[go: up one dir, main page]

JP4811045B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4811045B2
JP4811045B2 JP2006038030A JP2006038030A JP4811045B2 JP 4811045 B2 JP4811045 B2 JP 4811045B2 JP 2006038030 A JP2006038030 A JP 2006038030A JP 2006038030 A JP2006038030 A JP 2006038030A JP 4811045 B2 JP4811045 B2 JP 4811045B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning roller
driven
conveyor belt
recording medium
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006038030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006327175A (ja
Inventor
拓 三觜
孝行 加藤
圭一郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2006038030A priority Critical patent/JP4811045B2/ja
Publication of JP2006327175A publication Critical patent/JP2006327175A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4811045B2 publication Critical patent/JP4811045B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

本発明は記録媒体をベルトで搬送する方式のインクジェット記録装置に関する。
従来から、種々の記録媒体に対して高精細な画像を記録する装置として、インクジェット方式の記録装置が広く普及している。当該インクジェット記録装置においては、記録媒体が伸縮性のある布帛等である場合に、当該記録媒体を無端の搬送ベルトで記録ヘッドの下方に搬送してその記録ヘッドから当該記録媒体に向けてインクを吐出するようになっている。
この場合、記録ヘッドから吐出されたインクが、記録媒体を透過(裏抜け)したり、所謂「縁無し印刷」に係るもので記録媒体の側縁部からはみ出した領域に着弾したりして、搬送ベルトに付着する場合がある。このとき、そのインクが新たに供給されてきた記録媒体に転移してその記録媒体が汚れるため、通常、このような搬送機構を備えるインクジェット記録装置においては、搬送ベルトをクリーニングするための機構が設けられている(例えば特許文献1参照)。
具体的に、特許文献1に記載のクリーニング機構では、図10に示す通り、搬送ベルト(4)のガイドローラ(14)と洗浄液(水)を吸収した洗浄ローラ(洗浄スポンジ17b)とを対向配置してその間を搬送ベルトが通過するような構成となっており、その通過途中で、洗浄ローラが搬送ベルトに従動しながら回転して当該搬送ベルトに付着したインクを吸収・除去するようになっている(段落番号0016,0025参照)。
特開2003−205658号公報
しかしながら、特許文献1のクリーニング機構では、洗浄ローラが搬送ベルトに従動するため当該洗浄ローラが損傷し難くローラ耐久性に優れるものの、図11,図12に示す通り、搬送ベルトに付着したインク量が増大したり、記録媒体の搬送速度(搬送ベルトの移動速度)が増大したりすると、搬送ベルトに付着したインクの除去率が著しく低下すると思われる。
そこで、洗浄ローラを搬送ベルトと従動させずに自ら回転駆動させるような構成とすると、図13に示す通り、インクの除去率を高い値で維持することはできるものの、洗浄ローラが搬送ベルトに擦れるためローラ耐久性に劣る。
本発明の目的は、搬送ベルトに付着したインクの除去率を高い値で維持しながらローラ耐久性を向上させることである。
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明のインクジェット記録装置は、
記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトに接触して前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ローラと、
前記搬送ベルトの移動速度V0を検出する速度検出器と、
前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えを制御可能なコンピュータと、
を備え、
前記洗浄ローラが、前記搬送ベルトの移動に従動するか、前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動されるかが切替え可能であり、
前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えが、前記コンピュータによる指示で実行可能であり、
前記コンピュータが、前記速度検出器の検出結果に基づき、前記搬送ベルトの移動速度V0がV0<6mm/秒であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動に従動させ、前記搬送ベルトの移動速度V0がV0≧6mm/秒であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動させることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、
記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトに接触して前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ローラと、
前記記録媒体の幅W0を検出する幅検出器と、
前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えを制御可能なコンピュータと、
を備え、
前記洗浄ローラが、前記搬送ベルトの移動に従動するか、前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動されるかが切替え可能であり、
前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えが、前記コンピュータによる指示で実行可能であり、
前記コンピュータが、前記幅検出器の検出結果に基づき、前記記録媒体の幅W0が記録幅W1との関係でW0>W1であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動に従動させ、前記記録媒体の幅W0が記録幅W1との関係でW0≦W1であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動させることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、
記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトに接触して前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ローラと、
前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えを制御可能なコンピュータと、
を備え、
前記洗浄ローラが、前記搬送ベルトの移動に従動するか、前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動されるかが切替え可能であり、
前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えが、前記コンピュータによる指示で実行可能であり、
前記コンピュータが、前記記録媒体の種類ごとにその記録媒体を透過する透過インク量T0が対応したデータテーブルを有し、かつ、前記記録媒体への画像の記録に際して前記データテーブルから当該記録媒体の種類に対応した前記透過インク量T0を特定し、その特定した前記透過インク量T0がT0≦12mg/mであると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動に従動させ、前記透過インク量T0がT0>12mg/m であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動させることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、
記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトに接触して前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ローラと、
前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えを制御可能なコンピュータと、
を備え、
前記洗浄ローラが、前記搬送ベルトの移動に従動するか、前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動されるかが切替え可能であり、
前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えが、前記コンピュータによる指示で実行可能であり、
前記コンピュータが、前記記録媒体に記録しようとする画像の画像データから解像度と記録サイズとを取得して前記記録媒体への画像の記録に必要なインク量Q0を算出し、前記インク量Q0がQ0≦12g/mであると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動に従動させ、前記インク量Q0がQ0>12g/m であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動させることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、
記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトに接触して前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ローラと、
前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えを制御可能なコンピュータと、
を備え、
前記洗浄ローラが、前記搬送ベルトの移動に従動するか、前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動されるかが切替え可能であり、
前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えが、前記コンピュータによる指示で実行可能であり、
前記コンピュータが、前記記録媒体に記録しようとする画像の画像データから前記搬送ベルトに付着する付着インク量H0を算出し、前記付着インク量H0がH0≦30%であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動に従動させ、前記付着インク量H0がH0>30%であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動させることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、
請求項1〜のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記洗浄ローラが多孔質材料から構成された弾性体であることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、
請求項に記載のインクジェット記録装置において、
前記洗浄ローラの比重が0.32〜0.34g/cmであることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、
請求項又はに記載のインクジェット記録装置において、
前記洗浄ローラの気孔率が75〜90%であることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、
請求項のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記洗浄ローラが水に含浸していることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、
請求項1〜のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記洗浄ローラの被駆動期間中の外周線速度R0が20〜120mm/秒の範囲内で任意に変更可能であることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、
請求項1〜10のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記洗浄ローラの前記搬送ベルトに対する接触断面長さL0が10〜20mmであることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、
請求項1〜11のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記搬送ベルトが前記記録媒体との接触面に粘着性を有することを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、
請求項12に記載のインクジェット記録装置において、
前記搬送ベルトの前記記録媒体との接触面には粘着材が塗布されており、
前記粘着材がシリコン系材料で構成され、かつ、前記粘着材の塗布重量が50〜60g/mであることを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、
請求項1〜13のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
前記洗浄ローラが前記搬送ベルトに押圧しながら接触しており、
前記搬送ベルトが前記洗浄ローラの押圧力を直接的に支持していることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、搬送ベルトに付着したインクの除去率を高い値で維持しながらローラ耐久性を向上させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、コンピュータによる指示で洗浄ローラを搬送ベルトの移動に従動させるか又は搬送ベルトの移動とは別個に回転駆動させるかを切り替えることができる。
また、請求項に記載の発明によれば、搬送ベルトの移動速度V0に基づき、洗浄ローラを搬送ベルトの移動に従動させるか又は搬送ベルトの移動とは別個に回転駆動させるかを切り替えることができる。
請求項に記載の発明によれば、記録媒体の幅W0に基づき、洗浄ローラを搬送ベルトの移動に従動させるか又は搬送ベルトの移動とは別個に回転駆動させるかを切り替えることができる。
請求項に記載の発明によれば、記録媒体を透過する透過インク量T0に基づき、洗浄ローラを搬送ベルトの移動に従動させるか又は搬送ベルトの移動とは別個に回転駆動させるかを切り替えることができる。
請求項に記載の発明によれば、記録媒体への画像の記録に必要なインク量Q0に基づき、洗浄ローラを搬送ベルトの移動に従動させるか又は搬送ベルトの移動とは別個に回転駆動させるかを切り替えることができる。
請求項に記載の発明によれば、搬送ベルトに付着する付着インク量H0に基づき、洗浄ローラを搬送ベルトの移動に従動させるか又は搬送ベルトの移動とは別個に回転駆動させるかを切り替えることができる。
請求項6〜11に記載の発明によれば、洗浄ローラを搬送ベルトに密着させることができ、搬送ベルトに付着したインクを確実に除去することができる。
請求項12〜14に記載の発明によれば、搬送ベルトと記録媒体との間に滑りが生じるのを防止することができ、記録媒体にシワ等を発生させずに当該記録媒体を確実に搬送することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲は以下の実施形態及び図示例に限定されるものではない。
図1は本発明に係るインクジェット記録装置1の概略構成を示す側面図である。図1に示す通り、インクジェット記録装置1は、動力源の伝導を受けて回転する駆動ローラ2と2本のガイドローラ3,4とを有しており、駆動ローラ2及び各ガイドローラ3,4間に無端の搬送ベルト5が巻回されている。駆動ローラ2には上記動力源としてのモータ2a(図4参照)が接続されており、モータ2aが作動すると、駆動ローラ2が図1中反時計回り方向に回転し、その回転に伴って搬送ベルト5が各ガイドローラ3,4に案内されながら図1中反時計回り方向に移動するようになっている。
搬送ベルト5の表面にはシリコン系材料で構成された粘着材が塗布されており、搬送ベルト5は表面(記録媒体6との接触面)が粘着性を有している。そのため、搬送ベルト5は記録媒体6との接着性に優れており、記録媒体6との間に滑りが生じ難く、記録媒体6にシワ等を生じさせずに当該記録媒体6を確実に搬送することができるようになっている。
上記粘着材の搬送ベルト5への塗布重量は50〜60g/mとなっている。当該塗布重量を50〜60g/mとするのは、当該塗布重量が50g/m未満であると、搬送ベルト5の記録媒体6に対する粘着力が弱くなって記録媒体6の搬送精度が低下し、記録媒体6に記録する画像の品質が劣る可能性があり、当該塗布重量が60g/mを上回ると、搬送ベルト5の記録媒体6に対する粘着力が強くなって記録媒体6の搬送精度は向上するものの、粘着材自体のコストアップにつながるからである。
なお、上記シリコン系の粘着材に代えて、搬送ベルト5の表面にはアクリル系材料で構成された粘着材が塗布されてもよいし、シリコン系材料又はアクリル系材料で構成された粘着テープが貼付されてもよい。
駆動ローラ2とガイドローラ3と間の搬送ベルト5の上方には、当該搬送ベルト5に向けてインクを吐出する記録ヘッド7が配されている。記録ヘッド7は、図1紙面の表側と裏側とにわたり往復移動しながらインクを吐出するシリアル方式の記録ヘッドである。
ガイドローラ3の右斜め下方には長尺な記録媒体6を巻回した元巻きローラ8が配されており、駆動ローラ2の左斜め下方には元巻きローラ8から記録媒体6を巻き取る巻取りローラ9が配されている。巻取りローラ9は図1中時計回り方向に回転するようになっている。当該巻取りローラ9が回転すると、記録媒体6は、元巻きローラ8から繰り出され、搬送ベルト5に支持された状態で当該搬送ベルト5と記録ヘッド7との間を通過し、最終的に巻取りローラ9に巻き取られるようになっている。
駆動ローラ2と従動ローラ4との間の位置には、搬送ベルト5に付着したインクを除去して搬送ベルト5を洗浄する洗浄ローラ10と洗浄液11を貯留した液槽12とが配されている。洗浄ローラ10は多孔質材料から構成された弾性体であり、液槽12の洗浄液11に含浸された状態となっている。洗浄液11として水が用いられている。
洗浄ローラ10は比重が0.32〜0.34g/cmで、気孔率が75〜90%の物性を有している。洗浄ローラ10として比重が0.32〜0.34g/cmであるものを適用するのは、当該比重が0.32g/cm未満であると、洗浄ローラ10の吸水性が向上するとともに保水性も向上し、洗浄ローラ10が洗浄液11を多分に含んだ状態で搬送ベルト5に接触し、搬送ベルト5に付着したインクを除去する際に洗浄液11が搬送ベルト5上に残る可能性があり、当該比重が0.34g/cmを上回ると、洗浄ローラ10の吸水性が低下して搬送ベルト5に付着したインクの除去率が低下する可能性があるからである。
他方、洗浄ローラ10として気孔率が75〜90%であるものを適用するのは、洗浄ローラ10の気孔率が75%未満であると、洗浄ローラ10の吸水性が低下して搬送ベルト5に付着したインクの除去率が低下する可能性があり、洗浄ローラ10の気孔率が90%を上回ると、洗浄ローラ10の吸水性が向上するとともに保水性も向上し、洗浄ローラ10が洗浄液11を多分に含んだ状態で搬送ベルト5に接触し、搬送ベルト5に付着したインクを除去する際に洗浄液11が搬送ベルト5上に残る可能性があるからである。
図2は洗浄ローラ10と搬送ベルト5との接触部位近傍の拡大図である。
図2に示す通り、洗浄ローラ10は搬送ベルト5の表面に押圧しながら接触しており、当該洗浄ローラ10の押圧力を搬送ベルト5でのみ直接的に支持する構成となっている。そのため、洗浄ローラ10は、搬送ベルト5に密着して当該搬送ベルト5に付着したインクを確実に除去することができるようになっている。
具体的に、洗浄ローラ10は搬送ベルト5との接触部位において押圧断面長さL0が10〜20mmとなる位置に配置されている。「押圧断面長さL0」とは、洗浄ローラ10と搬送ベルト5との接触部位における洗浄ローラ10の外周の距離をいう。押圧断面長さL0を10〜20mmに設定するのは、この設定範囲内であれば、図3に示す通り、搬送ベルト5に付着したインクの除去率を高い値で維持しながら洗浄ローラ10のローラ耐久性を向上させることができるからである。
洗浄ローラ10にはベルト等の動力伝導手段を介してモータ10a(図4参照)が接続されており、洗浄ローラ10は、搬送ベルト5の回転に従動しながら回転するか、又は搬送ベルト5の回転には従動せずにモータ10aの動力を受けて回転する(駆動される)ようになっている。洗浄ローラ10がモータ10aの動力を受けて回転する場合には、当該洗浄ローラ10は搬送ベルト5との圧接部位において搬送ベルト5の移動方向と同方向に回転するようになっている。
図1に示す通り、搬送ベルト5の移動方向のガイドローラ3より下流の位置で記録ヘッド7より上流の位置には、記録媒体6の幅W0を検出する幅検出器としての光センサ13が設けられている。
続いて、インクジェット記録装置1の制御構成(コンピュータ2との関係を含む。)について説明する。
図4はインクジェット記録装置1の制御回路を示すブロック図である。
図4に示す通り、インクジェット記録装置1は各部材の動作を制御する制御装置15を内蔵しており、制御装置15には駆動ローラ2(モータ2a),記録ヘッド7,巻取りローラ9,洗浄ローラ10(モータ10a)等が接続されている。制御装置15は汎用のCPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)等で構成されている。制御装置15は、CPUがROMに記録済みの処理プログラムをRAMに展開して当該処理プログラムを実行し、上記駆動ローラ2等の各部材の動作を制御するようになっている。
駆動ローラ2のモータ2aにはロータリーエンコーダ2bが設けられており、当該ロータリーエンコーダ2bは制御装置15に接続されている。制御装置15は速度検出器としてのロータリーエンコーダ2bの検出結果を受けて搬送ベルト5の移動速度V0(図2参照)を算出することができるようになっている。
上記と同様に、洗浄ローラ10のモータ10aにもロータリーエンコーダ10bが接続されており、当該ロータリーエンコーダ10bは制御装置15に接続されている。制御装置15はロータリーエンコーダ10bの検出結果を受けて洗浄ローラ10の外周線速度R0(図2参照)を算出することができるようになっている。洗浄ローラ10の「外周線速度R0」とは、洗浄ローラ10の外周の一点が洗浄ローラ10の外周に沿って進むときの速度をいう。
制御装置15には光センサ13が接続されており、当該制御装置15は光センサ13の検出結果を受けて記録媒体6の幅W0を算出することができるようになっている。
他方、コンピュータ20は、インクジェット記録装置1の制御装置15との間でデータや信号等を送受信可能な制御装置21を有しており、当該制御装置21にはディスプレイ22やキーボード・マウス23が接続されている。制御装置21も上記制御装置15と同様に汎用のCPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory),RAM
(Random Access Memory)等で構成されている。
特に、制御装置21(のROM)は図5に示すようなデータテーブル30を格納している。データテーブル30は、記録媒体6の種類とその記録媒体6を透過する透過インク量T0とが互いに対応付けられたもので、記録媒体6の種類ごとに透過インク量T0を示すものである。制御装置21は、記録媒体6の種類を認識すると、データテーブル30からその認識した記録媒体6の種類に対応する透過インク量T0を特定することができるようになっている。
続いて、インクジェット記録装置1の動作・作用について説明する。
記録媒体6が元巻きローラ8から巻取りローラ9に架け渡された状態において、駆動ローラ2及び巻取りローラ9が回転し始めると、搬送ベルト5が回転して、記録媒体6が、当該搬送ベルト5により搬送されながら元巻きローラ8から巻取りローラ9に巻き取られる。
この状態において、記録ヘッド7が図1紙面の表側と裏側とにわたり往復移動しながらインクを吐出し、当該インクは記録媒体6上に着弾して画像を構成する。
画像を構成しないインク、すなわち記録ヘッド7から吐出されたインクで記録媒体6を透過したもの(又は記録媒体6に対し所謂「縁無し記録」をした場合には記録媒体6の側縁部からはみ出したもの)は、搬送ベルト5に付着して、当該搬送ベルト5の回転に伴いながら駆動ローラ2の近傍を通過し、その後搬送ベルト5と洗浄ローラ10との圧接部位に到達する。
ここで、本実施形態では、コンピュータ20の制御装置21による指示で、下記制御態様1〜5の通りに、洗浄ローラ10の動作(搬送ベルト5の回転に従動させるか又はモータ10aの動力で回転させるかの切替え)を制御することができるようになっている。
以下では、洗浄ローラ10の動作を制御態様1〜5ごとにそれぞれ説明する。
なお、下記制御態様1〜5のもとでは、洗浄ローラ10として比重が0.32g/mで気孔率が80%のものを適用し、搬送ベルト5上の粘着材の塗布重量を55.3g/mと設定し、洗浄ローラ10と搬送ベルト5との接触部位における接触断面長さL0を12mmと設定し、記録ヘッド7から吐出するインクとして水系分散性インクを適用し、記録媒体6としてポリエステル製の布を適用している。
[制御態様1]
インクジェット記録装置1の制御装置15がロータリーエンコーダ2bの検出結果を受けて搬送ベルト5の移動速度V0を算出し、その算出結果を信号としてコンピュータ20の制御装置21に送信する。制御装置21はその信号を受信して搬送ベルト5の移動速度V0を把握し、当該移動速度V0がV0<6mm/秒であるかV0≧6mm/秒であるかを判断する(なお、当該制御態様1では、記録媒体6への画像の記録に必要なインク量Q0を12g/mと設定する。)。
制御装置21はその判断の結果、当該移動速度V0がV0<6mm/秒であると判断した場合には、洗浄ローラ10を搬送ベルト5に従動させる(モータ10aを作動させない)旨の信号を制御装置15に送信する。この場合、制御装置15がモータ10aを制御して作動させず、洗浄ローラ10が搬送ベルト5の回転に従動しながら当該圧接部位においてインクを除去する。
他方、制御装置21は当該移動速度V0がV0≧6mm/秒であると判断した場合には、洗浄ローラ10を搬送ベルト5の移動とは別個に駆動させる(モータ10aを作動させる)旨の信号を制御装置15に送信する。この場合、制御装置15がモータ10aを制御して作動させ、洗浄ローラ10が搬送ベルト5の回転には従動せずにモータ10aの動力を受けて回転しながら搬送ベルト5との圧接部位においてインクを除去する。
以上の制御態様1において、洗浄ローラ10の従動動作と駆動動作とを搬送ベルトの移動速度V0(=6mm/秒)で切り替えるのは、図6に示す通り、当該移動速度V0がV0<6mm/秒であれば、搬送ベルト5に付着したインクの除去率を高い値で維持しながら洗浄ローラ10の耐久性を向上させることができるからであり、逆に、当該移動速度V0がV0≧6mm/秒であれば、洗浄ローラ10の耐久性をやや低下させるものの、搬送ベルト5に付着したインクの除去率を高い値に維持し続けることができるからである。
[制御態様2]
インクジェット記録装置1の制御装置15が光センサ13の検出結果を受けて記録媒体6の幅W0を算出し、その算出結果を信号としてコンピュータ20の制御装置21に送信する。制御装置21はその信号を受信して記録媒体6の幅W0を把握するとともに、記録媒体6に記録しようとする画像の画像データから記録幅W1を算出し、記録媒体6の幅W0が記録幅W1(記録媒体6上の領域でインクが着弾する領域の幅)との関係でW0>W1であるかW0≦W1であるかを判断する(なお、当該制御態様2では、記録媒体6への画像の記録に必要なインク量Q0を12g/mと設定する。)。
制御装置21はその判断の結果、記録媒体6の幅W0がW0>W1であると判断した場合には、洗浄ローラ10を搬送ベルト5に従動させる旨の信号を制御装置15に送信する。この場合、制御装置15がモータ10aを制御して作動させず、洗浄ローラ10が搬送ベルト5の回転に従動しながら当該圧接部位においてインクを除去する。
他方、制御装置21は記録媒体6の幅W0がW0≦W1であると判断した場合には、洗浄ローラ10を搬送ベルト5の移動とは別個に駆動させる(モータ10aを作動させる)
旨の信号を制御装置15に送信する。この場合、制御装置15がモータ10aを制御して作動させ、洗浄ローラ10が搬送ベルト5の回転には従動せずにモータ10aの動力を受けて回転しながら搬送ベルト5との圧接部位においてインクを除去する。
以上の制御態様2において、洗浄ローラ10の従動動作と駆動動作とを記録媒体6の幅W0で切り替えるのは、記録媒体6の幅W0がW0>W1であれば、記録ヘッド7から吐出されるインクが記録媒体6を透過して搬送ベルト5に付着するのみで記録媒体6の側縁部からはみ出して搬送ベルト5に直接付着することがなく(搬送ベルト5へのインクの付着量が少なく)、洗浄ローラ10を搬送ベルト5の移動に従動させるだけで搬送ベルト5に付着したインクを十分に除去することができるからであり、逆に、記録媒体6の幅W0がW0≦W1であれば、記録ヘッド7から吐出されるインクが記録媒体6を透過して搬送ベルト5に付着するのに加えて記録媒体6の側縁部からはみ出し搬送ベルト5に直接付着し(搬送ベルト5へのインクの付着量が多く)、洗浄ローラ10を駆動させないと搬送ベルト5に付着したインクを十分に除去することができないからである。
[制御態様3]
制御装置21が記録媒体6に記録しようとする画像の画像データから記録媒体6の種類を取得してデータテーブル30からその種類の記録媒体6に対応する透過インク量T0を特定し、当該透過インク量T0がT0≦12g/mであるかT0>12g/mであるかを判断する(なお、当該制御態様3では、搬送ベルト5の搬送速度V0を6mm/秒と設定する。)。
制御装置21はその判断の結果、当該透過インク量T0がT0≦12g/mであると判断した場合には、洗浄ローラ10を搬送ベルト5に従動させる旨の信号を制御装置15に送信する。この場合、制御装置15がモータ10aを制御して作動させず、洗浄ローラ10が搬送ベルト5の回転に従動しながら当該圧接部位においてインクを除去する。
他方、制御装置21は当該透過インク量T0がT0>12g/mであると判断した場合には、洗浄ローラ10を搬送ベルト5の移動とは別個に駆動させる(モータ10aを作動させる)旨の信号を制御装置15に送信する。この場合、制御装置15がモータ10aを制御して作動させ、洗浄ローラ10が搬送ベルト5の回転には従動せずにモータ10aの動力を受けて回転しながら搬送ベルト5との圧接部位においてインクを除去する。
以上の制御態様3において、洗浄ローラ10の従動動作と駆動動作とを記録媒体6を透過する透過インク量T0(=12g/m)で切り替えるのは、図7に示す通り、当該透過インク量T0がT0≦12g/mであれば、搬送ベルト5に付着したインクの除去率を高い値で維持しながら洗浄ローラ10の耐久性を向上させることができるからであり、逆に、当該透過インク量T0がT0>12g/mであれば、洗浄ローラ10の耐久性をやや低下させるものの、搬送ベルト5に付着したインクの除去率を高い値に維持し続けることができるからである。
[制御態様4]
制御装置21が記録媒体6に記録しようとする画像の画像データからその画像の解像度と記録サイズとを取得して記録媒体6への画像の記録に必要なインク量Q0を算出し、当該インク量Q0がQ0≦12g/mであるかQ0>12g/mであるかを判断する(なお、当該制御態様4では、搬送ベルト5の搬送速度V0を6mm/秒と設定する。)。
制御装置21はその判断の結果、当該インク量Q0がQ0≦12g/mであると判断した場合には、洗浄ローラ10を搬送ベルト5に従動させる旨の信号を制御装置15に送信する。この場合、制御装置15がモータ10aを制御して作動させず、洗浄ローラ10
が搬送ベルト5の回転に従動しながら当該圧接部位においてインクを除去する。
他方、制御装置21は当該インク量Q0がQ0>12g/mであると判断した場合には、洗浄ローラ10を搬送ベルト5の移動とは別個に駆動させる(モータ10aを作動させる)旨の信号を制御装置15に送信する。この場合、制御装置15がモータ10aを制御して作動させ、洗浄ローラ10が搬送ベルト5の回転には従動せずにモータ10aの動力を受けて回転しながら搬送ベルト5との圧接部位においてインクを除去する。
以上の制御態様4において、洗浄ローラ10の従動動作と駆動動作とを画像の記録に必要なインク量Q0(=12g/m)で切り替えるのは、図8に示す通り、当該インク量Q0がQ0≦12g/mであれば、搬送ベルト5に付着したインクの除去率を高い値で維持しながら洗浄ローラ10の耐久性を向上させることができるからであり、逆に、当該インク量Q0がQ0>12g/mであれば、洗浄ローラ10の耐久性をやや低下させるものの、搬送ベルト5に付着したインクの除去率を高い値に維持し続けることができるからである。
[制御態様5]
制御装置21が記録媒体6に記録しようとする画像の画像データから搬送ベルト5に付着する付着インク量H0を算出し、当該付着インク量H0がH0≦30%であるかH0>30%であるかを判断する(なお、当該制御態様5では、搬送ベルト5の搬送速度V0を6mm/秒と設定する。)。「付着インク量H0」とは、記録ヘッド7から吐出されるインク量に対して、記録媒体6を透過及び記録媒体6の側縁部からはみ出して搬送ベルト5に直接付着するインク量の割合(%)をいう。当該制御態様5では、記録媒体6への画像の記録に必要なインク量Q0を40g/mと設定しており、付着インク量H0がH0=30%である場合には、搬送ベルト5に直接付着するインク量は12g/mとなる。
制御装置21は上記の判断の結果、当該付着インク量H0がH0≦30%であると判断した場合には、洗浄ローラ10を搬送ベルト5に従動させる旨の信号を制御装置15に送信する。この場合、制御装置15がモータ10aを制御して作動させず、洗浄ローラ10が搬送ベルト5の回転に従動しながら当該圧接部位においてインクを除去する。
他方、制御装置21は当該付着インク量H0がH0>30%であると判断した場合には、洗浄ローラ10を搬送ベルト5の移動とは別個に駆動させる(モータ10aを作動させる)旨の信号を制御装置15に送信する。この場合、制御装置15がモータ10aを制御して作動させ、洗浄ローラ10が搬送ベルト5の回転には従動せずにモータ10aの動力を受けて回転しながら搬送ベルト5との圧接部位においてインクを除去する。
以上の制御態様5において、洗浄ローラ10の従動動作と被駆動動作とを搬送ベルト5に付着する付着インク量H0(=30%)で切り替えるのは、図9に示す通り、当該付着インク量H0がH0≦30%であれば、搬送ベルト5に付着したインクの除去率を高い値で維持しながら洗浄ローラ10の耐久性を向上させることができるからであり、逆に、当該付着インク量H0がH0>30%であれば、洗浄ローラ10の耐久性をやや低下させるものの、搬送ベルト5に付着したインクの除去率を高い値に維持し続けることができるからである。
インクジェット記録装置1では、上記制御態様1〜5のもとに、上記の動作が繰り返しおこなわれ、記録媒体6に画像が記録されるとともに、搬送ベルト5が洗浄ローラ10により洗浄される。
なお、上記制御態様1〜5のもとでは、洗浄ローラ10がモータ10aの動力を受けて
回転する期間中は、コンピュータ20の制御装置21の指示により、インクジェット記録装置1の制御装置15を通じて洗浄ローラ10の外周線速度R0を20〜120mm/秒の範囲内で任意に変更することができるようになっている。外周線速度R0を20〜120mm/秒の範囲内で任意に変更可能とするのは、外周線速度R0が20mm/秒未満であると、搬送ベルト5に付着したインクに接触する洗浄ローラ10の接触面積が小さくなり、搬送ベルト5に付着したインクの除去率が低下し、外周線速度R0が120mm/秒を上回ると、搬送ベルト5に付着したインクの除去率は変わらないものの、搬送ベルト5との擦れによって洗浄ローラ10の耐久性を低下させる可能性があるからである。
以上のインクジェット記録装置1では、コンピュータ20を通じて洗浄ローラ10を搬送ベルト5の回転に従動させるか又は搬送ベルト5の回転とは別個にモータの動力で回転させるかが切替え可能となっている。
そのため、搬送ベルト5の移動速度V0,記録媒体6の幅W0,記録媒体6を透過する透過インク量T0,画像の記録に必要なインク量Q0,搬送ベルト5に付着する付着インク量H0が一の条件を満たせば、洗浄ローラ10を搬送ベルト5の回転に従動させることができ、搬送ベルト5に付着したインクの除去率を高い値で維持しながら洗浄ローラ10の耐久性を向上させることができる(図6〜図9参照)。
逆に、搬送ベルト5の移動速度V0,記録媒体6の幅W0,記録媒体6を透過する透過インク量T0,画像の記録に必要なインク量Q0,搬送ベルト5に付着する付着インク量H0が他の条件を満たせば、洗浄ローラ10を搬送ベルト5の回転とは別個にモータの動力で回転させることができ、洗浄ローラ10の耐久性をやや低下させるものの、搬送ベルト5に付着したインクの除去率を高い値に維持し続けることができる(図6〜図9参照)。
以上から、搬送ベルト5の移動速度V0,記録媒体6の幅W0,記録媒体6を透過する透過インク量T0,画像の記録に必要なインク量Q0,搬送ベルト5に付着する付着インク量H0に応じて、搬送ベルト5に付着したインクの除去率を高い値で維持しながら洗浄ローラ10のローラ耐久性を向上させることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の改良及び設計変更をおこなってもよい。
一の改良・設計変更事項としては、インクジェット記録装置1の制御装置15がコンピュータ20の制御装置21の処理機能を具備するものとして、当該制御装置15が上記制御態様1〜5にしたがう処理を実行してもよい。
他の改良・設計変更事項として、洗浄ローラ10の従動動作と駆動動作との切替えに関する制御態様は、上記制御態様1〜5のいずれか1つの制御態様1〜5にしたがってもよいし、上記制御態様1〜5のいずれか2つの制御態様1〜5を組み合わせてそれら2つの制御態様1〜5にしたがってもよいし、上記制御態様1〜5のいずれか3つの制御態様1〜5を組み合わせてそれら3つの制御態様1〜5にしたがってもよいし、上記制御態様1〜5のいずれか4つの制御態様1〜5を組み合わせてそれら4つの制御態様1〜5にしたがってもよいし、上記制御態様1〜5のすべてにしたがってもよい。
インクジェット記録装置1の概略構成を示す側面図である。 洗浄ローラ10と搬送ベルト5との接触部位近傍の構成を示す拡大図である。 押圧断面長さL0による「インクの除去率」と「洗浄ローラの耐久性」との関係を一例として示す図面である。 インクジェット記録装置1の制御回路を示すブロック図である。 データテーブル30の一例を示す図面である。 搬送ベルト5の移動速度V0に応じて洗浄ローラ10の動作を制御した場合の「インクの除去率」と「洗浄ローラの耐久性」との関係を一例として示す図面である。 記録媒体6を透過した透過インク量T0に応じて洗浄ローラ10の動作を制御した場合の「インクの除去率」と「洗浄ローラの耐久性」との関係を一例として示す図面である。 画像の記録に必要なインク量Q0に応じて洗浄ローラ10の動作を制御した場合の「インクの除去率」と「洗浄ローラの耐久性」との関係を一例として示す図面である。 搬送ベルトに付着する付着インク量H0に応じて洗浄ローラ10の動作を制御した場合の「インクの除去率」と「洗浄ローラの耐久性」との関係を一例として示す図面である。 特許文献1に開示された技術を説明するための図面である。 搬送ベルトに付着したインク量に応じた「インクの除去率」と「洗浄ローラの耐久性」との関係を示す図面である。 記録媒体の搬送速度に応じた「インクの除去率」と「洗浄ローラの耐久性」との関係を示す図面である。 洗浄ローラを回転駆動させた場合の「インクの除去率」と「洗浄ローラの耐久性」との関係を示す図面である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
2 駆動ローラ
2a モータ
2b ロータリーエンコーダ(速度検出器)
3,4 ガイドローラ
5 搬送ベルト
6 記録媒体
7 記録ヘッド
8 元巻きローラ
9 巻取りローラ
10 洗浄ローラ
10a モータ
10b ロータリーエンコーダ
13 光センサ(幅検出器)
20 コンピュータ
21 制御装置
22 ディスプレイ
23 キーボード・マウス
30 データテーブル

Claims (14)

  1. 記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトに接触して前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ローラと、
    前記搬送ベルトの移動速度V0を検出する速度検出器と、
    前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えを制御可能なコンピュータと、
    を備え、
    前記洗浄ローラが、前記搬送ベルトの移動に従動するか、前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動されるかが切替え可能であり、
    前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えが、前記コンピュータによる指示で実行可能であり、
    前記コンピュータが、前記速度検出器の検出結果に基づき、前記搬送ベルトの移動速度V0がV0<6mm/秒であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動に従動させ、前記搬送ベルトの移動速度V0がV0≧6mm/秒であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動させることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトに接触して前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ローラと、
    前記記録媒体の幅W0を検出する幅検出器と、
    前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えを制御可能なコンピュータと、
    を備え、
    前記洗浄ローラが、前記搬送ベルトの移動に従動するか、前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動されるかが切替え可能であり、
    前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えが、前記コンピュータによる指示で実行可能であり、
    前記コンピュータが、前記幅検出器の検出結果に基づき、前記記録媒体の幅W0が記録幅W1との関係でW0>W1であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動に従動させ、前記記録媒体の幅W0が記録幅W1との関係でW0≦W1であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動させることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトに接触して前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ローラと、
    前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えを制御可能なコンピュータと、
    を備え、
    前記洗浄ローラが、前記搬送ベルトの移動に従動するか、前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動されるかが切替え可能であり、
    前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えが、前記コンピュータによる指示で実行可能であり、
    前記コンピュータが、前記記録媒体の種類ごとにその記録媒体を透過する透過インク量T0が対応したデータテーブルを有し、かつ、前記記録媒体への画像の記録に際して前記データテーブルから当該記録媒体の種類に対応した前記透過インク量T0を特定し、その特定した前記透過インク量T0がT0≦12mg/mであると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動に従動させ、前記透過インク量T0がT0>12mg/m であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動させることを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトに接触して前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ローラと、
    前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えを制御可能なコンピュータと、
    を備え、
    前記洗浄ローラが、前記搬送ベルトの移動に従動するか、前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動されるかが切替え可能であり、
    前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えが、前記コンピュータによる指示で実行可能であり、
    前記コンピュータが、前記記録媒体に記録しようとする画像の画像データから解像度と記録サイズとを取得して前記記録媒体への画像の記録に必要なインク量Q0を算出し、前記インク量Q0がQ0≦12g/mであると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動に従動させ、前記インク量Q0がQ0>12g/m であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動させることを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトに接触して前記搬送ベルトを洗浄する洗浄ローラと、
    前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えを制御可能なコンピュータと、
    を備え、
    前記洗浄ローラが、前記搬送ベルトの移動に従動するか、前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動されるかが切替え可能であり、
    前記洗浄ローラの従動と被駆動との切替えが、前記コンピュータによる指示で実行可能であり、
    前記コンピュータが、前記記録媒体に記録しようとする画像の画像データから前記搬送ベルトに付着する付着インク量H0を算出し、前記付着インク量H0がH0≦30%であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動に従動させ、前記付着インク量H0がH0>30%であると判断した場合に、前記洗浄ローラを前記搬送ベルトの移動とは別個に駆動させることを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記洗浄ローラが多孔質材料から構成された弾性体であることを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 請求項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記洗浄ローラの比重が0.32〜0.34g/cmであることを特徴とするインクジェット記録装置。
  8. 請求項又はに記載のインクジェット記録装置において、
    前記洗浄ローラの気孔率が75〜90%であることを特徴とするインクジェット記録装置。
  9. 請求項のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記洗浄ローラが水に含浸していることを特徴とするインクジェット記録装置。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記洗浄ローラの被駆動期間中の外周線速度R0が20〜120mm/秒の範囲内で任意に変更可能であることを特徴とするインクジェット記録装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記洗浄ローラの前記搬送ベルトに対する接触断面長さL0が10〜20mmであることを特徴とするインクジェット記録装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記搬送ベルトが前記記録媒体との接触面に粘着性を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  13. 請求項12に記載のインクジェット記録装置において、
    前記搬送ベルトの前記記録媒体との接触面には粘着材が塗布されており、
    前記粘着材がシリコン系材料で構成され、かつ、前記粘着材の塗布重量が50〜60g/mであることを特徴とするインクジェット記録装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、
    前記洗浄ローラが前記搬送ベルトに押圧しながら接触しており、
    前記搬送ベルトが前記洗浄ローラの押圧力を直接的に支持していることを特徴とするインクジェット記録装置。
JP2006038030A 2005-04-25 2006-02-15 インクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP4811045B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006038030A JP4811045B2 (ja) 2005-04-25 2006-02-15 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005126252 2005-04-25
JP2005126252 2005-04-25
JP2006038030A JP4811045B2 (ja) 2005-04-25 2006-02-15 インクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006327175A JP2006327175A (ja) 2006-12-07
JP4811045B2 true JP4811045B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=37549357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006038030A Expired - Fee Related JP4811045B2 (ja) 2005-04-25 2006-02-15 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4811045B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6070325B2 (ja) * 2013-03-22 2017-02-01 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置
JP6406490B2 (ja) * 2013-03-25 2018-10-17 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置
JP5918717B2 (ja) * 2013-03-26 2016-05-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ベルトクリーニング装置及び画像形成装置
JP5918716B2 (ja) * 2013-03-26 2016-05-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ベルトクリーニング装置及び画像形成装置
JP5982335B2 (ja) * 2013-07-31 2016-08-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ベルトクリーニング装置及び画像形成装置
JP6277809B2 (ja) * 2014-03-24 2018-02-14 セイコーエプソン株式会社 記録装置及び搬送ベルトの洗浄方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3073058B2 (ja) * 1991-10-04 2000-08-07 株式会社リコー 画像記録装置
JP2000272107A (ja) * 1999-03-23 2000-10-03 Canon Inc 画像形成装置
JP2002287599A (ja) * 2001-03-28 2002-10-03 Kyocera Mita Corp 感光体ドラムのクリーニング機構及び画像形成装置
JP2004123358A (ja) * 2002-10-07 2004-04-22 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2004137034A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Konica Minolta Holdings Inc 搬送ベルトクリーニング装置、及び画像形成装置
JP2005096280A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Konica Minolta Holdings Inc インクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006327175A (ja) 2006-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7731348B2 (en) Inkjet recording apparatus
JP4811045B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4293034B2 (ja) ベルト式搬送装置及び画像記録装置
JP4687328B2 (ja) インクジェット記録装置
EP3434489B1 (en) Liquid ejecting apparatus
JP6277809B2 (ja) 記録装置及び搬送ベルトの洗浄方法
JP7415660B2 (ja) 記録媒体搬送装置および画像記録装置
JP4134670B2 (ja) 搬送ベルトクリーニング装置及びインクジェット記録装置
JP4678010B2 (ja) ベルト搬送装置及びこれを備えた液体吐出装置
JP6288436B2 (ja) 記録装置及び被記録媒体の搬送方法
JP3176980B2 (ja) 記録装置
JP2006272834A (ja) インクジェット記録装置
JP4412227B2 (ja) 記録装置及び生産管理システム
JP4062255B2 (ja) 画像形成装置及びそのクリーニング方法
US11318769B2 (en) Image forming apparatus that cleans both conveyance member and pair of conveyance rollers, sheet conveying device
JP4736662B2 (ja) 画像記録装置
JP4423984B2 (ja) 画像記録装置
JP5081671B2 (ja) 画像除去装置
JP7425397B2 (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP6070325B2 (ja) 液体吐出装置
JP2019147290A (ja) インクジェットプリンタ
JP7484115B2 (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP2008246905A (ja) インクリボン、プリンタ、及びプリンタヘッドの清掃方法
JP7384009B2 (ja) 記録媒体搬送装置および画像形成装置
JP7425396B2 (ja) クリーニング装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110406

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110617

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees