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JP4821882B2 - 電子機器 - Google Patents

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JP4821882B2
JP4821882B2 JP2009124889A JP2009124889A JP4821882B2 JP 4821882 B2 JP4821882 B2 JP 4821882B2 JP 2009124889 A JP2009124889 A JP 2009124889A JP 2009124889 A JP2009124889 A JP 2009124889A JP 4821882 B2 JP4821882 B2 JP 4821882B2
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Description

本発明は、電子機器に関するものである。
従来、時刻情報を含む標準電波を受信するアンテナ構造体を備え、自動的に現在時刻を修正する電波時計等の電子機器が知られている。そして、例えば電波時計において標準電波を受信するアンテナ構造体としては、受信感度のよい磁性材料であるアモルファス金属やフェライト等からなるコアにコイルが巻回されてなるアンテナ構造体を備えるものが多く用いられている。
アンテナ構造体は、コアの長さが長く電波受信面積が大きいほど受信感度が向上する。しかし、特に腕時計型の電波時計のような小型の電子機器に組み込む場合には、アンテナ構造体の収納スペースに限界があるため、小型のアンテナ構造体を用いる必要がある。
そこで、アンテナ構造体を小型化した場合でも受信感度を向上させる構成として、アモルファス薄膜等の板状部材を複数積層してコアを形成する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−141389号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている技術では、コアを構成している複数の板状部材を、回路基板および時計モジュール部材の厚み方向に積み重ねた構成となっている。このため、アンテナ構造体を回路基板の側端の外側に形成された直線部に沿って配置した場合(特許文献1の図9、図10参照)、各板状部材の水平方向の板幅分、余計に広いスペースを必要としていた。この結果、例えば時計ケース等、小型の電子機器の本体ケースの限られた空間内にアンテナ構造体を効率よく配置することができず、アンテナ構造体を収納するための広いスペースを確保しなければならない。
この点、例えば腕時計等の電子機器が表示手段として液晶パネルを備える場合には、その視認性を向上させるとともに、時刻、日付、曜日等の様々な情報を表示させることができるように、液晶パネルの表示面積をできるだけ大きくすることが好ましい。
しかし、アンテナ構造体を収納するために広いスペースを必要とすると、その分液晶パネルの大きさを小さくするか、時計ケース自体を大きくする必要があり、表示面積の拡大と電子機器の小型化とを両立させることが困難であるという問題がある。
そこで、本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、簡易な手法により、受信感度がよく、広い表示面積の確保と装置全体の小型化とを両立させることのできる電子機器を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の電子機器は、
回路基板と、この回路基板に積層された液晶パネルと、この液晶パネルおよび前記回路基板を内部に配置したモジュールケースと、アンテナ構造体とを備えた電子機器において、
前記アンテナ構造体は、
前記回路基板と前記液晶パネルとの積層方向と直交する方向に積層された複数の板状部材からなり、中央部が直線状になっており、かつ、両端部が前記モジュールケースの外周面に沿う形状に曲折されているコアと、
このコアのうち、直線状の中央部に巻回されたコイルとを備え、
前記回路基板の側部一端に形成された第1の直線部と前記液晶パネルの側部一端に形成された第2の直線部とは、互いに対向するように配置されている一方で、前記アンテナ構造体は、前記直線状の中央部が前記第1および第2の各直線部の横位置で、かつ、当該第1および第2の各直線部に沿って配置されており、かつ、前記コアの両端部が前記モジュールケースの外周面に沿って配置されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器において、
前記回路基板は円盤状に形成され、その側部一端に前記直線部を構成する切欠き部が設けられていることを特徴とする請求項1ことを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の電子機器において、
前記アンテナ構造体は、リード部材を介して前記回路基板と接続されており、
前記リード部材は、前記アンテナ構造体を前記回路基板に対して保持する保持部材を兼ねていることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記アンテナ構造体は、前記コアを保持するコアケースを備えていることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記回路基板における前記液晶パネルとの積層方向の上部位置及び/又は下部位置に、前記回路基板及び前記液晶パネルを保持するモジュール部材が配置され、
前記モジュール部材の外周端には、前記アンテナ構造体を支持する支持部が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、回路基板の側部一端に形成された第1の直線部と液晶パネルの側部一端に形成された第2の直線部とは、互いに対向するように配置されている一方で、回路基板と液晶パネルとの積層方向と直交する方向に積層された複数の板状部材からなるコアを備えているアンテナ構造体が、直線状の中央部が第1および第2の各直線部の横位置で、かつ、当該第1および第2の各直線部に沿って配置されており、かつ、コアの両端部がモジュールケースの外周面に沿う形状に曲折されているために、回路基板と液晶パネルとの積層方向にも、回路基板と液晶パネルとの積層方向と直交する方向にも、コア及びコイルを備えたアンテナ構造体を空間内にコンパクトに収納することができる。このため、電子機器を大型化することなく、回路基板上に積層された液晶パネルの表示面積を広く確保することができるとの効果を奏する。
本発明に係る電子機器の一例である電波腕時計の概略構成を示す正面図である。 図1に示す電波腕時計のII―II線断面図である。 図1に示す電波腕時計の内部構成を示す分解斜視図である。 図3に示す電波腕時計に設けられるアンテナ構造体の構成を示す分解斜視図である。 図4に示すアンテナ構造体を電波腕時計に組み込まれた際の下側から見た底面図である。 図4に示すアンテナ構造体を電波腕時計に組み込まれた際の上側から見た上面図である。 図5における矢視VII―VII線断面図である。 回路基板にアンテナ構造体を取り付けた状態を電波腕時計に組み込まれた際の下側から見た平面図である。 回路基板にアンテナ構造体を取り付けた状態を電波腕時計に組み込まれた際の上側から見た平面図である。 アンテナ構造体及び回路基板をモジュール部材に組み込んだ状態を示す平面図である。 アンテナ構造体と回路基板と液晶パネルとの位置関係を示す平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る電子機器の好適な実施形態について具体的に説明する。なお、本発明の範囲は図示例に限定されない。
図1から図11を参照しつつ、本発明に係る電子機器の一実施形態を説明する。なお、本実施形態では、電子機器がアンテナ構造体を搭載した電波腕時計である場合を例として説明する。
図1は、本実施形態における電波腕時計を示す正面図である。また、図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図1の電波腕時計の内部構成を示す分解斜視図である。
図3に示すように、電波腕時計100には、短柱形状に形成された本体ケース(以下「時計ケース1」という。)が設けられている。時計ケース1は、ステンレスやチタン等の金属その他の導電性部材で形成されている。
時計ケース1の内側は上下が開口した中空状になっており、この中空部分が各種部品を収納する収納空間を与える収納部となる。
この時計ケース1の図1における上下両端部には、バンド取付部12が形成されており、各バンド取付部12には図示しない時計バンドが取り付けられるようになっている。
また、時計ケース1の外周部には、時刻合わせの指示などの種々の操作指示が入力される複数の操作ボタン13が設けられている。
また、図2、図3に示すように、時計ケース1の内側には、時計ケース1内部の部材ががたつくのを抑えるとともに外部からの衝撃を吸収するために、内周壁に沿って、中枠部材16が設けられている。
図2に示すように、この時計ケース1の視認側(表面側:図2における上側)には、視認側の開口部を閉塞するように非導電性の透明材料であるガラスで形成された透明部材としての時計ガラス部材3が防水リング14を介して装着されている。
時計ガラス部材3の下方には、後述する液晶パネル5による表示に対応した枠部を有する文字板18が設けられている。
また、時計ガラス部材3と文字板18との間には、薄膜状のソーラーセル17が配置されている。
また、時計ケース1の視認側とは反対側(裏面側:図2における下側)には、図2に示すように、当該時計ケース1の下側の開口部を閉塞する閉塞部材としての裏蓋部材2が防水リング15を介して取り付けられている。裏蓋部材2は、例えばステンレスやチタン等の金属その他の導電性部材で形成されている。
また、この時計ケース1の内部には、各種電子部品63を搭載する回路基板6と、回路基板の上側(視認側)に積層される液晶パネル5と、回路基板6に電気的に接続されたアンテナ構造体7とが設けられている。
液晶パネル5、回路基板6及びアンテナ構造体7は、モジュールケース内に収納・保持されて時計ケース1の内部に配置されている。このモジュールケース(モジュール部材)は、例えば樹脂等の非金属材料で形成されており、第1モジュール部材41と第2モジュール部材42とによって構成されている。
第1モジュール部材41は、時計ケース1の視認側に位置する枠状の部材であり、液晶パネル5が嵌め込まれる開口部41a(図3参照)が形成されている。液晶パネル5は、回路基板6の上に積層された状態でこの開口部41aに嵌め込まれ、表示領域(図11に示す表示領域50)が文字板18の側に露出するようになっている。
第2モジュール部材42は、時計ケース1の裏面側に位置する皿状の部材であり、図示しないバッテリの収納部等を備えている。
第1モジュール部材41と第2モジュール部材42とは互いに嵌り合う構造となっており、一体としてモジュールケースを形成するようになっている。
また、第1モジュール部材41及び第2モジュール部材42には、モジュールケースを時計ケース1内に収納した際に図1における上側となる外周端に、アンテナ構造体7を支持するアンテナ支持部411,422(図10、図11参照)がそれぞれ設けられている。
第1モジュール部材41と第2モジュール部材42とにより構成されるモジュールケースの内部には、液晶パネル5と回路基板6とが積層されて配置されており、液晶パネル5及び回路基板6は、第1モジュール部材41と第2モジュール部材42とによって、上部と下部から挟み込まれて保持されるようになっている。
第1モジュール部材41及び第2モジュール部材42は、間に液晶パネル5及び回路基板6を挟み込んだ状態で、回路押え部材8によって固定され、さらに、モジュール押え部材9(図2参照)によって電波腕時計100の裏面側から支持されて、時計ケース1内に固定されている。
なお、回路押え部材8及びモジュール押え部材9は必須の構成要素ではなく、例えば、回路押え部材8及びモジュール押え部材9を設けずに、係止手段等で一体化されたモジュールケースを裏蓋部材5によって支持するようにしてもよい。
液晶パネル5は、例えば2枚のガラス板の間に液晶状態の物質を封入してなる液晶基板51と、この液晶基板51を図2における上下方向から挟むように設けられた一対の偏光板52と、液晶基板51及び偏光板52の下方に配置されたバックライト53とを備えている。バックライト53は、例えばEL(electro-luminescence)素子等を備えて構成されている。なお、液晶パネル5の構成、形状等は特に限定されない。
液晶パネル5の側部一端であって、液晶パネル5をモジュールケース内に収納した際に前記アンテナ支持部411,422に対向する辺部は、直線部5a(図3参照)となっている。
本実施形態において、回路基板6は、図3、図4等に示すように、ほぼ円盤状に形成されている。回路基板6の側部一端であって、回路基板6をモジュールケース内に収納した際に前記アンテナ支持部411,422に対応する部分には、切欠き部である直線部6a(図3参照)が形成されている。
アンテナ構造体7は、液晶パネル5の直線部5a及び回路基板6の直線部6aの各側端の外側位置に、当該直線部5a,6aに沿って配置されている(図11参照)。
このように液晶パネル5及び回路基板6の各直線部5a,6aに沿って、液晶パネル5及び回路基板6の積層方向と直交する方向に積層された複数の板状部材71aからなるコア71を備えたアンテナ構造体7を配置することにより、液晶パネル5及び回路基板6の水平面方向のスペースの無駄をなくしてアンテナ構造体7をコンパクトに収納することができる。
回路基板6における裏面側の面であって前記直線部6aの近傍の一端側には、アンテナ構造体7のリード部材77を係止するための一対の係止用端子61が設けられている。
また、回路基板6における視認側の面であって前記直線部6aの近傍には、直線部6aに沿って複数の液晶パネル用端子62が設けられている。
また、回路基板6には、例えば、電波腕時計100の各部を制御するCPU等の制御IC、アンテナ構造体7によって検出された電気信号を増幅・復調して標準電波に含まれる時刻データを取り出す受信回路、発振器を有して現在時刻を計時する計時回路等(いずれも図示せず)の各種電子部品63が搭載されている。
ここで、図4から図7を参照しつつ、本実施形態におけるアンテナ構造体7について、具体的に説明する。
図4は、アンテナ構造体7の分解斜視図である。また、図5は、アンテナ構造体7を電波腕時計100に組み込んだ際に下側(裏蓋部材2の設けられている側)となる方向から見た底面図であり、図6は、アンテナ構造体7を電波腕時計100に組み込んだ際に上側(文字板18の設けられている側)となる方向から見た上面図であり、図7は、アンテナ構造体7の図5に示すVII−VII線断面図である。
図4に示すように、本実施形態におけるアンテナ構造体7は、長尺なコア71とこれに巻回されたコイル72とを備えており、コア71に電波が透過すると、コイル72に誘起電流が発生するように構成されている。
コア71は、回路基板6と液晶パネル5との積層方向と直交する方向に積層された複数の板状部材71aから形成されている。コア71を構成する板状部材71aの数等は特に限定されない。なお、複数の板状部材71aは、積層状態を維持できるように接着剤等により互いに固定されていることが好ましい。
各板状部材71aは、アモルファス合金等の透磁率(magnetic permeability)(磁場または磁界の強さ H と磁束密度 B との間の関係を B = μ H で表わした時の比例定数 μをいう)または比透磁率(真空の透磁率 μ0 との比 μs=μ/μ0 をいう)が高い磁性材料により形成されている。
なお、コア71を形成する材料は、アモルファス合金に限定されず、薄い板状に形成可能な磁性材料であれば適用可能である。
図4に示すように、コア71の中央部は、直線状に形成され、コイル72を巻回する巻線部となっている。また、コイル72の両端から突出したコア71の両端部は、第1モジュール部材41及び第2モジュール部材42の外周面に沿う形状に曲折している。
本実施形態において、アンテナ構造体7は、コア71を保持するコアケース73(図3参照)を備えている。
図4に示すように、コアケース73は、コア71の両端部を被覆する一対の第1ケース部材74a,74bと、コイル72の巻回された巻線部を被覆する第2ケース部材75とを備えており、樹脂等により形成されている。
第1ケース部材74a,74bは、例えば樹脂等によりランナー(図示せず)で互いに接続された状態で一体成型されることが好ましい。この場合、ランナーは第1ケース部材74a,74bをコア71に被せた後に切断される。
第1ケース部材74a,74bには、アンテナ構造体7を時計ケース1内に収納した際に裏面側となる面に、一対のリード部材77が載置されるようになっており、リード部材77を載置するためのリード受け凹部743とリード部材77の係止用孔部771と係合する係止用凸部741とが設けられている。
また、第1ケース部材74a,74bは、アンテナ構造体7を時計ケース1内に収納した際に視認側となる側に、コア71が挿入されるコア挿入溝部742(図6参照)が形成されている。
さらに、第1ケース部材74a,74bにおけるコイル72に対向する面には第2ケース部材75と係合する係合部744が設けられている。
なお、図5に示すように、本実施形態では、第1ケース部材74aの側にリード部材77を載置する例を示しているが、回路基板6のパターン構成等によっては、第1ケース部材74bの側にリード部材77を載置してもよい。
また、本実施形態においては、一対の第1ケース部材74a,74bの両方にリード受け凹部743及び係止用凸部741を形成し、回路基板6のパターン構成等に応じていずれの側にもリード部材77を接続することのできる構成としたが、リード受け凹部743及び係止用凸部741は、一対の第1ケース部材74a,74bのうちのいずれか一方のみに設けられていてもよい。
第1ケース部材74aに搭載される一対のリード部材77は、リード受け凹部743に嵌め込まれ、係止用孔部771を係止用凸部741と係合させることによって第1ケース部材74a上に固定される。なお、リード部材77は、さらに接着剤等により固定されていてもよい。
リード部材77は、それぞれ一端側にコイル72の端部が接続される巻線接続部772を備えており、リード部材77の他端側は回路基板6上のアンテナ用端子61に半田付け等により接続されるようになっている。
これにより、コイル72の端部がリード部材77の巻線接続部772に接続されると、このリード部材77を介してアンテナ構造体7が回路基板6上に設けられたアンテナ用端子61(図8参照)と電気的に接続され、アンテナ構造体7により得られた信号が回路基板6上の受信回路に送られる。
図8は、回路基板6にアンテナ構造体7が接続された状態を回路基板6の裏面側(すなわち、アンテナ構造体7を時計ケース1内に収納した際の裏蓋部材2の側)から見た図であり、図9は、回路基板6にアンテナ構造体7が接続された状態を回路基板6の表面側(すなわち、アンテナ構造体7を時計ケース1内に収納した際の視認側)から見た図である。
図8に示すように、本実施形態においては、アンテナ構造体7は、リード部材77によって回路基板6に固定されており、リード部材77はアンテナ構造体7を回路基板6に保持する保持部材を兼ねている。
第2ケース部材75は、コイル72の巻回された巻線部とほぼ同じ長さを有するコ字状の部材であり、底面部に長手方向に延在する底面側開口部751を有している。底面部の幅寸法は巻線部の厚みよりも僅かに大きく形成されており、底面部から立設された一対の側壁部752の間に巻線部を挟み込むようにして、第1ケース部材74a,74bとは反対の側(すなわち、アンテナ構造体7を時計ケース1内に収納した際の視認側)から巻線部を被覆するようになっている。第2ケース部材75の両側面は側面側開口部753となっており、この側面側開口部753に第1ケース部材74a,74bの係合部744がそれぞれ係合するようになっている。
次に、本実施形態に係る電波腕時計100の作用について説明する。
まず、電波腕時計100を形成する場合には、複数の板状部材71aを積層し、接着剤等で固定するとともに、端部を曲折してコア71を形成する。そして、ランナーで互いに接続された状態の第1ケース部材74a,74bを、このコア71の両端部にそれぞれ被せてから、第1ケース部材74a,74bのランナーを切断する。このように、第1ケース部材74a,74bをコア71に装着してからランナーを切り離すことにより、位置決めがしやすく便宜である。
次に、コア71の中央部に巻き線を施し、コイル72を形成する。なお、巻回されたコイル72を固定するために接着剤を含浸させる等の処理を施してもよい。
第1ケース部材74aにリード部材77を取り付け、コイル72の巻き始め及び巻き終わりの端部を、一対のリード部材77の巻線接続部772にそれぞれ接続する。
さらに、第1ケース部材74a,74bの装着方向とは反対側から第2ケース部材75をコイル72の巻回部分に装着する。このとき、第1ケース部材74a,74bの係合部744が第2ケース部材75の側面側開口部753にそれぞれ係合する。これにより、第1ケース部材74a,74bと第2ケース部材75とが一体化してコアケース73を備えるアンテナ構造体7が完成する。
次に、アンテナ構造体7を液晶パネル5及び回路基板6の直線部5a,6aに沿って配置する。そして、リード部材77を回路基板6のアンテナ用端子61に半田付け等により電気的に接続する。そして、アンテナ構造体7の接続された回路基板6に液晶パネル5を積層し、第1モジュール部材41と第2モジュール部材42との間に挟みこんで、第1モジュール部材41と第2モジュール部材42とを係合させるとともに、回路押え部材8により固定し、一体化させる。
図10は、このようにして一体化させたモジュールケースの一端を切欠いて、アンテナ構造体7のモジュールケース内での位置を示したものであり、図11は、アンテナ構造体7と回路基板6と液晶パネル5との位置関係を模式的に示した図である。
図10及び図11に示すように、アンテナ構造体7は、第1モジュール部材41及び第2モジュール部材42のアンテナ支持部411,422によって支持され、モジュールケース内においてがたつかないようになっている。
ここで、本実施形態の構成によった場合と従来の電波腕時計との差異について説明する。
従来のアンテナ構造体では、コアを構成する複数の板状部材が回路基板、時計モジュール部材または液晶パネルの積層方向と同じ方向に積層されているため、アンテナ構造体90を収納するために、各板状部材の水平方向の板幅分、広いスペースが必要となっていたため、液晶パネルの表示領域は、水平方向のスペースが限られてしまう。
これに対して、本実施形態の構成では、液晶パネル5及び回路基板6の各直線部5a,6aに沿って、液晶パネル5及び回路基板6の積層方向と直交する方向に積層された複数の板状部材71aからなるコア71を備えたアンテナ構造体7を配置したので、液晶パネル5及び回路基板6の水平面方向のスペースの無駄をなくしてアンテナ構造体7をコンパクトに収納することができる。このため、液晶パネル5の表示領域50は、図11において実線で示した範囲となり、従来のものと比較して、斜線で示した範囲(図11における領域α)だけ広くすることが可能となる。
回路基板6、液晶パネル5及びアンテナ構造体7をモジュールケースに収納すると、このモジュールケースを時計ケース1の中に収納し、裏面側からモジュール押え部材9で固定する。さらに、裏蓋部材2を時計ケース1の裏面側の開口部に嵌め込んで裏面側の開口部を閉塞する。これにより電波腕時計100が完成する。
電波腕時計100による標準電波受信時においては、電波の磁界成分が、電波を遮蔽しない材料によって形成された非導電性の部材である時計ガラス部材3、文字板18等を透過して、アンテナ構造体7のコア71に進入する。そして、コア71の一方側からアンテナ構造体7に進入した磁束は、コア71の他方側の端部へと通過する。この通過の際に、コア71に巻回されたコイル72に交流電流が誘導され(誘起電流)、これに伴ってコイル72の両端に交流電圧が発生する。そして、この交流電圧がアナログ受信信号として図示しない受信回路に送られる。
そして、受信回路により、このアナログ受信信号について増幅、復調、デコード等の処理が行われ、デジタルの時刻データが取得される。電波腕時計100は、取得された時刻データに基づいて、適宜現在時刻の修正を行う。
以上のように、本実施形態によれば、アンテナ構造体7のコア71が、複数の板状部材71aを回路基板6と液晶パネル5との積層方向と直交する方向に重なるように積層して構成されており、この長尺なコア71の中央部に、当該コア71の長手方向と直交する方向にコイル72を巻きつけた構成としているので、限られた空間内にコア71等をコンパクトに装着することができる。
また、回路基板6とこれに積層された液晶パネル5の側部一端に直線部5a,6aを形成して、アンテナ構造体7をこの直線部5a,6aに一端側を接するように配置している。このため、回路基板6及び液晶パネル5とアンテナ構造体7とがモジュールケースからはみ出さずに横に並べて配置することができる。このため、液晶パネル5の表示領域50を従来よりも広くすることができ、視認性の向上、及び各種の機能表示等、多様な表示に対応することができる。
また、複数の板状部材71aを積層した長尺なコア71を備えているため、効率よく磁束を集めることが可能となり、受信感度が良好で、かつ小型の電波腕時計100を実現することができる。
また、このような複数の板状部材71aを積層したコア71を用いた場合でも、コア71を保持するコアケース73を備えているため、コア71の端部が破損したり、回路基板6上の電子部品63等と接触してショートしたりする等のおそれを回避することができる。
また、アンテナ構造体7は、リード部材77のみで回路基板6と接続されており、このリード部材7がアンテナ構造体7を回路基板6に保持する保持部材を兼ねているため、別途アンテナ構造体7を固定するための部材を設ける必要がない。このため、部品点数を少なくして、コストを削減することができるとともに、組み立て工数を少なくして簡易に組み立てを行うことが可能となる。
また、第1モジュール部材41と第2モジュール部材42の外周端に、アンテナ構造体7を支持するアンテナ支持部411,422を設けて、このアンテナ支持部411,422でアンテナ構造体7を支えているので、アンテナ構造体7がリード部材77のみで回路基板6と接続されているような場合でも、アンテナ構造体7のがたつきを抑え、安定させることができる。
なお、本発明が上記各本実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、本実施形態では、アンテナ構造体7を第1ケース部材74aに設けられたリード部材77が保持部材を兼ねるようにし、このリード部材77のみでアンテナ構造体7を回路基板6に保持させるようにしたが、アンテナ構造体7を回路基板6に保持させる構成はこれに限定されない。
例えば、第1ケース部材74b側にもリード部材と同様の形状の部材を保持部材として設けて、これを回路基板6上に固定することにより、2箇所でアンテナ構造体7を保持する構成としてもよい。この場合、第1ケース部材74b側に設けられる保持部材と回路基板6との間には電気的な接触が生じないようにする。なお、この場合、接続端子として利用しない方の保持部材をグランドとして利用するように構成してもよい。
また、本実施形態では、コアケース73が、第1ケース部材74a,74b、第2ケース部材75から構成されている例を説明したが、コアケース73の構成はこれに限定されない。例えば、コアケース73が、コア71の端部を被覆する第1ケース部材74a,74bのみで構成されていてもよい。
また、本実施形態においては、モジュールケース(モジュール部材)を第1モジュール部材41及び第2モジュール部材42から構成されるものとしたが、モジュール部材の構成はこれに限定されない。例えば、回路基板6及び液晶パネル5を裏面側(裏蓋部材2の側)から保持する部材のみから構成されていてもよい。
また、第1モジュール部材41及び第2モジュール部材42のいずれにもアンテナ支持部411,422が設けられている構成としたが、アンテナ支持部411,422がいずれか一方のみに設けられている構成としてもよい。
また、本実施形態においては、複数の板状部材71aを積層してから、その両端部を第1モジュール部材41及び第2モジュール部材42の外周の形状に沿う形状に曲折することにより、アンテナ構造体7のコア71を構成したが、コア71の構成はここに例示したものに限定されない。例えば、予め曲折させた板状部材を複数枚積層してコアを形成してもよい。
また、本実施形態では、時計ケース1が円形に形成されている場合を例としたが、時計ケース1の形状はこれに限定されず、例えば四角形や多角形等でもよい。時計ケース1内部の収納スペースをできるだけ広く確保できるように、アンテナ構造体7もこれらの形状に沿う形状とすることが好ましい。
また、本実施形態では、回路基板6がほぼ円盤形状である場合を例として説明したが、回路基板6の形状は、本実施形態に示したものに限定されない。回路基板6の形状が四角形状等である場合には、そのいずれかの側部一端を直線部として用いればよく、切欠き部を設ける必要がない。
また、液晶パネル5の形状や文字板18のレイアウト等は、図示例に限定されない。
また、ソーラーセル17は、必須の構成要素ではなく、これを備えない構成としてもよい。
また、第1モジュール部材41と第2モジュール部材42等を形成する合成樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ABS樹脂等を用いても良く、これらの中でも耐熱性、寸法安定性、強度等の点からフェノール樹脂、エポキシ樹脂等が好ましい。
また、本実施形態では、アンテナ構造体を適用する電子機器が電波腕時計である場合を例として示したが、アンテナ構造体を適用可能な電子機器はこれに限られるものではなく、アンテナ構造体により電波を受信する構成のものであれば如何なるものであってもよい。例えば、固定式の電波時計や、小型ラジオ、携帯端末等にアンテナ構造体を適用してもよい。
その他、本発明が上記実施の形態に限定されないことは勿論である。
1 時計ケース(本体ケース)
3 時計ガラス部材
5 液晶パネル
5a 直線部
6 回路基板
6a 直線部
7 アンテナ構造体
18 文字板
41 第1モジュール部材
42 第2モジュール部材
62 アンテナ装着部
63 磁性部材装着部
65 磁性部材
66 集磁部材装着部
67 集磁部材
71 コア
72 コイル
73 コアケース
74a,b 第1ケース部材
75 第2ケース部材
77 リード部材
100 電波腕時計(電子機器)

Claims (5)

  1. 回路基板と、この回路基板に積層された液晶パネルと、この液晶パネルおよび前記回路基板を内部に配置したモジュールケースと、アンテナ構造体とを備えた電子機器において、
    前記アンテナ構造体は、
    前記回路基板と前記液晶パネルとの積層方向と直交する方向に積層された複数の板状部材からなり、中央部が直線状になっており、かつ、両端部が前記モジュールケースの外周面に沿う形状に曲折されているコアと、
    このコアのうち、直線状の中央部に巻回されたコイルとを備え、
    前記回路基板の側部一端に形成された第1の直線部と前記液晶パネルの側部一端に形成された第2の直線部とは、互いに対向するように配置されている一方で、前記アンテナ構造体は、前記直線状の中央部が前記第1および第2の各直線部の横位置で、かつ、当該第1および第2の各直線部に沿って配置されており、かつ、前記コアの両端部が前記モジュールケースの外周面に沿って配置されていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記回路基板は円盤状に形成され、その側部一端に前記直線部を構成する切欠き部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記アンテナ構造体は、リード部材を介して前記回路基板と接続されており、
    前記リード部材は、前記アンテナ構造体を前記回路基板に対して保持する保持部材を兼ねていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記アンテナ構造体は、前記コアを保持するコアケースを備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記回路基板における前記液晶パネルとの積層方向の上部位置及び/又は下部位置に、前記回路基板及び前記液晶パネルを保持するモジュール部材が配置され、
    前記モジュール部材の外周端には、前記アンテナ構造体を支持する支持部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電子機器。
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