JP2005308059A - 自転車用ディスクブレーキロータ組立体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 自転車のハブに装着されるディスクブレーキロータ組立体において、着脱が容易であり、かつロータ本体の変形を抑えて軽量化を図れるようにする。
【解決手段】 自転車用ディスクブレーキロータ組立体23は、自転車のフロントハブ12に装着され自転車のサスペンションフォークに装着されたキャリパに挟持される組立体であって、ロータ本体26と、アダプタ28とを備えている。ロータ本体26は、キャリパ21に挟持される制動面26eを有するリング板状ものである。アダプタ28は、ロータ本体26を固定するための変形部とロータ本体26を回り止めするスプライン28dとを外側に有し、ロータ本体26に作用する制動力をフロントハブ12の外周面に伝達するスプライン28cを内側に有しフロントハブ12に装着されるものである。
【選択図】 図6
【解決手段】 自転車用ディスクブレーキロータ組立体23は、自転車のフロントハブ12に装着され自転車のサスペンションフォークに装着されたキャリパに挟持される組立体であって、ロータ本体26と、アダプタ28とを備えている。ロータ本体26は、キャリパ21に挟持される制動面26eを有するリング板状ものである。アダプタ28は、ロータ本体26を固定するための変形部とロータ本体26を回り止めするスプライン28dとを外側に有し、ロータ本体26に作用する制動力をフロントハブ12の外周面に伝達するスプライン28cを内側に有しフロントハブ12に装着されるものである。
【選択図】 図6
Description
本発明は、ロータ組立体,特に、自転車のハブに装着され自転車のフレームに装着されたキャリパに挟持される自転車用ディスクブレーキロータ組立体に関する。
自転車のブレーキとしてディスクブレーキ装置が最近広く用いられている。ディスクブレーキ装置は、自転車のフレームに装着され内部に対向配置されたピストンを有するキャリパと、自転車の車輪のハブに装着されピストンにより挟まれて制動されるディスクブレーキロータ組立体とを備えている。従来のロータ組立体は、キャリパに挟持される制動面を有するロータと、ロータをハブに固定するための緩み止め部材とを備えている(たとえば、特許文献1参照)。
前記従来のディスクブレーキロータ組立体のロータは、制動面を有するロータ本体と、ロータ本体を回転不能に係止するとともにハブに回転不能に装着される取付ボス(アダプタの一例)とを備えている。緩み止め部材はハブの内周面にねじ込み固定され、ロータ本体を取付ボスに向けて押圧することにより、ロータ本体を取付ボスとともにハブに固定している。
このような構成の従来のディスクブレーキロータ組立体では、緩み止め部材を着脱するだけでディスクブレーキロータ組立体を分解できるので、ディスクブレーキロータ組立体の着脱が容易になる。
特開2003−136903号公報
前記従来の構成では、緩み止め部材をハブに対して着脱することでロータ本体と取付ボスとをハブに対して一体で着脱できるので、ロータの交換時などにディスクブレーキロータ組立体の着脱が容易である。しかし、緩み止め部材を外すとロータ本体と取付ハブとが分解するため、比較的薄い板材に製作されるロータ本体が変形するおそれがある。そこで、ロータ本体と取付ハブとを一体形成することが考えられるが、ロータ本体には、たとえばステンレス鋼などの比較的硬質で剛性が高い材質のものを用いる必要があるため、ロータの軽量化を図りにくい。
本発明の課題は、自転車のハブに装着されるディスクブレーキロータ組立体において、着脱が容易であり、かつロータ本体の変形を抑えて軽量化を図れるようにすることにある。
発明1に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、自転車のハブに装着され自転車のフレームに装着されたキャリパに挟持される組立体であって、ロータ本体と、アダプタとを備えている。ロータ本体は、キャリパに挟持される制動面を有するリング板状ものである。アダプタは、ロータ本体を固定するための固定構造とロータ本体を回り止めする回り止め構造とを外側に有し、ロータ本体に作用する制動力をハブの外周面に伝達する動力伝達構造を内側に有しハブに装着されるものである。
このディスクブレーキロータ組立体では、ロータ本体は、アダプタに対して固定構造により固定されるとともに、回り止め構造により回り止めされる。また、アダプタは、内周面にハブの外周面に制動力を伝達する動力伝達構造を有している。このようなディスクブレーキロータ組立体では、ロータ本体がアダプタに固定された状態でアダプタをハブの外周面に固定することにより、ロータ本体がキャリパにより挟持されると、制動力が動力伝達構造を介してハブに伝達され、ハブが制動される。ここでは、ロータ本体をアダプタに固定構造により固定するとともに、回り止め構造により回り止めしたので、たとえば、カシメや溶接などの簡素な固定構造でロータ本体をアダプタに固定できる。このため、ロータ本体とアダプタとを異なる材質とすることができ、アダプタの軽量化を図ることができる。また、アダプタをハブから外してもアダプタとロータ本体とが分解しないので、ロータ本体が変形しにくくなる。さらに、アダプタを着脱するだけでディスクブレーキロータ組立体をハブから着脱できるので、ディスクブレーキロータ組立体の着脱が容易である。
発明2に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明1に記載の組立体において、動力伝達構造は、ハブの外周面に形成された雄ねじ部に螺合する第1雌ねじ部を有する。この場合には、第1雌ねじ部を有する動力伝達構造を利用してアダプタをハブに固定できる。
発明3に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明2に記載の組立体において、雄ねじ部には環状溝が形成され、アダプタを緩み止めするために環状溝に装着される止め輪をさらに有する。この場合には、アダプタをハブにねじ込み固定しても止め輪により緩み止めできる。
発明4に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明1に記載の組立体において、動力伝達構造は、ハブの外周面に回転不能に装着されるセレーションを有する。この場合には、セレーションによりアダプタをハブに回転不能に装着できる。
発明5に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明2又は4に記載の組立体において、ハブの内周面には、第2雌ねじ部が形成されており、第2雌ねじ部に螺合してアダプタを緩み止めするための緩み止め部材をさらに備える。この場合には、アダプタをハブにねじ結合又はセレーション結合により連結しても緩み止め部材により緩み止めして確実に固定できる。
発明6に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明5に記載の組立体において、第2雌ねじ部は、第1雌ねじ部と逆方向のねじである。この場合には、制動時に第1雌ねじ部が緩み方向に回転しようとしても第2雌ねじ部が締まり方向に回転するので、アダプタが緩みにくくなる。
発明7に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明2,3,5及び6のいずれかに記載の組立体において、ロータ本体とアダプタとを貫通するカシメピンにより、ロータ本体はアダプタに固定されている。この場合には、ロータ本体とアダプタとを確実に固定できる。
発明8に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明1から6のいずれかに記載の組立体において、ロータ本体は、アダプタを変形させるカシメ固定によりアダプタに固定されている。この場合には、アダプタを変形させてロータ本体をカシメ固定しているので、簡素な構成でロータ本体をアダプタに固定できる。
発明9に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明1から6のいずれかに記載の組立体において、ロータ本体は、溶接によりアダプタに固定されている。この場合には、溶接によりロータ本体をアダプタに固定しているので、固定構造が簡素である。
発明10に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、自転車のハブに装着され自転車のフレームに装着されたキャリパに挟持されるロータ組立体であって、ロータ本体と、アダプタとを備えている。ロータ本体は、キャリパに挟持される制動面を有するものである。アダプタは、ロータ本体を固定するための周方向に間隔を隔てて形成された複数のボス部を外側に有し、ロータ本体に作用する制動力をハブの外周面に伝達する動力伝達構造を内側に有し、ハブに装着されるものである。
このディスクブレーキロータ組立体では、ロータ本体は、アダプタに対して周方向に設けられた複数のボス部により固定されるとともに、回り止めされる。また、アダプタは、内周面にハブの外周面に制動力を伝達する動力伝達構造を有している。このようなディスクブレーキロータ組立体では、ロータ本体がアダプタに固定された状態でアダプタをハブの外周面に固定することにより、ロータ本体がキャリパにより挟持されると、制動力が動力伝達構造を介してハブに伝達され、ハブが制動される。ここでは、ロータ本体をアダプタにボス部により固定するとともに回り止めしたので、たとえば、カシメなどの簡素な固定構造でロータ本体をアダプタに固定できる。このため、ロータ本体とアダプタとを異なる材質とすることができ、アダプタの軽量化を図ることができる。また、アダプタをハブから外してもアダプタとロータ本体とが分解しないので、ロータ本体が変形しにくくなる。さらに、アダプタを着脱するだけでディスクブレーキロータ組立体をハブから着脱できるので、ディスクブレーキロータ組立体の着脱が容易である。
発明11に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明10に記載の組立体において、ボス部の先端には穴部が形成されており、穴部に固定されてロータ本体をアダプタに固定する固定部材をさらに備える。この場合には、固定部材によりロータ本体を確実にアダプタに固定できる。
発明12に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明10に記載の組立体において、ロータ本体は、ボス部の先端を変形させるカシメ固定によりアダプタに固定されている。この場合には、ボス部の先端をカシメ固定することにより、簡素な構成でロータ本体を固定できる。
発明13に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明10から12のいずれかに記載の組立体において、動力伝達構造は、ハブの外周面に形成された雄ねじ部に螺合する第1雌ねじ部を有する。この場合には、第1雌ねじ部を有する動力伝達構造を利用してアダプタをハブに固定できる。
発明14に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明13に記載の組立体において、雄ねじ部には環状溝が形成され、アダプタを緩み止めするために環状溝に装着される止め輪をさらに有する。この場合には、アダプタをハブにねじ込み固定しても止め輪により緩み止めできる。
発明15に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明10から12のいずれかに記載の組立体において、動力伝達構造は、ハブの外周面に回転不能に装着されるセレーションを有する。この場合には、セレーションによりアダプタをハブに回転不能に装着できる。
発明16に係る自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明13又は15に記載の組立体において、ハブの内周面には、第2雌ねじ部が形成されており、第2雌ねじ部に螺合してアダプタを緩み止めするための緩み止め部材をさらに備える、この場合には、アダプタをハブにねじ結合又はセレーション結合により連結しても緩み止め部材により緩み止めして確実に固定できる。
発明17に係る自転車用自転車用ディスクブレーキロータ組立体は、発明16に係る組立体において、第2雌ねじ部は、第1雌ねじ部と逆方向のねじである。この場合には、制動時に第1雌ねじ部が緩み方向に回転しようとしても第2雌ねじ部が締まり方向に回転するので、アダプタが緩みにくくなる。
本発明によれば、ロータ本体をアダプタに固定構造により固定するとともに、回り止め構造により回り止めしたので、たとえば、カシメや溶接などの簡素な固定構造でロータ本体をアダプタに固定できる。このため、ロータ本体とアダプタとを異なる材質とすることができ、アダプタの軽量化を図ることができる。また、アダプタをハブから外してもアダプタとロータ本体とが分解しないので、ロータ本体が変形しにくくなる。さらに、アダプタを着脱するだけでディスクブレーキロータ組立体をハブから着脱できるので、ディスクブレーキロータ組立体の着脱が容易である。
本発明の別の発明によれば、ロータ本体をアダプタにボス部により固定するとともに回り止めしたので、たとえば、カシメなどの簡素な固定構造でロータ本体をアダプタに回り止めして固定できる。このため、ロータ本体とアダプタとを異なる材質とすることができ、アダプタの軽量化を図ることができる。また、アダプタをハブから外してもアダプタとロータ本体とが分解しないので、ロータ本体が変形しにくくなる。さらに、アダプタを着脱するだけでディスクブレーキロータ組立体をハブから着脱できるので、ディスクブレーキロータ組立体の着脱が容易である。
〔第1実施形態〕
[自転車全体の構成]
本発明の一実施形態に係るディスクブレーキロータ組立体を備えた自転車10は、図1及び図2に示すように、前部のダブルクラウン型のサスペンションフォーク15及び後部のスイングアーム16を有するフレーム14と、サスペンションフォーク15の先端に装着されたフロントハブ12及びスイングアーム16の先端に装着されたリアハブ12’とを備えている。
[自転車全体の構成]
本発明の一実施形態に係るディスクブレーキロータ組立体を備えた自転車10は、図1及び図2に示すように、前部のダブルクラウン型のサスペンションフォーク15及び後部のスイングアーム16を有するフレーム14と、サスペンションフォーク15の先端に装着されたフロントハブ12及びスイングアーム16の先端に装着されたリアハブ12’とを備えている。
フロントハブ12は、前輪13をフレーム14のサスペンションフォーク15の先端に回転自在に連結する。リアディスクブレーキハブ12’は、後輪13’をスイングアーム16の先端に回転自在に連結する。フレーム14は、フレーム14に調整自在に連結されたサドル17と、前輪13を回転するためにサスペンションフォーク15に連結されたハンドルバー18と、自転車10を推進させるドライブトレイン19とをさらに備えている。
自転車10及びその様々な部品については従来から周知であるため、本発明のフロント及びリアディスクブレーキハブ12、12’周辺の部品を除き、ここでは詳細に説明しない。なお、ここで説明しないディレーラ、スプロケットなどを含む従来の自転車の種々の部品を本発明と共に使用してもよい。
自転車10は、図2及び図3に示すように、フロント及びリアディスクブレーキ装置20、20’をさらに備えている。フロントディスクブレーキ装置20及びリアディスクブレーキ装置20’はほぼ同一の構成である。すなわち、フロントディスクブレーキ装置20及びリアディスクブレーキ装置20’は、多くの同じ部品を使用する。フロントディスクブレーキ装置20及びリアディスクブレーキ装置20’はそれぞれ、ブレーキレバー22に連結されたキャリパ21と、ディスクブレーキロータ組立体23とを備えている。フロントディスクブレーキ装置20の場合、ディスクブレーキロータ組立体23は前輪13のフロントハブ12に回転不能に連結される。同様に、リアディスクブレーキ装置20’の場合、ディスクブレーキロータ組立体23は後輪13’のリアハブ12’に回転不能に連結される。
図1に示すように、前輪及び後輪13、13’のフロント及びリアハブ12、12’からは、複数のスポーク24が外向きに延びている。スポーク24の外端は、スポークニップル(図示せず)によってリム25に連結されている。タイヤ27は、従来の方法で各リム25の外周面に装着される。
ディスクブレーキロータ組立体23は、各フロント及びリアディスクブレーキハブ12、12’に回転不能かつ着脱自在に連結される。なお、以下の説明では、フロントブ12及びそれに装着されるディスクブレーキロータ組立体23について説明する。
[フロントハブ]
フロントハブ12は、フリーホイールを備えていない点を除き、リアハブ12’とほぼ同じである。
フロントハブ12は、フリーホイールを備えていない点を除き、リアハブ12’とほぼ同じである。
フロントハブ12は、図4に示すように、ハブ軸31と、ハブシェル32と、第1スポーク接続部33aと、第2スポーク接続部33bと、ブレーキロータ取付部34とを備えている。なお、自転車用ディスクブレーキハブ12の従来の部品については、ここでは説明しない。
ハブ軸31は、ハブシェル32を回転自在に支持している。ハブ軸31は、中央に配置される筒状の中間軸部31aと、中間軸部31aの両端に当接可能な第1及び第2軸部31b,31cと有している。これらは、全て筒状部材であり、フロントハブ12をサスペンションフォーク15に取り付けるための取付ボルト41が貫通する中心孔31dが全てにわたって形成されている。中間軸部31aは、ハブ軸31の中央部に位置しており、両端にがた止め用の第1及び第2Oリング40,40が装着される環状凹部31e,31eが形成されている。中間軸部31aは、取付ボルト41装着時の案内用に設けられている。
ハブシェル32は、第1ハブシェル端32aと第2ハブシェル端32bとの間に延びる内部通路を備え、内部通路の内部にはハブ軸31が回転自在に支持されている。第1及び第2スポーク接続部33a、33bとブレーキロータ取付部34とは、ハブシェル32と一体形成されている。特に、第1ハブシェル端32aには、第1スポーク接続部33aと、ブレーキロータ取付部34とが一体形成され、第2ハブシェル端32bには、第2スポーク接続部33bが一体形成されている。
第1スポーク接続部33aは、ハブシェル32の第1ハブシェル端32aに配置された環状スポークフランジである。第1スポーク接続部33aは、複数の第1スポーク孔43aを備えている。本実施形態による第1スポーク孔43aは、周方向において等間隔に配置され、スポーク24(図1参照)の屈曲端を受けるよう配置されている。同様に、ハブシェル32の第2ハブシェル端32bは、スポーク24の屈曲端を受けるための複数の第2スポーク孔43bを備えている。本実施形態の第2スポーク孔43bは、周方向において等間隔に配置される。各スポーク孔43bは、スポーク24の屈曲端を受けるように配置されている。したがって、フロントハブ12は、スポーク24が外周側に延びるよう設計されている。
ブレーキロータ取付部34は、図4〜図6に示すように、ハブシェル32の第1ハブシェル端32aと一体形成されている。ブレーキロータ取付部34は、第1ハブシェル端32aに向かって第1スポーク接続部33aに隣接して配置される。ブレーキロータ取付部34は、筒状部34aと、筒状部34aから外周側に延びる環状当接フランジ34bとを備えた筒状部材である。
環状当接フランジ34bは、筒状部34aの自由端から間隔をおいて配置されている。筒状部34aは、外周スプライン34cを備えた外周面と、雌ねじ部34dを備えた環状内周面とを有している。外周スプライン34cは、軸方向に延びる複数の外周スプラインを備えディスクブレーキロータ組立体23に回転不能に係合する。
雌ねじ部34dには、後述する緩み止め部材29の雄ねじ部29eが螺合してねじ止め固定される。これにより、ディスクブレーキロータ組立体23は、緩み止め部材29により環状当接フランジ34bに向けて押圧され、緩み止め部材29と環状当接フランジ34bとの間で、ブレーキロータ取付部34に回転不能な状態で固定される。
[ディスクブレーキロータ組立体]
ディスクブレーキロータ組立体23は、図5及び図6に示すように、環状のロータ本体26と、ロータ本体26が固定されたアダプタ28と、アダプタ28をフロントハブ12に回転不能に固定する緩み止め部材29とを備えている。なお、図6では、構造をわかりやすくするためにロータ本体26とアダプタ28とを分解しているが、ロータ本体26は、アダプタ28に固定構造により固定されている。
ディスクブレーキロータ組立体23は、図5及び図6に示すように、環状のロータ本体26と、ロータ本体26が固定されたアダプタ28と、アダプタ28をフロントハブ12に回転不能に固定する緩み止め部材29とを備えている。なお、図6では、構造をわかりやすくするためにロータ本体26とアダプタ28とを分解しているが、ロータ本体26は、アダプタ28に固定構造により固定されている。
ロータ本体26は、アダプタ28を介して、フロントハブ12に対して回転不能に取り付けられる。アダプタ28は、ロータ本体26とフロントハブ12とが相対的に回転不能な状態になるように連結する。緩み止め部材29は、フロントハブ12の一端に形成された雌ねじ部34dに螺合して、ロータ本体26が固定されたアダプタ28をフロントハブ12に対して固定する。
以下、ディスクブレーキロータ組立体23が備えている各構成部材について詳しく説明する。
[ロータ本体]
ロータ本体26は、図6に示すように、キャリパ21に挟持される制動面26e(図6)を有する環状制動リング26aと、環状制動リング26aと一体に形成された複数(たとえは、8個)のアーム部26bと、アーム部26bと一体に形成された内側取付部26cとを備えている。すなわち、ロータ本体は、たとえば金属板材をプレス成形した得られた一体形成部材である。
ロータ本体26は、図6に示すように、キャリパ21に挟持される制動面26e(図6)を有する環状制動リング26aと、環状制動リング26aと一体に形成された複数(たとえは、8個)のアーム部26bと、アーム部26bと一体に形成された内側取付部26cとを備えている。すなわち、ロータ本体は、たとえば金属板材をプレス成形した得られた一体形成部材である。
環状制動リング26aは、複数の孔が形成されている。環状制動リング26aは、ロータ本体26の外部制動部を形成する。アーム部26bの外端は、環状制動リング26aの内周部に等間隔に配置されている。
アーム部26bは、環状制動リング26aと内側取付部26cとの間に延びるロータ本体26の中間接続部を形成している。これらのアーム部26bは、内側取付部26cから接線方向に延びている。アーム部26b同士は、互いの間に三角形の開口を形成している。
内側取付部26cは、環状に形成されており、内周部に周方向に間隔を隔てて形成された複数(たとえば8個)の凹部を有する内周スプライン26dを有している。
[アダプタ]
アダプタ28は、図5及び図6に示すように、ブレーキロータ取付部34に装着される円筒部28aと、円筒部28aの一端から径方向外方に延びる鍔部28bとを有する鍔付き円筒状の部材である。円筒部28aの内周面には、フロントハブ12のブレーキロータ取付部34に形成された外周スプライン34cと噛み合う複数の内周スプライン(動力伝達構造の一例)28cが形成されている。これにより、アダプタ28とフロントハブ12のブレーキロータ取付部34との間では相対回転が防止されている。円筒部28aの外周面には、ロータ本体26の内周スプライン26dと噛み合う複数の外周スプライン(回り止め構造の一例)28dが形成されている。
アダプタ28は、図5及び図6に示すように、ブレーキロータ取付部34に装着される円筒部28aと、円筒部28aの一端から径方向外方に延びる鍔部28bとを有する鍔付き円筒状の部材である。円筒部28aの内周面には、フロントハブ12のブレーキロータ取付部34に形成された外周スプライン34cと噛み合う複数の内周スプライン(動力伝達構造の一例)28cが形成されている。これにより、アダプタ28とフロントハブ12のブレーキロータ取付部34との間では相対回転が防止されている。円筒部28aの外周面には、ロータ本体26の内周スプライン26dと噛み合う複数の外周スプライン(回り止め構造の一例)28dが形成されている。
アダプタ28の円筒部28aの端面は、ロータ本体26を装着したあとに適宜の治具により押圧され外周側に変形されている。その変形部(固定構造の一例)28e(図5)によりロータ本体26をカシメ固定している。
なお、アダプタ28は、例えば、アルミニウム又はその他の適切な材料からなる材料で構成されるのが好ましい。一方、ロータ本体26は、アダプタ28の第1材料よりも高い比重を有する、例えば、ステンレス鋼又はその他の適切な材料で構成されることが好ましい。
[緩み止め部材]
緩み止め部材29は、図5及び図6に示すように、リアハブ12の第1端の内周面に形成された雌ねじ部34dに螺合する円筒部29aと、円筒部29aの一端から径方向外方に延びる鍔部29bとを有する鍔付き円筒状の部材である。円筒部29aの外周面には、雌ねじ部34dに螺合する雄ねじ部29eが形成されている。鍔部29bは、雌ねじ部34dにねじ込むことにより、アダプタ28の円筒部28aの端面に接触してアダプタ28を環状当接フランジ34bに向けて押圧する。これにより、ロータ本体26がアダプタ28とともにブレーキロータ取付部34に回転不能に固定される。
緩み止め部材29は、図5及び図6に示すように、リアハブ12の第1端の内周面に形成された雌ねじ部34dに螺合する円筒部29aと、円筒部29aの一端から径方向外方に延びる鍔部29bとを有する鍔付き円筒状の部材である。円筒部29aの外周面には、雌ねじ部34dに螺合する雄ねじ部29eが形成されている。鍔部29bは、雌ねじ部34dにねじ込むことにより、アダプタ28の円筒部28aの端面に接触してアダプタ28を環状当接フランジ34bに向けて押圧する。これにより、ロータ本体26がアダプタ28とともにブレーキロータ取付部34に回転不能に固定される。
[ディスクブレーキロータ組立体のフロントハブへの取り付け]
ディスクブレーキロータ組立体23は、上記のような構成部材26,28,29によって構成されており、図4に示すようにフロントハブ12に対して取り付けられる。取付前に、アダプタ28にロータ本体26をカシメ固定する。カシメ固定する際には、アダプタ28をロータ本体26にスプライン28d,26dの凹凸を合わせて装着する。そして、アダプタ28の円筒部28aの端面を適宜のカシメ治具を用いて押圧して径方向外方に突出する変形部28eをロータ本体26の内側取付部26cに接触するように形成して、ロータ本体26をアダプタ28にカシメ固定する。このようにロータ本体26をアダプタ28カシメ固定することにより、ディスクブレーキロータ組立体23の着脱が容易になる。
ディスクブレーキロータ組立体23は、上記のような構成部材26,28,29によって構成されており、図4に示すようにフロントハブ12に対して取り付けられる。取付前に、アダプタ28にロータ本体26をカシメ固定する。カシメ固定する際には、アダプタ28をロータ本体26にスプライン28d,26dの凹凸を合わせて装着する。そして、アダプタ28の円筒部28aの端面を適宜のカシメ治具を用いて押圧して径方向外方に突出する変形部28eをロータ本体26の内側取付部26cに接触するように形成して、ロータ本体26をアダプタ28にカシメ固定する。このようにロータ本体26をアダプタ28カシメ固定することにより、ディスクブレーキロータ組立体23の着脱が容易になる。
このようにロータ本体26がアダプタ28に固定されたディスクブレーキロータ組立体23をフロントハブ12に取り付ける際には、まず、ロータ本体26をカシメ固定したアダプタ28をフロントハブ12のブレーキロータ取付部34にスプライン28c,34cの凹凸を合わせて装着する。そして、アダプタ28を環状当接フランジ34bと挟み込むように、緩み止め部材29を取り付ける。緩み止め部材29の取り付けは、フロントハブ12の一端にあるブレーキロータ取付部34に形成された雌ねじ部34dに対して、緩み止め部材29の雄ねじ部29eをねじ込んで螺合させることで行われる。これにより、ディスクブレーキロータ組立体23は、環状当接フランジ34bと緩み止め部材29との間で、ブレーキロータ取付部34に回転不能な状態で固定される。
このような構成のディスクブレーキロータ組立体23では、ロータ本体26をアダプタに変形部(固定構造)28eによりカシメ固定するとともに、スプライン28d,26d(回り止め構造)により回り止めしたので、アダプタ28を変形させるという簡素な固定構造でロータ本体26をアダプタ28に固定できる。また、ロータ本体26とアダプタ28とを異なる材質とすることができ、アダプタ28の軽量化を図ることができる。さらに、アダプタをフロントハブ12から外してもアダプタ28とロータ本体26とが分解しないので、ロータ本体26が変形しにくくなる。さらにまた、アダプタ28を着脱するだけでディスクブレーキロータ組立体23をフロントハブ12から着脱できるので、ディスクブレーキロータ組立体23の着脱が容易である。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るディスクブレーキロータ組立体は、図7に示す。なお、以降の説明では先に説明した実施形態で用いた構成部材と同様の機能を有する部材については、後の実施形態の説明では同じ符号を付し、その説明を省略する場合がある。
本発明の第2実施形態に係るディスクブレーキロータ組立体は、図7に示す。なお、以降の説明では先に説明した実施形態で用いた構成部材と同様の機能を有する部材については、後の実施形態の説明では同じ符号を付し、その説明を省略する場合がある。
図7において、第2実施形態のディスクブレーキロータ組立体23は、第1実施形態とロータ本体26の固定構造が異なる。すなわち、第2実施形態では、ロータ本体26は、アダプタ28に溶接により固定されている。したがって、ロータ本体26とアダプタ28とは溶接ビード28fにより接合されている。
このような構成のディスクブレーキロータ組立体23では、ロータ本体26をアダプタに溶接により固定するとともに、スプライン28d,26d(回り止め構造)により回り止めしたので、溶接という簡素な固定構造でロータ本体26をアダプタ28に固定できる。また、ロータ本体26とアダプタ28とを異なる材質とすることができ、アダプタ28の軽量化を図ることができる。さらに、アダプタをフロントハブ12から外してもアダプタ28とロータ本体26とが分解しないので、ロータ本体26が変形しにくくなる。さらにまた、アダプタ28を着脱するだけでディスクブレーキロータ組立体23をフロントハブ12から着脱できるので、ディスクブレーキロータ組立体23の着脱が容易である。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係るディスクブレーキロータ組立体は、図8に示す。
本発明の第3実施形態に係るディスクブレーキロータ組立体は、図8に示す。
図8において、第3実施形態のディスクブレーキロータ組立体123は、上記実施形態とロータ本体126の固定構造が異なる。すなわち、第3実施形態では、アダプタ128は、鍔部128bの外側面に設けられた複数のボス部128gを有している。ボス部128gは、フロントハブ12の回転軸に平行に配置されかつ周方向に間隔を隔てて配置された丸棒状部分であり、ロータ本体126を貫通可能な長さを有している。また、ロータ本体126には、複数のボス部128gが貫通可能な複数の貫通孔126fが周方向に間隔を隔てて形成されている。ボス部128gの先端は、カシメ治具により変形されており、たとえば、丸頭ボルトの頭部の形状に貫通孔126fの周囲に拡がった変形部128eとなっている。
このディスクブレーキロータ組立体123では、ロータ本体126は、アダプタ128に対して周方向に設けられた複数のボス部128gにより固定されるとともに、回り止めされる。したがって、ロータ本体126の内周面及びアダプタ128の外周面に回り止め構造としてのたとえばスプラインが不要になる。また、ロータ本体126をアダプタ128にボス部128gにより固定するとともに回り止めしたので、カシメなどの簡素な固定構造でロータ本体126をアダプタ128に固定できる。このため、上記実施形態と同様な効果を得ることもできる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係るディスクブレーキロータ組立体は、図9に示す。
本発明の第4実施形態に係るディスクブレーキロータ組立体は、図9に示す。
図9において、第4実施形態のディスクブレーキロータ組立体223は、第3実施形態とロータ本体126の固定構造が異なり、固定部材としてのカシメピン230でロータ本体126をアダプタ228に固定している。すなわち、第4実施形態では、アダプタ228は、鍔部228bの外側面に設けられた複数のボス部228gを有している。ボス部228gは、フロントハブ12の回転軸に平行に配置されかつ周方向に間隔を隔てて配置された丸棒状部分であり、ロータ本体226の厚みより短い長さを有している。また、ロータ本体226には、複数のボス部228gを挿入可能な複数の貫通孔226fが周方向に間隔を隔てて形成されている。ボス部228gの先端には、カシメ穴228hが形成されている。カシメ穴228hには、丸頭の頭部230aと頭部230aの中心から延びる軸部230bとを有するカシメピン230が圧入されている。カシメピン230の軸部230bの直径は、カシメ穴228hの内径より大きくなっており、カシメピン230をカシメ穴228hに圧入することにより、ボス部228gが拡径して貫通孔226fに密着し、ロータ本体226がアダプタ228に固定される。
第4実施形態では、カシメピン230によりロータ本体226をアダプタ228に固定したので、ロータ本体226をアダプタ228に確実に固定できとともに、第3実施形態と同様に固定構造と回り止め構造とをボス部228gにより実現できる。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態に係るディスクブレーキロータ組立体は、図10に示す。
本発明の第5実施形態に係るディスクブレーキロータ組立体は、図10に示す。
図10において、第5実施形態のディスクブレーキロータ組立体323は、第4実施形態とロータ本体326の固定構造が異なり、固定部材としての固定ボルト330でロータ本体326をアダプタ328に固定している。すなわち、第4実施形態では、アダプタ328は、鍔部328bの外側面に設けられた複数のボス部328gを有している。ボス部328gは、フロントハブ12の回転軸に平行に配置されかつ周方向に間隔を隔てて配置された丸棒状部分であり、ロータ本体326の厚みより短い長さを有している。また、ロータ本体326には、複数のボス部328gを挿入可能な複数の貫通孔326fが周方向に間隔を隔てて形成されている。ボス部328gの先端には、ねじ穴328hが形成されている。ねじ穴328hには、丸頭の頭部330aと頭部330aの中心から延びるねじ軸部330bとを有する固定ボルト330がねじ込まれている。固定ボルト330をねじ穴328hにねじ込むことにより、頭部330aがロータ本体326を鍔部328bに向けて押圧し、ロータ本体226がアダプタ328に固定される。
第5実施形態でも、固定ボルト330によりロータ本体326をアダプタ328に固定したので、ロータ本体326をアダプタ328に確実に固定できとともに、第3及び第4実施形態と同様に固定構造と回り止め構造とをボス部328gにより実現できる。
[第6実施形態]
本発明の第6実施形態に係るディスクブレーキロータ組立体は、図11に示す。
本発明の第6実施形態に係るディスクブレーキロータ組立体は、図11に示す。
図11において、第6実施形態のディスクブレーキロータ組立体423は、上記第1〜第5実施形態とアダプタ428の動力伝達構造が異なり、アダプタ428の筒状部428aの内周面に形成された雌ねじ部428cによりアダプタ428からフロントハブ112に動力が伝達される。すなわち、第6実施形態では、フロントハブ112のブレーキロータ取付部134の筒状部134aは、雄ねじ部134cと、雄ねじ部134cに形成された環状溝134dとを備えた外周面を有している。このため、筒状部134aの長さは環状溝134dの形成分だけ上記実施形態より長くなっている。雄ねじ部134cは、ディスクブレーキロータ組立体423のアダプタ428の雌ねじ部428cに螺合する。環状溝134dには、アダプタ428を緩み止めするための弾性止め輪429が装着されている。環状溝134dは、アダプタ428の厚み分に環状当接フランジ134bの当接面から離れた位置に弾性止め輪429がアダプタ428に接触して装着されるように形成されている。
アダプタ428は、鍔部428bにフロントハブ12の回転軸に平行に配置されかつ周方向に間隔を隔てて形成された複数の貫通孔428iを有している。また、ロータ本体326には、複数の貫通孔428iに対向可能な複数の貫通孔426fが周方向に間隔を隔てて形成されている。この2つの貫通孔428i,426fを貫通してリベットピン430が挿入されている。リベットピン430は、両端がカシメ工具により丸頭ボルトの頭部のような形状に大径に変形されている。
第6実施形態では、ねじによりアダプタ428からフロントハブ112に動力を伝達しているので、動力伝達構造がスプライン構造に比べて簡素になり、加工しやすくなる。また、ねじの緩み止めを弾性止め輪429により行っているので、緩み止めの構造も簡素である。
[第7実施形態]
本発明の第7実施形態に係るディスクブレーキロータ組立体は、図12に示す。
本発明の第7実施形態に係るディスクブレーキロータ組立体は、図12に示す。
図12において、第7実施形態のディスクブレーキロータ組立体423は、上記第6実施形態とアダプタ428の緩み止めの構造が異なり、緩み止め部材29が第1〜第5実施形態と同様な構造となっている。したがって、弾性止め輪を装着するための環状溝がフロントハブ212のブレーキロータ取付部234の筒状部234aの外周面に形成されていないとともに、筒状部234aの内周面に雌ねじ部234dが形成されている。また、アダプタ428の筒状部428aの内周面に形成された雌ねじ部428cによりアダプタ428からフロントハブ212に動力が伝達される。すなわち、第7実施形態では、フロントハブ212のブレーキロータ取付部234の筒状部234aは、雄ねじ部234cを備えた外周面を有し、雌ねじ部234dを備えた内周面を有している。雄ねじ部234cは、ディスクブレーキロータ組立体423のアダプタ428の雌ねじ部428cに螺合する。雌ねじ部234dは、緩み止め部材29の雄ねじ部29eに螺合する。緩み止め部材29は、上記第1〜第5実施形態と同様な構造である。ただし、雄ねじ部234cは右ねじ(時計回りに回すと締まるねじ)であり、雌ねじ部234d左ねじ(反時計回りに回すと締まるネジ)である。したがって、通常のブレーキ作動時には、アダプタ428がはフロントハブ212に対して締まり方向に相対回転して緩むことがない。しかも、坂道などで止まってバックしたときのブレーキ作動時にも、アダプタ428がフロントハブ212に対して緩み方向に相対回転しようとしても緩み止め部材29が締まり方向に相対回転するので、アダプタ428が緩みにくくなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
[他の実施形態]
(a)上記第6及び第7実施形態では、ロータ本体426とアダプタ428との固定構造及び回り止め構造をリベットピン430に構成したが、上記第1〜第5実施形態のように構成してもよい。
(a)上記第6及び第7実施形態では、ロータ本体426とアダプタ428との固定構造及び回り止め構造をリベットピン430に構成したが、上記第1〜第5実施形態のように構成してもよい。
(b)上記実施形態では、ディスクブレーキロータ組立体23がフロントハブ12と装着されている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなくリアハブ12’に装着されていてもよい。
10 自転車
12,112,212 フロントハブ(自転車のハブ)
12’ リアディスクブレーキハブ(自転車のハブ)
20,20’ フロント及びリアディスクブレーキ装置
23,123,223,323,423 ディスクブレーキロータ組立体
26,126,226,326,426 ロータ本体
28,128,228,328,428 アダプタ
28c 内周スプライン(動力伝達構造)
28d 外周スプライン
29 緩み止め部材
34d,234d 雌ねじ部(第2雌ねじ部)
128g,228g,328g ボス部
230 カシメピン(固定部材)
330 固定ボルト(固定部材)
430 カシメピン
428c 雌ねじ部(動力伝達構造)
429 弾性止め輪
12,112,212 フロントハブ(自転車のハブ)
12’ リアディスクブレーキハブ(自転車のハブ)
20,20’ フロント及びリアディスクブレーキ装置
23,123,223,323,423 ディスクブレーキロータ組立体
26,126,226,326,426 ロータ本体
28,128,228,328,428 アダプタ
28c 内周スプライン(動力伝達構造)
28d 外周スプライン
29 緩み止め部材
34d,234d 雌ねじ部(第2雌ねじ部)
128g,228g,328g ボス部
230 カシメピン(固定部材)
330 固定ボルト(固定部材)
430 カシメピン
428c 雌ねじ部(動力伝達構造)
429 弾性止め輪
Claims (17)
- 自転車のハブに装着され自転車のフレームに装着されたキャリパに挟持される自転車用ディスクブレーキロータ組立体であって、
前記キャリパに挟持される制動面を有するリング板状のロータ本体と、
前記ロータ本体を固定するための固定構造と前記ロータ本体を回り止めする回り止め構造とを外側に有し、前記ロータ本体に作用する制動力を前記ハブの外周面に伝達する動力伝達構造を内側に有し前記ハブに装着されるアダプタと、
を備えた自転車用ディスクブレーキロータ組立体。 - 前記動力伝達構造は、前記ハブの外周面に形成された雄ねじ部に螺合する第1雌ねじ部を有する、請求項1に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。
- 前記雄ねじ部には環状溝が形成され、
前記アダプタを緩み止めするために前記環状溝に装着される止め輪をさらに有する、請求項2に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。 - 前記動力伝達構造は、前記ハブの外周面に回転不能に装着されるスプラインを有する、請求項1に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。
- 前記ハブの内周面には、第2雌ねじ部が形成されており、
前記第2雌ねじ部に螺合して前記アダプタを緩み止めするための緩み止め部材をさらに備える、請求項2又は4に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。 - 前記第2雌ねじ部は、前記第1雌ねじ部と逆方向のねじである、請求項5に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。
- 前記ロータ本体と前記アダプタとを貫通するカシメピンにより、前記ロータ本体は前記アダプタに固定されている、請求項2,3,5及び6のいずれか1項に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。
- 前記ロータ本体は、前記アダプタを変形させるカシメ固定により前記アダプタに固定されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。
- 前記ロータ本体は、溶接により前記アダプタに固定されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。
用ディスクブレーキロータ組立体。 - 自転車のハブに装着され自転車のフレームに装着されたキャリパに挟持される自転車用ディスクブレーキロータ組立体であって、
前記キャリパに挟持される制動面を有するロータ本体と、
前記ロータ本体を固定するための周方向に間隔を隔てて形成された複数のボス部を外側に有し、前記ロータ本体に作用する制動力を前記ハブの外周面に伝達する動力伝達構造を内側に有し、前記ハブに装着されるアダプタと、
を備えた自転車用ディスクブレーキロータ組立体。 - 前記ボス部の先端には穴部が形成されており、
前記穴部に固定されて前記ロータ本体を前記アダプタに固定する固定部材をさらに備える、請求項10に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。 - 前記ロータ本体は、前記ボス部の先端を変形させるカシメ固定により前記アダプタに固定されている、請求項10に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。
- 前記動力伝達構造は、前記ハブの外周面に形成された雄ねじ部に螺合する第1雌ねじ部を有する、請求項10から12のいずれか1項に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。
- 前記雄ねじ部には環状溝が形成され、
前記アダプタを緩み止めするために前記環状溝に装着される止め輪をさらに有する、請求項13に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。 - 前記動力伝達構造は、前記ハブの外周面に回転不能に装着されるスプラインを有する、請求項10から12のいずれか1項に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。
- 前記ハブの内周面には、第2雌ねじ部が形成されており、
前記第2雌ねじ部に螺合して前記アダプタを緩み止めするための緩み止め部材をさらに備える、請求項13又は15に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。 - 前記第2雌ねじ部は、前記第1雌ねじ部と逆方向のねじである、請求項16に記載の自転車用ディスクブレーキロータ組立体。
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