JP4754543B2 - 多板式ディスクブレーキ装置、及びその組立方法 - Google Patents
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Description
従って、多板式ディスクブレーキ装置では、複数枚のディスクロータを部分組み立て状態にして、一括してハブに取り付けられるように配慮しておくことが、重要課題となる。
更に、ディスクロータを固定するリベットは当該ディスクロータの固定専用の締結手段であり、固定専用の締結手段の使用が多板式ディスクブレーキ装置を構成する部品点数の増加を招く虞があった。
(1)本発明に係る多板式ディスクブレーキ装置は、車軸に固定されるハブと、該ハブに固定される第1のディスクロータと、前記ハブに軸方向にのみ移動自在に取り付けられる第2のディスクロータと、を備える多板式ディスクブレーキ装置であって、
前記第1のディスクロータに重なる第1フランジ部を有して前記ハブに同心にねじ止めされるアダプタと、
外周に前記第2のディスクロータが軸方向に移動自在に嵌合するロータ嵌合筒部と該ロータ嵌合筒部の一端に鍔状に設けられて前記第2のディスクロータを押える第2フランジ部とを備え、前記ロータ嵌合筒部の他端が前記アダプタに同心にねじ止めされるホルダと、を備え、
前記第1のディスクロータは、前記アダプタの第1フランジ部と前記ホルダのロータ嵌合筒部の他端とに挟持されると共に、アダプタとホルダとを連結するホルダ固定ねじが挿通することで、前記アダプタに固定され、且つ該アダプタを介して前記ハブに固定される構成とする。
前記ガイドピンは、その一端を前記ホルダの第2フランジ部の支持孔に嵌合させ、且つ他端を第1のディスクロータの支持孔に嵌合させることで、前記ロータ嵌合筒部の外周に固定される構成とする。
前記ガイドピンや第2のディスクロータを組み込んだホルダに、第1のディスクロータを挟むようにアダプタをねじ止めすることによって、予め複数枚のディスクロータを部分組み立て状態にし、その後で前記アダプタを前記ハブにねじ止めすることによって、複数枚のディスクロータを一括して前記ハブに取り付けるよう構成する。
従って、構成部品点数の削減、及び組立作業性の向上を図ることができる。
そして、部品の加工精度を向上させることによって、ディスクロータの周方向へのガタつきを防止することができ、また、車軸方向への移動の円滑性を向上させることができる。
更に、ガイドピンは、その一端がホルダの支持孔に嵌合支持され、他端が第1のディスクロータの支持孔に嵌合支持されて、両持ち構造にしっかりと固定されるため、強固なガイド機構を構成することができる。
従って、複数枚のディスクロータを現場で一枚ずつハブに取り付けるという面倒な作業が不要になり、組立作業性や保守性を向上させることができる。
図1は本発明に係る多板式ディスクブレーキ装置の一実施の形態におけるディスクロータの部分組立体の側面図、図2は図1の部分組立体を上部背面側から見た斜視図、図3は図1の部分組立体の単体での側面図、図4は図3のA矢視図、図5は図3のB−B断面図、図6は図5に示したディスクロータの部分組立体の分解斜視図である。
第1フランジ部23aには、図6に示すように、ねじ部材21を挿通するねじ挿通穴23bが貫通形成されている。
アダプタ23の第1フランジ部23aの外周部には、図6に示すように、ホルダ固定ねじ25を挿通するねじ挿通穴23cが貫通形成されている。そして、ロータ嵌合筒部24aの他端には、ホルダ固定ねじ25が螺合する雌ねじ孔24cが形成されている。
また、第2のディスクロータ9は、第1のディスクロータ7との間でガイドピン27に巻着されたコイルバネ29によって第1のディスクロータ7に対し離間する方向に付勢されている。
第2のディスクロータ9の内周部には、図6に示すように、ガイドピン27に摺動可能に係合するガイド溝9aが形成されている。
ガイドピン27の一端27aは、他端側より縮径されている。これにより、ホルダ24の第2フランジ部24bに装備する支持孔24dの径を小さくして、第2フランジ部24bの外径の小径化を図ることができる。
このガイドピン収容溝24eを装備したことにより、ガイドピン27を配列するピッチ円径を小さくして、ガイド機構の小型化を図ることができる。
まず、図6に示すように、ガイドピン27や第2のディスクロータ9を組み込んだホルダ24に、第1のディスクロータ7を挟むようにアダプタ23をホルダ固定ねじ25でねじ止めすることによって、予め2枚のディスクロータ7,9を部分組み立て状態にしたロータ組立体28を完成させ、その後でロータ組立体28のアダプタ23をねじ部材21によりハブ5にねじ止めすることによって、2枚のディスクロータ7,9を一括してハブ5に取り付ける。
従って、構成部品点数の削減、及び組立作業性の向上を図ることができる。
そして、部品の加工精度を向上させることによって、第2のディスクロータ9の周方向へのガタつきを防止することができ、また、車軸方向への移動の円滑性を向上させることができる。
従って、2枚のディスクロータ7,9を現場で一枚ずつハブ5に取り付けるという面倒な作業が不要になり、組立作業性や保守性を向上させることができる。
7 第1のディスクロータ
9 第2のディスクロータ
11 第1のライニング組立体
13 第2のライニング組立体
15 第3のライニング組立体
17 第4のライニング組立体
21 ねじ部材
23 アダプタ
23a 第1フランジ部
24 ホルダ
24a ロータ嵌合筒部
24b 第2フランジ部
24c 雌ねじ孔
27 ガイドピン
28 ロータ組立体
31 ケース
32 パッド組立体
100 多板式ディスクブレーキ装置
Claims (3)
- 車軸に固定されるハブと、該ハブに固定される第1のディスクロータと、前記ハブに軸方向にのみ移動自在に取り付けられる第2のディスクロータと、を備える多板式ディスクブレーキ装置であって、
前記第1のディスクロータに重なる第1フランジ部を有して前記ハブに同心にねじ止めされるアダプタと、
外周に前記第2のディスクロータが軸方向に移動自在に嵌合するロータ嵌合筒部と該ロータ嵌合筒部の一端に鍔状に設けられて前記第2のディスクロータを押える第2フランジ部とを備え、前記ロータ嵌合筒部の他端が前記アダプタに同心にねじ止めされるホルダと、を備え、
前記第1のディスクロータは、前記アダプタの第1フランジ部と前記ホルダのロータ嵌合筒部の他端とに挟持されると共に、アダプタとホルダとを連結するホルダ固定ねじが挿通することで、アダプタに固定され、且つ該アダプタを介して前記ハブに固定されることを特徴とする多板式ディスクブレーキ装置。 - 前記第2のディスクロータは、前記ロータ嵌合筒部の外周に車軸方向に沿って配置されるガイドピンとの係合により、回転方向の移動が規制され、
前記ガイドピンは、その一端を前記ホルダの第2フランジ部の支持孔に嵌合させ、且つ他端を第1のディスクロータの支持孔に嵌合させることで、前記ロータ嵌合筒部の外周に固定されることを特徴とする請求項1に記載の多板式ディスクブレーキ装置。 - 上記請求項1又は2に記載の多板式ディスクブレーキ装置の組立方法であって、
前記ガイドピンや第2のディスクロータを組み込んだホルダに、第1のディスクロータを挟むようにアダプタをねじ止めすることによって、予め複数枚のディスクロータを部分組み立て状態にし、その後で前記アダプタを前記ハブにねじ止めすることによって、複数枚のディスクロータを一括して前記ハブに取り付けることを特徴とする多板式ディスクブレーキ装置の組立方法。
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