JP4753785B2 - ハニカム構造体 - Google Patents
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Description
なお、上記熱エージングとは、触媒担体として使用する際の熱に起因する熱エージング及び熱による加速試験等を行った際の熱エージングの両方を意味する。
さらに、上述したように自動車用に用いる場合、設置するためのスペースは非常に限られたものである。そのため、単位体積当たりの担体の比表面積を上げるためにセル壁を薄くする等の手段を用いるが、そうすることにより、基材の強度はいっそう弱いものとなった。また、アルミナ等は、熱膨張率が大きいこともあり、焼成(仮焼)時、および使用時に熱応力によって容易にクラックが生じてしまう。これらを考えると、自動車用として利用した場合、使用時に急激な温度変化による熱応力や大きな振動等の外力が加わるため、容易に破損し、ハニカム構造体としての形状を留めることができず、触媒担体としての機能を果たすことができないといった問題があった。
次に、長手方向に垂直な断面が長円形状になるように切削を行うが、その際、上記断面におけるハニカムユニット間のシール材層が、断面の輪郭を構成する形状の長軸に対して垂直又は平行な長円が形成されるように切削を行い、最後に外周のシール材層を形成し、乾燥することによりハニカムフィルタの製造を終了する。
このような形状のハニカム構造体を内燃機関の排気管に設置した際には、短軸方向に熱応力が集中しやすくなり、外周に形成されたコート層としてのシール材層とハニカムユニット同士を接着する接着層としてのシール材層との継ぎ目の部分がダメージを受けやすく、クラックが入ったり、接着強度が低下したりしてしまうという問題があった。
上記ハニカムユニットは、無機粒子と無機繊維及び/又はウィスカを含んでなり、
長手方向に垂直な断面におけるハニカムユニット間のシール材層が、断面の輪郭を構成する形状の長軸に対して斜め方向に形成されていることを特徴とする。
また、上記ハニカム構造体では、長手方向に垂直な断面におけるハニカムユニット間のシール材層と、断面の輪郭を構成する形状(外周形状)の長軸とがなす角度の小さい方が5〜85°の範囲内にあることが望ましい。
上記無機バインダは、アルミナゾル、シリカゾル、チタニアゾル、水ガラス、セピオライト及びアタパルジャイトからなる群から選択された少なくとも一種であることが望ましい。
また、上記ハニカム構造体は、車両の排ガス浄化に用いるものであることが望ましい。
上記ハニカムユニットは、無機粒子と無機繊維及び/又はウィスカを含んでなり、
長手方向に垂直な断面におけるハニカムユニット間のシール材層が、断面の輪郭を構成する形状の長軸に対して斜め方向に形成されていることを特徴とする。
なお、ハニカムユニット20は、図示していないが、そのセル壁に、排ガスを浄化するための触媒が担持されている。上記触媒については後述する。
昇温の際等には、シール材層(接着材層)101とシール材層(コート層)102との間に応力が発生するが、その応力はシール材層(コート層)102に対して垂直に作用し、かつ、両者の接触面積も小さいので、さらにその力が大きくなり、シール材層(コート層)102が破壊されやすくなる(図7参照)。
長手方向に垂直な断面におけるハニカムユニット間のシール材層11と、外周形状の長軸とがなす角度が5°未満であるか、85°を超えると、垂直である場合との差が殆どなく、シール材層が熱衝撃等によりダメージを受けやすい。
5cm2未満では、複数個のハニカムユニットを接合するシール材層(接着材層)の断面積が大きくなるため、触媒を担持する比表面積が相対的に小さくなるとともに、圧力損失が相対的に大きくなってしまうことがあり、断面積が50cm2を超えると、ハニカムユニットの大きさが大きすぎ、それぞれのハニカムユニットに発生する熱応力を十分に抑えることができないことがある。
これに対し、上記ハニカムユニットの長手方向に垂直な断面の面積が5〜50cm2であると、上記断面積が小さいので、昇温時等においても、真中付近と周辺部との温度差が余り大きくならず、熱応力が余り大きくならず、熱衝撃に強い。
加えて、ハニカムユニットの単位面積あたりの比表面積を、大きく保つことができ、触媒成分を高分散させることが可能となるとともに、熱衝撃や振動などの外力が加わってもハニカム構造体としての形状を保持することができる。
なお、単位体積あたりの比表面積は、後述の式(1)によって求めることができる。
このように無機粒子と、無機繊維及び/又はウィスカとを含んでなる上記ハニカム構造体では、無機粒子によって比表面積が大きくなり、無機繊維及び/又はウィスカによって多孔質セラミックの強度が向上することとなる。
また、これらのなかでは、アルミナ粒子が特に望ましい。
これらの無機繊維やウィスカは、単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
なお、上記無機繊維や上記ウィスカのアスペクト比は、該アスペクト比に分布があるときには、その平均値である。
一方、望ましい上限は97重量%であり、より望ましい上限は90重量%であり、さらに望ましい上限は80重量%であり、特に望ましい上限は75重量%である。
無機粒子の含有量が30重量%未満では、比表面積の向上に寄与する無機粒子の量が相対的に少なくなるため、ハニカム構造体としての比表面積が小さく、触媒成分を担持する際に触媒成分を高分散させることができなくなる場合がある。一方、97重量%を超えると強度向上に寄与する無機繊維及び/又はウィスカの量が相対的に少なくなるため、ハニカム構造体の強度が低下することとなる。
無機繊維及び/又は上記ウィスカの合計量が3重量%未満ではハニカム構造体の強度が低下することとなり、50重量%を超えると比表面積の向上に寄与する無機粒子の量が相対的に少なくなるため、ハニカム構造体としての比表面積が小さく、触媒成分を担持する際に触媒成分を高分散させることができなくなる場合がある。
このように無機バインダを含む混合物を用いることにより、生成形体を焼成する温度を低くしても十分な強度の多孔質セラミックを得ることができる。
これらのなかでは、アルミナゾル、シリカゾル、チタニアゾル、水ガラス、セピオライト及びアタパルジャイトからなる群から選択された少なくとも一種が望ましい。
これらは単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
上記無機バインダの含有量が50重量%を超えると成型性が悪くなる。
なお、ハニカム構造体10において、シール材層11とシール材層12とは、同じ材料からなるものであってもよく、異なる材料からなるものであってもよい。さらに、シール材層11及びシール材層12が同じ材料からなるものである場合、その材料の配合比は同じであってもよく、異なっていてもよい。
シール材層(接着材層)の厚さが0.5mm未満では、充分な接着強度を確保することができない場合があり、一方、シール材層の厚さが2mmを超えると、ハニカム構造体の単位体積あたりの比表面積が小さくなり、触媒成分を分散させた際に、充分に高分散させることができない場合がある。さらに、シール材層の厚さが2mmを超えると、圧力損失が大きくなることもある。
さらに、上記シール材ペーストには、必要に応じて酸化物系セラミックを成分とする微小中空球体であるバルーンや、球状アクリル粒子、グラファイト等の造孔剤を添加してもよい。
上記バルーンとしては特に限定されず、例えば、アルミナバルーン、ガラスマイクロバルーン、シラスバルーン、フライアッシュバルーン(FAバルーン)、ムライトバルーン等を挙げることができる。これらのなかでは、アルミナバルーンが望ましい。
85%未満では、シール材層の断面積が占める割合が大きくなり、ハニカムユニットの総断面積が減るので、触媒を担持する比表面積が相対的に小さくなるとともに、圧力損失が相対的に大きくなってしまうからである。
また、90%以上では、より圧力損失を小さくすることができる。
なお、本発明のハニカム構造体の「断面が扁平形状」について、断面とは、ハニカム構造体の長手方向に垂直な断面をいう。また、扁平形状は、長円形状や楕円形状以外に、図4や図5に示すような、長軸を有し、線対称をなす形状等も含むものとする。
このような触媒が担持されていることで、ハニカム構造体10は、排ガスに含有されるCO、HC及びNOx等を浄化するための触媒コンバータとして機能する。
これらは単独で用いても良いし、2種以上併用してもよい。
まず、無機粒子と無機繊維及び/又はウィスカとを含む原料ペーストを用いて押出成形を行い、四角柱形状のセラミック成形体を作製する。
上記原料ペーストの調製は、各種配合物をアトライター等で混合し、ニーダー等で充分に混練すること等により行う。
これらは単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
上記有機バインダの配合量は、上記無機粒子、上記無機繊維、上記ウィスカ及び上記無機バインダの合計、100重量部に対して、1〜10重量部が望ましい。
上記成形助剤としては特に限定されず、例えば、エチレングリコール、デキストリン、脂肪酸、脂肪酸石鹸、ポリアルコール等を挙げることができる。
その後、上記セラミック乾燥体に対して、所定の条件で脱脂、焼成を行うことにより、少なくとも、無機粒子と、無機繊維及び/又はウィスカとを含み、その全体が一の焼結体から構成されたハニカムユニット20を製造することができる。
上記セラミック乾燥体の脱脂は、例えば、400℃、2時間の条件で行う。これにより、上記有機バインダ等の大部分が揮散するとともに、分解、消失する。
焼成温度が600℃未満では、セラミック粒子など焼結が進行せず、ハニカム構造体としての強度が低くなる場合があり、1200℃を超えると、セラミック粒子などの焼結が進行しすぎて単位体積あたりの比表面積が小さくなり、触媒を担持させた際に、触媒成分を充分に高分散させることができなくなる場合があるからである。
なお、より望ましい焼成温度は、600〜1000℃である。
なお、上記シール材ペーストを構成する材料としては、既に説明しているのでここではその説明を省略する。
次に、ダイヤモンドカッター等を用い、ハニカムユニット20がシール材層11を介して複数個接着されたハニカムユニット集合体を、長手方向に垂直な断面におけるハニカムユニット20間のシール材層11が、断面の輪郭を構成する形状の長軸に対して斜め方向になるように切削加工を施し、扁平形状のハニカムブロック15を作製する。
図6は、本発明のハニカム構造体が設置された車両の排ガス浄化装置の一例を模式的に示した断面図である。
また、図6において、ハニカム構造体80は、図1に示したハニカム構造体10であってもよく、図3〜5に示したハニカム構造体30、40、50であってもよい。ただし、ケーシングは、それぞれの形に合うような形状とする必要がある。
なお、図示していないが、ハニカム構造体のセル壁には、上述した触媒が担持してある。
前側に設置された場合は、本発明のハニカム構造体が、発熱を伴う反応を示した場合において、後側のDPFに伝わり、DPFの再生時の昇温を促進させることができる。
また、後側に設置された場合は、排ガス中のPMがDPFによりろ過され、本発明のハニカム構造体のセルを通過するため、目詰まりを起こしにくく、更に、DPFにてPMを燃焼する際に不完全燃焼により発生したガス成分についても本発明のハニカム構造体を用いて処理することができるためである。
γアルミナ粒子(平均粒径2μm)40重量%、シリカ−アルミナ繊維(平均繊維径10μm、平均繊維長100μm、アスペクト比10)10重量%、シリカゾル(固体濃度30重量%)50重量%を混合し、得られた混合物100重量部に対して有機バインダとしてメチルセルロース6重量部、可塑剤及び潤滑剤を少量加えて更に混合・混練して混合組成物を得た。
次に、この混合組成物を用いて押出成形を行い、図2(a)に示した端面形状と略同様の端面形状の生成形体を作製した。
上記ハニカムユニットの断面積を表1に示す。表1に示すように、上記ハニカムユニットの断面積は、11.8cm2であった。
また、このハニカムユニットのセル壁の電子顕微鏡(SEM)写真を図9に示す。
このとき、ハニカムユニット20を接着するシール材層11の厚さが1.0mmとなるように調整した。
なお、このハニカムユニットの断面積は、最大で11.8cm2となっていた。
すなわち、まず、ハニカムユニット及びシール材層の体積を実測し、ハニカム構造体の体積に対しハニカムユニットが占める割合A(体積%)を計算した。次に、ハニカムユニットの単位重量あたりのBET比表面積B(m2/g)を測定した。BET比表面積は、BET測定装置(島津製作所社製、MicromeriticsフローソーブII−2300)を用いて、日本工業規格で定められるJIS−R−1626(1996)に準じて1点法により測定した。測定には、円柱形状の小片(直径15mm×高さ15mm)に切り出したサンプルを用いた。
そして、ハニカムユニットの見かけ密度C(g/L)をハニカムユニットの重量と外形の体積から計算し、ハニカム構造体の比表面積S(m2/L)を、次式(1)から求めた。なお、ここでのハニカム構造体の比表面積は、ハニカム構造体の見かけ体積あたりの比表面積のことをいう。
S(m2/L)=(A/100)×B×C・・・(1)
長手方向に垂直な断面におけるハニカムユニット間のシール材層(接着材層)と、断面の輪郭を構成する形状の長軸とがなす角度、及び、ハニカムユニットの長さ方向に垂直な最大断面積を表1に示す値にしたほかは、実施例1と同様にしてハニカム構造体10を製造した。
端面の輪郭を図3に示す楕円形とするとともに、長手方向に垂直な断面におけるハニカムユニット間のシール材層(接着材層)と、断面の輪郭を構成する形状の長軸とがなす角度、及び、ハニカムユニットの長さ方向に垂直な最大断面積を表1に示す値にしたほかは、実施例1と同様にしてハニカム構造体30を製造した。
端面の輪郭を図4に示す略三角形状とするとともに、長手方向に垂直な断面におけるハニカムユニット間のシール材層(接着材層)と、断面の輪郭を構成する形状の長軸とがなす角度、及び、ハニカムユニットの長さ方向に垂直な最大断面積を表1に示す値にしたほかは、実施例1と同様にしてハニカム構造体40を製造した。
ハニカムユニットの長さ方向に垂直な最大断面積を表1に示す値に変更したほかは、実施例1と同様にしてハニカム構造体10を製造した。ちなみに、用いたハニカムユニットの長さ方向に垂直な断面の寸法は、実施例22では2.24×2.24cm、実施例23では7.10×7.10cm、参考例1では2.0×2.0cm、参考例2では7.41×7.41cmであった。
実施例、比較例及び参考例で製造したハニカム構造体について、下記の方法により、熱衝撃・振動繰返し試験と圧力損失の測定とを行った。
[熱衝撃・振動繰返し試験]
熱衝撃試験は、アルミナ繊維からなる断熱材のアルミナマット(三菱化学製マフテック、厚さ6mm)をハニカム構造体の外周面に巻き金属ケーシング321に入れた状態で600℃に設定された焼成炉に投入し、10分間加熱し、焼成炉から取り出し室温まで急冷した。次に、ハニカム構造体をこの金属ケーシングに入れたまま振動試験を行った。図10(a)に振動試験に用いた振動装置320の正面図を、図10(b)に振動装置320の側面図を示す。ハニカム構造体を入れた金属ケーシング321を台座322の上に置き、略U字状の固定具323をネジ324によって締めて金属ケーシング321を固定した。すると、金属ケーシング321は、台座322と固定具323と一体となった状態で振動可能となる。振動試験は、周波数160Hz、加速度30G、振幅0.58mm、保持時間10hr、室温、振動方向Z軸方向(上下)の条件で行った。この熱衝撃試験と振動試験とを交互にそれぞれ10回繰り返し、試験前のハニカム構造体の重量T0と試験後の重量Tiを測定し、次式(2)を用いて重量減少率Gを求めた。
G(重量%)=100×(T0−Ti)/T0・・・(2)
なお、本試験では、金属ケーシングとして、その形状が各ハニカム構造体の形状に対応したものを使用した。
圧力損失測定装置340を図11に示す。測定方法は、2Lのコモンレール式ディーゼルエンジンの排気管にアルミナマットを巻いたハニカム構造体を金属ケーシングにいれて配置し、ハニカム構造体の前後に圧力計を取り付けた。なお、測定条件は、エンジン回転数を1500rpm、トルク50Nmに設定し、運転開始から5分後の差圧を測定した。
また、ハニカムユニットの断面積が5cm2未満(4cm2)である参考例1に係るハニカム構造体は、実施例に係るハニカム構造体と比べて、圧力損失が高くなった。また、ハニカムユニットの断面積が50cm2を超える(55cm2)参考例2に係るハニカム構造体は、シール材層が斜めに形成されているもの、他の実施例に係るハニカム構造体に比べて、熱衝撃や振動に対する耐久性が劣っていた。これは、1つのハニカムユニットが大きすぎるため、ハニカムユニットに掛かる熱衝撃を充分に緩和することができなかったためと考えられる。
また、本実施例に係るハニカム構造体では、高い比表面積を確保することができている。
11、31、41、51 シール材層
12、32、42、52 シール材層
33、43、53 ハニカムユニット
15 ハニカムブロック
20 ハニカムユニット
21 セル
23 セル壁
Claims (9)
- 多数のセルがセル壁を隔てて長手方向に並設されたハニカムユニットが、シール材層を介して複数個接着された断面が扁平形状のハニカムブロックの外周部にシール材層が設けられたハニカム構造体であって、
前記多数のセルは、端部が封止されていない貫通孔であり、
前記ハニカムユニットは、無機粒子と無機繊維及び/又はウィスカを含んでなり、
前記ハニカムユニットは、前記無機粒子と、前記無機繊維及び/又はウィスカとを含む材料を600〜1200℃で焼成されてなり、
前記無機粒子は、アルミナ、シリカ、ジルコニア、チタニア、セリア、ムライト及びゼオライトからなる群から選ばれた少なくとも1種であり、
前記ハニカムユニットの長手方向に垂直な断面の面積が5〜50cm 2 であり、
長手方向に垂直な断面におけるハニカムユニット間のシール材層が、断面の輪郭を構成する形状の長軸に対して斜め方向に形成されていることを特徴とするハニカム構造体。 - 長手方向に垂直な断面におけるハニカムユニット間のシール材層と、断面の輪郭を構成する形状の長軸とがなす角度の小さい方が5〜85°の範囲内にある請求項1記載のハニカム構造体。
- 長手方向に垂直な断面における断面積に対して、前記ハニカムユニットの長手方向に垂直な断面における断面積の総和が占める割合は、85%以上である請求項1又は2に記載のハニカム構造体。
- 前記無機粒子は、γ−アルミナ粒子である請求項1〜3のいずれか記載のハニカム構造体。
- 前記無機繊維及び/又はウィスカは、アルミナ、シリカ、炭化珪素、シリカ−アルミナ、ガラス、チタン酸カリウム及びホウ酸アルミニウムからなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1〜4のいずれかに記載のハニカム構造体。
- 前記ハニカムユニットは、前記無機粒子と前記無機繊維及び/又はウィスカと無機バインダとを含む混合物を用いて製造されており、
前記無機バインダは、アルミナゾル、シリカゾル、チタニアゾル、水ガラス、セピオライト及びアタパルジャイトからなる群から選択された少なくとも一種である請求項1〜5のいずれかに記載のハニカム構造体。 - 触媒が担持されている請求項1〜6のいずれかに記載のハニカム構造体。
- 前記触媒は、貴金属、アルカリ金属、アルカリ土類金属、及び、酸化物からなる群から選択された少なくとも1種を含む請求項7に記載のハニカム構造体。
- 車両の排ガス浄化に用いる請求項1〜8のいずれかに記載のハニカム構造体。
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KR100723851B1 (ko) | 허니컴 구조체 | |
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