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JP4816364B2 - 車両の前部構造 - Google Patents

車両の前部構造

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JP4816364B2 JP2006259197A JP2006259197A JP4816364B2 JP 4816364 B2 JP4816364 B2 JP 4816364B2 JP 2006259197 A JP2006259197 A JP 2006259197A JP 2006259197 A JP2006259197 A JP 2006259197A JP 4816364 B2 JP4816364 B2 JP 4816364B2
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Description

本発明は、車両の前部構造に関する。
車両前後方向に延在した左右一対のサイドフレームと、該左右一対のサイドフレームの前端部を連結するフロントフレームと、各サイドフレームの後側部に車幅方向内方に向けて湾曲形成された二股部と、左右の二股部間に横架されたリヤフレームとを有して構成されるサブフレームを備えた車体前部構造が特許文献1に開示されている。
この車体前部構造では、一方のサイドフレームに入力したオフセット衝突荷重を、二股部から後側マウント部を介してフロア骨格メンバに伝達する経路に加えて、二股部からリヤフレームを介して他方のサイドフレームに伝達する経路を形成することにより、サブフレーム後端側からフロア骨格メンバへの衝突荷重の効率的な伝達、分散を図っている。
特開2003−182625号公報
しかしながら、上述した構造では、フロントフレームの一部に局所荷重が直接入力されるような衝突形態では、フロントフレームが折れ曲がり、サイドフレームに効率よく衝突荷重を伝達、分散することができないおそれがある。このような衝突形態において、効率的に衝突エネルギを吸収するには、フロントフレームで衝突荷重を受け止めるとともに、受け止めた衝突荷重を効率よくサイドフレームに分散させる必要がある。そのための方策として、フロントフレームとサイドフレームとの結合強度を高めることが考えられるが、単に結合部の強度をアップすると、例えば、一方のサイドフレームにのみ衝突荷重が入力されるような衝突形態において、クラッシュストロークが減りキャビンに高い衝突Gが発生するなど、返って変形モードやエネルギ吸収効率が悪化することが予想される。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、衝突形態にかかわらず、衝突エネルギを効率よく吸収することができる車両の前部構造を提供することを目的とする。
本発明に係る車両の前部構造は、車両の前部において車両前後方向に延設された左右一対の縦部材と、一対の縦部材の前端部間に車幅方向に向けて横架された横部材と、車両前方から衝突荷重が加えられたときに、横部材と縦部材とが相対的に近づく方向に回動することを抑制し、横部材と縦部材とが相対的に離れる方向に回動することを許容する回動規制部材と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る車両の前部構造によれば、車両前方から衝突荷重が加えられたときに、横部材と縦部材とが相対的に近づく方向に回動することが抑制される。そのため、例えば横部材の一部に局所荷重が直接入力されるような衝突形態において、横部材の曲げ変形が抑制されるので、横部材で衝突荷重を受け止めるとともに、受け止めた衝突荷重を縦部材に分散することができる。一方、横部材と縦部材とが相対的に離れる方向に回動することは許容されているため、例えば一方の縦部材にのみ衝突荷重が入力されるような衝突形態において、縦部材のエネルギ吸収効率を悪化させることがない。その結果、衝突形態にかかわらず、衝突エネルギを効率よく吸収することが可能となる。
本発明に係る車両の前部構造では、車両前方から加えられる衝突荷重によって、上記縦部材が、横部材から離れる方向に回動することが好ましい。
上述したように、横部材と縦部材とが相対的に離れる方向に回動することは許容されている。この場合、縦部材が横部材から離れる方向に回動することによって、横部材の影響を抑えつつ縦部材を変形させることができるため、縦部材のエネルギ吸収効率の悪化を確実に抑制することが可能となる。
本発明に係る車両の前部構造では、上記回動規制部材が、車両前方から加えられる衝突荷重によって、縦部材および/または横部材が変形する際に、横部材に加えられた衝突荷重を縦部材に伝達し、縦部材に加えられた衝突荷重の横部材への伝達を遮断することが好ましい。
この場合、例えば横部材の一部に局所荷重が直接入力されるような衝突形態においては、横部材で受け止めた衝突荷重が効率よく縦部材に分散される。また、例えば一方の縦部材にのみ衝突荷重が入力されるような衝突形態においては、縦部材から横部材への荷重伝達が遮断されるため、横部材の影響を抑えつつ衝突エネルギを縦部材によって吸収することができる。その結果、衝突形態にかかわらず、衝突エネルギを効率よく吸収することが可能となる。
本発明に係る車両の前部構造では、上記回動規制部材が、縦部材と横部材とで画成された領域の内側に、前記縦部材および前記横部材と係合するように配設され、横部材に衝突荷重が加えられた場合には、縦部材および横部材との係合を保持し、縦部材に衝突荷重が加えられた場合には、縦部材または横部材と分離することが好ましい。
この場合、例えば横部材の一部に局所荷重が直接入力されるような衝突形態においては、回動規制部材と縦部材および横部材との係合が保持されるため、横部材の曲げ変形が抑制され、横部材で衝突荷重を受け止めるとともに、受け止めた衝突荷重を縦部材に効率よく分散することができる。また、例えば一方の縦部材にのみ衝突荷重が入力されるような衝突形態においては、回動規制部材が縦部材または横部材と分離されるため、横部材の影響を抑えつつ衝突エネルギを縦部材によって吸収することができる。その結果、衝突形態にかかわらず、衝突エネルギを効率よく吸収することが可能となる。
なお、上記縦部材が、サブフレームを構成するサイドフレームであり、上記横部材が、サブフレームを構成するフロントフレームであることが好適である。
本発明によれば、車両前方から衝突荷重が加えられたときに、横部材と縦部材とが相対的に近づく方向に回動することを抑制し、横部材と縦部材とが相対的に離れる方向に回動することを許容する回動規制部材を備える構成とすることにより、衝突形態に応じて荷重伝達をコントロールすることができるので、衝突形態にかかわらず、衝突エネルギを効率よく吸収することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。
まず、図1〜4を用いて、第1実施形態に係る車両の前部構造について説明する。ここでは、本発明を車両のサブフレームに適用した場合を例にして説明する。図1は、該サブフレームを含む車両の骨格構造を示す斜視図である。図2は、該サブフレームを構成する荷重伝達部材を示す図である。また、図3(a)(b)は、フロントフレームに局所荷重が入力された場合の動作を説明するための図であり、図4は、サイドフレームに衝突荷重が入力された場合の動作を説明するための図である。なお、本明細書においては、車両が直前進している際の前方方向を「前方」と定め、前後、左右、上下等の方向を表わす語を用いることとする。
図1に示されるように、車両Vの前部コンパートメントの左右両側部には、車両前後方向に延びる一対のフロントサイドメンバ10L,10Rが設けられている。フロントサイドメンバ10L,10Rは、断面ロ字状の中空の骨格部材である。フロントサイドメンバ10L,10Rでは、前端部がつぶれやすいストレート形状とされるとともに、後部が前部からのエネルギをフロントフロアアンダーリンホースメント、フロントピラーおよびロッカーに効果的に伝達・分散して、キャビンに入力される衝撃を緩和する構造とされている。
一対のフロントサイドメンバ10L,10Rの前端部間には、バンパリンフォースメント11が車幅方向に向けて横架されている。バンパリンフォースメント11は、断面目字状の中空の骨格部材であり、衝突時のエネルギを効率良く左右のフロントサイドメンバ10L,10Rに分散させる構造とされている。なお、フロントサイドメンバ10L,10Rとバンパリンフォースメント11とは、溶接やボルト接合などによって結合されている。
フロントサイドメンバ10L,10Rの下方には、エンジンやトランスミッションなどのユニットを防振支持したサブフレーム12が配設されている。サブフレーム12は、車両前後方向に延びる左右一対のサイドフレーム(縦部材)13L,13Rと、左右のサイドフレーム13L,13Rの前端部を連結するフロントフレーム(横部材)14と、左右のサイドフレーム13L,13Rの後端部を連結するリヤフレーム15とを備えて構成されている。サブフレーム12は、サイドフレーム13L,13Rとフロントフレーム14との結合部BPにおいて、フロントサイドメンバ10とボルトによって締結されている。なお、サイドフレーム13L,13Rは、その軸線が、車高方向から見て、フロントサイドメンバ10L,10Rの軸線と略一致するように配設される。
一対のサイドフレーム13L,13R、フロントフレーム14、およびリヤフレーム15により画成されるサブフレーム12の前方角部の内側側面には荷重伝達部材17が配設されている。図2は、この荷重伝達部材17を拡大表示したものである。なお、図2ではサブフレーム12の右前方角部のみを示した。サブフレーム12は略左右対称であり、左前方角部は右前方角部と同一または同様である。よって、ここでは、右前方角部についてその構造を説明し、左前方角部については説明を省略する。
図2に示されるように、荷重伝達部材17は、フロントフレーム14の内側面に取り付けられた荷重伝達部材メイル18と、サイドフレーム13Rの内側面に取り付けられ、荷重伝達部材メイル18の先端部が挿嵌された荷重伝達部材フィメイル19とを有して構成されている。
荷重伝達部材メイル18は、結合部BP近傍を中心とする円弧状に形成された断面ロ字状の中空部材であり、後端に形成されたフランジ部18aが、溶接などによって、フロントフレーム14の内側面に接合されている。荷重伝達部材メイル18の先端部は、荷重伝達部材フィメイル19の先端開口部に挿嵌されている。
荷重伝達部材フィメイル19は、荷重伝達部材メイル18と同様に結合部BP近傍を中心とする円弧状に形成された断面ロ字状の中空部材である。荷重伝達部材フィメイル19は、サイドフレーム13Rを内側面から外側面へ貫通して設けられており、溶接によってサイドフレーム13Rの内側面および外側面と接合されている。
荷重伝達部材フィメイル19の開口断面積は、荷重伝達部材メイル18の開口断面積よりも若干大きく形成されている。すなわち、荷重伝達部材フィメイル19の開口断面積は、荷重伝達部材メイル18の先端部が挿嵌される際に、荷重伝達部材メイル18の外壁面が荷重伝達部材フィメイル19の内壁面と接する程度に設定される。
以上の構成において、車両Vが例えばポールなどの障害物と衝突し、図3(a)に白抜き矢印で示されるように、車両前方からフロントフレーム14の略中央部に局所的に衝突荷重が入力される場合、フロントフレーム14がV字状に折れ曲がるように曲げ変形しようとする(すなわち、フロントフレーム14とサイドフレーム13Rとが相対的に近づく方向に回動しようとする)。そのときに、荷重伝達部材メイル18は、フロントフレーム14が荷重伝達部材フィメイル19の先端部に突き当たるまで荷重伝達部材フィメイル19の内壁面に沿って摺動する。
フロントフレーム14が荷重伝達部材フィメイル19の先端部に突き当たった後は、図3(b)に示されるように、荷重伝達部材フィメイル19によって、フロントフレーム14がサイドフレーム13Rに近づく方向に回動することが抑制される。また、その際に、荷重伝達部材メイル18と荷重伝達部材フィメイル19との嵌合が保持されることにより、フロントフレーム14に入力された衝突荷重が荷重伝達部材17を介してサイドフレーム13Rに伝達、分散され、サイドフレーム13Rが座屈変形することによって衝突エネルギが吸収される。
また、車両Vが障害物と衝突し、図4に白抜き矢印で示されるように、車両前方からフロントサイドメンバ10Rの軸線上に衝突荷重が入力される場合、入力された衝突荷重は結合部BPを介してサイドフレーム13Rに伝達される。よって、サイドフレーム13Rにも車両前方から軸線上に衝突荷重が入力される。そして、フロントサイドメンバ10Rおよびサイドフレーム13Rは共に座屈変形することによって徐々に衝突エネルギを吸収していく。その際、サイドフレーム13Rは座屈変形しつつ車両外側に変位する(すなわち、フロントフレーム14とサイドフレーム13Rとが相対的に離れる方向に回動する)。
ここで、フロントフレーム14から離れる方向へのサイドフレーム13Rの変位は荷重伝達部材17によって規制されないため、サイドフレーム13Rが車両外側に変位することにより、荷重伝達部材メイル18と荷重伝達部材フィメイル19とが分離され、荷重伝達部材17を介したサイドフレーム13Rからフロントフレーム14への荷重伝達は遮断される。その結果、フロントフレーム14の影響が抑制され、サイドフレーム13R(およびフロントサイドメンバ10R)によって適切に衝突エネルギが吸収される。
上述したように、荷重伝達部材17は、車両前方から衝突荷重が加えられたときに、フロントフレーム14とサイドフレーム13Rとが相対的に近づく方向に回動することを抑制し、フロントフレーム14とサイドフレーム13Rとが相対的に離れる方向に回動することを許容する。すなわち、荷重伝達部材17は、特許請求の範囲に記載された回動規制部材として機能する。
本実施形態によれば、フロントフレーム14に局所荷重が入力されるような衝突形態の場合には、荷重伝達部材17によって、フロントフレーム14がサイドフレーム13Rに近づく方向に回動することが抑制される。その際に、荷重伝達部材メイル18と荷重伝達部材フィメイル19とが嵌合されることにより、フロントフレーム14に入力された衝突荷重が荷重伝達部材17を介してサイドフレーム13Rに伝達、分散され、サイドフレーム13Rが座屈変形することによって衝突エネルギが吸収される。
一方、サイドフレーム13Rの軸線上に衝突荷重が入力されるような衝突形態の場合には、サイドフレーム13Rが車両外側に変位することにより、荷重伝達部材メイル18と荷重伝達部材フィメイル19とが分離され、荷重伝達部材17を介した荷重伝達が遮断される。その結果、フロントフレーム14の影響が抑制され、サイドフレーム13Rによって適切に衝突エネルギが吸収される。
このように、本実施形態によれば、衝突形態に応じて荷重伝達をコントロールすることができるので、衝突形態にかかわらず衝突エネルギを効率よく吸収することが可能となる。なお、図4では、衝突荷重がフロントサイドメンバ10Rに入力される例を示したが、衝突荷重がサイドフレーム13Rに直接入力される場合も同様である。
また、本実施形態によれば、フロントフレーム14がV字状に折れ曲がるように変形しようとする際に、荷重伝達部材メイル18が荷重伝達部材フィメイル19に嵌合されるため、確実に衝突荷重を伝達することができる。
次に、図5〜7を用いて、第2実施形態に係る車両の前部構造について説明する。図5は、第2実施形態に係るサブフレームを構成する荷重伝達部材を示す図である。また、図6(a)(b)は、フロントフレームに局所荷重が入力された場合の動作を説明するための図であり、図7は、サイドフレームに衝突荷重が入力された場合の動作を説明するための図である。
第2実施形態に係る車両の前部構造は、荷重伝達部材17が取り付けられたサブフレーム12に代えて、荷重伝達部材27が取り付けられたサブフレーム22が用いられている点で上述した第1実施形態と異なっている。その他の構成については、第1実施形態と同一または同様であるので、ここでは説明を省略する。
一対のサイドフレーム(縦部材)23L,23R、フロントフレーム(横部材)14、およびリヤフレーム15により画成されるサブフレーム22の前方角部の内側側面には荷重伝達部材27が配設されている。図5は、この荷重伝達部材27を拡大して示したものである。なお、図5ではサブフレーム22の右前方角部のみを示した。サブフレーム22は略左右対称であり、左前方角部は右前方角部と同一または同様である。よって、ここでは、右前方角部についてその構造を説明し、左前方角部については説明を省略する。
図5に示されるように、荷重伝達部材27は、フロントフレーム14の内側面に取り付けられた荷重伝達部材メイル28と、サイドフレーム23Rの内側面に取り付けられた荷重伝達部材フィメイル29とを有して構成されている。
荷重伝達部材メイル28は、断面ロ字状の中空部材であり、後端に形成されたフランジ部28aが、溶接などによって、フロントフレーム14の内側面に接合される。その際、荷重伝達部材メイル28は、その軸線が、サイドフレーム23Rとフロントフレーム14とで形成される内角を2等分する直線と同一平面上で略直行するように配設される。また、荷重伝達部材メイル28の先端面は、軸線と直行する平面と略並行となるように設けられている。この荷重伝達部材メイル28の先端面には、荷重伝達部材フィメイル29側に突出するようにピン部材28bが取り付けられている。
荷重伝達部材フィメイル29も、断面ロ字状の中空部材であり、後端に形成されたフランジ部29aが、溶接などによって、サイドフレーム23Rの内側面に接合される。その際、荷重伝達部材フィメイル29は、その軸線が、荷重伝達部材メイル28の軸線と一致するように配設される。また、荷重伝達部材フィメイル29の先端面は、荷重伝達部材メイル28の先端面と略並行に設けられている。この荷重伝達部材フィメイル29の先端面には、上述したピン部材28bと対向する位置に孔29bが形成されている。なお、この孔29bの直径は、ピン部材28bの直径よりも若干大きく設定される。
以上の構成において、車両Vが例えばポールなどの障害物と衝突し、図6(a)に白抜き矢印で示されるように、車両前方からフロントフレーム14の略中央部に局所的に衝突荷重が入力される場合、フロントフレーム14がV字状に折れ曲がるように曲げ変形しようとする(すなわち、フロントフレーム14とサイドフレーム23Rとが相対的に近づく方向に回動しようとする)。そのとき、荷重伝達部材メイル28の先端面に取り付けられたピン部材28bが、荷重伝達部材フィメイル29の先端面に形成された孔29bに挿嵌された後、荷重伝達部材メイル28の先端面が荷重伝達部材フィメイル29の先端面と突き当たるまでフロントフレーム14が変位する。
荷重伝達部材メイル28の先端面が荷重伝達部材フィメイル29の先端面と突き当たった後は、図6(b)に示されるように、荷重伝達部材27によって、フロントフレーム14がサイドフレーム23Rに近づく方向に回動することが抑制される。また、その際に、ピン部材28bが孔29bに挿嵌されることによって、荷重伝達部材メイル28と荷重伝達部材フィメイル29との係合が保持されることにより、フロントフレーム14に入力された衝突荷重が荷重伝達部材27を介してサイドフレーム23Rに伝達、分散され、サイドフレーム23Rが座屈変形することによって衝突エネルギが吸収される。
また、車両Vが障害物と衝突し、図7に白抜き矢印で示されるように、車両前方からフロントサイドメンバ10Rの軸線上に衝突荷重が入力される場合、入力された衝突荷重は結合部BPを介してサイドフレーム23Rに伝達される。よって、サイドフレーム23Rにも車両前方から軸線上に衝突荷重が入力される。そして、フロントサイドメンバ10Rおよびサイドフレーム23Rは共に座屈変形することによって徐々に衝突エネルギを吸収していく。その際、サイドフレーム23Rは座屈変形しつつ車両外側に変位する(すなわち、フロントフレーム14とサイドフレーム23Rとが相対的に離れる方向に回動する)。
ここで、フロントフレーム14から離れる方向へのサイドフレーム23Rの変位は荷重伝達部材27によって規制されないため、サイドフレーム23Rが車両外側に変位することにより、荷重伝達部材メイル28と荷重伝達部材フィメイル29とが分離され、荷重伝達部材27を介したサイドフレーム23Rからフロントフレーム14への荷重伝達は遮断される。その結果、フロントフレーム14の影響が抑制され、サイドフレーム23R(およびフロントサイドメンバ10R)によって適切に衝突エネルギが吸収される。
上述したように、荷重伝達部材27は、車両前方から衝突荷重が加えられたときに、フロントフレーム14とサイドフレーム23Rとが相対的に近づく方向に回動することを抑制し、フロントフレーム14とサイドフレーム23Rとが相対的に離れる方向に回動することを許容するすなわち、荷重伝達部材27も、特許請求の範囲に記載された回動規制部材として機能する。
本実施形態によれば、フロントフレーム14に局所荷重が入力されるような衝突形態の場合には、荷重伝達部材27によって、フロントフレーム14がサイドフレーム23Rに近づく方向に回動することが抑制される。その際に、荷重伝達部材メイル28と荷重伝達部材フィメイル29とが係合されることにより、フロントフレーム14に入力された衝突荷重が荷重伝達部材27を介してサイドフレーム23Rに伝達、分散され、サイドフレーム23Rが座屈変形することによって衝突エネルギが吸収される。
一方、サイドフレーム23Rの軸線上に衝突荷重が入力されるような衝突形態の場合には、サイドフレーム23Rが車両外側に変位することにより、荷重伝達部材メイル28と荷重伝達部材フィメイル29とが分離され、荷重伝達部材27を介した荷重伝達が遮断される。その結果、フロントフレーム14の影響が抑制され、サイドフレーム23Rによって適切に衝突エネルギが吸収される。
このように、本実施形態によれば、衝突形態に応じて荷重伝達をコントロールすることができるので、衝突形態にかかわらず衝突エネルギを効率よく吸収することが可能となる。なお、図7では、衝突荷重がフロントサイドメンバ10Rに入力される例を示したが、衝突荷重がサイドフレーム23Rに直接入力される場合も同様である。
また、本実施形態によれば、フロントフレーム14がV字状に折れ曲がるように変形しようとする際に、ピン部材28bが孔29bに挿嵌されるため、荷重伝達部材メイル28と荷重伝達部材フィメイル29とが係合するときのズレを防止することができ、確実に衝突荷重を伝達することができる。
続いて、図8〜10を用いて、第3実施形態に係る車両の前部構造について説明する。図8は第3実施形態に係るサブフレームを構成する荷重伝達部材を示す図である。また、図9(a)(b)は、フロントフレームに局所荷重が入力された場合の動作を説明するための図であり、図10は、サイドフレームに衝突荷重が入力された場合の動作を説明するための図である。
第3実施形態に係る車両の前部構造は、荷重伝達部材17が取り付けられたサブフレーム12に代えて、荷重伝達部材37が取り付けられたサブフレーム32が用いられている点で上述した第1実施形態と異なっている。その他の構成については、第1実施形態と同一または同様であるので、ここでは説明を省略する。
一対のサイドフレーム33L,33R、フロントフレーム14、およびリヤフレーム15により画成されるサブフレーム32の前方角部の内側側面には荷重伝達部材37が配設されている。図8は、この荷重伝達部材37を拡大して示したものである。なお、図8ではサブフレーム32の右前方角部のみを示した。サブフレーム32は略左右対称であり、左前方角部は右前方角部と同一または同様である。よって、ここでは、右前方角部についてその構造を説明し、左前方角部については説明を省略する。
図8に示されるように、荷重伝達部材37は、略三角形状をした2枚の板材が互いに平行に設けられ、その底辺同士が略矩形の板材で連結されるとともに、連結されていない各辺にフランジ部37a,37bが形成された補強部材である。よって、荷重伝達部材37を上記フランジ部37a,37bに直行する平面で切った場合の断面は、ハット形状を示す。
サイドフレーム33Rの内側面に当接するフランジ部37aは、4本のボルト38によりサイドフレーム33Rに締結される。サイドフレーム33Rの荷重伝達部材取り付け部には、車両前後方向(サイドフレーム33Rの軸線方向)に延びる長孔(ボルト孔)が形成されている。この長孔は、車両前方側の径がボルト38の頭(またはナット)の径よりも小さく、車両後方側の径がボルト38の頭(またはナット)の径よりも大きくなるように形成されている。車両製造時には、この長孔の車両前方側にボルト38が差し込まれ、荷重伝達部材37とサイドフレーム33Rとが締結される。そして、車両衝突時には、フロントフレーム14が衝突荷重を受けて車両後方に変位する際に、荷重伝達部材37およびボルト38が長孔に沿って車両後方に摺動移動し、ボルト38が長孔から抜けることによって、荷重伝達部材37がサイドフレーム33Rから外れる。
一方、フロントフレーム14の内側面に当接するフランジ部37bも、4本のボルト(図示省略)によりフロントフレーム14に締結される。フロントフレーム14の荷重伝達部材取り付け部に形成されているボルト孔は、通常の円形であり、衝突時に荷重伝達部材37が外れないようになっている。
以上の構成において、車両Vが例えばポールなどの障害物と衝突し、図9(a)に白抜き矢印で示されるように、車両前方からフロントフレーム14の略中央部に局所的に衝突荷重が入力される場合、フロントフレーム14がV字状に折れ曲がるように曲げ変形しようとする(すなわち、フロントフレーム14とサイドフレーム33Rとが相対的に近づく方向に回動しようとする)。
そのとき、図9(b)に示されるように、荷重伝達部材37によって、フロントフレーム14がサイドフレーム33Rに近づく方向に回動することが抑制される。また、その際に、フロントフレーム14に入力された衝突荷重が荷重伝達部材37を介してサイドフレーム33Rに伝達、分散され、サイドフレーム33Rが座屈変形することによって衝突エネルギが吸収される。
また、車両Vが障害物と衝突し、図10に白抜き矢印で示されるように、車両前方からフロントサイドメンバ10Rの軸線上に衝突荷重が入力される場合、入力された衝突荷重は結合部BPを介してサイドフレーム33Rに伝達される。よって、サイドフレーム33Rにも車両前方から軸線上に衝突荷重が入力される。そして、フロントサイドメンバ10Rおよびサイドフレーム33Rは共に座屈変形することによって徐々に衝突エネルギを吸収していく。その際、サイドフレーム33Rは座屈変形しつつ車両後方かつ車両外側に変位する(すなわち、フロントフレーム14とサイドフレーム33Rとが相対的に離れる方向に回動する)。
ここで、サイドフレーム33Rが車両後方かつ車両外側に変位することにより、荷重伝達部材37とサイドフレーム33Rとの結合が外れるとともに、荷重伝達部材37を介したサイドフレーム33Rからフロントフレーム14への荷重伝達が遮断される。その結果、フロントフレーム14の影響が抑制され、サイドフレーム33R(およびフロントサイドメンバ10R)によって適切に衝突エネルギが吸収される。
上述したように、荷重伝達部材37は、車両前方から衝突荷重が加えられたときに、フロントフレーム14とサイドフレーム33Rとが相対的に近づく方向に回動することを抑制し、フロントフレーム14とサイドフレーム33Rとが相対的に離れる方向に回動することを許容するすなわち、荷重伝達部材37も、特許請求の範囲に記載された回動規制部材として機能する。
本実施形態によれば、フロントフレーム14に局所荷重が入力されるような衝突形態の場合には、荷重伝達部材37によって、フロントフレーム14がサイドフレーム33Rに近づく方向に回動することが抑制される。その際に、フロントフレーム14に入力された衝突荷重が荷重伝達部材37を介してサイドフレーム33Rに伝達、分散され、サイドフレーム33Rが座屈変形することによって衝突エネルギが吸収される。
一方、サイドフレーム33Rの軸線上に衝突荷重が入力されるような衝突形態の場合には、サイドフレーム33Rが車両後方かつ車両外側に変位することにより、荷重伝達部材37とサイドフレーム33Rとの結合が外れ、荷重伝達部材37を介した荷重伝達が遮断される。その結果、フロントフレーム14の影響が抑制され、サイドフレーム33Rによって適切に衝突エネルギが吸収される。
このように、本実施形態によれば、衝突形態に応じて荷重伝達をコントロールすることができるので、衝突形態にかかわらず衝突エネルギを効率よく吸収することが可能となる。なお、図10では、衝突荷重がフロントサイドメンバ10Rに入力される例を示したが、衝突荷重がサイドフレーム33Rに直接入力される場合も同様である。
なお、本実施形態では、サイドフレーム33Rに形成される長孔(ボルト孔)の車両後方側の径をボルト38の頭の径よりも大きくすることによって車両衝突時にボルト38が抜けるようにしたが、ボルト38と締結する箇所の破断強度を小さくすることによって車両衝突時にボルト38が抜けるようにしてもよい
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、荷重伝達部材の形状や構成は上記実施形態に限られるものではない。
すなわち、上述した第1実施形態では、荷重伝達部材17を構成する荷重伝達部材メイル18および荷重伝達部材フィメイル19の先端部は開口しており、荷重伝達部材フィメイル19の先端開口部に荷重伝達部材メイル18の先端部が挿嵌されるように構成されていたが、図11に示されるように、荷重伝達部材メイル18dおよび荷重伝達部材フィメイル19dの先端部を閉じるとともに、荷重伝達部材メイル18dの先端面と荷重伝達部材フィメイル19dの先端面とを対向するように配設する構成としてもよい。この場合、車両衝突時に荷重伝達部材メイル18dの先端面が荷重伝達部材フィメイル19dの先端面に突き当たることによって、フロントフレーム14がサイドフレーム13Rに近づく方向に回動することが抑制される。
また、図12に示されるように、荷重伝達部材フィメイルを取り除くとともに、その先端部がサイドフレーム13Rの内側面と対向するように荷重伝達部材メイル18tを延ばす構成を採用することもできる。この場合、車両衝突時に荷重伝達部材メイル18tの先端面がサイドフレーム13Rの内側面に突き当たることによって、フロントフレーム14がサイドフレーム13Rに近づく方向に回動することが抑制される。
さらに、非対称な歯をもつ歯車をバネなどで抑え付けられた爪が支えており、一方向への回転のみを許し逆方向への回転を規制する、所謂ラチェット機構をフロントフレーム14とサイドフレーム13Rとの結合部BPに組み込む構成としてもよい。この場合、ラチェット機構によって、車両衝突時にフロントフレーム14がサイドフレーム13Rに近づく方向に回動することが抑制される。
また、図13に示されるように、フロントフレーム14とサイドフレーム13Rとが相対的に近づく方向に回動することを禁止するとともに、フロントフレーム14とサイドフレーム13Rとが相対的に離れる方向に回動することを許容するストッパ機構77をフロントフレーム14とサイドフレーム13Rとの結合部BPに組み込む構成としてもよい。
上記実施形態では、本発明に係る車両の前部構造をサブフレームに適用したが、バンパリンフォースメントに適用することもできる。
第1実施形態に係る車両の前部構造が適用された車両の骨格構造を示す斜視図である。 第1実施形態に係る車両の前部構造を構成する荷重伝達部材を示す図である。 (a)(b)は、第1実施形態に係る車両の前部構造を構成するフロントフレームに局所荷重が入力された場合の動作を説明するための図である。 第1実施形態に係る車両の前部構造を構成するサイドフレームに衝突荷重が入力された場合の動作を説明するための図である。 第2実施形態に係る車両の前部構造を構成する荷重伝達部材を示す図である。 (a)(b)は、第2実施形態に係る車両の前部構造を構成するフロントフレームに局所荷重が入力された場合の動作を説明するための図である。 第2実施形態に係る車両の前部構造を構成するサイドフレームに衝突荷重が入力された場合の動作を説明するための図である。 第3実施形態に係る車両の前部構造を構成する荷重伝達部材を示す図である。 (a)(b)は、第3実施形態に係る車両の前部構造を構成するフロントフレームに局所荷重が入力された場合の動作を説明するための図である。 第3実施形態に係る車両の前部構造を構成するサイドフレームに衝突荷重が入力された場合の動作を説明するための図である。 他の実施形態に係る車両の前部構造を示す図である。 他の実施形態に係る車両の前部構造を示す図である。 他の実施形態に係る車両の前部構造を示す図である。
符号の説明
10…フロントサイドメンバ、11…バンパリンフォースメント、12,22,32…サブフレーム、13L,13R、23L,23R,33L,33R…サイドフレーム、14…フロントフレーム、17,27,37…荷重伝達部材、18,28…荷重伝達部材メイル、19,29…荷重伝達部材フィメイル、V…車両。

Claims (4)

  1. 車両の前部において車両前後方向に延設された左右一対の縦部材と、
    前記一対の縦部材の前端部間に車幅方向に向けて横架された横部材と、
    車両前方から衝突荷重が加えられたときに、前記横部材と前記縦部材とが相対的に近づく方向に回動することを抑制し、前記横部材と前記縦部材とが相対的に離れる方向に回動することを許容する回動規制部材と、を備え
    前記回動規制部材は、車幅方向において縦部材の車両内側に設けられており、
    前記回動規制部材は、車両前方から加えられる衝突荷重によって、前記縦部材と前記横部材の少なくとも一方が変形する際に、前記横部材に加えられた衝突荷重を前記縦部材に伝達し、前記縦部材に加えられた衝突荷重の前記横部材への伝達を遮断すること、を特徴とする車両の前部構造。
  2. 車両前方から加えられる衝突荷重によって、前記縦部材は、前記横部材から離れる方向に回動することを特徴とする請求項1に記載の車両の前部構造。
  3. 前記回動規制部材は、前記縦部材と前記横部材とで画成された領域の内側に、前記縦部材および前記横部材と係合するように配設され、前記横部材に衝突荷重が加えられた場合には、前記縦部材および前記横部材との係合を保持し、前記縦部材に衝突荷重が加えられた場合には、前記縦部材または前記横部材と分離することを特徴とする請求項1または2に記載の車両の前部構造。
  4. 前記縦部材は、サブフレームを構成するサイドフレームであり、
    前記横部材は、前記サブフレームを構成するフロントフレームであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の車両の前部構造。
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