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JP4806405B2 - 化粧品ディスペンサの改善 - Google Patents

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JP4806405B2
JP4806405B2 JP2007521839A JP2007521839A JP4806405B2 JP 4806405 B2 JP4806405 B2 JP 4806405B2 JP 2007521839 A JP2007521839 A JP 2007521839A JP 2007521839 A JP2007521839 A JP 2007521839A JP 4806405 B2 JP4806405 B2 JP 4806405B2
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Description

本発明は化粧品ディスペンサの改善に関し、より詳細には、化粧液のためのロールオン(roll−on)ディスペンサを形成するためのボトルまたは貯蔵容器への取付けに適したロールオンを収納するための改善に関する。
化粧品流体、詳細には脱臭剤および発汗抑制薬を含む化粧品流体のディスペンサのある等級は、一般にロールオンディスペンサまたはアプリケータと呼ばれている。このようなディスペンサの場合、ボトルまたは貯蔵容器は、回転可能ローラ、一般的には慣習的に球面であるボールを収納するためのハウジングを形成するように形状化された出口開口を有している。ローラは、ハウジングによって保持されており、その表面の一部が貯蔵容器またはボトルと流体接続し、また、その表面の別の一部がハウジングの外部に露出している。使用に際しては、ハウジング内でローラを回転させることができ、それにより液体を貯蔵容器内からハウジングの外部へ運び、液体を皮膚(または他の選択された表面)に接触させることができる。いくつかの事例では、ハウジングと貯蔵容器またはボトルが一体化されているものもあるが、ハウジングは、協働ねじ山あるいはハウジングおよびボトルの表面にそれぞれ接触する協働スナップばめビーズなどの適切な手段によってボトルに取り付けられる個別のユニットとして形成されることがしばしばである。
使用者の多くは同じような塗布習慣を有している。つまり、使用者は、液体、例えば発汗抑制薬または脱臭剤を脇の下または脚あるいは身体の他の閉塞部分に塗布する表面全体のロールオンに、同じような回数のストロークを使用している。また、使用者には同じような長さの時間だけディスペンサを使用する傾向があり、使用者は、ディスペンサと皮膚の間の、皮膚表面を押さえ付けたり、かつ/または皮膚表面上を滑ったりするのではなく、皮膚表面上のロールオンボールの転がりを可能にする類似した塗布圧力の使用を求めているものと思われる。ロールオンディスペンサに生じ得る問題の1つは、例えば使用者が人間の皮膚に液体を塗布する際にその量を制御する問題であり、あるいはむしろ使用者が通常の塗布習慣に従って塗布する際に、ディスペンサ自体が同様の量を塗布するべく使用者を補助する手段に欠けていることである。
ロールオンハウジングのために提案されている解決法の1つは、主貯蔵容器とローラの間に、ローラを回転させることによって液体に浸し、それにより、皮膚などの接触表面に移動した液体を補充することができる予備の中間貯蔵容器を使用することである。例えば、とりわけ米国特許第2858558号明細書、米国特許第3111703号明細書、英国特許公開第1115861号明細書、独国特許公開第19827965号明細書、独国特許公開第20119329号明細書、独国特許第29914452号明細書、米国特許第3075230号明細書、米国特許第3069718号明細書、米国特許第3284839号明細書、米国特許第6155736号明細書、米国特許第6179505号明細書、国際公開第02/051283号パンフレット、英国特許公開第2268912号明細書および英国特許公開第2255052号明細書に中間貯蔵容器が開示されており、ローラの形態は、ボールまたは円筒状ローラである。しかしながら、中間貯蔵容器を備えても、それだけではローラに粘着する膜の深さは調整されず、単に液体の補充を可能にしているにすぎない。
関連する、ロールオンディスペンサに生じ得る問題は、ロールオンの寿命の間、使用者が同じ塗布習慣で塗布する際に、皮膚に塗布される流体の量が変化する問題である。塗布量を研究している間に、スタートアップ期間が終了すると、現在の直立ロールオンアプリケータから塗布される量が、連続する塗布と塗布の間で大きく変動すること、また、ディスペンサの含有量の約半分が塗布されると、それ以降の平均塗布量が徐々に減少するようになり、かつ、連続する塗布量間での変化が継続することが分かった。使用者がいつもの塗布習慣に従って、例えば同じような時間の長さにわたって、同じような回数の塗布ストロークで塗布する場合、塗布量のこの減少を使用者が検出することは不可能である。したがって、ディスペンサの寿命の間、使用者がそれを認識することなく塗布量の効力が変化することがあり得る。ディスペンサの場合、塗布量が減少し始めるまでの間に塗布される化粧品の割合を多くすることが本質的に有利であり、また、連続する塗布量間の変動の範囲を小さくすることが有利である。
米国特許第2968826号明細書に、ボトルのためのロールオンハウジングに対する異なるタイプの解決法が提案されている。この解決法は、円筒状ハウジングを備えており、その内側の端部に横方向弾性スパイダ(18)が一体成形されている。つまり内側の端部がボトル(10)内に嵌合している。また、円筒状ハウジングの外側の端部にボール保持リップ(20)が一体成形されており、このボール保持リップ(20)に対して、通常、ボール(27)がスパイダ(18)によって垂直力を受け、ボトルが密閉されると言われている。‘826によれば、ロールオンが皮膚の上を転がる際に、ボールがリップから遠ざかる方向に強制され、それにより、液体が通過することができる狭い通路が形成される。しかしながら、実際には、ボールでハウジングを密閉するために必要な力はどちらかと言えば大きく、通常、4〜8kg−fなどの少なくとも3kg−f程度の力が必要であり、したがって使用者がスパイダに対してロールオンディスペンサを操作し、このようなボール密閉力を加えることは極めて困難である。
‘826のディスペンサには、それ以外にも他の欠点がある。スパイダは、ボールと接触する凹状表面および中央ボタン部とではなく、ボールと対向している横方向の表面を有しているため、ボタンの高さは、ディスペンサから流出する液体の量、またはロールボール上の液体の膜を制御していない。また、流体を塗布するためにロールオンを使用している間、ボールのリップ間のギャップは、使用者がスパイダの外向きのバイアスに打ち勝つために加える圧力によって決まる。したがってこのギャップは、加える圧力がそれぞれ異なることが考えられる使用者間における変化のみならず、塗布中における変化、とりわけ、ロールオンは皮膚の表面を追従するため、手の角度が塗布中に変化する脇の下を塗布している間の変化を回避することは不可能である。
ロールボールのための、内側の端部にスパイダが一体成形されているハウジングは、独国特許第10211483号明細書にも記載されている。図面から、スパイダのボール対向表面は、ゴルフボールのようにパターン化されたボールと同じ曲率半径を有しているように見える。ディスペンサは、外側の端部に隣接しているハウジングの外部に対して強制されているキャップの内壁によって密閉されている。塗布量の液体を塗布している間、スパイダ自体とボールの間のギャップを制御し、それによりボール上の膜の深さを調整するための手段をスパイダに持たせる提案はなされていない。
米国特許第5213431号明細書に、円筒状ローラの真下に弓形トレイが配置されたローラディスペンサが記載されている。弓形トレイの上部表面には、実質的にその長さ全体に沿って4つのリッジが成形されている。これらのリッジは、回転中、ローラ表面の長さと接触するが、ディスペンサを使用している間は、間隔を隔てていない。したがって、このようなリッジは、調整された膜の深さを提供することはできず、トレイを1つの貯蔵容器ではなく、いくつかの貯蔵容器に分割する機能を果しているにすぎない。
英国特許第1515078号明細書には、ボールがリングを密閉するのを防止し、かつ、流体の通路を提供する3つのスペーサによって横方向の環状リングがロールボールから間隔を隔てたディスペンサが記載されている。リングの頂面および側面は、いずれもボール接面に鋭角を提供している。同様に、ボールハウジングの内部は、ディスペンサにキャップが施された場合に、ボールがハウジング壁を密閉するのを防止し、また、同じくハウジング内に流体の通路を確保する3つのラグ20を備えている。ディスペンサは、ボールをハウジングのリップに押し付けることを意図した成形プラスチックばね部材を有しているが、米国特許第2968826号明細書に関連して上で説明したように、ばねがハウジングのリムを密閉するだけの十分な強さである場合、その強さは非常に強力で、過度の力の印加を必要とするため、使用者は容易に変形可能な皮膚表面にボールを押し付けることになる。同様に、このようなシステムは、流体製品に関しては、脇の下に接触塗布するための使用には実用的ではなく、ディスペンサが反転ディスペンサである場合、つまり、通常、ディスペンサの貯蔵容器の真下のベース部分にボールおよびキャップを使用して保管されるディスペンサである場合、このようなシステムは、とりわけ実用的ではない。
本発明の目的は、上で説明した化粧品ロールオンディスペンサのためのロールオンハウジングの欠点のうちの1つまたは複数を改善することである。
本発明の少なくともいくつかの実施形態の他の目的または代替目的は、皮膚などの接触表面への塗布のためにローラに粘着する液体を制御するための手段を有する化粧品ロールオンディスペンサのためのハウジングを提供することである。
本発明の少なくとも特定の実施形態の異なる目的または補足目的は、とりわけ反転ディスペンサに適した化粧品ロールオンディスペンサのローラのためのハウジングを提供することである。
本発明によれば、第1の態様では、特許請求の範囲の請求項1に記載されている、ロールオンのためのハウジングが提供される。
本明細書においては、回転するエレメントに対するローラおよびロールオンは、少なくとも1つの平面内に円形の周囲を有する、円筒状ローラおよびとりわけボール(特に球面ボールというわけではない)を備えたボディである。本明細書においては、軸方向に対して使用されている内側および外側という用語、例えばボトル貯蔵容器の上に取り付けることを意図したハウジング、またはボトル貯蔵容器との一体取付けを意図したハウジングに関して、内側の端部および外側の端部という用語は、それぞれ、貯蔵容器に隣接する端部および貯蔵容器から離れた端部を意味している。軸方向は、ハウジングの内側の端部および外側の端部の中心を通って展開している軸に関連している。
本明細書においては、スパイダという用語は、ローラの下方のロールオンハウジングの側壁の内側に取り付けられた、ハブから外側に向かって放射状に広がり、かつ/または側壁から内側に向かって放射状に集まっている、任意選択で1つまたは複数の同心リングによって結合された複数のスポークを備えた構造を意味している。スパイダは、ハウジング内におけるローラとの局部接触を維持し、かつ、ボトル貯蔵容器中へのローラの落下を阻止する機能を達成する。それと同じ役割を果している、内側に向かって放射状に突出している他の棚(シールリング)がハウジングの内部にまったく存在していない場合であっても同様である。
スパイダを、そのローラ対向表面がローラの反対側の表面に平行になるように設計し、かつ、スパイダとローラの間に局部接触を提供するように設計し、同時に、液体を局部的に塗布している間、スパイダとローラが接触し、かつ、その接触を維持するよう、スパイダにバイアスをかけることにより、スパイダのスポークは、ローラ上に残留する膜の深さを調整するワイパブレードとして作用する。膜のこの深さは、スパイダ上の、ローラとの局部接触を提供する手段の高さによって再生可能に制御される。スパイダがハウジング内を軸方向および横方向の両方の方向に展開している場合、例えばローラの形態がボールの場合、スパイダは、ローラの局部曲率半径に対応する曲率半径を有する反対側表面(すなわち前縁)を有している。
本発明は、とりわけ、球面ボールを組み込んだディスペンサを意図しており、また、球面ボールを組み込んだディスペンサに適している。
本明細書においては、ディスペンサおよびその構成部品に関して、上向き、下向き、上方および下方という用語は、ディスペンサが真直ぐに配向されている場合、つまりキャップがボトルの上方に位置している場合を意味している。軸方向は、ハウジングの内側の端部および外側の端部の中心を通って展開している軸に関連している。
本発明は、液体、とりわけ片手操作ディスペンサから化粧品を局部的に塗布する際にローラに粘着する化粧液を再生可能に制御するための手段を対象にしている。ローラは、取外し可能なキャップを使用して密閉することができるボトルからの出口を形成しているハウジング内に保持されている。本発明について、とりわけ球面ボール(当然のことながら単一の曲率半径を有している)を参照して説明されているが、楕円ボール、つまりボールの半径寸法の変化に伴って曲率半径が異なるボール、および形態が円筒のローラにも同様に適用することができる。
有利には、ローラのためのハウジングの側壁の内側は、半径がローラの半径より大きく、かつ、一般的にはローラの半径の105%ないし115%以下である、両端が切り取られた、球、楕円または円筒に近い中空表面を備えている。望ましいことには、側壁は、ハウジングの内側の端部とボールの中心または円筒状ローラの縦軸との中間を内側に向かって突出している横方向円周ショルダ(内側の棚)を有している。この円筒ローラの縦軸は、外側に向かって対向しているシールリングを提供しており、このシールリングに対して、詳細にはキャップを取り付けることによって流体封止シールを形成するべくローラを下に向かって強制することができる。これは、ボールの内側に配置されたばねによって、ボールに対する上向きの力によって密閉が実施される、と言われている米国特許第2968826号明細書または英国特許第1515078号明細書のディスペンサとは逆であることは認識されよう。
本発明の本質的な要素は、ローラの真下、つまりローラとハウジングの内側の端部の間のハウジング側壁の内面に取り付けられたスパイダである。スパイダは、液体を運ぶローラが回転するとワイパブレードとして作用する上縁を有する複数のスポークを備えている。これらのブレードは、液体膜の過剰の深さの液体を除去している。除去された過剰の深さの液体は、主液体貯蔵容器、一般的にはハウジングの真下に取り付けられたボトルに戻すことができる。スパイダは弾性であり、少なくともスパイダを構成している1つまたは複数のスポークは、少なくとも軸方向に弾性である。スパイダは、上に向かってバイアスするように取り付けられ、それにより、キャップが取り外されると、スパイダとローラの局部接触が維持される。キャップが取り付けられると、ローラに加えられる下向きの力によってローラとスパイダの間の接触が維持され、スパイダが下に向かって撓むか、あるいは少なくとも1つまたは複数のスポークとローラが局部接触する。下向きの力が除去されると、スパイダが上に向かって静止位置まで撓み、ローラを上に向かって押し付ける。
スパイダは、ハウジングの内部を、好ましくは隣接するスポークから180°以下の弧で放射状に広がっている複数のスポークを備えている。互いにほぼ正反対に位置することを条件として、2本のスポークを使用することができる。スポークの数は少なくとも3本であることが好ましく、いくつかの実施例では、スポークの数は、少なくとも4本である。スポークの数は、通常、12本以下であり、スポークとスポークの間の液体の通過を過度に制限することはない。また、いくつかの好ましい実施形態では、スポークの数は9本以下である。適切なスポークの数は、3本、4本、5本または6本であり、とりわけ6本である。スポークは、ハウジング側壁の内側の周りに非対称に配置することができるが、対称配置を使用することが好ましく、例えば点対称または鏡映対称であることが好ましい。
スパイダは、ハウジング側壁の内側に、1つまたは複数の取付けポイントで取り付けられる。単一の取付けポイントを使用する場合、その取付けポイントから展開しているスポークは、その反対側の端部がハブ内で終端し、そこから少なくとももう1本、好ましくはさらに2本から5本のスポークが放射状に広がることになる。スパイダは、側壁の複数の取付けポイントで取り付けられることが好ましく、取付けポイント自体は、内部側壁の周りに対称に配置されていることが好ましい。適切な取付けポイントは、3カ所または4カ所である。取付けポイントは、ハウジング側壁の周りに等間隔であり、かつ、互いに横方向であること、つまりハウジングの最も広い直径より短い軸方向の同じ距離にすべての取付けポイントが位置していることが最も望ましい。
多くの実施形態では、ローラはボールを備えており、スパイダは、スポークがハウジング側壁に向かって放射状に広がっているハブを備えている。必要に応じてすべてのスポークを側壁とハブの間に展開させることができ、本明細書においては、便宜上、これらを固定スポークと呼ぶことができる。しかしながら、ハブから放射状に広がっているスポークの一部、および側壁からハウジングの中心に向かって放射状に集まっているスポークは、それぞれ側壁またはハブに固着されていないことを意味する自由端を有することができ、本明細書においては、便宜上、これらを自由スポークと呼ぶことができる。自由スポークおよび固定スポークの両方を、例えば1:2から2:1の比率、適切には1:1の比率で併用することが好ましい。自由スポークには、より柔軟である傾向があり、一方、固定スポークには、より剛直で、かつ、ハウジングとスパイダを組み合わせた、例えば射出成形による製造を促進する傾向がある。固定スポークおよび自由スポークの場合、対称的に配置されることがとりわけ望ましく、例えば隣接する固定スポークと固定スポークの間に、1本または2本の自由スポークが挿入されることが望ましい。対称配置を採用することにより、ボールをより容易に中心に置くことができ、それにより、スポークが液体膜の深さをより均一に制御することが最も良好に保証される。とりわけ望ましい構造の1つには、スポークの総数が4本、6本または8本の偶数であり、固定スポークと自由スポークが側壁の周りに交互に対称配置された構造が含まれている。
ディスペンサが動作中である場合、スポークの凹面は、その曲率半径がボールの曲率半径に対応している。設計によって、ボールとスポークの間の、側面が実質的に平行の環状通路を形成させることができる。好ましいことには、スポークの半径を、製造公差の範囲内で、r+dhとして計算することができる。rは、スポークに最も近いボールの半径であり、dhは、ディンプルの高さである。楕円ボールの場合、個々のスポークの半径は、ボールの曲率半径の局部変化に一致して変化することになる。実際には、若干の逸脱、例えば最大5%のボール半径の逸脱に適合することができる。当然、曲率半径は、キャップを取り付ける際に生じるように、スパイダが撓むと大きくなる傾向がある。
スパイダは、ローラとの局部接触を提供するための手段を有している。この手段は、スパイダの表面のプラウド(proud)、とりわけローラと対向しているスポークの表面のプラウドを立たせるボスまたはピンプル(pimple)を備えていることが望ましい。ボスまたはピンプルの断面は、円形または丸い横方向の断面であることが望ましい。有利には、ボスまたはピンプルは、ローラと接触する縁まで斜角が付けられた、あるいは丸みが付けられた面取りを有しており、それによりローラとの摩擦接触を最小化している。有利には、ボスまたはピンプルは半球状であるか、あるいは半球で終端している円筒である。ローラに粘着する液体膜の深さを制御しているピンプルの直角の高さは、片手操作化粧品ディスペンサの場合、300μmから2000μmまでの範囲で選択されることがしばしばである。多くの実施例では350μmから750μmであり、とりわけ粘性が10,000mPa.s以下の化粧液と共に使用される。スパイダは、実際には、局部接触の高さ(それがボスであれ何であれ)が、ローラへの粘着が可能な流体の深さ未満である場合、ローラに粘着する流体の深さを調整することが暗に含まれている。中間貯蔵容器またはリングをローラから分離しているボスの単なる開示は、ローラに粘着する流体の深さを調整する概念を本質的に開示していない。
ピンプルまたはボスは、300μmから2500μm、とりわけ350μmから1000μmの直径を有していることがしばしばであり、また、あるポイント(例えば25μm未満の直径)まで、ローラと接触するためのテーパが施されていることがしばしばである。ボスまたはピンプルは、自由スポークまたは固定スポークの上に使用することができ、また、ハブの上にも使用することができる。有利には、ハブに対して自由なスポークあるいはハウジング側壁に固定されたスポークのいずれかのスポーク(場合によって異なる)毎に、少なくとも1つのピンプルまたはボスが、そのスポークを取り付けるポイントから離れたポイントに配置されている。自由スポークの各々がピンプルを有していることがとりわけ望ましい。ピンプルは、対称パターンで存在していることが最も望ましい。必要に応じて、スポークおよびローラの表面を平行に維持するための複数のピンプル、例えば2個もしくは3個またはそれ以上のピンプルを任意のスポークに備えることができる。ハウジングが、ローラと1つまたは複数のスパイダ取付けポイントの間に環状シールリングを備えている場合、壁に取り付けられたスポーク上のピンプルは、いずれも壁とハウジングの中心または中心により近い位置との間で等距離にあることが好ましい。このようなシールリングは、最初にリングの内側のリップに接触するか、あるいはリングの内側のリップに隣接して接触し、ボールおよび/またはリングの変形または撓みによって、ボールとリングの間の接触面積が広くなるよう、ローラが一方の末端からもう一方の末端を通ってその表面全体にわたって位置することを促進する外形にすることができる。
別法としては、自由スポークの場合、スポークの表面をボールの表面から分離するための手段は、ボールに向かって上方に湾曲した、望ましくはピンプルによって提供される間隔と類似した間隔を提供するためのスポークチップを備えることができる。ハブの近傍では、ハウジング側壁と同心の連続した直立壁または不連続の直立壁のいずれかによって局部接触を提供することができる。自由スポークは、比較的柔軟になるよう、ハウジングの内部半径の少なくとも約40%展開していることが望ましい。多くの実施形態では、自由スポークは、ハウジング内部半径の最大95%展開しており、特に、とりわけ自由スポークがハブから展開している場合、75%から95%まで展開している。自由スポークが側壁から展開している場合、自由スポークは、とりわけハウジング内部半径の50%から80%展開する。スポークは、凹状頂部壁がボールの半径と整合する三角形の側面外形を有し、三角形の頂点が、側壁に取り付けられた自由スポークのハブまたはハブの最も近くに位置していることが望ましい。このような外形により、スポークの撓みが促進され、かつ、取付けポイントに隣接するスポークが強化される。スポークは、テーパが施されることがしばしばである直立壁、およびT字形断面を提供するベースプレートを備えることができることが望ましい。
スポークのローラ対向頂部表面のくぼみは、膜の深さをスポークの長さに沿って実質的に同じ深さにすることができるよう、その直近のボールまたは円筒状ローラの半径と同様の半径を有している。側壁へのスポークの取付け手段は、ボールがピンプルまたは他のギャップ形成手段の高さと同じ高さで取付け手段から放射状に間隔を隔てるようになっている。
その長さに沿ったスポークの頂部は、ボールと共に使用するために、あるいはスポークが軸方向ならびに横方向のコンポーネントを有している場合、円筒状ローラと共に使用するために凹面になっている。この頂部は、横方向に平らまたはほぼ平らにすることができ、あるいは別法として凹面にすることができる。
有利には、スパイダのスポークは、ベースから頂部まで、わずかにテーパが施されている。この特徴により、スポークの頂部に隣接する側面をボールに対して接面またはほぼ接面にすることができ(例えば約10度以内)、それによりボールに粘着する液体膜にチップをほぼ直角に遭遇させることができる。スポークは、細いとは言え、それらの側面と側面の間に、ボールの表面と対向する表面を有している。いずれの特徴も、ワイパブレードとして作用するようにスポークを補助している。それとは逆に、接触表面がボールの接面に対して著しく小さい角度、例えば60度以下の角度で傾斜している場合、ワイパとして作用するその能力が犠牲になる。
実際には、使用者がディスペンサを従来の方法で使用する場合、最も好都合には、例えばピンプルまたはボスの高さによって画定されるスパイダとローラの間の間隔は、その外側のマウス部分においても、ローラとハウジングの間の間隔より狭い。この方法で、スパイダは、ボールに粘着する流体の深さを制御し、したがって流体の深さは、製造者によって予め決定されている。実際には、ハウジングの内部チャンバは、流体を身体、例えば脇の下に塗布するためにディスペンサが使用されている間、ローラとハウジングの間の間隔が、ボスまたはピンプルなどの局部接触のための手段の直角の高さより、少なくとも50ミクロン、しばしば少なくとも100ミクロン広くなるように寸法づけされている。
弾性スパイダは、ローラを上に向かってバイアスさせている。弾性スパイダは、実際にはローラをシールリングに密閉するために必要な力よりはるかに小さい緩やかな力、例えば密閉力の1/10未満、しばしば0.2kg−f未満、一般的には0.1kg−f以下の力をローラに加えている。この力は、通常、少なくとも0.04kg−fであり、多くの望ましい実施形態では、0.05kg−fから0.06kg−fの範囲である。ローラとスパイダの局部接触を維持し、スポークがワイパブレードとしての作用を継続することができることを保証するためには、このようなバイアス力で十分であり、かつ、使用者による身体表面、例えば脇の下への流体の塗布を困難にするほど強い力ではない。
膜の深さを調整する作用により、ローラに粘着する液体が過剰になる危険を小さくし、あるいは除去することができ、それにより連続塗布で塗布される塗布量の変化を積極的に小さくすることの助けとなるができる。
ボールが球面である場合、ハウジング内で任意の軸の周りにボールを回転させることができる。しかしながら、非球面ボールまたは円筒状ローラを使用する場合、ボールまたはローラは、その縦軸の周りに回転することになる。
ハウジングは、従来、取外し可能なキャップと共に使用されている。このキャップは、ハウジングに嵌合し、キャップに軸方向の圧力を加えるか、あるいはキャップの軸方向の圧力を大きくすることができる可逆手段によってハウジングに取り付けることができ、あるいは付属の化粧品ボトルまたは貯蔵容器に取り付けることができる。キャップを取り付けるための手段として、協働ねじ山またはラグのカム表面の両端間を回転する差込みを使用することがとりわけ望ましい。このような取付け手段の近傍では、ボトルまたはハウジングの外部は、場合によっては円筒状であることが好ましい。キャップをハウジングの上に取り付ける場合、キャップ取付け手段の近傍のハウジング側壁は、キャップとハウジングが相対回転している間の変形に耐えるだけの十分な剛性を有していることが好ましい。ハウジングのキャップ取付けセクションの外側では、必要に応じてハウジングをより柔軟にすることができ、それにより成形材料を節約することができる。
ローラとシールリングが流体封止接触している場合、同じくスパイダがその静止位置から離れる方向に強制され、詳細には自由スポークが、とりわけそれらの先端で下に向かって撓み、実際には、固定スポークに対して撓む。スパイダが備えているスポークがすべて固定スポークである場合、スパイダ全体が、少なくともある程度弾性変形する。スポークは、ローラをハウジングの外側の端部に向けて弾性的に持ち上げ、スポークとローラの間に環状ギャップを形成しているため、キャップが取り外されると、スパイダまたはスパイダの個々のスポークが元の静止位置に復帰する。
ハウジング内のシールリングは、軸方向の短いスリットを組み込むことによってリングの外縁まで変形させることができ、それによりボールがリングに密閉される際にリングが座屈する危険が最小化され、かつ、必要に応じて空気の流入が促進され、それによりディスペンサボトルまたは貯蔵容器内に展開する部分的減圧が防止されるか、あるいはその範囲が最小化される。この特徴については、参照によりその補足テキストおよび図面が本明細書に組み込まれている、「Cosmetic Dispenser Housing and Method」という名称の同一日付の同時係属出願により詳細に記載されている。
追加または別法として、ハウジングの内部側壁は、横方向の溝、好ましくはv字形またはu字形の溝をシールリングの前方に組み込むことができ、また、有利には、ハウジングの内側の端部の方向を指している頂点を有しており、それによりディスペンサが直立配向を有している場合に、化粧液のための微小な中間貯蔵容器を提供している。
追加または別法として、内部側壁の表面は、例えば1つまたは複数の浅いバッフルを組み込むことにより、ハウジングの内部表面を横切る流体の流れ、例えば下方のボトルまたは貯蔵容器への空気流を乱すための1つまたは複数のフィーチャを組み込むことができる。このような浅いバッフルは、断続または連続バッフルであり、横方向のバッフルであるか、あるいは横方向のコンポーネントを有していることが望ましい
本発明は、詳細には、約20mmから約40mmの直径、とりわけ約25mmから約36mmの直径を有する球面ボールの使用を対象にしている。代表的なボールの直径は、25mm、29mm、32mmまたは35.5mmあるいはそれらの近辺である。適切な楕円ボールは、同様に20mmないし40mmの長径を有することができ、また、好都合には、1.1:1から2:1、例えば4:3または3:2の短径に対する長径の比率を有することができる。適切な円筒は、好都合には、それぞれ20mmないし40mmの範囲の長さおよび直径を有している。直径は、一定にすることも、あるいは端部から中央にかけて大きくすることも可能であり、それによりローラをボールの形状により近づけることができる。
ハウジングおよびスパイダは、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの熱可塑性重合体を使用して、単一成形で一体射出成形されることが好ましい。
ハウジングは、ロールオンボトルのための出口として意図されており、この用語には、ポーチなどの関連する貯蔵容器が包含されている。本発明によるハウジングは、ローラとその内側の端部の間にスパイダを有しているため、ボトルとは別にハウジングを形成し、当分野で認識されている取付け手段によって互いに取り付けることが最も好都合である。ハウジングを貯蔵容器に取り付けるためには、キャップを嵌合させるモードとは異なる取付けモードを使用しなければならない。キャップを従来のように回転手段によって嵌合させる場合、ハウジングは、軸方向の手段によって取り付けなければならない。このような取付け手段は、貯蔵容器の側壁の内部表面の円周ビーズが、ハウジングの下部側壁すなわちスカートの外部表面の対向するビーズの上をスナップし、かつ/または対応する、対向する溝またはビーズと溝の両方にスナップして、2つのアイテムを一体に固着するスナップばめ取付け手段を備えていることが好ましいが、ハウジングの接触表面(例えば円筒)と貯蔵容器の間に、軸方向に係合する摩擦ばめを備えることができる。とりわけスナップばめ取付け手段を使用する場合だけでなく、他の取付け手段を使用する場合、ハウジングまたはボトルの個々の側壁のうちの一方または反対側の界面に一体成形された、一般的にはV(デルタ)断面のブレードである1つまたは複数の環状漏れ防止ビーズを使用することが望ましい。2つ以下であることが好ましいこのような1つまたは複数のブレードには、少なくともその先端に向かって柔軟になる傾向がある。
別法としては、協働ねじ山によってボトルの上にハウジングを取り付けることも可能である。非解放式アタッチメントが要求される場合、接着剤によって2つのコンポーネントを結合することができる。ハウジングは熱可塑性材料でできていることが好ましいが、ボトルは、化粧品ボトルを構築するために従来から使用されている任意の材料、またはこのような用途のために提案されている任意の材料を使用して構築することができる。このような材料には、ガラス、さらには金属があり、熱可塑性材料であることが好ましい。
本発明によるハウジングが嵌合する化粧品ディスペンサには、通常、ハウジングの上に位置し、一般的にはハウジングおよびローラと協働して、ディスペンサからの液体の流出を防止するための密閉手段を提供するキャップが同じく嵌合する。キャップは、ボトルまたはハウジングの上に直接取り付けることができる。キャップは、中央に位置している従属壁であって、キャッピング動作の間、ローラと接触し、とりわけ上で説明したシールリングに係合させるべく、ローラをハウジングの内側の端部に向かって強制することを意図した従属壁を有する頂部壁を備えることができる。別法または追加として、キャップは、従属スカートまたは該スカートの近傍の、ハウジングの外側の端部に隣接する側壁の外側の面と係合し、側壁をローラに押し付けるように寸法づけされた従属環状壁を備えることも可能である。
キャップは、ねじ山システムによって、あるいは別法として差込みシステムによって、ボトルまたはハウジングに取り付けることができる
本発明は、片手操作化粧品ディスペンサ、つまり、脱臭剤もしくは発汗抑制薬またはサンプラーの場合に一般的である、好ましくは約15ミリリットルから120ミリリットルの化粧品を保持しているディスペンサに適している。とりわけ望ましいボトル体積は、40ミリリットル液から75ミリリットル液の範囲である。ボトルは、従来から使用されている任意のボトル、あるいはとりわけ脱臭剤または発汗抑制薬のためのロールオン化粧品ディスペンサに使用するために提案されている任意のボトルを使用することができ、例えば、欧州特許公開第1175165号明細書に記載されているように、非対称ボディを有し、任意選択で角度の付いたヘッドを有するボトルを使用することができる。
本発明によるハウジングは、直立配向で保管され、そのボトルが、ボトルを安定して直立させることができる平らなベースまたは凹状のベースを有することを意図したディスペンサに使用することができ、あるいは別法として、反転配向で保管され、キャップが、安定して直立させることができる平らな頂部または凹状の頂部を有することを意図したディスペンサに使用することができる。キャップの頂部およびボトルのベースは、それぞれ、ディスペンサが直立配向または反転配向以外の他の配向で安定して単独で保管されることを防止するように形状化することができ、あるいは、当然、消費者が好ましい配向を選択することができるよう、両方を平らまたは凹状にすることができる。
反転ディスペンサの場合、本発明によるハウジングを使用することがとりわけ望ましい。反転配向で保管することにより、ローラが塗布に先立って完全に濡れていることが保証され、また、ワイパブレードとして作用しているスポークにより、ディスペンサが腋下の皮膚などの接触表面への過剰の液体の塗布を許容しないことが保証される。したがって、反転ボトルと本発明によるハウジング/スパイダを組み合わせることにより、寿命を無駄に短くすることなく、また、ローラ上の液体膜の深さを制御しないことによって生じることになる潜在的な不快感の欠点を伴うことなく、適切に濡れたローラの利点が実現可能になる。
本明細書において説明されている化粧品ディスペンサから塗布することができる化粧液は、低粘性から中間粘性までの粘性を有していることが望ましい。つまり、化粧液は、化粧液が接触するあらゆる表面から直ぐに流れてしまうほど流れやすくはなく、また、表面から拭き取ることが困難なほど粘性が高くないことが望ましい。化粧液は、500mPa.sから20,000mPa.s(センチポイズ)の範囲内、とりわけ1000mPa.sから10,000mPa.sの範囲内、適切には1,500mPa.sから6,000mPa.sの範囲内で選択されることがしばしばである。
本明細書における粘性は、便宜上、特に言及されていない場合、25℃、RVT、TA、20rpm、Hellipathにおけるブルックフィールド(Brookfield)の粘度計などの従来の粘度計による測値を意味しており、攪拌器および攪拌器速度の両方が、指定粘性範囲で適切である。
化粧液は、溶液、例えば水溶液であっても、あるいは例えば収斂性発汗抑制薬に活性のアルコール溶液(場合によっては必要に応じてジヒドリックアルコールまたはトリヒドリックアルコールを含む)であってもよい。このアルコール溶液は、脱臭剤または発汗抑制薬の文献で良く知られている。別法としては、液体は、乳濁液の中に、相の相対比率、それらの化学的性質および選択される乳化剤の選択に応じて、水の中の油であってもあるいは油の中の水であってもよい乳剤を含むことも可能である。上記アルコール溶液と同様、このような化粧液の例が文献に開示されている。他の変形形態では、例えば揮発性シリコーンおよび/または他の化粧油などの水と混和しない液体であってもよい適切な搬送液に、微粒化粧品活性材料の懸濁液が含まれている。溶液、乳濁液または懸濁液は、デンプンまたはセルロース誘導物、微粒粘土、シックニングポリマおよびワックスを始めとするこのような搬送流体で知られている従来のシックナによって必要な任意の厚さにすることができる。
以上、本発明について、一般的な形で説明したが、本発明の特定の実施形態について、単なる実施例にすぎないが、以下、添付の図面を参照して説明する。
図1ないし5は、キャップ(4)で覆われた球面ボール(3)のためのハウジング(2)が取り付けられた貯蔵容器(1)を備えたロールオンディスペンサを示したものである。
貯蔵容器(1)は、直立配向でのディスペンサの安定した直立を防止する丸い底(5)、および壁の厚さが薄くなった、環状溝(8)および環状ビーズ(9)と共に周辺レッジ(ledge)(7)を画定している環状ゾーン(60)を有する側壁(6)を有している。環状溝(8)および環状ビーズ(9)は、レッジ(7)の上方の外面に成形されている。
ボール(3)のためのハウジング(2)は、中間側壁(11)と共に一体成形された上部側壁(10)と、貯蔵容器(1)のマウス(mouth)内に嵌合するように寸法づけされた環状内部壁(12)を備えた分岐下部側壁と、環状凹所(14)および厚さが薄くなった環状ゾーン(60)の対応するビーズ(9)および溝(8)とスナップばめ取付けで係合する環状ビーズ(15)がその内面に成形された環状外部壁(13)とを備えている。また、微小環状漏れ防止ブレード(15a)が、スナップばめビーズ(15)に平行で、かつ、スナップばめビーズ(15)の内側の外部壁(13)に一体成形されている。外部壁(13)の底部エッジは、ハウジング(2)が貯蔵容器(1)の上に取り付けられると、側壁(6)のレッジ(7)の上に位置するようになっている。
上部側壁(10)は、ハウジング(2)の外側の端部を画定している、先端が切り取られた中空の半球である。ハウジング(2)の外側の端部は、マウス(16)とも呼ばれ、このマウスを介して、その柔軟性によってボール(3)を押し込むことができる。中間壁(11)は、その円筒状の外面に成形されたねじ山(21)を有しており、キャップ(4)がハウジング(2)に対して相対回転している間の変形に耐えるだけの十分な剛性を有している。中間壁(11)および内側の下部環状壁(12)の内面は、先端が切り取られた、概ね半球であり、上に向かって対向するシールリング(17)を有している。シールリング(17)には、正方形のエッジが付けられた短い軸方向の多数のノッチ(18)が、その上部エッジの全周にわたって、シールリング(17)の軸方向の高さの約30%の深さまで切り欠かれている。リング(17)は、中間壁(11)と共に、ディスペンサの配向が直立配向である場合に流体を保持することができる、ノッチ(18)まで同じような深さを有し、かつ、ノッチ(18)と流体連絡しているv字形環状溝(19)を画定している。シールリング(17)は、直立したリップ(61)を有している。また、ハウジングの内部も、シールリング(17)とそのマウス(16)の間に、2つの平行環状ビーズ(20)を有している。
内部環状壁(12)の内部に、3本の固定スポーク(23)からなる弾性撓みスパイダが成形されている。固定スポーク(23)の各々は、壁(12)の周りに120度の間隔で取付けポイント(22)に取り付けられている。固定スポーク(23)の各々は、内側に向かって放射状に集まっており、ハブ(24)で交差し、そこから3本の自由スポーク(25)が、隣接する固定スポーク(23)と固定スポーク(23)の間を等間隔で外側に向かって放射状に広がっている。スポーク(23、25)のボール対向表面(26、27)は凹面であり、ボール(3)の曲率半径+ボス(30)の高さと同じ曲率半径を有している。スポーク(23、25)は、ベースフランジ(28)と、ボールの半径に対してほぼ平行であり、したがってボールの接面に対してほぼ直角である両側の面にわずかにテーパが施された、スポークのワイパとしての作用を補助する、ボールと対向する鋭いエッジを有し、かつ、横方向に平らな頂部を有する直立壁(29)とによって形成される横方向の反転T字形断面を有している。短いボス(30)は、縦方向に展開している凹状表面(27)のプラウドを個々の自由スポーク(25)の非取付け端部で立たせている。凹状表面(26、27)は、ボール(3)の外部表面と共に、ボール(3)が回転する際にボール(3)に粘着する液体膜の深さを制御する通路(31)を画定し、ワイパブレードとして作用しているスポーク(23、25)の壁(29)の頂部エッジを導いている。
キャップ(4)は、ディスペンサの反転配向での直立を許容する平らな外部を有する頂部壁(32)を有しており、その下側から、キャップを取り付ける際にボールを押し下げるように寸法づけされた高さの中央環状壁(33)が垂れ下がっている。キャップ(4)は、ハウジングの上に嵌合するように寸法づけされた環状側壁(34)を有しており、その中に、環状側壁(34)のマウスに隣接するねじ山(35)、および凹状接触面(37)を有する複数の軸方向のリブ(36)が成形されている。
キャップ(4)が回転によってハウジング(2)に嵌合すると、ねじ山(21および35)が係合し、キャップ(4)が軸方向をボール(3)に向かって移動する。最初に環状壁(33)とリブ接触表面(37)がボール(3)に接触し、次にボールを内側、つまり下に向かって強制する。したがってボール(3)がシールリング(17)と接触するように強制され、まず最初にそのリップ(61)と接触する。ボールは常に3本の自由スポーク(25)上のボス(30)と接触しているため、これらの自由スポークが下に向かって撓み、とりわけボス(30)およびスパイダの近傍でひずむ。
再び回転によって(今度は、逆方向の回転によって)キャップ(4)が取り外されると、キャップによって加えられた軸方向の力が除去され、弾性スパイダが元の静止位置に復帰し、したがってボールがボス(30)上のシールリングの上方に穏やかに持ち上げられ、化粧流体は、ボール(3)とシールリング(17)の間を、ボールとスパイダスポーク(23、25)の間の半径方向の所定の幅の通路(31)を通って通過することができる。ボール(3)に粘着する膜の深さは、スポーク(25)の凹状表面(27)のボス(30)の高さによって制御され、かつ、画定される。局部的な塗布の場合、ボールが脇の下などの身体に押し付けられると、ボールがハウジング(2)の上部壁セクション(10)から離れて遠ざかる。スポーク(23、25)のベース部分のフランジ(28)には、ボトルが直立配向になると、液体の流れがボトル貯蔵容器へ戻るのを制限する傾向がある。
図6および7は、図1ないし5に示すキャップと同じキャップを使用して覆い、かつ、図1ないし5に示す貯蔵容器と同じ貯蔵容器の上に取り付けるための同じハウジング内に取り付けられるスパイダの2つの代替設計を示したものである。
図6では、スパイダの設計は、ハウジング(3)上の取付けポイント(122)から中間同心リング(143)まで展開している(120°間隔で)3本の取付けスポーク(142)を備えており、中間同心リング(143)から3本の固定スポーク(123)がハブ(124)まで展開している。固定スポークは、中間リングの周りに取付けスポークから60°回転している。固定スポーク(123)の中間リング(143)に隣接する部分の各々に、ピンプル(130)が配置されている。固定スポークおよび取付けスポークは、それぞれ、ボールと対向する、ボールの半径より若干大きい凹状表面を有しており、したがって固定スポークおよび取付けスポークは、ボールと共に、ピンプル(130)の深さによって画定される深さを有する環状ギャップを形成している。
図7では、スパイダの設計は、点対称の4本の自由スポーク(225)を備えており、自由スポーク(225)の各々は、ハウジング(3)のそれらの取付けポイント(222)から、そのポイントにおけるハウジングの半径の約2/3だけ内側に向かって半径方向に展開しており、それらの自由端にピンプル(230)を有している。この設計の自由スポーク(225)も、図1に示す設計の自由スポークのボール対向外形および断面を有しており、したがってこれらの自由スポークは、ボールと共に、ピンプル(230)の深さによって画定される深さを有する環状ギャップを形成している。
スポーク(123、225)は、それぞれ図3および4に示すスポーク(25)と類似した横方向断面および軸方向外形を有している。
上記図1ないし5または6あるいは7に関連して本明細書において説明されているディスペンサは、直径が25mmから35mm、例えば25mm、29mm、32mmまたは35.5mmのロールボールを組み込んだ、40ミリリットルから75ミリリットルの容量、例えば45ミリリットル、50ミリリットルまたは55ミリリットルの容量を有する片手操作化粧品ディスペンサにとりわけ適している。
図8および9に関連して説明したディスペンサは、側壁(106)を有する貯蔵容器(101)を備えており、側壁(106)の上に円筒状ローラ(103)のためのハウジング(102)が取り付けられている。ハウジング(102)の上にキャップ(104)を取り付けることができる。
ハウジング(102)は、ローラ(103)に平行に縦方向に展開している撓み上部壁(111)を有しており、また、円筒状ローラ(103)の両端の近くに2つの直立した端部(110)を有している。これらの上部壁および端部を介してローラを押し込むことができる。撓み壁(111)の下方に、ローラ(103)の両側を平行に縦方向に展開している、半径が付けられた内面を備えた棚(117)が配置されており、各々の端部に隣接して、半円形の棚(118)がローラ(103)の真下に展開している。キャップ(104)が貯蔵容器(106)の上に取り付けられると、これらの棚(117、118)が相俟ってディスペンサを密閉する。
ハウジング(102)は、周辺スナップばめビーズ(114)を有する円形壁(113)と一体成形された横方向のフランジ(112)を有している。スパイダ(124)は、円形壁(113)と一体成形されており、ハウジング(102)に沿って、ローラ(103)の真下に、横方向に対称に配置された3対の取付け支柱(125a、125b)を備えている。これらの支柱は、4つのピンプル(127)を個々に有し、かつ、既に説明したディスペンサのスポークに類似した横方向断面を有する3本のスポーク(126a、126b、126c)を支持している。これらのスポークは、ローラ(103)と接触するべく取付け支柱によってバイアスされており、それによりスポークの上部表面とローラの隣接する表面との間に狭い通路を画定している。過剰の流体は、スポークによって拭い取られる。
貯蔵容器の側壁(106)は、円筒状の壁(113)を収納するための台座として作用し、かつ、協働スナップばめビーズ(115)を内部で支え、ねじ成形物(134)を外部で支えるように作用している、ステップが施された上部セクション(116)を有している。
キャップ(104)は、協働ねじ(132)と共に成形された円筒状側壁(130)、および円形接触壁(133)が内部に垂れ下がっている頂部壁(131)を備えている。キャップ(104)がボトル(106)の上に取り付けられると、接触壁(133)がシリンダ(103)を押し付け、棚(117および118)と流体封止接触するようシリンダ(103)を強制する。
図10に示すディスペンサは、図1に示す構成要素と同じ構成要素を備えているが、球面ボールの代わりに楕円ボールに適合するように変更されている。主な変更は、ハウジングが横方向断面壁(210)内で楕円であり、シールリング(217)がいずれも楕円であり、また、図10には示されていないが、ビーズ(220)およびV字形貯蔵容器(219)は、図から、図2に対応していることは明らかであろう。また、スポーク(223b、223cおよび225b、225c)は、ボールの短径部分のスポーク(223a、225a)のより短い長さおよびより緊密な曲率と比較すると、スポークがボールのオビュレートセクション(ovulate section)(図10には示されていない)上を展開する部分では、より長い長さおよび異なる曲率を有している。また、ハウジングは、協働ねじ山によってキャップ(図示せず)を取り付けることができる、周辺が円形のフランジ(260)を有している。
ボールが所定の位置に位置していないハウジングおよびスパイダの平面図である。 図1に示すハウジングおよびスパイダの線II−−−IIに沿った横断面図である。 図1および2に示すスパイダ内のスポークの線III−−−IIIに沿った、半径方向に外側に向かって見た横断面図である。 ボールおよびハウジングがキャップによって流体封止接触するように強制されている、図1および2に示す、同じく線II−−−IIに沿ったハウジング、スパイダおよびボールを示すディスペンサの横断面図である。 キャップが取り外された、図4に示すディスペンサの横断面図である。 代替スパイダの平面図である。 第2の代替スパイダの平面図である。 円筒状ローラの軸に沿って見た、円筒状ローラのための代替ハウジングおよび代替ハウジングのキャップの拡大中央断面を示す図である。 ローラ軸に対して横方向から見た、図8に示すディスペンサの中央断面を示す図である。 楕円ボールが使用されている点を除き、それ以外は図1ないし5に示すディスペンサと同じディスペンサのためのハウジングおよびスパイダの平面図である。

Claims (32)

  1. ロールオンディスペンサのローラのためのハウジングであって、貯蔵容器に隣接する端部をなす内側の端部と、貯蔵容器から離れた端部をなす外側の端部と、内側の端部から外側の端部まで延伸している内部表面を有する側壁とを有し、側壁が、ローラを保持し、かつ、ローラの一部分がハウジングの外側に突出するのを許容するように寸法づけされており
    複数のスポークを備えるスパイダが、ハウジング内、内側の端部の位置または内側の端部に隣接する位置における側壁の内部表面に横方向に取り付けられており
    前記側壁が、ローラが内側の端部を通って落下するのを防止すると共に、ローラがハウジングの内側の端部に向かって強制されるとローラとの流体封止シールを形成することができる横方向のシールリングを、ローラとスパイダとの中間に備えており、
    前記スパイダが、ローラとの局部接触およびローラからの平行間隔を提供するための手段を有し、局部接触を維持するようにローラに向かって上方に弾性的に付勢されている、前記ハウジング。
  2. ローラがボールであることを特徴とする、請求項1に記載のハウジング。
  3. スパイダが少なくとも3本のスポークを備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載のハウジング。
  4. スパイダが12本以下のスポークを備えていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のハウジング。
  5. スパイダが3本から9本のスポークを備えていることを特徴とする、請求項4に記載のハウジング。
  6. スパイダが、3本、4本、5本または6本のスポークを備えていることを特徴とする、請求項5に記載のハウジング。
  7. スパイダが側壁の内側に、2つ、3つまたは4つのポイントで取り付けられることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のハウジング。
  8. スパイダが、取り付けられていない端部を有する少なくとも1本の自由スポークを備えていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のハウジング。
  9. スパイダが2本から6本の自由スポークを有することを特徴とする、請求項に記載のハウジング。
  10. 自由スポークが、少なくとも1本の固定スポークを介して側壁に取り付けられたハブから放射状に広がっていることを特徴とする、請求項8または9に記載のハウジング。
  11. スパイダが、1本の固定スポーク当たり1本または2本の自由スポークを有することを特徴とする、請求項10に記載のハウジング。
  12. 自由スポークおよび固定スポークが対称に配置されていることを特徴とする、請求項10または11に記載のハウジング。
  13. 自由スポークおよび固定スポークが交互に配置されていることを特徴とする、請求項12に記載のハウジング。
  14. 自由スポークが側壁の内側に取り付けられていることを特徴とする、請求項8に記載のハウジング。
  15. 自由スポークが、ハウジングの内側の半径の40%から95%まで延伸していることを特徴とする、請求項8から14のいずれか一項に記載のハウジング。
  16. 局部接触が、スパイダすなわちスポークにおけるローラに対向する表面の盛上りである小隆起または突起によって提供されることを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載のハウジング。
  17. 小隆起または突起が、その取付けポイントから離れた位置に位置していることを特徴とする、請求項16に記載のハウジング。
  18. 小隆起または突起が、丸い頂部壁を有する半球または円筒であることを特徴とする、請求項16または17に記載のハウジング。
  19. 小隆起または突起が、300μmから2000μmの高さを有することを特徴とする、請求項16から18のいずれか一項に記載のハウジング。
  20. 小隆起または突起が、350μmないし750μmの高さを有することを特徴とする、請求項19に記載のハウジング。
  21. 局部接触を提供する手段が、その取り付けられていない端部に、ローラに向かって湾曲している自由スポークを備えていることを特徴とする、請求項8から15のいずれか一項に記載のハウジング。
  22. スポークが、ローラの半径に沿った凹状頂部を有し、かつ、頂点がハウジングの中心にあるかまたは中心に隣接している三角形の外形を有する、請求項1から21のいずれか一項に記載のハウジング。
  23. スポークが、T字形断面を形成する直立壁およびベースプレートを有することを特徴とする、請求項1から22のいずれか一項に記載のハウジング。
  24. 側壁の内側が、ハウジングの内側の端部と外側の端部の中間に、流体のための第2の貯蔵容器として作用することができる円周方向の溝を備えていることを特徴とする、請求項1から23のいずれか一項に記載のハウジング。
  25. ハウジングが取り付けられているディスペンサから流体が脇の下に塗布されると、スパイダのローラ対向表面とローラの間の間隔が、ローラとそのハウジングの間の間隔より狭くなるようになされた、請求項1から24のいずれか一項に記載のハウジング。
  26. ローラが球面ボールである、請求項1から25のいずれか一項に記載のハウジング。
  27. ハウジング取り付けることができるボトル上の対応するビーズと共にスナップばめ取付けを形成することが可能なように寸法づけされ、かつ、配置された環状ビーズを備えていることを特徴とする、請求項1から26のいずれか一項に記載のハウジング。
  28. ハウジングとハウジング取り付けることができるボトルとの間にシールを形成するように寸法づけされ、かつ、配置された環状シールビーズを備えていることを特徴とする、請求項1から27のいずれか一項に記載のハウジング。
  29. ローラのためのハウジングと、
    ハウジングの外側の端部によって保持される、ローラの一部分がハウジングの外側に突出するのを許容するローラと
    ハウジングの内側の端部に取り付けられた、ローラと流体連絡している内部を有するボトルと、
    ハウジングの上に嵌合すると、ローラとハウジングが接触するように強制することによって流体封止シールを生成するようになされた取外し可能キャップと
    を備えており、
    前記ハウジングが、請求項1から28のいずれか一項に記載のハウジングである、流体ディスペンサ。
  30. キャップが、ディスペンサを逆さにして立てることができるように形成されている、請求項29に記載のディスペンサ。
  31. ローラがボールであり、ボールと対向するスポークが、その直近のボールの曲率半径に対応する曲率半径を有することを特徴とする、請求項30に記載のディスペンサ。
  32. ディスペンサの流体貯蔵容器とローラの間に、ローラに向かって付勢され、かつ、ローラと局部接触して維持されるスパイダを介在させて、請求項1に記載のロールオンディスペンサ内のローラのためのハウジング内に配置された回転可能ローラに粘着する膜を制御するための方法であって、ローラが回転すると、スポークが、過剰流体をローラから拭い取り、ローラ上の液体膜の深さを所定の深さにするワイパブレードとして作用し、前記ローラが、ディスペンサが液体を局部塗布している間、ハウジングの内部表面から、膜の深さよりさらに間隔を隔てている、方法。
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