第1変換部41の合成電流Ikと同じである。
+1×DB×Iref
=(1×D0+2×D1+4×D2+8×D3+1×DB)×Iref
…(4)
この場合も式(2)と同様に、第1〜第4変換基準電流Iref(Iref1〜Iref4)は、入力される基準電流生成データDI0〜DI3に対して線形のアナログ電流出力である。そのため、基準電流生成データDI0〜DI3を変えて第1〜第4変換基準電流Iref(Iref1〜Iref4)を変更することにより、合成電流Ikの傾きは簡単に制御できる。すなわち、基準電流生成データDI0〜DI3の値が小さい場合は合成電流Ikの傾きが緩くなり、一方、基準電流生成データDI0〜DI3の値が大きい場合は合成電流Ikの傾きが急になる。
Ik2=Ik3=Ik4=0
IDm=Ik1=(1×D0+2×D1+4×D2+8×D3)×Iref1
また、階調データAが「0,1,0,0,0,0」〜「0,1,1,1,1,1」、即ち、「16」〜「31」階調の場合、第1及び第2のデジタル・アナログ変換回路31,32が選択される。そして、第1のデジタル・アナログ変換回路31には、「1,1,1,1」の第1補正階調データD(D0〜D3)が入力される。第2のデジタル・アナログ変換回路32には、階調データAの下位4ビットの「0,0,0,0」〜「1,1,1,1」が第1補正階調データD(D0〜D3)として入力されるとともに、「1」の第2補正階調データDBが入力される。第3及び第4のデジタル・アナログ変換回路33,34には、非選択の「0,0,0,0」の第1補正階調データD及び「0」の第2補正階調データDBが入力される。
Ik1=15×Iref1
Ik2=(1×D0+2×D1+4×D2+8×D3+1×DB)×Iref2
Ik3=Ik4=0
IDm=Ik1+Ik2
=15×Iref1
+(1×D0+2×D1+4×D2+8×D3+1×DB)×Iref2
さらに、階調データAが「1,0,0,0,0,0」〜「1,0,1,1,1,1」、即ち、「32」〜「47」階調の場合、第1〜第3のデジタル・アナログ変換回路31〜33が選択される。そして、第1及び第2のデジタル・アナログ変換回路31,32には、「1,1,1,1」の第1補正階調データD(D0〜D3)が入力される。また、第2のデジタル・アナログ変換回路32には、「1」の第2補正階調データDBが入力される。また、第3のデジタル・アナログ変換回路33には、階調データAの下位4ビットの「0,0,0,0」〜「1,1,1,1」が第1補正階調データD(D0〜D3)として入力されるとともに、「1」の第2補正階調データDBが入力される。第4のデジタル・ア
ナログ変換回路34には、非選択の「0,0,0,0」の第1補正階調データD及び「0」の第2補正階調データDBが入力される。
Ik1=15×Iref1
Ik2=16×Iref2
Ik3=(1×D0+2×D1+4×D2+8×D3+1×DB)×Iref3
Ik4=0
IDm=Ik1+Ik2+Ik3
=15×Iref1+16×Iref2
+(1×D0+2×D1+4×D2+8×D3+1×DB)×Iref3
さらに、階調データAが「1,1,0,0,0,0」〜「1,1,1,1,1,1」、即ち、「48」〜「63」階調の場合、第1〜第4のデジタル・アナログ変換回路31〜34が選択される。そして、第1〜第3のデジタル・アナログ変換回路31〜33には、「1,1,1,1」の第1補正階調データD(D0〜D3)が入力される。また、第2及び第3のデジタル・アナログ変換回路32,33には、「1」の第2補正階調データDBが入力される。また、第4のデジタル・アナログ変換回路34には、階調データAの下位4ビットの「0,0,0,0」〜「1,1,1,1」が第1補正階調データD(D0〜D3)として入力されるとともに、「1」の第2補正階調データDBが入力される。
Ik1=15×Iref1
Ik2=16×Iref2
Ik3=16×Iref3
Ik4=(1×D0+2×D1+4×D2+8×D3+1×DB)×Iref4
IDm=Ik1+Ik2+Ik3+Ik4
=15×Iref1+16×Iref2+16×Iref3
+(1×D0+2×D1+4×D2+8×D3+1×DB)×Iref4
そして、このように第1及び第2補正階調データD,DBが入力されたデータドライバ25は、図9に示すように、擬似的に非線形のデータ電流IDmを出力することができる。さらに、第1〜第4変換基準電流Iref1〜Iref4をそれぞれ変更することによって、第1〜第4階調帯GB1〜GB4のそれぞれのデータ電流IDmの傾きを個別に変更できるため、非線形のデータ電流IDmのカーブを変更できる。
(1)上記参考例では、データドライバ25は、その内部に第1〜第4階調帯GB1〜GB4ごとにそれぞれデータ電流IDmの傾きの異なる4ビットの電流出力型の第1〜第4のデジタル・アナログ変換回路31〜34を備えている。第1〜第4のデジタル・アナログ変換回路31〜34は、それぞれ基準電流生成部31a〜34aと電流変換部31b〜34bとを備えており、各基準電流生成部31a〜34aはそれぞれ異なる第1〜第4変換基準電流Iref1〜Iref4を生成して各電流変換部31b〜34bに供給している。第1〜第4のデジタル・アナログ変換回路31〜34に備えられたそれぞれの基準電流生成部31a〜34aは、基準電流生成データDI0〜DI3をアナログ電流に変換する電流出力型のデジタル・アナログ変換回路であり、共通基準電流Iref0からそれぞれ異なる電流値である第1〜第4変換基準電流Iref1〜Iref4を生成する。
ぞれ異なる電流値である第1〜第4変換基準電流Iref1〜Iref4を生成する。そのため、デジタル信号入力を変更するだけで、第1〜第4変換基準電流Iref1〜Iref4を変更することができ、第1〜第4階調帯GB1〜GB4ごとに備えられた第1〜第4のデジタル・アナログ変換回路31〜34の合成電流Ikの傾きをそれぞれ個別に変更することができる。従って、簡単な制御でγ特性等の非線形特性のデータ電流IDmのカーブを変更することができる。
(第1実施形態)
本発明を具体化した第1実施形態について説明する。本実施形態では、上記参考例で説明した第1〜第4階調帯GB1〜GB4の分割を不均等にし、低階調側を細かく分割し、高階調側を粗く分割したことに特徴を有する。従って、説明の便宜上、第1〜第4階調帯GB1〜GB4とそれらに割り当てられた第1〜第4のデジタル・アナログ変換回路31〜34について図10及び図11に従って説明する。
(1)上記実施形態では、第1〜第4階調帯GB1〜GB4の分割を不均等にし、低階調側を細かく分割し、高階調側を粗く分割した。そして、第1〜第4階調帯GB1〜GB4に対応して第1〜第4のデジタル・アナログ変換回路31〜34のうちいずれか1つを選択して、デジタル・アナログ変換をした。これにより、人間の目が敏感な低階調側の精度が上げながらも、人間の目が敏感でない高階調側の精度を落とした。従って、装置全体を小型化するとともに、コストを低減することができる。
(第2実施形態)
次に、上記参考例及び第1実施形態で説明した電気光学装置としての有機EL素子を用いた有機エレクトロルミネッセンス表示装置10の電子機器への適用について図12に従って説明する。有機エレクトロルミネッセンス表示装置10は、モバイル型パーソナルコンピュータ、携帯電話、ビューワ、ゲーム機等の携帯情報端末、電子書籍、電子ペーパー等種々の電子機器に適用できる。また、有機エレクトロルミネッセンス表示装置10は、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、カーナビゲーション、カーステレオ、運転操作パネル、パーソナルコンピュータ、プリンタ、スキャナ、テレビ、ビデオプレーヤー等種々の電子機器に適用できる。
○上記実施形態では、低階調側の階調帯を細かく分割し、高階調側の階調帯になるに従って階調帯を粗く分割した。これを、低階調側では細かく分割し、階調データAが大きくなるに従って徐々に階調帯の分割を粗くするが、高階調側の階調帯は一定の階調にしてもよい。こうすることで、高階調側の精度を保ちながらも低階調側の精度を上げることができる。
○上記実施形態では、制御回路11により第1〜第4のデジタル・アナログ変換回路31〜34に入力する第1及び第2補正階調データD,DBを決めていた。これをLUT(ルックアップテーブル)を用いて、第1〜第4のデジタル・アナログ変換回路31〜34に入力する第1及び第2補正階調データD,DBを決めても良い。
ネッセンス素子からなる無機エレクトロルミネッセンス表示装置に応用しても良い。
Claims (4)
- 階調データの取り得る範囲を少なくとも3以上に分割した複数の階調帯の各々に割り当てられた複数のデジタル・アナログ変換回路を備え、前記階調データに基づいて前記複数のデジタル・アナログ変換回路の各々を駆動し、前記複数のデジタル・アナログ変換回路の各々から出力される出力電流を加算してアナログ電流を生成する電流生成回路であって、
前記複数のデジタル・アナログ変換回路の各々は、第1の電流加算回路と該第1の電流加算回路に接続された第2の電流加算回路とを備え、
前記複数のデジタル・アナログ変換回路の各々では、
前記第1の電流加算回路は、
基準電流に基づいて、大きさが互いに異なる複数の第1の副電流を生成し、前記階調帯ごとに互いに異なる前記第1の副電流を前記複数の第1の副電流のうちから選択するように予め設定されたデジタルデータである第1の選択信号に基づき、前記複数の第1の副電流の中から当該第1の選択信号に対応する前記第1の副電流を選択し、該選択された第1の副電流を加算することによって、前記デジタル・アナログ変換回路ごとに互いに異なる変換基準電流を出力し、
前記第2の電流加算回路は、
前記変換基準電流に基づいて、大きさが互いに異なる複数の第2の副電流を生成し、デジタルデータである前記階調データのうちで当該デジタル・アナログ変換回路に割り当てられた階調帯に対応する補正階調データに基づき、前記複数の第2の副電流の中から当該階調データに対応する前記第2の副電流を選択し、該選択された第2の副電流を加算して前記出力電流とするものであり、
前記補正階調データとは、
前記階調データで示される階調が当該デジタル・アナログ変換回路に割り当てられた階調帯よりも小さい階調帯に属する場合に、当該デジタル・アナログ変換回路の第2の電流加算回路に、前記複数の第2の副電流の全てを非選択にさせるデータであり、且つ、
前記階調データで示される階調が当該デジタル・アナログ変換回路に割り当てられた階調帯よりも大きい階調帯に属する場合に、当該デジタル・アナログ変換回路の第2の電流加算回路に、前記複数の第2の副電流の全てを選択させるデータであり、且つ、
前記階調データで示される階調が当該デジタル・アナログ変換回路に割り当てられた階調帯に属する場合に、前記アナログ電流のうち、当該第2の電流加算回路以外の他の第2
の電流加算回路が生成する出力電流以外である残りの電流が当該第2の電流加算回路で生成されるように、当該第2の電流加算回路では、当該階調データに対応する前記第2の副電流を選択させるデータであり、
前記複数の階調帯の各々は、階調幅が2のべき乗であり、かつ、低階調側においては狭い幅に分割され高階調側に行くに従って広い幅に分割されている
ことを特徴とする電流生成回路。 - 電気光学装置において、
複数の走査線と、複数のデータ線と、前記複数の走査線と前記複数のデータ線との交差部に対応してそれぞれ設けられた電気光学素子を有した画素部と、前記複数の走査線を走査するための走査線駆動回路と、前記複数のデータ線を介して対応する前記画素部にアナログ電流を供給するデータ線駆動回路とを具備し、
前記データ線駆動回路は、
階調データの取り得る範囲を少なくとも3以上に分割した複数の階調帯の各々に割り当てられた複数のデジタル・アナログ変換回路を備え、前記階調データに基づいて前記複数のデジタル・アナログ変換回路の各々を駆動し、前記複数のデジタル・アナログ変換回路の各々から出力される出力電流を加算してアナログ電流を生成する電流生成回路において、
前記複数のデジタル・アナログ変換回路の各々は、第1の電流加算回路と該第1の電流加算回路に接続された第2の電流加算回路とを備え、
前記複数のデジタル・アナログ変換回路の各々では、
前記第1の電流加算回路は、
基準電流に基づいて、大きさが互いに異なる複数の第1の副電流を生成し、前記階調帯ごとに互いに異なる前記第1の副電流を前記複数の第1の副電流のうちから選択するように予め設定されたデジタルデータである第1の選択信号に基づき、前記複数の第1の副電流の中から当該第1の選択信号に対応する前記第1の副電流を選択し、該選択された第1の副電流を加算することによって、前記デジタル・アナログ変換回路ごとに互いに異なる変換基準電流を出力し、
前記第2の電流加算回路は、
前記変換基準電流に基づいて、大きさが互いに異なる複数の第2の副電流を生成し、デジタルデータである前記階調データのうちで当該デジタル・アナログ変換回路に割り当てられた階調帯に対応する補正階調データに基づき、前記複数の第2の副電流の中から当該階調データに対応する前記第2の副電流を選択し、該選択された第2の副電流を加算して前記出力電流とするものであり、
前記補正階調データとは、
前記階調データで示される階調が当該デジタル・アナログ変換回路に割り当てられた階調帯よりも小さい階調帯に属する場合に、当該デジタル・アナログ変換回路の第2の電流加算回路に、前記複数の第2の副電流の全てを非選択にさせるデータであり、且つ、
前記階調データで示される階調が当該デジタル・アナログ変換回路に割り当てられた階調帯よりも大きい階調帯に属する場合に、当該デジタル・アナログ変換回路の第2の電流加算回路に、前記複数の第2の副電流の全てを選択させるデータであり、且つ、
前記階調データで示される階調が当該デジタル・アナログ変換回路に割り当てられた階調帯に属する場合に、前記アナログ電流のうち、当該第2の電流加算回路以外の他の第2の電流加算回路が生成する出力電流以外である残りの電流が当該第2の電流加算回路で生成されるように、当該第2の電流加算回路では、当該階調データに対応する前記第2の副
電流を選択させるデータであり、
前記複数の階調帯の各々は、階調幅が2のべき乗であり、かつ、階調側においては狭い幅に分割され高階調側に行くに従って広い幅に分割されている
ことを特徴とする電気光学装置。 - 請求項2に記載の電気光学装置において、
前記電気光学素子は、有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする電気光学装置。 - 請求項2または3に記載の電気光学装置を具備することを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003393951A JP4826056B2 (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 電流生成回路、電気光学装置及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003393951A JP4826056B2 (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 電流生成回路、電気光学装置及び電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005156833A JP2005156833A (ja) | 2005-06-16 |
JP4826056B2 true JP4826056B2 (ja) | 2011-11-30 |
Family
ID=34720164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003393951A Expired - Fee Related JP4826056B2 (ja) | 2003-11-25 | 2003-11-25 | 電流生成回路、電気光学装置及び電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4826056B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5068492B2 (ja) * | 2005-08-18 | 2012-11-07 | 三星電子株式会社 | 表示装置のデータドライバの駆動方法、表示装置のデータドライバ、および、表示装置 |
JP4983319B2 (ja) * | 2007-03-07 | 2012-07-25 | ミツミ電機株式会社 | 発光ダイオード駆動回路 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3950988B2 (ja) * | 2000-12-15 | 2007-08-01 | エルジー フィリップス エルシーディー カンパニー リミテッド | アクティブマトリックス電界発光素子の駆動回路 |
JP2003186442A (ja) * | 2001-12-14 | 2003-07-04 | Sony Corp | 半導体装置およびカラー表示装置 |
JP2003216100A (ja) * | 2002-01-21 | 2003-07-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | El表示パネルとel表示装置およびその駆動方法および表示装置の検査方法とel表示装置のドライバ回路 |
JP4102088B2 (ja) * | 2002-03-27 | 2008-06-18 | 松下電器産業株式会社 | 階調制御用出力回路 |
JP3868836B2 (ja) * | 2002-03-27 | 2007-01-17 | ローム株式会社 | 有機el駆動回路および有機el表示装置 |
JP3866606B2 (ja) * | 2002-04-08 | 2007-01-10 | Necエレクトロニクス株式会社 | 表示装置の駆動回路およびその駆動方法 |
JP4088098B2 (ja) * | 2002-04-26 | 2008-05-21 | 東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社 | El表示パネル |
JP2003332910A (ja) * | 2002-05-10 | 2003-11-21 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | ドライバー回路とそれを用いたel表示装置 |
-
2003
- 2003-11-25 JP JP2003393951A patent/JP4826056B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005156833A (ja) | 2005-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100842511B1 (ko) | 화상 표시 장치 | |
JP3979377B2 (ja) | 電流生成回路、電気光学装置及び電子機器 | |
JP4205629B2 (ja) | デジタル/アナログ変換回路、電気光学装置及び電子機器 | |
KR101391157B1 (ko) | 전자기기 | |
KR100692455B1 (ko) | 데이터선 구동 회로, 전기 광학 장치 및 전자 기기 | |
KR20180025514A (ko) | 표시장치 및 그의 구동방법 | |
KR102130142B1 (ko) | 감마기준전압 발생회로 및 이를 포함하는 표시장치 | |
KR101148176B1 (ko) | 표시장치의 구동 방법 | |
KR100807233B1 (ko) | 전기 광학 장치, 전자 기기 및 전기 광학 장치의 구동 방법 | |
JP4107240B2 (ja) | 駆動回路、電気光学装置及び電気光学装置の駆動方法、並びに電子機器 | |
KR20180072910A (ko) | 표시장치 및 그의 구동방법 | |
WO2004054114A1 (ja) | 半導体装置、デジタル・アナログ変換回路及びそれらを用いた表示装置 | |
JP4802963B2 (ja) | 電気光学装置及び電子機器 | |
JP5498648B2 (ja) | 表示装置の駆動方法 | |
JP2007163580A (ja) | 表示装置 | |
JP4826056B2 (ja) | 電流生成回路、電気光学装置及び電子機器 | |
JP2009048202A (ja) | 画像表示装置 | |
JP3969422B2 (ja) | 基準電圧発生回路、表示駆動回路及び表示装置 | |
JP2005122033A (ja) | 電流生成回路、電気光学装置及び電子機器 | |
JP2012053479A (ja) | 表示装置 | |
JP2008090328A (ja) | データ線駆動回路、電気光学装置および電子機器 | |
JP4803164B2 (ja) | 電気光学装置、その駆動方法、データ線駆動回路、信号処理回路および電子機器 | |
JP4496469B2 (ja) | 表示駆動装置及び表示装置並びにその駆動制御方法 | |
JP2005156832A (ja) | データ変換回路、電気光学装置及び電子機器 | |
JP2005079633A (ja) | デジタル・アナログ変換回路、電気光学装置及び電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061011 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070403 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100413 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100614 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20100614 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100817 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101018 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110118 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110816 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110829 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |