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JP4801333B2 - 電源配線構造および該電源配線構造を備えた半導体集積回路 - Google Patents

電源配線構造および該電源配線構造を備えた半導体集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、電源配線構造および該電源配線構造を備えた半導体集積回路に関する。
半導体集積回路では、一般的な導線に比べて、クロック配線、信号配線、電源配線等の微細配線を多数有する。このような微細配線に電流が導通すると電子の移動が起こり、移動した電子は配線を構成する原子(例えば、銅原子や、アルミニューム原子等)を移動させて原子空乏(ボイド)が発生する。このようなボイドは配線膜の断面積減少、電流密度の増大、ジュール熱による温度上昇を招き、ボイド成長がますますの加速により最終的には配線の断線に至る。このような現象はエレクトロマイグレーション(以下、EMと略す)と称されている。
以上に示すEMに対して、半導体集積回路では、許容電流密度の基準を設け、許容電流密度内になるような配線やビアを構成する。近年の半導体集積回路では、多層構造が用いられ、さらに、半導体集積回路では、比較的消費電力が小さいAND回路やOR回路などの論理セルや、FF回路やラッチ回路などの順序セル並びに、比較的消費電力が大きいSRAMなどのメモリセルなど多様なセルもしくは、ブロックを配置して構成される。そのため、半導体集積回路内の局所的な消費電流の傾きが存在し、電源からトランジスタまでの電流経路が複雑となる。そのため、配線並びにビアの許容電流密度を計算することが困難となり、また、半導体集積回路内のEMが問題となる箇所を特定するのが困難である。
さらに、半導体集積回路内のブロックにおいて、各ブロックでEM問題を除去しても、そのブロック内の電源配線が、他の高消費電力のブロックへの電源配線の迂回経路であった場合、ブロックでEM問題がなくても、半導体集積回路に反映した時点でEM問題が出ることがある。そのため、ブロック設計においては、EM問題が出ない過剰な電源設計を行なうこととなる。さらに、ブロック設計では、ブロックの消費電流から、ブロックに必要な電源配線面積を決定し、ブロックに占める電源配線の面積が所定の値以上であれば、EM問題がないという設計方法が用いられている。以上のようなブロック設計方法では、過剰な電源面積が付与された構成となり、半導体集積回路の電源面積が増大し、ひいては半導体集積回路の面積が大きくなる。
さらに、近年における半導体集積回路技術では、該半導体集積回路の構成トランジスタのゲート長を短くして当該半導体集積回路の集積度を向上させることが行なわれている。このような集積度向上は半導体集積回路の面積を小さくすることを可能とする一方で、単位面積当たりの動作トランジスタ数が増大して単位面積当たりの消費電流が増える結果、当該トランジスタへの電源配線での電流密度が高くなって電源配線のEM問題が顕著となる。
一方、半導体集積回路の配線においては、多層配線をビアによって電気的に接続して構成するが、特にビアと配線とを比べて同量の電流が流れてもビアの方がEM問題が顕著である。これは流星不良減少のためである。近年の半導体集積回路製造工程において、多数のビアを集中させることにより、ビアを集中させていない領域よりも、ビアが盛り上がる。ここで、単位配線あたりのビア個数の密度をビア密度と呼ぶ。このような高ビア密度に起因する、ビアの盛り上がりにより、ビアよりも1層上の配線形成時に、配線が漏れて他配線と接続してしまうという現象がある。以上のような現象を流星不良現象と呼んでいる。特に電源配線においては信号配線よりも配線幅が広いため、信号配線よりも多数のビアを構成することが可能である。そのため、上記のような流星不良現象を避けるため、電源配線では、ビア密度を減少させて設計することが行われる。しかしながら、ビア密度を減少することにより、ビアの断面積が減少するため、EM問題がさらに顕著となる。
このような電源配線でのビアによるEM問題に対処した従来技術が特許文献1に開示されている。参照。)である。以下、従来技術の電源配線構造について説明する。
図12(a)(b)は従来技術の電源配線構造の一例である。図12(a)において、12010は第1の電源配線、12020は元の第1の電源配線の幅、12030は提案する第1の電源配線の幅、12040は第1の電源配線の方向、12050は第2の電源配線、12060は第2の電源配線の幅、12070は第2の電源配線の方向、12080は従来の第1の電源配線領域、12090はビア、12100は注目する電源配線部である。ここで、図中の破線で描かれた第1の電源配線12010は第2の電源配線12050とビアを通じて、電気的に接続されており、ビア12090は、第1の電源配線12010はと第2の電源配線12050が交差する領域に構成されている。また、提案する第1の電源配線の幅12030は、第2の電源配線の幅12060よりも広く構成されている。
以上のような半導体集積回路の構成を持つことによる、従来技術の効果に関して以下に説明する。半導体集積回路の製造工程において、多層で構成された半導体集積回路では、配線とビアとを構成するために、多数の異なるマスクを使用して製造され、半導体集積回路の製造工程においては、多数のマスクを幾重にも同じ位置に重ねて製造する必要がある。そのため、製造工程における、同じ位置に重ね合わせる操作で、マスクの位置がずれると、上層の配線と下層の配線のショートや、ビアのフローティングの問題等が発生する。そのため、従来技術では、元の第1の電源配線の幅12020よりも幅が広い、提案する第1の電源配線の幅12030で第1の電源配線を構成することにより、ビアの位置が半導体集積回路の製造工程でずれたとしても、半導体集積回路の歩留まり低下を防止できる。
次に、図12(b)は、図12(a)の注目する電源配線部12100の断面図である。ここで、12110は第1の電源配線、12120は第1の電源配線の高さ、12130は第2の電源配線、12140は第2の電源配線の高さ、12150はビア、12160は元の第1の電源配線の幅、12170は提案する電源配線の幅、12180は電流の方向、12190は第2の電源配線の幅である。
ここで、半導体集積回路の配線では、製造の容易性から配線の高さは一定にして構成される。従って、本発明で特に断りがない限り第1の電源配線の高さ12120及び、第2の電源配線の高さ12140は任意の高さで構成されているものとする。また、配線の高さが一定であることから、定常的に見た場合、電源配線の幅が決まれば、電源配線の抵抗並びに電源配線の電流密度は一意に決まる。
またここで、電流の方向12180が第2の電源配線12130から、ビア12150を通じて、第1の電源配線12110に電気的に接続されているものとする。従来技術では、元の第1の電源配線12160の幅を提案する電源配線の幅12170に広げる。このように幅を広げることにより、第1の電源配線12110の抵抗は削減される。そのため、抵抗が削減されることにより多くの電流が流れることとなる。しかしながら、従来技術ではビアの個数を増やしていないため、第1の電源配線12110の抵抗を削減しても、第2の電源配線12140からの第1の電源配線12110への電流は変化しない。従って、以上の構成では、EMが問題となるビア12150に対して対処することができない。
以上のように、従来技術では、半導体集積回路の取れ数を多く取れる構成にすることを目的としてなされたものであり、配線に対するビア個数を増やすのは、製造工程におけるビアのずれを回避するためになされたものである。
次に、図13において、配線のビアの個数を増やす方法に関して、図面を参照しながら説明する。図13(a)において、13010は配線の規則性と歩留まりとの関係、13020は配線の交差部分のビア密度に起因する歩留まり、13030はトータルの歩留まりである。半導体集積回路において、配線を構成する場合、例えば、矩形の配線を等間隔で並べる等の配線の規則性を持たせることにより、半導体集積回路の製造工程において、製造が容易となり、半導体集積回路の取れ数が増えると考えられている。そこで、歩留まりの関係としては、配線の規則性と歩留まりとの関係13010で示すように、配線の規則性が上がれば、歩留まりが上がる。しかしながら、一方で半導体集積回路では、配線の交差部分のビア密度に起因する歩留まり13020も関係すると考えられる。そのような領域では、配線の規則性は保てないが、ビア密度を向上させてEM問題を改善する新たな方法があると考えられる。そこで、歩留まりに対して、配線の規則性と歩留まりとの関係13010と、配線の交差部分のビア密度に起因する歩留まり13020の両方を満足するトータルの歩留まり13030が存在する。
さらに、図13(b)ないし、(c)において、配線のビアの個数に関して説明する。先の従来技術に代表されるように、ビアの個数を増やすと、マスクのずれを防ぐことが可能である。しかしながら、半導体集積回路では、全ての配線のビアの個数を増やすと、信号配線の容量増加や配線面積増加の課題があるため、ビアの個数は、以下の関係式に従うものと考えられている。
図13(b)において、面積・配線容量増加が問題とならない領域に対しては、
ビアの個数 = 製造工程で、問題がでない個数+α ・・・・・(1)
の関係式が成り立つ。
次に、図13(c)において、面積・配線容量増加が問題となる領域に対しては、
ビアの個数 < 製造工程で、問題がでない個数+α ・・・・・(2)
の関係式が成り立つ。
従って、このような中で、従来技術では、上記(1)式の領域を多く持つことにより、半導体集積回路内のビアがずれる可能性が軽減すると考えられている。
さらに、半導体集積回路設計方法では、製造の容易性から、配線形状として矩形状の配線を重ね合わせて所望の半導体集積回路を構成する設計方法が多い。
特開平5−226331(第1図)
半導体集積回路では、配線並びにビアでのEMが問題である。特に、電源配線においては、半導体集積回路内の各トランジスタへの供給を行ない、信号配線に比べて多量の電流が流れるため、EMが問題となる。また、近年の半導体集積回路設計では、流星不良現象の対応のために、ビア密度を減少させることが行われている。また、電流の向きに対する断面積が、配線とビアとでは、ビアの方が小さいため、ビア部でのEM問題が顕著となる。また、近年の半導体集積回路で用いられる多層構造では、トランジスタまでの電流経路が複雑化し、局所的に集中する各配線層並びに各階層のビアの電流密度を計算してEMに対応することが困難であった。
また、図12(a)及び図12(b)記載の従来の半導体集積回路用の電源配線構造では、EMを回避するために、EMが問題となる電源配線の配線幅を広く構成するため、電源配線面積が増大するという課題がある。また、EMが問題となる箇所を検出してから、電源配線幅を広げるため、電源配線と信号配線の修正を行なう必要があり、半導体集積回路の修正工数がかかる。さらに、図12(b)記載の従来の半導体集積回路では、第2の電源配線の幅1219よりも広い提案する電源配線の幅1217に広げるのみであるため、EMが問題となるビアに対して、対処することができない。
さらに、従来の電源配線構造におけるビアの数は、半導体集積回路の製造工程におけるビアのずれに対応したものであり、配線のビア数の決定に際して、式(1)(2)に準じて設計されている。そのため、ビアのEM問題が発生した場合に対して、対処することができず、半導体集積回路の取れ数を減少されている。
本発明による電源配線構造は、互いに異なる配線層である少なくとも2つの電源配線を備え、かつ、前記両電源配線が互いの交差領域でビアを介して電気的に接続されている電源配線構造であって、前記交差領域から前記両電源配線のうちの少なくとも一方の電源配線の配線方向に他方の電源配線が延長されて配線され、前記一方の電源配線が前記延長された配線にビアを介して電気的に接続されていることを特徴とするものである。
本発明の電源配線構造によると、前記両電源配線が交差する領域において、一方の電源配線方向に、他方の電源配線が延長して配線され、当該一方の電源配線が他方の電源配線とその延長配線部分とにより1個以上のビアによって電気的接続が可能となってEM耐性のある電源配線を構成することが可能である。
したがって、半導体集積回路においては、EMが問題となるビアに特定して、上記電源配線構造を適用することにより、EMが問題となる該当箇所が減り、EMの修正工数の短縮化が可能である。また、上記電源配線構造を備えた半導体集積回路においては、両電源配線の交差領域の電源配線とビアの領域のみの修正でEMに対応できる。そのため、従来技術のように、電源配線幅を変更した領域よりも少ない、電源配線領域でEMに対応ができる。従って、半導体集積回路に占めるEM問題を回避するために、設けられた電源面積を削減することが可能となり、半導体集積回路の面積増加を防ぐことが可能となる。さらにまた、本発明の電源配線構造では、従来のビアのずれによる半導体集積回路の取れ数の減少と、ビアのEM問題が発生した場合に対して、半導体集積回路の取れ数に減少とに起因する、半導体集積回路の取れ数の相関関係を見つけた。また、以上のような相関関係で、EMに対して、ビア密度を向上させることにより、半導体集積回路の取れ数を増やすことが可能となる。
本発明の電源配線構造によると、EMが問題となるビアの電流の向きに対して、ビアの断面積を大きくでき、EM耐性のある電源配線構造を提供できるから、この電源配線構造を備えた半導体集積回路においては、半導体集積回路の取れ数を増やすことが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。また、本発明では、特に断りがない限り説明を簡単にするために、半導体集積回路の電源配線構造は、第1の電源配線と第2の電源配線とで構成され、第1の電源配線と第2の電源配線とをビアで電気的に接続された2層構造の半導体集積回路に関して記述する。
図1を参照して本発明の参考例を説明する。
図1において、1010は第1の電源配線、1020は第1の電源配線1010の配線方向、1030は第2の電源配線、1040は第2の電源配線1030の配線方向、1050は第1の電源配線と第2の電源配線との交差領域、1060はビア、1070は第3の電源配線である。
第1の電源配線1010と第2の電源配線1030は互いに異なる配線層で構成されている。
第2の電源配線1030と第3の電源配線1070は互いに同じ配線層で構成されている。
第3の電源配線1070は、第1の電源配線方向1020の両側または片側、参考例では片側に向けて第2の電源配線1030を延長し、この延長配線部分により構成される。
ビア1060は、第1の電源配線1010と第2の電源配線1030とを電気的に接続している。
ビア1060は、第1の電源配線1010と第3の電源配線1070とを電気的に接続している。
以上のような構成を備えた電源配線構造に関してその効果を以下に説明する。
説明を簡単にするために、参考例の電源配線構造が適用された半導体集積回路におけるビアのEMの許容値を、第1の電源配線1010と第2の電源配線1030とを接続するビア数を4個以上と仮定する。
第1の電源配線1010と第2の電源配線1030との交差領域1050に対して、ビア1060が構成されており、第1の電源配線1010と第2の電源配線1070とを接続するビアが2個のみ存在している場合を仮定する。この仮定に従うと、第1の電源配線1010と第2の電源配線1070とを接続するビアの個数は、EMの許容値(ビア数4個以上)を超えている。
そこで、第1の電源配線方向1020の両側あるいは片側(参考例では片側)に、第2の電源配線1030を延長する。第2の電源配線1030の延長配線部分は、第3の電源配線1070を構成する。
以上の構成を有する電源配線構造によると、第1の電源配線1010と第3の電源配線1070とを接続するビアを2個追加することが可能となる。そのため、第1の電源配線1010と第2の電源配線とを接続するビア数は合計4個となり、EM問題を回避できる電源配線構造を備えた半導体集積回路を得ることができる。
EMが問題とならないビア個数は、以下の式により算出可能である。EMの許容電流密度をImaxとし、ビアの最大許容値をIviaとし、設計余裕度をαとした場合、ビアの個数は以下の式に従う。
ビア個数 ≧ Imax/Ivia +α ・・・・・(3)
半導体集積回路においては、ビア個数を(3)式に従って、電源配線を構成することにより、EM耐性のある半導体集積回路を提供することができる。
本発明者らは、EM問題を解決するために、配線の規則性を一部無くしたとしても、半導体集積回路全体の取れ数に影響を与えない領域があることを発見した。
図2を参照して、図1の電源配線構造により半導体集積回路を設計する方法の説明を行う。
図2(a)は、半導体集積回路において、EMが問題となる配線及びビアの一例を示す。
図2(a)において、2010は第1の電源配線、2020は第1の電源配線2010の配線方向、2030は第2の電源配線、2040は第2の電源配線2030の配線方向、2050は第1の電源配線と第2の電源配線との交差領域、2061は4個のビアからなるビア群、2070は2個のビアからなるビア群である。
説明を簡単にするために、半導体集積回路におけるEMの許容値を、第1の電源配線2010と第2の電源配線2030とを接続するビア数4個と仮定する。
以上の場合、ビア群2061では、ビア個数が4個であるためEMは問題とならない。ビア群2070では、ビア個数が2個であるためEMが問題となる。
図2(b)は、図2(a)でEMが問題となる電源配線に対してEMが問題とならないようにした電源配線構造を示す。
図2(b)において、2080は第1の電源配線、2090は第1の電源配線2080の配線方向、2100は第2の電源配線、2110は第2の電源配線2100の配線方向、2120は第1の電源配線と第2の電源配線との交差領域、2130はビア群、2140は第3の電源配線、2150は第1の電源配線と第2の電源配線とを接続するビア群である。
図2(b)において、第1の電源配線2120と第2の電源配線2100とを接続する2個のビアと第1の電源配線2120と第3の電源配線2140とを接続する2個のビアとの合計4個のビアが示されている。
図2(c)は、図2(a)の電源配線構造に対して図2(b)の電源配線構造とする、半導体集積回路の設計方法の説明に用いる図である。この電源配線構造は、互いに異なる配線層である第1、第2の電源配線を備え、かつ、前記両電源配線が互いの交差領域でビアにより電気的に接続されている電源配線構造である。そして、工程2160は、半導体集積回路における電源配線構造のEMを検出する第1の工程であり、前記交差領域でのビア数が4個未満か否かによりEMを検出する。工程2170は、第1の工程2160で検出されたEM問題がある電源配線の箇所に対して、ビア数を増やすために、第1の電源配線の配線方向に対して、第2の電源配線を延長させて第3の電源配線を配線する第2の工程である。工程2180は、第3の電源配線と第1の電源配線とをビアで電気的に接続する第3の工程である。この第3の工程では、第1の工程でのビア数が例えば2個であれば、第1の電源配線と第3の電源配線とを2個以上のビアで接続する。これによって、EM問題が無い電源配線構造を得ることができ、これを備えた半導体集積回路は、EM耐性に優れたものとなる。
図3を参照して他の参考例を説明する。
図3において、3010は第1の電源配線、3020は第1の電源配線3010の配線方向、3030は第2の電源配線、3040は第2の電源配線3030の配線方向、3050は第1の電源配線と第2の電源配線との交差領域、3060はビア、3070は第4の電源配線である。
第1の電源配線3010と第2の電源配線3030とは互いに異なる配線層で構成されている。
第1の電源配線3010と第4の電源配線3070とは互いに同じ配線層で構成されている。
第4の電源配線3070は、第2の電源配線3030の配線方向3040の両側あるいは片側(参考例では片側)に向けて第1の電源配線3010を延長し、この延長配線部分により構成される。
第1の電源配線3010と第4の電源配線3070とは同一配線層であり、両電源配線3010,3070による電源配線形状は、Lの字型に構成される。第4の電源配線3070が、第2の電源配線3030の配線方向3040の両側に向けて第1の電源配線3010を延長し、この両側の延長配線部分により構成される場合は、Tの字型となる。
第1の電源配線3010は、第2の電源配線3030と第4の電源配線3070とによりビア3060の個数は4個で電気的に接続され、EMの問題は無い。
図4を参照して他の実施の形態を説明する。
図4において、4010は第1の電源配線、4020は第1の電源配線4010の配線方向、4030は第2の電源配線、4040は第2の電源配線4030の配線方向、4050は第1の電源配線と第2の電源配線との交差領域、4060はビア、4070は第3の電源配線、4080は第4の電源配線である。
第1の電源配線4010と第2の電源配線4030とは互いに異なる配線層で構成されている。
第1の電源配線4010と第4の電源配線4080とは互いに同じ配線層で構成されている。
第2の電源配線4030と第3の電源配線4070とは互いに同じ配線層で構成されている。
第3の電源配線4070は、第1の電源配線方向4020の両側に対して、第2の電源配線4030を延長させて配線して構成される。
第4の電源配線4080は、第2の電源配線方向4040の両側に対して、第1の電源配線3010を延長させて配線して構成される。
第1の電源配線4010と第2の電源配線4030とは、第3の電源配線4070と第4の電源配線4080とにより、EMが問題とならない個数のビア4060で電気的に接続されている。
図5を参照して、図4の電源配線構造を備えた半導体集積回路の設計方法を説明する。
工程5010は半導体集積回路のEMを検出する第1の工程である。第1の工程5010は、電源配線構造は、互いに異なる配線層である第1、第2の電源配線を備え、かつ、前記両電源配線が互いの交差領域でビアにより電気的に接続されている電源配線構造である場合において、その交差領域においてビア数を検出してEMを検出するものであり、交差領域でのビア数が4個未満であればEMあり、4個以上であればEM無しと検出する。
工程5020は、第1の工程5010でEM有りの場合、第1の電源配線4010の配線方向4020に向けて第2の電源配線4030を延長させて第3の電源配線4070を配線する第2の工程である。
工程5030は、第3の電源配線4070と第1の電源配線4010とをビア4060で電気的に接続する第3の工程である。
工程5040は第2の電源配線4030の配線方向4040に向けて第1の電源配線4010を延長させて第4の電源配線4080を配線する第4の工程である。
工程5050は第4の電源配線4080と第2の電源配線4030とをビア4060で電気的に接続する第5の工程である。
以上の各工程により、EM問題が無い電源配線構造を得ることができ、これを備えた半導体集積回路においては、EM問題は無い。
図6を参照して他の実施の形態を説明する。
図6において、6010は第1の電源配線、6020は第1の電源配線6010の配線方向、6030は第2の電源配線、6040は第5の電源配線、6050は第2の電源配線6030と第5の電源配線6040の配線方向、6060は第1の電源配線と第2の電源配線との交差領域、6070は第1の電源配線と第5の電源配線との交差領域、6080はビア、6090は第3の電源配線、6100は第6の電源配線、6110は第2の電源配線に流れる電流I、6120は第2の電源配線に流れる分岐された電流I1、6130は第3の電源配線に流れる電流I2、6140は第6の電源配線に流れる電流I3である。
第1の電源配線6010と第2の電源配線6030とは互いに異なる配線層で構成されている。
第2の電源配線6030と第5の電源配線6040とは互いに同じ配線層で構成されている。
第2の電源配線6030と第5の電源配線6040とは平行に配置されている。
第3の電源配線6090は、第1の電源配線方向6020の少なくとも片側に第2の電源配線6030を延長して配線されている。
第6の電源配線6100は、第1の電源配線方向6020の少なくとも片側に第5の電源配線6040を延長して配線されている。
第3の電源配線6090と第6の電源配線6100とは互いに電気的に接続されている。
これら配線はビア6080で接続されている。
以上の電源配線構造において、第2の電源配線6030を流れる電流6110の電流値をI、第2の電源配線6030に流れる分岐電流6120の電流値をI1、第3の電源配線6090に流れる電流6130の電流値をI2とすると、次式(4)が成立する。
I = I1 + I2 ・・・・・(4)
これに対して、第3の電源配線6090と第6の電源配線6100とを電気的に接続した場合に、第2の電源配線6030を流れる電流6110は、第6の電源配線6100を流れる電流6140の電流値をI3とすると、以下の式で表される。
I = I1 + I2 + I3 ・・・・・(5)
従って、第3の電源配線6090に流れる電流 I2は、(5)式より、第6の電源配線6100に流れる電流値I3だけ減少する。つまり、第3の電源配線6090と第6の電源配線6100とを接続することにより、第3の電源配線6090に流れる電流 I2が減少することにより、第3の電源配線6090の電流密度が減少し、EM耐性のある半導体集積回路を構成できる。
なお、第5の電源配線6040がEM問題となる場合においても、第3の電源配線6090と第6の電源配線6100とを電気的に接続を行うことにより、同様の効果が得られる。
図7を参照して、図6の電源配線構造により半導体集積回路を設計する方法を説明する。
図7において、工程7010は半導体集積回路のEMを検出する第1の工程である。第1の工程7010は、上記した第1の工程と同様である。
工程7020は第2の電源配線に対して、第1の電源配線方向に対して、第2の電源配線を延長させて第3の電源配線を配線する第2の工程であり、工程7030は第3の電源配線と第1の電源配線とをビアで電気的に接続する第3の工程である。
工程7040は第5の電源配線に対して、第1の電源配線方向に対して、第5の電源配線を延長させて第6の電源配線を配線する第4の工程であり、工程7050は第3の電源配線と第1の電源配線とをビアで電気的に接続する第5の工程である。
工程7060は第3の電源配線と第6の電源配線とを電気的に接続する第6の工程である。
図8を参照して他の実施の形態を説明する。
図8において、8010は最小配線間隔、8020は第2の電源配線、8021は第1の電源配線8010の配線方向、8030は第3の電源配線、8040は角度、8050は直角三角形の底辺である。
図8(a)において、第2の電源配線8020と第3の電源配線8030とは、同一の配線層で構成されている。第1の電源配線8052の配線方向8021に向けて第2の電源配線8020を延長して配線した第3の電源配線8030が構成されている。第2の電源配線8020と第3の電源配線8030それぞれの配線方向が交差する角度は、鋭角な角度8040となっている。
図8(b)において、8051は直角三角形の斜辺、8052は第1の電源配線、8060は第1のビア、8070は第2のビア、8080は第2の電源配線8020の電流経路、8081は第1の電流経路、8082は第2の電流経路、8083は第3の電流経路、8090は電流集中部分である。
第2の電源配線8020と第3の電源配線8030とは同じ配線層である。
第2の電源配線8020と第3の電源配線8030とは、第1のビア8060、第2のビア8070および第1の電源配線8052に対して電気的に接続されている。
図8(c)において、8100は第7の電源配線(ハッチング部分)である。
通常、配線を構成する場合、配線間のショートを避けるために、配線間隔は、最小配線間隔8010以上の間隔で、配線される。
第1の電流経路8081の電流をI1とし、第2の電流経路8082の電流をI2とし、第3の電流経路8083の電流をI3とした場合、第2の電源配線8020の電流経路8080の電流Iは、以下の式で表される。
I = I1 + I2 + I3・・・・・ (6)
ここで、第2のビア8070と第2の電源配線8020の電流経路8080が分岐する点8080aとの間に関して、第2の電流経路8082の距離と第3の電流経路8083の距離とを比較すると、第2の電流経路8082の方が直線距離であるため第3の電流経路8083の距離よりも短くなる。従って、第2の電流経路8082の電流I2の方が、第3の電流経路8083の電流I3よりも大きくなる。同様に、第1のビア 8060と第2の電源配線8020の電流経路8080が分岐する点8080aとの間に関して、第1の電流経路8081の距離と第3の電流経路8083の距離とを比較すると、第1の電流経路8081の距離の方が直線距離であるため3の電流経路8083の距離よりも短くなる。従って、第1の電流経路8081の電流I1の方が、第3の電流経路8083の電流I3よりも大きくなる。従って、(6)式より、第2の電流経路8082の電流I2及び第3の電流経路8083の電流I3は、第1の電流経路8081の電流I1よりも大きくなる。従って、第2の電源配線8020と第3の電源配線8030が、鋭角8040で接続される場合、電流I2と電流I3が重なる領域に電流集中部分8090が構成される。
以上の観点から、図8(c)に示すように、第2の電源配線8020を底辺とし、第3の電源配線8030を斜辺として構成される直角三角形状の領域のうち、最小配線間隔8010を下回る領域を埋めるように構成された第7の電源配線8100を構成する。
以上の電源配線構造においては、第2の電源配線8020を底辺とし、第3の電源配線8030を斜辺として構成される直角三角形状の領域のうち、最小配線間隔8010を下回る領域を埋めるように構成された第7の電源配線8100を配線するため、配線形成に必要な最小配線間隔8010を確保することが可能となり、製造工程において、配線を形成することが可能となる。
さらに、第7の電源配線8100を、第2の電源配線8020を底辺とし、第3の電源配線8030を斜辺として構成される直角三角形状の領域のうち、最小配線間隔8010を下回る領域を埋めるように配線するため、電流が集中する部分8090の、第1の電流経路8081及び、第2の電流経路8082に対して、電源配線面積が第7の電源配線8100で構成される領域分増大し、電流の集中を避けることができる。つまり、電流密度を削減することができるため、EM耐性のある半導体集積回路を構成できる。
図9を参照して図8で示す電源配線構造による半導体集積回路を設計する方法を説明する。
図9において、工程9010は半導体集積回路のEMを検出する第1の工程、工程9020は第2の電源配線8020に対して、第1の電源配線8052方向に対して、第2の電源配線8020を延長させて第3の電源配線8030を配線する第2の工程、工程9030は第3の電源配線8030と第1の電源配線8052とをビア8060,8070で電気的に接続する第3の工程、工程9040は第1の電源配線8052に対して、第2の電源配線8020方向に対して、第1の電源配線8052を延長させて第4の電源配線8030´を配線する第4の工程、工程9050は第4の電源配線8030´と第2の電源配線8020とをビア8060´,8070´で電気的に接続する第5の工程、工程9060は直角三角形の高さが最小配線間隔8010を下回る領域を埋めるように第7の電源配線8100を配線する第7の工程である。
以上の半導体集積回路設計方法においては、EM耐性のある半導体集積回路を構成できる。
図10を参照して他の参考例を説明する。
図10において、10020は第2の電源配線、10030は第3の電源配線、10010は第2の電源配線10020と第3の電源配線10030との配線間隔を示す線である。第2の電源配線10020と第3の電源配線10030と配線間隔10010を示す線とで囲まれる領域は直角三角形の形状をなしており、この配線間隔を示す線10010は、この直角三角形の高さに対応する。
10040は上記直角三角形の内角であり、第2の電源配線10020と第3の電源配線10030それぞれの配線方向の交差角度である。10050は第2の電源配線10020により形成される直角三角形の底辺、10051は第3の電源配線10030により形成される直角三角形の斜辺、10060は直角三角形状の領域である。10070は第2の電源配線10020側を底辺としかつ配線間隔10010を高さとする矩形形状をなす第8の電源配線である。
図11を参照して図10の第8の電源配線10060を形成する工程を説明すると、工程11010は半導体集積回路のEMを検出する第1の工程、工程11020は第2の電源配線10020に対して、第1の電源配線方向に対して、第2の電源配線10020を延長させて第3の電源配線10030を配線する第2の工程、工程11030は第3の電源配線10030と第1の電源配線とをビアで電気的に接続する第3の工程、工程11040は第1の電源配線に対して、第2の電源配線10020方向に対して、第1の電源配線を延長させて第4の電源配線を配線する第4の工程、工程11050は第4の電源配線と第2の電源配線10020とをビアで電気的に接続する第5の工程、工程11060は直角三角形状の領域10060の高さ及び、底辺を矩形の2辺として構成された矩形状の第8の電源配線10070を配線する第8の工程である。
以上に示す半導体集積回路設計方法においては、EM耐性のある半導体集積回路を設計することができる。
本発明の参考例における半導体集積回路の構成図 本発明の他の参考例における半導体集積回路設計方法の構成図 本発明のさらに他の参考例における半導体集積回路の構成図 本発明のさらに他の実施の形態における半導体集積回路設計方法の構成図 本発明のさらに他の実施の形態における半導体集積回路の構成図 本発明のさらに他の実施の形態における半導体集積回路の構成図 本発明のさらに他の実施の形態における半導体集積回路設計方法の構成図 本発明のさらに他の実施の形態における半導体集積回路の構成図 本発明のさらに他の実施の形態における半導体集積回路設計方法の構成図 本発明のさらに他の参考例における半導体集積回路の構成図 本発明のさらに他の参考例における半導体集積回路設計方法の構成図 従来の半導体集積回路の構成図 従来の半導体集積回路のビアに関する考察図
符号の説明
1010 第1の電源配線
1020 第1の電源配線方向
1030 第2の電源配線
1040 第2の電源配線方向
1050 第1の電源配線と第2の電源配線との交差領域
1060 ビア
1070 第3の電源配線

Claims (4)

  1. 互いに異なる配線層である第1、第2の電源配線を備え、かつ、前記両電源配線が互いの交差領域でビアにより電気的に接続されている電源配線構造であって、
    前記交差領域から前記第1の電源配線の配線方向に前記第2の電源配線が延長されて第3の電源配線が構成され、かつ、前記第1および第3の電源配線がビアにより電気的に接続され、
    前記交差領域から前記第2の電源配線の配線方向に前記第1の電源配線が延長されて第4の電源配線が構成され、かつ、前記第2および第4の電源配線がビアにより電気的に接続されている、ことを特徴とする電源配線構造。
  2. 互いに異なる配線層である第1、第2の電源配線を備え、前記第1、第2の電源配線が互いの第1の交差領域でビアにより電気的に接続され、かつ、前記第2の電源配線と平行に配置されかつ該第2の電源配線と同じ配線層である第5の電源配線を備え、前記第1、第5の電源配線が互いの第2の交差領域でビアにより電気的に接続された電源配線構造であって、
    前記第1の交差領域から前記第1の電源配線の配線方向に前記第2の電源配線が延長されて第3の電源配線が構成され、
    前記第2の交差領域から前記第1の電源配線の配線方向に前記第5の電源配線が延長されて第6の電源配線が構成され、
    前記第3の電源配線と前記第6の電源配線とが直接に接続されており、
    前記第3の電源配線と前記第1の電源配線とがビアにより互いに電気的に接続されており、前記第6の電源配線と前記第1の電源配線とがビアにより互いに電気的に接続されていることを特徴とする電源配線構造。
  3. 互いに異なる配線層である第1、第2の電源配線を備え、かつ、前記両電源配線が鋭角に交差して配置されている電源配線構造であって、
    前記交差領域から前記第1の電源配線の配線方向に前記第2の電源配線が延長されて第3の電源配線が構成され、
    前記第2の電源配線を底辺とし、前記第3の電源配線を斜辺として構成される直角三角形状の領域のうち、前記直角三角形の高さが最小配線間隔を下回る領域を埋めるように構成された第7の電源配線を備えたことを特徴とする電源配線構造。
  4. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の電源配線構造を備えた半導体集積回路。
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