[go: up one dir, main page]

JP4799673B1 - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4799673B1
JP4799673B1 JP2010117602A JP2010117602A JP4799673B1 JP 4799673 B1 JP4799673 B1 JP 4799673B1 JP 2010117602 A JP2010117602 A JP 2010117602A JP 2010117602 A JP2010117602 A JP 2010117602A JP 4799673 B1 JP4799673 B1 JP 4799673B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
resin
opening
electronic device
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010117602A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011249360A (ja
Inventor
利和 城石
貴之 有坂
康之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010117602A priority Critical patent/JP4799673B1/ja
Priority to US12/972,250 priority patent/US8520372B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4799673B1 publication Critical patent/JP4799673B1/ja
Publication of JP2011249360A publication Critical patent/JP2011249360A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/1633Constructional details or arrangements of portable computers not specific to the type of enclosures covered by groups G06F1/1615 - G06F1/1626
    • G06F1/1656Details related to functional adaptations of the enclosure, e.g. to provide protection against EMI, shock, water, or to host detachable peripherals like a mouse or removable expansions units like PCMCIA cards, or to provide access to internal components for maintenance or to removable storage supports like CDs or DVDs, or to mechanically mount accessories
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

【課題】筐体を小型化した電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】実施形態によれば、電子機器は、ねじ孔が設けられた第1のケースと、前記第1のケースとは分離した第2のケースと、前記ねじ孔に通されて前記第2のケースを前記第1のケースに固定したねじと、を具備する。前記第1のケースは、開口部が設けられた金属部と、前記開口部を覆うように前記金属部と一体に成形された樹脂部と、前記金属部から延びて前記樹脂部に対して厚み方向において重なった突出部と、前記突出部と前記樹脂部との間の位置に設けられたシート状の閉塞部材と、を有する。前記突出部には、前記樹脂部に対向した面に設けられた開口およびこの開口から延びて前記突出部を厚み方向に貫通した前記ねじ孔が設けられており、前記閉塞部材は、前記開口を塞いだ。
【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、金属部と樹脂部とを一体成形した筐体を有した電子機器に関する。
ノートパソコン、携帯電話機、携帯音楽プレーヤ等の電子機器において、軽量化、美観性、絶縁性の観点から、筐体の材質として樹脂が使用される。また、樹脂単体のものよりも強度を向上するため、金属と樹脂とを一体成形して筐体を形成することもしばしば行なわれる。
特開平5−124060号公報
一方、市場で求められる電子機器は、より小型で、薄く、軽量な電子機器である。このため、この種の電子機器には、小型化に対する要請が常に存在しており、筐体のより一層の小型化を実現できる技術に対して、一定のニーズが存在する。
本発明は、筐体を小型化した電子機器を提供することを目的とする。
実施形態の電子機器は、ねじ孔が設けられた第1のケースと、前記第1のケースとは分離した第2のケースと、前記ねじ孔に通されて前記第2のケースを前記第1のケースに固定したねじと、を具備する。前記第1のケースは、開口部が設けられた金属部と、前記開口部を覆うように前記金属部と一体に成形された樹脂部と、前記金属部から延びて前記樹脂部に対して厚み方向において重なった突出部と、前記突出部と前記樹脂部との間の位置に設けられたシート状の閉塞部材と、を有する。前記突出部には、前記樹脂部に対向した面に設けられた開口およびこの開口から延びて前記突出部を厚み方向に貫通した前記ねじ孔が設けられており、前記閉塞部材は、前記開口を塞いだ。
第1の実施形態の電子機器の一例であるポータブルコンピュータを示した斜視図。 図1に示すポータブルコンピュータのカバーを内側から示した斜視図。 図2に示すカバーの第1の突出部周りを拡大して示した斜視図。 図3に示す第1の突出部を樹脂部に対向する面とは反対側の面から見た斜視図。 図3に示すカバーおよびマスクのF5−F5線に沿った断面図。 図2に示す第2の突出部を樹脂部に対向する面とは反対側の面から見た斜視図。 第2の実施形態の電子機器の一例であるポータブルコンピュータのカバーの第1の突出部周りを拡大して示した斜視図。 第3の実施形態の電子機器の一例であるポータブルコンピュータのカバーおよびマスクの厚み方向に沿った断面図。 図8に示すポータブルコンピュータのカバーの製造工程の一部を示した断面図。
以下に、図1から図6を参照して、電子機器の第1の実施形態について説明する。本明細書において、手前側(即ちユーザ側)を前方向F、ユーザから見て奥側を後方向R、ユーザから見て左側を左方向、ユーザから見て右側を右方向、ユーザから見て上方を上方向、ユーザから見て下方を下方向と定義する。
図1に示すように、電子機器の一例であるポータブルコンピュータ11は、本体ユニット12と、表示ユニット13と、を備えている。本体ユニット12は、ヒンジ部14を有し、ヒンジ部14は、表示ユニット13を回転可能に支持している。
図1、図2に示すように、本体ユニット12は、例えば、マグネシウム合金等の金属によって箱状に形成された本体キャビネット15と、本体キャビネット15の上面に取り付けられたキーボード16と、本体キャビネット15の上面に設けられたタッチパッド17と、本体キャビネット15の内部に収容されたプリント回路板18と、を備えている。プリント回路板18は、CPUや、RAM、ROMなどの回路部品を有しており、ポータブルコンピュータ11全体を統括的に制御する。本体キャビネット15は、その上側の半分を構成するとともにキーボード16が固定された上ケース15Aと、下側の半分を構成している下ケース15Bと、を有している。
表示ユニット13は、ディスプレイ21と、ディスプレイ21の周囲を取り囲む合成樹脂製のディスプレイキャビネット22と、ディスプレイキャビネット22のマスク23に取り付けられた複数のクッション部材24と、を有している。ディスプレイ21は、本実施形態では、例えば、液晶ディスプレイパネルで構成されているが、他の種類のディスプレイパネルであってもよい。
図1、図5に示すように、クッション部材24は、弾性を有した例えばゴム等で構成されている。クッション部材24は、後述するねじ25の頭部25Aに対応する位置で第2のケースであるマスク23に固定されている。クッション部材24は、表示ユニット13が本体ユニット12に被さった位置、すなわち、ディスプレイキャビネット22の第2のケースであるマスク23が本体ユニット12に対向する位置に回転した際に、本体ユニット12に突き当たるようになっている。なお、本実施形態において、筐体26は、本体キャビネット15と、ディスプレイキャビネット22と、で構成される。
図5に示すように、ディスプレイキャビネット22は、ディスプレイ21の背面を覆った第1のケースであるカバー31と、ディスプレイ21の前面を覆った第2のケースであるマスク23と、マスク23をカバー31に固定するためのねじ25と、を有している。マスク23は、カバー31とは分離して設けられており、例えば、合成樹脂材料によって平たい枠状に形成されている。図5に示すように、マスク23は、後述するカバー31のボス46およびねじ25が通される貫通孔23Aを有している。
図2に示すように、カバー31は、金属製のベースの一部に合成樹脂を一体に成形したものであり、全体として平板状に形成される。すなわち、図2、図5に示すように、カバー31は、開口部32Aが設けられた金属部32と、この開口部32Aを覆うように金属部32と一体に設けられた樹脂部33と、金属部32から樹脂部33に向けて延びた第1の突出部34および第2の突出部35と、第1の突出部34に接着されたシート状の閉塞部材36と、を有している。金属部32は、例えば、マグネシウム合金などで形成されているが、他の金属材料でもよい。
樹脂部33は、いわゆるアンテナカバーであり、この内側に複数のアンテナが配置される。樹脂部33は、金属部32をインサートとして用いたいわゆるインサート成形によって金属部32と一体に成形されている。樹脂部33は、合成樹脂材料によって形成されている。図2、図3、および図6に示すように、樹脂部33は、本体部分41と、本体部分41から突出した複数の第1の保持部42と、本体部分41から突出した複数の第2の保持部43と、を有している。各第1の保持部42は、第1の突出部34の第1の先端部34Aまたは第2の突出部35の第2の先端部35Aを取り囲むように本体部分41から突出している。各第1の保持部42は、本体部分41とともに袋形状をなしている。
各第2の保持部43は、第2の突出部35の第2の先端部35Aとは反対側の第2の基部35B付近の周囲を取り囲むように本体部分41から突出している。各第2の保持部43は、本体部分41とともに筒形状をなしている。
図3に示すように、第1の突出部34は、金属部32と一体に形成され、樹脂部33に向けて突出する小片状をなしている。図5に示すように、第1の突出部34は、樹脂部33に対して樹脂部33の厚み方向Tにおいて重なっている。図3、図5に示すように、第1の突出部34は、樹脂部に対向した面(樹脂部に向かった面)44とは反対側の面45にボス46を有している。図4、図5に示すように、この第1の突出部34には、樹脂部に対向した面44に設けられた開口47と、この開口47から延びて第1の突出部34のボス46を厚み方向Tに貫通したねじ孔48とが設けられている。第1の突出部34の樹脂部に対向した面44には、閉塞部材36を配置するための例えば、深さ0.1mm程度の凹部51が設けられている。この凹部51内に、閉塞部材36が嵌り込んでいる。
図6に示すように、第2の突出部35は、金属部32と一体になっており、樹脂部33に向けて突出する小片状をなしている。第2の突出部35は、樹脂部33に対して樹脂部33の厚み方向Tにおいて重なっている。第2の突出部35には、ボス46およびねじ孔48が設けられていない。図2に示すように、第1の突出部34と第2の突出部35とは、ポータブルコンピュータ11の前後方向と直交したカバー31の幅方向Wにおいて、互いに一定の間隔をおいて、交互に配置されている。
図5に示すように、閉塞部材36は、第1の突出部34と樹脂部33との間でこれらに挟まれた位置に設けられている。閉塞部材36は、第1の突出部34と樹脂部33との間に介在された介在部材の一例である。閉塞部材36は、例えば、厚さ0.1mm程度の耐熱テープで構成されている。より具体的には、閉塞部材36は、カプトン(登録商標)テープであり、耐熱性のあるポリイミドフィルムの一方の面にシリコーン系の接着剤を塗布したものである。閉塞部材36は、第1の突出部34の開口47を塞いでいる。
本実施形態のポータブルコンピュータ11のカバー31を製造するには、予め、ダイカストによって金属部32、第1の突出部34、および第2の突出部35を一体に形成する。次に、図5に示すように、第1の突出部34のボス46に対して厚み方向Tに貫通した下穴を形成し、図示しないタップを用いて下穴に沿ってねじ孔48(雌ねじ)を形成する。その際、ねじ孔48が第1の突出部34を厚み方向Tに貫通しているため、ねじ孔48の内面全部にねじ山を形成することができる。続いて、第1の突出部34の樹脂部に対向した面44に閉塞部材36である耐熱テープを接着して、この面にある開口47を塞ぐ。そして、この金属部32、第1の突出部34、第2の突出部35および閉塞部材36が一体となったものをインサートとして射出成形用の金型の内部に配置する。この状態で射出成形を行なって金属部32と一体になった樹脂部33を成形する。その際、開口47が閉塞部材36によって塞がれているため、合成樹脂がねじ孔48の内部に侵入する事態を生ずることがない。また、閉塞部材36は、樹脂部33によって隠れるため、この閉塞部材36を設けたとしても、ポータブルコンピュータ11の美観を損なうこともない。
第1の実施形態によれば、ポータブルコンピュータ11は、ねじ孔48が設けられた第1のケースと、第1のケースとは分離した第2のケースと、ねじ孔48に通されて第2のケースを第1のケースに固定したねじ25と、を具備し、第1のケースは、開口部32Aが設けられた金属部32と、開口部32Aを覆うように金属部32と一体に成形された樹脂部33と、金属部32から延びて樹脂部33に対して厚み方向において重なった突出部と、突出部と樹脂部33との間の位置に設けられた閉塞部材36と、を有し、突出部には、樹脂部に対向した面44に設けられた開口47およびこの開口47から延びて突出部を厚み方向Tに貫通したねじ孔48が設けられており、閉塞部材36は、開口47を塞いでいる。
一般に、タップを用いて有底のねじ孔(雌ねじ)を形成する場合には、下穴の底から例えば0.6mm程度の範囲には、タップの構造上雌ねじを形成することができない。このことは、タップの先端付近において雌ねじを切ることができないことに起因している。また、ねじ孔を有底のものにする場合に、底部の厚さは、下穴の公差等を考慮して例えば少なくとも0.6mm程度以上の厚さを確保する必要がある。このため、一般的な有底のねじ孔の場合、両者を加算して、例えば少なくとも1.2mm程度以上の寸法のロスを生じていた。
上記の構成によれば、ねじ孔48が突出部を貫通して設けられているため、ねじ孔48内で実際に雌ねじが形成された長さである有効ねじ長さをねじ孔48の全長と同一にすることができる。これによって、ねじ孔48の全長を短くすることができ、第1のケースの厚み寸法を小さくすることができる。また、ねじ孔48の底部を設ける必要がないため、底部の分だけさらに第1のケースの厚み寸法を低減できる。これらによって、ポータブルコンピュータ11をより一層の薄型にすることができる。
さらに、閉塞部材36によって開口47が塞がれているため、樹脂部33を一体成形する際に、樹脂がねじ孔48内部に侵入してねじ孔48を塞いでしまう事態を防止できる。また、閉塞部材36は、シート状であるから、閉塞部材36を設けたことで第1のケースの厚み寸法が増大してしまうことがない。特に、閉塞部材36として例えば0.1mm程度の厚さのシートを利用すれば、例えば少なくとも1.1mm程度の寸法分だけ第1のケースを薄くすることができる。これによって、その寸法分だけポータブルコンピュータ11を薄型化できる。
この場合、金属部32には、閉塞部材36が嵌り込んだ凹部51が設けられている。この構成によれば、閉塞部材36を設けた分だけ樹脂部33の厚さが薄くなってしまうことを防止できる。これによって、射出成形時の樹脂の流動性を良くして、樹脂部33に不良品を生ずる頻度を少なくできる。これによって、第1のケースの歩留りを向上することができる。
また、樹脂部33は、突出部の先端部を取り囲んで保持する第1の保持部42を有している。この構成によれば、樹脂部33周りの強度を向上することができる。これによって、第1のケースの薄型化を推し進めたとしても、樹脂部33周りにおいて強度が低下してしまうことを防止できる。
この場合、ポータブルコンピュータ11は、第1のケースおよび第2のケースから分離して設けられるとともに、第1のケースおよび第2のケースを回転可能に支持する本体ユニット12と、ねじ25の頭部25Aに対応する位置で第2のケースに固定されるとともに、第2のケースが本体ユニット12に対向する位置に回転した際に本体ユニット12に突き当たるクッション部材24と、を具備する。この構成によれば、ねじ25の頭部25Aに対応してクッション部材24が設けられるため、クッション部材24によって第2のケースが本体ユニット12に対して勢い良くぶつかることを防止できる。また、クッション部材24によってねじ25の頭部25Aを隠すことができ、ポータブルコンピュータ11の体裁を良好に維持することができる。このため、ポータブルコンピュータ11は、このクッション部材24の構造を持つことがさらに望ましい。
続いて図7を参照して、電子機器の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態の電子機器の一例であるポータブルコンピュータ11は、第1の突出部34に対応して第1の保持部42および第2の保持部43が設けられる点で第1の実施形態のものと異なっているが、他の部分は第1の実施形態と共通している。このため、主として異なる部分について説明し、共通する部分については共通の符号を付して説明を省略する。第2の実施形態のポータブルコンピュータ11は、図1に示すものと同様の外観を有する。
樹脂部33は、本体部分41と、本体部分41から突出した複数の第1の保持部42と、本体部分41から突出した複数の第2の保持部43と、を有している。各第1の保持部42は、第1の突出部34の第1の先端部34Aまたは第2の突出部35の第2の先端部35Aを取り囲んでいる。各第1の保持部42は、本体部分41とともに袋形状をなしている。各第2の保持部43は、第1の突出部34の第1の先端部34Aとは反対側の第の基部34B付近の周囲を取り囲んでいるか、または第2の突出部35の第2の先端部35Aとは反対側の第2の基部35B付近の周囲を取り囲んでいる。各第2の保持部43は、本体部分41とともに筒形状をなしている。
この第2の実施形態では、第1の突出部34に対応して第1の保持部42および第2の保持部43が設けられている。そして、第1の保持部42および第2の保持部43の間の位置に、第1の突出部34のボス46およびねじ孔48が設けられている。
第2の実施形態によれば、突出部は、先端部とは反対側に設けられた基部を有し、樹脂部33は、基部を取り囲んで保持した第2の保持部43を有している。この構成によれば、第1の保持部42に加えて第2の保持部43が設けられるため、第1の突出部34周りで樹脂部33の強度をさらに向上することができる。これによって、ポータブルコンピュータ11の薄型化をさらに進めたとしても、樹脂部33において第1のケースの強度が低下してしまうことを防止できる。
続いて図8、図9を参照して、電子機器の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態の電子機器の一例であるポータブルコンピュータ11は、第1の突出部34および閉塞部材36の形態が異なる点で第1の実施形態のものと異なっているが、他の部分は第1の実施形態と共通している。このため、主として異なる部分について説明し、共通する部分については共通の符号を付して説明を省略する。第3の実施形態のポータブルコンピュータ11は、図1に示すものと同様の外観を有する。
図8に示すように、第1の突出部34は、金属部32と一体になっており、樹脂部33に向けて突出する小片状をなしている。第1の突出部34は、樹脂部に対向した面44とは反対側の面45にボス46を有している。この第1の突出部34には、樹脂部に対向した面44に設けられた開口47と、この開口47から延びて第1の突出部34のボス46を厚み方向Tに貫通したねじ孔48とが設けられている。第1の突出部34の樹脂部に対向した面44には、閉塞部材36を配置するための例えば深さ0.1mm程度の凹部51が設けられている。この凹部51内に、閉塞部材36が嵌り込んでいる。
また、第1の突出部34は、閉塞部材36の後述する第1の端部36Aが差し込まれる断面かぎ形の差込部61を備えている。差込部61は、その内部に閉塞部材36の第1の端部36Aを抱え込むことができる。
図9に示すように、閉塞部材36は、例えば、厚さ0.1mm程度のシート状の金属板を折り曲げて構成されている。より詳細には、閉塞部材36は、アルミ板を板金加工で折り曲げたものである。アルミ板の組成として、例えば、純アルミニウムが用いられている。また、アルミ板としては純アルミニウムだけでなく、各種のアルミニウム合金を用いることもできる。
閉塞部材36は、第1の端部36Aと、第1の端部36Aとは反対側に設けられる第2の端部36Bと、を有している。第2の端部36Bは、第1の突出部34の第1の先端部34Aに沿って例えば「U」字形に折り曲げられている。閉塞部材36は、第1の突出部34の開口47を塞いでいる。
本実施形態のポータブルコンピュータ11のカバー31を製造するには、予め、ダイカストによって金属部32、第1の突出部34、および第2の突出部35を一体に形成する。次に、図8に示すように、第1の突出部34のボス46に対して厚み方向Tに貫通した下穴を形成し、図示しないタップを用いて下穴に沿ってねじ孔48(雌ねじ)を形成する。このとき、ねじ孔48の内面全部にねじ山を形成する。一方、閉塞部材36であるアルミ板は、予め曲げ加工を行なって図9に2点鎖線で示すように断面「U」字形の形状にしておく。そして、第1の突出部34の樹脂部33に対向した面44にこのアルミ板を装着して、この面にある開口47を塞ぐ。このとき、閉塞部材36の第1の端部36Aを差込部61に挿入すると同時に、第1の突出部34の第1の先端部34Aに閉塞部材36の第2の端部36Bを嵌め込む。これによって、第1の突出部34に対して閉塞部材36が固定される。さらに、この金属部32、第1の突出部34、第2の突出部35、および閉塞部材36が一体となったものをインサートとして射出成形用の金型の内部に配置する。この状態で射出成形を行なって金属部32と一体になった樹脂部33を成形する。その際、開口47が閉塞部材36であるアルミ板によって塞がれているため、合成樹脂がねじ孔48の内部に侵入してしまうことが防止される。
第3の実施形態によれば、閉塞部材36は、アルミ板で構成されるため、高価な耐熱テープ(カプトン(登録商標)テープ)を用いた第1の実施形態に比して、閉塞部材36の製造コストを低減することができる。
電子機器は、上記実施形態に示したポータブルコンピュータ11に限らず、例えば携帯電話機のようなその他の電子機器に対しても当然に実施可能である。電子機器は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11…ポータブルコンピュータ、12…本体ユニット、23…マスク、24…クッション部材、25…ねじ、31…カバー、32…金属部、32A…開口部、33…樹脂部、34…第1の突出部、34A…第1の先端部、34B…第1の基部、36…閉塞部材、42…第1の保持部、43…第2の保持部、44…樹脂部に対向した面、47…開口、48…ねじ孔、51…凹部

Claims (10)

  1. ねじ孔が設けられた第1のケースと、
    前記第1のケースとは分離した第2のケースと、
    前記ねじ孔に挿入されて前記第2のケースを前記第1のケースに固定したねじと、
    を具備し、
    前記第1のケースは、
    開口部が設けられた金属部と、
    前記開口部を覆うように前記金属部と一体に成形された樹脂部と、
    前記金属部から延びて前記樹脂部に対して厚み方向において重なった突出部と、
    前記突出部と前記樹脂部との間の位置に設けられたシート状の閉塞部材と、
    を有し、
    前記突出部には、前記樹脂部に対向した面に設けられた開口およびこの開口から延びて前記突出部を厚み方向に貫通した前記ねじ孔が設けられており、
    前記閉塞部材は、前記開口を塞いだ電子機器。
  2. 前記金属部には、前記閉塞部材が嵌り込んだ凹部が設けられた請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記樹脂部は、前記突出部の先端部を取り囲んで保持する第1の保持部を有した請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記突出部は、前記先端部とは反対側に設けられた基部を有し、
    前記樹脂部は、前記基部を取り囲んで保持した第2の保持部を有した請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記第1のケースおよび前記第2のケースから分離して設けられるとともに、前記第1のケースおよび前記第2のケースを回転可能に支持する本体ユニットと、
    前記ねじの頭部に対応する位置で前記第2のケースに固定されるとともに、前記第2のケースが前記本体ユニットに対向する位置に回転した際に前記本体ユニットに突き当たるクッション部材と、
    を具備した請求項4に記載の電子機器。
  6. ねじ孔が設けられた第1のケースと、
    前記第1のケースとは分離した第2のケースと、
    前記ねじ孔に通されて前記第2のケースを前記第1のケースに固定したねじと、
    を具備し、
    前記第1のケースは、
    金属部と、
    前記金属部と一体に設けられた樹脂部と、
    前記金属部から延びて前記樹脂部に対して厚み方向において重なった突出部と、
    前記突出部と前記樹脂部との間に介在された介在部材と、
    を有し、
    前記突出部には、前記樹脂部に向かった面に設けられた開口およびこの開口から延びて前記突出部を厚み方向に貫通した前記ねじ孔が設けられており、
    前記介在部材は、前記開口を塞いだ電子機器。
  7. 前記金属部には、前記介在部材が嵌り込んだ凹部が設けられた請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記樹脂部は、前記突出部の先端部を取り囲んで保持する第1の保持部を有した請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記突出部は、前記先端部とは反対側に設けられた基部を有し、
    前記樹脂部は、前記基部を取り囲んで保持した第2の保持部を有した請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記第1のケースおよび前記第2のケースから分離して設けられるとともに、前記第1のケースおよび前記第2のケースを回転可能に支持する本体ユニットと、
    前記ねじの頭部に対応する位置で前記第2のケースに固定されるとともに、前記第2のケースが前記本体ユニットに対向する位置に回転した際に前記本体ユニットに突き当たるクッション部材と、
    を具備した請求項9に記載の電子機器。
JP2010117602A 2010-05-21 2010-05-21 電子機器 Active JP4799673B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010117602A JP4799673B1 (ja) 2010-05-21 2010-05-21 電子機器
US12/972,250 US8520372B2 (en) 2010-05-21 2010-12-17 Electronic apparatus display housing assembly

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010117602A JP4799673B1 (ja) 2010-05-21 2010-05-21 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4799673B1 true JP4799673B1 (ja) 2011-10-26
JP2011249360A JP2011249360A (ja) 2011-12-08

Family

ID=44946800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010117602A Active JP4799673B1 (ja) 2010-05-21 2010-05-21 電子機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8520372B2 (ja)
JP (1) JP4799673B1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8573911B2 (en) * 2011-09-28 2013-11-05 Apple Inc. Floating fasteners
JP2018163265A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 ヤマハ株式会社 回動部材および鍵盤装置
EP4329442A4 (en) 2021-06-03 2024-10-09 Samsung Electronics Co., Ltd. ELECTRONIC DEVICE WITH HOUSING AND HOUSING MANUFACTURING METHOD
WO2025014104A1 (ko) * 2023-07-07 2025-01-16 삼성전자 주식회사 하우징 및 이를 포함하는 전자 장치

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05124060A (ja) 1991-11-07 1993-05-21 Fujitsu Ltd 樹脂成形体及びその製造方法
JPH10264187A (ja) 1997-03-26 1998-10-06 Takata Kk 樹脂製袋体の製造方法及び樹脂製袋体
JP2001332878A (ja) * 2000-05-23 2001-11-30 Denso Corp 電子機器のネジ締め構造
JP2002118371A (ja) * 2000-10-11 2002-04-19 Toray Ind Inc 繊維強化プラスチック製成形品の締結構造
JP2005157789A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Toshiba Corp 電子機器
JP4502722B2 (ja) 2004-06-16 2010-07-14 三光合成株式会社 加飾成形品及びその製造方法
JP2008053647A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Sony Corp 電子機器の筐体および電子機器
JP4799350B2 (ja) * 2006-09-29 2011-10-26 株式会社東芝 電子機器
JP2008288513A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 電子機器の筐体及び電子機器
KR101157345B1 (ko) * 2007-10-29 2012-06-15 쿄세라 코포레이션 휴대 단말 장치
JP2010165947A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Toshiba Corp 電子機器
JP4960496B1 (ja) * 2010-12-27 2012-06-27 株式会社東芝 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011249360A (ja) 2011-12-08
US8520372B2 (en) 2013-08-27
US20110286161A1 (en) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5121897B2 (ja) 電子機器
US9692863B2 (en) Cover-leafing leather casing of cellular phone and smart phone using the same
JP4969391B2 (ja) ストラップが取付け可能な携帯機器
JP6588061B2 (ja) 表示装置及び電子機器
US8094443B2 (en) Electronic apparatus
JP2010146482A (ja) 電子機器及び電子機器の製造方法
JP2010192000A (ja) 平面ユニット構造体を有する携帯型コンピュータ
JP4799673B1 (ja) 電子機器
US9148713B2 (en) Television and electronic device
JP5935282B2 (ja) 表示装置、及び表示装置を備えた電子機器
US7957125B2 (en) Assembly and electronic apparatus
US9363459B2 (en) Electronic apparatus
US8081433B2 (en) Electronic apparatus
JP5140870B2 (ja) 電子機器およびフレーム部材
KR100541440B1 (ko) 노트북 컴퓨터
US20140118960A1 (en) Electronic apparatus and method for assembling the same
JP2012137884A (ja) 電子機器
US9094498B2 (en) Water resistant structure and electronic apparatus
JP2012063473A (ja) 表示装置
SG188295A1 (en) Electronic device
JP5477732B2 (ja) 携帯電子機器
JP2000223863A (ja) 締結部品のカバー構造を有する電子機器
JP4888787B2 (ja) 携帯電子機器
US20140285074A1 (en) Electronic apparatus
JP5392866B2 (ja) フレーム部材

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110802

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4799673

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313121

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350