JP4776492B2 - カードエッジコネクタ - Google Patents
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Description
基板挿入空間に基板が進入すると、基板の導電路と端子金具の接触部とが弾性接触すると共に、端子金具が基板の両面から離間する方向に力を受け、コネクタハウジングが端子金具を介して基板の両面から離間する方向に開き変形しようとするものの、開き防止部材によって開き変形することが防止される。したがって、接触部の導電路に対する接圧を確保することができる。
また、ロックアームを取付部に取り付けた後に開き防止部材を装着すると、ロックアームの取付方向の後端部が開き防止部材に係止することでロックアームが抜け止めされる。したがって、開き防止部材とは別にロックアームの抜け止めを行う部材を設けなくてもよく、部品点数を減らすことができる。
開き防止部材によってランスの撓み変形が阻止されるから、端子金具をランスと開き防止部材とにより二重係止することができる。したがって、開き防止部材とは別にランスの撓み変形を阻止する部材を設けなくてもよく、部品点数を減らすことができる。
端子金具がコネクタハウジングに対して半挿入状態にあるときには、ランスが本体部の外面によって撓み変形したままとなるため、開き防止部材をランスの撓み変形を阻止する位置に移動させようとしても、撓み変形したランスによって移動させることができない。したがって、開き防止部材を用いて端子金具の半挿入検知を行うことができる。
本発明の実施形態1を図1ないし図16によって説明する。
本発明におけるカードエッジコネクタ1は、図15及び図16に示すように、回路基板(本発明における基板に相当する。)10と、回路基板10に装着される基板側ハウジング20と、電線Wの端末に接続されるハーネス側ハウジング30とを含んで構成されている。
まず、ハーネス側ハウジング30に対する端子金具50、ロックアーム60、金属リング70及びリテーナ80の組み付け作業について説明する。
端子金具50をキャビティ31内に挿入する端子挿入工程では、端子金具50がバレル53によって電線Wの端末に固着されており、端子金具50が接続された複数の電線Wが束になった状態で取り扱われる。このとき、他の電線Wや先端が細長い形状の小型の雄端子等が、端子金具50の接触部52に対して横方向から接近しても、積層部として形成された接触部52の側面部に接触する。或いは、雄端子等が隙間S2に侵入しようとしても、隙間S2の入口部分でその侵入が規制される。したがって、接触部52が、他の電線Wや雄端子等によって損傷を受けることが回避される。
ハーネス側ハウジング30は、基板側ハウジング20のフード部21内に嵌合される。これに伴って、基板側ハウジング20に固定された回路基板10は、ハーネス側ハウジング30の基板挿入空間S1に対して前方から挿入される。回路基板10のエッジ部11の前端は、基板挿入空間S1の入口部分で誘い込み面41Aに接触し、基板挿入空間S1の内部へ案内される。回路基板10が基板挿入空間S1の内部に進入すると、回路基板10の両面が両受け壁41によって基板挿入空間S1の奥方へ案内される。接触部52が回路基板10のエッジ部11の表面に乗り上げると、接触片56は本体部51の内部側に撓み変形する。このとき、接触片56の弾性力により端子金具50の本体部51がキャビティ31内面におけるランス40側の面に押圧される。これに伴って、ハーネス側ハウジング30の上下両面は、上下方向に開き変形しようとするものの、金属リング70によって開き変形することが規制される。さらに、両ハウジング20,30の嵌合操作を続けると、回路基板10のエッジ部11の前端が突き当て壁44に当接することで、回路基板10が基板挿入空間S1内における正規位置に至ると共に、接触部52と導電路12とが接続される。このとき、ハーネス側ハウジング30が上下方向に開き変形することが規制されているから、接触部52の導電路12に対する接圧を低下させることなく、接触部52と導電路12との間の接続信頼性が確保される。このようにして両ハウジング20,30の嵌合が完了すると、ロックアーム60のロック係止面64Aが基板側ハウジング20の係止縁22Aと係止して両ハウジング20,30がロック状態に保持される。
1.本体部51の外部側の構成板材52Bと本体部51の底壁51Bの外面との間に形成される隙間S2に先端が細長い形状の小型の雄端子等が侵入することが規制される。この結果、端子挿入工程における端子金具50の取り扱いを容易にすると共に、接触部52が電線Wや雄端子等により損傷を受けることを未然に防ぐことができる。
2.SUS材の弾性部材59により接触片56の弾性力が得られるようにしたから、大きな撓み変形可能領域を得ることができる。その結果、回路基板10の基板厚の公差や回路基板10の反り等による接圧変動要因に対応することが可能となり、接触部52の導電路12に対する十分な接圧を確保することができる。
3.金属リング70によりハーネス側ハウジング30が上下方向に開き変形することが規制される。これにより、接触部52の導電路12に対する接圧低下を阻止することができる。
5.金属リング70によりロックアーム60の抜け止めを行うことができることに加えて、金属リング70とは別にロックアーム60の抜け止め部材を設ける必要がないから、部品点数を減らすことができる。
6.端子金具50がランス40から受ける押圧力を受け壁41で受けることができるから、端子金具50の前端が挿通孔45に落ち込むおそれがなく、端子挿入工程における端子挿入性を向上させることができる。
8.端子金具50の先端部を他の部分より一段と薄くして、この薄くなった部分に受け壁41が進入するようにしたから、端子金具50の本体部51の外面に突部を設けて段部51Dを形成する場合よりもキャビティ31の低背化が可能であり、ひいてはハーネス側ハウジング30の低背化が可能となる。
9.基板挿入空間S1の入口部分に誘い込み面41Aを設け、かつ、回路基板10の両面を両受け壁41によって挟み込む構成としたから、回路基板10が基板挿入空間S1に案内することができる。
10.基板挿入空間S1の奥方に突き当て壁44を設けたから、回路基板10の挿入深さが一定となるように回路基板10の挿入を規制することができる。
次に、本発明の実施形態2を図17ないし図19によって説明する。
本実施形態における端子金具90は、実施形態1における端子金具50の接触部52の構造を一部変更したものであり、その他の重複する部分については実施形態1と同一の符号を付すものとし、その構造及び作用効果の説明を省略する。端子金具90は、端子金具50のように接触片56の先端部56Aから折り返した構成ではなく、単層の構成板材からなる接触部92を備えている。すなわち接触部92は、接触片96の基端部96Aから先端部96Bに至る途中部分を開口部55から本体部51の外部に突出させると共に、接触片96の構成板材を本体部51の内部から外部に向かう方向に膨らみ出る膨出部として形成されている。その膨出部のうち本体部51の内部側に開口する開口縁は、底壁51Bの外面の高さ位置より本体部51の内部側に位置するように形成されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)本実施形態では金属リング70が半挿入検知機能を備えたものを例示したが、本発明によると、必ずしも半挿入検知機能を備えたものでなくてもよく、金属リング70とは別に検知部材を設けてもよい。
(3)本実施形態では開き防止部材として金属製の金属リング70を例示したが、本発明によると、開き防止部材として他の材質であってもよく、例えば樹脂材を用いたものであってもよい。
10…回路基板(基板)
12…導電路
22A…係止縁(係合部)
30…ハーネス側ハウジング
33…取付部
40…ランス
50,90…端子金具
52…接触部
60…ロックアーム
70…金属リング(開き防止部材)
S1…基板挿入空間
Claims (3)
- 基板の端部に設けた導電路に接続されるカードエッジコネクタであって、
前記基板の端部が挿入される基板挿入空間を有し、前記基板の端部を前記基板の両面から挟み込むように装着されるコネクタハウジングと、
前記基板の両面に対向して位置するように前記コネクタハウジングに配設され、前記基板の前記導電路に弾性接触する接触部を有する複数の端子金具と、
前記コネクタハウジングの外周部のうち前記端子金具に対応する位置に装着される開き防止部材とを備え、
前記基板は、前記コネクタハウジングが嵌合可能なフード部を有する基板側ハウジングに固定されており、前記基板側ハウジングの前記フード部には係合部が設けられ、前記コネクタハウジングには前記係合部と係合して前記基板の抜け止めを行うロックアームを取り付けるための取付部が設けられたものにおいて、前記開き防止部材は、前記取付部に正規に取り付けられた状態における前記ロックアームの取付方向の後端部と係止する位置に設けられているカードエッジコネクタ。 - 前記コネクタハウジングには、前記端子金具の抜け止めを行うランスが前記コネクタハウジングの外方に撓み変形可能に設けられ、前記開き防止部材は前記ランスの撓み変形を阻止する位置に設けられている請求項1記載のカードエッジコネクタ。
- 前記開き防止部材は、前記端子金具の前記コネクタハウジングへの挿入後に前記ランスの撓み変形を阻止する位置に移動されるものである請求項2記載のカードエッジコネクタ。
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